俳優発声中級(5/31)                            《ことば系》

5/31(水)俳優発声中級

[1]各自身体訓練
[2]子音「Mu、Pu、Bu、U」個人チェック(磯貝塾長)
  発するときに、音の意識とことばの意識を一緒にする
   →音の原点は喉
 ◎口では何故だめなのか?
   単純に、エネルギーと伝達力が弱いから(音波、周波数etc)

 ◎発語と意識
   ことば意識 ①意味意識
   (言語意識)②感情意識
         ③音声意識
   ①、②、③で語、文を生成している

   人はそのことばの、音声発語位置(共鳴部位)で、意味・感情を実感している
   日本人の日常喋り語は口腔の前半分で、浅い位置で意識実感している

 ◆本日の磯貝語録:言語意識は、意味意識・感情意識・音声意識で成る

俳優発声初級(5/30)                            《ことば系》

5/30(火)俳優発声初級

[1]ストレッチ(村上助手)
 ①二人組 一人が相手の百会から仙骨まで刺激を順番に叩いて入れるのに合わせてロールダウン
  下まで行くと力が抜けているか揺らして確認し、逆の手順でロールアップ
 ②二人組 一人が座り相手に背骨をさすってもらい意識する。仙骨をたたいてもらう
 ③足の裏を合わせて座り股関節を開く、腰から上体を倒す
 ④座骨歩き
 ⑤右につま先を前に向け、左足をそれに直角にそろえる。その状態で右足を一歩大きく前へ出し
  重心を下へおろす。ヒザはつま先より前に出すこと
   ※磯貝塾長 まわって1人1人チェックする

[2]講座(磯貝塾長)
 〈呼吸について〉 「無意識から意識ヘ」の変換→意識化
   “あなたが呼吸を意識する時は?”1人ずつ発表
  →平常の状態から変わった何かが起こったときの、後追いの意識・・・A
   目的、結果を得ようとして行う意識、目的意識       ・・・B
  ※2種類あるが、私たちがするのはB
   (その行為が出来ているか確認するためにAを使う)
  ◎呼吸法は目的がはっきりしていないと身につかない
  ・無意識を意識化する其の一 『まず鼻から吸え」
    ※鼻から吸ったら鼻から出す
     “最中”を意識する(入れている最中、出している最中、作業にしない)
  ・肋骨の運動性が低い、体感能力をつけること(口は後からついてくる)

Ex-①:息を吸い止める(呼吸停止) 結果1分程度停止させることができる
    溜めてどれだけそのままでいられるかが重要
    呼吸法はたくさんあるが私が教えるのは“表現呼吸法”

Ex-②:2人組 深呼吸(最大呼吸)をし吐き始めてから時間をはかる

Ex-③:椅子に浅く座りソケイ部に指を押し入れる(ソケイ部運動)
    呼吸で必要なのは腸の動き
    まずはソケイ部をこすってやること。腹もみをすること(自分の手で行う)
    そして、ソケイ部に手をおきリラックスすることで、ソケイ部を使う意識呼吸になる

Ex-④:鼻に動力源はないが鼻から下腹に向って吸い込むという意識を持って呼吸する
    (鼻腔口とソケイ部をダイレクトに繋げる)
    意識を育てることで運動性を高め誤差を無くしていく
    良い表現にはキチッとあるフォームがある(何でも良い、自由ではない)
    声は深さと中心をとり易くなる

Ex-⑤:立位で軽く足を開き、かかとに体重をかけ、土踏まずへ行き湧泉まで重心を移す
    するとヒザの力が抜ける。脚の状態をつくってやる

Ex-⑥:骨盤まわりと湧泉をつなげる
    まずは骨盤の内側の実感がでてくるか。動かすことで体に教えてもらう
    足首がかたまっていてはダメ

Ex-⑦:下におろした呼吸をする(Ex-⑥の状態を活かしつつ)
    止めない、溜めない、閉じない!

 ◆本日の磯貝語録:頭脳(知覚)と身体脳のバランスを高める
          意識化により運動性も高め誤差をなくしていく

発声・呼吸入門(5/27)                             《共通系》

5/27(土)発声・呼吸入門

[1]準備運動&ストレッチ(沖田講師)
 ①歩く→両手を肩の高さで前にあげ、手の平を広げ壁に手の平を押し当てるように
 ②走る→自分のペースで。速く走るのではなく、持続して走ること
   ※歩く、走るときは鼻呼吸
 ③ストレッチ
  ・アキレス腱伸ばし、前太股伸ばし、股割
  ・尾底骨、仙骨、座骨、恥骨、腸骨を動かす→全員で動かしたあと1人ずつ
    ※呼吸運動をする時に、これらが動かせることが重要になる
     (骨が)ここにある“つもり”でやらないで、ここにあるという“確信”でやる

[2]ソケイ部運動 ☆丹田のためにソケイ部がしっかり動くことが重要
 ①ソケイ部の位置を知る
   →正座から足のつま先を立て、両足を開いた姿勢になり、太股の付け根に指先を入れ
    指が中に入る位置
 ②ソケイ部を前に突き出す
   →二人一組で相手のソケイ部に指を入れ前に押し返す
     ※ソケイ部を前に出すときに上腹部に力を入れない
 ③椅子に座り②と同じ動きをする
   ※指を押し込んだとき上半身が後ろへ逃げないように
 ④指の出し入れ(椅子に座ったまま)
 ⑤指を出し入れ(立った状態で)
   ※背中全体で支えないで腰下で支える

