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伝わる声とことば(3/7)                     《ことば系》

3月7日(土)伝わる声とことば

講座テーマ「試演会」

ストレッチ(磯貝塾長)
・バーレッスン
 バーを使って肩 を入れ、背中を反らす。
 背中を丸めて逆にのばす。
 回復運動
  腰を左右に回旋させて股関節を緩める
  伸脚、開脚、懸垂、足を交互に引く、振り子運動

ピアノを使った音感訓練
 ・まず、音を"受ける"ということ(ピアノのCの音を聴く)
             ↓
 ・はじめから音を出そうとしてしまうと、キー音と合わなくなる。
 ◎いかにニュートラルにキー音に添えるか。また、その音を歪まず長く
  出せるかが大事。

 ・聴くときは、鼻も喉も開けてものを食べるように聴く。
 ・耳だけで聴いてしまうと、状態がわからなくなる。

 ・音のおもしろさを一番突き詰めたものが音楽。"面白さ"と"変さ"は
  似ているようで全く異なる。その違いを見極めるのはセンス。

 ・"伝わる"ということは、精神的にも内容的にも同化していくということ。
  そのために、様々なものごとを受ける訓練が必要だ。
  音楽を知ることも重要。

見本市の演目を考える
 ・一年間何をやってきたか振り返ってみる。→特に印象深かった内容は?
     
 ・受講生はどういう風に変わったか?
  第一印象と今の状態では、どう違ってきたか?  
          ↓
 ・自分の実感でもよいし、職場などでの具体例でもよい。
 ・どう変わったか指摘してみる。

ミラボー橋を読んでみる

◆本日の磯貝語録
 面白さ:その本質から発する変種または亜種
 変さ :そのものの本質を含まず、基盤や形態は近似だが、相当にずれて
     いるもの。

◆本日の感想
 全員が入塾してから知ったこと、身につけたことなどたくさん持っているのが
 わかった。それから、磯貝先生は一人一人のことを実によく見ているなあと
 改めて感じた。

伝わる声とことば(2/21)                     《ことば系》

2月21日(土)伝わる声とことば

講座テーマ「テキストを伝える 詩-2」

 ストレッチ

 スピーチトレーニング
  ・適当な題目を決めて、それについて思いつくことを話し続ける。
   ex.高層ビルによる日照権について
  ・息を引かない、出し続けること→丹田呼吸とささえの復習
  ・ことばも引かない(語を前に出す練習)
  ・目線を必要以上に動かさない

 詩(ギョーム・アポリネール「ミラボー橋」)
  ・座って一度読み→立って手、足の動きも使って
  ・手、足の動きは具体的なものを指す。具体的なところに動く。

伝わる声とことば(2/7)                     《ことば系》

2月7日(土)伝わる声とことば

講座テーマ「詩を読む」

[1]ストレッチング(西本助手)
(1)首、肩の柔軟と捻転(座位)
(2)首、頭部、喉の柔軟
(3)顎関節、下顎、開閉運動
(4)口唇運動
(5)喉頭源音発声練習
(6)呼吸法の復習(磯貝塾長)
  鼡径部の出し入れ、背中の意識、腰の意識
  (吸いながら鼡径部を引き込み、会陰を吸い込む)

[2]指示代名詞の復習
(1)これ、それ、あれ
  指押し(先に動きがあり、言葉を言う)
(2)わたし、あなた
  左手、右手で胸に手を当てて"わたし"と言う。※自分で実感したことを伝
  える。
  "わたしです"→相手に向かって言い、"あなたです"と言う。
(3)これはわたしのです。それはあなたのです。
(4)立つ。「この道はむこうの森に続いています。」を声と身振りで表現する。

[3]詩の朗読
・ギョーム・アポリネル「ミラボー橋」
・ジャック・プレヴェール「花屋の店先で」(今回はこれを読む)
  ・書いてあるのもに近づく→声にして身体化する必要あり。
  ・言葉には、エッセンスが必ずある。
  ・重ねてきたおかげで別の意味を持つ。
  ・体は止まらない。動き続ける。     

