歌発声中級(3/6)                        《音楽系》

3月6日(木)歌発声中級

講座テーマ「試演会」

[Ⅰ]各自ストレッチ 

[Ⅱ]ピアノあわせ

[Ⅲ]試演会
 ①Aさん "Se tu m'ami" "Già il sole dal Gange"
 ②Bさん "Caro laccio" "Già il sole dal Gange"
 ③Cさん "Già il sole dal Gange" "Caro laccio"
 ④Dさん "Già il sole dal Gange" "Se tu m'ami"
 ⑤Eさん "Già il sole dal Gange" "Se tu m'ami"
 ⑥Fさん "Già il sole dal Gange" "Se tu m'ami"

[Ⅳ]講評
 ①Aさん
 磯貝塾長:顎を動かすと喉が動いてしまう。その点について、自分を知る必要
      がある。声帯が荒れてきている→声がザラザラしている。少しずつで良
      いので、いろいろなことをやる。喋り方を大改革していく。
 森下講師:肩、背中が語りすぎている。[d]→[n]、[B]→[m]に聞こえるので注
      意。声のつやが出てきた。
 ②Bさん
 森下講師:チャーミングな世界を持っている。響きが口にある。開けて、前に
      出てくると良くなる。
 磯貝塾長:声質が良いのに聞かせない。息が低いのも原因のひとつ。日常と
      の切り替えをする。背中、腰の使い方を覚える。なんとなく歌っている
      だけでは上手くならない。
 ③Cさん
 磯貝塾長:首と喉の力を抜いてffからppまで出せること。共鳴が変わる
      (息むら)。自分の問題と外側の問題を混ぜない。自分の問題は自分
      がやっていると思わないこと(悪魔がしている。自分で悪魔祓いをする)
 森下講師:シューマンをやって良かった。音楽が丁寧になった。響きを探して
      いる間はそこには行けない。背骨、腰、下半身が歌う姿勢になって
      いない。
 ④Dさん
 森下講師:喉が降りていない。身体は楽器。楽譜は正確に覚える。
 磯貝塾長:楽しんでいない。自分ではやってはいけないと思わないこと。
      若さの特権がある。おもしろかったことを5つ、良かったことを5つ、
      毎日書くこと。
 ⑤Eさん
 磯貝塾長:喉の位置の問題。音楽に対して悪魔が住みやすい状態である。人
      にどうにかしてもらうことではない。自分のことだから自分でする。
      (悪魔祓い)
 森下講師:しっかり暗譜をする。自分の精神状態の悪いまま出てきた。
      そういうときほど、丁寧に歌ってほしい。
 ⑥Fさん
 森下講師:中低声が安定してきている。息の使い方、鼻の使い方はもう少しす
      ると良くなる。どういう音楽をしたいか見えてこなかった。下がしっかり
      降りていないと上は開かない。丁寧。
 磯貝塾長:高い音は高いという考えを捨てる。下のない高い響きは高声ではな
      い。ちゃんとした胸声を覚える。胸声は絶対鼻にかかっていないとだ
      め。笛の訓練と歌の歌い方は違う。

 <総評>
 ・今までやってきているのに変わらないのは、自分の責任である。音楽をやる
  限り責任がある。音楽に対する概念が変わって笛が変わる。自分で内側を
  研究することではない。講師は助けることはできるが、自分のことは自分で
  やる。
 ・発声練習をしていない。
 ・全員、自分の持っているものを伝えているのに必死になっていない。
 ・聴く作業を来期は行う。

◆本日の磯貝語録
 ・音楽である限り許せないことがある。

 解説:音楽をするとは、音楽を自分化して崩してしまうことではない。そういう自
    由はない。音楽をするとは、音楽に必要なことすべてをやろうとするとき
    に、音楽が生きる。自分の勝手で音楽を殺すこと。それは許されない。音
    楽の神は寛容なので許してはくれるが…。
◆本日の感想
 歌の演奏中に、どうしようかな、あれちがっちゃったな、とか思っている限り
 良い歌にならないことを実感しました。歌が少し難しくなると、いろいろ考え
 ないとうまく行きません。でも、考えていると歌になりません…ウーン、難しい!!  