[3]丹田運動 ※丹田の位置をピンポイントで覚えること
 ①丹田の位置を知る
   →恥骨とおへその真ん中(動体丹田)
 ②丹田を指で出し入れ
 ③仙骨と丹田を一本で結び出し入れ(地面に座って)
 ④上記の運動(③)を椅子に座って
   ※丹田の出し入れをしていると呼吸との連動に気付くはず
    漠然と動かすのではなく“ここだ”と決めて動かす
 ⑤立った状態で③

 課題:ソケイ部、丹田の今日の動きを練習する

俳優発声上級(5/26)                            《ことば系》

5/26(金)俳優発声上級

「羅生門」本読みと動き(磯貝塾長)

・会陰と首をつなげると意思もつながる → 体の意思が大切
 (思い、情は全て会陰でやる)        (身につくまで時間がかかる)
・足首がとにかく大切です。柔軟であること
・さげること、そこから発する
・自分の下顎で喉を開ける
・声だしで同じ音は10回以上出さない(別の音にしないとマヒしてしまう)
◎文字をどのように音にするか?どのような音にするか??
・テキストを読み込み、音にして、そこから身体化する
  ※文字面を読まないで、体で想定する
   テキスト:下人「おのれ、どこへ行く」 地の読み手がきちんと語を読むこと
   ナンバでサムライは歩く
・演ずるためにどうするか?
◎精神状態を言葉におきなおす(起こす)力が必要
・作家が書いていないところまで考えるのが役者の仕事
 (間をいかに取るか、長くもたせるか)
・本に書いてあることをきちんとやる事
・勝手なことはしてはいけない、けれど間を埋めることはしなくてはならない
・言われるまで芝居をするな
・地は皮膚感覚で読むこと(皮膚の実感)
  筋肉でやると感情はとまってしまう

 ◆本日の磯貝語録:身体意思は足裏から上肢へ
          役者は観客を開放させること

歌発声入門(5/26)                               《音楽系》

5/26(金)歌発声入門

加藤講師による講座

[1]発声練習
  ハミング:体の隅まで響かせるイメージで
  体を解放できているかチェック。眉間に響きを感じよう
  音程が上がっていく時、音がひっくり返らないよう下の支え意識
  水の上のビート板を下に押しつけるイメージで

[2]配布物に関して補足
  呼吸に関わる体の仕組みについて
  自分の体の状態に敏感になる必要がある

[3]試唱
 ①「浜千鳥」 Cdmで、2人ずつ
   「きえてゆく」の「く」の響き。「く」という言葉を伝えようとしない

 ②「若葉」 、Esdmで 、原調で
    息が続かない場合、一息で歌おうとしなくてもいいから単語の区切れで吸うように

 ③「春の小川」 原調で
   「あ」の発声注意。「あ」の母音歌うときにのどで確認しない
     ※自宅で練習する時ただ歌うのではなく「あ」の音、体の支えなど視点を定めて
      意識して歌うことが大切

 ④「我は海の子」 Cdm
    音域の広い歌なので、下の低いところは無理して出さない
    のど声になるくらいなら響きだけでいい
    上唇をもっと使うように

 ⑤「さとうきび畑」 Esdm
   「ざわわ」×3のところ。音が下がっても下から音を拾わない。上の響きから拾っていく
    ここで頑張り過ぎない
   「ひろい~ばたけは」のところから積極的に

 ⑥「春の小川」 もう一度
   「あ」の響きに注意して歌うこと
    遠い田舎の風景をイメージしてやわらかい声をつくる

実践朗読(5/25)                               《ことば系》

5/25(木)実践朗読

講座「山椒大夫を誦む#3」(磯貝塾長)

 臨場感→皮膚感覚で臨場感をつかみ、皮膚感覚で表現する
  克明(精密)にやる→疲れる→抜く(抜き方で読み手の特徴が出る)

 「心が牽かれる」は皮膚感覚ではどんな感じか→自分なりに見つけ各自発表
   ・熱を持つ、産毛が逆立つ、寒くなる、中(内部がひらく)

◎内部は緊張しない方がいい
  →「気」で皮膚感覚をコントロール出来ると良い
   ◎簡単な方法:手を擦り合わせる→熱をもち、気がジワリと出る

 感覚を掴みやすい部位
  ①掌 ②指 ③顔 ④肘 ⑤肩 ⑥脇腹 ⑦太腿
 頭で認識しない→「実感」する
◎気を感じると、毛根が立つ(鳥肌になる)
◎目で芝居しない  心→皮膚 目は別のことをする

《エクササイズ》
  2人ペアで一方が他方の後ろ首下を掴む→「やめて下さい」
 ・皮膚(腕)を感じる

☆キャラクタによって皮膚感覚が違う(変える)

P.166「その晩は二人が」~P.167最後まで各自

 ・誰の立場で読むか
   「枕元に三郎が立っている」→二人&三郎 両方の立場で読んだ方がいい
 ・唇の感度を良く

 ◆本日の磯貝語録:顔芝居(眼芝居、口芝居)より、体芝居の方が説得力がある

歌・演奏(5/25)                                 《音楽系》

5/25(木)歌・演奏

磯貝塾長による講座

◎音のイミ
 1)書かれている音をただ出すことと、その背景にあるもの(意味、印象、情緒、経験etc)を
   含んでいる音を出すことは全く違うことである
 2)自分の中にある複雑さを表出する
    →まず身体化(感覚化)する
     頭脳化するのではない。最初に意味化するのではなく感覚で受けた後に頭脳化する
     どちらかのみではNG。身体化→頭脳化の順