◆本日の磯貝語録
 言葉は、語を重ね、つなげ、流すことにより、各々の語意とは別の文意や
 情のうねりが発生する。二重意を持つ。

◆本日の感想
 「これ」「それ」「私」「あなた」等の指示の仕方の復習、詩の朗読等を行った。
 講義形式だと、抽象的な言葉の意味を考えてしまい、迷ってしまうが、実技
 形式による指導だと、具体的、帰納的に理解することができる。普段やらな
 いことを経験するという意味でも楽しく感じられる。

伝わる声とことば(1/24)                     《ことば系》

1月24日(土)伝わる声とことば

講座テーマ「散文を読む②」

[1]ストレッチング(佐藤助手)
(1)立位:首、肩の柔軟(伸展、捻転)
(2)腰部脱力、捻転、旋回、屈伸
  骨盤実感を持つ
(3)胸部運動
  肋骨6点を順位旋回(息を止めない)
(4)座位:股関節柔軟
  仙骨を立てる、猫のポーズ

[2]手の気をつくる
 ・手に"力"があると考える(表現をするのに必要)
 ・指間の水かきを意識し、機動性をあげる
 ・手、腕をこする。腕の付け根をもむ。指先の意識を強める。

[3]強調文指示代名詞(復習)の演技
 ①見る ②指をさす ③「それ」 ④解除

  指示代名詞(2)人間を指す手の作り方
 ・親指を中に入れて手を握る→手を水につけて出した時の手がよい。
 ・人差し指は、他人を指すのに使う。他人と共有化できる手を作る。
  人差し指、中指、薬指で示すと、やわらかい
  印象になる。親指を立てず人差し指を同じ高さにする。

[4]文を読む「声の力」(谷川俊太郎)
 ・音声化→身体化である(語の意味内容の頭脳化は抽象化である)
 ・一人ずつ読む
  イ)"朗読"は文字内容を私が認識共有すること
  ロ)"話し語り"は聴く人と内容を共有化すること
 ・"話し語り"は語り手が五感、身体を使い、眼前の人に訴え伝える。
 ・ことばの意味だけを伝えるのではなく、ことばの状態も伝える。
  情報化ではなく、空間化する。信念を伝える。⇒共有(Common sense)

 体感的(根の深いもの)→どれだけ深いところの言葉なのかつかまえる。
 他人の信念を共有する。

 [練習法]
 1.セリフと同じように暗記する(読むのではなく喋る)
 2.自分のものではなく、谷川のものを伝える(自己客観性)
 3.ビデオに撮って、自分がどれだけあるのか確認し、自分を消す。
 4.読みながら自分の声を聴き、ことばの普遍性を探す。

 読む(自分が主体、他人が客体)→共有化できない。
 しゃべる(自分と他人が同じ目線で伝える)→共有化できる。

◆本日の磯貝語録
 人同士のコミュニケーションとは、お互いが通じ合うことのその先で、双方が
 "共有化"して合っていく行為。

◆本日の感想
 他人の信念を共有し合うということについて、何となくわかりかけた様に
 思えました。

伝わる声とことば(1/10)                     《ことば系》

1月10日(土)伝わる声とことば

講座テーマ「散文を読む①」

[1]柔軟と体づくり(佐藤助手)
(1)立位、上肢柔軟(首、肩、背部、捻転、伸張)
(2)立位、腰部柔軟(旋回、前後左右伸張、前屈伸)
(3)座位柔軟(開脚、前屈伸、股関節柔軟、上肢、肩部伸展)

[2]「一番大事なこと~養老教授の環境論~」(テキスト抜粋)
  散文を読む(全員で回し読み)
   読みやすい文体、読みにくい文体

 ・メールで情報を出した際、文章という客体化したもので伝わるのだが、
  客体性が個人のとらえ方が異なるため、実は伝わってなかったりする。
            ↓
  そこで大事な情報は口頭で伝える風潮まで出てきた。
   
  文章は自分の生活現場でどのようなポジションを占めているか
            ↓
        必要性は?伝達力は?

