発声・呼吸入門(9/30)                             《共通系》

9/30(土)発声・呼吸入門

[1]ストレッチ(沖田講師)
 ・ストレッチ
 ・背骨を実感する(2人1組)
   背骨を一つずつさわり、さわられた個所からゆるめる
   全部ゆるめたら逆に一つずつ上体を上げていく
 ・背骨を実感する(1人で)
   2人組でやった動作を1人で行う
 ・立位前屈でゆっくり左右に手を這わせる
 ・股割
   肩入れ、四股踏み(腰が上がらないように)→歩く
 ・腹式呼吸(椅子に座って)
   吐きながら腹を出す
   吐きながら腹をへこます

[2]「喋りと喉の実感」
 ・軽く咳をし、喉の動きを実感する(声帯の位置を指でさわる)
 ・欠伸をして喉の動き、声帯の位置を実感する
   (受講生の実感 → 喉・声帯が下がる喉が下に広がる)
 ・つばを飲み込む
 ・喉に指を当て“い・え・あ・お・う”
 ・台詞による喉の実感(喉に手をあて喉を実感しながら)
  ①おはようございます ・・・A
   おはようございまーす・・・B
   (受講生実感 → 違いが分からない。Bは“まー”で声帯が震える)

  ②今日は9月30日の土曜日です(考えながら)
   (受講生時間 → 考えながら言うと喉がしまる。喉が下がる)

  ③よろしくお願いします(かしこまり) ・・・A
       〃     (とても気軽に)・・・B
   (受講生実感 → A:は頭に声が行く。喉開く  B:喉が下がる。喉閉まる)

  ④どうもすみませんでした
    明るく楽しそうに・・・A 大真面目に・・・B しょげて・・・C
    大声で遠くに向って・・・D
   (受講生実感 → Dが一番上がって遠くに響く Cが一番下がる
            Dが一番上がる Bが一番上がる       )

 ☆講師コメント
  ・言葉を発しようとしたときに喉の位置を決めていたはず
  ・感情を込めようとしなくても喉の位置を自分でコントロール出来れば感情を変えられる

[3]テキスト「はな」谷川俊太郎を読む
  ①自由に読む(受講生実感 → 喉がバカバカ動いている あまり動かない)
  ②口読み(A)と喉読み(B)を比較
   (受講生実感 → Aは子音がはっきりするけど遠くに届かない
            Bは声が通るけど言葉がはっきりしない
            Aは喉が上、Bは喉が下。Bは喉が開いている)

歌発声入門(9/29)                               《音楽系》

9/29(金)歌発声入門

 加藤講師による講座

[1]前回の復習:笛を動かさない、喉が上下にぶれないように
        深い響きのために → 横開きでなく縦(前後)の空間

[2]発声練習

[3]課題曲 (全曲、キツネの口をイメージして。横に広げない)
 1.『かえろかえろと』 
     上段部分…個別師道
     キツネのような縦に長い口、上下に引っ張り合うささえ

 2.『叱られて』
    ※「叱られて×2」:1度目よりも更に2度目を丁寧に
              3連音符のところ流さず全部実のある声で
    ※「ゆうべ~はずれ」:今までのところとちょっと気分を変えて
               言葉通りの意味を伝えるイメージで
    ※「コンときつねが」:mf 前のフレーズとまた状況がかわる
               擬音、高音部 → 身のある声を意識

 3.『からたちの花』 ちょっとずつメロディが変化していく
     「あおいあおい」のところ注意。喉がガタガタぶれないように
     「しろいしろいはなーが」
             ↑喉が変わらないように。「はあ~」で練習
              後ろに逃げない。上に切り替えるのではなく更に前に