歌発声中級(2/21)                        《音楽系》

2月21日(木)歌発声中級

講座テーマ「イタリアの歌④」

[Ⅰ]各自ストレッチ

[Ⅱ]テキストを歌う
 ①Caro laccio
  ・[r]は、上あごに舌をつけてしっかりとはじく
  ・口が遅い。口をはやく用意する。ことばで歌う。
  ・低声 腰から足に向かって体重をかける。
  ・ひざを抜く。
 ②Se tu m'ami
  ・[n]鼻にもっていく
  ・ひとりずつ 首から背骨に響かせる。どこの響きから歌い出すのかが重要。
  ・響きの位置を落とさないこと。音の上下動をなくす。
 ③Già il sole dal Gange
  ・鼻から吸い込むように歌うと、口は開放され言葉さばきに使い易くなる。
  ・語尾を強くしすぎない。高音を重くしない。
  ・低声 磯貝先生の足をさわり、足の使い方をチェックする。
   漕ぐように。足首の前に乗せる。
 ◎試演会 
  ・Già il sole dal Gange(全員共通)  
  ・2曲のうちの1曲を選択

[Ⅲ]試演会の曲を歌う
 ①Caro laccio
  中声:Aさん、Bさん、Cさん
 ②Se tu m'ami
  高声:Dさん、Eさん、Fさん、Gさん、Hさん、Iさん
 ※課題曲と選択曲の歌順番を決める

[Ⅳ]試演会  ※次回、欠席者のみ試演会を行う
 1)ピアノあわせ
 2)試演会
  Iさん:Se tu m'ami、 Già il sole dal Gange
Hさん:Già il sole dal Gange、Se tu m'ami

◆本日の磯貝語録
 どこの響きから歌いだすのか?それが重要である。

◆本日の感想
 「自分の思い込みで声を出さない」と以前言われましたが、今も気がつくと、
 やはりやりたいようにやっている、と実感しました。これが直らないと、前には
 進めませんよね。

歌発声中級(2/7)                        《音楽系》

2月7日(木)歌発声中級

講座テーマ「イタリアの歌③」

[Ⅰ]各自ストレッチ 

[Ⅱ]テキストを歌う
①Se tu m'ami
 ・息を流す。胸に息をためすぎない。
 ・息を流して、音楽の作りを変えていく(そういう時代の曲である)。
 ・2拍子で歌う。文章として歌にのる。
 ・高い音へ移動する前に、高い音のポジションに置いておく。
 ・non 否定の言葉を強めに言う。

②Caro laccio, dolce nodo
 ・古典は1拍目に向かって作る。
 ・中声域の音が多いので、口歌いにならないように注意する。
  a)ハミングで歌う 喉は降ろしてハミングする
  b)母音で歌う 休符で休まない
  c)歌詞で歌う
  [o]の構音点は懸雍垂の付け根。鼻中隔の高さ
   ex)no do no do・・・・・
    顎を動かさない
  d)低声で歌う
   胸に声をのせる。
   ※中声はやさしい声で歌う

 <イタリアンソングについて>
  パリゾッティが編纂した。原曲からパリゾッティが編曲し、原曲に
  ないことも書かれている。

③Già il sole dal Gange
 スタッカートははずむ。アクセントはテヌートアクセントと思って歌う。
 a)高声で歌う
  Allegro giusto 早く、適切に
  歌うときは、歌い手が指揮になる。
  中心線をくずさないで歌う。

 b)低声で歌う
  歌詞を読む
  下肢に付加をかけて歌う
  四股踏みの姿勢で歌う

◆本日の磯貝語録
 譜面からはなれた人が勝ち。少しでも早く歌唱の状態になること。

◆本日の感想
 全曲、全調通してのレッスンであった。Già il sole dal Gangeは、パバロッティ
 氏を思い出します。微動だにせず、白いハンカチを持って歌っていました。

