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声の学校・言葉の学校 (8/5)

 講座テーマ「声の呼吸法、これが本物―呼吸法総チェック」

1 準備体操

2 呼吸法 5種類復習確認
 
 (1)胸式呼吸…前胸を中心とした呼吸
    横隔膜位置(鳩尾水平位)の左右胸端の肋骨を、胸骨を支えに
    左右に開く。その時、鼻吸気→ゆっくり口呼気→くり返す。

 (2)背面呼吸…胸骨の真うしろ
    背面、僧帽筋、肋骨6番
    首の付け根…肩甲骨上部のジョイント部分を後ろに張る。
    
    息を入れた肺のポジションが高い。供器量は少ない。
    ちょっと驚いた声。少しだけ息を入れて出す。
    肩から肩の内側、後頸部も連動する。
    瞬間の感覚をつかむこと。呼気は鼻が良い。

3 呼吸法総チェック
 
 「磯貝メソッド創造塾呼吸ささえ法Check Sheet」使用
 意識して、各々の呼吸法がどの程度できるか?実演

 
 ○鼠径部…出し入れ運動
      鼠径部出し入れ、ささえ呼吸

 ○丹田…出し入れ運動   
     丹田出し入れ、ささえ確認

 ○胸郭部…真横に拡張、拡張ささえ呼吸
      張り出し運動、ささえ呼吸

 ○背面…背面のどのポジションか、自分で確認

 ○上腹筋…構え(前方張り出し)、ささえ
      臍と鳩尾の間のポイントを決めること。

 Sさん…それぞれの呼吸、何をすべきか、なんとな分かって
     きているが、迷っていて探りながら行っている。
     分からなくても「こうすると決めること」
     動作は決めないと、確実に実施できない。
   ◎「動作を決めると、できるようになる』 
    決めると意志がついてくる。

 Nさん…全体的に、各々の呼吸法を習得できてきた。
    身体が固いので、使っている息が固い。
    やわらかい声が、まだ上手く出せない。
    身体の柔軟度を高まること、柔軟度をつけながら、
    体力をつける。
    以前より首が太くなって、身体も変わってきた。
    股関節を柔軟にすること。

 Kさん…呼吸運動の動きは理解しているが、何のために
    行っているのか、その意識が抜けてしまっている。
    筋肉は使っているが、吸引力が足りない。
    呼吸法を身につけて、今後変化させていくために
    行っているが、変化させないようにしてしまっている。

 7段階の評価で、4以上なら基本はOK。発声法に進んでいける。
 3~1の人は、もう一度復習するべき。

4 今期{声の学校・言葉の学校」講座 総括

  かなり専門的な内容で、今すぐに役立つ事ではないが、
  今後の基礎であり、すべての基になる事を知り、身に付けた。
  
 ◎自己評価 10段階で 全体の理解とできる度は?
  
  Kさん…今後の道案内のような講座だった。 3

  Nさん…鼻を手術したリハビリとして、とても有効だった。5
     何をやっているか、ようやくわかってきた。

  Sさん…理解度は 2 演劇を目指すには演技だと思っていたが、
     声の表現には呼吸が重要だと実感できた。

 丹田呼吸は、声のためには有効だが、日常ではそれほど使うわけではない。
 しかし、セリフのためには、必要。
 声のエネルギーが必要であり、呼吸法が身について呼吸のささえが
 あるからできることである。

 ◆本日の磯貝語録
  呼吸法が身に付くと、発声法や声の表現に有効である。
  生きることが、バラエティーに富む。

声の学校・言葉の学校 (7/22)

 担当講師 磯貝靖洋

 講座テーマ「声の呼吸法―使える声の呼吸法②―」

 [1]IM身体法 ストレッチ
    身体の筋肉のことに興味を持とう
    声を出す事に使われる筋肉、働きを理解する。

 [2]
  (1)手をたたいた時…どの様に感じ取るか。
    「視覚」の神経は、早く反応する。身体に中では一番早い。 
     皮膚が退化し、皮膚感覚が鈍くなっている。
    刺激が多すぎて、目からの刺激が発達してしまった。
    音は四角いより遅いので、安全である。
  (2)生きていく速度に、神経速度は従っていけば、良い。
    多ければいいのでも少なければいいのでもないが、
    適性が分からない。
    真面目な人は、反応すべてについていかなければと思いがち。
    そうでなくて、いい。
  (3)筋肉から考える。
    人間の筋肉は「随意筋」が多い。余分に使いすぎると   
    疲れてしまう。
    筋肉を鍛えてやたらにコントロールすることが注目されて
   いるが、過度に意識しすぎている傾向がある。
   人間のエネルギーには、適性がある。
    筋肉の動かし方が違うと、自分の感覚が変わる。
    その時に、骨と筋肉で考える。
    例―腕を上に伸ばす。少し傾けてみる。
      何故手が上がるのか? 傾けると何が違うのか?
      考えてみる。
    筋肉の動き、骨、身体の仕組みに興味が出ると、
    声が良くなる。
  (4)声と言葉の関係
    ◎「声が良くなると言葉が良くなる」
      悪い声だと、言葉をつくりにくい。
      身体は自分の専有物。
      言葉、「おはよう」は、専有物ではない。
      口から出してしまうと、自分のものでなくなる。
      →共有公共物
    ○聞いた時に、いい声だと言われる。
     乳飲み子は、両親がよう声でコミュニケーションをとると
     子どもは、用ことばで話せるようになる。
     身体が振動する声を出していると、子どもはすくすく育つ。
    ○言葉は音があり、音が悪いと言葉が伝わらない。
     日本語は文字文化であり、音声が発達してこなかった。
    ○言葉、声はその人固有のもの。
     言葉という道具を生かすために声を出す。
     音が悪いと、心や意味が伝わらない。
     「声」は自分のもの。音であるが自分が出している音の
     意識はある。
     言葉が不全だと、自分の意識もダメになってしまう。
    ex:「はい、わかりました」全員声に出してみる。
       →音からわかってくれたことが理解できる。
      「全然、わかりません。」
     言葉で伝え、言葉を聞き、言葉でコミュニケーションする。
    ○素材の声が悪いと、ダメである。
     言葉は、自分のことを表し言っているけれど、
     独り言でも、相手に向かってしゃべっている。
    ◎コミュニケーションは、聞く人間を主体にして、考えること。
    ○自分から出てくる言葉、出した言葉が、自分にもどってしまう。
     人がいる…声は闊達である傾向がある。
    ○相手がいるから生きていける。相手がいるからしゃべれる。
     私自身の個体は、父母の合体で存在している。
     私ひとりと思うことは、社会的錯覚である。
    ○声の職業の人は、二重人格が、よい。
     物事を客体しようとしない。
     仮面を沢山も持っている人は、病気になりやすい。
    ○言葉は話している時には、自分だと思っているが、
     聞いている人は、すべてが自分ではない。

  [3]講座テーマ「強い声、弱い声」
   Q:受講生全員 「自分は、どんな時に強い声、弱い声を出したか?」
   煩くがなる人を、静かにするには?
     その人と同じように声を出してみる。
     相手と同じ側に近づいてみる
     →相手と同じ周波数になり同じように声が出る。
   ①弱い声…怒られた時、自分に自信がなかった時(気が弱い時)
       普段声を抑えてしまって、いつも弱い声になる。
    小さい声はどんな声?
     →空気が入って、囁くような声。
    小さい声でも、響かせると、伝わる。
    ピアニッシモの声を連続して出すには、トレーニング、音感が必要。
    持続する緊張は、音としては聞こえるが、言葉になるとヒソヒソ話
    になる。
    空気ばかり吐いて、有声音でなくなる(有声音…感情、意志の音)
    →相手に伝わらない。有声音でないと人は納得しない。
   ②強い音(強くて面白い音ー破壊された声)
     エネルギーが高く、声帯を使った声
     強い声になりたいと思うことは、大変である。
     筋肉運動であるから、すぐに出来にくい。
     声帯が強くはじけると、自分の実感がある。
    ◎声の強さ、弱さは、意志、身体と大いに関係している。
    ○身体ができる→呼吸法→発声法
     ひとつずつ習得して進まないと、喉をおかしくする。
    ◎“弱い息だと、弱い声になってしまう”(エネルギー不足)
      1,2,3とカウントする。
      自分の身体の中にセットしてあるものなら、弱い音でも出せる。
    ○声が弱いと、感情、意志が低下する。
     言葉は、自分の中の自己認識が高いと、はっきりしてくる。
     日常使っている声が飛びぬけていると、自分でもわかる。
    ◎声門が開いてしまっている人は、息だけでしゃべっている。
     (例―ショックで声門が閉じなくなる)
     意志がある→息がある→言葉になる
     気息言語…人工的に声を拾ってつくる
    ○ 「声を大きくしたい…」
      声が出しにくい人、言葉になりにくい人は、大変である。
    ○私が出している声を、全部の基準にする(人と比べない!)
     自分を高いレベルにおいて、こうなりたいと願うと大変である。
    ○今のことが良くわかっていないと、よくならない。
     音の創造、イメージング←訓練するとできる。
     ある程度訓練すると、イメージできる。
     今出している音を、全部そのまま聴く。
     声帯を実感する―喉の筋肉を実感すること。

