歌発声入門(3/8)                        《音楽系》

3月7日(金)歌発声入門

講座テーマ「試演会」

(1)ストレッチ

(2)打ち合わせ

(3)練習
 ・ずいずいずっころばし
 ・向う横町
 ・おもちゃのチャチャチャ
 ・みかんの花咲く丘

(4)発声練習
 ・ハミング(顔の前側に響かせて。鼻腔、目まで響かせて)
 ・「ア」で音階発声(縦口で口を開ける。下顎に力が入らないように)
 ・「みかんの花咲く丘」を一人ずつ自分の作詞で練習

(5)試演会
 ①グループ演奏
 ・ずいずいずっころばし
 ・向う横町
 ・おもちゃのチャチャチャ
 ②各自演奏(本人作詞)
 ・みかんの花咲く丘
   Aさん:「キャベツ畑の芋虫」
   Bさん:「アカネの歌」
   Cさん:「旅」

(6)講評
 <各自の感想>
  Bさん:楽しかった。必死でやってました。
  Aさん:今までやってきたことと違うことだったので、最初は戸惑ったけど、
     楽しかった。自分の足元まで音楽があるのを感じることができた。
  Cさん:あまり参加できなかったのが残念でしたが楽しかったです。

 <先生方の感想>  
  加藤講師
   人数が少ないのがちょっと残念だが、たまには少人数もゆっくり見れて
   良かったと思う。いろいろ勉強させてもらいました。楽しかった。
  磯貝塾長
   音楽は音楽にさえなっていればどんな形になってもやっていける。
   「音楽を使い、なにをするか!」ではなく「音楽あるか、ないか」「音楽が
   やってきて、いまここにいるか、どうか」につきる。その実感がある。
   音が来ていると、とても楽にやっていられる。そして、あまりいろいろ
   考えられない。

◆本日の磯貝語録
 音楽にさえなっていれば、それがどんな方法やどんな形になっていてもやって
 いける。

◆本日の感想
 皆で遊んだという雰囲気で、とても楽しかったです。もっとたくさん参加したかっ
 たです。発声などについて考えながらも、楽しく歌ったのは初めてで、こんなに
 良い教室とは思ってもいませんでした。チャンスがあれば、またやりたいです。

歌発声入門(2/22)                        《音楽系》

2月22日(金)歌発声入門

講座テーマ「日本語のさばき方:リズムをつくる」

(1)各自ストレッチ

(2)発声練習(加藤講師)
 ・ハミング
  音程が変わっても頭蓋骨の中の響きは均等に。息の流れは円を描くように
  循環するイメージで。音程が上がっても円の上端は上がらない。
 ・口をたてにあけてほほ骨に響きをのせる。下あごに力を入れない。

(3)打楽器練習と歌唱(磯貝塾長)
 ◎ずいずいずっころばし
  歌いながらリズムをとる(基本は表拍で打ちつつバリエーションを加える)
 ◎おもちゃのチャチャチャ
  「チャチャチャ」の部分を打つ(マラカス、すず、タンバリン)
  間奏部分は2チームに分かれて 表チーム、裏チーム(バリエーションあり)
 ◎向う横町 木魚、タンバリン、ディスク
 ◎みかんの花咲く丘→宿題:各自由曲に合わせて作詞する。1~3番でストー
               リーが作れると良い(そして歌う)

 <リズム合奏と歌>
 多種類の打楽器を各々打ち分け、曲を作ってゆくのは楽しい。歌だけの練習
 はすでに終了しているが、楽器が入るとなかなか両立しにくい。特に、打楽器
 を打つときに、肩、腕、首などに力が入ると、歌もうまく歌えなくなる。足や身体
 を使いリズム取りをするとき、軸をくずすとリズムが狂うので注意すること。

◆本日の磯貝語録
 ◎音楽の初期は、何たって楽しいのがよい。
 ◎リズムは合わせようとするより、乗ってしまったほうがよい。
 ◎音楽の音は出してから確認すること。出す前に考えてもだめ。

