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俳優発声中級(11/30)                           《ことば系》

11/30(水)俳優発声中級

[1]ストレッチ(各自)
[2]ゲスト(Iqbal Khan氏)紹介 ※山田講師知人
   英国で演出。日本人の声と身体の関係、日本で実際にみると違う
[3]床打ち(磯貝講師)
   (1)正座
   (2)(1)より前方を打つ
   (3)片足を立てる
       下腹と腰を使う→肩は抜けている
   (4)四股立ち
   (5)股関節運動→四股踏み
       内筋を使う。膝を柔らかく→股関節の感覚が分かってくる
   (6)床打ち
[4]喉合せ
   (1)ハミング
       喉を開けていないと音は取れない
   (2)狼
[5]課題発表「母の愛を思う」
   A.母が子に与える全てのもの。
   B.思春期に母が家にいなかった。無色透明無味無臭。
   C.親元を離れてありがたみがわかる。「ありがたい」を教えてくれた。母は偉大。
   D.怖い存在だった。二度見た母の涙。今は一番の理解者。
   E.食べきれない料理をむりやり食べさせる。今も量を調整できずに山盛り。
   F.おちゃめな母。無理して明るくふるまっていた。
   G.私は母で母は私。
   H.「他人に子をしかってもらって感謝」今はそんな親はいない。
   I.家族みんな母が大好き。不思議な愛情表現に対してゆったり構えている母。
  〇評価
   ・Khan氏
     「何が正しいのか」と同時に母の愛を教えてくれた。」
   ・山田講師
     今回でステージが一つ上がった。外国のゲストがいるせいで丁寧に伝えていた。
     内面に起こるものがあった。
   ・磯貝講師
     「愛」ではなく「愛情」のことをやっていた。情が分かっていて表現できるようになれれば
     通用する。もう少し頭の勉強を。情は芸になるが、情そのものは芸ではない。
    ◎日本人の情=身体を伴う独特の心性→喋ることば、読む言語に対し、少しでも厳密であれ

表現・発声クリニック(11/19)                         《共通系》

11/19(土)表現・発声クリニック

[1]講座「内感・内鑑と外感・外鑑」(磯貝講師)
   内―感・鑑(イメージ、想起、念じる)
   外―   (観察、理解)
  〈いままでの訓練〉 呼吸を出す ―意識
               入れる―無意識
  〈これからの訓練〉 どちらも意識して出来るようにする
  ◎呼吸を変えることで、エネルギーを高め日常とは違う空間、状態になる
  《エクササイズ》①会陰、骨盤膜を意識して呼吸運動をする
          ②丹田から背中までえぐる感じで腹部を引っ込める
           (息を吸うときに引っ込める。限界まできたらリラックスする)
  ◎芸は皆に共通のものをつくり出す(横の広がり)
  ◎宗教に入っていった芸は、1つのもの、1つの光に向かっていく(収束性)
   祭り―芸のはじまり、生・死のもの⇒自分の心に集中してもよい=芸能の出発点
  ◎日本は、外に向かった芸をつくることが苦手。「思い」が重要視されている
  ・日本・・・外のものを受け入れるのことはでき、上手いが自分自身が出かけていくとこは苦手
     →人のことを考えるのが下手
  “芸” 感(カン)-五感で外のものを受ける
      鑑(カン)-外から受けたものを自分より少し離れて把握する
       (鑑=かがみ、かんがみる)
  ・人は知識を人に言いたがるものである
  ・それによってコミュニケーションがとれるようになる
  ・人間は、外のものを受け取ることによって育っていく
  ・受けたものに関して「思い」が湧いてくる
   その「思い」を少し自分から離してから、外に発してみる
  ・芸能の神とは宗教の神より多面体である
  ・自分たちの習慣、日常をとびぬけたものが芸能である
  ・外のこと(自分ではないもの)を受けて何かを始める
  ・外側を知るには内側を知ることが必要
  訓練すること・・・脳で考えたものを肉体が行動して、その行動の先から脳に「気」として刺激する
  《エクササイズ》 ※「気」と「呼吸」をつなげて考えない。腹部を特に意識
    ①軽く足を開く
    ②腹部をふくらませる(内部にどんな気・エネルギーが入っているか感じる=内感)
    ③目をつぶって自分の中側を見る

