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声の呼吸法講座(3/8)

講座テーマ「まとめ」

[1]ウォーミングアップ

(1) 四股。股割り。骨盤と股関節とそのまわりの筋肉を調える。
 芸事と普段の生活を折り合いをつけてやる。壊さない。
◎自分の身体を知る。自分の機能を知る。はたらきを知る。
 身体は柔軟でなくてもよい、が硬いと損。
・声と身体を使う(外側よりも中身が大事。芯をきたえる。皮膚感覚)。
◎いろいろなものに適合できるような芯をつくる。芯を知る。
 だんだん居所、すわりのいい姿勢がわかってくる。

(2) 使ったら、元に戻す。反対に動かす(回復運動)
・仰向けでひねる。伸びている足首をのばしたり、まげたり。
・両足をのばして股関節をゆする左右に、上下に。
・両足をかかえる。膝をひらく。背中、首の力を抜く。
・両足をのばして背中がべったりつくように身体をつかう。首はしめない。
・腹筋だけを使わないで腹筋運動を行う。
・腕をバンザイして体側、脇の下をのばす。
・脚を半伸ばしにして股関節をゆるめる。
 頭に血が上るようにではなく、落ち着くようなウォーミングアップをする。
・座骨を意識する。
◎しゃべり方が悪いのは発声が、発声が悪いのは呼吸が原因のことが多い。
 いい声が出る状態になる方法をみつける。
◎自分が納得し、他人にも通じることを考える。

<個人テーマ練習>
Aさん 歩く
Bさん ハミング。ピアノで出している音をみつける。弾いた音と同じ強さで出す。
    鳴りよりもひびきをきく。強すぎず弱すぎずをみつける。音かえる。
Cさん 5年目。一回きらいになって最近本気で好きになった。
Dさん 自分に合った声をみつけたい。あご、歯列、舌・鼻、のどはいい。
Cさん 首・肩・手のしびれ。じっとしていられない。ロングトーンをするとよい。

[2]講義と演習「身体・気・心・語気テキスト」腹と思いと考えと感情
(1) まず、そのまま読む。今の自分で読む。次に各々の気で言い分ける。
(2) 気の状態を自分の身体でつくる。
(3) 腹で考える。腹をこする。腹をあたためる。手が赤くなるくらい、両手でやる。
(わからなかったらきく、きいてわからなかったらやってもらう)
◎末梢まで気を行き渡らせる。

Ex-1:臍の上と下に手を当てて、ことばをきく。声を出さないで「小林一茶」
・感じやすい方の手がある。その手から声を出す。あるいはその手に向かって
 つもりでなく身体の実感がある。

◎感情は最初に腹に起こり、それから頭にいき、各身体に指令がいく。
・頭の理解を腹に送り返す。
→テキストをしみつかせる(100回音読する。100回書く)早く頭に入れる。
◎気の条件を身体に、腹に、小腸におこす。
・言葉の記憶は前頭葉に、情報として入れる。脳幹の情動にしない。

◎<情念芝居>大げさ、くさいのは、江戸時代からの日本人の特有のもの。
 声に出さなくても息がおこる。喉がうごく言葉をつくる。
 腹は別の作業で状態をつくる。(感情移入はない)
Dさん 腎臓を温める。背中の下がかたい。そこで感情をつくる。
・楽しむ、苦しまない、「悲しむ」ことが楽しい身体の状態をつかむ。
 暑さ、寒さもまず小腸にくる。

◎知(大脳前頭葉)・情(脳幹)・意(前2つを統合する脳)
 その部位が生理的に反応する。3つを分離できる。
 いい役者を見て、受けて、感じて、反応して、わかることがある。
 現在は役者でなく、演出家がやっている演劇が多い。だからつまらない。
 さらに演出家が演出でなく、自分をやりたがる。
 うまい役者がいれば、演出家は何もしなくてよい。
◎気・感情・腹(肚)を自分でみつける。言葉はそれから。
・身体でやる。頭でやるといいことない。
 呼吸運動を全身でやる。瞬間やる。ひたらない。頭はちがうことをやる。
 腹で字が読めれば、繰り返しやれば感情は湧いてくる。
・本来の「思・想」は長い時間のもの。今のは瞬間のひらめき、頭の
 今思ってもその演技はできない。
 鼻から吸う。吐き出さずに出す。ささえて出す。
◎わかったあとで技術が身に付く。技術とは整えること。
◎技術(technique)と操作(operation)はちがう。
 テレビは実(体)でなく虚を楽しんでる。
 自分はどうするのか、どうしたいのか次第である。
 実があって真があると、みんな見に来るのではないか。
・今は虚が多い。虚を実と思っていることがある。
 でも人間の実(排泄とか)は変わらない。
◎自分の中に真実をみつけることからはじめる(真の実)。
 それを外側と技術でつなげる。
・真に納得したものは外にも通じる。
◎「これだ」という自分の実感をひとつずつ積み上げる、それが自信になる。
 道には先があり、尻尾もある。ずっと続いているものにのっかっている。
 道のある「芸」をやろう!