◆本日の感想
 久々の参加で、歌い方もすっかり忘れてしまっていた。打楽器のリズムに乗
 って歌うことの楽しさを味わうことができました。打楽器を使いながら歌うのは
 難しいですね。

歌発声入門(2/8)                        《音楽系》

2月8日(金)歌発声入門

講座テーマ「日本語のさばき方」

(1)各自ストレッチ
 
(2)発声練習(加藤講師)
 ハミング(顔の中の筋肉をよくほぐしてから)
 ・ハミングしながら 自分が広がっていくようなイメージ
 ・天井は高く
 ・音程は階段にしない
 ・音が高くなったら、小鼻の周りを意識する。息は前へ出す。
 
 ・音の"楽しみ"を感じる歌はどんなものがあるだろうか。
  擬音、カタカナ、聞こえてくる音が入っているものは単純に楽しい。
  楽しさを感じるのは母音より子音である。子音がたたないと楽しさが減ってし
  まう。

 <向う横町>
  歌いながら鳴り物をたたいてみる。

 <ずいずいずっころばし>
  歌いながら鳴り物をたたいてみる。歌の言葉の頭と、叩いた音が鳴るのが同
  じタイミングになるように注意してやる。
  音楽を聞いてからやるのではなく、自分の中に音楽をつくり出してやること。
  受動的ではなく、能動的であること。

 <おもちゃのチャチャチャ>
  "チャチャチャ"で足踏みをする
 →遅くならないように。体が崩れていたら準備できない。
  フラメンコのイメージでやってみる。

 <みかんの花咲く丘>
  6/8拍子→大きな2拍子でとらえる(足踏み…拍の頭で)

◆本日の磯貝語録
 リズム感は、その文化固有のもの。ひとりひとり固有なもの。育てることはできる
 が身につくには時間がかかる。

◆本日の感想
 リズムを取るのに音楽を聞いてからでは遅いこと、自分の中で音楽をおこして
 リズムにのること。そのため、スキーやスケートの姿勢や重心の作り方を使って
 やったので非常にわかりやすかったです。

歌発声入門(1/25)                        《音楽系》

1月25日(金)歌発声入門

講座テーマ「詩のリズム 音楽のリズム」

[1]ストレッチ(各自)

[2]今期の楽曲について(加藤講師)
 ・日本語は意味文字だが、意味ではなく音そのものを楽しむこともある。
 ・アルツハイマーの人に「案山子」「うさぎとかめ」「パタカラ体操」を聞かせると
  意味は分からなくても良い反応がかえってくる。
  ⇒単純にそれらの歌に出てくる音が楽しいのでは?
 ・今期の曲は、音を楽しむものが集まっている。
 ・意味ではなく音の楽しさも感じてみよう。
 [課題]今期の曲以外で音を楽しむ曲(詩、文章)を探してくる(次回までに)


[3]発声練習
 ハミング―副鼻腔と小鼻を広げながら
       自分の前の空間を広く、息を回転させるように
   ※アゴに力が入り過ぎないように

[4]各曲歌唱
 1)「ずいずいずっころばし」
  ・ずいずい→ピョンコピョンコ節
  ・まず自由に歌ってみる
  ・歩きながら
  ・スキップで
  ・縦口で音を前に飛ばして
  ・一人ずつ
 2)「向う横丁」
  ・音取り
  ・鳴子、でんでん太鼓でリズムを取りながら
  ・ひざ打ちしながら
  ・一人ずつ
  ※今日この歌を歌えるようにして帰る!
 3)「おもちゃのチャチャチャ」 1~3まで歌って間奏のち4
  ・自由に歌ってみる
  ・音をもっともっと楽しんで(音が意味を持つ)
  ※期の最後には歌って踊る
 4)「みかんの花咲く丘」1~2歌って間奏のち3
  ・自由に歌ってみる
  ・楽しくわくわく
  ・歩きながら

  さいごに「おもちゃのチャチャチャ」 楽しくリズムを取りながら

  この期中に音を楽しんではじけられるように!!
  ※鳴り物があれば各自持参

◆本日の感想
 体を動かしながら歌うことで譜面とにらめっこして頭で考えながら歌うのとは
 別の感覚がありました。楽しんで良いんですヨネ!

