週一ベーシック(2016.11.16)

講師:磯貝靖洋
助手:益田喜晴/日月貴子

本日のテーマ:言葉母音の実際

・IMB
・盆の窪及び頚骨4番の確認

◎表現者になる為の条件を考える
・自分という商品を売るには、自分という商品価値を知らねばならない。
・芝居は一人では成立しない。多くの人と共有できるものが必要で、役者の業はその道具である。
・役者の業は、体の業、セリフの業、心の業とあり。、各々を育てなければ成立しない。
・特にセリフ劇の役者はセリフとその心を深めなくてはならず、それは声でしか表すことが出来ない。

【担当助手感想】
IMにおいて大きなテーマの一つである「個」と「共有」。本日は参加者が少なかった為、より個々の芯に迫った講座となりました。
何故、声・ことばを学ぶのか? 常に問い続けていなければ、形をただなぞる様なものである。

【本日の磯貝語録】
・「有名」と云うものに、成りたくて成った者は一人もいない。
・自分の事がわかっていないと、何でも人の物が欲しくなる。
・わからない事を「実」にしようとする、そこに命を懸けるのが芝居である。


文責 益田喜晴

週一ベーシック(2016.11.9)

講師:磯貝靖洋
助手:益田喜晴/日月貴子

本日のテーマ:良い母音の作り方〜核母音

【身体法】
・IMB

【講座内容】
◎どのような音を出したらいいのか〜音が意味を表す。
⇒発する人の心の状態が音になる。
◎音のおかげで意味や感じ方、イメージまで共有出来る。
※様々な例を挙げ、実際に音にしながら検証する。
ex)「寒い」「温もり」「艶やか」「3つのみかんが爆発した」「ヒラリー・クリントン」「秋の声」等

◎テキストp.24〈1〉−(2)音読
◎口腔内母音調音(歯を閉じて)
◎五母音の調音点


【担当助手感想】
核母音法は優れたメソッドであるが、形だけを学んでも身につかない。相手とつながりたいか、共有したいか。その言葉に心はあるか。その為に核母音法は必要なのである。

【本日の磯貝語録】
・音の共通項は意味だけでなく、感情や感じ方も共有できる。
・言葉は訳(わけ)である。
・共通を提示された時、感じた時、どれだけ心が開けるか。
・コミュニケーションは当たり前の事をやらないと共有できない。
・音声も思考もクリアでない人は、クリアを真似出来ない。
・音で覚えるから外国人は語学の習得が早い。日本人は意味が先に立つから苦労が多い。


文責 益田喜晴

週一ベーシック(2016.11.2)

講師:磯貝靖洋
助手:益田喜晴/日月貴子

本日のテーマ:母音作りの口と舌〜言葉をなぜつくるか、なぜ伝えるか?

【身体法】
・IMB
・耳栓歩行→喋りながら歩行→スワイショー→3T

【講座内容】
◎自分をわかる3つの方法
・内観
・他人と比べて自分がわかる
・信じる

◎言葉の要件〜言葉は共通を作る為の強烈なツールである。

◎言葉と心の関係
・「言葉を通して心の共通項が信じられない人」の言葉は虚ろ。
・「心の声を聴け」
・喋りは自分の口から消えていくが、他人の心には残る。
・言葉のお陰で他人が楽になる事があると考えられるか。

◎IM黄金トライアングル
*声とことば、声と心
*心と声、心とことば
*ことばと心、ことばと声

【担当助手感想】
・「言葉はさわれない道具」であると同時に「きこえる心」である。故にその技術を修得する為には、その型を学ぶ以前に「なぜ必要か?」を問い続ける必要がある。
・言葉を信じることは自分を信じることである。

【本日の磯貝語録】
・言葉は消えてなくなるものだと覚悟する。
・面白い人は「良い加減」の出来る人。
・「相手を生かす」ことが、「自分を生かす」前に前提出来ること。
・「話せない」ではなく、相手を自分の中に居くことが出来ない。
・相手を見て何も感じない事から脱出する。
・心無くして喋るな。その人の心を見よ。


文責 益田喜晴

週一ベーシック(2016.10.26)

講師:磯貝靖洋/廣木睦子
助手:益田喜晴/日月貴子

本日のテーマ:IM聴き方学/音と声

【身体法】
・IMB

【講座内容】
1)イントロダクション〜「受ける」を見直す講座

2)利き耳について〜右耳で聴く

3)聴く姿勢:正しく音を受ける姿勢

4)耳の働きが低い故に起こると考えられる傾向の検証

5)図版にて器官の確認〜殊に、蝸牛と有毛細胞/ツチ骨・キヌタ骨・アブミ骨

6)足からの骨導を感じ取る実験〜耳栓をして歩く(テンポ良く)