 4.『浜辺の歌』
     すべての音が実のある音になるように
     音が連なってることろで流されて音をしないこと
  
     「かぜーのおーと よ」のところでは「ソ」「ソ#」「ラ」の音をしっかりとる

 5.『花のまち』
     「わになって」の小さな「っ」があるところ抜けやすいので注意
     ここをしっかり歌うつもりで

     母音の「あ」の響きが横に広がりがちなので「あ」と「お」の間くらいのイメージ

俳優発声上級(9/29)                            《ことば系》

9/29(金)俳優発声上級

 講座「情の表現」(磯貝塾長)
  (人の内面とその表出を知る)
・テキスト 135の感情の階層的クラスター分析から2つ見つけて読む
 ①あなたは無理でしょうネ!
 ②ウワー出来たんだ、すごいなぁー
 ③あれ、いけない、これまちがえている、どうしよう
  今からじゃ間に合わない。

 <情ということ> → 情動、情念、情感、情緒、感情

 活動(知、情、意) 価値(真、善、美)

 外側にあるテキストを自分の中におとしても情があるためになかなか納得できない
 (台本のキャラクター)

[1]質問「情をどうとらえてますか?」
 Aさん:ほわっと起こる心持ち
 Bさん:情とは心の動き(プラスな事)なさけ
 Cさん:後から気がつくこと。なんとなく動く心
 Dさん:情とは感情のこと。レスポンス、沸き起こること
 Eさん:なさけと思いやり。方向があり、強いところから弱いところへ、上から下へ
 Fさん:共感性から起こること

 <情動を分析する>
 ・情動とは自分自身が持っている身体的・遺伝的なものと実際の自分との間で起こる精神現象。
  活動と価値のヴェクトルを持ち、身体的に起こること
 ・情念は自分の中に止めるための心のあり方
 ・心と体が反応して直結しているものを情という
 ・俳優は自分固有な情動を出してはいけない
 ・生きた言語は情動言語になっている(言葉が身体化する)
 ◎「声は身体だ!」と思えるか?声は言葉だと思っていないか?
  言葉だと抽象的で演じられない。声を身体化して実感することで演じることが出来る
 ・動機がなくては起こらないが、自分で作り出せるかどうか
 ・大まかな愛や楽しさなどをすぐに身体化してそこからもっと奥に入っていくこと
  核をつかむこと
 ・自分の中にある根っこをつかまえて外に出すようにすること

 ◆本日の磯貝語録:声は身体の一部だ
          心のありようが人(他人)に見える役者になれ

実践朗読(9/28)                               《ことば系》

9/28(木)実践朗読

[1]和歌(倭歌)の種類
  短歌:五・七・五・七・七の定形歌(丗一文字)
  長歌:五・七を繰り返し、終末を七・七でしめる
  反歌:長歌の後に読み添える短歌
  旋頭歌:下三句が頭三句と同形を反復する。五・七・七を繰り返す
  片歌
   ※日本古来の歌は五・七、五・八音を基本とした
    31文字に書くためにつくる、というよりも必ず声に出し音声化して伝える事をした
    ⇒身体化

[2]<日本人と思う>
  国を統制する仕組みを隠匿するため、理を追及する事は特定階級にまかせ論じる、理論化する事を
  行った。そのため一般は論理思考を行わず、各個人は“思う”という精神行為を行い、思うことが
  発達した。“思う”という行為は、外の刺激を受け、自己に蓄積されたいくつかの体験を検索し、
  つなぎ合せ自己内納得や認識をすることで、そのことにより自己外に表出することを目的とはして
  いなかった。一方論理思考は、“考える”ことを基本にしている。
  “考える”という行為は必ず道具によって(ことば:文字、線、色、音etc)具体的となる。脳内
  行為を表に引き出すことを考える、という。ひとたび、ことばや線や音となると、はじめて自己内
  から自己外に出され、客体化される。
  そのため、日本人は自己の精神行為を瞬時にして外に客体化することがうまくない。しかし、自己
  内での大変己的な類型化や自己内統合は活発に行い、他者がわからなくても自己内納得をしている

[3]和歌読みについて
 ・一般的な律(五・七)の流し詠みをしない。1語1語考え読みをする
 ・覚悟の音声化で身体を通し意味を実感す
 ・音声化することで、意味が立体的実感となる(意識+情感)
 ・五や七の律にとじ込めることにより、各語の情感が合わさり重なり合い、新しいエネルギーとして
  の情感が生じる → 味わい
 ・律読みにより、雰囲気にしたったり流れたりしない
 ・特に律読みにより、類型旋律になることをさける
 ・歌全体を通しての、心のおもむきをすぐに求めたり、おちこんだりしない
 ・先ず、歌中の語を客体化する → 音声化する → 伝える