歌発声入門(1/11)                        《音楽系》

1月11日(金)歌発声入門

講座テーマ「日本語のさばき方」

・発声練習(加藤講師)
 ハミング 鼻腔を震わせ息を前に出す

[1]日本語について(磯貝塾長)
・歌、文、しゃべり→同じ日本語でもそれぞれ異なる。

・文字ことば(言語)
 ①文語文(5・7・5型、漢文etc.)
 ②口語文(小説、詩、散文、戯曲、論壇)
・声ことば(話言語)
 ①話(日常会話=生活語、方言、社会会話=職業語、芸話談)
 ②歌(詩言語、散文)
  歌にする基と文字は漢字、ひらがな、カタカナ、外国語である。
  歌詞として書かれている文字の種類が異なれば、同じことが書かれていても
  受ける人の意味合い(印象)が異なる。
  (日本も古来はその地方によって使われている言葉は異なっていた。)
  文字化を導入した初めてのものは漢字→ひらがなを発明(簡略化)
    ほぼ同時にカタカナも発明
  こういう経緯から
   ひらがな⇒意味
   カタカナ⇒音を想像する

[2]曲別日本語の特徴
1)「おもちゃのチャチャチャ」
 「チャチャチャ」→音として表現、意味語の音
 この2つには違いがあるはず。違いがわかるように歌わなければならない。
 日本語は「母音」言葉である(1音節=1子音+1母音が基本)
 日本語は語頭音が不明確だと不快感を与える。
2)「ずいずいずっころばし」
 元歌は大人のザレ歌がわらべうたに転化したもの。
 ひらがな部分は意味音。なきごえはオノマトペ。(違いがある。歌い方を変える) 
 まずは「聞いていてよくわかる日本語にする」こと
 (とりあえず、リズムは崩してもよい。→もともといろいろなバージョンがある。)
3)「向う横丁」
 江戸時代から伝わるわれべうたを編曲したもの。
4)「みかんの花咲く丘」
 終戦後の暗い気持ちを明るくすることを願って作曲されたもの。

 <注>
 ・50年、100年歌われたものは「歴史」である。それだけ人に影響を与え続けて
  きたもの。歴史を歌うと思え。自分の好き勝手に扱ってよいものではない。
 ・意味の解釈だけで終わらせるな。何回も歌うことで身体でわかってくることが
  ある。
 ◎メロディのおもしろさだけでなく「語に力がある」。その言葉を使っていろいろ
  遊んで歌ってみる。言葉遊びを見つけ出す。

[3]各曲音とり
 ・ずいずいずっころばし
 ・向う横丁(伴奏はおはやしのリズムをやっている)
 ・みかんの花咲く丘
 ・おもちゃのチャチャチャ(ひらがな、カタカナの違いをはっきりと)

  言葉そのものを音楽化していく経験をしてみる。
  ①こうでなきゃと思わないこと
  ②はずかしがらないこと
  ③うごくこと

◆本日の磯貝語録
 歌(音楽、詩)には力がある。その力でどれだけ自分が楽しくなるか、続いて
 その楽しさを歌に返して、楽しさの行き来ができるかをやってみる。

◆本日の感想
 皆がよく知っている唱歌を改めて歌う。しかも「音楽を楽しく造る」素材にする。
 今までと違い、自分で音楽を楽しくする。面白そうだけど、かたくなな大人の頭
 でできるのか?音楽の神様、お助けを!!

