発声・呼吸基礎(3/16)                     《ことば系》

3月16日(火)発声・呼吸基礎

講座テーマ「試演会=総復習会」

[1]個人トレーニング

[2]演習
 1年間の最後、区切りをつける、どこまで進んだか自分で確認する。
 芸術の基をつくっている途中である。1年間の復習。

(1)腹式呼吸(丹田ささえ呼吸)
 膝をひらいていすに浅くすわる。前傾、あごやや出す。
・まず息を出す。「S」唇でなく歯の間から出す(噴射する)
外気を入れて、身体の中の「気」を添加して「息」にし、喉を通過して「声」に
 する
・真正面に向かって息をまっすぐ通す。小刻みに出す。
・息を口の中のある箇所にあて、口の中をひびかせる。吐かない、こもらない
・「S」を口の中。舌先に向かい強く息を吸う「Su」。下唇とオトガイの構えをつ
 くる、たて口
・舌を奥にひっこめる。(子音のための舌のスタート地点をきめる)
・舌を上あごにあてる。歯にあてる「ch」チを発声する。繰り返し練習する。
言う人よりも、きく人のために音をつくるためのトレーニングである
・唇の内側をなめる。唇をうすくあわせてはじく(無声のピ、ペ、パ、ポ、プ)
・エネルギーが瞬間集中し破裂した音をつくる。子音のいい音をみつける。
・「M」唇の中央1/3をひらいて「ミ、メ、マ、モ、ム」唇から口の中をならす。
・下唇に強いエネルギーがあり、息が鼻まであがる。
どこで音をきくかどこの音をきかせるか。(わずかでも喉は必ずある)
・「B」唇の外側から中心に音を集めるようにして「ビ、ベ、バ、ボ、ブ」
(上唇から唇の中心から遠くに出す、エネルギーを集中させる)
・「W」「B」に近い口で口の中にひびかせ、のどにもどす。閉鎖音
 「ワレワレハ」の「ハ」は助詞の「ハ」ヤマトの音(古語音)
・「S」唇あけて、歯は閉めて、歯の内側にすう。喉にもどす「シ、セ、サ、ソ、ス」。
(まずは腹を入れる時に「S」を出す。訓練がすすんだら、腹を出すときに「S」
 を出す)
・「N」歯茎をなめてはじく。鼻はぬけている。音が横に逃げないように。
・「L」たて口にして舌骨から舌をさげる。舌を歯茎にあててから息を出す。
・「D」舌翼を上奥歯にくっつける。舌先を上あごではじく。
・「T」舌を奥に下げる、唇が少し横にひろがる。舌先を上あごではじく。
    オトガイから音をはじめる。下あごを動かしすぎない。「トゥ」を「ツ」にする。
・「K」「くつがなる」ひびくところを細くして、苦しくない。
・「G」「K」の舌先を丸めて押し上げる「G」。下あごぬかない。
あごの形をかえないで、舌をうごかして音をかえる
・「Y」「イヤ」「イユ」「イヨ」に近い音。まとめるために下あごの構え。
・「H」下の歯のいちばん奥に舌があたらないようにおろし、軟口蓋にむかって
 息を出す。奥歯の裏側をならす。

・「母音」舌の中心(舌先から喉まで)の筋で母音を実感する。
・舌の左右の動きを舌の中心で統制し、同じ動きにする。
・それぞれの音の調音点をつなげて「ことば」をつくる。
あなたの「ことば改革」をする
 しゃべる→書く→打つ。音がだんだんおろそかになっている。
 使い捨てのことば。消耗言語が多用されている。
◎今までの日本語=意味が伝わる音+出す人の状態を伝える
◎これからの日本語=”音で伝えることば”に、きいてもらえる音をつくる。
・調音点から喉にむかって、舌の中心線で「イ、エ、ア、オ、ウ」を発語。
 舌小帯は舌の裏側の中心線
 外に出さずに口の中にひびかせる
 磯貝テキストをつかって音をつくってみる
・吐き出す音、吐き出さない音をつくり、また新しい音をつくる
 「錦の御旗」わからなかったら字引をひく、漢字を知る。
◎私達は言葉の基である音を喉、口、舌、鼻で正確発音する事をやって来た。
◎これから、その音を使い言葉をつくり、文を作り出して行く。
我々は音に戻れる、基になる音をもっている

感想
 A 消化不良。頭でなく身体で考える。腹におろす。
 B 2、3ヶ月するとわかることがたくさんあった。
 C 2年目で新しい発声法の手ごたえをつかんだ。
 D ひとつひとつのことばが大切で実感をもつことが大切
 E 口の中をひびかせる。舌の使い方。丹田を使う。かすれない声。ひびか
   ない声改善。
 F 丁寧にできた。身体の実感が大事。たくさんの人と接した。
 G 母音と子音の確認。オトガイと口の中の中心の意識。

◆本日の磯貝語録
 あなたの「ことば改革」をする
 舌の中心線で母音を実感する
 あごの形をかえないで、舌の動きで音をかえる(活舌)