◆本日の磯貝語録
なし

◆本日の感想
 講師の話が分るようになって来た。次に実感を手にしたい。
 この1年で、理解した事、気付いた課題をしっかりこなしてゆきます。

声の呼吸法講座(2/22)


講座テーマ「身体気と語気①気、ことば、声」

[1]ウォーミングアップ
 歩く。かかとからつけて大股で
 壁に手をつけて、片足ずつ振る。前後に開脚、つけ根を伸ばす。
 大腿裏を使って仙骨まわりをほぐす。
 座位、足裏あわせて仙骨を引き上げる。
 足裏をはなして仙骨たてるときに息を入れ、息を出しながらゆるめる。
 足首をポワント(伸ばして)仙骨立て鼠径部まで息を入れ、
 息を出しながらゆるめる。
 手を後ろについて背面(肩甲骨まわりなど)をゆるめる。
 片足を曲げて下腹部をつぶすように息を出す。
 下腹をもむ。えぐるように。
 片腕を天井に向けて上げる。脇をのばす。
 両肩を抱えて、息を出しながら前傾する。腰をひねる。肘までつける。
 正座して手首をのばす。手の甲をつけて指ひらいたりとじたり。
 肩入れ、猫のポーズ、立って腕を振りながら身体をひねる。
 ロールダウン、足裏をのばす。首裏から背中をのばす。手首をまわす。


[2]講義と演習「気とことばと声」

 気:エネルギー、精神 語気-語にも気がある。意味の持つ力。
 気と呼吸。気の息の関係にふれる、さぐる。

Ex-1「厚かましい」を”気乗りしない”、”気迫ある”、”気づまり”で言う。
・他者と関係している、自分ひとりでは完結しない語と自分の気。
 「日本語気」の世界は日本独自のもの。何となく通用している。
 年齢、社会状態による精神状態のエネルギーが通じたり通じなかったりする。
・メールで精神が伝えられるか、本心はわかるか。用件は通じる。
 自分の気持を正確に伝える言葉を選んでいるか。
 メール、ブログ、ツイッター等、情報だけで扇動されていないか

◎日本では、30年で音声コミュニケーションが30%減少した。
◎声のことばが出す人の精神状態をいちばん納得させることができる。
 声とことばを使って生きあう。社会情報、人間情報を伝える。
Aさん:声に出して意見をするのがこわい。文章を書くほうが落ち着く。
    音声コミュニケーションと向き合うために芝居をやる。
・自分がどうやって生きていくかによってコミュニケーションのやり方が決まる。
 使わないと能力が落ちて、欠落する。自分はどうなるか?大丈夫。
・声やことばを吐くのは自分が生きている核心があるから(機能している)。
・生きている実感のある喉で声を出す(閉じすぎたり、開けすぎたりしない)。

◎ことばは自分自身の精神の気、身体の気である。具体的な形
 ことばをどのように発すれば充足感を得られるか。
 道具をどのように使うか見究める。なぜ呼吸法が必要か。
 強いて必要を感じているか。本気で自分と向き合っているか。
・いい声をすかっと出して、自分の本気を実感する。
 変な声を出して自分は気にならなくても、他人は気にするし他人を傷つける。
◎自分が出している音への意識。他人に影響を与えていることへの意識。
 同じ人間が同じ言葉を使って同じ状態を共有するために自己を確立する。
◎自分の気を確立し、同じ気を持つ人と分かち合う。
 そのために声とことばがある。
 仕事のため、社会のためは二の次、確信をもってやる。
・本人がやらなければよくならない。覚悟を決める。免疫をつける。
◎身体と精神を免疫がつなぐ。精神の免疫は「へこたれない」「まげない」
・精神を乱されない。原因を外に置かない。
・どんな社会状況にも耐える自己を確立する(頑張るのとちがう)。