7)気導と骨導

8)うさぎの耳の様に高い位置でとらえる


【担当助手感想】
IM聴き方学は、全てのものを受けるための方策であるが故に自分が開けてゆく。自分の分かる事のみ分かるのではなく、分からないことにも通じてゆく。

【本日の語録】
・聴き方が変われば発声が変わる。
・魚の時代に側面でとらえていた音を、今は耳でとらえている。
・有毛細胞=細胞に産毛の様な毛が生えたようなもの。
・次元は頭でとらえられなくても、耳でとらえている。
・耳の事は宇宙。宇宙が耳の中にある。


文責 益田喜晴

週一ベーシック(2016.10.19)

講師:磯貝靖洋
助手:益田喜晴/日月貴子

本日のテーマ:鳴りと響き—良い響きの作り方

【身体法】
・IMB
・スワイショー

【講座内容】

◎鳴りと響きの声
・口腔音を作る
〜口腔うがい

・音声とことばと精神
〜「ハイ」と「イイエ」を実例に使いながら

・共鳴音の作り方と精神的実感
〜眉間と額中央
〜喉頭音「ハイ」を眉間に響かせる

【担当助手感想】
・普段何気なく使っている、「ハイ」と「イヤ(イイエ)」にことば音を明瞭化する為の精神的根拠が集約されている事に驚きました。そして、そこに声とことばを磨くヒントがある事を発見しました。


【本日の磯貝語録】
・やり方を覚えるのではなく、音を覚える。
・呼吸は生命を永らわせるが、精神までケアできない。
・自分の意思、感情は喋っていても音にならなければ伝わらない。
・今の人は自家製で勝手に緊張をつくり出し、苦しみ、閉鎖し、自殺までする。
・「ハイ」を実現化すると喉頭音になる。つまり、よく鳴った地声である。
・現代日本人は否定の「イヤ」が苦手で音が良くない。当然、本人の確信は少ない。
・音声訓練は自己力、自活をつける上で大変有意義である。

【参加者の声】
・自分の散漫だったところがわかったので、対処法をつかみたい。
・鏡に向かって声を出した時、肉体は辛かったが、出来た時とそうでない時の音の位置がわかった。


文責 益田喜晴

週一ベーシック(2016.10.12)

講師:磯貝靖洋
助手:益田喜晴/日月貴子

本日のテーマ:鳴り(地声)を磨く/声と心をつなげる

【身体法】
・IMB
・3T運動
・スワイショー

【講座内容】
◎磯貝メソッドは「声・ことば・心」

◎磯貝メソッド「声・ことば・心」の基本三角形

◎基本三角形の関係

◎心と宗教

◎声の性質 心の性質

【担当助手感想】
「おはようございます」という当たり前の挨拶を具体例に、声と言葉、そして心についての深いテーマへと踏み入る内容でした。
声と言葉を研く事は、何のためか? そして、どこへ進むのか?
声と言葉は、何のためにあるのか? 誰のためにあるのか?
同様に、心は何故あるのか? 誰のためにあるのか?
原点を改めて考えさせられる講座となりました。

【本日の磯貝語録】
・人間は自分が納得している事をやっている限り、新しい「これだ!」は生まれない。
・磯貝メソッドは、いま生きている人間の声やことば、その音声と心に素直に向き合い丁寧に接する。
・声/ことばは、心と一体とならなければ生きていけない。
・自分の本心を知ること、聞くこと、触ること。

【参加者の声】
・命を頑張ろうと思った。
・自分が思いもつかないものを隣の人が出した。心に触れた気がした。

文責 益田喜晴

週一ベーシック(2016.10.5)

講師:磯貝靖洋
助手:益田喜晴

本日のテーマ:喉の仕組みと声の種類

【身体法】
・IMB

【講座内容】
◎腰の呼吸〜腰方形筋
・腰方形筋を意識〜仰臥位/椅子座位
・腹腔からの息を門歯に当てる。“S”音。強く⇒柔らかく⇒柔らかく長く
・腰方形筋に手を当てロングブレス
・歯を閉じて「イ・エ・ア・オ・ウ」

◎詩朗読(『青い蝶』/ヘッセ 『白い雲』/ヘッセ
1、譜面台を使って立位で。
2、椅子に坐って、口を動かさずハミングで。
3、腰に手を当て腰方形筋に届くように喋る。
4、腰部呼吸を使って朗読

【担当助手感想】
・人間は情報のみを伝える機械ではない。心や思いを伝えたいが、それらは確かにあるのだろうけれど実態がつかめない。その橋渡しとなり媒体となるものが「呼吸(息)」である事がよく解った。

【本日の磯貝語録】
・何故、ビルドアップするのか? それは抑える為。
・やるべき事を全力でやらない。
・世界中で誰か一人でも出来る事は、絶対自分もできると強く信じる。
・声は出なければならないが、全部出してはいけない。
・感情も声も表すのは10の内5でいい。しかし、元が少なければセーブは出来ない。
・上手い人は持っているけれど使わない。少しづつ出す。それは呼吸によって出来る。
・呼吸法で大事なことは、同じ呼吸が出来る人が何人いるかである。

