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俳優発声初級(10/31)                            《ことば系》

10/31(火)俳優発声初級

[Ⅰ]ストレッチング(村上助手)
  ①ロールダウン+up
  ②大腿筋、臀筋、腰部筋、座位ストレッチング
  ③足首結合、腰、背筋ストレッチ
  ④四股+重心降ろし、+背、腹筋
  ⑤四股型歩行

[Ⅱ]講座(磯貝塾長)
  ・日本語の構文上の特徴→コウチャク語(結論が文の最後にくる構造)
     ↓  
    そのため、思考回路も結論を先延ばしにしたものになる。

   つまり、日本語はそれ自体が中だるみしがちな言語
    その言語において、セリフで観客を魅きつけるにはどうするか?
        ↑
    この命題に結びついた母音を作る意識

  ・キャラクター(性格)を創っていくのが俳優の仕事→それは声の技術に拠る
     ↓     
    比較的何者にでもなりやすい音声→日本語の共通音声

 ①感情を混ぜない音→共通感覚音(他人に感情を喚起させる音声)
        ↓
   いい響きの音、ひずみの少ない音、意味のない音
   (音声の意味感情において)
   →純粋音声(意味のない音)を作り出すことによって
    『純粋感情』が感じられるようになる。

 ※母音の調音について
   ・歯の内側で完成させること
   ・口腔内を少しでも広げること
        ↓
   そのための舌の使い方を発見する
   (人によって大きく異なる)

 【基礎訓練】(手鏡を使って状態を目視しながら)

  ・下顎での喉頭ストレッチ
  ・口蓋翼を広げる→鼻の奥まで拡げる(軟口蓋まで動かす)
  ・歯を合わせた(噛んだ)状態で口腔内を拡げ、イ・エ・ア・オ・ウを発音する。
  ・響きの位置を口腔内で回しながら発音する→くり返して整える

  →必要なのは音感と体感(筋肉感)
   ・音感に対する欲求度を高める
   ・音に対しての快・不快の判断基準を養う
   ・口の中で音が響く位置をとらえる
     
◆本日の磯貝語録
  良いところを見つけつかみ取るのが自分の仕事。
  正確に批判するのが周りの仕事。

発声・呼吸入門(10/28)                            《共通系》

10月28日(土) 発声・呼吸入門

[Ⅰ]ウォーミングアップ(沖田講師)
 ・股割りの体勢で両手を前で組背中を伸ばす。
  a)四股踏み
  ①股割り
  ②①の体勢で左右の足を交互に踏み降ろす
  ③両足の間隔を少しせばめる(腰はしっかりおろしておく)
  ④③の姿勢で支えを意識し踏み降ろす(床を踏み抜く)
   ※足を上げた時に足の裏が床を見ていること
   ※早くたくさんではなくゆっくり丁寧に
   ※足裏の感覚をつける
  b)床打ち
  ①正座の状態から両膝を左右に肩幅ほど開く
  ②①の姿勢で前屈みになり両手を前につく(かえるポーズ)
  ③②の姿勢で左右の手で床を交互に打つ
   ※手、肩、腰に余分な力を入れない
   ※指は開いておく
   ※手を打ち抜く
  c)回復運動

[Ⅱ]発声とキャラクター(磯貝講師)
 ・ことばの種類 ⇒ 文字のことば、声のことば
 ・声の出し方はことばの種類、態度を使い分ける(TPOによって)
  →これが現在はくずれてきた(場により使い分けが出来にくい)
 ・プライベートな場以外での声の出し方(発声法)を学ぶこと
 ◎まず、相手の状態を受ける事から(内容だけを聞くのは×)
  受ける力をつける(音声授受)→聴く力をつける
  耳だけで聞くのではなく、身体で受ける

 EX)ひびきの違いを実感する
 ・様々な箇所を手でおさえ、おさえた場所に向けてひびきを作る
  ("あ"でひびかせる)
  ①鎖骨下
  ②首の付け根(背面)
  ③下あご
  ④脇鼻
  ⑤後頭部
  ※ひびきの位置の違いでキャラクターが違ってくる
   →生き方によって声が違う
  ※相手が出している声のひびき位置がわかると相手がわかる
 ◎聴く力→ひびく位置を知り、共振すること

[Ⅲ]話声区について
 ・女性-口~喉の高さ
 ・男性-喉~胸の高さ
 ※口は音の種類を作る、喉は音の高さを作る

 EX)
  ①胸骨を軽く繰り返し叩く(テキストP16図22で位置確認)
  ②①の位置をおさえながら軽く"あ"と声を出す
   ※共鳴点を胸にもとう!
  ③鎖骨下(胸骨)に手のひらをおく、手を置いた所から音を前に出す
   1."あ"2."お"3."え"4."い"5."う"

◆本日の磯貝語録
  話の信憑性は声で測れる(声はその人の精神をあらわす)

俳優発声上級(10/27)                           《ことば系》

10月27日 俳優発声上級

"情動表現"③ 性分・気質と感情(塾長)
 今期はテキスト(作品)を使わず、"芝居の根っこ"を学ぶ。

◎なぜ外の世界(アメリカ・ヨーロッパetc.)の俳優が人間を上手く
 演じられるのか?
 上手く演じているように見えるのか?
 日本人は、雑に喜怒哀楽で分けているのではないか?
 日本人の文芸癖として他人との関係をやり続け、情念をしてしまう。
 外の国では、ダイナミックに人間を捉えている。