    受講生へのコメント
    Kさん―自分の話している声、出している声を聴く。
        声を出したいなら、自分が出している声を聴くこと。
    Sさん―声は出そうとすると出せる。
       言葉に関する改善点がある。
    小さな声のところで、声の改善は成り立つ。
    ○自分は何なのだろうと考えることも、声、言葉に関しては、
     大事なことである。
    ○色々な声があるが、自分の息を考える。
     「強い弱いは、質の問題」
     「出し出せないは、資質の問題」
     「声のことは、下振りから、声のまずい点から考えていくと良い」
     「高いこと、良くしたいと思うばかりだと、うまくいかない」
    ○音声言語は、人間性そのものである。
     人間性は、育ちもするし、衰えもする。
     言葉はどのように話すかは、方法やり方の問題。
     「どんな声で」は素材、そして話者の人間性の問題。
     どんなに、話し方を学んでも、声(素材)によっては、
     内容はもちろん、聴く人が喜んで分からない。
  
◆本日の磯貝語録
   声ことばは、その人固有のものである。
   ことばという道具を生かすために声を出す。
   音が悪いと、心や意味が伝わらない。
   音声言語は人間性そのものである。
 
 ◆本日の感想
   筋肉を意識すると、声までよくなる。声の強さや弱さによって
   “言葉”の意味も違って聞こえてしまう。

声の学校・言葉の学校 (7/8)


 担当講師 磯貝靖洋

 講座テーマ 「使える声の呼吸法①―届く声の呼吸―」

 [1] 準備体操―IM身体法・股割り他

 [2] “呼吸が粘る”(息を捻る、息をつかむ)ということ
    手の指を2本ずつ(人差し指、親指)ねばるようにあわせていく。
     →5本すべて合わせる、そのあと手をこする。
     (両手を同じようにする)
     指をほぐし、手の平全体をほぐす
  ◎「粘り」…若い人は好まない
精神的な粘りだけでなく、食べ物の粘るもの
   “粘りは感覚”であるから、時間できると粘れるようになる。
   人間は真ん中がとれていれば、周囲が少し揺れたり傾いたりしても良い 
  ◎響きは音の粘りの一種である。
   ⇒アニメの人間の動きは、揺れがある。(特にジブリ作品では)
    ゲームの動きはゆとりがなく、動きから動きへ移動させる。
  ◎人間は絶えず、ゆれている。
 人間は自己完結しないで、行くつくところは⇒粘りである。
  「イエアオウ」…決めても動いてしまう。「粘りがある」と考える
   呼吸…息を入れて(鼻呼吸)、口から吐く。
      粘りがないと口呼吸になる。
  Q:「イエアオウ」「鼻呼吸」「息の支え」は
    何故必要なのだろうか?
    ひとつに集めて行うのか?
  A:決めたものの周囲にゆれがあるから。
   核、芯になるものがないと、ぼんやりしてしまう。
   人に伝える時に上手く伝わらない。
  物を自分の頭で認知することと、声やことばを出すことは、
  一致するだろうか?
  仮説として考えたことをはっきりさせるには、自然界では
  必ず揺れているから、定まらない。
  揺らがないように、何とか決めようとする。
  ◎頭の中(脳細胞)のクセ(思考、感受、認知,etc)がある。
   現代人は、多くの刺激の中で生きている。
   じっとしていることはなく、静止しているつもりである。
   (分子認識―物事すべて分子レベルで考えること。)
   何かを見た時、残像がある。
   何かを聴いた時、そのすぐ後には残聴がある。
   物事は、単体(ユニット)するのではなく、繋がっている
   ものと考えてみる。

[3]体感を知る(様々な粘りの世界)
  ○手の平を合わせ、強く押す。⇒話すとベタつき部分的離れる
   押す行為…首、背骨、腰、足裏も使っている。
   離す時…粘りのある状態から、ある点を境に左右手が離れる。
   物を食べると胃の中で分解酵素が働く。
  ◎酵素…「触媒」による生体について
    1+1=2 単純な数学の計算どおりにいかない。
    すっきり数で決められない数学がある。
  ○自然界の酵素⇒粘り(化学作用の物理現象化)
  ◎呼吸運動…人に伝えられるように遠くへ声を飛ばす必要がある。
   粘着力がある…「ア」の音を出す。
  ◎音に粘りがあった方が、良い音になる。
   音楽家たちは、音に粘りがあることを知っていく。
  ◎長く音をキープ出来る⇒粘りがある。
   呼吸に粘りがあると、声帯から粘りがある音声が出せる。
   粘りがあれば、声とことばは、聞いている人には、わかる。
  ◎『口跡』がはっきりしていて、粘りがある声をだせると良い
   握手の時も、手に平の感触に敏感であれ!
   粘りを感じ取り、粘りを発すること。
   サバサバしてはいけない。丁寧であること。
   自分の感触が残ること。

[4]声、ことば、音の生体(Bio)について。
   「ア」と発する時…丁寧に聞かせる。
   方法が分かっていても、いい「ア」伝わる「ア」にはならない。
   やり方ですべてを実行しても、伝わらない。
  Q:人に伝わる「ア」はどのような音だろう?
  A:粘りがあること。  
    聞く人が納得して受け取れる「ア」を発する。
   ・丁寧に発する
   ・届ける先がある、届く声を出す。
   音のイメージを理解できるように言語化する。
  ◎音の粘り=響きである
  ◎音の残響があるように、呼吸、舌の使い方、
   喉の使い方、身体をつくっていくことが重要。
   機能的な音も出せなければいけないが、
   人が聞きやすい音(声)が必要。
  ◎粘りがある=響きがある。
         単純な響きでなく、聞かせやすい、
         相手が聞きやすい響きをつける。
         呼吸法が必要になる。
   粘りのある声で会話する。その楽しさを知るべきである。
   今日は、受講生が納得できる、いい酵素で説明した。
  ○すべての人に通用するスタンダードをつかまえること。
   「軸」「核」をシャープにとらえること。
  ○言葉は原則、人間的であること。
   相手が理解できる「ア」母音、音をつくること。
   一つのチャンネルでわからなければ、他のアプローチで
   考え、探ってみること。
   必ず相手のため、発する人の自己満足ではいけない。
  ○自分が作品を伝える仕事とは。
   そのものが持っている仕事。そのものの中に言葉が
   あること。
   自分をなくしてはいけないが、3%程度あればよい。
  ○利他的であること。
   能舞台では自分がなくなる。とても楽になる。
  ○聞き手に台本がない時、台本の内容を届けるように
   伝えること、読む事が重要である。
  ○響き、粘りをつける、発声法、呼吸法を身につける
   必要がある。

  ◆本日の磯貝語録
   粘りのある声を出せるようにする。粘りは響きである。
   聞き手が受け取って納得できる音、言葉を伝えること。

  ◆本日の感想
   使える声をつくるのもむずかしいが、その先の本来の、
   よりましな声はどういうことかを勉強しました。
   とてもむずかしいけれど、なんだかとても納得しました。
   ありがとうございました。