歌発声中級(1/24)                        《音楽系》

1月24日(木)歌発声中級

講座テーマ「イタリアの歌②」

◎ストレッチ課題
 稽古場でないとできない個人的ストレッチを各自考える。

Ⅰストレッチ
 各自

Ⅱテキストを歌う1
 声出し及び各自譜面(テキスト)のセッティング
①Caro laccio(高・中声~低声)
 Aさん、Bさんは低声、ほかの人は中声
②Già il sole dal Gange(高声~中声~低声)
 高声:Cさん、Dさん、Eさん、Fさん、Gさん、Hさん(B dur)
 低声:Aさん、Bさん(F dur)
③Se tu m'ami(高声)

Ⅲテキストを歌う2
◎イタリア語の歌で大切なことは、こめかみの響きを逃がさないこと。こめかみか
 ら前と後ろの響きがある。この位置より下げない。目頭の上を緊張させているこ
 と。鼻腔があくようになる。

①Caro laccio
 ・中声で歌う。
 ・下顎を張り、喉頭をあける。
 ・鼻の入口を左右に張り、鼻腔をあける。
 ・一人ずつチェック。
  軟口蓋の上(鼻腔奥部)にいつも響きがある事が重要。
 (軟口蓋の下(口腔天井部)が鳴ることも大切であるが、軟口蓋の上が鳴らな
 いとマスクが響かない)
 Aさん:肩甲骨とマスクをつなげる。
 Gさん:首の骨を意識して縮める
 Cさん:歌いたいところに向って歌わない。声帯で鳴った音を舌骨の後方で
     感じる。
 ・舌骨と下奥歯の根元を近づける。

②Già il sole dal Gange
 ・「ラ」で歌う。
 ・一人ずつ歌う。軟口蓋が垂れずに張ること。あくびの状態に近づく。
   低音チームはチェストを覚える。
 ・曲にあった声を作る
  鳴りと響きの問題である。それらを正確につくる。
  きちんと聴くこと。響きを聴く。

<日本語カタ仮名での発唱>
 一般的に、カタカナは口腔主体の発声をする。特に、咽頭腔より前の前口腔
 (上顎骨、前舌面)で構音するので、イギリスもきりぎりすも同じ音の発音をする。
 外国語を歌うとき、カタカナをふり、それを読みながら歌うと、およそ外国語音
 にはならず、勿論日本語音ともならない。外国語をカタ仮名で表記すると、何
 となくそのつづりを思い出し意味をとらえる。少なくとも、カタ仮名からその音
 (本来の)は想起できず。日本式な意味しか考えられなくなる。

◆本日の磯貝語録
 歌の声の訓練は、その歌が必要とする声(特に質)を獲得すること。必要とす
 る事は、言語(音と意味)と譜面から見つけ出せる。

◆本日の感想
 軟口蓋の上の響き、おでこの響きがあると、声が軽く前に飛んでいくのがわか
 る。こうも音が変わるものかとびっくりした。知らぬと知っているでは大違いの
 世界だ。

歌発声中級(1/10)                        《音楽系》

1月10日(木)歌発声中級

講座テーマ「イタリアの歌①」

Ⅰストレッチ
 ①全員でストレッチ(担当Aさん)
  ・腕のストレッチ、肩甲骨を広げる、猫のポーズ
  ・背面(足から背中まで)を伸ばす
  ・側腹を伸ばす。体を回しながら側腹を伸ばす(背中を使う)
  ・股関節と足首のストレッチ
 ②ストレッチ その2(森下講師)
  ・腹筋には力を入れるが、腸には力を入れない。
  ・足踏み。足の裏から歌い手の楽器は始まる。
   丹田、みぞおち、声帯、人中…を確認(意識)する。

Ⅱ声だし
 ①ハミング
  ・軽くあくびをして、唇を閉じた状態でやる。
  ・ブレスは息の音がしないようにする。
 ②Me-Ma
  口を鳴らさない。
  高音発声:声帯を薄く合わせるためにやわらかい息を使う。
  低音発声:低い音は、振動で行う(声帯をマッサージする感じ)。

Ⅲテキスト歌唱
 今期のテキスト
 1.Già il sole dal Gange
2.Caro laccio, dolce nodo
3.Se tu m'ami