◎心のダイナミック
 (情動の幅が大きく、その上微細で心のカテゴリーが限定されない)

 講座"性分・気分の傾向"(資料)を全員で読み確認。
   テキスト①シーザーが、そんな事を云うはずない!
   テキスト②どうもおかしいと思いましたよ!
  EX1.「気質傾向」から1つを選び、そのキャラクターで「感情クラスター」から
    1つ選び、上のテキストを全身表現する。
   (1)「おひとよし」で「ねたみ」 と言ってみる。
    この時、おひとよしの性分を体でつくる事(目、口、手、声、歩き方)

◎何よりもまず、顔をつくり、目から入る事。(目を大きくし、大きく見せる)

テキスト表2P10段目より「たのもしい人」が「あの人はどうもおかしい」と言う。
◎その役(キャラクター)の人格の仮面(ペルソナ)を付ける事!
◎外に出ているものから、キャラクターを作るほうが芝居は早い。

どれが正しいという答えはない。先ず、それっぽいことが大事!
他人にそう見える事が俳優には大切。

◎感情の練習はとにかく自分から切り離して、必ず反対の感情を見つけること。

この先に五感をつかって生物的に表現できる役者がいる!

◆本日の磯貝語録
  役者のマスク(仮面)は目から!目から発する事!

歌発声入門(10/27)                              《音楽系》

10/27(金) 歌発声入門

★加藤講師
◎前回の復習
◎発声練習:ハミング、「め」の音で音階発声。
◎課題曲練習
 ①「かえろかえろと」
  ・曲を聞く-曲を聴いた時、自分が歌っていなくても曲に体が反応すると良い。
  ・1小節目はピアノ伴奏がほとんどないので自分でメロディを引っ張って
   行かなければいけない。
   ※個別レッスンあり

 ②「叱られて」
  ・高音部分で後ろに逃げない。楽をしようとせず、エネルギーをいっぱい使って
   前に前に音をつなげる。

 ③「浜辺の歌」
  ・6/8は2拍子系の曲として捉えると良い。
  ・高い音符のところほど重心を下げる。練習のときは手を使って重心を下げる
   イメージを助けても良い。
   ※個別レッスンあり

 ④「からたちの花」
  ・前の3曲と同じように重心を意識して。
   ※原調にもチャレンジ

 ⑤「花のまち」
  ・2分音符をしっかり伸ばして次の8分休符を生かす。
  ・「わになって」のところ⇒「わになぁって」という風に「ぁ」という音を
                入れるようなつもりで歌うと音が逃げなくてよい。  

◎試唱会に向けて
  歌詞の内容を聴いている人達に届けようという意識を持つこと。
  是非家で歌詞を朗読してみて欲しい。

実践朗読(10/26)                               《ことば系》

10月26日(木) 実践朗読

「日本の詩を学ぶ④」(塾長)
[1]俳句を読む
 連歌:上の句(五・七・五)と下の句(七・七)を二人の歌人でつくり、
    多人数でつなげてゆく。
    第一句を発句、第二句を脇、…終句を挙句という。
 俳句:発句の五・七・五の17音句で必ず季語を入れる。
 テキスト、江戸期に松尾芭蕉により完成される。
  ・芭蕉、奥の細道より6句、大自然との中で胸中に興る叙景的句
  ・子規6句。明治に改革された現代的生活叙情と季節感の句
  ・昔から歌は声に出して詠んでいた。
   (歌垣等野外で声を使いうったえていた)
    ↑高い声を用いた←天にとどく声
  ・声を職業にしている者=身体的→精力的→色好み
  ・子規の時代は声に出して詠む事より、文字にしたためる作風が一般化した。
  ・句界の新しい動き-子供に句を作らせ、絵にしたり踊ったりさせる。
  ・「歌」は聞いた人が良いと思わなければ良い詠みではない。
   →句会ではメンバーに合わせて詠む。

[2]藤村の和歌=首を詠む
 五・七・五・七・七の律(リズム)と間の関係をさぐる。
 読んではダメ。喋ることより歌うこと。ナナメ前に高くアプローチし、
 とばすこと。

[3]詩
 「ふるさとの」「やはらかに」読み
 ・間(ピタッと止める)でリズムを作る

◆本日の磯貝語録
  詩の音読みは文の律(リズム)を教え、語の勢いを覚える

歌・演奏(10/26)                                《音楽系》

10/26(木) 歌・演奏

<和田講師>
■「En Sourdine」歌詞の読み方
 ・一つ一つの語の発音を確認しながら、文としてつなげて読む練習
 ・語尾の息が落ちないように上げる様に気をつける。
 ・鼻母音は鼻に指を当てて、息が上がってくるのを確かめてみる。

■「En Sourdine」伴奏を聴きながら歌詞を読む、歌う
 ・フォーレの特徴は予見できない和音の動きにある。
 ・そのため歌う側には柔軟な態度が必要となる。和音の変化に対して、歌う側は
  急激に変化して対応するのではなく、滑らかに変化を続ける。
 ・伴奏の変化は背景の変化である。故に和音と一緒にメロディを見ると曲全体の
  理解が早くできる。
 ・フレーズとフレーズの間は絶対に流れを止めないこと。
  暴力的な強さにならないこと。上向きの流れであること。