2014年6月24日 「声の学校・言葉の学校」講座

講座テーマ「声をつくる呼吸法④―息を支える仕方―」
 
 1 準備体操
  IM身体法
  坐骨歩き復習
  軽くその場、かけ足
  立位―骨盤を動かし、上半身、首までをゆるめる。

 2「呼吸の支え」
  呼吸によってささえ方が違う。
  台本、セリフ読み…意識して読み込むが、声を出すことは自然に

  
 ○意識すると何かが出来る領域。
  何かをしようと一生懸命になる、身体に力が入る・
 
 ○いつも、自然のまま、意識していないことを感じること。
  感じるようにすることを、見つけていくこと。

  自然で楽なこと、無意識呼吸。
  無意識で何もやっていないことを、オーバーにやってみること。
  ⇒磯貝メソッドの呼吸法

 ○呼吸は、手足を除いた身体ー胴の部分で行う。
  胴の底の部分ー鼠径部まで使う呼吸を行う。
 
 ○鼠径部の息を入れて、膨らます。
  鼠径部の他にも、膨らむ場所がある
  →背部…腰方形筋も使っている。

 演習① テキスト「今日、午後雷が鳴りましたよね」
    受講生それぞれ、声で表現
    さらに、深く言ってみる…どう変えていくか。
    ⇒「鼠径部呼吸」
   
   息のエネルギーが、いつも同じだと、自分しかできない。
   息―呼吸が変わると声が変わり、演ずることが出来る。

  ◎呼吸が変わる―意識が変わる

  ○外部状況が変われば、呼吸も変わる―意識も変わる
   条件を意識した時、身体も変わらないと芝居はできない。

  Kさん―身体より先に考えるケース(止まって考えるタイプ)
     考える前に身体を動かすと良い。
  Nさん―意識が変わり身体も動くが、身体と頭が全く別のことをやっている。
     一致させるようにすると良い。
 
  ◎身体と意識を結び付けるものが、呼吸である。
   継続させる。いくつかのパターンから。一つ身体が選んだら
   それを変えない→繰り返す

 演習②呼吸の条件を変えてみる
  「上腹筋呼吸」で、「今日、午後雷が鳴りましたよね」 
  →声が固くなる。はっきり強くなる。明快な言葉になる。
   上腹筋の張り出しをゆるめない…強く、インパクトのある声
                  怒りなどを表現する。

  ◎声も変わり、意識も変わる
   →どのように変わったかを、記憶し復元できることが、
    同じことを演じることにつながる

  俳優は、常識がなければ不自然になる。様々な社会に通用する  
  ◎役割を演じる…常識通り、まともな人物を表現する。
          →誰が見ても「あれは、いいね」と思ってもらえること。

  受講生全員、独特だから共通があり、常識的である。
  アイデンティティーは必要だが、それを守ろうとガチガチにすると
  変われない。
  自分の身体の中にあるものに、希望を見出していくこと。

 ◎「自分の納得の場所」をつくることが重要→覚える
      ↓
    ≪呼吸である≫
  
  意識の場所を決める―磯貝メソッド呼吸法

 演習③「肋間筋」(胸式)呼吸」で、テキスト読み
  肋骨を広げるだけで、息が入ってくる。-楽であるが抜けやすい
  
 ◎肋骨をひろげて息が入った状態を保持する→『支える』
  どこの筋肉を使って肋骨を広げ、支えているだろうか?
  支えて声を出すと、軽めの声になる。

 Nさん―支え点を高く保持し、首の力を抜くこと。しっかり息を前に出す。
 Kさん―支えが弱く、沈んだ声だったが、高い位置で支え声を出すと、
     姿勢もよくなり、声も勢いが出る。
     胸骨が開くと、気が上に出てエネルギ―が上がり、明るい声になる
 Sさん―意識が丹田に降りやすいので、胸郭の支えをしっかりする。

 演習④『丹田(腹式)呼吸』―しっかりした呼吸とささえ法―
  
 ○丹田に息が入ったままの声、落ち着いた声。

  息の支え、呼吸の支えとことばの違い

 ○本日の感想
  Nさん―胸郭呼吸が面白い。鼠径部が上手くいかなかった。
  Kさん―胸郭呼吸が印象に残った。胸郭呼吸が上手くいかなかった
  Sさん―鼠径部が、面白かった。胸式が難しい。
 
 ○呼吸が変えられると、生活が楽になる
  
 ○「呼吸」で「意識」が変わると、「声」も変わり、
  相手にも伝わりやすくなる。

  声とことばは、いつも頭も身体も「ニュートラル」にしておく。
  身体は、毎日使っていると崩れていく。
 
 ◎「崩れたら、整える」⇒呼吸でも身体をリセットすることができる。

 ○声を出す時には、首周りを隠さない。見せておかないと状態が分からない。

 ○声やことばのためには、、常識的でニュートラルであること。
  ワンパターンに固めてはいけない。
  呼吸もどんどん変えていけること。

  次回は鼻からの「息の吸い方」を学ぶ
  セリフをしゃべる時は、口だけでなく鼻からも息を吐いている。

 ◆本日の磯貝語録
  呼吸が変わると、意識が変わる。
  呼吸が変わると声が変わる、呼吸も何パターンか身につけること。

 ◆本日の感想
  呼吸は変わりました。そうすると、いろいろな意識も変わりました。
  とても印象的でした。
  

「ことば表現実践メソッド講座」12/18

2013年12月18日レッスンデータメモ 
「ことば表現実践メソッド講座」
 担当講師 磯貝靖洋
 講座テーマ 「社会人のための言葉グレードアップ」
        ―仕上がりチェック・まとめスピーチ―

 1 準備体操
  座位…開脚片足曲げ前屈(上半身を意識的に前に伸ばす)
     足を合わせ、膝、上半身をゆらゆら→お辞儀→左右の膝を動かし
     ゆるめる
     膝を少し曲げたまま、足を前に伸ばし前傾。
     片足ずつ外転させ、股関節、坐骨を動かす(円を描くように)
     両足を揃えて伸ばす→お辞儀

  正座…両手を揃えて前に置く。首、背中、腰まで徐々に猫背にし、
     ゆっくりもどす。
     両手を逆手に置き、同様に首、背中腰のラインを丸め、もどす。
     両掌を上にして、両膝脇に置く。
     両手を胸の前で組んで、手首を動かす
     両腕を前に組んで(掌を外側に向け、背中を伸展

  立位…股関節運動ー骨盤を回す―足踏み
     少し足を広げ膝を抜いて軽く屈伸ー足首をあげてバウンドするように
     身体の力を抜く―足踏み(腿を上にあげるように)
     両肩を上げるように肩を回す―脇の下で肩を動かす。
     肘を高く上げ肩の上に。手は背中(首の付け根)に置き、
     肘をさらに引き上げる(肩甲骨運動)―ほぐす

  ○肋骨―鳩尾から脇のラインを左右を前に、両脇を交互に突き出す。
     後方へ左右を動かす―ほぐす(首の付け根、肩回り)

  ○鼠径部を動かして骨盤を動かす。鼠径部を後方に引き込む

  ○腸骨の高い部分を動かす

  ○仙骨に両手をあて、あちこち動かす。
   両手を離し、全身クネクネ自由に動かす。

  ○顎関節―口を開閉し顎関節を滑らかに動かす(あくびがでれば、OK)
       顎関節の奥、軟口蓋を引き上げるため、ゆるみ、
       あくびが出る。頬の中央部の関節(筋突起)

   発声時に喉の高い位置を開くと抜けてしまって、響かない。
   (口の容積を縦に広げると声が響く)
   横口では、舌が上にあがってしまい、口腔が狭くなり、響かない。

  ○後首(頭蓋骨の付け根)盆の窪をほぐすと声が響いてくる。

  椅子座位―上半身をひねる(片足を膝に乗せる)→前にお辞儀
       足を戻して、上半身をほぐす

 2 ことば表現実践メソッドー今期のまとめ
   スピーチ発表…「ちっちゃなクリスマスプレゼント」 1分間

  ○Iさん…“学生からのクリスマスプレゼント”
      チョコのプレゼントとともに、卒業後日本で英語の教師を
      目指すことを語ってくれた学生。

  ○Kさん…虚礼を廃す
       英語の先生からのクリスマスプレゼント
       ツリーの形をしたクッキー
       hand in hand

  「ちっちゃな」という」表現が、内容を限定してくれるので、まとめやすい
  スピーチ…スピーカーの人からが伝わることが大切。

  「話す」―聞く人がいる。
      聞くことは、生きている状態で受け止めている。
      出来事を共有する
      情報のやりとりだけでは、本意は伝わらない。

  物語…どれだけ人間が含まれているか、単に事象だけを伝えるのではない。

  スピーチ…happy、ほのぼのとしたものを感じることが重要。
       自分の経験、自分のこととして内容を考え、まとめる。
       スピーチ原稿のセオリー・ヒューマニティー、ユーモアがあること。
       どれだけ自分をひきつけて考えられるかがポイント
       題ではなく、エッセンスを何にするかで、まとめやすくなる
       身近で人間ぽい物、日常生活で何か面白いものがないか、
       考えていること。

 ○映画の脚本を書く…子供が喜ぶ面白いストーリーなら、面白い子供を探す。
           その子供と喋って、いろいろ引き出して、ヒントを見つける。
           ウソっぽい作り話では、伝わらない。