 ◆本日の磯貝語録:絵画や仏像などは「私(自分自身)」がその中に入っていって、
          そのものを育てるものである

歌発声はじめて(11/18)                            《音楽系》

11/18(金)歌発声はじめて

[1]ストレッチ~3月までの個人ストレッチ課題~(磯貝講師)
    発する(表現する)ためのストレッチをする
[2]歌をうたうための準備(磯貝講師)
  ◎腹筋運動、鼻を鳴らす、言葉をつけて、単音を出す
    1-1.丹田を押し出す。背中に向かって引き上げる
     2.背中の外側の筋力を使って、首の後ろの方まで引き上げる
    2.裏声は首より上の後ろの声
    3.Pa.Ba.Sa.Za.Fu
[3]講座・歌唱
  1)試演会の曲を決める
    ①全曲を全員で歌う
    ②グループで歌う
     )「北風小僧の寒太郎」グループ
         ◎口の中が少しでも広くなるようにする
         ・♪ヒュルルルルルルン、ピアノの音を口・のどを開けて聴く。一人ずつチェック
         ・譜面を見てリズム、フレーズを見る
     )「エーデルワイス」グループ
         ・ワイスのSをしっかり出す
         ・母音のアは口の中で閉める
         ・3拍から1拍目は、口を同じ口で歌う。スピード感を出す〈ワルツの歌い方〉
     )「月の光」グループ ※一人ずつのチェック
         ・肩甲骨を押して胸をあげる
         ・笛から後ろに向かって歌う
         ・胸をみぞおちに向かってさげる。楽器が違うので同じように歌わない
     )「気のいいあひる」グループ ※一人ずつのチェック
         ・裏声の練習をする
         ・一人ずつ、Gdur・Esdur・Fdur・Edurで歌うようにわける
     )「ハッピー・バースデイ・トゥーユー」
         ・ボイスチェック:口の中を開く。とても感じがよい。癖が無くてよい。

 ◆本日の磯貝語録:芸は人間の良さばかり求めても出来ない

名曲をうたう(11/17)                              《音楽系》

11/17(木)名曲をうたう

[1]講座(磯貝講師)
  1)゛Lasciatemi morire!"
    ・音とり(覚えてしまう)
    ・歩きながら歌う「A」
      背中に譜面が印刷されてしまうといい(頭で譜面を追わないこと)
      頭において思い出しながら歌わない(身体感で覚える)
    ・台の上を登り降りしながら歌う「ア」
      どんどん歩いて勢いのある音楽にする
     ※たて口、丹田を入れる
      →崩れないように歌うにはどうしたらいいか、各自工夫すること
       オペラは動いて歌う(棒立ちではダメ)
       見せることも同時にやろうとする “ソリストになったつもりで”
    ・バンザイして台を登り降りする
  2)゛Il mio ben quando verra"
    ・声出し「ア」
      息を出す(声は吐き出さない)
    ・一人ずつ歌う
      喉の位置は変えないで歌えるように、言葉の内容よりまず息を出すこと
      迷わず、音楽を引き受けて自信を持って出す。仁王立ちは×
     P129.2段目:喉をあける、首や背中に力を入れない
           腰を入れて、膝を曲げる
           喉の位置は変えない
     P130.3段目~(二人一緒に):歌っているうちに気持ちよくなるように歌う
  3)゛Ombramaifu"
    ・歌詞をつけて歌う ※舌は細くつかう
    ・台を登り降りしながら歌う
      たて口の「ア」(鳴りは、首の下の骨) ※丹田を入れて
    ・一人ずつ歌う
      丹田を入れる、わずかな空気の動きをキャッチするような感覚を体がやること
      スポーツの実感とは違う
      下半身の感覚をもっと鍛えること
      自分の声を外で聴こうとすること
      部分的に音楽的になってきた、それをつなげられるといい
      音楽がやってきてくれるのを待つ
      音楽になってきた、このまま安定させていくこと。すると次の訓練に入れる
    ◎クラシック音楽
      たくさんの人間がたずさわって、育ってきた品格がある
      一生懸命やって出来るものではないが、手を抜いたら相手にもされないもの
     ☆音楽がやってきて、自分も音楽にさせられるという体験をたくさんすること
     ☆音楽の魂を聴く
  4)再び
   ゛Lasciatemi morire!"   :歌詞をつけて、underコードで歌うことを覚える
   ゛Il mio ben quando verra" :歌詞をつけて
   ゛Ombramaifu"       :喉を開けて、体内に音楽が充満するように歌う
                  力が入ってしまうところこそ音楽をするところ(ほぐす)
                  次に必要なのは響き