■「Automne」
 ・入りはちゃんと入ること。曲全体の印象を早く作ってしまうこと

■「Prison」
 ・曲前半で説明しすぎの歌にしないこと。空間を持たせること。

俳優発声中級(10/25)                            《ことば系》

(磯貝塾長)
「呼吸」の復習
 ・丹田の出し入れ
 ・鼡径部を仙骨に向かって引っ張る、戻す
   →脚の裏、ももの内側を使う。腰は立つ。
 ・鼻から息を吸い、丹田を止めたまま「a~」。
  息が足りなくなってきたら、鼡径部を引く(声は低くなる)。
 ・側腹に息を入れる(丹田は止め、鼡径部を使う)「a~」
  このとき、喉の後ろ(裏)、下を使っている。
  先程より音調は高くなる。

 ◎感情や意志を表現するには、丹田の支えが(呼吸や発声をするときよりも)
  さらに重要になってくる。そのためには、骨盤底、鼡径部の支え、動きが
  必要となる。足裏からエネルギーを吸い上げる。

 ◎呼吸、ことば、声のことを同時に行うとき、喉のsetは丹田でする(口ではない)。

 ◎呼吸は、上へも下へも広がるものである。

 ◎感情を表現するには、どこかで息を抜く必要がある。
  抜きっぱなし、張りっぱなしは表現にならない。

 「上腹部呼吸」
  ・吸-上腹部は前(横隔膜は上)、丹田は引く
  ・吐-上腹部は張って支えとする。
  ・上腹発声をすると、喉は降りる。喉は痛まない。はりのある声が出やすい。

 「思い」の言語
  ・キャラクターのない、無性格な「思い」をつくるのが一番難しい。
  ・「自分」の感情なしでエネルギーを上げる。これをまず声から行う。
  
  ・日本語の問題点は、ボキャブラリーが多すぎること。伝えるために沢山の言葉を
   使い、声(声の種類、響き、強弱、スピード、特に声音)で伝えることをしない。
   おかげで各人の思いにより、沢山の受け取り方ができてしまう。

  ・外国語の場合は、ひとつのことを表現する語は多くないので、声の変化で
   伝えようとする。そこで、声のエネルギーでダイレクトに伝えることができる。

  ・日本語でダイレクトに声で伝えるためには、新たに方法を発明する必要がある。
   まずは基礎エネルギーを上げなければならない。

 ◎感情表現とは、激した感情をどこまで分化していくかである。
   感情表現は、前からの連絡で成り立っている。その場その場のものではない。
   感情は、感覚から起こっている。

 ◎感情や意志を音声化するためには、まずテキストに書かれている
   芯の感情を捉えること。        
          
◆本日の磯貝語録
 ◎語音変化による心の変化をとらえること。
 ◎人に良い声を提供したいと思うのが俳優である。

俳優発声初級(10/24)                            《ことば系》

[1]ストレッチ(村上助手)
  四股、四股歩き
  
[2]講座(磯貝塾長)
 [Ⅰ]人間(個人)の生存のため(生きのびる)の基礎エネルギーを考える
   負荷がかかる→反発がある→この反発が生のエネルギー
   
   ある刺激に対し好ましいと認知する→じゃまをされる。それでも欲しい
   →そこで意志が育つ。
   じゃまされることで意志が育つ
  ◎人間はじゃまがなければ成長できない。
   (一のお陰で十が育つ)

   言葉に対しての好奇心がないと言語は育たない。
   好奇心はあるか? 探求(究)心ではない。
    <塾生に質問>
   みんなあるひとつの何かにまとめようという探求(究)心が強い。
   探求(究)心をもちながら、いつももっと先へもっと先へというものを
   もっていなくてはダメ。

 [Ⅱ]発語について(テキストp.25"発語システム")
  ◎言語の意味は文字でも分かり伝わるが、その生態状態、
    特に、心の状態は音声が伝える。

   英語を話そうとするとき、日本語の頭では無理。
   
  ◎自分の自己の生活を起点と考えて、それを変えようとしない人は、
    その変化を嫌う部分が自分を殺してしまう。

 [Ⅲ]母音調音(テキストp.26)
   自分なりではなく、他人がわかること。
   共通の音声がある(日本はない)。
   音声が統一されていないおかげで、ボキャブラリーが増えた。→日本語

  ◎声とは、その人のエモーション(感情)

   図36(p.27) 現代日本語共通調音点(5母音位置)
   図37     日本語5母音の息の幅と高さ
   図38(p.28) 一次基本5母音の口唇の形

  ◎母音は、上下歯列の内側を集中的に響かせて造る。

   Ex.「あ」下顎の奥歯の内側を響かせる
     ※母音とは、響きであって鳴りではない。

     「い」口でいうのではない。まして、音をはいてはダメ。
     「イキジビキ」1人ずつ 口の中の実感が強い方が良い。
     
     「ミチビキ」喉の音が口の中でよく響くこと。ただ口のまねごとを
     するのではない。
     
     1人ずつ「ミチビキ、イキジビキ」
     ・喉は降りていなければいけない。音調を下げるわけではない。
     ・喉をおろす事で声のエネルギーは増す。     
          
◆本日の磯貝語録
 ◎音声は、その人の心の状態を伝える一番の道具
 ◎声はその人のエモーション(情動)