 ○言いたいこと、書きたいことが、たくさんあるケース
   →まとまらず、良い作品になりにくい。

 ○プロットをつくる時、たくさん材料があると決まらない。
  ひとつ、「これ」というものがあれば良い。枝がたくさん付くと
  散漫になってしまう。たくさん欲張ってしまうと焦点がぼけて、
  つまらなくなる。

  最近の作品は、部族作品、ある部分が共感するだけである。
   ショートストーリー…食べ物を題材にする作家が増えている。
   色、形…目に見える。視覚を意識する、視覚bに訴える表現を多く使う。

  スタジオジブリ 鈴木プロジューサー
   本質がなければ、だめだ。本質がわかってはいけない。アカデミックぽい
   ものが、よい。

   スピーチ…話す人自身の人間味、経験を自分の声で伝えるなら、
        上手じゃなくても、十分聞き手に伝わる。
        いい人格の人を書き込んで「これぞ」という声をだすと
        人は、「おっ!」と思う。

   スピーチ全体をアピールしようとすると、聞き手は“食傷気味”で 
   嫌気を感じる。

   スピーチは、相手によって、テーマ、ドラマを変えていく必要がある。

 ○報告会のスピーチ…事象だけ伝えると、5分程度で飽きて、いやになる。

 ○Kさん…デ―タを使って現状を伝え、なぜか、背景など多少エピソードを
     加えて話すと良い。

 ○社会学者のケース…キャラクターが出すぎていた。その先生の学問で社会学
           ではなくなってしまった。本質的な内容を伝えた方がよい。
           物事の具体的なこと、個人的なことが多い傾向がある。

   聞き手は専門家…これが本質のテーマであると言い切る方が伝わる。
           情報が多すぎては、伝わらない。

   聞かれたこと、質問の時…一番重要なことを、スバリと答えられること。
   自分の本質、信条を伝えていれば、曲がらない。―相手も理解できて伝わる。
   書いたものを推敲し、声に出してみること。そうすることで、自分の身体に
   内容が入ってくる。 

 ○インタビュー
   最終的に聞き出したい質問にたどりつ着くまに、どれだけ寄り道できるか。
   それによって本質、キャラクターを引き出せるか。乗っかり上手になること。
   投げかける話のきっかけが、いろいろあると良い。
   インタビューを受け本質を語れないこと、人間性を出せない人は、それだけで
   終わってしまう。

  *コミュニケーションが人とうまくとれない
     コミュニケーション障害と言われる事があるが、精神科と
     コミュニケーション分野で、見解が異なる。

     社会=人間=社会

 ○音声の持っているヒューマニティーは、絶大である。
  自分で投影した文章は、読みやすい。

 ◆本日の磯貝語録
   伝わるスピーチは、ヒューマニティー、ユモアがあること。その人の経験を
   伝えるから、聞き手が聞こうとする。面白くないと、聞かない!

 ◆本日の感想
   スピーチアクトとは何か。その声は何か。等とても具体的に学びました。
   実際に話してみて、とても納得出来ました。

ことば表現実践メソッド(12/4)

2013年12月 4日レッスンデータメモ「ことば表現実践講座」
 担当講師 磯貝靖洋
 講座テーマ『社会人のための言葉:スピーチと上がり』
 
 ○準備体操
  立位(開脚)…前屈、上半身捻じり、腸骨に手をあてる。
   〃(肩幅に開脚)…前屈ー左膝を曲げる
            お尻が後方に(坐骨が後方に引っ張られる)
            両坐骨が引っ張られるように。

  胸を開くー腕を後方に組み、斜めに引っ張る
       肩甲骨を動かす(腕を動かして)肩関節も動かす
       
  スワイショウ…膝をゆるめ、腕を前後に振る(前に出した反動で後方に振る)
         腕を動かしながら、首をゆるめる
  
  腕を上に伸ばす…肋骨周りお動かす
  足踏み…ほぐす
  
  座位(椅子)…開脚し片脚ずつフレックスし上体を前傾する。
         (骨盤の上部筋肉を伸展)―両足ー捻る
    片脚をもう一方の膝上にかけるー背骨を真直ぐにー
    片腕を背もたれにかける
    座る形を決める…上半身が捻じれず、真直ぐになる
    背中と腰のつけ根…仙骨まわりをほぐす
    座面をを手で持つ…首をひねる(後方に引っ張る感覚)
    そのまま丹田を使い鼻呼吸→下顎をたおす
  座位のまま…首を前に傾け、180°ずつ左右に動かす
    首肩をほぐす

 ○「最近の医学情報」…世界の都市部では、カントリーサイドよりも
           癌の発症率が高い。ホルモンの抵抗力か。
           ホルモンの内分泌系、精神系が注目されている。

 ○「磯貝説」…声とホルモンは関連している。
        ガン化しやすい、ホルモンバランスが崩れる
        情報網が複合化し、情報がどんどん溜まってしまうことに似ている。
        
    免疫力…呼吸が影響している。
        血液中のヘモグロビンを多くしていくには、呼吸で新鮮な酸素を
        取り入れ、循環させていくことが重要。

 ○声にとって、呼吸は重要
   声は発声→発声の基本は呼吸→発声や呼吸と言うと表現においては、
   一般的に理解されにくい。

 ○「話し方、伝え方にための発声、呼吸」としたほうが、わかるだろうか?  
  どのような表現、フレーズであれば、多くの人に分かるか検討中。

 ◎『人が皆聞く音から理解する意味を取る』
   言葉は交わらないから、話し合う…社会言語学
   わたしたちが快適にわかりやすく話すかが、重要である。
   
 ○日本は保守的なので、新しい言葉を出しにくい(流行語は別)
  
 ◎私たちが快適な生活をするためには、『利他主義』
  相手が分かる声、言葉であるべきである。

 ◎自分の出している声、音をきかなければならない。
  自分で呼んで声にだしtれいるか。
  出している恩寵、声が土pのようなものか理解して出していない。
  声を聞いていない。

 ○言葉や音声は日常化すると、反射で出している。宗教の“お教”がその例。
  ミサ曲…読み上げているだけで、意味のある音を出していない。
  (日本は、祈ることが生活習慣にない)

  子守唄…子供を寝かしつける声、音調で歌わなければ、子どもは寝ない。
  <相手に届く声…音声コミュニケーション…音による意味のやり取り>

 ◎自分の声の感触をとらえる。
  自分で聞けない表現は、すべて記号で無機的で人間的でない。
  言葉を上手くしてコミュニケーションを上手くすることは、自分だけでなく
  相手に伝わる声であることから始まる。
  言葉は汎用性がなければいけない。
 ○人の耳にすーっと聞こえる声、聞き入れたくない声がある。

 ◆本日のテーマ「スピーチ(speech)」を行う
  Ex オーディエンス 30人に向かってー言葉を発する。
    自分の名前を伝える「私は、○○○○です。」
    聞くことの状態の悪い人もいるので、自分のグレードをあげて
    ◎伝えること…利他的な声、言葉、相手に受けてもらえなければ
    意味がない。
  
   聴覚的に聴いてもらえるように、届ける事から始まる。
   スピーチ(speech):演説、談話,講話、話
 ☆スピーチで一番大切なこと
  耳の遠い人にも、ちゃんと聞こえること。
  どんな人(身体的な障害であっても)でも、一緒にできる 
  誰が聞いているかわからないスピーチは、スピーチではない。
  
 ◎『必ず相手がいることが、スピーチの原則である。』
  早いテンポを単に遅くすればいいわけでなく、目鼻、脳で補えている。
  しゃべっている口が、相手に分からなければならない。
  見えなくても…どんなおしゃべりをしているんだと思わせること。

 ◎コメンテーター 大事な物は「口」である。

  最初のメッセージ…口唇がどれだけ語っているかが重要
  
 ○『上唇がしゃべりますよ」という口唇の動きをする。
   
  Ex 立位で自分の名前を伝える:前に向かってしっかりと
    鏡に自分の姿を映し、口の動きを意識して声を出す。
    口唇の動きを付けてから表情を付けていく
 
 ① Iさんへのアドバイス
  歯を閉じて声を出す(口角が下がり気味。
            口角ではなく上唇鼻翼挙筋で上唇、頬を引き上げる)
  頭蓋骨の下部に声が響くようにする。特に前額の響き
  額を見せること(髪で隠れている)
   ー額に音を反射させること。相手の額を見て語る。
    髪の生え際までが顔である。顔の実感があること→音が上に響く実感
    音が響くことで、コミュニケーションの実感がある。