◎内的情感で伝えるためには(歌音楽に於ける)
  ・言葉の意味の深さと音の複雑さを一致させること
  ・自分の情感のみでつくろうとしない。自分の内面(思い)が先行して、抒情的になると、
   内向して外に通用しない。外部に対し抒情的であると感じる、感じさせるということは、
   身体をわずかに感じる、感じさせるということ。皮膚感(耳、口の中の粘膜までを含む)

◎内的情感を伝えるための言葉の作り方
  ・まずは、けんよう垂のみを鳴らそうとする
   広がってしまうと、音が広がり音程が取りづらくなる。舌、唇の先端も締めておく
  ・声帯とけんよう垂を共鳴させる。ただし、F、Asより高い音はけんよう垂のウラを鳴らす

 ・文全体ではなく、語一つ一つの実感を持つ。語の要素をつなげたものが文である
  →表現とは克明さである。思いを分岐させ、とらえること。
  ◎語→文→思い(内的情感)という順で表現される(逆ではない)

 ・「智恵子は本当の空が見たいという。」
  →「智恵子・は」「本当の」「空が」「見たいと」「いう」
  ※智恵子がそのように言っているのを見ている光太郎を表現する

 ・舌、唇の先端を締めて発語する
  わたしは(watashiwa)のW→唇の両端(1/3ずつ)は閉じ、中央のみを開く

 ◎けんよう垂のみを鳴らして、詩の朗読の練習

 ◆本日の磯貝語録:情感は皮膚で感じるもの。頭脳の思いだけでは伝わらない

俳優発声中級(5/24)                            《ことば系》

5/24(水)俳優発声中級

[1]各自身体訓練
[2]子音「WA、Wa」と構音(磯貝塾長)
 ◎文章構音(喋りのつくり方)と“構え”
  人は自己の思いを、語を連ねた文として表現する。話し言葉を記した文を表現するときは、
  概略の思いを発語せず、覚悟を明確に構音し、各音のベクトルやポテンシャルをつけ発声
  し文として話すもしくは喋る様にする。
 ◎文章構音、語構音のためには、語の拍のための、母音の構え子音の構えをしっかりと行う
 ◎空間意識が必要 自分の状態も把握する
   音の場合、発し方ではなく響きを捉える→各個人の響きやすい位置をまず掴む
 ◎喉に戻し共鳴度を増すこと、外に吐かない

  わ  た  く  し  は、
  WA Ta ku sI Wa、

  構音し、語にする。更に文にする場合、
  母音、子音の構(かまえ)をつくるが、語頭・語中・語尾により、各音ごとに、かまえの強度
  が変化する。構えの強い音は大文字で、弱い音は小文字で表す

 ◆本日の磯貝語録:話語表現で重要なのは、意味性よりも身体性、空間意識である

俳優発声初級(5/23)                             《ことば系》

5/23(火)俳優発声初級

[1]ストレッチ(村上助手) 骨を意識する
 ①ブラブラさせる 手首→ヒジ→腕
 ②骨盤をまわす ※前回見た模型を思い出す
 ③足を肩幅にし、右手を上へ伸ばす(真っ直ぐを意識する)左足のかかとを上げ更に伸ばす
  片手をあげヒジを折り逆手でヒジを引っ張ることで肩を伸ばす  左手も行う
 ④手を後ろで組む(肩甲骨間の辺りで) 左右行う 
 ⑤手を前で組み、手の平を前へ向け腕を伸ばす。背中をまるめる
 ⑥ロールダウンし下半身の力を抜く → ロールアップし元の状態に戻る
 ⑦大きく足を開き(右のつま先を前、左を真横)右手を上にあげ指が引っ張られるイメージで
  体側を伸ばす(左右行う) → 同じ状態を腰を入れて行う(左右行う)
 ⑧長座の状態から足を後ろへ倒す ※背中と床との接地面が多いほど良い

[2]講座(磯貝塾長)
 出し⇔受ける(双方向) 一般的にはコミュニケーションという
 “思い”を具体的にするため喋り、他者に喋ることで伝えている
 日本語の特徴:最後だけ聞いていれば良い(主語がない)
 思いを言語化する能力が低い→自己確認のための言語が多い
 自己確認のためならここでやっていることの必要はない
  →他人が受け誤差を少なくするために言語を明瞭化し、そのために響きをつける
 ◎もう一つの言語を身につけましょう
 ・一つの考え方に入ったら他のことが考えられない状態はいけない(客観化できていない)
 ◎自己実現だけでなくその先が重要
 ◎自己の世界には芸能は起こりにくい
  その次を作り出すことをしねければならない
 ・人間の頭と行動は先に向かわせる時、有効に働く

 ◎磯貝メソッドがやろうとしていること
  生きていくため今現在を有利にするというのは付属品で、これから生まれてくる子供達に、
  声と言葉の芸能で勇気を与える、生きる方向を示す。希望を与えること
 ・芸能の本質や社会現象を客観的に捉える力がないとふりまわされて終わる
 ☆呼吸法とは哲学を身体で学ぶこと
   ※方法論(作業)がわかっていても方向性が分かっていなければ無意味
  哲学:自己確認することで他人との関係性がつくれる