 皆さんの意見
 ・文章が伝わらないのは経験からも当たり前だが、ことばの伝達が伝わって
  いるかというと、それも怪しい。
 ・文の並べ方、"て、に、を、は"の使い方ひとつでニュアンスが変わってしま
  う。
 ・自分の脳内で応対のマニュアルを作っているため、半ばシステマティック
  に応対している→そのマニュアルは、文章化できる?→できます。

 ・文を読むときは、自己の一方的な表出ではなく、書き手が文を書くに至った
  意図に沿った表現でなくてはならない。
 ・初めて読んだ文章で、自分もよくわかっていないものを音声で出せば、
  聴いている方もわからない。
 ・考えながら読むことができるということは、読むスピードが思考のスピードと
  一致しているからだ。思考のスピードを超えて読むと、文の理論は伝わら
  ない。

 ・「相手にはわかるはず、伝わるはずがないんだ」という前提だからこそ、手
  を抜くと本当に伝わらない。一生懸命伝えようとして、そこそこ何とか伝わ
  るもの。
 ・理解のために、文を疑って読むということをやってみる。
   (書いてある文章以外の表現でその内容を表せないか など)

◆本日の磯貝語録
 文を一方向から見ない。立体的に多方向から見ると違うものが見える。

◆本日の感想
 "散文を読む"をやった。"伝わる読み方"を考えるとき、役者が戯曲を読み
 解き、演じることとよく似ている。考えてみれば当たり前であるが、面白かっ
 た。

伝わる声とことば(1/10)

2009年1月10日(日)

伝わる声とことば

講座テーマ「コミュニケーションの声 読むことと伝えること」

[Ⅰ] ストレッチ
・各々、各パーツをひとつずつ緩めていくストレッチ。
・二人組になり、互いを引っ張りあったり、背中合わせになって乗りあったりする。
 引くときのポーズは問わない。
個人が引っ張るというよりは相手に引っ張られるという感覚。
・股割りの状態で丹田を意識した呼吸。
 坐骨を床に向かってはたく。
 肘を膝につけて坐骨を引っ張りあげる。
 さらにそのまま手を床について軽くバウンドさせる。

[Ⅱ]言語論
・生物の多様性―人間はここまでどんどんと拡がってきた。
・言語の多様性―現在、中国語が最も人口が多い。
 日本語も一億人以上の人がいるため多い。しかし、言語が多様化すると
 他者との共通性が薄くなり言語機能が低下する。
この場合共通語が必要となってくる。
・言語の進化論―チョムスキーは言語は進化すると定義した。
 赤子のうちからあれほどの早さで母国語をマスターできるのは
 遺伝的な要因があるのではないか。
◎赤子のまだ不明瞭な言葉を「喃語」という。
・学習によって得る言語は、各個人の脳の出来方にもよるが、
 母国語のようにしゃべることは出来ない。にもかかわらず、
 子どもは教えもしない言葉をしゃべりだす。(言語の生得性と学習性)
◎言語は文法、つまりルールである。
 このルールはDNAに刻まれているとチョムスキーは唱えた。
 ・没落品種―生物の中にもあるが、言語にもある。(消滅言語)
・ここで相反する事柄が生じる。
言語はしぼむと滅びるかといって拡がりすぎるとダメになる
 この矛盾をどうするかが21世紀の言語学の命題。
 ・この問題を考えるとき、五十音というものが頭を離れない。
 ・あいうえお…この成り立ちは実ははっきりとわからない。
  やはりDNAに入っているからではないだろうか?
◎ここでは「い、え」前母音、「あ、う、お」奥母音に分けている。
 これは単純に明瞭度で分けているものだ。
・言葉には大きく二つの領域がある。「文字」と「音声学」である。
☆言語の個有性だけを肥大化させると言語は滅びる。
 このことについて我々は考えなくてはならない。
 ⇒つまり「言語の核」というものを発見しなければならない。
・日本語を母音にしているものにとって「あいうえお」は核である。
・これから我々は日本語の母音の核を作り上げたい。
 自分たち個有なものはひとまず置いといて、共通語をつくる。
◎伝える声・言葉においても、自ら独自性を出せば出すほど
 自らの独自性(つまり自分の伝えたいこと)を殺す。
◎「核音」という概念と実際を確立すること。