◎≪呼吸と気≫のエクササイズ
 丹田を恣意的に前に出す。後ろに入れる。自分的に呼吸する。
 前に出して、止める、元に戻す。後ろに入れて、止める、元に戻す。
 呼吸を止めて息苦しくなって吐くと楽な位置に戻り、自分を知る。
(自分が自分で意識していることは全能力のほんのわずかである。)
 自分の中の知らないところとつきあう。意識の仕方が「気」。

Ex-2「養老院」を”気乗りしない”、”普通に”、”気迫ある”、”気づまり”
          ”気くばり”、”気働きが良い”、”気早い”…して言う。
・頭でなく、気をつかう。身体の中のエネルギーの動き。

Ex-3「ダラリダラリ」を”気が晴れる”、”気がふさぐ”、”気味が良い”、
           ”気安い”、”気休め”して言う。
・足の裏のど真中(湧泉)と掌のど真中(労宮)と鼻の下(人中)
 身体を意識的に動かして息を入れる。動かさないと入らない。
 出すのは自然に出るが、出すのも意識してやるのを「気を吐く」
◎丹田呼吸で入れて、三点を意識して気を吐く。気を送る「輸気」
(三点をいつでも意識できるように鍛える。竹踏みなど)
 わからなくても、出ていると思って、出ていると決めてやる。身体に気を通す。
・ことばを身体の中の気の動きでとらえる。分けられるように。
・気の回路をつくる。身体の中に状態をつくる。想定する。中に探す。

Ex-4「まっさかさま」を”気を病む”、”気苦労が多い”、”気が楽”、”気が高い”
           ”気が抜ける”、”気を張る”、”気を下す”、”気が暗い”
           して言う。
  「まっさかさま」をまっすぐ身体に持っていく。頭を経由しない。
◎ことばを使って心をみつける「探心術」。
 あたまからではなく、身体の気から感情をつくる、つかむ、みつける。
 身体でやっているか、あたまでやっているか、思い込みでやっているか。
◎自己誘発する思い込みがストレスになる。頭と身体がズレる。
 からだの気、こころの気、ことばの気をつかまえる。人間本来のこと。
 年に1度か2度やって知らないうちに身につける。
 自活力をつける。意味から柔軟になる。

◆本日の磯貝語録
 からだの気、こころの気、ことばの気をつかまえて、自活力をつける。
 漠然と気持となっている所に落とし穴あり、人間もっと繊細だ!

◆本日の感想
 声や言葉が自分の確信につながっている…脳にも影響あり…こわい事ですネ。
 自分と向き合う⇔本気?難しいが、人生の充足感を得たいのは確かである。
 ”気”のエネルギーの話もおもしろかったです。

声の呼吸法講座(2/8)


講座テーマ「5種練息法②」

[1]ウォーミングアップ
(1)3T(止めない、溜めない、閉じない)を行う。
 全身の皮膚を動かす。動くように骨や筋肉を動かす。
(水の中だとわかりやすい)
・かたい筋肉のところは皮膚が動きにくい。
・舌でなめられている時の皮膚の感覚を保つ。
・誰かになでられているような感覚。頭は考えない。
・正立から足の位置を動かさない動きで調整する。
・3Tはいい訓練で、いい表現で、いくらでも続けられる。
・大きく動いて収束する。
 死んでもわからないかもしれないような大きいことに向っている。


[2]講義と演習「身体気と語気①」

(1)息とは?生命、声を出すためのもの、活力、あたたかい呼吸
東洋人が名付けた呼吸の一種類、人間の中の空気の流れ
持続(続けるためのもの)、エネルギー(声を出すための)
 人に伝える頭を育てる。

(2)「身体気・精神気・語気」資料による演習
・テキストの語の状態の息をつくる。ちがいを実感する。

テキストー気負う/気後れ/気落ち/気が抜ける・・・
・普段無意識で自動的にやっていることを改めて認識、実感する。
・「気」のつくことばはたくさんある。ことばを使い分けている。
・気は変わる。動く。瞬間のもの。長い時間のもの。蓄積するもの。
 自分に向かうもの、他人に向かうもの様々あるものを区別する。