 ◆本日の磯貝語録:日本人の精神:思う→受身、考え→能動的、客体的
          (はぐらかす文化→思う)

歌・演奏(9/28)                                 《音楽系》

9/28(木)歌・演奏

 和田講師による講座

<Prison/フォーレ>
 声種ごとに分かれ、それぞれのキーで歌う

 「悲哀の感情」表出をする
   ⇒日本人はテンポを遅くすることで悲哀を表現しようとする。各小節の後半が重くなりがち
    である。しかし、フランス音楽は前へ前へと進む音楽である
 (例えば黄金率のように)回転がだんだん速くなる感じ。密度か濃くなっていく

  ex. simple~ ⇒ Dimしつつ、遅くならないように
  長い音は、音として放り出すが、エネルギーはどんどん出ている。渦巻いている
  子音をつくることにエネルギーを使うこと。母音を伸ばしながら何か(表現)をしようとしない
  また、長い音(=柔らかい音)の後ろの子音をどうやってつくるかも計算すること
  Dis,quas-ti fait~ の部分は伴奏和音と同化するように
  譜面に書いてあることだけをやること。それ以外にやろうとすると違うものになってしまう
  フランスの「粋」とはち密につくられたものである
  つくられたものであるがつくり過ぎて「粋」にならない

<Dune Prison/アーン> 全員で
  si bleu,si calme の用意をどうするか
  休符の間につくりなおし、bleu,calme に重点を置く。子音はゆっくり言う
  ただし、bleu と calme では長さが異なるのでsi のつくりかたも当然異なる
  フレーズごとに感情や速度が変わるし、同フレーズ内でも変化する
  音を伸ばしているときも感情、速度は止まらないで動いている
  どのように動くかは次の音やフレーズまで計算する
  フレーズ内の音の動きの計算 + 次のフレーズへの動きの計算 ⇒ 曲全体の計算

<Automne/フォーレ>
  フレーズごとに歌詞をリズム読み
  フレーズ内の濃い部分を見つけ、それに合った読み方をする
  曲頭のフレーズの入り方は伴奏と同化して入ること。リズムを刻まない

 ◎ドビュッシー En Sourdine の楽譜配布あり(声種ごと)
  歌詞をみておくこと + フォーレの音も取っておくこと

俳優発声中級(9/27)                            《ことば系》

9/27(水)俳優発声中級

[1]ストレッチ(各自)と声出し

[2]音取りの方法(磯貝塾長)
 ・聴く:頭部の耳の上の部分意識を集中し、音を聴く
  (ピアノを使い様々な実験。聴く→ひびきをとらえる)
 ・音の高さで思いが違う(ピアノを使い、音高を変え同一語を話す)
 ・音の高さで身体の反応する位置が違う(共鳴する位置が異なる)
 ・相手の音の高さの響きをとらえ、同所で発声する

[3]テキスト「停車場にて」
  作者の想起・・・身体のどこで思ったか
  ・想像力の元 ← 経験から
  ・読み手の思いにするのではなく、作者の思いを表現する
   
   ①頭で聴く(耳上の位置) ②語の実感 ③筋をつくる

   これらを同時にやりながら読む

 ◆本日の磯貝語録:人は、その人固有の振動音を持っている。それを訓練で広げることにより、
          巾広い声や音に感応できるようになる。当然巾広く発する事もできる様になる

俳優発声初級(9/26)                            《ことば系》

9/26(火)俳優発声初級

[1]ストレッチ(村上助手)
 ①手を真上に上げて上に伸びる→つま先立ち→内臓を持ち上げる→歩行
 ②手を上で組み手のひらを上に向けて伸びる→歩行
 ③肩入れ→ヒジでヒザを押す
 ④座ってかかとを股関節に近づける→長座で前屈
 ⑤ネコのポーズからお尻を上げ肩入れ
 ⑥  〃   でヒザを開き上体を床につけるように伸びる
 ⑦鏡を見ながら逆四つんばいの状態をキープ→歩行

