歌発声木曜講座(7/5)

講座テーマ「モーツァルト・オペラアリアを歌う・試演会」

[1]ストレッチ+発声

[2]伴奏合わせリハーサル

[3]試演会
 (1)「魔笛」より、パミーナのArie
    "Ach! ich fühll's, es ist verschwunden"
 (2)「Don Giovanni」より、エルヴィラのArie
    "Mitradi quell alma ingrata"
 (3)「Cosi fan tutte」より、フィオルディリージのArie
    "Per pieta, ben mio perdono"
  ※(1)は全員共通、(2)(3)より1曲選択。全曲原語カットなし。
  伴奏:田中知子

[4]演奏後講評会


モーツァルトの音楽は良い、どんな曲をとっても良い、あきる事がない。仕事でオペラをやっていた時期には若かったので時にはちがう人の音楽が欲しいと思う時はあった。もちろん今でも様々な曲をやるし聞く、でもモーツァルトが好きだ。

思えば初めて仕事として接したオペラはコシ・ファン・トゥッテであった。上演のための総こま使いのような事をした。もちろんオーケストラスコアを暗譜したのもこのオペラがはじまりであった。
あれから30余年。おそらく何等かの形(聴いたり、歌ったり、観たり、演奏したり、させたり、勉強したり…)で95%くらい接しているのではないだろうか。

何が一番好きか?と聞かれるのが一番困るのだが今は宗教曲だ。
モーツァルトの音楽は“嬉しい”。
バッハの音楽は、はるか遠くに偉大な神があり、そことつながっている有難さがある。
モーツァルトは、天上の全ての神々が皆音譜となり、星が輝き音を発し合っている様な神々しい嬉しさとすごさがある。ビッグバンが爆発したような感じだ。

モーツァルトのお陰で生れても、生きていても、死した後も“嬉しい事”を知る事が出来る。
多分モーツァルトの音楽は必ず「未来」だからではないかと思う。

歌発声木曜講座 (6/10)

講座テーマ「モーツァルト・オペラアリアと発声」

[1]ストレッチング/首、肩、胸部を中心に

[2]発声上の身体の使い方について⑥

   (1)横隔膜と腱中心と呼吸運動と原理
   (2)横隔膜、骨盤膜、会陰結合の呼吸運動
   (3)吸気の会陰の横隔膜引き下げ運動とささえ
   (4)鼻、眼のまわりの筋群による鼻腔のひらきと、前頭洞(額)のひびき
      づくり
   (5)顎関節の引き下げと、喉頭引き下げ運動によるのどあけ
   (6)軟口蓋引き上げと前顎、乳様突起周辺筋の使い方

[3]アリア、個人歌唱と指導


◆「下顎緊張と精神の緊張」

寝ていても歯を食いしばっている人がいる。
朝起きてもすぐ顎がひらかない人が多い。
一方人前に出ると歯を食いしばるクセの人もいる。
下アゴの力を抜いて下さい、と云われると反対に固定して
(緊張)してしまう人もいる。

大アクビが出来ない人もいる。
アクビはむしろリラックス現象と考えるがそれがうまく行かない。

大口を開いて物を食べる人も少なくなった。
口が開く、顎関節をあける、ということは、
その人の生命力と関係があるのかなあとも思われる。

口をダラーっと開けているとダラしないと思う節もある。
私には歯を食いしばっているより幸せの様に思える。

歌う人は先ず顎と喉を柔らかくする事が必須である。

下顎を緊張させる程、精神を緊張させる事をせおっていると
人生は固くなるし、歌はうたいにくい。

歌発声木曜講座(5/27)


歌発声木曜講座

「試唱会」

各自が講座以外に個人的に練習している1曲を歌い、講師から批評を受ける会だ。
今回のテーマはフリー。歌曲もあればアリアもある。
2回の伴奏合わせ(前回講座日と本番前)の後の試演である。
レパートリーを増やすこと、人前に出してみることを目的に年2回行っている。


【耳を澄ます】

自分が演奏している音楽を常に聴いていたい。
自分が楽器である声楽家は、自分の出している音や音楽をなかなか聴けないものだ。
むしろその声を出している状態を聴いて(感知して)いる。
もちろん楽曲性の高い曲を歌う時は、集中力のある身体と高度な知覚が目覚めていなくては歌えない。この“耳を澄ます”とは、これらの状態にあっても更に耳を澄ますべきである、ということだ。
当然伴奏者の音にも音楽にも耳を澄ますべきである。
と同時に、自分の声にもこれからやってくる音楽にも“耳を澄ます”ことが望まれ、当然あるべき姿なのである。