◆本日の感想
 1年間の総復習でした。口の中の響きで言葉をつくり、舌のうごきで
 音を変えるなど、ここに来て教わったことの再確認が出来ました。
 やはりむずかしいのは、下アゴのオドガイの構えです。
 時間をかけてマスターしてゆきます。

発声・呼吸基礎(3/9)                     《ことば系》

3月9日(火)発声・呼吸基礎

講座テーマ「全体」

[1]個人トレーニング

[2]演習:言葉・文
 ・カガヤカシイ ヒノヒカリ
 ・マバユイバカリノ ゴガツノソラデス
 ・ネンネンコロリ ネンコロロ
 ・タダテデツカム ムズカシサデス
 ・カネツキドウノ ヤネノシタ
 ・ノンデ オドッテ ネムクナリマシタトサ

 下あごの構え、舌を細く、舌骨の構え、上顎と舌の関係
 舌の先をならす、舌の側面を使う、子音+母音、口唇の破裂と歯の内側の
 ひびき
 母音のために、歯の中側に音を戻す。

 ・舌の運動 舌先ではじく。側面を天井につけてはじく。舌先と側面ではじく。
 ・「Z」舌先と歯で音を出す。強い息を吹きかける。足、そ径部、丹田を使って。
 ・「S」息をすうように
 ・顔の筋肉を動かす、歯をあわせて、舌は連動しない
                       舌もいっしょに動かして
 ・あごの下を使わない声はエネルギーが低い(下アゴから上アゴに)
 ・歯をかみしめてあごの下をうごかす。鼻・軟口蓋がつながり、あくびがでる
喉と軟口蓋は結びついている
 語音をつくる。音をつなげる。感情や意志とつなげようと音声を出す
 ・下唇はただきいているときは、ゆるんでいる。反応すると、唇の表情がかわ
  る。
 ・外から自分をつくる。通ずるための、つなげるための音をつくる
 ・下唇、鼻がひらいている、通っている。息でとおす呼吸法。
鼻まで息を吹き上げるエネルギー(人に伝わるエネルギー)が必要。
 ・眉間まで気があがっていないと、ことばは通じにくい。
 ・ロールダウンしているときにひっかかりがどこかにあると、眉間まで重さがい
  かない。
 ・下半身の気が足先までおりると、頭の上まで気を上げやすい。
表現は原則、思いこみを伝えることから始める
 ・鼻を手で覆って、鼻の意識をつかむ。「な」
 ・必要に応じて気の上げ下げできる。頭でなく身体の状態で。

 「ノロノロ」「コロコロ」子音の正確さと、母音のひびきエネルギーで
 ・音を出す前に瞬間瞬間構えをつくる(流さないクセ)
◎字は口と鼻と喉で音をおぼえる。 芯のある声の語をつくる
 ・カラ声(裏声)はエネルギーが低い(本人には楽であるが)
 「日」の「ヒ」と「光」の「ヒ」はちがう音 → 意味がちがう。
音をつなげやすい(ガタガタ、ガクガクしない)イントネーションをつくる
息がさがるとエネルギーもさがり、もさがり音もさがる
 ・人にきかせる、人に伝えるための口のひびきがある。気持ちではない。
助詞で言葉をつなげる:次の言葉をたてる、息とひびきをつなげる。
◎オノマトペはその音の対象がないと気持ちわるい。外の事象にむけて音を
 発する
 「ヒカリ」さいごの「イ」に戻れるように(「イ」と同じ高さの「ア」をつくる)

 人が読んでいるのをききながら、自分の口、鼻、喉、舌が反応する。
 身体が反応して受けられると、自分がやっているかのように感じられる。
 ・伝わるための身体の状態をみつける。自分の納得とはちがう。
音に内容をつけられるポジション、構えがある
 丹田、人中をなくさない。わずかだけど、いつもある。

◆本日の磯貝語録
 言葉には意味がある、その意味を伝える音をつくる。
 その意味を自分で確認する音(発語)は表現ではない。
 丹田、人中はわずかだけれど、いつもある。

◆本日の感想
 ことばに意味を込めて発音すると、何も考えていなかった時より、はるかに
 鮮明に意味が伝わるし、言いやすかった。いつもの様に喋ると自分にも意
 味がはっきりと伝わらなかった。その差が面白かった。

発声・呼吸基礎(3/2)                     《ことば系》

3月2日(火)発声・呼吸基礎

講座テーマ「日本語調音法 子音⑤」

[1]全体ストレッチ:磯貝塾長
・体側のストレッチは片側伸ばして、片側ちぢめる
・横隔膜をしごく。肋骨に手をあてて上肢を安定させ動かす
・首:鎖骨・胸骨に手をあてて、
①あごをしゃくるように前をのばす。うしろはつめない。
②眉間をおろすようにして後ろをのばす。
・股割り、蹲踞(そんきょ)して背中をのばす。

[2]演習「調音と口唇、舌とオトガイの構え(カマエ)法」
あごを動かす。(前あご、鼻の下、下あごをおろす)
・下あごをおろした状態で息を入れる→(奥壁と軟口蓋に流れる)
下唇とオトガイを動かす(連動して舌が動くことを感じる)
(下唇を返した状態で舌をあごよりもよく動かす)
口角を広げる(一緒に口の中の筋肉も緊張する、舌も縮こまる)