歌発声入門(12/14)                        《音楽系》

12月14日(金)歌発声入門

講座テーマ「高声域の声と歌-ファルセットを学ぶ」

[1]発声練習
  ・ハミング
   頭で響いた音が丹田まで入っていくように、深く出してみる。
   しかし、2階の響きは失わないように。
  ・「A~」でスケール練習。下顎を開けるというより、顎関節が
   下がった結果、口内のスペースが空いた感じで。
   下降音型は音が前に出るイメージで出す。2階の響きは死守する。
   響きまで落ちてしまわないように。

[2]ひとりずつ伴奏合わせ

[3]試演会(4曲のうち2曲を選択し、演奏)
  1.Aさん ①ゆりかご ②野ばら
  2.Bさん ①ゆりかご ②野ばら
  3.Cさん ①ゆりかご ②聖夜

[4]演奏者の演奏の感想
  Aさん:声に力がない感じ。弱々しい感じになってしまう。高い声が
     出るようになって楽しくなった。教えられた発声をちゃんと
     すると出る。
  Bさん:丹田のことが抜けてしまった。野ばらの声がぶれてしまった
     のがちょっと残念。2曲歌うと疲れてしまったようだ。普段
     張って歌うことが少ないので気持ち良かった。
  Cさん:全然だめだった。変なところに力が入って、自由ではなく、
     息が苦しかった。

[5]講評
 Aさんについて
  磯貝塾長:息が細くても流れるようになった。高い声が出るようになった。
       気張らずに歌に入れるところから入っていくことは好感が持てる。
       声が出始めたら、歌の世界に入り始めたのが見てわかった。
       大変良いこと。聴く人も歌の世界に入ることができる。
  加藤講師:深い息と2階の声、響きを意識して歌っているのがよくわかった。
       4月の時点と歌う実感、考えがとても変わっている。息が長くなった。
       今後は中心感覚を磨いて余分な力が抜けるようになれば、もっと
       高い声も楽に出せるようになる。
 Bさんについて
  加藤講師:2階に響きを随分使えるようになった。体の使い方を覚えていって
       欲しい。丹田の意識、深い呼吸を実感できるともっと息が飛ぶように
       なる。口は縦口に。
  磯貝塾長:声が出てきた。持ち声が非常に良い。どんどん歌うこと。歌うことで
       笛が育つ。歌うことが好きになること。とても良い音楽をしている。
 Cさんについて
  磯貝塾長:少し物事が分かり始めたときに意識が先行して邪魔することが
       ある。今回は鼻が開いていなかった。鼻が開いていない状態では、
       何をしてもだめ。息を流すことを覚えること。何か分かり始めたときに
       もっと考えつくしてみること。その状態だけでわかっても身に付かな
       い。体に染み込むことを「わかった」という。
  加藤講師:弾力のあるラインを覚えてほしい。

◆本日の磯貝語録
 歌はやっぱりその人が出る。でも、歌う人を別のものにもしてくれる。
 何としても歌うことは良いことだ。それは、別の世界に自分の力で行けるから
 だ。

◆本日の感想
 楽しい試演会でした。経験が多くなると、厳しい批評をいただくのだなと、期待
 の多くなるのを感じました。私も頑張って厳しさを受けられる身になりたいと思
 いました。(N.I)

歌発声入門(11/30)                        《音楽系》

11月30日(金)歌発声入門

講座テーマ「高声域の声と歌-ファルセットを学ぶ」
 
 ・各自ストレッチ

 ・[u]の発音は、響きを2階で作ると歌いやすい。

[1]発声練習(加藤講師)
 ①ハミング
  身体の息の通り道をつかったハミングをする。体中を響かせる。
  ・腰を後に膨らませながら発声する。
  ・仙骨を斜め前下へ降ろす。
  ・出てきた音を止めようとしない。音階をぶつ切りにしない。
   体の中心に集中していくイメージ。レガートで。

 ②構音発声
  [i] ほお骨を上に上げ(前に出す)、下顎を引く(上を意識することで下顎の
    力を抜く)。小鼻を広げる。喉に力を入れない。力が入りやすい母音だか
    らこそ、丁寧にやると他が楽になる。

  [i → e → a]
    顎関節を開く。縦長にスコンと下顎を落とす。腕を母音に合わせて効果に
    動かしてみる。

[2]テキスト練習
 「野ばら」
  Aさん: [a]の音を深い音にすること(横に開かない)。
      におう→響きをつけたら息を流すだけでOK。
  Bさん:下を向かないこと。細くて良いので、響きを自分の鼻前中心に集める。
      前へ前へ。歌詞は早く覚えてしまうこと。
  Cさん:高い音は自分で頑張ってつくろうとしないこと。顔の真中心ではなく、
      小鼻の所を上へ引き上げ響きをつくる。
  Dさん:周りの人が良いと言ったら、自己評価が低くても「これがいいのか」と
      受け止め、つみ重ねて取り込んでいくこと。高い音は喉ではなく、
      下半身(もも、腹筋)で。[ki]音が内側にこもりやすいので、前に
      出るように練習すること。