[2]講座(磯貝塾長)
 (1)声・ことばについて(パフォーミングアーツの考え方)
  ・アーティストは、体の上に精神をのせている
  ・あなたの体自体があなたの精神の環境なんだ
  ・アーティストは、全ての自由を拡大していかなければならない義務がある
  ・声は自動的に出てくるものではない
  
  近年日本語の音声的特性:喉が高い、舌が短いため共鳴腔が浅く、声が薄く、軽い

  ☆母音とは感情を表す

 (2)「声のトラブル・音声障害」について
  ・テキスト配布、図を見ながら塾長の解説
  ・声のトラブルは喉頭、口腔、鼻腔に関係するが、何と言っても喉頭でおこる
   「声帯肥厚」:歌など連続して音を出しているとおこりやすい
          ことばの場合は声帯結節がおこりやすい
  ・音声をつくることは発散行為とは違う。ましてや自己発散ではない

  〇吸入時に器具に使用するのは、水でよい。硬水より軟水が良い
  〇発生訓練は目的をもって行うこと
  〇同じ音をずっとやっていることが喉を痛める場合が多い
  〇声帯は湿らせておく。うがいが良い
  〇喉のトラブルについてはもっと配慮して欲しい
  〇自分で自分の喉の実感に感づく能力をつけること
  〇鼻と喉の病気の関係
   何を健康とするかと言うこと。それに対し芸人がどうするか
  〇美意識が芸を磨いていく
  〇舌炎は、構音の障害となる。ひどくなると喉頭にも影響がある
   口内炎:栄養の問題、うがいが一番良い
  〇声を出す方法をいろいろ発明しないといけない
  〇様々な状態、環境に対応・適応して声をつくっていくこと → 発声法
  〇トラブルを知ることで避けることを覚えて欲しい

 ◆本日の磯貝語録:母音とは感情
          自分の体の上に精神がのっかっている
          音声をつくるとこは発散行為とは違う
          美意識が芸を磨いていく

表現・発声クリニック(9/22)                          《共通系》

9/22(金)表現・発声クリニック

「サ行子音矯正クリニック」(磯貝塾長)

・「サ行個人申告用紙」提出+チェック

・サ行は、それぞれ母音により舌先の形、位置が細かく異なる
 各自鏡を使い舌を観察。S行不得手者は舌をあまり意識していない
 ◎舌全体の意識と運動性を高めること

・サ行をしっかりするには、口の中の状態(舌)の状態を素早く変える
 それを可能にするには、舌筋の運動能力を高める(テキストP35の各図を参照)

◎一般的にサ行が苦手な人は下顎のオトガイ舌骨筋と舌筋の運動性が弱い
 (力を入れられること。しめることで舌も口の中もしまる)
◎舌を下顎から離す訓練をすること
◎歯の内側と筋肉のことを知ること

「ス」:下顎から前に向って息を出す。Sは歯と歯の摩擦音
「サ」:下顎から上顎の奥歯に向って息をあて鳴らすこと
  ※「サ」はこういう音なんだ!という体(筋の組織)の実感をもつ
  ※口のポジションを覚えること

 ◆本日の磯貝語録:そのことの実感を身につけることで具体的になる

歌発声中級(9/21)                               《音楽系》

9/21(木)歌発声中級

 ~19:20 各自ストレッチ

「頭声発声(共鳴)」(磯貝塾長)
 ヨーロッパの音楽の特性
  宗教音楽:神(キリスト)との結びつき
   神に近づきたい・・・神:上にいる(人間の頭より上部)
   この質にあった声がある

 けんよう垂から鼻に通る声(鼻腔共鳴)
   ⇒ 自分のけんよう垂を鏡で見てみよう
     お互いにけんよう垂を見合ってみよう
  けんよう垂は千差万別、自分の状態を知る
   けんよう垂でうがい(けんよう垂から硬口蓋へ、硬口蓋からけんよう垂に向けてうがい)
  けんよう垂自体を鳴らす(点で)