<耳の下、首のうしろをほぐす(回復運動)>
(口角を広げるときに、あごの下の首の筋肉が連動して、舌もさがるように)

奥歯をかんで、「う」の唇で舌を動かす
(歯の中側で舌をうごかす、舌をおろす、下げる)
(歯をかむと舌が弛緩する、歯をあけると舌があがる)
ことばのためには舌が柔軟でよく動くことが条件
・舌を出して舌の側面を確認する、側面の感覚を養う。
舌骨・舌根を自発的に動かす
(舌骨をさわりながらあくびをして、動きをみる、顎関節もさわる)
(さわりながら観察する、ことばにできるくらい精密にとらえる)
下唇を出す、引っ込める(そのときのあごの下の状態をたしかめる。
 下唇をうまく使えると、ことばがはっきりするが、あまり意識されていない)
ことばは下唇を先行してしゃべる。下唇をつきだすようにして狭くする
・下唇を鳴らさない「い」「え」「あ」「お」「う」
 下唇・オトガイの構えをつくる
オトガイ、外歯茎、内歯茎の筋肉を作動させて、ことばをつくる
(オトガイ筋とあごの中心から声帯のうしろにのびる筋肉が連動している)
・下あごの中心がことばの構えの中心。オトガイ舌筋とも連動する。
(下あごの表情、下唇の表情に、下あごの構えがあらわれる)
(ことばをつくるときの、前・中心の実感になる)
・下あごの筋肉は舌の筋肉と連動する。人中ともつながり鼻があく。
・下唇の形で口の中の状態、舌の状態がわかる。
 ど真ん中の声を出すための下唇、舌、下あご、
 オトガイのポジションかまえをつくる
あごをあまり大きく動かさないで、ことばをつくれる方がいい
 →舌を使う。
(上唇と下唇を分離する、使う筋肉がちがう)
(ポイント・ポイントをつかみ、それをつなげていく)
・ど真ん中の音は、どの音でもポイントは違わない。中心線と中心音
・下顎骨と喉頭の動きを分離して、下あごの骨の中を鳴らす。
 喉頭懸垂

<毎回やったことを一週間の間に確認し、整理すること>
 普段の自分と、講座でやっている時の自分のちがいを確認すること。
 やってきたことをつなげていくこと。

◆本日の磯貝語録
◎アーティストは精密な感覚をもつこと。
 いくらこまかく分岐しても絶対バラバラにならない幹と根を育てること。
 相反する二つが必要。

◆本日の感想
 時間がタイトなためか、スピード感がある講座であった。
 するべき事が次から次に変わり、自分はついて行ききれなかった。
 が先生の声は色々出された指示にもとづき、ピタッとあった声だとわかった。
 変える力が欲しい。

発声・呼吸基礎(2/23)                     《ことば系》

2月23日(火)発声・呼吸基礎

講座テーマ「日本語調音法 子音④」

[1]個人テーマによる体づくり操体

[2]演習「呼吸運動→息の高さ→上顎子音調音K・G→構音」

(1)丹田呼吸:唇を使って息を出す。(1、2の呼吸)
(2)胸式呼吸:胸郭を横から掴み押しつぶすように息を出す
(3)下胸部呼吸:鳩尾を引き込んで、そこを押しひらくように息を出す
(横隔膜を直に使うので負荷が高い)
(4)丹田と下あごの間をぐーっと上下に伸ばした状態で、
 鼻から吸い、「う」で口から、あごの先から出す、吹く。
(5)口角を横にひらいて歯をかんで、強い息で「ギ」を発音する。
 へその上下5cmのささえで声を出す。「G」をはっきりと出す。

理詰めから身体の実感につなげる。理論と感覚をくっつける。

(6)「gya」:奥歯から上顎軟口蓋までを使用して強めに調音する。
(7)子音「K」:質のいいK行の調音→ことばづくりのためのK行の構音

調音はエネルギーの高い基本の音づくり
 歯を噛んで口をひらく。
 ①上あごから耳に向かって「K」
 ②下あごから首に向かって「G」

(8)歯を噛むたびに息を奥歯に吸いこむ。左右片側ずつもできる。
(上あごと耳をつなげる/K、下あごと後ろ首をつなげる/G)

◎Ex:K、Gの舌のかまえをつくる(磯貝テキストP.31)+調音
・横口にし、一度しっかりと舌を上顎奥歯内側に当て、中舌を上アゴに付け、
 (息が詰まるので分かる)各母音調音点に向け息(声)を打てる。
・「カ」の調音:K+a
 ・上記「カ」のかまえをつくり、下アゴを大きく降ろさずに「カ」をつくる。
 ・息を前に出すために、口をあけすぎないこと。
  舌でアの調音点を確保するように発音する。なるべく口の奥で処理すること。
・「ガ」の調音:G+a
 ・カよりも更に舌を強く上顎に近づけるようにかまえる。
  場合によっては”カ”よりも少し前。
  かまえ時間はカよりも少し長い。→発音する
 ・ガのかまえから、すぐに舌を離し下アゴを降ろし、
  漠然と口を鳴らさない。
・「キ-ギ」「ケ-ゲ」「コ-ゴ」を同じ様に発音練習
・講師各個人指導
 「キ、ケ、カ」頭蓋骨がひびく→「キ、ギ、ケ、ゲ、カ、ガ」
 上あごをよく使うこと。下アゴに逃がさない。