歌発声初級(10/29)                              《音楽系》

10月21日(土) 歌発声初級

◎各自ストレッチ

◎発声練習
 ①椅子を使って
  ・壁を背にして、椅子に逆にすわる。足裏、もも裏、仙骨、背中の各々の
   面を感じる。
   →この状態で舌を出し"He~"と楽に発声する。
   →この状態で子音の発声
 ②ハミング 顔の前に手で三角形をつくり、そこに向かってハミング。
 ③MAO,MAME,Si~A,Myaで発声

◎テキストを歌う
 ①"Some Enchanted Evening"
  ・音名で歌う  前に空気の振動を感じる
   ※ブレスは決してあわてない。その曲の色のブレスを吸う。
  ・英語で歌う、歌詞を読む、ブレスの箇所をチェック。
 ②"I Got Rhythm"(Fdur)
  ・P84~英語で歌う。
  ・前半をLaで歌う、歌詞を読む、通して歌う。

表現・発声クリニック(10/20)                         《共通系》

10/20(金) 表現・発声クリニック

◎磯貝先生による個人チェック 3名

◎大勢の人に伝えようとするのでなく、一人の人に伝える様にする事。
(声のメッセージは広く作らないように対象を絞り込むこと)

◎声や言葉は自分の思いや感情とに距離を持てるようになると客観性が出来
 伝わり易くなる。

◎のどが良い状態でなくなること=かつ舌がうまくなくなる。

◎チェックの時に清音は上からローリングして出す。
        濁音は下からローリングして出す。※息の流れ

◎母音の下手な人は胸声が苦手である。

◎喉が下りる=舌が下りる

◎「し」「す」は有声と無声の2種類の出し方を覚える。

◎濁音は有声にしないと喉を痛める。

◎音声が不明瞭になった時は、英語のアルファベット又は発音記号にもどり
 正確な音を作ること。

◎客観音声をしっかり持つこと。自己感覚の音声は他人が聴き取りにくい場合が多い。

◎日本人は「shi」と「si」を明確に使い分けていない。※「h」が入ると弱くなる。

~次回は上顎子音 N、L、D、T、I

★本日の磯貝語録・・・“のどは使わない”ではない。喉はつかうこと。
          但し、“悪く使うな”と実感理解する。

歌発声中級(10/19)                              《音楽系》

10/19(木) 歌発声中級

■ 各自ストレッチ

■「頭声発声法④-軟口蓋と鼻腔と息の流れ」(塾長)
◎軟口蓋コントロール→鼻まで息が上がる
 ・日常とは違うことをするのが芸 → 芸の息 → 日常とは異なる息
                        流吐 ○
                        吐出 ×
 ・軟、硬口蓋は喉のふた。軟、硬口蓋で音程をとるしかない
  ※軟口蓋→響きを作る 硬口蓋→言葉をつくる

 ・軟口蓋と喉頭は連動している
  鼻と軟口蓋も連動している   ⇒鼻と喉頭はリンクしている。

 ・軟口蓋から後ろの響きを使えるようになりたい(口腔奥壁)。

 ・軟口蓋の中心に響きを集める
 
 ・蝶形骨洞(眼球の奥)が響くようになるといい。
  響きがここに引っ張られるようになる。

◎<エクササイズ>懸よう垂を鳴らす(出す息を狭くする)
  後ろ側だけを鳴らす → 鼻腔共鳴 → 口で言わないこと 

◎軟口蓋で歌う
 細く歌う、薄く歌う、前顎で歌う→横に動かしやすくなっている。縦口になる。
■"Non ti scordar di me”
 ・前アゴをヨコに小刻みに動かしながら歌う
 ・奥歯の巾より左右に広い響きは作らない。
  ※全員の個人指導

★本日の磯貝語録・・・軟口蓋を実感すると、のどの実感が増す。
         芸-出したいものを出さないようにするところに芸の味がある。

歌・演奏(10/19)                                《音楽系》

10/19(木) 歌・演奏

<和田講師>

■エクササイズ
・両足を開き、腰を落とした状態(四股)で仙骨を左右に揺らす。
 この時、丹田を抜かないようにする。
・立った状態で仙骨を揺らす。(仙骨の揺れに呼応して上半身、腕も揺れるはず)
 ⇒この仙骨が揺れる状態を歌うときに利用する。
 ⇒以前に行った丹田~みぞおちの伸び、CD回転と併用する。

■ Automne / フォーレ
◎歌詞読み⇒前回の復習 ①上顎に息を当てて、鼻に抜いて読む。
            ②音を顔の前に出して読む。
            ③仙骨の状態を意識して読む。
◎パートごとに歌う
 ・高声 下降音型で暗くなってしまうので、明るくなるように。
 ・低声 高い音になったときに音が浮いてしまわないように。