  ◎スピーチ…エネルギーの高い声で伝えること

 ① Kさんのためのエクササイズ
  Ex「カンダ」 カー奥歯
         ンー鼻中隔に響かせる。人中がビンビンする感覚
         ダー上顎を下で強く打って
   名前は、一音ずつ外国語のように、しっかり出す。
  気が上がり易いので、気を入れて声を出す事。
  生け花をいけること…活ける人間によって、よくも悪くもなる
    
  ◎本気で花と向き合い、どのように生かすか、『気合を入れる』
  ◎『仕事の手を抜かない』…本気で取り組む→本気の生理を知る
   しゃべることを本気で、伝えること。
   歩き方、姿勢も、全て見せることに手を抜かない
   相手が納得することを、すること。

  ◎気ー息ー呼吸ー身体の関係を理解すること。
   「気」―息(いき)』 どんな関係があるのか。

   丹田に力を入れて、「ア」と音を出す
   目、口、丹田のタイミングで合わせること、お臍の下を軽く絞るように
   気を集める→気が通じる

 ◎スピーチが上手くいくー気が通う
             気が相互通行する
             情報は後から付いてくる。

  Ex 磯貝講師→Iさんの名前を呼び掛ける Iさん「ハイ、私です」
     
    Iさん、Kさん二人に呼び掛ける   
      Iさんー首に意識があるため、首、頭が動いてしまう。
      Kさんー構えが不十分、首を動かしてしまう→声が上ずる
         「ハイ」と気を上げること
         リラックスしてしまうクセがある。美点だが
         芯が抜けやすい
     「芯」…身体には、わずか1ミクロンほどの芯がある
         自分の芯があると決めて、認知すること


  ◎芯があること。常態化していくこと。
  『芯が定まると。本庁のいみでのリラックスを身に付けられる
   人間には、自分の支えになる場所がある。それを見つけ   
   意識ができることで、支えが定まる。

  『平常心』…気合を入れて、芯のあるリラックス

  来週、スピーチ発表、原稿を書いてくること
  テーマ「ちっちゃな、クリスマスプレゼント」 1~2分

 ◆本日の磯貝語録
   相手に伝わる音、声で話す。エネルギーのある声でなければ
   スピーチではない。気を入れて声を出すこと。

 ◆本日の感想
  心身の芯を捕らえたまま保ち、更にリラックスすることを学びました。
  芯を持つとき、緊張が多いと固くなり、抜くとだらしなくなることが
  よく分かりました。ありがとうございました。

ことば表現実践メソッド(11/20)

講座テーマ「社会人のことばグレードアップ・解説とプレゼンテーション」
担当講師 磯貝靖洋

【1】準備運動
 ○首、肩、ひじー骨を意識して動かす
  両腕を上に伸ばす。腰のあたりから上に伸ばすようにする。
 ○腕を組んで前に(肩の裏関節)
   〃   後ろに化法に伸ばし、顎を引く
   〃   後方に伸ばし、前にゆっくり倒す、戻す。

  さらに前傾し、組んだ腕は上に伸ばす。

 ○背骨、首ストレッチー首の後ろで手を組み、頭を抱え前に倒す
  次に、左右に捻じる←少し顎を上げ喉を開ける。下顎を動かし
  鼻を開ける
  頭を腕で抱えたまま、背中を丸め猫背にする
 ○鼠径部を手で押さえ、骨盤を回すようにゆっくり動かす。
  ←可動域を広げる…いろいろな部分を絶えず動かす。
  脳の活性化…身体の動きが広がる。
  3T運動…絶え間なく緩やかに動かす(止めない、閉じない、溜めない)
 ○長座…軽く膝を曲げ前屈(仙骨伸ばし…仙骨は膀胱の裏)
  呼吸時…鼠径部の出し入れ(呼吸の深層部)…骨盤膜は留めておく。

【2】「話す」実際を考える(演習とお話し)
  
 ○人の話を聞いていると、どんな身体の使い方、呼吸をしているかがわかる。
話す言葉が人の耳に届いて説得できるか。
  話している犯人が、自分の声、言葉に納得しているかが、重要である。

  人が話しているポイントとなることをひとつでも見つけ、
  どうなのかを指摘できること→コーチの役割
  自分の持っている物を相手に伝え。相手も納得するインターラクティブな
  ものであるべきである。

 EX 1)話しのための呼吸を整えるために。
  
  ○骨盤を動かせば、上半身を動く
  ○半卍形…足を90度に曲げて、一方の足を前に、もう片方を後ろに
       前足の曲げた外側に上半身を捻じる。
  ○正座…90度くらいに膝をを広げ、鼠径部に手を置き、
      少し上体を前に傾ける。
      正座に戻し腰を返す→下腹を膨らませ足の付け根に乗っける。
      →下腹を引っ込める→重心を足の指の方に
      →前に下腹をぐっと出す
      出し入れを繰り返す⇒腹式呼吸の総体

   丹田を意識した腹式呼吸の時は、丹田の出し入れを行い、お腹の動きが
   分かってから呼吸を付けていく。

 EX 2)鼠径部呼吸法
   様々な感情を持った声を出す場合、その声を出せる呼吸をしていること。
   呼吸が伴わないと伝わらない。
   呼吸法によって声が違ってくる。
   位置変わると音調が違う。気分が変わる…気が変わる→呼吸が変わる。

   呼吸法からの息で、声とことばになる。
   どの点で呼吸するかで声が変わることが実感できる。
   呼吸が変わる→声やことばが変わる→意識が変わる

 ◎5母音の音の違い…耳で聞いて音が違うことを知る
  
  1 違うんだというだけの人
  2 違うと知り、自分でも違う音を出そうとする人
   二通りの人がいる。

  母音の音も、自分でいろいろな音を出していると「これだ!」と
  “はまる音”が見つかる。自分が出した音声で、自分が感動する。
  いい音を捕えられる耳があると、ドンドン音が磨かれる。

  
 EX 3)鼻呼吸法(鼻から吸うことが、大原則ー口から吐く)
     鼻の下(人中)に手を水平に置き、その上の空気を吸う
     掌の下は、声やことばになる空気。
     もう片方の手は、鼠径部に当てておく(お臍、次に鳩尾に置き換える)

    坐骨を動かして。骨盤を動かす回復運動をする。

 EX 4)鼠径部ー臍ー鳩尾 それぞれのポイントで呼吸する⇒横隔膜呼吸
     呼吸の仕事は、横隔膜の上げ下げ運動。
     呼吸によって声が変わる、意識が変わる―横隔膜が関わっている。

     自分が困っている、混乱すると→横隔膜も困っている。
     キネオロジーの考え方の人は、すべて筋肉を直接的に動かそうとする。
     感覚器官で運動性の高いのが、喉頭(声帯)である。

 EX 5)丹田を入れる→ゆるめて解放→出し入れができる→元の位置より
     さらに引き入れる→戻す→前に引っ張り出す
     前と後方→プラスに動かした部分が呼吸に関係する動きである。

【3】プレゼンテーション
   数字が関係する、数字がないのは、説明でしかない。
   
  1.販売促進のストラテジーだった。
  2.敵対する相手にダメージを与えるものとして行われた。
   
  戦争の先日、オペレーションとしてプレゼンテーションが始められた。
  「プレゼンテーションをする」というなら、戦術的な内容でなければ
  認められない。という米国の社会方法であった。

  ◎大企業のマーケッティング戦略
   1970年代 「宣伝会議」(広告宣伝の専門誌)
   プレゼンションが一般的になってきた。
  <商業戦略のひとつ、販売促進が目的>
   以前は多くの時間を割いていたが、今は一回のプレゼンテーションの
   時間が短くなり、30分程度になっている。
   オリンピック招致のプレゼンテーションは大掛かりで、何度も
   大イベントとして実施-大きな資本が動く。
  
  ◎プレゼンテーションは、マネープロフィットである。
   企業間では、大きなププロジェクトもあるが、小規模なものが
   多くなっている。
   大きなお金、利益につながるため「マーケッティング」、
   市場調査のプロが、リサーチしデータを分析するのが、現在は
   大きな役割を担っている。
   
   大規模な調査は、政府、国家的な規模で実施され、大きなプロ
   ジェクトに活用され、国から資金も導入される。
   内閣統計局等の機関で、リサーチのデータを分析し、どこに
   活かせるか、専門的な判断が必要となる。
   今後は、硬派の(見せかけでない) シッカリしたデータ、
   裏付けからのプレゼンテーション、アピールが求められる。