テキスト「気ぜわしい」ときの身体 下着の中にノミがいるみたい

テキスト「気負う」状態のオノマトペ。声をつくる。息をつくる。
◎そのための場面をつくる。ウラをつくる。別の言葉で言い替える。
 似たような言葉をさがす。別の言葉をみつける。
・日本語のことばには、一つ以上の意味がある。
・テキストをそのまま丸のみしない。意味違い。ニュアンスちがい。
テキスト「ああ、そうか」を気落ちした=がっかりした状態で出す。
・1つ以上の意味を知っているかいないかで表現が変わる。
・現実と理屈を近づける。現実と字義の間をとらえる。
 出しやすいように身体を動かしたりする。
テキスト「気兼ねする」ときの声、息、身体、動作はどうであるか。
・地方から集まった似たようなニュアンスのちがう言葉が原因で語彙がふえた。
◎共通音の共通語がないので、自分の言葉にこだわらないで共用する
必要がある。
・自分の中にない言葉を自分の中にある言葉に置き換えて身体化する。
 テキスト中のすべての言葉に1つ以上別の言葉で置き換える→宿題
 テキスト中のすべての言葉の声、息、身体、動作をつくる →宿題

◆本日の磯貝語録
 1つの精神状態、心理状態について、日本語には類似した語が沢山あり、
 使い手により様々なニュアンスを使い分けている。
 この問題が日本人には可成り大きな問題だ。外国人には不理解だ。

◆本日の感想
 普段生きている時の自分の考え方や、言葉のとらえ方を
全て見透されている様な気分になりました。

声の呼吸法講座(1/25)


講座テーマ「5種練息法②」

[1]ウォーミングアップ
 三点倒立、首がすわる、目が覚める

[2]講義「息の5息法について」
 呼吸-空気の出し入れ
 息-体の中を巡るエネルギー
 表現のための息に、正息・安息・実息 絶対に鼻から入れる。
 体内に入れて温度を変える。
 磯貝メソッド5息法、コントロールする息、表現のための息
 (1)長息 腹息(Hi)
 (2)短息 腹息(Hi)
 (3)強息 胸息(Ha)
 (4)弱息 胸息(Ha)
 siだと有声音に転化しにくい、hで喉頭を意識する。1音1音つくりなおす。
 (5)細息(糸をつむぐような息)、口唇息、背息(u)
 (参考)深息、浅息、急息、暖息、ツブ息

[3]演習:5息練習
 (1)長息:安定して細く長い息を5回くらいできるように
 (2)短息:口の奥のhをまっすぐ前に出す。(1)+(2)をやる「hi,hi――」

・息がもれると、エネルギーを捨てている。体内の気の空気の部分
◎息はあなたの精神状態である。気を息に参加させる。
 気を抜かず、上げすぎない。息をまともにすることで調整する。
・本意気と日常の差をいつも意識しておく。
◎気と息は連動している。音でなく息を出す、流す、吐かない。
・呼吸でなく息を意識する。息のポジションを意識する。
・(1)(2)臍から鳩尾の間でやる。かためないこと。
◎丹田を入れて横隔膜を出す。「hi,hi――」「hi――,hi」
 短息を繰返して喉から口先までの息の流れを意識する、もらさない。
 鳩尾の下、臍の下に手を当てて確認する。
 丹田を入れることで横隔膜を押し出す。
 横隔膜が抜けて、胸にあがらないように。
 短息は息の粒をつくる。

 (3)強息:横隔膜の側部で「ha」を出す
 軟口蓋、上あごに息をあてる(広くしない)
 それを強める 息でコントロールする 喉に負担なし
 丹田で横隔膜を張り、瞬間強い息を出す。
 丹田を出すのと入れるのと両方できる。
 息は鳩尾から下に溜める。
 脇と丹田をつなぐエネルギーをみつける。

◎「声が悪いと言葉が悪い 言葉が悪いと精神が悪い」のではないか。
・魂がくずれると声がくずれる。声が乱れると精神が乱れる。
◎息が整うと心も身体も整う。何かが通る、通じる。
・通そうとしなくても通るのを信じる。代償行為に逃げない。
・いつかはできるようになると信じて、ただただ続ける。
・できたら、もう一回やる。それを繰返して定着させる、掴む。
・できないことだらけだけど、自分にできる少しのことを確実に知る。
・声は変わる。生きようによっていくらでも良くなるし、いくらでも悪くなる。
◎身体の精神で声を出す。肚にある息を使って呼吸をする。
・他人ができるなら自分にもできる。


◆本日の磯貝語録
 呼吸法もレベル(グレード)があり、方法も用途により少しずつ異なる。
 磯貝メソッド5息法は、応用実践的、特に表現には有力な方法である。
 息の実感をしっかり持つ事から始めたい。