 ◆本日の磯貝語録:クラック音楽(芸術)は、永い年月幾多の人がたずさわり、今なお育っている。
          そこに品格が生まれる。

歌・演奏(11/17)                                《音楽系》

11/17(木)歌・演奏

[1]身体の力を抜く運動(和田講師)
[2]テキスト
  No.2 アシのうた
   ・上 下 上 下 左 右の集積
   ・波の引きあがった所から
   ・Madchev よびかけ 自由 かわいらしく
   ・123456の23.56は重くなってはだめ
   ・ラインを作りすぎない、P11.3段を別の波で
   ・P12 PPはいつも特殊
   ・P13 2拍 Disの音へ転調
       2段 転調 dei
  No.3
   ・波の位置が変わる、その時音がおちない
   ・su Ben schallのブレス
   ・Das wachtが動いていないと次のes hat die Nachtiが動きにくい
   ・3段目のwiderhallの>のうたい方を上手に作らないとdie Rosenにもっていけない
   ・P15 sie war doch sonst ein will des Blut
   ・langsamem → べったりうたわない
   ・P16 TenpoⅠ 入る時に間奏の待ち方が悪い
   ・波の上から
   ・P16 du sind のだし方注意
  No.1
   ・動きがゆっくりなので
   ・何か必要な要素とは・・・
   ・透明感が欲しい
   ・夜をうたっている本人はどうか・・・
   ・P6 ♪で押さない
      付点四分音符で高さを作っておく
   ・4拍子の♪は軽い
   ・長い音符の時に上手に用意する、それが次の音をきれいにいくか、ギクシャクなるか
   ・うらの♪が来たら常に → →
   ・リズムは拍でない!
   ・作品にうたれるのは、気配、透明
   ・逆算されたものを練習、作り上げていく!!

俳優発声中級(11/16)                           《ことば系》

11/16(水)俳優発声中級

[1]ストレッチ(各自)
   ・塾長より各個人に3月までの訓練課題が出る
[2]講座「使える声をつくる(後)」(磯貝講師)
   ・役を演じる・・・その人々の今を生々しく生きる
   ・呼吸法の違い→声の違い(意志の違い)を実感できること
   ◎息を口先から前に吐く 個々にチェック
    ・息だけを吐いている時の腹の使い方で声を出す(丹田を前に突き出す)
    ・声の行き先を決める
    ・外でやる
    ・アンダーコードでやる
    ・胴でやる
[3]課題発表「いやらしい言葉」
  ◎A.いやらしい奴―頭を使うのが得意。いやらしい表現力もあった方が良い
   B.性的なイメージ。人に対して。いやらしい人が吐く言葉。いやらしい声
   C.受け取った人が「バク」とした気分になる言葉
   D.「いい人」―ほめながら見下す
   E.子馬鹿にしているような見下した表現。言った本人は自覚がない
   F.同じ言葉でも言い方による。下心(本心)が見える言葉
   G.苦手な音を含む嫌な言葉
   H.人々の心を掴んでしまう赤ちゃん語
                                    ◎:今回のBest
  磯貝講師コメント
   ・今回は多彩で面白い
   ・作家がやるような言葉の選択→戯曲を読む力
   ・自己暴露(自己の思いや考えを、突き詰め、追い込んでゆきひそんでいるものを表に出すこと、
         その前に、一般論や世間感に逃げない、うすめない)
   ・シャープな感覚・・・自己体験から引き出す(一般論ではない、思いで選ぶわけではない)  

 ◆本日の磯貝語録:高いエネルギーを持っていなければ低い(又は弱い)表現はできない
           ※低い表現:力の抜けた表現とは違う

俳優発声中級課題                             《ことば系》

11/16(水)俳優発声中級課題

 「いやらしいことば」

 小さい頃、私は学校の成績が良かった。頭が良かったわけではない。変に頭が働くのだ。そして、
そういう奴は大抵いやらしい奴だ。自分を含めそう思う。
 いやらしい奴に限ってディベートが好きだ。妙に自己顕示欲が強い。が、力による争いは避ける。
なぜなら、痛いから。ここにいやらしさがある。
 私は、いやらしいことばが好きだ。しかし、洗練されたものに限る。例えるなら、アメリカのタブ
ロイド誌の記者が一言で相手を黙らせるようなやつだ。これは、一種の間接話法だろう。極めれば技
術だ。
 まず、物事を的確に理解していないとならない。本心を表には出さない。さらに、相手の立場に立
って考える。これは、自分本位だと陳腐なものになるからだ。そして、いやらしいことばが使えれば
使わないこともできる。簡単に気の利いた事の一つでも言えるだろう。
 一つの問題に多種多様な解答を持てるように努めたい。

俳優発声初級(11/15)                            《ことば系》

11/15 俳優発声初級

(1)ストレッチ(西本助手)
 ・首まわりをほぐす⇒首の背面、側面、前面をそれぞれ伸ばす。
           首をまわして全体的に伸ばす。
           首の骨と頭蓋骨の接続部(脊椎)を指でもみほぐす。
           あくびをして喉を開ける(口を開けたまま、閉じたまま)