  Aさん:けんよう垂から喉へ向って出す。喉からやろうと言う力が強い
  Bさん:  〃  を点でとらえる
  Cさん:  〃  の前を鳴らすようにする
  Dさん:  〃  と喉を合わせる
  Eさん:  〃  の先を使う
  Fさん:自分を知ると、コントロールできるようになる。先ず歯の実感をもつ
  Gさん:出した音をけんよう垂で聴くと、低く音をとらずにできる。
      高くなってプレッシャーがかかりそうな時は、けんよう垂だけ使う
      「フォルテが大嫌いな人になれ!」
  Hさん:音の上下を前後でとらえる
  Iさん:一発でできるようにする。音を知覚脳に入れている。聴覚脳に入れるように
      点打ちを3回×30セット行い、音楽性を修正すること

 瞳孔を首で少し持ち上げて、眉間とつなげて声を出す(鏡で顔表面を見ながら)
  ⇒ 高音は、けんよう垂から顔の奥を通って出るようにする

“Mattinata”
  fを大きい音にし過ぎない
  自分の歌い方を研究する

“Musica proibita”
  喉に負担がかからずに鼻先や眉間に声が流れるように
  最後も地に戻さないで終える

“Non ti scordar di me”
  たて口、笛も天井も奥壁も細くつかう
  うしろを使う「首」

 Aさん:口で“ア”という実感をつくらない。奥歯の裏側とけんよう垂でやる。細くつくる
 Bさん:解放して歌う。踊っていい。口でコントロールしない
 Cさん:声帯の位置を感じて歌う
 Dさん:最後まで捨てない。声帯を意識して、そこで歌う。そしてけんよう垂とつなげられると良い
     けんよう垂を動かさない。中心を外から感じる
 Eさん:踊っていい、解放して。けんよう垂の前で歌う
 Fさん:上下に動かして歌わない。声帯の下側を意識する
 Gさん:口を開けすぎない。けんよう垂と声帯の距離を近づける
 Hさん:外を響かせ、そこからもらって歌う
 Iさん:喉狭く使う。首の後ろの声を出す。肩の高さの声にする。声帯意識。口の中の骨の内側で。

 音楽意欲を高めていく。音楽として他人に提供していく責任感をもつ

 ◆本日の磯貝語録:人は、頭や顔は1つのものと思っているが、
          ①口腔 ②鼻腔 ③頭部
          で形成されている。その上各々別々な仕事をしている

歌・演奏(9/21)                                 《音楽系》

9/21(木)歌・演奏

 和田講師による講座

<エクササイズ>
 ・ジャンプ×3を1セットとする。1,2,3の3で高く飛ぶ。5分くらい続けるとよい
 ・ジャンプをしないで、高く飛んだ時の感覚を再現する⇒みぞおちと丹田の間の感覚
  そして、頂点でCDが回転しているかのようにイメージする

<Prison フォーレ>
 ・上記の感覚を持ちながら歌う。
  穏やかな伴奏と同調するのではなく、常に内側が動いている(震えている)ように
  特に「Mon Dieu」までは内側に押さえ込んでいて、Mon Dieu」からは押さえていたものが取れ
  溢れてくるように
 ・1人ずつ歌ってみる(1曲全部ではなく部分で) ⇒ 1人ずつのリズムをつくるため
  長い音符は鳴らしてよい。圧力をかける。丁寧にし過ぎない
  フレーズの前半(短い音符)は圧縮させる。次の長い音符を引き出すために。長い音は伸ばしても
  CDが回転しているように動いている 
  1つの表現方法を考えたら、それと反対の方法を考える。そしてまた、どちらとも違う方法の最低
  「3つの」表現方法を考えること。そして、どの方法でも「できる」よおうにしておく。そのうえ
  で、どの方法が合うのかを吟味すること
  
<Dune Prison アーン>
 「Quas-tu fait」以降をそれぞれつくってみる
 「Dis!」のあと「toi」の前、「de ta」の前で切って音楽をつくりなおす
 「jeunesse」は最後の「Le ciel」につながるところ(a tempoにもなる)ので圧縮はせず、次への
  かけはしとする
  テヌートのあるところでは、アクセントや重くするということではなく、ここではイレギュラーな
  動きとして示されている