◆本日の感想
 身体法は「倒立」でした。やはり軸がずれていてうまく立てない。
 ここだとつかめると楽になった。今日は5息をやった。とても息が高い事が分る。
 気ばかりで実は息がすごく高すぎる。下げるしかない。

声の呼吸法講座(1/11)


講座テーマ「5種練息法①-ことばの身体性と息」

[1]ウォーミングアップ

[2]講義と演習
 新年を迎えて、今までやってきたことを整理する。
 各自の方向性に合わせてまとめる。素材を生かすように。
 推進力をもって「絶対にやめない」と決めてやる。プロになる。

(1)高い表現性をめざして
 利き手の第二指を立てて、物を指さす形をつくる。美しい形をさがす。
 高さ、向き、人が見てわかりやすい。手だけでわかる仕種をみつける。
 自分が思っていることが伝わることば、仕種をつくる。

Ex-1 ことばと仕種をあわせる。「これ」「それ」「あれ」(同じ指し手で)
 ことばだけやってみる:「れ」は共通だが「こ」「そ」「あ」につながる「れ」はちがう?
(プロ=専門家=人の評価に耐える訓練をしていること)
・厳しい目に通じるように本気でやる。人前で迷わない、お手本になること。
・声で距離感を出す。(準備してからやる。言ったことに責任をもつ)
・言葉をクリアーにする。(緊張をみせない、やる気をみせない)
・やるべきこと「だけ」をやる(気負わずやる方法をみつける)
・自分のやろうとしていることと、他人に伝わっていることの誤差をとらえる。
(初めてで完成する。2回目はもっといい完成する。3回目はもっともっと)

Ex-2 抽象言語と身体性 Text「それぞれのみなさんが」
   抽象的なものは無理にでも具体的にする。表現する。

Ex-3 文にする「これです」「それです」「あれです」
・「です」 「e」の核音をつくる 「e」のひびきをつくる
・「えす」に「d」がついても音がくずれない。母音の作りをしっかり
◎音を出しながらきく。音をとらえる。音を聞き分ける。
・正中線をくずさずに聞く態勢で出す。
・重心をおろす。身体全体で声を出す(大あごを動かす)

Ex-4 鼠径部に向かって声を出す「そ」「こ」「あ」
・余計なことをしない。「こうしよう」よりも今やったことをとらえる。
 やり上げられること、今できることをやる。今の自分の地点をとらえる。
 やることそのものをやる、自分で勝手に考えない。
◎ひとつのことをやり上げる力を養う。集注して、洗練する。
 全身自信満々でやる。ニュートラルを出す。
・質のいいことが自然体になるように訓練する。
・目でも耳でも聞く。出し方の前に聞き方を身につける→息の所在
 聞く力があれば出せる。たくさんしないで、一発でできる方法をみつける。
 話を聞くことで、頭の整理をする。音感、語感をつける。
 音をつくって、内容を入れる(内容が先行すると形がくずれる)

◎これ-1m以内、それ-1間以内、あれ-それより遠く
 言葉の距離感の体感
・距離、時間、色彩、重量、温度をつけると立体感がつく。
 具体的に正確に頭の中に描くことを「イメージ」という。
◎「イメージ」は身体感覚と結びついている。漠然と思うことではない。
・身体的想像力を身につける。生まれたときに近い形からはじめる。
 親指が出た握り拳をおだやかにひらいて第二指だけをのばす。
 腕の緊張はなく、指は震えない。
 指さし訓練は、空間意識のトレーニング。
 身体感覚がかわると、エネルギーが変わる。


◆本日の磯貝語録
 全身で感じ、全身で行って人は生きている。「これ」と特定すると意識が
 身体も精神も限定してしまい、集中はするが動かない(生がない)ものと
 なりがち。でも意識を育てないと人が育ったとは言わない。難しい。

◆本日の感想
 他人がする各々の表現のわずかな差が分るようになりました。
 でも自分がやっていると、他人の時ほど細かくは分っていないなとも分りました。
 表現にはそれに必要な態度がある。自分は未だ定まっていない→実感

声の呼吸法講座(12/7)