◎中声版で全員一緒に歌う
 ・詩の内容を表現すること(前回詩読みでやったように)
  特にフレーズ終わりで伸ばすところを注意すること。
 ・仙骨を意識する。特に「Sur laile des regrets~」からは仙骨にパラシュートが
  ついていて、どんどん抵抗が強くなっていく感じで歌う。
 ・抵抗を感じながら歌うが、反応が鈍くなってはダメ。その抵抗を破ろう破ろうとすること。
  その突破口は口の動き。フレーズの入り方が甘くならないように、口の準備を早くする。
 ・「Sur laile des regrets~」部分は直前の伴奏がメインで歌は影である。
 ・曲の流れを和音の変化で見て、表現を考えること。
  また、詞の変化によっても同音型でも圧縮度が異なる。
  
■ Prison / フォーレ
◎パートごとに歌う
 ・P、PPは地に足をつけて。⇒リズムは強く、はっきりしないとボケる。
 ・フレーズの後ろは余韻が残るようにすること。
 ・toit ←→ si bleu つなげない。toitを伸ばしている時に、次の圧縮を準備して
  待っていること。
 ・Mon Dieu,mon dieu 1回目と2回目はつなげずに切る。
 ・フォーレの曲は慎ましやかで、声高でないという特徴がある。
  伴奏にも変化が少ないので歌い手が仕掛けなくてはならない。
 ・フランス語の歌はフランス語を話す位置で歌うとこもってしまうので
  声楽的な位置で歌う。
  声楽的な位置からフランス語の位置をめがけて発声する(響き、息)。

■ D'une Prison / アーン
 ・まだまだ受身になっているので、自分が思っている以上にもっともっと外に出すこと。
 ・1フレーズずつ1人1人歌う⇒自分の歌をつくっていく。

☆次週 Un Sourdine の読みをやる。

俳優発声中級(10/18)                           《ことば系》

10/18(水) 俳優発声中級

[1]各自身体訓練

[2]講座「『心』とは何か?」(磯貝塾長)
  <感情の演技―情動表現> 資料参照

   感情には必ず原因がある。→その原因は、複合的である。

 【情動】顔表出→上肢表現→全身表現→声、ことば

  <感情のクラスター分析> 資料参照

   相手役が興した感情と自己が受けた感情とは別である。

 ◎人の情動にとって重要なことは、
   ①外から刺激(情報)を受けたとき
   ②刺激により、自らに興る感情・情動
  との間には必ず、差がある。
 
 ◎俳優は、外の状況や、相手役のセリフ等の情報(刺激)を受け、
  精神的、肉体的反応をする。しかし、その反応は、自由選択出来ずに、
  次の自分のセリフを結果とするような反応を興さなければならない。
  ある決められた結果に落とし込んで行かなければならない。

 <対話 受け台詞の心理メカニズム>

  相手役 → 指定セリフから、自己の  →→  自分      相手役
  の台詞 → 複数の感情を設定し、        の   →→  or
        身体化し、セリフを発する(←←) 受け台詞     観客

◆本日の磯貝語録:芝居のセリフは必ず情動を伴う。
         しかし感情のエネルギーは極端に強く高いものではない。
         そして、どんどん変化するものである。

俳優発声初級(10/17)                            《ことば系》

10/17(火) 俳優発声初級

[1]ストレッチ(村上助手)※鏡を見ながら行う

[2]講座「息の実感」(磯貝塾長)
 
 ・息とはエネルギーである。エネルギーの元と頭 エネルギーには質がある
 ◎喉・口から出ている音声は一次共鳴音。表現の声とは二次共鳴音(体共鳴)
                           →表現エネルギーがある
 ◎ことばには全て意味、精神(感情)が含まれている。
   感情は精神。現代では激情か、薄い叙情になっている。
 ◎音声になった精神→情動→ことば→表現
                 →コミュニケーション

 ☆息の源動力は腹臓の作業
  ・息を吐くとは呼吸器と連動した時の腹臓のエネルギーの動き
  ・情動はエネルギーであって作業でもある
    頭で起こった精神活動は喉頭に影響を与える
         情動=極大感情
 
 テキスト「息のささえと会陰」→各自会陰を確認する
  ◎中心をとらえなければならないが、緊張しすぎると呼吸に影響が出るのでダメ
   会陰も広げすぎると漠然とする
  ◎中心に向かって収縮しているととらえ易い

 Ex①イスに浅く腰掛けて丹田呼吸→腹臓の運動
 Ex②会陰を意識しながら丹田呼吸(深い呼吸)
 Ex③横隔膜を押さえ、息を吐きながら腹臓を丹田→会陰(外側)→裏を通って
   上側へ行き、前へまわす
    ※これだ、と思って決めてやること、迷わない。

  ◎体をセットすれば良い声になる
  ◎良いセットによってもう一つ上のこと(次元)をする。これをアーツという。
  ◎物事を考えるときに会陰に向かって考える

  <呼吸と精神が連動したときに出てくるものが芸である>

 ☆体のセットが無意識に出来るまで繰返し、身に付ける。
  早くて5年、長い人は10年かかる。
  セットが出来ると、迷わなく、ロスが少なく、必ず悪くない領域の結果を出せる。

◆本日の磯貝語録:・音声になった精神が情動
         ・呼吸法をするときは迷わないこと

発声・呼吸入門(10/14)                            《共通系》

10/14(土) 発声・呼吸入門

[Ⅰ]ストレッチング
 ・波(全身を脱力し、ゆする) ①一人で行う ②足をもってもらいゆすられる
 ・股割り→肩入れ→手を前に出して歩行
 ・二人組みで波による回復運動。各自で足をほぐす。