<Automne フォーレ>
  言葉の確認
  リズム読み、歌ってみる
  12/8拍子 ⇒ タテの拍ではない。常に移動しているリズム

俳優発声初級(9/20)                            《ことば系》

9/20(水)俳優発声中級

・文章を読む「停車場にて」(磯貝塾長)

  文章を読むとき難しいのは、接続詞や文章の末尾

  どのように自分の中に意味づけするか?
  人が読んでいる時も、テキストを見るのではなく音を聴くこと。音から意味を取ること
  字(テキスト)をみて読むのではなく、目の前にいる人に話すクセをつける
 ◎自分の中に実体化することを「意味付け」と言う

  考えてやっているのではなく、そういう生理になっている
  わからない所はニュアンスで伝えようとするが、全部音にして自分の実感を見つけていく

  「のど落し」にしない → 口ではなく、喉がビリビリしていると周りにも聞こえる
  「のどと腹読み」 → 喉と腹に落ちていて、それが前に出ていること
             みぞおちから前に出す
  
  外に意識 → 目で話す
  字読みではなく、しゃべり読みをする
  頭の中にある意識を全部外に出す
  憶えていることを全て捨て、からっぽにする

  前(客)の実感をつかむ (自分の前の実感)
  どこで息をつくか、どこで意味がつながるか、誰の立場か

  のどを鍛えるのは、息を吐く(出す)ときしかない
  台詞は強いエネルギーが要る。それを弱めにコントロールする
  エネルギーの弱い人が、大きな声を出すから枯れる

 ◆本日の磯貝語録:自分の中に実体化することを、「意味付け」と言う

歌発声初級(9/16)                               《音楽系》

9/16(土)歌発声初級

[1]ストレッチ(各自、全員で)

[2]発声 ①リップトリル  ※できるように必ず練習すること
     ②舌を硬口蓋、歯の裏につけてハミングをする。発声をする
     ③イ・ヒ・ヒ・ヒー  笑うように、アゴをしめない
      ア・ハ・ハ・ハー  舌が楽に前に出るように

[3]子音について
  ・RP(Received Pronunciation)とは、イギリスで正しい良い音の英語のことで、
   身分の高い人たちが使う。音の種類が多い。
  ・23の子音について

[4]テキストを歌う
 「Some Enchanted Evening」
   CDを聞く → ラララで歌う → 音名で歌う(ブレスはカンマ、ピリオド、?、!)

 「I Got Rhythm」
   移動ドで歌う

歌発声入門(9/15)                               《音楽系》

9/15(金)歌発声入門

 講座「声の種類と出し方」
[1]各自ストレッチ
[2]前期の復習:前期は何を目指して練習していたか
  今期の目標:声の種類を増やす。童謡からちょっと聴かせる歌へ
[3]課題曲の試唱(講師:磯貝塾長)

 ・「かえろかえろと」
   テヌート記号…その音符より長くなるわけではないが気持ち長めに
          ちょっとしつこく歌うイメージ
   5小節目のところ、フェルマータからの流れを意識しつつ丁寧に
 ・「花のまち」
   2分音符をめいっぱい伸ばして8分休符を生かすと次の歌いだしに勢いついてメリハリの
  きいた歌い方ができる
 ・「叱られて」
   2番「ほんに」のところ「ほ~んに」NNiをつづけて
 ・「からたちの花」
 ・「浜辺の歌」

 <日本の歌を歌うとき、注意したほうがいい事>
  ①漠然と歌わない。口の中のどこで歌っているか
  ②日本語をしっかり立てえるために“舌”の位置に注意する
   舌の先端が緊張して、下顎から離れている状態をつくる
   舌が下顎にくっついているのはNG
  ③口の中は横開きではなく、前後に伸ばす
  ④響きの位置。日本語は深い響きのほうが美しい
   但し、響きが深いところにあるぶん、子音を意識・強調してつくる
   前後に広げたパイプをイメージ。その中で歌う。上下にぶれない
   音が上がる時、喉の位置を変えない。より前後に伸ばすイメージ
   喉(笛)の位置は常に同じ(高音で喉が上り、低音で下がったりしない)