講座テーマ「チェック」

[1]各自ウォーミングアップ
 チェックの準備

[2]チェック
 全呼吸法読み上げテキスト<1>~<4>を
 呼吸法①~⑦で読み上げる。

 呼吸法を自発的に変える。
 呼吸位置を維持して、声を出す、テキストを読む。
 呼吸位置が変わると言葉の出し方が変わる。
 言葉の出し方が変わると、意味は同じでも内容が変わる。

 声が変わった。
 呼吸が変わると発声がかわる。
 感覚や感情もかわる。
 キャラクターはそれをやる続けるということ。
 役になるにはさらに自分でなくなること、自分を消すこと。
 呼吸が変わった上に、発声法を変える=喉の使い方
 発声法を変えると人格も変わる。
 発声法の方が簡単。
 変化したので喜ばしい。

◆本日の磯貝語録
 心を落ち付かせるためには呼吸を整える。
 呼吸が変われば当然、心は変わる。
 それは、声も変わること。

◆本日の感想
 呼吸法が変わるだけで声が変わることに驚きました。声の変化が
 呼吸によるという意識が欠落していました。しばらく休んでいたので
 皆さん良くなったし、出来る様になっているのにおどろきました。
 つくづくもったいない事をしたと思います。

声の呼吸法講座(11/16)

講座テーマ「全呼吸法」

[1]ウォーミングアップ

[2]下半身強化・腹筋運動
・地面にすわって、腰をたてて膝をまげてフレックスで片足ずつ伸ばす縮める。
(仰向けに寝て身体をゆるめる、膝をうごかす、膝を胸にひきつける=回復)

[3]7種呼吸運動のための予備体操(上向寝、大の字型)
・大腿のつけねの筋肉をうまく使うための、呼吸運動のための腹筋運動
 身体全体を伸ばす、足のつけねを細くする。
・腰の裏に手を入れて、それを押すように腹を動かす。腰部筋運動
・鳩尾に手をあてて、それを押し上げるように腹を動かす。下腹はへこむ。
・おへその上に手をあてて、それをもちあげるように腹を動かす。ゆっくり戻す。
・丹田の上に手をあてて、それをもちあげるように腹を動かす。一度とめる、
 ゆっくり戻す。
(丹田をさわって、腹が張っている状態を確かめる)
・鳩尾の真横の肋骨を左右からおさえて、それを広げるように胸をうごかす。
 真横より少し背中の方を親指でおさえて、それを広げる。
・腕を天井に向けて上げて片腕ずつ、両手いっしょに肩からあげる、肩甲骨まで。
 首を後ろ手に組んで、後ろ首をのばす。左右にひねる。僧帽筋運動

[4]講義:呼吸法7種の説明
◎呼吸を息にかえるということ
 おわんが2つのような横隔膜の形で、どんな姿勢でも呼吸できる。
 ①~⑦呼吸法おさらい(読み上げテキストに番号対応)

[5]読み上げテキストと7種の呼吸演習
・横隔膜呼吸、下腹のコントロールが難しい人に向く。
◎呼吸をコントロールする:意識呼吸:目的に近づく、表現性の高い呼吸
≪呼吸部位と声の特徴≫深い呼吸は落ち着いて 高い呼吸は軽く。
・深い呼吸は腰方形筋を使う。「呼吸筋」呼吸の安全弁。
・ここのささえがないと音声障害になりやすい。
 悪い声は喉にうつる。緊張も伝わる。
(肩甲骨の上の角の間の背骨、「風門」ここが通るとカゼが抜ける)
 背中をひらく。高い位置の声はひびきがうすいので、口跡により注意が必要。
◎「呼吸法がかわると声が変わる」
・誰かがひとりできたら、自分もできると決める。
 それをやるかやらないか、時間はかかる。
・壊さないように、気持ちだけにならないように、呼吸をかえて、声をかえる。
 すると精神状態もフレキシブルになり、周りを受けやすくなる。

演習○テキスト(1)~(4)を7呼吸替えで朗読、塾長個人指導
・意識的に様々な呼吸を「ことばに」つなげるのはけっこう大変である。
◎出している音・声をきくと、音のひびきに誘導される、引っ張っていってくれる。
 変わるのを信じていると、いつか変わる。
 覚えた方が身体の感覚はつかみやすい。

◆本日の磯貝語録
・変わる、出来ると信じやっていれば、いつか必ず成る。
・呼吸法は1つではない。知らぬ間にやっている自分の事を1つずつ自分に教えて
 もらい自分は成人として死を迎えるまで育って行く。