[Ⅱ]『声の劇場in東京2』感想
 ・声が出るな 年配の方と若い方では声が違った
 ・スタッフで参加していて前から観たかった、響きを受けたかった

[Ⅲ]講座「懸よう垂を知る」
 ・各自、鏡で観察→他の人と観察し合う 違いを認知する
 ・空気うがい 各自空気を当てている感覚をつかむこと
 ・「い、え、あ、お、う」
  ①懸よう垂を響かせて発語練習
   ※感覚をつかむこと
   ※響かせるためには力を抜くこと
  ②普通の状態で発声
   ※この時①での発語との違いを見付ける
  <実感を述べ合う>
   Aさん:喉が下がって、口の中が広がった
   Bさん:喉が響いていた、広がった
   Cさん:まだうまくやれていないかも 
       (講師より→力を入れすぎ、全部を響かせている)
   Dさん:深く動く感じがする
   Eさん:口の中が大きくなる感じがした
  
 テキストを①②の状態で喋り、違いをくらべる
 1)「あっ、ちょっとまって下さい。それ私のです」
 2)「そうですか、もういらっしゃらないのですね。残念だなぁ。」
 3)「これはまずいな。全然味がなってやしない。」

 懸よう垂で行うとき、無意識かもしれなが準備をしているので、
 これをもっと意識的に正確にすれば良くなる。
  
 『はな』を懸よう垂読み

歌発声入門(10/13)                              《音楽系》

10/13(金) 歌発声入門

★加藤講師
・前回の復習:キツネのような口で、縦に口を開けて歌う。
・発声練習:ハミング 音階発声練習
・課題曲練習
 ①「かえろかえろと」・・・3小節目、身体を上下に引っ張り合うような支えを意識。
 ②「からたちの花」
 ③「叱られて」・・・「叱られて」の「か」で弱くならない。逆にエネルギーを高めて。
 ④「花のまち」
 ⑤「浜辺の歌」

★磯貝講師
<練習を聞いた感想>
  息はだいぶ流れるようになってきたが、口が遅い。

  ~音楽の定石~
    その音符でその音は出ない。
    必ずその音の前に準備をすること。
    スピード感覚を持つこと。タイミングは早めに!

  歌は自分の中側に“運動性”を持てるかどうか。

<課題曲練習>
①「かえろかえろと」
 ・3,4小節目のところ、手拍子でリズムを取りながら歌う練習。
  ※アウフタクトの作り方
   拍を前で取ると緊張してしまうので、後ろでとるようにする。後ろに落とす。 
 ・音楽は止めないように止めないように自分が動いていかないと流れない。

②「からたちの花」
 ・手拍子を入れてリズムをとる練習
 ・音符いっぱいに歌うと同時に次のリズムをとる。

③「叱られて」
 ・「コンときつねが~」のところで、リズムを立てすぎて流れが悪いときは、
  休符やフレーズのつなぎを大切にして歌うとよい。

④「花のまち」
 ・前拍の時には口を作る
 ・同じ拍子でも詩の内容によって一拍の重さや長さは違う。
  2番の「春よ春よと~」、3番の「ひとりさびしく~」は同じmp(メゾピアノ)だけど
  表情が違ってくるはず。2番はそんなに弱める必要ない。

⑤「浜辺の歌」
 ・口から響きを拡散させない。
 ・鳴っているのは声帯だけ。口は言葉を作るところ。口で音を作るのではない。
  身体という筒に響いた音が口から出るだけ。

 ※響かせる場所
  首から下(アゴから下)を響かせる。胸骨の2~3番目の位置。
  音が高かろうと低かろうと首から下でセットする。
  足でしっかり立つと同時に胸を鳴らすこと=胸声
     ↓
  ラ・シ・ドあたりになると胸骨の響きだけではのどに負担がかかる。
  -ではどこに響かせるのか?!
    ⇒耳の上辺り。こめかみくらい前でもいい。
  
  自分の胴の響きを外に提供する。外に響かせる。
  口から響きを拡散しないために口の外で一度集める。

 ※ブレスの仕方
  口ではなく鼻から吸うこと。
  この時、胸に向かって胸いっぱいに吸うのはNG
  鼻骨の真ん中に向かって吸うこと。       

★本日の磯貝語録・・・歌というのは主観的にやってもだめ。
          自分の自由にはならない、客観性を強く求められるもの。

実践朗読(10/12)                               《ことば系》

10月12日(木) 実践朗読

「日本の詩歌を学ぶ③-和歌、短歌詠み」(塾長)
 ・神をたたえる、自然に願う、収穫を感謝する、命を賛美する歌をつくる。
 ・求愛や葬儀のことばも歌にした。
 ・私性言語に法則を加える(不自由化)。⇒その結果、広がりや深まりが始まる。

◎本歌(五・七・五・七・七)法則
 追歌:本歌を受けて五・七or七・七
 対句:本歌に加える五・七or七・七
 連歌:本歌にどんどん加えていく

☆100回声に出して読めば意味が分かってくる。
 "100詠(読)、自ずから意味に通ずる"

 短歌の歌い方
 1.リズム…五・七
 2.つなぎ…五・七あるいは七・七のつなぎ方
 3.流れ…つなぎがどのように流れるか
 4.うねり…流れがうねる
 5.明暗(色)
 6.香り
 7.響き
 8.詩情
 9.言葉立て