 ☆“音を練る”ということ
   自分の情感と聞き手に伝わる音を一致させる必要がある。そのことばの思い方、
   そのことばを表現させるための笛(喉)の思い方様々な“思い”を見つけ、その
   鳴りと響きをつかまえて行くこと

 ・鏡で舌の位置をチェック
   舌は細く、下顎から離す状態 → この状態で歌う

 今期は歌っていて自分が楽しいから自分の思いを洗練して聴かせる歌に

 ◆本日の磯貝語録:日本語はニュアンスが細かいので、意味や雰囲気がわかっても声にはなりにくい
          音(声)を練ることで、獲得出来る

実践セリフ(9/10)                               《ことば系》

9/10(日)実践セリフ

[1]ストレッチ(高田伸一)
 ・体をほぐす
  〈仰向け〉①.手の指をバラバラ(強さ、速さ、方向)に動かす
       ②.①のまま足の指をバラバラに動かす
       ③.②のまま手首、足首を動かす
       ④.③のまま肘、肩、膝を動かす  ※すべてバラバラに動かす
  〈2人組〉 向かい合って手を握る
       ①.お尻を後ろへ突き出すようにして体を伸ばす
       ②.横に並び手を上へ伸ばした状態で手を握り、重心をずらしてゆく
 ・首をほぐす
  〈立ち〉 足は肩幅→前屈→頭を下のまま体をゆする(首の力を抜くイメージ)
      →ロールアップ(ゆっくり起き上がる)
  〈2人組〉 マッサージ 
       肩をもむ(ほぐす)→腕、手先まで→肩甲骨の間に指を差し入れる

[2]源氏物語を読む(磯貝塾長)
  現代の劇は台本が軽すぎる。台本に力がない(語が軽い→思いが浅い)
  よって、演者が台本をどんどん深めなければいけない
  現代劇(文学)は言葉に対して軽薄である
     〃    心に対して軽薄 ⇒ 心の深さを表現できない
  古典文学は作者が一生かけて作り上げている。響きと流れが面白い。
  古典文学や詩を読むことは表現者にとって、とても重要である
  詩には、いろいろなルール(制約)がある。ルールがあるから自由がある 
  ルールがあるから言語を進歩させることができる
  昔は詩というものは“音”をしたためるものであった ⇒ 音情
 
 「源氏物語」
   単語、言い方が分からない(読み方)
    分からないものは、意味を分かろうとしないこと。まずは音(声)にしてみる
    一字一句の意味を分かろうとする人は表現者ではなく研究者
  
 〈語り〉:出した音(声)に対して反応がある
  息を流しながら、語と語をつなげていく
  “語り”を流すには、語を自分でつくって詠うこと

 〈「源氏物語」について〉
   “桐壺”光源氏が12才の頃まで(今でいうと11~15才くらいの扱い)
   内容が濃い ⇒ 読みが難しい
           意味を追いながら読まない
           読み出すと意味が分からなくても語の流れに乗れて読み易くなってくる
           自分の中へ意味を入れないことがコツ
           (目と口から頭に向って読むと流れにのれない。音を追うこと)

  ◎語音の流れ、響きを追い何回も繰り返すうち、状態や意味が自然に浮いてくる
   これを語感をつけるという。必ず、意味感情は音(声)と連動している

  ◎実は現代文よりも文語文のほうが読みやすい
   それは、文語文は内容が濃いのに簡潔に書いてあるから
   そして、雰囲気があり、音のエネルギーがある
   音にすることで世界をイメージしやくす自分自身をその世界に置きやすくなる
   空間を想像させてくれる