①イタリア語について
 ・対語、逐訳を見て、単語の意味を知る。
 ・イタリア語だけ書き出し、朗読する。
 ・イタリア語の読み方
  語頭のSは、次に有声子音が来たときは「z」になる
  母音間のSは、かるく「z」になる
  アクセントは最後から二つ目の母音
  hは読まない
 ・きちんと歌い上げること
②歌詩を読む
 ・韻をふんでいる箇所などもチェックする
 ・語尾の母音が略してある。その場合は、最後の子音は読む。
 ・1センテンスつなげて読めるように。
 ・読めるようになったらリズム読みの練習をする
 ・歌は母音で歌う
③テキストを歌う(音取り)
 1.Caro laccio, dolce nodo
  a)「ラ」で歌う。ブレスは指定の場所でする。
   装飾音は古典なので3連符ぐらいにする(丁寧に歌う)
  b)リズム読み
   il → i_l  mio → mi_o(譜割りの確認)
  c)歌詩をつけて歌う
   歌いながらダイナミック記号も目を通す
 2.Già il sole dal Gange
  a)「ラ」で歌う。基本は1拍目が強拍であるが、アクセントがつくことで
   音楽が変わる。
  b)リズム読み
   演奏記号の意味も調べてくる。トリルは少ない音を入れ増していく。
  c)歌詩をつけて歌う
 3.Se tu m'ami
  a)「ラ」で歌う
  b)リズム読み
   c)歌詩をつけて歌う

◆本日の感想
 どれも知っている曲だが、改めて歌ってみると、実はとても素敵な歌だと思った。
 「大人な」イタリア歌曲を歌えるようになりたいですね。

歌発声中級(12/6)                        《音楽系》

12月6日(木)歌発声中級

講座テーマ「日本の作曲家の歌」

[Ⅰ]ストレッチと声出し
 ・全員で声出し
 ・各自ストレッチ

[Ⅱ]ピアノ合わせ
 ひとりずつピアノ合わせ

[Ⅲ]試演会
 1)Aさん:「紫陽花」、「かやの木山の」
 2)Bさん:「風の子供」、「初恋」
 3)Cさん:「風の子供」、「初恋」
 4)Dさん:「紫陽花」、「かやの木山の」
5)Eさん:「かやの木山の」、「紫陽花」
 6)Fさん:「風の子供」、「初恋」
 7)Gさん:「風の子供」、「初恋」
 8)Hさん:「夏の思い出」、「赤とんぼ」

[Ⅳ]対談
 青木講師:日本の抒情歌には一人称がない音楽だと感じた。しかし、そこには
       主人公がいて、その主人公が見えるかどうか? 伴奏にひたして他
       の色香が出てくる。
 質問:もっと伴奏を聞くことか?
 青木講師:五感を使って聞く。
 森下講師:日常の口歌いから少し脱したが、その後がない。歌うための日本語
       を作り直す。響きの問題。
 磯貝塾長:日本語の歌をきちんと口歌いで歌ったことがないのではないか?
       歌の日本語と口喋りの日本語とは違うことをはっきりする。
       洋楽発声のまま日本語を歌うのは難しい。何年かけてもつかむこと。
 森下講師:朗読をやって下手だったのに、それを何とかしようとしていない。
 磯貝塾長:全部わかっていなくても、芸はできる。
 森下塾長:正直すぎる。
 磯貝塾長:「のどについて」
       喉を通る息のスピードを変える。高い声は、早くなる。喉を薄く狭めて
       出している。息の速さで音の高低を変える。それは、腹でコントロー
       ルしているものである。
       「鼻について」
        鼻腔の音と鼻にひっかかっている音は、全く種類が違う。歌の鼻音
       と喋りの鼻音は違う。日常から気にすること。
       「舌について」
       闊達な人とは、舌根が柔らかく、舌骨が動く人のこと。舌を下顎につ
       けて下顎をゆるめない。この状態をやめること。舌筋を使い、舌を浮
       かせ舌の動きで喋ること。
       「音域について」
       低い音は、もっとゆったりと。中間音から下は、息が速い。喉を動かさ
       ずに低、中、高音と息が流れるように訓練。