・「課題発表」“丹田とは” 2名
  Aさん:由来について、丹田は3種類以上ある気がする。身体感覚を研ぎ澄ませ意識すること
  Bさん:発祥について(「奇蹟の丹田法」より)。東洋・アジア系のものである
・「呼吸について」
  人は生き延びるために複数の呼吸法をして生きている
  (無意識でやっているので認知していないだけ)
  ・腹式呼吸:腹部に圧力をかけることで横隔膜を下げる(まず、腹部の運動性を高める)
  ・丹田呼吸:腹部運動性や呼吸のキャパシティが高まってから、丹田でのささえを入れる方法
        (丹田で運動をしかけ、そしてそこでキープする)
   意識緊張を持続するため、ささえポイントや、変化を安定させる効果を高める
 Ex:鼻呼吸をしたとき腹部を使わないと肩が動くことを全員で確認
  ・自分の意識としては、ミゾオチより下に降りたほうが有利である。横隔膜を下げること
  ◎胃と言うのは呼吸器の下にあるので、口辺りでやると横隔膜があがる
  ◎横隔膜は意識すると、緊張して動きにくくなる
   (腹部が動くかどうか、運動性をつけること)
  ・ソケイ部の内勤を使い下腹部の出し入れ運動が出来るようにする
 Ex:骨盤まわりの筋肉運動で出し入れをし、それと連動し呼吸する(全員で行う)
   全員立ち、出すときに吸い、「スー」っと音を出しながら息を吐きソケイ部を入れる
   運動をおこしてから呼吸をする(あまり頭でっかちにならない法が良い)
  ◎エネルギーは骨盤まわりにある

 ◆本日の磯貝語録:芸能は、伝えひろげる精神を持っている
          呼吸法には哲学がある。やり方だけに見つけても、心髄はつかめない

歌発声初級(5/20)                               《音楽系》

5/20(土)歌発声初級

 青木講師

・ストレッチ <背中のストレッチ>
   肩甲骨、背骨、仙骨をたたいてほぐす

・声だし
 1)唇を振るわせる。そのまま声を出す
   ・高音になるとのどがしまってしまう⇒そうならないために、ブレスをする瞬間が大事である
   ・ブレスの練習。腰に手をあてブレス時に動くことを感じる
 2)鼻をつかう、早いリズム、強い(太い)音の発声

・テキストを歌う
 1)コンコーネNo.1
   ・休符の頭まで歌う
   ・曲が変わるところで、ルーツに戻る(音が上ずらないため)
 2)コンコーネNo.3
   ・ラララで歌う
   ・音名で歌う
  <来週>コンコーネNo.1を1人ずつ歌う(音名)。形容詞orテーマを決めて歌う
 3)オー・シャンゼリゼ
   ・突っ立ったまま歌わない。かかとを踏んだあと裏拍を取りながら歌う
   ・前に出る歌詞をしっかり歌う
 4)サンタ ルチア
   ・音符の長さ分を歌う
   ・3拍子を足で踏みながら歌う
   ・片足をイスにのせて歌う。下半身・腰を使って歌う

表現・発声クリニック(5/19)                          《共通系》

5/19(金)表現・発声クリニック

<鳴る声:鳴り位置と声のポジショニング-2>

①.アゴを使わずに喉を降ろす

②.①のまま喉を鳴らせて息は前に
  1)喉を鳴らす(喉頭)
  2)口を鳴らす(口腔)
  3)体が鳴る(前上胸)

③.口を鳴らす、細部A~F(テキスト)にポジショニングして鳴りの練習をする(母音“ア”で)
  〈注〉各場合のどを開けたまましっかりと鳴らすこと
     ③の各ポジションからのどにもどす様に発声すること

歌発声中級(5/18)                  《音楽系》

5/18(木)歌発声中級

・各自ストレッチ ~19:10

・ブレス
  丹田で行う
   練習:鼻を止めて(手で押さえてもいい)
    a.丹田で吸い上げる方法(のどが降りる)
    b.下腹を脚の付け根に向って張る方法
     ※丹田でブレスをするくせをつける

・喉を下ろして開ける
  下顎を首に押しつけ、舌をのみこんで喉をあける→軟口蓋に息があたるくらい奥があくように
   ※前あごの力抜く、あごが鳴ると音が低い

   あごのジョイントをたてに開ける(横に開けると響が外へ広がって損)
   首の骨とあごの間で音をつくる

・Aグループ
  「Intorno」
   口の中をたてにあける。口の中をたてに狭くしてことばをつくる
   ブレスは早く準備しておく(ブレス1~2拍前に意識はじめる)
   “ミ”の音はもっと深い胸に響かせる
   ことばを口にもって行かないで喉に戻してうたう
   中舌の表面を鳴らす(舌は細くつかう)舌先で母音をつくらない

 1人ずつ
  Aさん:首の骨のうしろの空気を鳴らそうとする。丹田でブレス
  Bさん:たて口(喉で支えて開ければたてに開く)
  Cさん:前へ出さずにたてに引っ張る。“ヂ”はたて口で(“ジ”ではない)
  Dさん:たて口、丹田、息は大きく流す
  Eさん:後頭部ではなく首を使う。座り方注意。口の中をたてに開ける

・Bグループ
  「アラブの馬」
  「アヴェ・マリア」

 1人ずつ
  Fさん:喉を動かさない
  Gさん:音をくずさずにことばにする。前歯でうたうくらい幅を狭く
  Hさん:体のどこで音程をとるかみつける
  Iさん:“タ”歯より前へ出さない、うしろへ。首のつけ根の力抜く。頭頂に意識をもっていく
  Jさん:喉にためない。軟口蓋の上から喉へ下ろしてうたう。首の骨でうたう。吹き上げが強すぎ
  Kさん:舌で歌いすぎ、喉で

 腰で首をたてて、首の骨をひびかせる。喉が下りて鳴ると、首も鳴り、ひびきは上へ行く
                     →両方を使う
 口の表で出すと息がもたない、うしろへ。“懸よう垂の裏”でうたう。吸うように出す
 出だしのブレス 肋骨の間の筋肉を広げた状態を保って準備しておく

◎懸よう垂に声を当てる(表から口腔蓋軟口蓋へ息を流す。もしくは裏から鼻腔へ息を流す)