(2)OWS基礎「床打ち」(磯貝講師)
 ・「床打ち」 ~コツは…指は開いて、手の平と床の間を空けない、ひじは曲げて、etc...
       ・音で良し悪しがわかる⇒四股踏みと原理は同じ。
       ・打つというより打ち抜く。鳴る様に、響く様に。すると痛くない。
       ・エネルギーが均一に伝わるように。手の平の意識を高くもつ。
       ・力任せではなく床との一体感が持てるかどうか。
       ・大きく振り上げる必要はない。初めは1~2cmからで良い。

       ※)腰から打つ。
        )丹田で支える。
        )背・腰部でバランスよく支える。

       ※正座よりあぐらでやるほうが簡単だが、打ち抜く率は下がる。
        ふっと(力を)抜いてしまうのは禁止(打ち下ろす時など)

       ※何事もある命題を「やろう」としている時には別のことをしてしまっている。
        「やろう」としている限り、それになることはできない。

(3)講座「口腔共鳴」(磯貝講師)
 ・人は実に様々な声を出すことができるが、日常生活において必要でない声は出さないものであり、
  出せないもの。口の使い方、響かせ方は限定的になる。
 ・響きが少ないと感ずるものも少ない(常態感覚に慣れてしまっている)。
      ↓
  ことば(言語意思)と口腔内の響きの位置が合っていると、より伝わりやすくなる。
 ・同じ言葉でも響きが変わると意識や感情も変わる。

 Ex.1:口腔を壺のイメージとして以下の状態で「ア」の音をつくる。
    )下アゴで )下の歯の裏で )前アゴで
    )上アゴで(奥歯の裏側で) )上の歯の裏で

    ※顎骨の内側を鳴らす(響かせる)。

 Ex.2:「ガサガサ」「アカサカ」「サカサマ」などをEx.1の5箇所で言い分けてみる。
   (注)同じアゴの状態で音を出し続けるのはNG。
     必ず1音1音アゴを解除して、アゴの状態も音も作り直すこと。

 ・それぞれの言葉には一番効果的な固有のポイント(位置・振動)がある。
  それを知り、理解し、見つけていくことが芸人としては重要。
 ・「その声」でそのことばの感情になるのか?その通りに伝わるのか?
  ことばは同じでも、響きの位置が変われば感情も変わるということ。

 ・自分で作る、という時よりも何か別の力によって作らされる、という時の方ができるもの。
 ・練習では細かくやる。しかし本番では全て忘れてやる。やるべきものは向こうからやってくる。
 ・自分の予知・予感能力を磨く。そしてそれについていけるように自分をニュートラルに置くこと。

 ・上あごを実感する為に⇒うがい。口を縦にして前の方でやる。

 ◆本日の磯貝語録:演劇はもっとシャープなもの(専門家がやると)
          自分が何かに引っ張られていく能力を大事にすること

特別実践セリフ(11/13)                           《ことば系》

11/13 特別実践セリフ

(1)ストレッチ

(2)表現のための身体実感(磯貝講師)
 ・床打ち ⇒手の平の実感は演技表現の基本。
 ※床を打ち抜くこと。手の平全体をベタッと地面につける。丹田で地面を押す。
  丹田と喉(笛)を意識して、床の下の空洞を鳴らす意識で打つ。
  指は最大限に開く。足の裏の重心は土踏まず。丹田の支え。打ち抜くこと。
 
 )正座して足を開き手で床を打つ。
 )そんきょの姿勢で手で床を打つ。
 )足で床を踏み込む。 ~一歩一歩丁寧にゆっくりと。

 ・「演じる」ということの中でセリフを「しゃべる」とは?字を読むのではなく「しゃべる」。
  生きているというリアルさの表現の難しさ。
       ↓
  06年一月の稽古までの宿題:「俳優にとって劇のリアリズムとは何か?」

(3)テキスト「才女気どり」(磯貝講師)
 ・「言葉を演ずる」とはどういうことかを考える。どういう時にやってるか。
  芸として言葉を演じていくということを考える。
 ・「才女気どり」の登場人物は2度化けしなければ演じられない。
 ・喜劇は素の役者が出てしまう瞬間があっていい。
 
 ※)素の自分
  )役の本来の身分
  )役が話の中で演じる人物
      ↓
   この3つの立場を行ったり来たりする面白さ。
   cf)「父帰る」という作品の時は、素の自分を出してはいけなかった。

 1)役を演じ読みする。
 2)試しにセリフを「素の自分」で呼んでみる。

 Ex.1:P21下段、マドゥロン「実を申しますと…」から
    1)きちんと役を演じる方法
    2)地だけでやる方法
   の2通りで練習 ⇒やってみての感想を言う。

 ※「地」は演じる価値があるか?「演じる」というのは無理の連続なのか?
         ↓
  ただしゃべっているだけでは劇にはならない。
         ↓
  「劇しゃべり」というものがあるはず。

 ・演じる中で「地」がどういう位置にあるか?「地」がゼロでも演技にはならない。
 ・「自分を消す」とは演じる中でどういう作業をすることなのか?
 ・「演ずる」というのはどこまですればいいのか?