 「聖夜」音が低くても2階の響きだけで歌う。前へ響きを出すこと。
  Aさん: [u]の音が連続するときは上唇でつくりなおす。
  Bさん:「たもう」丁寧に。[u]の発音はきれい。後の通り道から上にあげようと
      するのではなく、そのまま前に音を進ませる。
  Cさん:音が低くなっても響きも一緒に落ちないこと。口角を下げない。
  Dさん:声を前に出すこと。

 「浜千鳥」4小節を1フレーズで。[u]の響きに気を付けること。
  Aさん: 重心を下に降ろすこと。響きを前へ前へと出すこと。
  Cさん:ノドの力をとりたい。上へ響きをつくる意識でやる。下半身を使うこと
      になるが、その分発音やニュアンスをつくる余裕が出てくる。
  Dさん:3拍子のリズムをつかまえること。

 「ゆりかご」[u]の母音が多いので注意。上唇をしっかり前へスライドさせる。。
  Aさん:響きを前へ。(鼻の穴の下のラインから広がっていく)。
  Bさん:下を向かない。息の幅は細くてもエネルギーはしっかりと注ぐこと。
      言葉をつくるのに、口の幅も狭くする。
  Cさん:下の音程になったときにまだ落ちがち。

 ・試演会の曲 1人ずつリハーサル
   
◆本日の感想
 先生のアドバイスで、片脚立ちで歌ってみる。スーッと一本芯が通り、また必要
 以上に力が入らないので、軽く歌えた気がする。仁王立ちで頑張って歌うもの
 じゃないのかも、と発見そして実感できました。

歌発声入門(11/9)                        《音楽系》

11月9日(金)歌発声入門

講座テーマ「高声域の声と歌-ファルセットを学ぶ」

 ◎各自ストレッチ

 ◎試演会の構成決め
  「ゆりかご」「浜千鳥」「野ばら」「聖夜」の中から1人2曲選択

[1]発声復習(磯貝塾長)
 ・歌うとき、息を口から前に吐かずに、首の後へ吸い込む時の喉
  (下に降りている)のようにして歌う=後へ引っ張る
  ※息を吐こうとすると喉は上がる。吸おうとすると腹部前面
    (みぞおち~丹田)は引っ込む。喉は下がる。

[2]テキスト歌唱演習(磯貝塾長)
 (1)ゆりかご(母音唱法、上記を基本に)
   [o] 上顎奥歯の内側で支え、後に引っ張る⇒自然と縦口になるはず。
   [a] 前歯中央を前端として意識する([o]に加えて)
   [i] 上顎前端(歯の内側)に音を集め、後で支える(引っ張る)
     このとき、響きを歯に当てない、鳴らさない。

  ・ゆりかごの詩の「風雅な世界」を「歌」として作ることができるかどうかが
   うまく歌えるかどうかのポイントである。⇒話しているときの意味や感情を
   そのまま(話しているときの言葉の作り方や話し方)で歌っても、風雅な
   世界をつくることはできない。

  ◎普段の日常の生活性とは違う「音楽の世界を探す」こと。自分の中の別の
   面を見つけること。それは、生活を楽しくしたり、豊かにすることとは異なり、
   人のもっと内側の本質的なできごとである。本来、各人に備わっているが、
   現代日常生活では隠されてしまっているだけ。それを見つけ出すこと。
   ⇒「音楽的な緊張」をつくるということ。

   [e] 上前歯中央から首の後の付け根に引っ張る(喉は下げる)。
     音の通路を響かせる。音を出そう、つくろうというのではなく、響きが
     あるという意識。