  ◎一般社でのプレゼンテーションについて
   ○現在のプレゼンテーションー紹介、解説、ディスクリプション
    『説明』をどれだけ詳細に伝えられるか。
    プレゼンテーションの “内容の組立て”が重要。
    プレゼンテーションの責任者は、「私」であること。
    「私」が責任をもって質問に答え、責任を負って話をしなければ
    ならない。⇒“社会的な信任を得る”
    
    チームで行う場合でも、責任の所在、誰がどこの担当かを、明確に
    することが求められる。焦点を正確に出していくこと。

  ◎『解説』する…論理的にわかりやすく
          物事をパーツに分解する。話を展開してと
          物事がが再構築していく方式もある。

○論拠、根拠を端的に無駄な言葉を入れない。
   ロジカルシンキングであること。
   ロジックがなければ、ストーリーは組めない。
  ○論理的な説明、背景を明確に簡潔に述べること。
  ○実際にシュミレーションを数多く行う。
   内容の良し悪しを確実に見抜ける人の前で、シュミレーションを重ねること。
  ○「私』を数多く入れること。

  ◎「~ですね」媚びるような言葉、相手に下駄を預けるような言い方は、
   使用しないこと。

   ○プレゼンテーションでは、どれだけ有効で利益があることも、
    データ(裏付け)のあるアピールで人を動かすこと。
  

 ○「本日の磯貝語録」
  呼吸が違えば、声、ことばが変わる、意識も変わる。
  プレゼンテーションは、論拠、根拠を明確に伝える。

 ○「本日の感想」
  呼吸法が音声に影響を与え、心象やムードが大いに変わる事が
  分かりました。ほとんど同じ息で同じ声ではなしていたんですね。
  自分では変わっていたつもりでしたが。

ことば表現実践メソッド(11/6)

講座テーマ「社会人のための言葉グレードアップ- 話し言葉の詞、辞、言葉」
担当講師 磯貝靖洋

【1】準備体操
 ①首-前後、左右に倒す、捻る…頸椎、頭部のジョイントほぐし
   言葉は中脳で聞いて、熱くなる。

 ○首を立て僧帽筋で固めて、脳の内部の働きを良くする。
  頭蓋骨を腕と肘で締め、肩も動かさず、腕で左右に捻る
 ○片手で頭部を反対方向に傾ける。もう片方の腕は下に伸ばす。
 ○頭部だけを(手を使わず)動かす。耳の後方、胸鎖乳突筋を
  動かすことで、頭部を軽く傾ける。
 *骨を中心に動かす事を意識する。

 ②丹田腹式呼吸
  反射の自由度が大きい方が良い-機能性が高い
 
 ③腰旋回ー腰回り…呼吸のささえとして重要である。
  ○仙骨を中心に動かす。
  ○腸骨を中心に動かす。
  ○恥骨旋回…膝を緩めた方が、動かしやすい。

  腰回り…呼吸のささえのポイントであり、精神面を落ち着かせる
      ために意識を低くし、下腹部まで下げる方が安定する。
      重心を下ろす。膝を抜いて上下に動かす。
      踵を上げ下げする。
      丹田が1ミリでも上がると、仙骨が固く締められる。
      違う呼吸のささえ箇所が下がると、酸素の循環率が
      大きくなる。

  ○椅子座位
   浅目に座り、上半身を前傾、坐骨を座面上にすりつけるように
   動かす。正座すると正中線が安定し落ち着く。思考が安定し集中する。
   人中を中心として上下のラインを整える。
   人中-丹田-恥骨-正座をすることで線が整う。
   和服で正座をすると一番決まる。

  ○正座…膝、腰、足首が締まっている。
      膝に片手をはさみ、手を抜いて締める。
      鼠頚部に手を挟み、前傾-戻して真直ぐに(軽くお辞儀の角度)
      この姿勢を保つ…安定し揺れることはない。小さく上体を動かす。
       脳圧、腹圧をかけない。
  ○片方の足を立て、上体を捻ねる。(腿からでん部にかけての筋肉のばし)
   立てた足の膝を押さえ、首を上に伸ばす。


【2】前回の復習「わかる言葉の活舌」―ことばと舌使い
   舌使いが悪い-発声がよくない。

  ○サ行-呼吸のささえがゆるむと、音が崩れる。
       一音だけで出しにくい人、音が連続する時に崩れる人
       個々によって、不得意がある。
    
  ○母音「イ」…内にこもる。強くすると息が出過ぎるケースがある。

  ○「イ」の調音点ー舌先で上の葉をを押すように弾く。上部の歯茎を弾く
  ○「ウ」…口唇を丸め過ぎると、子音がつきにくい
    ex 「ル」-歯の内側の音を響かせる。
          舌さばきで舌の位置が決まると音も良くなる。

【3】「声・言葉グセとチェック」
   ことばが正確な事は、声をしっかり出す事が重要。
  ○言葉の性格(変わるのもである)ー 声の出し方ではない。
   音声は変ったことも、周囲にも分かる。

  ◎「声が変わると、人格が変わる」

 (1)声グセを考える
  ◎低い声は、聞き取りにくい(本来的には)-『声の高低』
  ○TVのニュースを伝えるアナウンサーの声は、低めなだけで
   よい声を出せていない。(モノセックスの傾向がある)
  ○息を長く使えること-『息の長さ』
   日常のおしゃべりでは、フレーズが短い。
   息が短いと、集中にかける
  ○息が弱い-音圧が低い-『声の強さ』
  ○息が短いと声が小さい傾向にある。
  ○雑音、嗄声(喉の痛み、不調)ー『雑音性』
  ○『声のゆれ』…声帯異常の場合もある。
  ○『息もれ』…呼吸不全、鼻呼吸ができない。
   音声不全…IMメソッドによって改善率が高い

   改善のマイナス点 STに聴解力がない

  ○「言葉グセ」 呂律がまわらない。噛む、早口。
          ゆっくり呼吸することで改善に向かう。
  
  *磯貝メソッドテキスト使用

 (2)「話グセ」 間投詞「あ~」「え~」
          感動詞「ぼちぼち」「まあまあ」
          応答詞「はい」「うん」「おう」他
          終助詞「ね」「~よ」「わ」「だわ」
             「ペ」「ベー」「じゃ」「とか」
             「だ」「の~」「ですね~」
          疑問代名詞 「誰?」「どこ?」「何?」
          疑問形容詞 「きれい?」「おいしい?」
          疑問副詞 「そんなに?」「どれだけ?」

          疑問終助詞 
          伺い・諮る辞ー相手の心理的な態度や機能を推し諮る。
           「え~?」「だからー語尾上げ〉「~っていうか」
           「と言うか」「なんか~」

          接続詞ー心理心情的に、次につなぐ辞
           「だから」「それで」「で」「でー」「ですね」
           「だけどー」「ですよ」「~ですけれど」「~し」
           「ともかく」
     オフィシャルワードは、決まった言葉が多い。
     「~と言う訳で」 意味がわからない。
    
     ○ぼかし辞ー「とか」「みたいな」「~っていうか」「って感じ」
        表現を明確にしない。明確にすると相手に圧迫を与える。

     ○相槌辞ー「そうそう」「うん」「うんうん」「えー」「ですね」
          「そうですヨー」「いいね、いいね」「そ、そ、そ、そ…」
          「なるほど」

     <慣用的接続詞>…おっさん語
       「そして」「それから」「さて」「それで」「したがって」
       「だから」「そのため」「なのに」「つまり」「すなわち」
       「だけど」「なので」「しかし」 
    なんとなく、間を埋めリズムをつくりたいのであろう。 

    日本人の文章感覚が、ながし読みになりつつある。
   
    昔話…助詞を消すと文章が軽くなる
   ◎助詞は、文を活かすための、エネルギーとなる。

    「私」のことを話す場合、助詞を消す傾向があり、意味が伝わり
    にくくなる。分からなくしている。

   ○自分の話しグゼを知ると、話しグセがなくなっていく。
    若者ことばー若者方言がどんどん生みだされている。
    グループ方言ー特権意識をつくりだしていたいのだろう。

 (3)演習「疑問詞」
    
    疑問代名詞 「誰?」「どこ?」「何?」
     …意味。相手が違うと音声も違う。

    疑問形容詞 「きれい?」「美味しい?」「あつい?」
     …感じたものを音にする。

    疑問副詞 「そんなに?」「どれだけ?」「いつまで?」
    
    イギリスでは、上記のようなことばを音で違いを表現するために、
    演劇を教育に取り入れている。

   ○呼吸、声、ことば、スピーチ…話すとは、何だろう?
  