【参加者の声】
・呼吸によって人格は変わる。
・腹式と胸式の他にも呼吸法がある事を知った。
・腰部呼吸は初動作が鼻だけではなく全身だ。
・10ある内の5つで抑えるという事が、腰部呼吸を実践する事でわかった気がする。


文責 益田喜晴

週一ベーシック(2016.9.28)

講師:磯貝靖洋
助手:益田喜晴/日月貴子

本日のテーマ:声と息

【身体法】
・IMB
・坐骨歩き〜鼡径部、腰部の意識

【講座内容】
◎表現者としての声、そして息と呼吸

◎ストロー呼吸を利用して、声帯の機能、鼻の機能を再現。

◎息の世界〜息と呼吸の違い

【担当助手感想】
「息」をすることは、「生」をすること。息には驚くべき人間情報が詰まっている。それを授受しながら私たちはコミュニケーション活動を行っている。
「息」を獲得する為の方法が呼吸法である。「息」を掴むには、身体だけでも、頭だけでも、心だけでも足りない。正に「心・技・体」と背中合わせの世界である。


【本日の磯貝語録】
・演劇は為手の問題ではなく、受ける側の問題。社会行為であると同時に芸術行為であるという矛盾をはらんでいる。
・言葉のコミュニケーションが、リアルコミュニケーションであるか、それが最低条件。
・俳優が息をして生きているように、観客も息をして生きている。常にそこに戻らなければならない。
・自分の中にある、客体と主観の間にある繊細なスキンを見つけなければならない。その為の方法が呼吸法である。
・芸術を求める人はバイオテックなエネルギーを求める人である。

【参加者の声】
・息がわからないから支えがわからないと知った。
・息と呼吸法が違うという事を初めて知った。
・息を制するには息と呼吸法を知らねばならない。

文責 益田喜晴

週一ベーシック(2016.9.21)

講師:磯貝靖洋
助手:益田喜晴/日月貴子

本日のテーマ:丹田と腹式、胸式

【身体法】
◎IMB
◎前クールで指摘された個人的強化
・座位開脚前屈
・股関節周り柔軟
・肩甲骨をほぐす

【講座内容】
◎丹田運動
・丹田位置確認
・丹田出し入れ運動

◎丹田呼吸
・丹田張出吸気・入呼気
・丹田張出呼気・入吸気

◎息=架空の1m先の蝋燭の炎を吹き消す。
⇒構えと支えと集中

◎テキスト(P7~P10)音読
⇒読み方及び、声、息、ことばを確認しながら。

【担当助手感想】
ピンポイントで弱点や修正点だけを何とかしようと対症療法しても中々結果は出ない。俯瞰的視点で全体的なバランスの中で、コツコツと修正してゆく方が効果が高い。その場合、良くなった事に自分では気付きにくいが、その効果を実感した時にはかなり力が付いている。それが真の改善であるという事を感じさせられました。

【本日の磯貝語録】
・人間なんて中々死なないので、絶対に諦めない。
・声とことばの事で重要なことは、止める事。
・人様に何かを提供する時は通常以上にシャープでなければならない。
・「この人に、○○を伝えるんだ!」という強い意志、これも一種の呼吸法である。

【参加者の声】
・「構えてちゃんと人に向けて出す」が意識して出来た。

文責 益田喜晴

週一ベーシック(2016.9.14)

講師:磯貝靖洋
助手:益田喜晴/日月貴子

本日のテーマ:声と体の仕組

【身体法】
・IMB
・直線歩行(何か喋りながら)

【講座内容】
◎呼吸哲学~何故、呼吸法が必要なのか?
・声と呼吸
・音楽能について(ピアノを使てオクターブの違いを知る)
・声帯の発生=心の発生(受胎3ヶ月で声帯は発生する)
・息(声)とコミュニケーション
・「何故、呼吸をするか?」を突詰める事を、一人でやってはいけない。

【担当助手感想】
このクラスは、前回からの継続受講の方が多い為、呼吸の生理的なメカニズムではなく、根源的な呼吸の意味がテーマとなった。やはり、本人が自分自身で呼吸法の必要性や意味を持っていなければ、呼吸はもとより、声と言葉は良くならない。その事は、自分を磨く事、社会を豊かにする事にも通ずる。
理論は道具としてとても有意義だが、人間の根源的なものは理屈ではない。

【本日の磯貝語録】
・人間の本能でやることは理屈で手に入らない。
・声を出すには結界を破らなければならない。
・「私は声を出したくないから黙っている」は他の人に対するイジメ。
・思っていてもそっち(なりたい自分)へは行かない。でも、言っちゃったらそっちに行く。
・呼吸練習は発声練習の原型

文責 益田喜晴