 〈読み〉:セリフを読むのではなく、しっかり相手にかけられるまで練習
   P21「限りある~」からP23「~まかでさせたまふ」まで
  
  Aさん:帝のセリフが男の泣き言のように聞こえない
      語が立って、流れができる読み方ができるとよい
  Bさん:セリフと地の違いを出すこと

 ◎演者は心の表現者である
  ホンの中に心を発見して、それを広げていくことが大事
  現代の表現者は、心を感じなくなった。ホンの中の心を見落としてしまう。心の感性が低下した
  ※心を古典から学ぶ

 ◆本日の磯貝語録:演劇は文学の世界、俳優はそれを声と身体で立体化する仕事
          言葉はルールのお陰で面倒だが深化し、進歩する。ルールが崩れると
          言葉の機能を失う。それは、人そのものがそうだからだ

発声呼吸月1(9/10)                              《共通系》

9/10(日)発声・呼吸月1

[1]ストレッチ(西本助手)
 ①(立ち)アキレス腱を伸ばす(足を前後に開いて前に出した足を軽く曲げ後ろ足を伸ばす)
      足の甲を伸ばす(足の甲を床につける)
  (座) 正座の状態から片足を立て胸に近づける感じでアキレス腱を意識する
 ②四股の格好
   肩入れ、両膝にそれぞれの手をのせ、バウンド
 ③ランニング
   両手を前へ突き出しながら行う
   両手を上へ伸ばしながら(バンザイの格好で)行う
 ④四股踏み

[2]講座「声を響かせる」(磯貝塾長)
  パフォーマンスとは、相手(受ける人)にテキスト内容(エネルギーを高めたもの)を正確に
 伝えることが重要である。制約がある(テキストに沿って何かをする)からエネルギーが凝縮され
 て、エネルギーの高いものができる。

 磯貝メソッドテキスト P18、19 図23~図26より
 (1)どこで声が作られる
    舌骨の動きが音声にとってとても重要である
    喉頭にある声帯が高速開閉して声が作られる
   ◎どのように声を出すかよりも、どこを響かすかを考えること⇒共鳴
    音声はどこかにぶつかった時に音になる
   ◎喉が鳴った音と、唇が鳴った音の違いを知ること
    (喉の奥で鳴らしたほうが聞きやすい。奥に行けば行くほど「自分実感」が強いため)
 
 <エクササイズ―新聞による共鳴の実験>
   用意するもの:新聞紙を自分の口の大きさくらいに丸めた筒
  ①口の中で「あ」をつくる
  ②舌面発声で「あ」をつくる
  ③  〃  筒の口を自分の口に近づけ声を出す
    ※筒を持つ位置は、端と端
   ☆「あ」をだしながら筒の先が振動するように声を出す
   『イ・エ・ア・オ・ウ』(声、息は直進させること)
   母音を言う時、それぞれ響き位置が変わる
   『イ・エ』は遠くを響かすことは難しい

   一次共鳴:自分の鳴り
   二次共鳴(表現発声法):自分の鳴りを使って外を響かせる
               音を吐くのではなく外側のどこか(基本は自分の正面)を
               狙って直進的に出す

  ④筒を5cmくらい離して筒の先を振動させるように声を出す
   自分の胸部、口の中の深さを感じる

  Aさん:遠くへ声を出すときに、口の中が後ろに向って深くなった
  Bさん:    〃      喉が下がった。目が開いた
  Cさん:    〃      響きがみぞおちまで下がった

 再現性が欲しい
 「もう一度やりたい」と思えるようになるとよい
 響き位置を正確にキャッチできるようにする
 普段は脳が命令するが、声を出すときは音から脳を動かしていく
  ※基本、唇よりも広い音巾をつくらない
 「この音のときは、この状態」というふうに外に出る効果と自己実感を検証すること

  ⑤筒の口を自分の唇の広さにして、なるべく筒の先を響かせるように話してみる
  ⑥筒を口から10cmくらい離し、筒の中に響きを入れ込むようにして話してみる
   (上顎に響きを上げると、筒が上を向いてくる)
  表現をしたかったならば、常に筒の先を響かせようとする意識が必要
  (最低60cm先から話す意識を持つ⇒訓練した人は2m先から話す。疲れなくなる)

 ◆本日の磯貝語録:声の響き位置が変わることは感情が変わること