◆本日の感想
 かねがね塾長は、言われる事を必ずやって見せてくれる人で別者 スゴ者と
思っていた。
 今日塾長が”誰か1人でも出来るなら自分でも必ず出来ると信じ、
やり続ける覚悟が出来れば必ず出来る”と言われ電気が走った感じがしました。

声の呼吸法講座(11/2)


講座テーマ「背面呼吸」

[1]ウォーミングアップ
A,Bさん スキップ、呼吸でリズムをつける、巻き舌で
A,Bさん ねころがって身体をゆるめる
Bさん 壁に手をついて、外足を足振り、前と横、横向きに立つ、足の甲を丸める
Cさん 股割り姿勢で足首を握って歩く。力を入れないで歩く。背骨をやわらかく
Bさん ①踵上げる ②①のまま膝を曲げる ③膝・足首を伸ばす ④踵下ろす
Aさん 腕振り、膝と足首やわらかく、左右の足の前後を入れ替えて。走る動作
Cさん ハチマキを巻く位置で動きを支える
   ・いわゆるリラクゼーションでなく、身体を大きく動かすことで身体をほぐす。
Cさん うつ伏せで足首つかんで背筋運動
Dさん 「亀になる」頭と身体の想像力、人に見られる、かっこいい、美しい動きを
    つくる。
   ・全身を使ってその動作をしていることを実感する。
Dさん 股関節をやわらかく動かすことによって、全身を動かす。
   ・今まで使っていなかったところを開発する。
Cさん 仰向け大の字になって足を反対の手につける。膝曲げない。
Dさん 「サボテンになる」鏡を見て、全方向からの見栄えを検討する。
    やったことを覚えているのが演技の基本

[2]講義
◎呼吸法=胸式、腹式、横隔膜、丹田、腰方形筋(P.16 図-16)
<腰方形筋=呼吸筋>(骨盤と肋骨、背骨をつなぐ)
・横隔膜がかたまると心臓も動かない(不安・恐怖の状態)
・呼吸は精神・感情状態と大きく関連がある。心と直接リンク。

演習「僧帽筋(P.16 図-20)を使った呼吸=背面呼吸」
1)肩甲骨の内側の筋肉を開閉する(大胸筋を使うと肩まで動くのでダメ)
・肩甲骨の位置を2人組で確認する。
 手を後ろにして浮かして間に指を入れてみる。

2)首のつけ根・肩甲骨の上、または肩甲骨の間に息を入れる。
・下の方が息が多く入るが、腹式ほどは入らない。
(軽い高い声を出すのに有利、腹式は低い声を出すのに有利、
 歌舞伎の女形の声)

3)手でおさえあって①肩甲骨の間、②肩甲骨の上・首の根元に息を入れる。
・鼻から入れて、鼻から出す。眉間、鼻のつけ根からハミングをする(高い軽い声)
・首筋をよくほぐしておく。首のうしろ、頭のうしろにエアタンクがあるように。
 そういう生理状態の声、そのときの感情の声になる。
 横隔膜は中心が少し下がっている。その支えで小さい声でもよく通る。
 人のノーマルでない状態の声も使うのが演劇、幅をひろげておくに
 こしたことはない。
◎穏やかな、やわらかい声をつくれる。と落ち着いた精神状態になる。

次回 呼吸を声に、声をことばにしてみる。実際にやってみる。
 身体を使った表現、全身をダイナミックに呼吸とつなげた表現もとり入れる。
 宿題「この2週間でいちばん不愉快だったこと」150字以内


◆本日の磯貝語録
 人はバランスの取れた行動(思考も)が美しい。当然自分も納得する。
 そのためには様々なパターンを経験し、自分に蓄積していると良い。
 思いは発展するが、身体はバランスを要求するものだ。

◆本日の感想
 久々に全身を使ったと実感させられました。部分的に身体を使うことばかりに
 気が行きすぎ、スモールになっていました。(それも大事ではあるのですが)
 バランス取れる授業がありがたいと思いました。

声の呼吸法講座(10/19)

講座テーマ「横隔膜呼吸②」

[1]ストレッチング+予備体操
 立位:正立、スワイショウ
    膝裏のばし(左右)、鼠径部のばし、股割
    肩柔軟(関節まわし、上下)、体側のばし
    首・頸部柔軟
    顔マッサージ、頸部マッサージ、背部マッサージ
   ・肩甲骨部柔軟
 座位:座骨で上半身を支え、立たせる(丹田)→重心移動