 ※日常の自分をいつも自分で知っていることが必要。俳優とは、いつもの自分を知っている者のこと。

 ◆本日の磯貝語録:「おかしいことをやろうとしない」
          「丹田で押す」

発声・呼吸特別(11/13)                            《共通系》

11/13 発声・呼吸特別

(1)丹田体感を確実にする講座(磯貝講師)
 1)三点倒立:左手、額、右手
 2)ヨガ倒立:頭で立とうとせず手に乗せる。
 3)壁面倒立:丹田と頭をつなげる。

 ※カエルの様に四つんばいになって発声する。
 ※すぐに足を上げようとせず、ゆっくりゆっくりやること。
  必ず丹田でバランスを取ること。
 ※丹田が入っているといつまでもやっていられる。
 ※倒立のまま発声へと入る(だからできなくてはいけない)。

 ・倒立した結果、頭が上にあるんだと理解(実感)する事ができる。
 ・丹田を理解して声を出す。このことがわかるための倒立。
 ・倒立中でも丹田と喉の意識を離さない事。

 ◆本日の磯貝語録:丹田!丹田!丹田!

歌い方・発声(11/12)                             《音楽系》

11/12 歌い方・発声

(1)各自ストレッチ

(2)講座「アンサンブル歌唱」(磯貝講師)
 1)「秋の子」「まきばのこうし」を歌う(声出し)
 2)「マーチングマーチ」を歌う(2声)
  ・歌詞の内容:生活実感×→実際の音にする(音楽的に)
        つもりでは×頭よりは口がしっかり言うこと。
  ・上向型の音程:少しでも母音でゆるまない。実感をしっかり持つ。
  ・「ん」の発音:喉ではなく鼻の実感。
  ・歌の場合音の高さを長く維持できる≠しゃべり
  ※言葉(しゃべり)の位置に落としては×、一人ずつが正確にできて合わせる。

 3)「ニーナ」を歌う(3声)
  ・全員で3声で歌う。
  ・全員でメロディを歌う→ハーモニーをつけたとき元歌がどういうエネルギーがあったかを
             わかって他のパートを歌う。

 4)「ふるさと」を歌う(3声)
  ・全員でまず歌う。
  ・全員でメロディを歌う:喉を開けて柔らかい声で。
             P=喉を開けたまま息で小さい音に。
             口は早く動かす。口を鳴らしすぎない。
             頭で思っても下顎に音が落ちると音程は下がる。
  ・日本人は音に情意を感じる。
  ・1人ではなく多数で歌う場合→「思」を一致=発後とタイミングを合わせる。
   国際言語学会では日本語が一番厄介。言葉の「思い」がみんな異なる。
   (アンサンブル=共通な「思い」を表す事をする)
  ・喉は開けっ放しで1語1語を合わせる→合わせる意識が持てる。

 5)「まきばのこうし」を歌う(2声)
  ・鏡を見て舌の位置を確認。「ウ」→鏡の前で歌う
  ・舌の位置が高い→喉が開ききらない。喉を下ろす・開ける=舌を下げる

 6)ペアで歌う(ペア同士で近づいて歌う)
  ・コイの様に歌う(口より喉頭が開いている)
  ・アンダーコードで下腹で支えて。
      ↓
   日本語がよく聴こえる。

  ・ここのポジションをやろう(アンダーコードで息を流して)
  ・試演会を「まきばのこうし」と「故郷」の2曲に絞る。

 ◆本日の磯貝語録:喉頭を開けっ放しで息を流せ。口の実感で歌うな

発声・呼吸法入門(11/11)                         《ことば系》

11/11 発声・呼吸法入門

(1)各自身体訓練:四股、中心・丹田・座骨感覚。

(2)講座(磯貝講師)
 1)発声共鳴法 ~胸部共鳴(前胸部)、後頭部共鳴
  ・自分の思いや自分の口の使い方でやると役は演じられない。
   (自分にエネルギーを入れると伝わらない)→出す
  ・言葉は口でつくる。声はのどで作る→どこで共鳴させるのかが問題。

  Ex.1:低い声をつくってみる→場所が低い→胸部共鳴
    ・声帯の位置を確認。
    ・首を立てると喉が下がる。横隔膜を張る。
    ・笛を鳴らして胸に(鎖骨胸骨)に響かせる。 ※決して上に息を吹き上げない。

