声の学校・言葉の学校(11/18)

講座テーマ 「使える声の正しい言葉発声法―地声と自分の声―」

(1) 準備体操
  〇坐骨歩き…前進、後進、両手バンザイで前後進。
    床に仰向けに寝て、両手を上に。
    その腕を横に広げ、前ならえして伸ばす。
  〇胡坐(足裏を合わせる)→仙骨を立てる、緩めるを繰り返す。
  〇座位片卍脚…上体ひねり→手の位置を変えて一周→リラックス
  〇膝を割って長座…丹田引き込み、前に出す。
     鳩尾前後に出し入れ→各々を連続運動。

 ◎丹田…息のささえ、動きのささえ。
  鼠径部の出し入れ…坐骨でささえている。

 ○どんな声を自分が出すか。
  ⇒人の声をどのように聞いているか、どのような声かをとらえる。
   耳で聞いて、頭で考えるのではない。

(2) 声とことばのためにの身体の調整  
  意志、感情は、お腹に通じてなければ、声として表現できない。
  言葉を使う人にとって、“お腹をコントロール”することは
  重要である。
  お腹は、柔らかくしておくことはわかるが、
  緊張するなどで、すぐに固くなる。

 ○お腹をコントロールできるようになること。
  骨盤はボールのようなもので、思い通りに円運動が
  できるようにすると良い。

 ◎「お腹の状態」=身体、精神状態と同じである。
  
 ○自分のことは人任せにしないで、自分で何とかしようという
   意識がないと、変わっていくことはむずかしい。
   どうしたらいいのか、自分にある。外にはない。

  自分の中に何かがあることに感づいていくこと。
  その努力をすること。

  自分のことに気づいたら、そのまま放置しない。
  気づいたことは、もと深く何故かと探ってみること。

 ◎声とことば→『人間の心を表す』
  自分のことは、何かをやりながらはでしか、わからない。

 ○急いで何かをやり遂げようとするよりも、
  80才まで生きるとしてそれまで、やり続けようとすること。
  すべて成し遂げ完結するのではなく、ひとつできたら
  終わりでなく、さらに課題を増やしていくこと。

 ◎まずは、『自分のことをつかむこと』
  最初は、自分の身体のことを知ること。

 ○骨盤旋回
  身体の内側のことは見えないので、サンプルを見て確認する。
  身体のしくみに興味を持ち、自分の身体の動きを理解すること。

(3)地声と自分の声
  声は、喉頭の中の声帯でつくられる。
  音は、発したら必ずどこかに飛んでいく、そして当たる。
  声帯原音→口の中にあたり、口の中に響く。
 
 ○人間は、生きていく基礎的なことは、ほとんど意識しない。
  ―心臓、呼吸、声を発すること。

 ○自分が声を出すことを、声を出すことだけ考えてはいけない。
  聞く人のことを考えること。

  声帯で声を出すこと…自分のためではなく、人に受けてもらう。
  言葉を発する…人に聞いてほしい、伝えるため。

  声やことば…自分のためではなく、人に受けてもらう。
 
 ◎IMは、“人に受けてもらうために声とことばを発する”ことを、主目的としている。
  自分がわかるため、自分が出したい声を出していても人は聞いてくれない。

 ○自分のことを行っているのは、人に伝えるため。 
  他の人が納得してくれるように、自分が理解すべきである。

   地声の地 ①自である。Mindになっては広がらない。
          ②ground…earth←宇宙

 ○地声は、周りの人のためである。 

  ピアノを使って発声。
  共通のMindがいくつか集まるとgroundになる。

 ○人間は違うことが分かると、元に戻せる。
  共通が出てくる。

 ○声も動きもgroundに通じているから、見ている人にもわかる。
  グロ-ブの中にあるものはみんな違うようだが、みな共通している。
  
  “自”(我がある)=他者
   ↑
  地声⇒誰でも通じる声を見つけること。

 ○自我が増えてくると他と対立し、他と共生することはむずかしくなる。
  共通するのもが少なくなると地が小さくなる。
  声は、人が聞いてわかること。伝わらない声は意味がない。
 