   (歌詞つきで)鼻の穴(出口)がおでこに向かって吸い込むように音を取る。
    みぞおちを上げ、丹田を下げることにより、横隔膜を張って支える。

    1人ずつ
     Aさん:前に吐かずに吸い込むこと。
     Bさん:おでこの骨を響かせる。
     Cさん:鼻から前へ息を出すこと(口からの息は少なく)。
         それにより顔の上前面を響かせる。音を内側にこもらせない。
         支えは背面(肋骨の後、仙骨)でする。前だけでやろうとすると、
         息は前に出なくなる。また背面で支えることにより喉が下がる。
     Cさん:鼻から頭蓋骨(眉間)に向かって息を吸うように。
         (臭いを嗅ぐ程度でよい)

 (2)浜千鳥
    上顎のうがいをするように、上前歯に向けて息を流す(1階の響き)
    高音になったら、鼻から息を出す(2階の響き)
 (3)野ばら
    前奏の間に歌う準備をしておくこと(鼻、軟口蓋、喉、おでこ)
 (4)聖夜
    2小節を1フレーズとする。高い音に上がるときは、鼻の穴を指で
    上げる。もしくは上唇を指で上げる。鼻から音を出しながら舌で上顎を
    なめる練習をするとよい。

  ・自分の内側でいくらやっても聴く人は外側にいるので、音を自分の外側に
   作らないと伝わらない(声のout side感覚)

  ・自分がその歌を歌うときは、どういう状態になればよいのかを考える
   ⇒感じる頭を育てること。

  ・「音楽の道」が体の中にあることをつかんでしまうこと。聴くことからつかむの
   が早道(耳、頭だけで聞くのではない)。

  ・聴いている音が、自分の身体のどこに当たっているかをつかまえること。
   そのためには、喉を開けておくこと(あくびをする感じ)。

  ・発しながら受けること。

◆本日の磯貝語録
 自分の内側でいくらやっても聴く人は外側にいる。音を自分の外側につくらな
 いと人には伝わらない。自分の声のout sideの感覚をつくる。

◆本日の感想
 身体を使うことがこんなに難しいとは思わなかったです。自分の身体なのに…。
 少しずつ声の響きというものが分かり、自分の響きもついてきて楽しく歌えまし
 た。周りの方の変化も大変勉強になりました。(Y.I)

歌発声入門(10/26)                        《音楽系》

10月26日(金)歌発声入門

講座テーマ「高声域の声と歌-ファルセットを学ぶ」

[1]エクササイズ(磯貝講師)
 ・首の力を抜き、あごで円を描くように回す。
 ・頭頂で円を描くように回す。
 ・立前屈して脚の裏側を伸ばす。(片足ずつ。片方の膝を抜き、片方の膝
  を突っ張る。)
 ・上側部を伸ばす。
 ・四股の姿勢 開脚し、腰を下ろす。
  ①肘で膝を広げる。
  ②膝に手を置き、腕を突っ張る。
    →前に抜く(口から息を吐く)
          ⇕(繰り返し)
     上半身を上に起こす(鼻から息を吸う)
  ③横に手をつき、膝をバウンス。
 ・椅子に浅く腰掛ける→坐骨を立てる(腰は締めない)→背中、首の力が
                                   抜ける。
  横隔膜より上に力が入ると歌は歌えない。
  首の立て方、顎の位置により表・裏声が変わる。ファルセッティーノは背骨
  を通る声。
  首は前でも後ろ過ぎでもダメ。首の付け根でやると脳圧が高くなってしまう。
  背骨で首の立て方を調整する。
 ・自分の身体の気をつなげようとすること。
 ◎とにかく自分がいろいろやってみて、良いと思うものを見つけたら、他人に
  チェックしてもらうこと。自分では判断できにくい。
 ・2人1組で背骨、首の骨に音が響いているかチェックする。
  1人は椅子にまたがって座り、ハミング。もう1人は相手の首の骨、背骨に
  手を置き、響いていることを確認。
 ・鼻(副鼻腔…顎骨の内側)に響きをつける。
  鼻まで息が上がると首の後ろが響く。
  鼻まで完全に行っているかどうかは、口を開けて音が変わらないかどうかで
  わかる。
 ◎良い音とは、倍音を沢山含んだ音である。そのためには喉の負担を少なくし、
  息の通りと響きのバランスを良くすること。
 ・指で硬口蓋、軟口蓋を触ってみる。軟口蓋から音を出そうとする。
 ・何か1つのことを守ろうとして練習してはうまくならない。
 ・「おもしろさ」を自分で見つけて、何か変化を加えながら発展させていくこと。
  全身で感じること。
 ・舌を下唇に乗せ、前上歯の内側に音を響かせる(口腔共鳴)