  ◎来期はイタリア語の歌です。
   数多くの歌を歌うことが適切か、今後考えていきます。

◆本日の磯貝語録
 (言語において)自己所有したものは伝わらない。

◆本日の感想
 練習の成果を出すことは、本当に難しい。いかに日頃の練習の積み重ねが大
 事かを実感した。舞台(演奏用台)を使っての試演会はとても良かった。ホール
 の感覚を感じた。(H.T)

歌発声中級(11/22)                        《音楽系》

11月22日(木)歌発声中級

講座テーマ「日本の作曲家の歌」

[Ⅰ]声だし
 ・ハミング
  ①舌根をおろして唇を軽く閉じる。
  ②舌背を硬口蓋に近づけて口の奥を広げる。
  注)ブレスは、入った分だけ出る。音がしないように。

 ・ieiei 鼻の響きをつけて、顎を激しく動かさない。
 ・背中を伸ばしたまま、立つ、座るをくり返す。
 ・NeNa 柔らかな声、響きだけ、空気の通り道を探す。

[Ⅱ]テキスト歌唱
 ひとりずつテキストを歌う
 (1)「かやの木山の」
  Aさん:[a]を通り道に導く。第5線以上の音が広がる。腹が硬くなる。
  Bさん:[e]の調音点が後過ぎる。[n]は舌尖を歯茎につけたまま、口の
     先方へ押し出す感じで[n]を出す。[R]舌尖を口の中へ戻すようにする。

 (2)「風の子供」
  Cさん:ブレス前の音をもっと音楽的に。4節ごとにブレスをするように。
      (D dur)
  Dさん:鼻腔の1/3と口の前だけで歌っている。もっとおでこまでつかうように。
     口の奥を開ける。高音は腰をおろして背骨を上へ。上顎を上に
     あけるように。(原調)

 (3)「紫陽花」
  Aさん:[n]は口の前方に押し出すように。
  Bさん:音程に合わせて喉を上げない。高くなるときは腰を下ろす。音が下が
     る時はしっかりささえる。響きをつける。

 (4)「初恋」
  Cさん:二重子音になっている。[g][t][d]の前の母音が途切れる。
     前の母音を伸ばす練習をする。頭が同時進行する。
  Dさん:奥歯を開ける。[u]はおでこに[u]をもってきて吸うように。鼻の奥が
     あくと、おでこに来る。
  
 (5)Eさん
  ・「初恋」
    次のステップとして音楽をつくる。年齢など設定する。同じ高さの連続音
    は、同じに歌うと下がるので、ことばにあわせてのせ直す。
  ・「風の子供」
    子供に歌って聞かせているような顔をして歌う練習をする。首が硬い。
    力を入れない。

◆本日の感想
 響きを上に上げる度に縦口にし開けるのが難しい。音が散ってしまう様に思え
 聞きにくい。幅を狭くすると心がければ良いのか。(K.S)

歌発声中級(11/8)                        《音楽系

11月8日(木)歌発声中級

講座テーマ「日本の作曲家の歌」

[Ⅰ]ストレッチ
 ・金魚運動
 ・仰向けに寝て、足首から上身の順に緊張と弛緩をくり返す。
 ・仰向けに寝て、手足を振る。
 ・仰向けに寝て、腕で上体を押し上げてKeep。
 ・両足を上げる。左右を交互に上げる。
 ・ペアになって腹筋。背中はまっすぐにする。背にのせて伸ばしあう。
  立って手を広げ自然呼吸する。気を感じる。気のボールを感じる。
  緊張はよい集中を生む。緊張を全身に振り分ける。

[Ⅱ]声だし
 ・ハミング
  喉で音程をとらない。
  ブレスの時に鼻で音をたてない。鼻、喉を開ければ、自然と入る。

[Ⅲ]テキスト歌唱
 ①詩を声を出して読む(語りかける)
  相手に語りかける(ひとつずつ)。「紫陽花」「初恋」
 ・ねらい打ちをする。読点のあとは、切るのではなく次につなげる。
 ・相手に語り、通り抜けるように読む(「初恋」)。
 ・語尾を自分に戻すと音楽になったとき、伸ばせなくなる。
 ・詩だけで読むのは難しい。音楽の力に助けられている。
 ・音程を変えて読む練習をするのもよい。
 ・次の段階で、一語一語をリアルにつくる練習をし、全てを捨てて歌を歌う。