 ◆本日の磯貝語録:下手な声楽家は猿科(高い方へ好んで登ろうとする)
          上手い声楽家は富士山

歌・演奏(5/18)                                 《音楽系》

5/18(木)歌・演奏

 和田講師

◎エクササイズ 「各関節をゆるめる」
 ・座った状態で頭蓋骨、首、肩をゆらしながらゆるめる
 ・立った状態でひじ、手首、胸骨、腰椎をゆるめる
 ・股関節をさまざまな方向に動かしゆるめる
 ⇒歌うためのいろいろな実感に耐えられるため(つくれるため)
 ⇒いろいろな実感をつくりやすくするために姿勢をつくる。上からストンと立つ。
  百会からくるぶしに真っ直ぐ重心が下りる

◎山麓の二人
 ・音(言葉)の動きを自分の内側から湧きあがらせる
 ・私個人の感情だけでつくるのではなく、伴奏の感情(=作曲者の感情)と一致させる
 ・フレーズの終わり方までちゃんと表現する
 ・ゆるめることとちぢめることを使い分けて表現する

◎他の曲の音取り(1人1曲ずつ)
 Aさん:荒涼たる帰宅
 Bさん:あどけない話  言葉の動き方を決めてしまう。伴奏の動きから音楽を考える

俳優発声中級(5/17)                             《ことば系》

5/17(水)俳優発声中級

サロン「生きやすさ、生きにくさ」
      ~あなたはストレスに敏感ですか?鈍感ですか?~

19:35~ 子音「ma」「pa」

 「ma」「pa」 → 唇の芯+舌+喉(ここを感情・情動の原点にする)
   発語する際には文字・言葉のイメージを忘れない・・・圧迫しない

 1)喉を降ろす、母音化する→横開きの口を少なくする=“たて口にする”
 2)喉を開ける「ho」(喉頭実感)  船の気筒のように(息で筒を鳴らす)
 3)「po」 2)でつくった位置で唇の先端がふるえる
   「pa」
   ⇒今の状態がニュートラルボイス(エネルギーが高い)
 4)「ma、me、mi、mo、mu」

 ◆本日の磯貝語録:ニュートラルボイスは日常語ではない

俳優発声初級(5/16)                             《ことば系》

5/16(火)俳優発声初級

[1]ストレッチ(村上助手)  ※④以降、磯貝講師もまわってチェック
 ①跳躍  首を抜かずに両耳の下の部分でコントロールする(磯貝講師)
 ②骨盤をまわす  足を肩幅より大きく開きゆっくりとまわす
 ③出っ尻  足を大きく開き腰を落とす。尻を後ろへ突き出し上体をおこす
 ④金魚運動  仰向けになり腰まわりをゆるめゆする。全身に揺れが伝わるように
 ⑤仰向けの状態で両手を左右に広げヒザを立てる。立てたヒザを左右に倒す
  “考えながらしない、感じながらする”(磯貝講師)
 ⑥仰向けになり軽く足を開き全身をゆする

[2]課題発表 「丹田」について
 Aさん:2種類の呼吸法。腹式呼吸をする時に必要。内臓の健康法
 Bさん:芯のある声を出すためには中心を意識。体の基本としての生命エネルギー
 Cさん:言語から考える。丹田は小腸のあるところ。小腸にある毛細血管を開く事が丹田意識
 Dさん:題名「丹田とオーケストラ」。丹田の状態で音の受け方、喉の状態等が変化した体験談
 Eさん:丹田意識は生命力を輝かせる事。丹田呼吸は筋肉に力を入れてするものではない

[3]講座(磯貝講師)
 ①課題発表について
  ・専門性の高いことを私達は再生産しなければならない
   そのためには、「わかる」ということ(知的な認識)ができること(正確な理解)
  ・私自身を認識していく・・・実感
  ・私達は効果のことだけでなく、それが一体何なのかということも言えなくてはならない
   さもないと、いざという時に役に立たない

 [2]追加
 Fさん:呼吸に使われる筋肉を動かすための力学上の点。錐体筋だと思っていたが違う事に気付いた

 ②ディスカッション
  ◎ことばを共有する:オープンのエネルギーのある芸術団体にしたい(磯貝講師)
   Q.腹式呼吸と丹田呼吸の違いは? 
   A.運動としてのものと丹田を意識することで行われるものの違いではないか
   Q.Dさんの喉がイガイガするとは?
   A.違和感?とりあえず喉と丹田が連動していた実感があった
 
 <メンバーの共通認識:丹田について>
  ・丹田があるらしいことはわかった  ・呼吸の問題として必要である
  ・生きていれば丹田を使うが私達は意識的に使おうとしている
  ・丹田はある一つの身体の機能であるが臓器ではない。問題にするのは臍下丹田
  ・丹田位置(3寸、1寸5分、1寸)、種類があるがこれは、機能性で意識の使い方があるから

  ③エクササイズ:立位で腰から前へ上体を倒していくと倒れる寸前にギュッと丹田が閉まるのを
          感じる
     ☆丹田は点にすること。
      頭・首・肩でカバーすると広くなってしまう。力は抜く

  ④講座
   ・演じるためには漠然としたものをよりリアリティのあるものにしていく回路をもつ
   ・認識をすることで人のやっていることを客観的にしっかりと捉えて欲しい
   ・専門家なら主観的に見てはいけない。そして批判でなく『判断していく事』が重要
   ・自分の外側を本質的にキャッチできる能力を持って欲しい