  Ex.2:鼻から吸って横隔膜を張り、丹田を使って呼吸。
     口を開けて(喉が下がる)鼻から息を吸い込む→腹式で。(口角を上げる)
     吐く時に口から出そうとするのではなく胸に息をあてる。
     「ア」…「あたたかさ」「たなばた」など、しっかり響きをつける。
      しっかり前に出す。口の中を開ける(前胸部共鳴)。
     「ア」「オ」でややたて口で口の奥を開ける。奥の壁を響かせて(口腔内)胸から後頭へ息を。

     ※頭…2、口…3、胸…5 の割合で息をつかう。

  Ex.3:低いけれど少し張りのある声を作る→口腔の奥壁→後頸部共鳴

  ※正確に復習すること。声は感覚的なものなので決してやり過ぎない。
   筋肉的実感に頼らない。

 ◆本日の磯貝語録:いい声になりたかったら尻をでかくする
          アゴより下の響きは生命力の強い声

朗読発声(11/10)                              《ことば系》

11/10 朗読発声

(1)ストレッチ(各自)

(2)講座(磯貝講師)
 1)「語り」について
  ・最近新作の語りがつくられている。
  ・民話のような昔の物語でなく今のことをやってみよう。
   ※情緒感でないもの
  ・情緒的な満足感について限界がきていると感じ始めている。

 2)テキスト「笠地蔵」
  ※読む前にしっかりと姿勢をつくる。
  ・字そのものがどういうものかを読まない限り伝わらない。
   意味だけを読むことではない。言葉の実態が大切。
  ・場所・時間が変わっているのなら頭の中も変えなさい。
  ・五感を音だけでどれだけうまく読むか、読み替えるか。
   ※五感を読む。五感で読む。

  ・文の中に歌が入っている→文章の「色物」という。
   やはりこのようなところは際立たせなければならない。
  ※聞いている人が真似がしたくなるようなものが芸。
   芸とは再現できなければならない。思いつきではない。

  Ex.1 「笠地蔵」P10L6~L7の一文を読んでみる(各自)
     ・誰が読んでも読みにくい文というのは取り上げて練習しなければならない。
     ・コウチャク型の文:直列でどんどん前に広がってゆく文型。
      こういった文は並列に読まなければならない。俳優は並列にする。

  Ex.2 P10L8~L9の一文を読む(各自)
     ・直列の文だと初めが何だったのかわからなくなってしまう。
      P10L13「ひくひくひく」とは?各自決めるところ。案を発表。
     ・なるべく細かくくずして横並びにしなければ直列になってしまう。

     Aさん→のどで読むのだが、のどを閉めるのでなく開けて読むこと。
         無声音(喉を開けたまま声を出す《ひそひそ声》)で読む練習。

     ・自分の感性で読むと聞く側に反対に伝わってしまうことがある。
      つまり話法をいくつか持っていなければならない。
     ・違ったことをしないと自分の別な感性は出てこない。

(3)テキスト「ネコじゃののさん」
  ・色物をチェック。
  ・p163~読み(Bさん、Cさん)
   読み方のスタイルをつくらないといけない。
   読むスピードが決まっていないのでよくかむ(まちがい読み)。
  ・P164L10~読み(Dさん、Eさん)
  ・各自で読んでみる 
  ※踊りながらうたうと、うたうだけは違う。
   台本に色があったらはっきりそれにする。また地をどうするかで読み方が変わる。
  ※色の作り方、語り方をお客によって変える→噺家


 ◆本日の磯貝語録:直列文を並列文に読む

歌・演奏(11/10)                                《音楽系》

11/10 歌・演奏

(1)ALBAN BERG (和田講師) Sieben Fruhe Lieder
  ・前回の復習 Liebesode Sommertage
  ・フレーズの研究・美と情熱。音の重さ、速度、角度、広さ狭さ。

  ・Nacht
    出だし Damern Wolken uber Nacht und tall
    最初に薄く取ってNachtへつなげる。
  ・各自がフレーズごとに歌って、その音について細かく分析。