 ②テキストを歌う
  1)「赤とんぼ」、「夏の思い出」:Aさん
   背中と首で止めている。腹もみをする。
  2)「風の子供」、「初恋」:Bさん、Cさん、Dさん、Eさん
   ・聞いている人が先を聞きたくなるようなフレーズの切り方を考える。
   ・「はつこい」の「つ」は母音を無声化するが、歌の時は手頃に有声化する。
   ・跳躍のある曲なので、いかにきれいに歌うか?段差なくつなげるか。
  3)「紫陽花」「かやの木山の」:Fさん、Gさん、Hさん、Iさん
   フレーズのなかで何をするのか?もう少し動きのある曲である。

 試演会では2曲歌う。

◆本日の感想
 逆作用(緊張→弛緩→端々に気を感じる→リラックス効果)を実感。
 歌の呼吸も同様であることがわかった。
 詩を読み聞かせることの難しさを感じた。(K.S)

歌発声中級(10/25)                        《音楽系》

10月25日(木)歌発声中級

講座テーマ「日本の作曲家の歌」

[1]ストレッチ(磯貝塾長)
 ◎歌を歌う時の体の状態を探す。条件は首をしめない。
  鼻、のど、横隔膜、骨盤膜を漂わせるような感じ。
  力を抜いてはいけない。力を入れてもいけない。その中間を身に付ける。
 ・立って上体を前に倒し、力を抜く。ひざをまげてしゃがむ。ひじでひざを押す。
  仰向けに寝て片ひざをかかえ、横に倒し、腰をひねる。
  歌のために腰、肩をひねる。脇腹で呼吸をする。

[2]呼吸
 ・仰向けで足を開き呼吸をする。頭蓋骨と頚椎の接点に向けて呼吸。
  後顎をほぐす。鼻の奥の高い位置に向かって呼吸をする。同時に口と鼻で
  呼吸する。下唇に舌をのせて呼吸する。上歯茎につけたまま呼吸する。
  「ラララ」舌先ではたく。「ナナナ」舌のやや中央で、言った後、舌を奥に戻す。
  「タタタ」舌の前1/4で。「マママ」唇の中央を使って。
  連続してやっても崩れないこと。
 ・歌における音の高さは前顎の横の位置(=鼻の高さ)
  この位置がいつも浮いていること。この位置で音を捉える。
 ・縦口にする。横にすると中に入ってしまう。真ん中をはずさない。縦口で呼吸
  する

[3]個人レッスン(1曲選曲)
 1)Aさん 「紫陽花」
  縦に音をとる。頬に指をあて、頬の肉を歯の内側に入れるようにした状態で
  歌う。
  前顎の脇を意識する。この高さの響きをキャッチする。骨でやる。

 2)Bさん 「紫陽花」
  口から出す。頬の内側で歌う。ものをかむように歌う。腹が堅い。
  力を抜いて歌ってみる。ノドに力が入らないように。頭の後ろの力を抜く。
  自発的に力を抜く練習をする。

 3)Cさん 「初恋」
  ppが聞こえすぎる。自分に聞こえる声で満足しない。この歌を使って楽器
  作りをする。同じ質の声を出し続ける。前顎の脇少し下の音を開く。ブレスは
  鼻から吸う。前に出さない、吹かない。高い音と同じように中間音以外を出す。

 4)Dさん 「かやの木山の」
  前顎に音をためない。前顎が鳴る。「る」唇から口の中へ言う。
  「さ」下あごを狭くする。口を横に広げない。

 5)Eさん 「風の子供」
  3拍目が切れる。息の流れをとめない。ブレスをする入れる場所は決めておく。
  「ま」Mをしっかり作る。口の中がいつも大きくなるように。後顎をあける。

 6)Fさん 「紫陽花」
  力を抜く。頭の後ろ側を響かせる。体の芯をあけるようにする。自分の声で
  皮膚の振動をつくる。前顎の脇を経由して頭の後ろを使う。後顎をあけて、
  ノドの音を直接、後顎にあてる。口からノド、鼻へ分離する。