   ○自分の話グセを、ことばグセを探すことも、面白い。
    音、ことばを探ってくるとー
   ⇒キャラクターの個性へとつながってきている。

  ○「本日の磯貝語録」
   言葉グセ、話グセは、誰にでもある。それを探っていくと
   面白く、言葉や音声のキャラクター、個性につながる。


  ○「本日の感想」
   くせも個性の一部という考え方にスゴさを感じました。
   自分のことは認識していないなあと痛感しました。

ことば表現実践メソッド(10/23)

講座テーマ「社会人の言葉グレードアップ“わかる言葉の活舌”」
担当講師 磯貝靖洋

1準備体操
 ○手首、肘、肩ーそれぞれ関節を意識して動かす。
  筋肉ではなく、骨を動かす運動をする。
  肩と首をつなぐ十字が柔軟な方が、声が前に飛ぶ。
 
 ○股関節ー骨盤に付いている…力点は腸骨、坐骨も意識する
   腰部ー仙骨、腸骨、坐骨の3点で動かす
   仙骨…下半身の左右をまとめている。
      呼吸(腹式呼吸)時のささえとなる。

   骨を意識して腰部を動かす事が、声や言葉のための運動
   関節の周りには筋肉がある。筋肉はワイヤーのように引っ張っている。
   筋肉を使うことでグリコーゲンを呼び込んで燃焼させる。
   いい循環がないと筋肉が育たない。
   自分が使う血液を、筋肉を動かして循環させる。
   いい循環とは…使うことにより、入れたものを出すことで巡らせる。
  
 ◎『筋肉は使うことで育つー声も使わなければ出ない。』

 ◎「機能性身体法―磯貝メソッド身体法」
  (機能―身体だけでなく、人間機能全体を意味する)
 
 (1)“伝わる”という事を考える
  ○落語の修業スタート
   座ること…30分座って動けること。
    腹部が定まらないと声が定まらない。
    座っていながら様々な声を演じる。
    声幅を持った発声ができなければいけない。
    座っていても、足裏感覚が持てること。
    実感できると脳にシグナルが送られる。

  ○原稿に文字を起こした時、その言葉が相手に伝わるか。
   パソコンでは、直に書いた伝えたいこととは違う意味合いに
   なってしまう。
  
  ○読んだ人の30%以上に書いたものの意図が正しく伝わってほしい。
   ほとんど読み手の解釈として伝わる。

 〈文字〉:声にして相手に届いて反応が返ってくることを目的とする。
      草野心平氏でも、書くところまでで声を出す事まではしなかった。
      和歌、私小説も同様で、「文字で書き表すだけで身体性がない。
      身体性がある分が良い文。」

  ◎【身体性】―足指先から頭のてっぺんまで、すべて。特に皮膚、顔と手  
       しして身体性を感じるのは骨である。

  Ex―座ったまま座骨を動かす。仙骨が動く。
    本日の動きでは、手首、肘、肩、腸骨、仙骨、坐骨を動かした。
       ↓
    呼吸に入っていくためには、「背骨の感覚」が必要。
   
    姿勢…弓で姿勢を整える(弓は、弓道の弓を馬上で射るための大きさ)
     ↓
     背骨を真直ぐ

  Ex―上肢懸垂運動
   ・壁に背中を付けて立ち、踵を付け60~90度に開いて立つ
   ・そのままの姿勢で、踵を上げて上に伸びる。
    そのままで下にしゃがむ(股関節を広げて):背、腰を折らない。
    この時、いつも上に引っ張られている感覚を持ち続ける。
    背骨を真直ぐに保つことに役立つ。

  Ex―イス座位股関節柔軟運動
    いすに大きく開脚してすわる(座面の前側に軽くすわる)
    出尻の姿勢をキープする。
    解放―足を揃えて前屈。(仙骨伸ばし)
       座ってさゆうに上体を捻じる。
  自分の身体への意識…脳への刺激、パルス

 ◎【身体意識】:各々の筋肉が動かなければ意識できない。
         動きを自分の脳が認識できていること。


 全体から部分は捉えにくい。全体には多くのエレメントがある。
 フォリスティック‐エレメント+ムーブメントがつながっているべき。

 ◎常態…モード
  その場で、動き、反応を理解しとらえてしまうことが必要。
  いきていることを他人と交換しても意味がない。

(2)伝わる言葉を考える
 ◎母音 i・e・a・o・u
   +
  子音  口唇音=M・P・B・W

      舌音=N・R・D・T・K・G・Y

      声門音=H
  大事なことは、「舌」を意識して使って音にしていくこと。

 ◎日本に仏教が入ってきて困ったこと。
  用語に日本語にない〈ラ行、ダ行〉音が多く伝わってきたこと。
  拗音、特にギャ、ジャ、リャ、ニャ、ミャ、ヒャは難しかった。
  カタカナで外国語音を表記して伝えるようになった。

 ◎舌音ー中国語、韓国語の影響で本来の日本語絵を違う音になってきた。

   ハングル…表音文意ー話す事で頭に入っていく。

   日本語…母音+子音 
       音そのものを明確に作っていくことが乱雑になってきた。
       音の意味性ではない、文字を研究することから発展してきた。

  ○“音声が崩れる”ー変化していく  
          子供から大人になると音がよくなる。機能的になる。
          情報が増える。機能性、要求が増えていく。
          こうなるとアバウトになる。

  ○日本、中国、英国は語彙が多い国である。
  ○日本は音声よりも意味性を中心に考える。
  ○思考が散漫になり、集約できなくなる。
   
   発達し広がっていくことを尊重する傾向にある。

 ◎日本語は、調音の基準が決まらず、様々な音が存在する
  情動音声である。

  ○どのようにコンセンサスを持って決定していくか、混乱する。

(3)伝わる、分かることばと「舌」機能
  言語が、その人にパーソナルなことだと言おうことから発していない。
  イ、エ、ア、オ、ウが1種類の統一した音として聞こえてこない。
  「舌」、生きていくことの入り口となる重要器官である。
   魚類にとって「舌」は、アンテナである(獲物をとらえるため)
    →舌を、食べたいか、要らないかを判定することに使っている。

  ○「舌」…食べること、音声を上手く使っていることが、
       生きることに大きく関わっている。
       舌機能が上手に使えていると肥満はいない(ひとつの説である)

  ○「舌」…生きるための最低のことを決めてくれる。
       コミュニケーションー相手がキャッチして理解してくれる。
       
    日本語は、意味言語…使わなくても、強引に伝えてしまう。
    本来はインターラクティブであるべきで、それを可能にするのは
    「舌」である。
 ◎【ベチャ語】…不鮮明音。舌が十分機能していない。発育不全。    
         しゃべる時は、声帯でしゃべって開いている。

  【舌音】…上顎を弾く(N T D R)
     Exー上顎を塞ぐ(奥K、前G) 「ぬるまゆ」
       半閉鎖音 Y 「イヤダヨ」

  ○読むことー話すことは、機能が別である。
   感情、意志、意味ー反応したものをその場でつくっていかなければならない。

 ◎他の子音ー【歯音(歯茎音)】=S、Z

       出している音声を、一音一音確認する(発音時に)
       自分が発した音が相手に心地よく届いている事が大事。

 ◎調音する音をシャープに【受ける力】が重要で、“受けることから発する”
  それをコントロールするのが「舌」である。

(4)分かることば(話し言葉)の条件ー音節の明瞭度
   出すことの意志、情意、語音のつくり方。
  
  ○単母音が明瞭であること。相手が分かる音か。
   コミュニケーションはできるが、参加してしゃべっている本心が
   進化していない。母音が育っていないからである。

  【明瞭度】…音節調音、アーティキュレーションがポイント、必要になる。
        頭に中の自立性をつくってくれる。
 
 ◎舌の運動性ー構音性、調音性が求められる。
        滑らかに動くのではなく、活発に動かせること。
  
  ○顎との関係が大切。「下顎と舌との分離」を育てる。
   下顎と舌を分離するー親和性があっては駄目である。
   舌面発声は、いけない。【舌裏】を使った音がつくれると
   音がシャープになる。

 ◎舌が、下顎から離れているー喉が開く
  
  ○舌機能を高めるエクササイズ
   
  Ex 舌尖を上顎につけるー舌の裏の意識ができるー喉が開く(あくびが出る)
    「上手にしゃべりたい」…しゃべりに親和性、信憑性を持たれること。
      分かりやすくしゃべるためには、舌を後ろに引くこと。
  