 ○自分を育てること→人が理解してくれる。

  女性―生理の有無で声帯が変わる。
1オクターブ上…男性とは違う。

 ○自分が頑張るだけで、共通項がある人の方に声を発しなければ、意味がない。
  共通項を増やしていけばよい。

 ◎『地声…喉頭の持っている響きである』
  日本の元来の地声は、自声(我)になってしまう。

 ○コミュニケーションする表に出ている言葉にとらわれすぎると共通項を忘れてしまい、我の声になってしまう。
  悪いことはすぐできるが、いいことは直ぐにできない。
  声も同様、悪い声はすぐに出せるが、いい声を出すことは、容易ではない。
  いい声を出すために必要な方法を身に付けなければならない。
  地は、いつまでも探求でき、いつまでも完成しない。
 
 ◎『声のことは、喉頭で考える』
  頭と身体と心がつながって動かせるようになること。

 ◆本日の磯貝語録
  地声は自分にではなく、周りの人に投げて伝わる声、他者と共通項ををもつ声である。
  地声は喉頭の持っている響きである。

 ◆本日の感想
  「地声」は自分の地の声であると同時に、沢山の人と共通の地の声である、というのが衝撃的でした。
  地声は良くないということばかりでないなあ、と思いました。

声の学校・言葉の学校(11/4)

講座テーマ  「使える声の正しい言葉発声法―発声としゃべりの境 上手いか下手か-」

 [1] 準備体操」…IM身体法
    坐骨歩き・四足歩行(腹筋、背筋強化トレーニング)
    背面四足歩行・動物歩き


 [2] 発声と喋りと話
    日本語の「イ」段・「エ」段は難しい。
    「ウ」段は、もっと難しい。
    人に通じないと意味がない。

    言葉は、相手に聞いて分かってもらわなければ、
    伝わらない。
    人が聞いて、「いい音」だねと言ってもらえる音を
    出すことが重要。

  ◎『習音』しなければ、通じる音が出せない。
   “話す時の声は、どのように発するか習い、学ぶ”
   習った音は覚えても何度でも再生できるようになる。
   自分の生活圏では、好きなように話せるが、そのエリアから
   出ると、思い通りに話せるわけではない。

  =「オフィシャルの場」では、決められた言語で話すことが
    求められる。
    生活の範囲内だけでなく、その外で話す時、「プライベート」
    の喋りは違ってくる。=

   オフィシャルとプライベートを切り替えることが必要である。
   身についたもの、喋りや発音は、なかなか直らない。

  ◎社会の現場で、自分が話をする・トークする。
   ⇒どのような声で話すのか、プライベートの音では、通用しない。

  〇ナレーション・アテレコ…声だけでなく姿も、相手と
   同じように出すことを求められる。
   ⇒テキスト、台本にふさわしい声で、話せているかが、需要である。

  ◎使える事、上手な言葉作りの条件
   (1)喉頭(のど)を響かせる。
   (2)良い響きをつくる(上手い喋りの要素)
   (3)上手い喋りの声
     上手い声が良いしゃべりをつくり、喋りが上手いのは、
     良い声だから。

     上手く喋るとは、どのようなことか。
     この言葉、上手く喋るとは、どういうことか?

    〇響いた声、間の取り方の変化。
    〇抑揚の付け方
    〇聞きやすい
    〇声の高低の変化がある
    〇スピード…適正スピード
    〇内容が理解できる
    〇活舌が良く、言葉がはっきりしている。