Ex:「げんき=GENKI」全音上顎音として調音発語する
・K、Gの破裂性が強くその後の母音が明瞭だとエネルギーの高い音となり、
 聴く人のエネルギーを誘発し元気になる音となる。
・生物として快活なエネルギーを喚起する音を持つこと。
・社会性の前に一個の人間であり、生物であることの自覚の音。
 生物としての個(自分)を守る本能や作業が低下すると、
 社会的な自己も不明確となり、当然他人の認識も不明確になり、
 他人を守ることは不可能となる。

◆本日の磯貝語録
 ・調音で話音をクリアーにすることは、情報を明瞭にし、
  伝達力を上げることと同時に本人の語音感を高める。

◆本日の感想
 今日は「横隔膜呼吸」の復習をした。
 私にはとても難しく、思う様には出来なかった。
 「カ行調音」は無意識では確かにボヤケているなと感じる。
 でも意識して舌を使うとものすごくうまくいかなかった。

発声・呼吸基礎(2/16)                     《ことば系》

2月16日(火)発声・呼吸基礎

講座テーマ「日本語調音法 子音③」

[1]個人テーマによる体づくり操体

[2]講義:両唇破裂音
・上顎子音:「N、L、D、T、K、G、Y」/下顎子音は日本語にはない。
 日本語子音は、1子音+1母音で必ず1音節をつくる。

(1)下顎の開け方
①下顎をおろす(上顎を使って、上顎はおとさない)/横口
舌を浮かして、舌先をどこにもつけない
 イ)口角を横に引く
 ロ)下顎を下ろす
・舌を泳がせないで、止める(そこからいろいろなところに舌先をあててみる)
◎舌を浮かして、舌先をとがらせて、舌を後退させる
 (舌骨でやる、舌小帯でやる)
・舌を前後させる、声を出しながらやる 「エ」←→「ア」のような音が出る
・舌を細くしたまま「オ」を出す(平舌だと音が舌面に広がりすぎ、不鮮明音)
舌を細くして舌を浮かせて舌を後退させて、「オ」というひびきを出す。
・日常生活と違う音を獲得する(日常生活でも使うと違った実感が得られる)
いいひびきの音のほうがよく伝わる、自分にも良く分かる
・ひとつひとつやりあげてから次へ行く。

(2)音声言語と自己実感
・口のどのあたりをひびかせると、有効音か?自分の口腔で探しあてる。
・うがいをしているとき、頬はゆるんで、やわらかい
頬の内側をたたくようにひびかせる
 上顎の音声の完成には頬の内側や奥歯のうしろまでひびかせる。
頬の内側をよくひびかせる口の形、舌の位置をつくる(鏡で見る)
(音を漏れなくひびかせる口の形をみつける)
みんなが納得するひびきの音を出した自分の身体実感を掴む。
音に感情があり、その音に意味がある、その音を持つと心や頭が動く。
・口の中がひびきはじめると、喉がよく鳴るようになり、またひびきがよくなる。
・その音が自動的につくれるように、喉と口のセットをつくる(クセをつける)
・今の「気持ち」をそのまま音にする。その音から聞き手は類推する。

テキスト:「民主主義」「気持ちいいー」「私の手の指のアカ」→音から実感する。

・身体の実感を音にするために、まず、身体の実感を実体化する。

テキスト:「私の歯は虫歯だらけ」

(ことばさばき、音さばきのレベルが低いと、実感より推察になる)
◎「実体のあるもの」→「実感ある音」にして発する。でないと「概念化」する。

テキスト:自分が快く、実感できる音にする「私」(ワタシ)

 自分自身のことを明確に理解できなければ生きていくのが大変
 自分の血に関係のある人の名前を明確に言ってみる「私の母は○○です」
 自分の名をはっきり言える(親、母国、etc. てれないで、本気で言うこと)
 自分自身に強権的であること→自分が守れなければ、他人は守れない。
生きるために声を出す
 生の実感の乏しい声の言葉は、本人にも他人にも力無い。
・同じ人間はひとりとしていないから、必死に共通項をつくり、
 信頼を持つため言葉を持った。
・まず自分が納得し、自分に責任持てる声と言葉を持つこと。
・舌がダランとしていると、リラックスしすぎて、自分を把握し納得出来ない(脱自)
 舌のコントロールは自己コントロールのはじまり。
 (生命、生きるため、人間の根本)
・自己確認は身体実感から。(運動脳をきたえ、頭とうまくつなげる)
 生命を実感する生き方。(喉と舌の一体感が充実感を生む)
 頭の機能がその回路をつくって、それを覚えるとできる。
 知能的欲求で生理的欲求を機能的にしていくと反射で生きられる。