   ◎骨盤を模型を用いて説明  Ex:立っている状態で骨盤を無くす
       
    自分の体をリサーチすることは想像性を高めること(イメージに陥ってはいけない)
    イメージは表現のためには何の役にも立たない。空想ではなく実感

    骨盤まわりは頭脳とシンクロしているのではないか
    そこを使うためには下半身(脚)が必要
    始まりは骨盤

 次回、丹田呼吸を作っていく。できれば何種類か持つこと

 ◆本日の磯貝語録:丹田(意識・実感)は3~5mmの点にする

実践セリフ(5/14)                               《ことば系》

5/14(日)実践セリフ

「詩とは」(磯貝講師)
 詩は何層にもわかれている。その層を見つけていかなければいけない。
 詩とは日常会話が凝縮されたもの、頭の中の思いの語、非日常的な感情の語が複合体となったもの

☆テキスト
①『恋は死んでしまった』 ギョ-ム・アポリネール
 ・この詩は自叙伝として読む方がよい。“私の恋”
 ・「お前の腕に抱かれて」の「お前」は誰か!? 元恋人、最愛の人
 ・ここでいう「死」は日本人の感覚でいう「死」とは違う
 ・前段と後段の間には“間”を作った方がよい
 ◎言葉そのものに対する「センス」が必要。思いだけでは詩は読めない。形を見つける
 ・読み手の“私”の恋ではなく詩の中のフランス人X氏の恋を明確に設定する
  フランス人は恋に命を懸ける
 ・後段「過去の春よ」→「さようなら」→「またぼくたちに~」⇒どこに本心があるのか!?
  “過去の春”に未練をもっているのではなく、ニヒリスティックな人物ではないか
 
 ※詩を読む時の注意点
  ①最高の声と最高の言葉で読む
  ②自分の“思い”じゃなく最高のキャラクターで読む
  ③必ず詩の中に主語を見つける。主語の設定

②『シャンソン・ダダ』 トリスタン・ツァラ
   シュールリアリズムに行くきっかけを作った詩
 ・「心にダダをもっていた」――『心』
  ※日本人は“心”のことをやろうとすると言葉の“思い”に入ってしまう。そうではない“心”
   “心象”を捉える。“心”とは体のこと。身体にある“心”を漠然と捉えると“情”になる。
   “情”とは身体の接触のこと。“心”は180度違うことを許している。天子も悪魔も存在する。

   それぞれの言葉にすべて「心」がある――それがダダイズム
   「心」の感性がなければこの詩は読めない。「心」の実態をとらえる
   「心」のイメージ。「心」は「感情」よりもずっと強いもの

   まずは「心」をつかまえること

③『劣等生』 ジャック・プレヴェール
  シニカルの中にLOVEがある詩。この詩も「心」をつかまえることを忘れない
  「心」でとらえる。「心」でいう。それが「感情」を起こす

④『楽園』 ジャック・プレヴェール
  「恋」にも格があり、みんな同じじゃない。「恋」の格を問われる詩
  “格”とはセンスのこと。「心」のセンスがなければ読めない

⑤『夜のパリ』 ジャック・プレヴェール
  「君の顔」⇒姿・「君の目」⇒心・「君の唇」⇒肉体
  まず「心」ありき。「心」が台本を見てその色彩を映し出す

演劇とは観客がひもじがっているものを提供するもの。人々は日々の性活で心を抑圧されて生きている

「心」をやるようになったらじっとしていられない

来週は、『葬式に行く二匹のかたつむりの唄』
    『花屋の店光で』
    をやてからゲーテ。ドイツの詩に移る。ドイツの詩は沈んだところから高揚させていく

 ◆本日の磯貝語録:各言葉すべてに「心」がある。「心」とは感情よりもずっと強く深く広い。
          「心」のイメージを持つ。すべての言葉の「心」をとらえる。
          「心」の感性をもつ。

発声・呼吸月1(5/14)                             《共通系》

5/14(日)発声・呼吸月1

西本助手のストレッチ
 ・歩く(ノドをあける)
 ・走る(鼻から吸って口から吐く)
    腕を下げながら走る
    前に腕を突き出しながら壁を押すように走る
 ・ゆるめる(股関節、肩入れ、ソンキョ)
 ・床打ち(体を知る、呼吸を繋げる、重心を感ずる)
   四肢で動くための一番の方法
  ※手のひらを床面に接着させ、太鼓の原理で打ち抜く

「呼吸法基礎」(磯貝講師)
◎丹田感覚と出し入れ運動
 ・指で丹田を押し込み、それを反発するように動かす
 ・仙骨の中でおさめるように出し入れし支える
 ・立ちながら出し入れする。重心をおろす
 ・呼吸で重心をおろす
 ・腹式呼吸は重心を下におろす呼吸である (足から床におりること)

◎椅子に座りながら丹田の出し入れ
 ・丹田の出し入れをする。エネルギーを体全部に流す
 ・鼻からフンフンと息を出す(のどをあける)
 ・息を止めながら丹田の出し入れをする
 ・呼吸法がきちんときまると重心はおりる
 ・呼吸をコントロールできるようになる
 ・鼻と腹で呼吸する
 ・呼吸運動と気(エネルギー)は丹田にある
 ・背骨の中心線を支える

◎ロングトーンのための呼吸
 ※丹田をつなげ、鼻も頭もつなげて、呼吸する(鼻から吸って腹から出す)

◎立位の丹田運動と呼吸法
 ・ふとももで支えながら足首はゆるめる
 ・重心を落とす(浮いてくると気も上がり呼吸も上がりエネルギーがみだれる)
 ・足の裏や重心を感じながら丹田運動(右足、左足、真ん中と移動する)
 ・自分の息が前であるということを意識する
 ・顔の前側に息を入れる事
 ・内臓は、均等でないから、立つ時にぴしっと両足揃える必要はない
 ・足首のバネが必要
 ・呼吸を身につけ他の表現に繋げる