   (4)上手い言葉の声
    〇喉を響かせるとは?
     喉を響かせることと、口を響かせることは、違うか?
     違う論拠を明確に述べられること。

  〈演習〉
   Ex-上手い喋りの声を実際に出してみる。

    〇「上手いしゃべりの声」を、その声で出してみる。
     「上手い言葉の声」を、その声として出してみる。

    〇自分の実感が違わないと、声として表現できない。
     声で表現するテキストを渡されたら。どんな声にするか
     決めて、その声を出してみる。

    〇「上手い言葉」―よい響きで、声にして出す。
     「上手い言葉」―よくない響きで、出してみる。

    〇良い響きで「言葉の声」を発声してみる。
     良くない響きでも、「言葉の声」を発してみる。

    ◎喉と口の開き方が重要。

    ◎喉頭を響かせること。
     口の開き方を意識して、母音を発音

    〇口を響かせて、5母音を発声。
     受講生一人ずつ、口の響き、のどの響きの母音発音

    ◎「喉を響かせる」ことと「喉を鳴らす」ことは、別である。
     響かせた音と、そうでない音は、伝わり方も違う。
     鳴った音をどのように響かせるかが、重要。
     響きのある声は、良い声。


 ◆本日の磯貝語録
  良い音を習音し、実際にその音を発音できること。
  上手い声は、響きのある声である。


 ◆本日の感想
  細かい違いでも、その違いをみつけることで表現の仕方が
  変わることが分かりました。
  そして、良い声になるためには、好きな声を聞いて、なぜ
  良い声と感じるのか、もっと深くまで探っていこうと思いました。

声の学校・言葉の学校(10/21)

講座テーマ「使える声の正しい言葉発声法―言葉発声の重要点」

 [1]準備体操―IM身体法
   座位(椅子)…開脚、足裏を床にしっかりつける。
   上体ひねり…軽く肘を曲げて左右に腕を動かす、鼠径部も使う
   鼠径部…指で押しこみ、戻す。


 [2]発声のための呼吸準備
  〇IMの腹式呼吸…声とことばのための呼吸
    腹部前側(丹田)出し入れだけでなく、側腹、腰方形筋も
    使えなければ、十分ではない。
    丹田の出し入れでは、声を止めることはできても、声を
    出し続けることができなければいけない。

  ◎息を出し続けて、声を長く使えることが、セリフや声の
   表現には必要となる。

  〇鼠径部をグニャグニャにゆるめておけると、声のための
   呼吸として使える。固いと上腹の方を使ってしまう。


 [3]呼吸演習
  〇椅子座位での姿勢
   坐骨で座り、腰を安定させる。上体は腰の上にフワリと
   真直ぐに乗せる。

  〇坐骨歩きの感覚が重要。(上手になると手に水を入れた器を  
    持って動いてもこぼれない)
   座面上で坐骨を動かす。(両腕を前に出し動かさないようにする)

  〇坐骨歩き―骨盤と肋骨、胴体を柔軟にしておく。

  ◎横隔膜の位置確認。
   横隔膜の位置…鳩尾からサイドに手を移動、脇に手を置いたまま、
              横隔膜をゴニョゴニョ動かす=しごく

  ◎「前胸部の響き」をつける。…肋骨
   日常会話声が響く―胸骨に響く

  〇立位で横隔膜を動かす…膝のゆるみ、鼠径部、骨盤も使う。
                    声を出してみる。

   EX―「御嶽山山頂には、雪が降り始めました」 一人ずつ声に出す。

   仲代達也さん…低い音と指示すると「足裏からか」と確認し、
             実演できる。
 
  ◎息が続いていること。句読点でも、息は続いていること。


 [4]言葉発声の重要点
  1)よく響く(響いた)声―どこで響いているか
  2)雑音のない声
  3)喉(声帯)が適切に鳴っている声
  4)息の高さ、巾、いきおいがある声

  ◎「声が響く」とは、どんなこと?
   響く声の一番のサンプル―山びこ
   響く…出し所、戻ってくる作業がないと響かない。
    →喉(声帯)が鳴って、どこかに当たって響きとなる。

   ナレーターは、喉が鳴っているだけだと、きたない声になってしまう。
   持ち声(天然物)のいい人…鳴った声が、響いて上手く返ってくる。

  〇「声帯の出す音の品質が良くこと」 それを保つためには
    トレーニングが重要である。

  ◎「雑音のない声」…響きのある声でも、雑音があったら、届かない。
    声帯の状態を良くしておくことは、声の仕事に人には、必須。

  ◎『素材が良くても磨いていかないと、使える声にはならない。
    いい声を持っている人は、声にチャームさが必要。
    声が不作法では、魅力がない―礼儀正しい声が良い。