 ことばも最低限反射でできるようにする。(声は私自身、実感、欲求である)
 自己紹介できる、身体状態、精神状態、音声状態でいるとよい。

(3)母音調音のおさらい
 「イ」「エ」「ア」「オ」「ウ」の音をつくり、ひびきを共有する。自分ももちろん聞く。
 一緒に考えてもらう、いっしょに感じてもらう、承認してもらう。
 自分できかない音は他人もきけない。焦らず、落ち着いて。

≪実態感ある言葉つくるには≫
①アゴが弛んでいること。
②鼻が通っている(開いている)こと。
③舌と喉が無駄に脱力していないこと。
④舌が下顎から離れて(浮いて)いること。
⑤舌先が尖っていること。(平舌は良くない)
⑥口唇、頬、下顎の筋肉が、無意味な弛緩をしないこと。(構え)
⑦喉が降り、口の奥が空いていること。
⑧声を口から吐き出さないで、口の奥と喉で実感すること。
⑨聴きながら話すこと。

◆本日の磯貝語録
 ・意味ある音が、言葉であり、音楽だ。音が不純であれば、意味も不明だ。
 ・誰かができたら、自分もできる。誰もできなかったら、自分が最初にやる。
 ・同じ人間はひとりもいない。必死で共通・共有をつくり、
  信頼を持つために声の言葉をつくった。

◆本日の感想
 口の中の響きを高くすると他人に良く聞かせられるだけでなく、
 自分も実感がすごくあった。
 いつも喋っているのは、あれはつもりだったんだと分かった。

発声・呼吸基礎(2/9)                     《ことば系》

2月9日(火)発声・呼吸基礎

講座テーマ「日本語調音法 子音②」

[1]個人テーマによる体づくり操体

[2]講義:両唇破裂音
 口唇子音:M、P、B、Wをつくる。
 テキスト「あ、もう間に合わないなあ」

・普段はどこを使って子音を出しているか無意識。それを意識し、修正し、
 その音をグレードアップする事を目的とする。
◎あなたの「しゃべりやすさ」は「他人の聴き難さ」になっている場合が多い。
Ex-1:「ま」「まめまめしい」まめである、ほめことば、よくうごく、ま(じ)め。
  「みずみずしい」「みなかみ」各自、自然喋りと意識喋りを比較。
・音がかさなる「ま行」はむずかしい(マモリガミ、メモクラム、モミジバ、ミミズク)
・歯の内側の母音と歯の外側の唇で音を出さなければならない。
 子音を強調しすぎると、母音がきこえなくなる。
・日本人は半分くらいのエネルギーの音から意味を想像して理解(?)している。
・人の数だけ「みなかみ」がある。皆ニュアンスの違いをもつ。
みんなが同じことを考えられる音をつくる>。「確認する」から「育てる文化へ」
 汎用性の高い、グレードの高い音をみつける日本語を国際語に

Ex-2:「さ、ざ、ら、が」唇ではちがいがわからない
   「ま、ぱ、ば、わ」唇でみせられる、唇で破裂をつくる
   「まるいまるい」「ミシミシ」「ムクムク」「メラメラ」「モリモリ」「ミカキモリ」
   「ぴらぴら」「ぺらぺら」「べらべら」「ばりばり」「ピーピー」「ペロペロ」
・音を出しているとことばの実感がわいてくる。音をつかまえる。
・ことばを雰囲気で出すと伝わらない。
 音そのものを出そうとすると本人にも分かるし、伝わる。

方法
 M:唇の中央1/3、両端も使うがあけない。唇の内側をつかう。
 P:唇の中心線、2mmの粒をまっすぐとばす、焦点をしぼる。
 B:唇の両端1/3ずつから唇の中心に向かって

・「ペロペロ」舌先でなめる。実況中継ではなく、その状態の音をつくる。
漠然とイメージせずに具体的にこまかく、実体化する。
 「一歩」「進歩」手の仕種で具体化する。
イントネーション音が重なってメロディーをつくる
 音の流れとひびきで内容を伝えるとそのまま伝わる
◎日本人はそれなりの音で伝えて、受取り側も自分なりに推測理解する
 「ぴぺぱぷぽ」上唇と下唇のくっつき具合、はじき具合で全く変わる。
 意識的にちがう音を出す、音をつくる楽しさをつかまえる
いい口の状態でしゃべると、説得力がある。(精度の高い言葉
 「プルプル」いちばんむずかしい

 M:自動的に鼻がひびく口をつくる。鼻先と首の根っこがひびく
   鼻から音が出る。鼻から音がぬける
 B:鼻が閉じている、両手を使って音を中心に集める

 なんとなくの音で、いろいろな思い方を発明した日本人
 音が不統一、字が統一しているおかげでなんとかやっていける
 音が内容を喚起する。イメージから音をつくらない(それなりになる)
 意味より前に、音をつくり、音のひびき、音のながれをつくる

◆本日の磯貝語録
 ・音をつくる楽しさをつかまえる
 ・音が内容を喚起する
 ・日本語を、同じ音を使って同じことを考えられる言語にする
 ・いい口の状態でしゃべると、説得力がある。
 ・音のひびき、音の流れをつくる