◎横隔膜の呼吸、背面呼吸

 ◆本日の磯貝語録:演劇はよくばりなものである

発声・呼吸入門(5/13)                             《共通系》

5/13(土)発声・呼吸入門

[ストレッチ](沖田講師)
・足をほぐす(座位にて)
  ・足指を一本ずつまわす、開く ・足首を回す  ・太股を手でゆらす
・屈伸 前屈 開脚
・2人1組でストレッチ
  ・前屈・ワキ伸ばし・開脚前屈
    ※押す側の人は肩からムリに押すのではなく、腰から曲げてやるように意識する
・骨盤をまわす(立位でゆっくり)
  ※仙骨をさわりながらまわして、仙骨が動くことを確認する
・その他ストレッチ
   ・股割 ・背骨を1つずつゆっくり倒して戻す

[呼吸について](磯貝講師)
・人間の呼吸  
  安静時呼吸、活動時呼吸と生きている間に知らずに呼吸が変化している
・西洋的な呼吸 酸素を入れて炭酸ガスを吐く
・東洋的な呼吸 気、身体の中にあるエネルギーをコントロール
  ⇒東洋・西洋いずれの場合も身体の中を知ろうとする
  ⇒知った上で“やる”ということが大切(無意識ではなく)

[呼吸の仕組み]
・「肺と呼吸運動」のテキスト中の図を使い解説
・呼吸を行う器官
   胸部、頸部、鼻部 ※口は呼吸器官ではない!あくまでも補助器官
・骨盤模型と図による解説
  ⇒呼吸を行う時に腹で呼吸するというが、実は仙骨の内側の部分を使う
※呼吸の仕組みを知った上で、では実際の場面にどう使うかを考えていく

[身体と思考]
・何かを判断するときに身体を使っている
・身体を使って理解すると理解力が増す
 ⇒呼吸のことも身体を使って理解しよう
  (頭で理解したことを身体で理解していくことが本当の理解)
☆身体性がない限り情動性が減退する

[エクササイズ]
・尾テイ骨、座骨、仙骨、腸骨、恥骨・・・まわす、動かす   2週間の課題

 ◆本日の磯貝語録:呼吸が変わると思考がかわり情緒がかわる

歌発声入門(5/12)                               《音楽系》

5/12(金)歌発声入門

☆授業前に全曲カラオケ録音

講座「鼻のひびき」(加藤講師)
・発声練習 <呼吸>
        頭蓋骨いっぱいに息を入れる意識
        鼻から吸って口から「ふぅ~っ」と吐く
        亀のイメージ。花の香りを吸い込むイメージ
       ※息をはくとき胸を狭くしないように注意
      <ハミング>
        目の位置あたりで、子犬や子猫の鳴き声のように短く鳴らす
       ※のどをつめないように注意
        長い音にしていく
       ※声の幅を狭く、細くポーンと飛ばすようなイメージで
      <実声>
        なるべく鳴らさずに、捨てるように
        細い張らない声で。声帯がぴたっとくっついただけの状態で出る音で

・課題曲練習
 ①『春の小川』 変ロ長調で
    ・歌い出し、出遅れないように早めに準備
    ・息継ぎも早めに準備する
    ※1人1人のクセ確認するため1人ずつ歌唱
 ②『浜千鳥』 Bdw,Cdw
    ・「う」の音を日本語特有の発声にすると響が止まってしまうので、
     「お」に近いイメージで音を出す
    ・高いところから低い音に降りて来るとき安心感から音が崩れる
     降りてくるとき高い音を意識しつつ、注意深く
 ③『若葉』 Esdm
    ・「う」音の発音に注意して、落ちないように
 ④『さとうきび畑』 Esdm
    ・8~9小節目「かぜがとおりぬけるだけ」 
     音がとんでるので下半身の支えしっかり
     高いところから1オクターブ下がる時、音が落ちてしまわないように高い方から音を拾う
    ・16小節目「なつのひざしの」
     高音へ飛ぶ時、下の支えをより意識。響きを前にもってくイメージで
 ⑤『我は海の子』 Cdm
    ・下が低い曲なので地声にならないよう注意
    ・響の練習をするためにはもう少し高い調で歌って欲しい

 ☆自分の耳に良く聞こえる声は喉声のことが多い
  自分の耳ではコントロールできないところに良い声があるので人にチェックしてもらう必要がある
  「良い」と言われたときの息の流し方・体の状態を把握する
  その時の歌声を録音で確認できるようにするとよい

実践朗読(5/11)                               《ことば系》

5/11(木)実践朗読

「臨場感」を読む:場に臨む(外環境に放射状に対応する)
         自分の外に支配される(皮膚感、臭覚)
         その語各に、環境を立体的に切り取り全身でそれを感知し、生体反応する。

リアリズムとの違い 臨場感:「感」が強いもの
              生体が受けたもの
              外と自分との関係を出す
 A氏(80才)の皮膚感覚を自分で感じ作り、声を出す(生体を創る)
 (地)キャラクターでつくる

P146半ばより読んでみる  「色気」が必要・生々しさ
             「スピード感」が必要
              自分の外の時間が速く動くこと。自分の身体反応ができるように。
 Aさん:後ろに向って読む⇒皮膚・立体的に感じて出す
 Bさん:地もキャラクターで。「形・質的」なものを決める
      (例:歯のない年寄りが読む) 自分に引き付けず読む
 Cさん:前の状態からプラスして立体化していく
     前々の関係を残しながら「重ねていく」