  ◎「喉(声帯)を鳴らす」
    「ア」音で声帯を鳴らす。

  〇声帯で出した音は、違っている…音調が下がる
   出した声の違いが聞き分けられないと、いい声が出せない。
   “自分の声を聴くこと”→意味が分かる。
   音を繰り返し出せる。

  EX―声帯を使ってカウントする「1・2・3・4・5」繰り返す。

   声を変える時は声帯で、喉実感がなければいけない。

  Nさん…物云いの練習は鏡を見て行うこと。
       瞬きが多く、目で追ってしまう。

  Sさん…声帯ではなく、口先、外の音を聞いてしまっている。
       声帯の音を聴く。口の中に響かせる。口の中の開き方が不十分。

  Tさん…いつも声を出す時「今が本番」と思って出すこと。
       音を一音ずつ確認しすぎ。(うなずいて出している)
       クセが多い。

  クセを直すには、クセを書き出し、人に指摘してもらう。

 EX―「あ・い・う・え・お」…一人ずつ声に出す。 

  Nさん…瞬きしても、目の状態を変えない。
  Sさん…エの音を聴いていない。
       やり方ではなく、結果の音を覚えること。
  Tさん…音質は悪くないが、言葉がまずい。
       日本語の統一感がない。

 ◎今日一番印象に残ったこと
  Nさん…出来た時は声の実感を逃がさない。
  Sさん…山びこは、響きである。
  Tさん…坐骨歩き


 ◆本日の磯貝語録
  声帯実感を持って声を出す。
  のどの声を口の中で響かせること。


 ◆本日の感想
  声を出す、言葉を話す前の準備運動の大切さを知りました。
  自然に出す声をさらに磨くことが必要だと思いました。  

声の学校・言葉の学校(10/7)

講座テーマ 「使える声の正しい言葉発声法―呼吸と響きの位置、生きた声―」

(1)準備体操…IM身体法
        顎ゆるめ、口唇運動
        肩甲骨、仙骨実感…仰向けに寝て、背中を床に付けて確認。

(2)前回の復習
   「地声発声」…声帯で実感のある声をだす。
          息のエネルギーで、声帯を鳴らす。
   「息のエネルギーを効率よく声にして行く。」
   「しっかり鳴りを作り、息を度bのように身体のポジションにぶつけて
    響かせて共鳴させるかによって、声が違ってくる」

  〇鳴りのエネルギーが弱いと響きも少ない

  ◎『いい音』…声帯で発した音を、どれだけ共鳴させ響かせるか、
         それが重要である。

(3)共鳴の確認
   テキストで7つの共鳴ポイントを確認
  〇前回の口腔後壁・咽頭壁共鳴(頸声)…実演復習
   息をしっかりつかって音にしておくこと。
   「軟口蓋」の使い方…鼻を開ける、閉じた時で音が違う。
  〇「声帯実感」のある音は、しっかり伝わる。(喉頭実感)
  〇「鳴り」共鳴のエネルギー源は、息である。
    声の基本は、呼吸。
    呼吸法を、しっかり体得することが必要になってくる。


(4)声と呼吸の関係性
  〇これまで、講座で学んだ呼吸法は、どんなものがあるか?
   1 胸式呼吸
   2 腹式呼吸(丹田)
   3 鼠径部呼吸
   4 背面呼吸
   5 側腹呼吸
   6 上腹筋呼吸

  〇声は、呼吸法によって、出てくる声が違ってくる。
  〇磯貝メソッドの呼吸法の基本は、鼻呼吸。
   鼻呼吸ができないと、発声も上手くいかない。
   鼻呼吸で、それぞれの呼吸を正確に実施できるようにすること。