◆本日の感想
 唇音はほとんど意識していなかった。相手の言う事を、音から
 ちゃんと聞かないで、なんとなく自分なりに聞いて勝手に考えていた。
 これが重っていくのだから、ストレスがたまって当り前だと思った。

発声・呼吸基礎(2/2)                     《ことば系》

2月2日(火)発声・呼吸基礎

講座テーマ「日本語調音法 子音①」

[1]各自ストレッチ・トレーニング

[2]講義:調音法-母音から子音へ
・前回、舌骨を動かす、のどをさげる、声をためることを行う。
 「口しゃべり」より大きいエネルギーが出る。
・まず口しゃべりを克服する。奥歯より奥のひびきを獲得していくこと。
・調音点、構音点にめがけて言ったものを奥にもどす-母音調音
・自分が発した音をすぐ受けてきく。外のきこえに配慮する。
 わかりにくかったら、首のうしろをさわって、びりびりひびいているか確認する。
きかせる相手に向かって声を出し、その音を聴こうとする。
・椅子は浅くすわり、やや前傾するのを普通にする<座位の基本姿勢>
・自分の個的なキャラクターを消して芯をみつけ、その上にキャラクターをのせる。
・自分なりのものをやっていたら、自分は育たない。
・自分流でない「い」「え」「あ」「お」「う」をみつける(五つの核母音
・他人の評価をおぼえてやる。いい耳をもった人が側にいることが大事。
・鏡に音が見えるくらいの想像力をもつ
芝居はやり直しがきかない、一発勝負である。今の本番はこれっきりない。
・一発でやりあげる方法、集中力、想像性を高める。
・声はたくさんだせば嗄れる。透明度がうすれ、精度がおちる。
◎声をきたえるのは、無駄に酷使することではない。

[3]子音「あ」「か」「さ」「た」「な」
 「あ」を崩さないで出せれば成功する。
要求に応じたものをだすために、崩れない基をつくるのが技術。
・前に子音がつくのを前提に母音をつくる。崩さない構えをつくる。
舌を下顎から分離する舌先を浮かせたままで、舌先は尖って
・「か」「さ」「た」「な」「にゃ」「は」「ま」「や」「ら」「わ」を各自発音。
・聞くために出す訓練をする。
・音の直進性を活かす。ひろげると拡散して伝わりにくい
・子音のために母音の正確度を増す。母音が歪まない
・声帯は瞼に似ている。より流動性のある粘膜がある。
・うまく使えばさまざまのことができる精密機械(声器官)
「のど」がおりていることしめすぎないひらき過ぎないゆれない、こと
・声帯は呼吸の出し入れの調整役、身体の状態で内気の状態がかわる。
・炭酸ガスがふえてくると、身体が硬直してくる、中毒をおこす。
・力を入れないでのんびりしゃべると、ストレスは少ない(原形状態)。
・楽に声を出せることを知らないで生きている。気が先行し息を圧迫している。
危機・怒りで、喉は高くなる。喉を下げて、声をためるようにする
舌先を細くする。先端で上歯茎のつけ根をさわると縦口になる。
①<舌先に力を入れる>ことができる←どこを使えば力が入るか
②<上顎をはじく>口角をしめる。はじく位置を前から上にあげていく。
舌はじき音、前歯をあわせたままでやると、下顎の負担が少ない。
 「あ」の構えをしてから「さ」を出す

◆本日の磯貝語録
 聞くために出す
 言葉の基が母音。それにもとづき子音をつくる。
 母音がくずれると、言語は聞きにくくなる。
 自分なりに崩したり歪んだりすると喋り易い。さて、どうするか。

◆本日の感想
 ・自分のキャラクタを消す
 自分らしさ、自分の出したいように声を出すのではなく、
 声の芯だけを残してあとは捨てる訓練をする。
 それができたら、そこに役を乗せていけばよい。
 演じるとはそういうこと。
 ・よいピッチング
 よいピッチングをするには投球フォームや体の使い方を意識するのではなく、
 キャッチャーミットに吸い込まれていくボールをまずは意識すること。
 発声もそういうこと。
 ・母音の型
 か行以下は全て子音+母音。
 母音の型(口内)ができていればそう難しくなくできる。

発声・呼吸基礎(1/26)                     《ことば系》

1月26日(火)発声・呼吸基礎

講座テーマ「日本語調音法 母音③」

[1]ストレッチ・トレーニング、各自テーマを行う。

[2]講座「母音をつくる」
(1)演習:声の音をつくって行く:鳴り位置、響き位置
・舌の付け根に舌骨があり、すぐ下にふえがある(喉頭、その中に声帯)
・舌の動きでふえから出る音声をだめにすることがある(雑音や不明瞭音)
・舌骨をさわってみる。左右に動かしてふえもガクガクしてみる
・ふえ:喉頭は動きが悪くなるとだんだん死んでいく
 声幅が狭くなると生きるのがつらくなる-死んでいく準備
・あごや舌を動かして、喉頭の動きをみる、舌を根っこからうごかす。