[Ⅲ]母音の核音をつくる「u」
☆以上から母音を考えたとき、5母音の集積された音に近いのは「ウ」である。
 →そのためには「う」の核音を捉えてみる。
◎これまでのおさらい
 “前歯をあわせて口の中を開ける。唇が口を覆うと
 音の広がりを殺すのでなるべく閉じない。この状態で「う」を出す。
・各々出してみたが、個人個人で全く違う。
 これでは不便である。
・この場でも「う」の核音を時間をかけて作っていこう。
☆核をつかむ、これによって中心がわかる。
 中心がわかることによって外側の色々なものがわかる。
これが有機的であると定義する。

[Ⅳ]読むことと伝えること
・読むこと伝えることにおいても、学習するよりも、
 DNAに刻まれていることをどう具現化するかになってくる。
・読むこと―目読すること、音読することの違いはなにか?
 声に出してただ読むこと、相手に伝えるということの違いは何か?
☆自分の思いを伝えようとするのではなく、
 相手の頭の中に文字を作るということが伝えることには重要。
・自らの個有性を少なくして、より正確に伝達できるようにする。
◎個有性は拡大しないこと。しかし、その個人の特殊性はあってもよい。
響き率を上げることにより明確にしてほしい。
・散文のように情報言語のみで書かれているわけではなく、
 情動言語が含まれている場合、自分の情動をいれない。
 その文の情動をとらえて表すと良い。
・言葉を身体化する。頭脳化しない。(知覚抽象化)
・音も共通音声に、情動も共通情動にして出せるようになれるとよい。
※演習「泣いた赤鬼/浜田廣介作」全員朗読

◆本日の磯貝語録
言語は縮小しても拡大してもほろびる。
そのために、核音が必要だ。
日本語の母音の核音を作る。母音が集約される音は「ん」だ。

◆本日の感想
言葉の個有性と共通性、物事の多様性、
普遍性を学んだが大変に難しいことだった。
それぞれを持たせないといけないが<核音>は音楽的なのかなと思う。

伝わる声とことば(12/6)                     《共通系》

12月6日(土)伝わる声とことば

講座テーマ「スピーチとディスカッション-まとめ」

[1]ストレッチング(佐藤助手)
 1)上肢の柔軟(首、肩、背骨、胸部)
 2)腰部から下肢(骨盤まわりと膝)
 3)肩関節と背、胸筋
 4)股関節運動、四股と重心降ろし
 5)仙骨と骨盤のゆるめと返し

[2]人の指示詞の仕草
 例:私、私達
   貴方、貴方方、貴方達
   彼(彼女)、彼ら
   母、父(私の母は)

  人間は生き合っている→コミュニケート(投げたら返ってくる)
                ↓
   生きたまま意志を交換する
   表情があるおかげで自分に分からせることが可

 (1)仕種、手振り、身振りと指示詞
  子供達(コミュニケーションの方法がまだ確立されていない)
             ↓
     身振り手振りを使い認識を高めてゆく

  高齢者はエネルギーが低下していくため
         ↓
    身振り手振りが使われていない

  言葉とは原則「概念」である→出す音声、仕種により自分にわからせる

  ・言葉は"自分の思い"を伝えるのみの道具ではない。

  ・自分が話しながら、他人に通じやすい概念を伝える。
   自分で自分の出している事を確認しながら出す。
   自分で納得して出す。他人がわかるように話す。

  Aさん:視覚的集中、聴覚的集中の両方が分離しているので、話の
      理解がおそくなる

 (2)演習"私"を声と仕種で表現する
  私-意外としていない、感念であり、身体性があるか?

