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美しい日本語の歌(2018.07.21)

講師:磯貝靖洋
助手:酒井真理子

本日のテーマ:動物シリーズ
(小ぎつね、ぞうさん、森のくまさん)

【講座内容】
◎音を取る
・「ハミング」で1音ずつ出す。
 歯を閉じないで、口唇閉じる。鼻から響きを出す。
・耳の上の位置で聴く。
・ハミングしている人の鎖骨を触って『振動』を感じる。
 二人組で、互いの鎖骨に触れながら、相手と自分の振動を感じながらハミングする。
 相手と同じ音を出す。
○聴いた音を真似して出す練習。音を覚えること。

美しい日本語の歌講座風景20180721

【課題曲歌唱】

♪小ぎつね
・鎖骨から肩口までの響き
・歌声は、喋り言葉よりもっと奥。口腔の奥半分を使う。
・笛(喉)を邪魔しているのは「舌」。
・歌は「笛」をもっと鳴らそう!

♪ぞうさん
・大人が歌う時は、大人らしく、自分の笛でちゃんと歌う。

♪森のくまさん ≪男性バージョン≫
・そっくり返って、いばって歌う。背骨のしなりで支える。
 膝のばねを効かせて、顎は引いておく。
 鳩尾を出しておく。

<前回までの復習>
♪アイスクリームの歌 他
・面白く歌うコツは「不良おやじ」ステップ(肚、下半身でやる)


【担当助手感想】
今回は男性のみの参加だった。
笛(喉)をしっかり鳴らした、男性の深い声の響きは、とても心地よかった。
男性ユニゾーン、また聴きたいです。

【本日の磯貝語録】
・音取りにくい人は、聴いた音を『真似るように聴く』。
・「歌を歌う=声が変わる」⇒キャラクターが変わる。

【参加者の声】
・鳩尾を前に張り出して歌うと、音程差があっても出しやすかった。
・(男性のみで歌ってみて)女性と一緒に歌う時、どんな声を出したらよいか迷っていることに気づいた。

20180721
文責 酒井真理子

美しい日本語の歌(2018.06.30)

講師:磯貝靖洋
助手:酒井真理子

本日のテーマ:昔の物語り歌は楽しい
(一寸法師、浦島太郎、金太郎)

【講座内容】
◎物語り歌は、絵本の物語りを歌にしたもの
・近年でいうと「赤胴鈴之助」などがある。
・「金太郎」の作曲者、田村虎蔵は「言文一致運動」の急先鋒。しゃべり言葉と書き言葉を同じにした。

【課題曲歌唱】
・歌詞読み(1人1番ずつ読む)
 歌ったことのない人は、他の人が読んでいる時、一緒に口を動かしてみる。
・楽譜通りでなく、自分が聞き覚えたように歌ってみる。(楽譜通りと2パターン)
・誰か相手を見つけて、語って聞かせる。
・「当て振り」しながら歌唱。身体で表せない限り言葉は死んでいる。
・最後は一人ずつ、選んだ1曲を当て振りしながら歌唱。

美しい日本語の歌講座風景20180630

○「一寸法師」「浦島太郎」は、物語やその一生を5番の歌詞の中にうまくまとめている。
 同じメロディーの繰り返しで、覚えやすい。思い出しやすい。
○やっていて「おかしい」「変だ」と思うことを、大真面目に本気で出来るようになると面白くなってくる。
○全てやるのではなく、必要なことをパッパッと押さえてやっていくと、他人はわかる。
○歌っている言葉や振りを「先取り」していく。「前振り」だと見ている人も想像してくれる。
○本日の「物語り歌」はリアリズム。前回までの「歌」はポエジー。

・前回6/16〜5/19までの課題曲を遡って復習。本日は13曲を歌唱。

【担当助手感想】
子供の頃、昔話は本からよりも「物語り歌」から先に触れたような気がする。
「当て振り歌い」の発表では、皆さん頭も身体もフル稼働されていた。
皆で歌う、相手に聞かせる。「物語り歌」は大変楽しい、そして懐深いものだと思った。

【担当ピアニスト感想】
振り付きで歌うと1番ごとにどんどん音楽が変化していって、一緒に演奏していて面白かった。

【本日の磯貝語録】
・歌はコミュニケーションツール。多少リズムや音が違っても、一緒にやることでエネルギーが高くなる。違っているからと、はじき出すものではない。
・自分を「道具」として共有する。

【参加者の声】
質問:「物語り歌」と前回までの「歌」、どのような違いを感じましたか?
・「歌」は言葉少なく壮大なイメージ。「物語り歌」は細かい描写あり、言葉の楽しさがある。
・「歌」はメロディーに言葉をのせていく。「物語」は言葉の実感がないとのっていけない。