「初恋」を各自詠む。
◎練習法
 ①語を一つ一つ「実」を読む。⇔意味取りをしつつ、息を声にする。
 ②流して読む(速読み):なるべく1息で早口に。舌、口唇をうごかし
「初恋」・・・2行ずつの4行詩 

 ・字を詠う、話す・喋る(セリフ)、読む×
 ・~前髪「の」→次(林檎)に行くための「の」←響き[香り]をつける
 ・余韻を残す
 ・初々しさがほしい

歌・演奏(10/12)                                《音楽系》

10/12(木) 歌・演奏

<和田講師>

■Automneの詩読み
 ①上顎に軽く息を流しながら読む。語尾も前に吐かずに上へ上へ。

 ②鼻梁に指を当て、響きが来るように感じながら静かに読む。

 ③①、②をやりながら、響きを前側(唇の前外~鼻)に出す。
  (①②では口の中 喉~上顎~鼻 に響きがあった)
  この時、鼻までの息の流れはそのまま止めず、フレーズを読んでる間は
  流しっぱなしに。息の巾は口より広くならない。
  最後は鼻に抜く。吐き出さない。止めるのではなく、消え入る様に流し続ける。

 ④フレーズ(文ではなく、カンマ単位など)毎に表現を作る。
  フランス語の語感で作る。例えば“Automne”という語1つで皮膚感覚まで表現する。
  広がりを持たせること。
  また「Automne au ciel brumeux」を表現する。
  1人3パターンぐらいの表現を作る。音の高低や長短などで違いをつくる。
  これを続く「aux horizon navrants」「aux rapides couchants」「aux auvores
  palies」それぞれ違う表現となるように作る。
  文の中でどの語に重みがあるのかを見つけて表現すること。

 ⑤曲として歌う
  フランス歌曲はイタリア歌曲のように特定の曲の山、盛り上がりがあるわけではない。
  そのようにつくるとフランス歌曲ではなくなる。かといって、曲全体を一様にするもの
  でもない。詩を読んだようにフレーズごとに重要な語があるので、それを大事に表現
  する。
  曲全体は流れるように、その中にデコボコがある。(→音を伸ばしている時にも感情は
  変化している。動き続けている。)

俳優発声中級(10/11)                           《ことば系》

10/11(火)俳優発声中級

磯貝講師
[1]各自身体訓練
[2]テキスト「停車場にて」
   ◎句読点による文章読みをせず、句割、語割りを正確に音声化する
   ◎各語は、時間・距離・方向・色・匂い等を体実感する。
    立体感のある実体(態)を明確に想起し、語音化する。

    テキストP.305 後から3行目~ 言葉にはリズムとイントネーションがある
                   (書いてある文字をどのように表現するか)
                   ⇒恣意的に文の区切りを崩してみる
                    →一語一語の実在化
    「台詞」→実感とは…・その役が何を想って言っているのか(セリフを言いながら
              ・自分の想いではない           ↓  感じる)
              ・作品の中での役の精神状態や想い (サブテキスト)

◆本日の磯貝語録:「語」による台詞読みで、意味の多次元実感をする。
         日常の喋り語は、文が良くないので美しくなりにくい。

俳優発声初級(10/10)                            《ことば系》

10/10(火) 俳優発声初級

[1]ストレッチ(村上助手)
   →主に四股踏み、動物歩き(四つ足歩き)

[2]講座『呼吸と息』(磯貝塾長)

  呼 吸  →  息 →気のエネルギーの移動
  ↓ ↓  ←  ↓
  吐 す    意 気
  く う
         ※呼吸と息は別のものである
           呼吸…生理的な機能、空気の出入りと循環
           息……もっと広いところまで指す。
              身体全体の精神的・身体的エネルギーの移動

 “息”とは?
   ①呼吸
   ②勢い
   ③気配(茶道において、茶香のことを“いき”という)
   ④関係のはずみ(息が合う、など)
   ⑤命(息がある、息絶える、息苦しい、息をつく、息を放つ など)

  ※『息』という字は、古代中国の漢ではショク、呉ではソク、和語ではイキと読む
                     ̄ ̄ ̄
                     ↓
           空気が両の鼻から侵入し、心(胸→肺)に入ることの意

 “気”とは?
   ①天と地の間を満たすもの。またその動き。
     →自然現象(天気→天のエネルギー、空気→空のエネルギー
           気象→気の動き など)
   ②生命の原動力となる勢い(元気、命気、本気 など)
   ③心の動きを総括的に(全体として)表す語(気付く、気が利く、気がない など)
   ④はっきりとは見えないけれど、その場を包んで漂っているエネルギー
     ⇒精神現象そのもの

 <息の流れ>

  酵素(腹臓の様々な触媒)・体液・血液と関連し、内臓組織を使い“息”を動かす
  ことで、呼吸又は精神活動を行う。

 ◎(一般的に)私たちが最も気を感じやすいのは手の平
    →よく擦ること。手の平、手首、手の甲まで
     →手の次は足でやる。
      手の平、足の裏が活性化すると、胴というものがよくわかる。