Ex-(1)今日のテキスト「私の名は○○○○です。よろしくお願い致します。」

(2)「口しゃべり」について
口先から吐くことばは質が悪い-口の内側のひびきがたりず分りにくい。
・口腔の後ろ半分に前口蓋で調音した声を、後ろ奥にひびき返す。
・「自分の口はどこからどこまで?」口唇と歯よりも前。奥はあまり感じない。
・「口しゃべり」とそうでないしゃべりのちがいがわかるか。
◎「口しゃべり」は歯列から前を使い口の奥をひろげ音をひびかせないので、
 平板な音声になり、言葉も平たくなる。当然思考も平板になる。
・「口しゃべり」は下あごと舌がひっついている時が多く、舌面音のベチャ音が
 多くなる。平舌・前舌が多く、息を前に吐き出す場合が多い。
・「口しゃべり・ベチャ語」は極端に強調すると、劇画コミカルのキャラクター音
 声・語調となり、非日常へとなってゆく。
・「口しゃべり」は舌運動性が低く、音声も思考も感情も単純化する。
(3)舌骨とのど開け
◎Ex-(3)舌骨をひらいて、下顎と舌を分離する。その状態で慎重に音をつくる
 1音1音閉じないように注意して開きっぱなしにして骨をならす
喉頭をひらいて、ひらいたところをひびかせる
<注>口を横開きにすると声帯までひらいてしまう。舌骨だけひらく。
・のどがあがらないように下半身から引張る、重心は下に。
◎のどが鳴り、胸がひびくと充実感がある。喉に音を溜める
・高い位置で舌骨がひらくと、吹き上げ声になる。
・音の価値観は自分の外への効果で判断する(意志は伝わらない)
声が増す→感情がかわる→感覚がふえる→思考がかわる→人格がかわる
・出す前にその状態を準備してつくってから、出す(かまえとささえ
・のどをひらいて、のどをきたえる、やりすぎると嗄れるので注意。
・口角をしめると、舌骨がひらき、のどがおりやすい。

・社会的な責任には社会的な音声が必要
 声のためには何としても中心をつかむ。

≪のどをあけて、のどをおろす、のどをひびかせる。舌骨、舌根≫
・舌根でしゃべるのがいちばんいい声。しゃべり続けられる人は声の仕事向き。
・早口ではしゃべれない。考えながらしゃべれる。わかりながらしゃべれる
 人格がきこえる声を出す
 日常を知っているから、非日常ができる。

Ex-(5)舌の裏側のつけ根をひびかせて「イ・エ・ア・オ・ウ」

[3]前回の復習:奥壁をあけ、ひびかせる
 口の前の音を後ろに戻す。狭いほうが効率がいい
 実感が強いと声が割れやすい
 下あご、おとがいを使ってうがいする。のどの奥から軟口蓋、硬口蓋まで。
 構音器官のひびき位置をかえて、いろいろな声を出す。
 舌骨をおろすと、鼻がひらく。

◆本日の磯貝語録
 のどをあけて、のどをおろし、のどをひびかせる
 人格がきこえる声を出す。

◆本日の感想
 今日は舌骨の実感とコントロールを学びました。自然に出る声を使って最も
 良い声をつくるというのは、こういうことをしたりしてやって行くのだと分りまし
 た。やろうとして力むとうまく行かないのがむずかしいです。

発声・呼吸基礎(1/19)                     《ことば系》

1月19日(火)発声・呼吸基礎

講座テーマ「日本語調音法 母音②」

[1]各自ストレッチ・トレーニング

[2]講義
 個的な母音から、相手にわかりやすい母音をつくる
 子音が伴っても通じる母音、核音をつくる
 自己認識よりも他人へのきこえ方のほうが重要

[3]演習:母音調音
(1)ポジションとかまえ:のどを指でさわって「イ」の位置に息を吹きかける
 ふえから調音点までの息の流れを上顎と舌で感じる
・調音点を舌でなめる。上顎の歯茎の内側、前歯のど真ん中。
 自分の実感で「イ」を出す息の通り道をつかむ、息を流す。
◎≪身体の中心でとらえる≫口の前で指を立ててみる
・鏡で舌の中心を確認する。上面、下面、先端、四つの筋肉
・上顎の真ん中から懸よう垂、前歯、上顎と舌の真ん中を合わせる。
・懸よう垂の上部、軟口蓋、懸よう垂の奥の壁。
 ことばは真ん中でつくる。真ん中で思考すると明確になり、伝わりやすい。
 細い息を出す口の形、構えをつくる。
 ど真ん中で「イ」の音の感覚をつかむ。正中腺
 「イ」の調音点をつかんだら、そこから口の中に戻してひびかせる。
 のどから調音点にむかって出すよりも、調音点から口の中に戻す方がきき
 やすい。
 感覚を鍛える、音、筋肉など。考えなくてもわかるものを身につける。
 まずは自分がいいと感じる「イ」を出す。きいてもらって修正する。
 咽頭壁(軟口蓋、咽頭奥壁)の感覚が重要
 音をシャープにする、たて口、唇、舌、あご、オトガイ、よく聴く。
 ①出したあとにきく②出しながらきく③出す前にきく
 外の音をきく
 シャワリング、上顎骨に息を吹き上げ続けるトレーニング