 ◆本日の磯貝語録:言葉(詩)をよく読みくだく ~深い意味を考えて、よく研ぎ澄ます。

俳優発声中級(11/9)                            《ことば系》

11/9(水)俳優発声中級

[1]ストレッチ(各自)
[2]喉合せ
  1)四股立ち
  2)輪になって喉合せ
   ・裏声―鼻から息を前に出す。喉に力を入れても強い声にならない。
     ※裏声を出すことができないと、裏声(の状態)を聴き取ることができない。
   ・狼鳴き
[3]先週課題発表残り(「靖国問題を思う」)
  参拝の形でなく本質。戦争の罪を認める精神が大事
  磯貝講師コメント・・・一般化は避け「役者」・「アーティスト」としてという視点を必ず入れること
            自分の意見を出し、必ずその反対があると考える。自分の意見を複数持つ
[4]声
  1)ヒソヒソ話し(母音を無声化して喋る)
   ・二人ペアでやってみる
     普通に近くで
       (演ずる場合)・普段との違い―息の出し方が思いきり深くないとダメ
              ・無声―母音が無声(聞かせようと思ったら有声よりエネルギーが必要
              ・効果的に使える(際立てる)
     1メートル離れて
              ・丹田入れて喉を開ける。重心を下げる。
              ・子音の極大化
              ・伝えようとする意志は強まる
   ◎「アンダーコードの声のひびき」
      アンダーコードとは声帯の下の部分を使い、その反対(上の部分)はアッパーコード
              (安定した精神状態の場合はこの状態)
   ※ホイスパー後の回復方法
     演じる声はアンダーコード声がよいが、ホイスパー(無声息語)では、息が声道を強く通る
    ので、声帯の回復が必要。アッパーコードで裏声発声をして柔らかく回復すること

俳優発声初級(11/8)                            《ことば系》

11/8(火)俳優発声初級

[1]ストレッチ(西本助手)
  ①立ち姿を鏡で見る ・親指を組んで両手をあげる(胸郭が開く)
            ・肩の位置を変えないように下に降ろす(正しい姿勢)
            ・そのまま腰を落とす
  ②ハト鳴き(咽頭・軟口蓋共鳴) ※やり方が全くわからない人のためのレクチャーあり
   ☆磯貝講師より・・・声やことばの芸というのは、一人で研究してやり過ぎてはいけない。
            わずかな回数でしっかりやりあげること。
            筋肉も必要だが、感性・感覚を育てることが肝心。
            必要な練習以外は、しない。すべきことははっきりしている。
   ◎「芸人になること」と「芸によって人生を豊かにすること」は全く別のこと。
   ・今は“芸”は、複雑にしすぎてわからなくなってしまっている。
    (「ア」は「ア」なのに、別の「ア」もあるよといい始めるとおかしな話になる)
[2]講座「後頸部共鳴」(磯貝講師)
  鏡の前で各自口の中を観察する ・軟口蓋、ケンヨウ垂、口蓋翼を確認する。
                 ・各部位を意識しながら色口動かしてみる。
                 ・咽頭壁を意識的に響かせて、「あ」「お」の発声共鳴練習
  ◎発声共鳴法 ①前胸部共鳴(胸骨、肋骨共鳴)
         ②後頸部共鳴(咽頭壁共鳴)
         ③前頸部共鳴(咽頭共鳴)
   ※弾丸のようにキュッと締まった音声、直進するシャープな音声を見つける
    (空気抵抗が少ない声)
  ☆複数(最低でも7つ程度)の共鳴法を覚えて、共鳴点をシャープに絞り込んでとらえること。
  ☆塾長がやっていることをそのまま真似するのではなく、そうやるために自分はどうすれば良いのか
   を見つけて育てる。それは自分の身体に訊けばわかること。

 ◆本日の磯貝語録:力のある単純さは人に伝わる―芸の基本
          発声共鳴法は音声を散らさない事が目的の1つである

表現・発声クリニック(11/5)                          《共通系》

11/5 表現・発声クリニック

(0)講座(磯貝塾長)
  ・口腔をあける(広げる)鼻腔をあける(広げる)。

(1)呼吸エクササイズ
  )口の中、歯の外、唇の中の部分に息を吹きためる。
  )息を流し続けて口内の息をまわす。
  )下唇に息を当てながら吹く。
  )上唇に息を当てながら吹く。 →上唇の真ん中に息を当てながら吹く。

(2)喉で鳴った音を口の中で響かせる。そのための口腔の容積を広げる。

(3)口の中を縦に開ける。
   ~歯をかんで口内を上下に広げる。
    舌を細くする(心臓に向かって舌を引っ張る感じ)。

   ※口の中の筋肉をコントロールできるようにする。
   →筋肉(舌)をコントロールすることによって口の中の容積が変化し、
    色々な響きの声が出るようになる。

  ・エクササイズ
   )口の中の容積を広くし、舌を細くする。
     ことばの場合は腹部は膨らむ。
     歌の場合は腹部はへこむ。
   ))の状態で細く声を出す。息は流す。(口の中の壁、ほほの内側を鳴らす)
   )アンダーコードの響きをつくる。
     声帯を柔らかく接近させたまま、声帯の下で空気をまわす。
     支えは鼻の下と丹田。
     唇の前の煙を瞬時に吹き飛ばすようにため息を吹く。唇のすぐ前の空気を吹く。