  〇鼻呼吸復習
   鼻穴から鼻の付け根、前頭部に向かって。高い位置に吸気する。

  〇鼻を使うことで脳への刺激となり、軟口蓋の使い方も
   上手くできるようになる。

  〇鼻呼吸で球気がスムーズにでき、それぞれの呼吸法につなげやすい。
   →声やことばへの意識も活性化する。

  ①胸式呼吸で発声
   肋骨6,7番のラインに片手を置き、もう片方の手を喉、
   喉頭の位置に置き、声帯実感をつかみながら、呼吸から発声へつなげる。

   鼻吸気→胸部の支えをしっかり保つ
   肋骨を大きく動かし、呼吸の容量を多くする。
   支えがしっかりすると、息のエネルギーも、声のエネルギーに変えられる。
   胸郭の支えをできるだけ崩さず、息を安定させ、声帯で鳴りをつくり、
   高いポジションでの共鳴、響き音にしていく。

   胸式呼吸の声…軽めで明るい声

  ②丹田腹式呼吸野声との違いを確認
    腹式呼吸で出す声は、深く落ち着いた声になる。
    楽しい感情、明るく軽快な声を出そうとしても出しにくい。
  
   〇Nさん…地方での仕事帰りで疲れ気味。いつもよりも身体が固いままで、
       声が沈み暗くなってしまっていた。息も上げにくそう。
       肋骨の上部の動きが不十分。肩、首をゆるめること。

   〇Sさん…音に対して集中すること。この音を出すと決めて出すこと。
        音が決まるとエネルギーのある通る声が出せる。
        呼吸と鳴りが上手くつながると、いい共鳴が作れて、響きも
        良くなった。
        身体の実感があると、声もスムーズに出せる。

   二人ともに呼吸が違うと声が違うことは、理解でき実際に発声できた。


(5)ナレーション実演
  〇Nさん…小学校紹介映像ナレーション
      学校周辺情景―本来の声よりも軽めで明るい声で分かりやすい。
      後半、学校が変わりつつある、その対応に苦慮。
       →前半と同じようなパターンで音を使っているので、
        音を切り替えるとよいだろう。
      「克服」…奥母音が多いと、全体に沈んだ音になり   
           聞き取りにくい。

  〇Sさん…「子どもの悩み解決法」について
       電車内の描写で始まり、社内でテーマに沿って、何か書いていく
       ストーリー。
       暗く無理に低い声で語るので、全く伝わらない。
       内容を理解し、聞き手がわかる音を出すこと。

  〇文章や物語で表現する声も、呼吸が基本になっている。
   口しゃべりにならないように、呼吸と声の関係をしっかり身体実感を持って、
   表現していくこと。


 ◆本日の磯貝語録
  声のエネルギーは、息。息をコントロールする呼吸法が声の基本。
  表現する声、意味がわかる音を出すことも、呼吸によって変わる。

 ◆本日の感想
  声は共鳴させる場所や呼吸の支えによって、違う音になる。
  色々な場所の音を覚えて表現につなげたい。

       



  

声の学校・言葉の学校 (9/23)

講座テーマ「使える声の正しい発声法―使える声の鳴りと響き―」

 [1]準備体操 ―IM身体法
   ウォーキング…普通速度、速足、大股歩き。前方両腕上げ歩行。
     *姿勢に注意。手を組んで鳩尾の位置で保ち歩行。
      片手を胸に置き歩行。

 [2]発声共鳴法(磯貝メソッドテキスト使用)
  ①地声発声とは。
   「1111」と「1115」、両方を声に出して、カウント。
  どちらの方が喉の実感があるか。
   「1115」の方が実感があると感じる―振動がしっかりする。

  喉に力を入れて発声した時―地声発声(地声を直に鳴らした音)

  喉頭が良くなる時
  少しなる時     ⇒いろいろな音を出している。
  あまりならない時

  日本語の特徴―子音+母音の繰り返し
   パカパカ(PAKAPAKA)
   バカバカ(BAKABAKA)―こちらの方が、声の実感がある

  ②喉頭共鳴
   声帯の振動で音がつくられる。
   狭いエリアでしゃべる時は、大きな声で話す必要はないが、
   いつも小さい声の人が、大きな声で話すと、のどを痛めてしまう。
   良い響きをつくり、良い音をつくる。