 7)Gさん 「初恋」
  笛がよくなってきた。軟口蓋で声を吹い上げるように歌う。アーチ型のように
  軟口蓋を吊り上げる。唇を使う。口で出来た言葉も軟口蓋で吹い上げる。
  ノドがあがらないためには顎前方を使う。鼻を使って軟口蓋を吊り上げる。
  鎖骨の下の肋骨を響かせる。

 8)Hさん 「初恋」
  手はみぞおちにあててみる。下顎を使って、口の後に向かって歌う。後頭部
  に両手をあて、手のひらに向かって歌う。

◆本日の磯貝語録
 歌は自分の好みやよろこびを実感できるように歌う。声は自分の好みや思い
 でやっても出来ない。これは他人にみてもらう。
 歌を歌うためのリラックスを作るのが歌をうたうこと。

◆本日の感想
 顎間接を開けて歌う。自分で考え、自分でやり見つけて歌う。言われた通り
 にだけやってもダメ。歌い終わって良い顔にならないのは良くない歌。良い歌
 の後は良い顔になる。・・・・そうありたい。(K・S)

歌発声中級(10/11)                        《音楽系》

10月11日(木)歌発声中級

講座テーマ「日本の作曲家の歌」

[Ⅰ]ストレッチ
 1)各自ストレッチ(森下講師)
 2)口のストレッチ(全員で)
 ・リップトリル 音をつけて音を上下させる
 ・巻き舌    音をつけて音を上下させる
 ・舌先を尖らせる。そのまま口の中に入れる。
  舌奥を細くする(中央が山になる) 舌全体を細くして舌先で話す。
 ・舌を細くしたまま、息を吐く。息の幅は鼻の幅まで。
 ・鼻腔の底を息を通す。鼻腔の天井を息を通す。
 ・口と鼻の両方から吐く。ノドをさげる

[Ⅱ]母音の調音点・構音点と母音唱法
 ①母音の調音点と構音点
  イ…舌は奥歯についている。
  エ…舌は奥歯についている。
  ア…舌は歯から離れ、舌は中央がくぼむ
  オ…懸壅垂の根元。首の骨に響かせる。
  ウ…目頭の延長線の首の骨に響かせる。 (一人ずつチェック)

 ・イーエーアーオーウーオーアーエーイ。顎を動かさない。鎖骨にのせる。
 ・高音になったら、これらの構音点をそのまま鼻腔にまで持っていく。
 ・構音された音を口から11cmぐらいのところに集める。
  ⇒母音唱法が大切である(上あごに当てる練習)

 ②母音唱法
  ex1)各自テキストをそれぞれ母音で歌う
  ex2)歯をあわせて歌を読む。歯をあわせて母音で読む。唇を動かさない。

 ③テキストを母音唱法で歌う
  1)「風の子供」
  ・[N]は少し軟口蓋に触れる。
  ・顎や口唇にたよらずに歌う。のどはおろす。
   顎や口唇を使うと舌がその分動かない。

 2)「かやの木山の」(鉛筆をくわえて)
  ・小鼻の脇をひらく、響かせる
  ・前歯を使いすぎ。上歯茎の辺りで歌う。前歯4本で歌う(Aさん)
   後顎は下におろすが、頭蓋骨は上へ。
  ・口は5mmぐらいあげて縦口にする。

 3)「赤とんぼ」
  ・前歯2本だけ出歯になる感じでその前にのせる。
  ・息をコントロールするだけの支えが必要である。

 ◎母音唱法は口歌いからの脱却。

◆本日の磯貝語録
 前に出そうとした時は後の支えを、上に上げるときは下への引っ張りを…。
 これは物事を行うときの必常。対の意識と実感を育てたい。

◆本日の感想
 母音構音点をうまく使えず、皆つらそう。普段の日本語がいかに舌を働かせ
 ていないか実感しました。口を余分に動かさなくても母音を出せることも。
 日本語以外でも共通ということで、いい加減にしてはいけない事柄で、しっかり
 練習しようと思いました。(H・T)