  STEP1 自己認識するための"仕種"(指と手のひら)
       掌は気、エネルギーを発することができる
       目や耳はエネルギーを吸収する
 (3)コミュニケーションとことばと仕種
  インタラクティブな通じ方ができる
  シンクロナイズ(響き合う)→目を見て身体的に納得する、腑に落ちる。
  自分に伝わった実感を持つ。相手に伝えられるか。
  言葉で言葉の確認ができない社会。

◆本日の感想
 ①話す時の仕種や表情はその事を自分が確認するために役に立つ
 ②伝えるとは、相手がいることで成立する。
 ③自分も生きている、相手も生きている、だから情報でない人間的なもの
  が共有できる。・・・勉強になりました。

伝わる声とことば(11/22)                     《共通系》

11月22日(土)伝わる声とことば

講座テーマ「ディスカッションとことば」

[1]ストレッチ(西本助手、磯貝塾長)
 ・上半身のリラックス
 ・中心軸の確認(腰から回転させ両手を巻く)
 ・シコ(重心を下に降ろす。喉も降りる)
  無我の境地、軸をしっかり。重心を右足から左足へずらす。

[2]仕草、表情、態度(磯貝塾長)
 ・仕草
  身振り、手真似、素振り、見せかけ
  効果を作るための意思表示
 ・表情
  顔つき、身振りなどで感情、情緒を表出する
 ・態度
  自己の意志、感情、生理状態を外出に表出したもの
  表情、身振り、顔つき、声色、喋り口、考え方、傾向、行動の表出し
  た様

  会話、対話時に音声と共に必ず全身が反応し参加している。

<演習>
 テキスト1「こんなに沢山ですか?いいですネー」
  ・目の前の沢山(例 みかん100個)を決め、しっかりと見る。
  ・「こんなに」両手で身振りする。
  ・「いいですネー」抽象言語も両手で身振りする。
  ・相手に目と全身で訴える。
  ※全身表現のため、意味だけでなく、状態や感情が伝わる。
   各自やってみる。磯貝塾長が講評。

 テキスト2「その事は無理だと思います」
  ◎誰に、どこで、何を伝えるのかを明確に設定する。
   レベル1:誰に向かって答えているのか。その事とは何かを身振り。    
        眼の使い方ではっきりと表出する(自己認識、自己感情)。
   レベル2:「無理」という心象を表情と身振りで相手に語り伝える。
   レベル3:「思います」心象の身振りを作り出すこと。少しおおげさに、
        必ず相手の目を見ること。

 テキスト3「いたかったですよ。まいりました。」
   ・「誰に」言っているのか
   ・「痛い」身体か(どこ)精神か
   ・「まいる」どの程度か
   すべてを仕草、表情、態度で内容と原因、感情、状態等を表現する。

◆本日の磯貝語録
 ことばを伝えるとは、意味を伝えるだけではない。それを話す人の感情
 や身体状態、 その文やことばを語るべき原因など、すべてを伝えること
 である。

◆本日の感想
 具体的な指摘が大変ためになった。特にほかの人の実演とそれに対す
 る批評を見て聞くことにより、どういうところがポイントなのかを客観的に
 知ることができた。

伝わる声とことば(11/8)                     《共通系》

11月8日(土)伝わる声とことば

講座テーマ「スピーチシーン④」

[1]ストレッチング(佐藤助手)
 (1)呼吸を伴った全身柔軟運動
 (2)骨盤運動と仙骨実感
 (3)下肢柔軟
 (4)股割りと重心降ろし
 (5)側体の伸張と柔軟

[2]話ことば(磯貝塾長)
 ○指示代名詞のしぐさについて
  ・日本人はしぐさで指示代名詞を示さない
  ・日本人は"ことばの実感"を体の実感として指示していない