20180630
文責 酒井真理子

美しい日本語の歌(2018.06.02)

講師:磯貝靖洋
助手:酒井真理子

本日のテーマ:心が喜ぶ童唄
(かごめかごめ、ひらいたひらいた、通りゃんせ)

【講義】声の出し方、鳴らし方
○喉(源音)、口(構音)、鼻(共鳴)
・日本語は、(昔は)あまり鼻を使わなかった。
・言語によって「音の領域」がある。同じ音楽(音符)でも言語が違うと全く違う歌になる。
・ラテン系は「鼻」まで、独語は「耳の後ろ側」まで使う。
 日本語は「下顎と眼窩」。
・生活言語では、舌広く下顎と仲良し。この状態だと音域狭く、喉が嗄れてしまう。


美しい日本の歌講座風景20180602

【講座内容】
◎発声:響きのある声
 「盆の窪」を意識してハミング。但し、声は「声帯」から「鼻穴」へ出る。
 ※緊張が高い人→肩口から首の後ろ側を叩いてもらうと、音とりやすく出しやすくなる。

◎童歌=子供の歌、軽い声。
・お母さんの「子守唄」(意味のあるような無いような声)
・元は大人が歌っていた何かを、子供が真似て歌ったのがはじめ。

◎課題曲歌唱
♪かごめかごめ
♪ひらいたひらいた
♪通りゃんせ
・立位足踏みなど身体動かしながら歌う(緊張をほぐしながら)。
・ブレスは「鼻から吸う(鼻水をすするように)」。温かい空気をゆっくり吸える。

【担当助手感想】
今回は「鼻」に注目!
わらべ歌は子供の歌なので、意外と音域が高い。だからと言って、力んでしまっては声が出ない。
お風呂で「鼻歌」の感覚。歌は本来、リラックスして楽しんで歌うもの。

【本日の磯貝語録】
・顎いっぱい吐かず「鼻の幅」なら歌える。
・歌の効用は、聴いている方も、歌っている方も活き活きしてくる。

【参加者の声】
・「緊張してガチガチで歌うもの」と思っていたが、ゆるめて歌って良いということにびっくりした!
・高い声は、力んだら出ない。普段話しているところと違うところを使ったら、出てしまった!
・意識が、首から背中に響いている事が分ってきた。そこでもっと出したい!

20180602
文責 酒井真理子

美しい日本語の歌(2018.05.19)

講師:磯貝靖洋
助手:田辺加津子・酒井真理子

本日のテーマ:五月にふさわしい日本の歌
(朧月夜、鯉のぼり、わかば)

【準備体操】声出しに向けて
・両親指で顎上げて鼻から息を吸う。歌の息は高い位置に。腹ではなく胸に。
・音は、耳上部の側頭で聴く。
・瞳孔の奥を捉え、開けようとすると、鼻の奥が開く。

【講座内容】
◎詩の文章(日本語)を音読する
・前に向かって言わず、自分に言う。深いところで納得する。
・日本語は「意味」と「音」が一致していないと不自然に聞こえる。

◎課題曲歌唱
♪鯉のぼり(甍の波と~)
・付点のリズムをしっかりやると、景気の良い音楽になる。
・リズムの器用さ。
 ① 自分の手を叩く←→隣の人の手を叩く
 ② 左右足踏み
 ③ ①②を同時に
♪朧月夜
・日本人が好きな風景。ぼんやりしている移行していく景色が好き。
・ワルツステップをしながら歌う。
・リズムとれる。スピード乗れる。メロディーとれる。→歌上手くなる。
♪わかば
・3拍子の指揮。筆で三角形を描くように。
・「戦ぐ=そよぐ(う)」日本語は尻尾が全て母音である。この母音に感情が湧く。
・声を出しやすくする練習:
 ①椅子座位で、つま先を上げて踵で床をグッ、グッ、と押す。
  踵から突っ張って軸をつくる。
 ②二人組で、相手の手を左右交互に引っ張り合う。相手が歌いやすい様に引っ張る。

美しい日本語の歌講座風景

【担当助手感想】
全員でまたは二人組で、リズムに合わせて、手を引き合う、手拍子をするとなぜか歌えてしまう。
他の人に、力を借りたり貸したりすることで起こる「化学反応」が楽しい。

【本日の磯貝語録】
音楽は自力でやる部分もあるが、他の何かから力をもらい、出来てしまったり、良くなることがある。

【参加者の声】
・二人で手を引き合って歌った時、自分の中で広がりを感じた。高音も楽に出た。
・足を動かしたりしてリズムが活き活きしていた。躍動感があった。
・踵立ちで歌うと、ブレた声が落ち着き、安心した。

20180519
文責 酒井真理子