(4)鼻腔音
  ・マ行、ナ行の響きと発声。
  ・呼吸は口を閉じて勢い良く鼻から息を出す。

歌発声はじめて(11/4)                            《音楽系》

11/4 歌発声はじめて

(1)ストレッチ(全員自由)

(2)発声(加藤講師)
  ・上の響き、下の響き。

(3)歌唱(磯貝講師・加藤講師)
  )テキストを使ってアンダーコードの練習。
    高い音になったら鼻の骨、おでこの骨をしっかりすること。
   「エーデルワイス」を一人ずつチェック。
  )上の響きの練習。
    鼻から後頭部に抜けるラインを響かせる。
    アンダーコードの響き。
    声帯と息の当たるところを決めて声を出す。
  )ふくしの会練習会見学、およびふくしの会の宣伝。

   ※アンダーコードの声は響かないのか?
           ↓
    いいえ。喉の声と上の響きを一緒にすることで増幅する。

俳優発声中級(11/2)                            《ことば系》

11/2(水)俳優発声中級

[1]ストレッチ(各自)
[2]講座-1「音と声の本質」(磯貝講師)
  ☆音の指向性を知る(聴野と音の直進性)
   ・自分の発した声で聴野を聴く:「アー」
    1)耳の横(頬)に手で壁を作って
    2)1)での手の距離を変化させる
    3)耳を覆う
    4)3)から手を顔の前へ移動させる
   〇発振源からの振動をまとまった(密な)束にすると、直進性の高い“通る声”となる
    大きなホール…直進した強い声が周りの空気をふるわせる
    5)耳を覆う→後ろ側を覆う
    6)「ア」〇→「イ」、「ア」〇→「エ」、「ア」→「オ」〇、〇「オ」→「イ」に変化させる
     ※一般的に〇の音の方が良く聴こえる
  ☆直進性を考えた(考慮した)「イ」、「ア」の構音法を図解で学ぶ
  ・聴き手の口に同じ状態を作らせる
[3]課題発表:『靖国問題を思う
  <講評>
   ・アーティストは社会を考える(社会との関係に敏感である)
   ・社会性―自分と対極にあるものを考える…台本を読む場合も必要
   ・外の問題を私はどう思うか―どう魂を入れ声にするか
   ・批判すると同時に批判される事から自分を守る力が必要
   ・本日のベストは無し  

 ◆本日の磯貝語録:自分の考えと対極にあるものを考えるのが社会性

俳優発声初級(11/1)                            《ことば系》

11/1(火)俳優発声初級

[1]ストレッチ(西本助手)
  ☆中心感覚(立位、二人組みで互いをCheak、身体の芯とその前後左右、中心線・重心を掴んだら、
        それを保ったまま揺らす、傾ける)
   四股歩き(磯貝講師による個別Cheak)
    ・上記の中心感覚を踏まえたうえで行う
    ・見られている、は×。見ている、見せているという意識で
    ・無駄な、余分な動きは×。
     首振り、頭振り等の余分な動きがある場合は、頭に皿を乗せて歩く事で矯正
    ・(身体の)前側のバネを使って
    ・土踏まずで歩く(すると歩く音がクリアになる)
    ・歩く=重心の移動 であり、歩く=つぶす ということではない
    ☆あくまでも声のための訓練である事を忘れずに
    ◎かかとを動かす ※かかとの骨を人体図で確認
      ⇒かかとがバネになる感性!
    ◎腫骨感覚は、人の後面感覚の重要感覚
           下肢感をするどくスマートにする
[2]講座「胸部共鳴」(磯貝講師)
   ・日本語の偏平化=舌骨・舌根の偏平化→舌の運動性低下
   ・相手の話をのどでも聴く→聴くためのチャンレルが増える
    →より立体的に聴ける→コミュニケーションが早く深く正確になる
   ☆のどの意識は日常的にもたくさん持つこと(他人のそれにも興味を向ける)
   ・のどはどこまで降ろすのか?
    →鎖骨まで。下アゴの(頭骨及び下顎骨)下部の様々な筋肉を使って降ろす
    ※人体図を見ながら アンダーコード(UnderCord)の説明→実践
   ◎UnderCord→鎖骨に近い→骨に響く→柔らかい、楽な声
    これがOnCord、UpperCordと上がるにつれて固い音になる
     ⇒鳴りだけになり、出す側も疲れる
   ☆声を出す(×)→声を響かせる(〇)と考えを改めること!
   ◎ピアノを使って、音の高低・響きの実感を身に付ける
    ・音の高低によって、感じる身体の部位が違う、という体験
     →つまり自分が出すときでも響かせる位置が違ってくるということ
     ※『固有共振(共鳴)位置』というのがそれぞれある

 ◆本日の磯貝語録:作用・反作用の直感
          全部うまくいこうと思わないこと。真剣にやりすぎないこと。