 ○指示詞と仕草の演習
  (1)①これ ②それ ③あれ
   ことばの距離感が決まっているとよい。
    これ=自分の周囲3尺近辺の物事の指示
    それ=自分の周囲6尺近辺の物事の指示
   人差し指を立てて"これ"という

 ◎人間は実感情報が共有できたとき満足したという。
  ①目で見る ②指を指す ③"これ"と言う  聞いている人がわかる
                              スピードで言う
  ④相手にわかりましたかと確認する 確認の間が必要。

 <演習>
  ①椅子に座り、実物のものを見て"これ"という。
  ②鏡を見て、鏡のポイントを見ながら"これ"という
   このカバン/そのカバン

  ◎指の仕草は、必ず直前の<かまえ>をつくること
   自分の中に起こった"これ"を相手の中に"これ"として伝えることが
   できるのか(100%伝わることはなく、60%伝わればよい)

  (2)共通言語の音声と話法について
   ・言語を交わす→意識の結果を交わすこと
   ・品格ある話法とは、自、他の距離をはっきりと取り、分離すること。
   ・準備をする→かまえを作る→言葉を発する→相手に伝わったか確認する。
   ・明確な"これ"にする
    (文脈の中に感情を入れすぎない)
   ・話者は情動的になり、感情を自己発散する場合が多い。
    自己発散ではなく、相手に伝わるやり方が必要。
   ・日本人の多くは"自己言語"と"他人言語"との境界線をうまく敷くのが
    不得手。
  ◎発語のための「息のかまえ」「ノドのかまえ」「語音のかまえ」をつくる
  ◎「内言語」 自分への認識、自分の認識言語
  ◎「外言語」 他人が認識するための提供言語

  A――→B
  Bの頭になってAは発する=客体化
   BがいなくてもBの代わりを作り話す

  A――→B
  Aのまま発するのは自己発信(私の状態)
  (これでは伝わりにくい)

  ◎仕草、発語の正確な距離感、他人に伝えるためのかまえ

◆本日の磯貝語録
 「自分の考えや思いをそのまま言語にして出したら、相手に伝わる、ことは
 ない。」というところから「話し方の研究」がはじまる。

◆本日の感想
 普段何の気なしに使っている指示詞の"これ""それ""あれ"を相手に伝える
 時、有効になる具体的なやり方がよくわかり、勉強になりました。

伝わる声とことば(10/25)                     《共通系》

10月25日(土)伝わる声とことば

講座テーマ「スピーチシーン③」

[1]柔軟と呼吸練習
 1)全身柔軟運動
 2)背面呼吸と神経弛緩(椅子逆座位)
  ①仙骨で吸気し、へそから呼気し、けっして力を入れない。
   呼気時になるべく全身の神経を弛緩し、全身細胞感覚をもつ。
  ②横隔膜背面部で吸気、へそから呼気
   呼気時になるべく全身の神経を弛緩し、全身細胞感覚をもつ。

[2]スピーチ演習「日本人の美意識について」
 (1)前回出題(宿題)の上記テーマを各自発表(5分間)
 Aさん:美意識など分からない。美を感じる方が面白い
 Bさん:着物の柄、身近な植物等、日本人の色彩感覚
 Cさん:一般論では分からない。昔と今はちがうのであろう
 (2)(1)についてフリートーク
 point①何が言いたいのか(内容をどうとらえたか)
 Dさん、Aさん:話を聞いて欲しいというより、言い分けばかりしているようだ。
 point②どう伝わったか(方法/文の立て方、話し方など)
 Aさんについて:ユーモアも交えて面白かった。構成もうまい。
 Bさんについて:冷静に分析している、レクチャーよりスピーチへ

 ◎スピーチはあらかじめポイントだけをメモし話をする。しっかりと原稿を
  つくり、話す(→結局しっかり読んでしまう)の2タイプあった。

 ※次回、ディスカッション