 次回も「臨場感」の読みを 全身の生々しさでやる

 「自己感覚」は、自分の心的性質に頼らず肉体の物体感を重点に、
 全身の皮膚感(あたたかさ、柔らかさ、つややかさ、瑞々しさ、シワ加減、etc)から始める。
  ⇒自己の生体感

 ◆本日の磯貝語録:生きた生々しい生体感を持つ

歌・演奏(5/11)                                 《音楽系》

5/11(木)歌・演奏

 和田講師

<エクササイズ>
 ・身体を振動させながら関節をゆるめる。
  頭蓋骨→首→肩→鎖骨→肩甲骨→肋骨
  重心は足の内側の骨がおりたところ。

 ・足の裏から気を吸い、丹田にため、反対足に下ろす。
  ⇒片手を外回しで一緒に⇒両手を外回しで一緒に
  ⇒片手を内回しで一緒に⇒両手を内回しで一緒に。
  手の先を見ながら行う。流すのではなく、気を押さえるように。

「智恵子抄」歌唱
<山麓の二人>
 ・フレーズの圧力・濃度をつくる。軽さ、強さなど。
 ・音は直線運動ではない。それぞれが等価ではない。
 ・フレーズ全体をライン(曲線)としてとらえ、流れ、勢いをつくる。
 ・速度、重さ、体積がフレーズごとに変わる。
   ↓ これをつくるために
 ・そのフレーズを歌う前から自分の中(身体、息、エネルギー、位柏)を準備しておく。作っておく
   ⇒音楽的なブレスをする。

 ・同じリズムが続くときはリズム感がなくなってしまいがち。
  自分の中の圧力をだんだんと高めていくようにするとよい。

 ・譜面に書かれている指示をどのようにすれば出来るかを考える。

 ・伴奏が細かく動いても、声部が伸びているときは伴奏に影響されずに歌う。
 ・下半身がリズムと音程をつくるのである。

  ※次回以降の和田講座では並行して各自選んだ曲を行う。(一回2名ずつの目安で)
   他の人の曲も覚えてしまう。

俳優発声中級(5/10)                            《ことば系》

5/10(水)俳優発声中級

19:00~ 各自身体訓練
19:20~ 子音個人チェック(4名):磯貝講師
      子音チェック全員終了
20:35~ 子音のグレードを上げるためには?
      ・下顎の開発と上顎の位置の把握
       ①オト顎筋の開発
       ②口唇筋の開発
         (表情筋、顔筋、前頸筋の連動性アップ)
       ③舌の使い方の開発

 ◆本日の磯貝語録:下顎と舌を別人格にしないと子音はうまくならない

俳優発声初級(5/9)                             《ことば系》

5/9(火)俳優発声初級

[1]ストレッチ(村上助手)
 ①跳躍 全身の力を抜くこと。
 ②立位で両手を真っ直ぐ上へあげる。片手ずつ左右行う。
 ③足のスタンスを大きく取り、ソケイ部を伸ばす。
  ヒザに手をのせて肩入れを行う(左右)。
  デッチリになりバウンスを行う。
 ④アイストレーション(体の部分を一つずつ動かす)
  ・頭(首)を左右に、前後に動かす
  ・肩を上下に、前後に動かす
  ・胸を右左前後に動かす、回転(右前左後)
  ・腰を右左前後に動かす
 ⑤座骨で歩く(前後)  ※磯貝講師、村上助手まわってチェック
  長座になり座骨を確認し、そのまま座骨を使い歩く

[2]ストレッチ(磯貝講師)
 ①大の字に仰向けになり、右足のヒザを伸ばしたまま足を左へ倒す(左手につま先が触れるように)
  講師の掛け声にあわせ左右行う
 ②両ヒザを抱え込み圧迫した状態で鼻から息を吸い口から吐く

  ◎口は消火器、鼻が呼吸器
  ・横隔膜から骨盤膜の臓器が一番連動性が高い
  ◎重要な事は、内臓器をゆるめること(筋肉をゆるめるのではない)

  ◎動態を把握する
  ・呼吸運動にとっては上の二肢は不必要
  ◎声・ことば・動くを基本とし何か一つのことしか出来ないのではない専門家になって欲しい

 毎日やって欲しい事
  ・立位(肩幅)で恥骨をおろす・あげる(動きの基本となる点をまず覚える)
  ・股関節を横に水平に動かし“くの字”になるところを動かしていく
    →これは恥骨を動かした後の回復運動

 課題 テーマ:「丹田」について  次回レポート提出(A4、1枚)

[3]VOICE CHECK(磯貝講師)
 ・Aさん:母音が伸びる。子音の位置が前。発語は良い。声の種類が少ない。
      声帯の状態はムダなく閉じているがこれから。
      ことばは下顎と舌がすでに分離されているので良い。
      声量をつける、声質をたくさん持つ、鼻腔の使い方のレベルアップ。
 ・Bさん:磯貝講師が直接に鼻・喉のチェック
      訓練すれば声は出る。あまりに何もしていないので、とてももったいない。
      声を作ること。声帯をしっかり使って全身に響かせること。
      エネルギーが低い。発語意識が低い。
      自分を誉めてやれる人間になること。マイナス思考は俳優に向かない。

[4]講座(磯貝講師)
 ・不安定なこと
  EX:座位で足は歩く開き、ヒザも軽く曲げた姿勢を後ろへ倒し足が浮かない程度で保つ
     こんな状態があるのかと実感すること
     終わったら必ず回復運動

    ・体の状態で全ての音声をとらえる
    ・体の実感が頭へ行く。頭から体へ指示するのではない
    ・情報化できないから状態

 ◆本日の磯貝語録:口は消火器、鼻が呼吸器