 ①のどから調音点に向かって出す。
 ②調音点からのどに向かって出す 上顎をとおる ×舌面

 ×イメージ ○想像する
 力は1mg入っていると多い、が入っていないとダメ

 ②の構えでイ、エ、ア、オ、ウをのどに向かって出す。
 上顎の明るい、高い声、はっきりした声になる。
 情動だけでは伝わらないものを出す。

◆本日の磯貝語録
 身体のどまんなかで声をつくり、思考する。

発声・呼吸基礎(1/12)                     《ことば系》

1月12日(火)発声・呼吸基礎

講座テーマ「日本語調音法 母音①」

[1]各自ストレッチ・トレーニング

[2]講座 (1)ことばの調音について:言葉の精度、明瞭度をあげる、5母音から
      はじめる。
 ・人が音をきいてよい音だとわかるようになること。
 ・弓矢のように先端が鋭く、遠くまで届くことばをつくる。
 ・母音の調音がしっかりしていないと子音調音はうまく行かない。
  同じ「い」でも違う音がある。正確に使い分けられるように。
  呼吸と支え、のどのなりをつかって母音5音をやりあげる。

(2)口と調音点(テキストP.27):
 音をあてる位置。あてた音が返ってきてひびきをつくり、その音となる。
 「調音点」舌のいちばん高い位置(母音五角形)を一般的には云う。
 ・舌の位置の感覚は訓練しないと不安定できまらない。
 ・舌を正確に動かす訓練
 ◎音をあてる位置を決めて舌を動かす、きめる。
  ことばを音からつくる、思いからでは不正確。
 ・声を出すことはのどを鍛えること。ことばづくりは別のこと、口跡をよくする
  など。
 ・声は口の中で乱反射し共鳴音になる。当たってはねかえる。直進性がある
 ・出す音の反射壁・点をきめる<「い」という音の基準の音をつくる>気持ちだ
  けでない音
 ◎「い」上あごの歯茎の内側に狭くあてる(「い」の反射調音点)
  やわらかい舌でなくかたい硬口蓋にうまくあてるにはどうするのがいい。
演習1:母音は歯列内側でつくる、外側の音は無効(いい音でない)
 ・「あ」は種類が多い、「う」いちばんむずかしい、「え」音が少ない。
  「い」の場所を舌で確認する(舌、あごの形、運動性によって場所がちがう)
  いい音が出る場所をさがす。次にいいひびきになる出し方をさがす。
 ◎「ことばは何のためにあるのか?」①他人に伝えるため②自己確認のため

Ex-① 自己確認の「い」を出す=自分が「い」と言っていると感じる音
 ◎自己確認のためには”シャープな音”をつくる、自己認識が明確になる。
  それと他人に伝えるための音は違う。それぞれにちがう感覚をもつ。
  自分のためのことばエネルギーは小さくていいが、シャープないいものをもっ
  ていたい。
  自己確立する。自分だけの価値観をつくる。自分の中でプライドをもつ。
 ◎出した音をよくきく感覚を研ぎ澄ます音の良し悪しを判断する
  自分で自分を律する。出す前の構えから感覚をとらえる。全身の感覚
  自分に必要な最高なものを毎日プレゼントする。五感を鍛える

Ex-② 他人に伝えるための音「い」を出す→ききながら出す
 ・きく人に届けるために最高のものを用意する。具体的な作業をつかまえる。
  →「い、い、いー」をつくる×3回。やり過ぎると感覚がまひしてよくない。
 ・音の精度をあげる。濁らない。雑音すくない。好みとはちがう。
 ・自分の楽器でいちばんいい音を出す方法をみつける。趣味や好みぬきで。
  声帯への圧力、口の中での反射のさせ方、音調が一定、反復できること。
 ・いい感触のほうが残る。それを忘れない。
  口の形、舌の形、あごを動かす筋肉、声の素、スタートは声帯にある
 ・のどを鳴らす(やりすぎない、やりすぎると悪くなる)
 ・伝える先をきめて、正確に出す。
 ・少ない回数で音を正確に出す方法をみつける訓練をする。
  声ができてから、しゃべりの訓練をする。まずいい音を出す、きく。

Ex-③ 母音調音テキスト(i)段の発音練習
 ・のどを指でさわって、のどの実感をもってやる。
 ◎お手本、サンプルがあることが調音には重要。音をまねる
 ・いい音をきいて、なぞる、きいた音をそのまままねる
  悪い音はまねしないほうがいい
  悪いものはおぼえない、いいものはのがさないことが重要。

◆本日の磯貝語録
 調音とは:自己確認のための高品質でシャープな音と、他人に伝えるため
 の正確で高エネルギーの音をつくる。
 出すためにまずきく(受ける)。言葉を思いからでなく音からつくる。

◆本日の感想
 各々の個人のことばの精度を上げるための調音のレッスンで年が明けました。
 はじめは母音調音でした。