  ◎声帯で発した音を、どれだけ共鳴させ、響きをつけることが重要。

  〇同じ楽器でも。息の量、高さでの音が違ってくる。

  〇口を開けて真直ぐ奥部、けんよう垂の奥で、軟口蓋の下側―咽頭
   口と鼻を同時に響かせる。
   口からだけしゃべると疲れる。鼻の助けを借りて、いい音つくる。
   鼻が開いていると、楽にしゃべれる。

   息をつめる―鼻を閉じる。エネルギーを貯める。

  〇鼻を開ける、鼻を閉じる―喉の状態が違う
   すべての音は、鳴っているから分かる。
   「鳴る」のは、瞬間である。
   「鳴った音」が、どこかにぶつかると響く。

   発信源…声帯(喉である)
    響く場所と声帯との「距離が近いと、響きも同時。

  〇声帯で鳴った音と口との距離が長いと、良い響きがつくられる。
   近すぎると、生音のままで聞きにくい。

  ◎「云う」と「喋る」について。
   口の歯の高さでつくっていること―「言う」→「口喋り」
   声帯を使った声…しっかり伝わってくる音、声帯実感がある。
   口で喋った声…あまり実感がない、喉実感がない。

  〇声に出す、読むべき台本がある時…喉を意識して準備する。

  〇口喋りをすると、意味をとらえた音にしていない。
   音の意味も実感がない。
   適当に音を出すので、読み間違えたりする。

  〇喉の実感、喉で意味を考えると、しっかりした声が出る。
   自分が認識しているだけの音は、うそっぽくなる。

 [3]ナレーション読み、演習
   何が一番大事か、マスキングする。
   『大切なことはを明るく届ける、暗いと意味が死んでしまう』

   一番大切な言葉―フジ冷蔵庫
   「一番」…イチバンの音は、前に出してとがった音を出す。
   「フジ」…音が弱く、潜ってしまっている。

  〇“声帯実感がない音は…口しゃべりになっている。”

   内容を読んでいるだけで、実感がない。
   意味を理解していないと、音で意味が伝えられない。

  ◎『音に意味がある』のが、大原則。
    マイナー音は、口の音で、単に低いだけ。

  ◎『納得』できる=意味が把握できること。

   小説をキチンと声で読む練習をすること。
   呼吸法、発声法―自分で変えて声を出すための手段。

  ◎『読むにしても、喋るにしても、喉から!』


  ◆本日の磯貝語録
   喉の実感がなければ、音で意味が伝えられない。
   声帯で出した音は、納得できる。

  ◆本日の感想
   自分の声がふわっとして伝わらないと思っていました。
   それは、声帯で考え、口腔で響かせることで、内容のある声で
   意味のある言葉になると気づけました

声の学校・言葉の学校 (9/9)

 講座テーマ「使える声の正しい言葉発声法」

 [1] 準備体操―IM身体法(菅家準講師)

 [2] 呼吸の身体準備―胸部(肋骨)と腹腔(丹田)/椅子座位
 
  1)開脚、鼠径部を両手で押さえ、つぶすように上体を倒す。
    背面直立のまま。

  2)腸骨に両手を置き、肋骨を上に持ち上げ上体を引き上げる。
    肋骨、側腹の間に隙間ができるようにする。
    上胸部が開くように引き上げる。

  3)両手を上に引き上げ、肋間筋を伸ばし、そのまま左右に倒す。
    解放、ほぐす。

    Nさん…筋肉を動かすとともに内臓も動かして、柔軟にする。

  4)両腕を上に伸ばし左右にたおす方法、2通りある。
    ①ゆっくりしなやかに倒す。
    ②弓がしなるように、ギューと伸ばすように倒す。

  5)腹部…丹田出入れ  
    丹田を引き入れる→足首→ハムストリングス(内転筋―骨盤の内側)
    →鼠径部へのつながりがあることを意識。
    同時に背中、首の筋肉も使う
    身体全体を使って、丹田を引き入れる。(肩にはあまり力を入れない)
  