[2]講義+演習「横隔膜呼吸」
・横隔膜は直接は動かせないが、間接的には動かすことが可能である。
・横隔膜を意識すると声がクリアーになる。
(横隔膜の上に肺がのっている、腱中心の上に心臓がのっている)
・腱中心が5cmくらい そのまわりに筋肉の巻くがお椀のようについている。
・腱中心はかたいが、まわりの膜はかなり自由に動く。
 肋骨の開閉、肋骨のウイングの開閉、開こうとすると肋骨がひらく。
・普段の生活では半分腹式、半分胸式呼吸、得で楽
・腹の出し入れで腹式呼吸(大きく長い、長ゼリフによい)

演習:<肋骨を掌でおさえつけて動かないようにして腹式呼吸>
(できたつもりを繰り返す。いわれたとおりにしても、大体ちがうことになってしまう)
・より足に重心をかけて、前傾でやってみて、腹はどう動くか。
・5回続けて確実にできるようにする。わからなくなったら頭が頼りになる。
 いずれ何回でも何分でも続けてできるような回路を育てる
◎臆病でなく、乱暴でなく
・腹の出し入れ場所が悪いと横隔膜がかたくなる(丹田・鼠径部運動)
・究極は会陰の呼吸、そのときは鼠径部も丹田もある。
・横隔膜呼吸のときに腹のどこが動くか認識する。
・鼠径部のときは足を使う、足裏まで使う。
・腹部の運動で横隔膜が上下するのを認識する。
・何となくでもできてしまうが、横隔膜が動くのを実感しながらやる。
・腹部で横隔膜を引き下げて吸い、(腹で引き下げて吐く)
◎腹主導で横隔膜を動かす。鳩尾が斜め下に引き下がる感覚。えぐれる。

演習:<丹田呼吸でハミング>
 鼻から入れて鼻から出す。鼻のひびき、けちけち出す。
演習:<ロングトーン>
 安定して同じ息の流れを身体の支えでできるように。
・感情のコントロールがしやすくなる。息の入れ方と出し方。
・ひびき位置を高くする。ロングトーン毎回チェック
・横隔膜コントロール、支えの呼吸と声、声帯の負担が少ない。
・今日したこと、できたこと、できなかったことをあとで必ず確認すること。

 ロングトーンは毎回チェックする。


◆本日の磯貝語録
 生きた横隔膜など普通触れない。ただただここにあってああいう風に動いている
らしいと想像するだけだ。でも10年もやっていると、横隔膜そのものが意志になり
意識になりはじめ自由度がグーンとひろがるものだ。

◆本日の感想
 今迄、横隔膜を意識したり、その呼吸などしたことなかったので、
初めてのものの連続でした。頭で理解したことを体でチャンとなる。
 そのためのコントロールをする。何ともむずかしい事だなあと感じました。

声の呼吸法講座(7/6)

講座テーマ「丹田と腹式呼吸。チェック」

[1]ウォーミングアップと歩行
  (イ)自由歩行 (ロ)直線歩行 (ハ)重心降し歩行

[2]1.声の呼吸法の目的を整理する
   2.安定度の高い意識呼吸の方法を整理
   3.良い呼吸の条件を単純化しマスターする
   4.呼吸法と中心感覚の重要性。自分の体中に上下に通る“真ん中”をつくる
   5.軟口蓋、声帯、横隔膜、会陰を理解しうまくつなげる
   6.4月~7月で分かった事、身についた事、全員発表


◆「声とことばのインフラストラクチャー」

人は生きている事、息をしている事を時々刻々実感したり
意識する事は普通はない。
だからといって死んでる分けではない。
無意識に呼吸しているし、生命についても無意識・無自覚で
しっかり生きている。
そのため日常生活で使っている程度の声はむしろ無意識発声に
近いと言えます。

何をどう話すかといった内容については意識するし考えもする。
しかしその時どんな声で喋るかは自動発声であるかのごとく
意識は少ない。

無意識呼吸、自動発声で喋っていられるうちはよいが、
仕事の上や付き合い等様々なむずかしい条件での
喋りが必要になって来ている。

こうなると現代人の作法として生き抜くために積極的な
「呼吸法」及び「発声法」の修得が必要となってこよう。

その上ではじめて“どう話す”“何を話す”といったソフトの研修が
可能となる。

結局今迄おろそかにして来たハード部門の呼吸法、発声法の基本整備(インフラストラクチャー)が必須の時代がやって来た。