[2]テキスト練習(磯貝講師)
 ①Holy Night(きよしのこよる)
  ・[a]で。首の後ろの力を抜いて、前歯の上に響きを作る。
   [u]で。首の後ろの力を抜いて、軟口蓋の上の方で響きを作る。口は細長く。
 ②野ばら 「くれないにおう~のなかの」の「う」と「の」は同じ音だが、
       [n]が入るので、同じように出すと音が下がって聴こえる。
       口で音を作ろうとしない。口は言葉を作る。
 ③ゆりかご ハミングしながら、口を動かす。鼻から息を出す。

◆本日の磯貝語録
 音楽とは「響き」をつくろうとすること。そのためにどうすればよいかをあれこれ
 自分を使い、楽しみながら、発見を繰り返してゆく実行犯。

◆本日の感想
 同じ音でも、どこに響かせるかによって、同じ高さの音でもあんなに高低の
 違いがあるなんて、今日先生がして(やって)下さったことで初めて知りました。
 意識が変わりました。1曲を同じ響き筋で歌いきれるよう頑張ります。(M.M)

歌発声入門(9/28)                             《音楽系》

9月28日(金)歌発声入門

講座テーマ「高声域の声と歌-ファルセットを学ぶ」(加藤講師)

[1]各自ストレッチ

[2]前回の復習
 ・「歌」と「話し」では声帯の使い方がちがう。
  声帯から懸壅垂へ向かって声を向かわせる、戻す。

[3]発声練習
 ・ノドを下げた状態のまま留めて、声を出す。意識を後ろにひかないこと。
 ・その状態で口を閉じる(口の中の空間は広いまま)⇒ハミングになる
  首の後ろを通り、顔の前面がひびく
 ・ハミングで音階練習
 ・口をあけて音階練習(細い声で) のどは上がらないように!

[4]テキスト音取り⇒響きの声で
 ・野ばら  ピアノに合わせて(アでも何でも)。ブレスは2小節ごとに。
       音が高くなる時は頭の後ろから体の前面へ下りていくイメージで。
       自分の外側が響くように。響きの流れが途切れたり、太さが
       変わらないように意識すること。

 ・きよしこのよる
       音が下りてくる時に響きがなくならないように、神経を配ること

 ・ジングル・ベル
       日本語の歌詞で。のどにくっつかない声にすること。

 ・浜千鳥 
   Aさん:響きの範囲が口の中までなので、もっともっと遠くまで響かせること
   Bさん:目の奥だけで響きを作ること。途中で音色(のどの位置)を変えない
       こと。一本の糸でつながっているように。
   C、Dさん:響きを一本の糸でつなげること。

 ・ゆりかご 「ねむれ」の「む」のところにある記号は「ダブルシャープ」
        一音上がるということ。作曲家の意図としてメロディの流れ的にこういう
        状況が起きている。
        歌詞をつけて歌う⇒普通の会話の口の使い方をしない。
                今までやってきたように響きをつくる形で歌うと良い

 Q:高い音になるとあまり響いていない気がするが、どうしてか?
 A:低い音のほうが胸に響く率が高く、身体で振動を感じやすい。(実感)
  高い音だと軽いので実感が薄い。はじめは慣れないが、ちゃんと響いていると
  いうことをつかむこと。

◆本日の感想
 “響きの練習”をしながら、新しい歌の練習。皆に合わせながら、まさぐりながら
 味わいました。美しいメロディーで楽しいひと時でした。(N・I)