  6)内転筋を使って片足を持ちあげる  
    丹田の内側から背中につながっていることを意識して動かしていく。

    ○内転筋が弱いと腹式呼吸も上手くできない。
     足首を使って足先を引き上げる運動が、腿(内転筋)丹田まで
     つながっている。

  7)肋骨⇔骨盤(この間を使う)
    内転筋を使って丹田を動かす。

 [3]発声のシステム
  
  ◎社会生活に必要な声の性質
   
   ①張りがある声―エネルギーの高い声。
   ②通る声―届く声
   ③声量が豊かな声―ボリュームのある声
    ①~③はそれぞれどんな声が理解し、出せるようになると良い。
   
   ④嗄れない声・長くしゃべり続けられる声→社会に通用する声
   ⑤声質、声の有機性…心、精神、感性が関係する。
   ⑥透明度のある音質、音質が明瞭であること。

  ◎人間の出す声の種分け

   ①言葉のための声
   ②情動のための声
   ③生理的、感情を表す声。

  人間の音声を機械化して人工的音声をつくっていっても、
  情動は、なかなか表現できない。情動音声にならない。

  環境によって、音声をつくれるだろうか?
  環境の生理、情動活動を代弁し、音声化していく。

  ◎発声という仕事
   
  ○声にする時、“鳴り”と“響き”をつくっている。
   鳴りをつくって、次に響きをつくる。
   目的に対して、ちゃんと鳴ってちゃんと響く声が望ましい。

  ○声の種類
   喉頭発声-喉頭共鳴
  
   頭声発声=頭部共鳴

   胸部発声=前胸部共鳴

  「響く」―響くにふさわしい鳴り(エネルギー)によ起こる。
  
  ○言葉音は、口、鼻の響き肩に変えで作る。
   「イエアオウ」響きをつくると、聞きやすい。

   “発声”-鳴り(声帯の振動)
   
   “発音”‐響きの問題

  ◎発声
    “何のために”→“どのように”→“どこで”=声帯で(喉頭)
              ↓
           “どんな響きで” →言葉

   発声は言葉に直結している。
  
   「何のため」:「Ka」音を出す。→「かなしい」という言葉を伝えたい。

         「かなしい」(内容、情動)
          →かなしいという意味を音声で伝える。

   自分ができている、しゃべっている声は、どんな声なのか。
   言葉のバリエーションが少ない、感情がうまく表現できない。

  「何のために」「どのように(言い方、話し方」 
  
  「誰に」「どこで」「どんな響きで」
   
  言葉を口にするのだろう。

  条件がいろいろ重なっても、声に出せる人は、表現力がある。

 Ex:「めいわくだネ!」
   
 俳優になるなら30通りの言い方、表現ができること。
 ボキャブラリーを持っているなら、別な言葉で言えるか考える。
 日本人は、言い方の種類が少なく「紋切り型」になってしまいがちで、
 貧相である。
  
 ◎言い方、話し方は、そんなに表現が変わらず、発声でこそ
  変化、表現法の変化が幅広くできる。

  「ア」…150種類、少なくとも30種類の「ア」をだせること。

 ○安定した声が出せることが、重要である。
  
  “安定性”があるから崩すことができる。
  安定していると、同じようになって、面白くなくなる。

 ≪発声≫ 喉の実感を作り直す。
      響きの位置を作り直す。
      鳴り、響きをいつも作り直していかなければ、いけない。

 ◆本日の磯貝語録
  腹式呼吸のためには、足裏、内転筋、鼠径部骨盤の内側までつながった
  身体の動きができること。
  発声の仕方によって、言い方、声の表現が幅広くなる。

 ◆本日の感想
  声には様々なバリエーションがあり、出せることが好ましい。
  その人が豊かであればあるほど、声の種類を持っている。
  声が単一である、つまらない。