  相手が言いたいことを身体で受ける。

 ◎【舌小帯】を意識して人に話を聞くと、相手の話しの真実、嘘が分かる。
    
   口を閉じて開く(鼻呼吸)→口を開いてすくしゃべれる。
   舌が下がっていると、無駄な息を吐く。
   ことばを精正していく時、舌が重要。

  Ex―【舌を弾く】(舌尖で上顎を) 軽くきれいな音をつくる
    下顎は止めたまま動かさず、楽器のように弾いて鳴らす。
    オトガイ舌筋の運動性が低い。Ex「サラシクビ」
    下顎を動かさないトレーニングー下顎を机に乗せ、サ行を言う。
    「オオエヤマ、イクノノミチモ~」百人一首
    「サルカニガッセン」
  Ex:舌ー細舌…舌を奥に下げる 「サリゲナイ」浮いているので
         “ゲ”は鼻濁音。

 ◆本日の磯貝語録 
  舌が使えるとシャープな音がつくれる。
  舌小帯を意識して人の話を聞くと、相手の話の真実が分かる。

 ◆本日の感想
  言葉にとっても、人間として生きるためにも、舌の機能の大切さを
  本日学びました。特に物事を聞くときも、舌を使うことは、とても
  しょうげき的でした。

ことば表現実践メソッド(10/9)

講座テーマ「社会人の言葉グレードアップ」
担当講師 磯貝靖洋 

【1】準備体操
 ○IM基本トレーニング(担当 菅家準講師)
  首-両サイド、前後、後ろ側盆の窪
  胸部-胸骨周辺
  腰部-腸骨左右上げ。坐骨まわし(鼠頚部を意識して動かす)
      骨盤膜が柔軟であること。鼠頚部を解放すること。
  *骨を動かすという意識を持つこと。
 
 ○腕を下ろし前傾、脚裏を伸ばす
  仙骨を伸ばす。骨の力を抜く、しゃがんで解放
 ○座位ー脚を半分伸ばす(膝は軽く曲げる)
  鼠頚部を前に倒すように前屈。
  鼠警部を張る。→抜くー腹部、背中の力が抜ける(息を吐く)
  上半身を捻じる。長座で前屈し仙骨を伸ばす。
 ○長座のまま、肩手は後ろに付き、片手は上に伸ばす。
 (肋骨周りの筋肉伸展)
  両手をしっかり抱きかかえて、肩甲骨回りを伸展
  胸骨(前肋骨)を脚の力で持ち上げる。(両腕は後手に)

【2】前回講座の復習
 「わかることば」9月11日
 「伝わることば」9月25日
  伝わる言葉…パソコンの場合、アンサーがない、
         返信を見ないと理解できない。
 ○「対面でことばで伝える」(対話)…伝わっていないことが直ぐわかる
  
 (1)「どんなことが伝わるのか」 何が必要か。
   エネルギーのある呼吸が必要。特に意識呼吸にかえていくこと。
   意識性が高くなると、それに伴った呼吸ができなければならない。
   →運動反射ー 無意識あるいは恣意的か。
   声を出すために役立つ呼吸、呼吸運動が求められる。
 ○口から目いっぱい吸って吐くことは、ダメである。
 ○発声、声を妨げないこきゅうであるべきである。
 ○横隔膜運動でも、前肋骨、後肋骨を主体にすると違う。

 ◎言葉…「意味」が伝わらなければいけない。そのためには
     音、声で意味が伝わらなければならない。
  「コミュニケートする音声」であれば、話し手、聞き手
  インターラクティブに伝わらなければいけない。
 ○私⇔あなた間、意味に差がある時、声、音声に問題あり。
  一致させるには、呼吸が重要。

 (2)「エネルギーのある声とことば」
   声…空気を媒体として、振動させて伝わる。
   自分が、どの程度意識すると→このくらいに声か
   自分がどの程度リラックス(どの部分がリラックスしているかで、
   変化する)すると→この程度の声がでるか、自覚がある。

 ◎「言葉のエネルギー」
  伝えようとすると声が変わる。
 
 ○リラックスについて
  日本リラックス学会説
  リラックスー脱力ではない
        目的によって違う。ベーシックリラクゼーションは、
        就寝時である。
        緊張を取るために、別な部分を興奮させるという
        考え方もある。
  リラックス…自分を信じること、緊張が抜ける事を信じること

(3)伝わる言葉を考える
   伝わることばには、エネルギーが必要である。
   どんな声か―声帯で鳴っている声で、ことばを作る
          口先でことばをつくると、声帯実感がない。
          口の調音(音声実感)をすると、伝わらない、    
          エネルギーが低い。
   声帯を振動させ、音にする。
  
   前胸部呼吸(胸式)、後胸部呼吸(背面)、腹腔部呼吸(腹式)
   呼吸によって、それぞれ音が違う。

  ○エネルギーの高い声<
         低い声>
  ◎エネルギーのある声とは?…声帯が、よく鳴る。
   
  E< 意識のある声
    明るく、ハリのある声
    響きのある声、呼吸量のある声
    気持ちが前のめりに聞こえてくる声
    メリハリがある明確な声
    大きい声
    明瞭な声
    息の強さが、一定な声
    通る声
    届く声

  E>小さい声
   メリハリのない声
   息が前に出ていな手、こもった声
   通らない声
   声量が足りない
   届かない声

  ○エネルギーのある声ー声帯が良く鳴る。声帯の使い方    
              鳴らし方で、エネルギーが変わってくる。

  ○エネルギーの低い声
   声帯が固いとよく鳴らない。声帯が薄いと高めの声
   声帯の締まりがよくない。
   声帯の左右が、均質ではない。
    →たくさんしゃべると、疲れる。
     半開神経が、片方しか動かない。
  
  声のエネルギーがあるかないかで、伝わり方が違うことが
  分かってきた。
  現代は、サービス業などで人前で話す事が増えて、伝わる声が
  求められるようになっている。
  弱者救済が社会の傾向として強くなっている。
  伝えられないと弱さを感じ、委縮してしまう。

  ◎読み易い言葉だけを口にすると脳が働かなくなる。
   読みにくい物を言葉にしなければ、発達しない。

  ○40分話し続けることができなければ、本当の話し手ではない。

  ○エネルギーが低い時の呼吸は?
    呼吸量が少ない→噴射量が少ない。

  ◎息と呼吸
   呼吸は、身体の外に出す空気を取り入れて、ガス交換して出す。
   呼吸は息の出し入れである。
   (息は外の空気を身体に取りこんだもの)

  ◎意識呼吸とエネルギー
    意識的に呼吸し、エネルギーの高い声にする。
    意識的…目的によって高いエネルギーの声にすること。
        表現呼吸法

   →呼吸が長く続くことーロングブレス
  最近ブレスが長く続かず、セリフが短くなっている。
  エネルギーの高い息ー早い息
   ロウソクを距離を変えて吹き消す。ー強い息(喉を通過する時の息)
  口で情動を感じる(安倍総理の場合)
  声帯声(麻生副総理)
  ○エネルギーのある声…口で意味をコントロールしない。

  ◎「品性は音声である」…日本人は情動言葉をしゃべっているので
              感化される。
    強い息…喉を鳴らす。喉を意識してしゃべる。
    声帯をさわって、振るえていることを実感する。
  ◎息のコントロールが必要
   どのように<早い息>(腹の深さ)
    ―腹式呼吸(恥骨、腸骨(でん筋)を使う
   息の支え点ー丹田に置き、動かす。喉頭が狭くなる。
    <強い息>(胸の息)―横隔膜の使い方。

  ◎腹式呼吸の特徴ー腹は動いて胸は動かない
   胸が動かないように、両手で止めて練習する
   横隔膜を動かすので、多少は胸部も動く。
 
  ◎胸式呼吸(胸部呼吸)
    
   前胸部(早い呼吸)…胸部を使って上げる。
   後胸部(肩口、頸椎の付け根)の高い位置に息を上げる
    (首に力を入れないように注意)

  ◎エネルギーが高いという根底には、複雑なものがある。
   
   文化が進歩すると人間が退化する。(梅棹忠夫氏の言葉)
   変遷が激しいと高リスクとなり、エントロピーが上がる。
   人間が置いて行かれる。

  「喉頭」…声をつくる。喉頭音で声をつくる
    「パラレ」 伝わる、しっかりゆっくりつたえることで
    説得力が加わる。

  人に伝わる声を身に付けるには、呼吸の理論で理解することが
  必要になる。


  ○本日の磯貝語録
   エネルギーの高い声には、呼吸法を身に付け息量、強さが必要である。
   呼吸法の理論を知ること大切である。


  ○本日の感想
   情動か口先で表現するのでなく、喉頭で伝えることがポイントだと
   思いました。