◆本日の磯貝語録:息は精神活動と直結しており、あなたの精神状態を映し出し、
         コントロールもしている。

実践セリフ(10/8)                               《ことば系》

10月8日(日) 実践セリフ

〈講座「源氏物語」〉磯貝塾長
~エクササイズ~
・平読み(普通に読む。表情がない)江戸時代、武士や商人のたしなみとして
 読まれた読み方。
  文語は読みにくい→(現代語と語法及び語がちがうため)
  文学は目で読んで楽なようになってしまった。元来は声を出して読むもの。 
 平読みで流すように読むと、次の段階に違和感なく入っていける。
 平読みによって、文の流れ、内容の流れが分かる。
◎流れ=イントネーション+うねり+いきおい+リズム

 当時は、聞いてかぐことをしていた。(教養)
 『セリフ』のところは少し変える→(心のあり様が表面に出るため)
 どういうふうにやれば"美しい流れ""美しい語の立て方"が出来るかを考える。
 自分の語法(ただし、誰がきいても分かるもの)を作り出す事が語りの最終地点。
 「平読み」+「語読み」→文読み表現
 (生きている状態として分かる。言語のうねり、流れがある。意味が分かる。)
 抑揚(→イントネーションを大きくしたもの)をつけていく。
 俳優としての教養がなければ台本は読めない。

◎平読み
Aさん:P24「明くる~」~P25「~御心落ちるたまひぬ」
    塾長:最後は読んでしまった。もっと流れるように。
Bさん:P25「かの御祖母~」~「限りなし」
    塾長:最初は読んだ。
Cさん:P25「今は内裏~」~P26「~御さまなりぬ」

①文字読み②語読み③平読み④語り

◆本日の磯貝語録
  美しい日本語は、良い響きで良い流れが出せる事が重要

発声・呼吸月1(10/9)                             《共通系》

10/8(日) 発声・呼吸月1

■ストレッチ(西本助手)
①四肢
②正座(足は少し開く)床打ち
③四股踏み
④顔のストレッチ
⑤ハト鳴き
⑥アンダーコードのロングトーン
⑦遠吠え

■講座(磯貝塾長)
◎遠吠え 「U」
 ・鼻を閉めて胸を鳴らす。なるべく高い声で。
 ・声で放物線を描く
 *外側の実感を捉える
 *外側の響きを作るためには、息を前へ吐けるかが重要。
  息の出し方は、まずしたの前歯に息があたる。口を上へ向けて息を前に出しながら
  音を出してみる。

★本日の磯貝語録・・・答えは自分で探して自分で見つけていく。
          他人の答えは自分化しにくい。

歌発声初級(10/7)                              《音楽系》

10月7日(土) 歌発声初級

◎各自ストレッチ
 口・顔のストレッチ、リップトリル、巻き舌
◎子音の発音(復習)
◎ハミング、発声
◎テキストを歌う
 ①"Some Enchanted Evening"
  ・La,Ma,Noで歌う
  ・音名で歌う ・音名で歌っても音楽を感じていること。
         ・フレーズの終わりにむかってしっかり、息を使って行く。
 ②"I Got Rhythm"
  ・音名で歌う(移動ド)Gdur
  ・手拍子しながら歌う(裏打ち)
  ・歌詞を読む、リズム読みをする。
 ③"Home Sweet Home"
  ・Laで歌う。 ※譜面確認
  ・歌詞を読む。

◆本日の磯貝語録
  歌詩自体に音楽的リズムがある。(リズム感は音楽だけにあるのではない)

表現・発声クリニック(10/6)                          《共通系》

10/6(金) 表現・発声クリニック
■「サ行子音個人指導」(塾長)
 先生と対面に座り、'サ行子音 矯正テキスト’を読んでいく。
 
・音と口唇を矯正するにはオノマトペが良い。
 (鏡を見て、音と口唇をよく連動させて練習すること)

・言葉は自分自身で作ってきたことだから丁寧に時間をかければ直すことが出来る。

・自分の声を守るのは役者の義務。

・「声を出せ」という脳からの指令は「喉(声門)を閉じろ」という指令。
 (声を出しすぎて喉を使い過ぎたら、必ず体を緩めること)

・喉に近い音を出せば出すほど喉は悪くなる。
 (具体的には、痛い、又は、嗄れる)

・息は吐くものではなく流すもの。 
 (口腔の中を鳴らし、その残りが口唇から外へ出る)

★本日の磯貝語録・・・知覚と感覚は本人の在り様である。

歌発声中級(10/5)                               《音楽系》

10/5(木) 歌発声中級

■ストレッチ
 ・各自
 ・森下講師
  ・けんよう垂を引き上げる→喉の奥の壁から離す
  ・2人組みでバーにつかまり、背・肩のストレッチ。一方はその補助で
   背や肩を押してあげる。手を交差してつかまり同じことを行う。
  ・前屈、ロールアップ(背骨を一つずつ感じるように)
  ・ジャンプして体の力を抜く→着地して止まると同時に横隔膜を広げて歌う姿勢になる

■講座「頭部共鳴発声法」(塾長)
(1)前頭発声
  頭声発声  こめかみから中心に向かって響かせる。
  ・前頭共鳴  響きが鼻骨まできていること→そこからこめかみへ
         ※喉が聴こえてはだめ。響きに変える。

■“Non ti scordar di me”
もっと薄い声で

 *こめかみの響きを感じる
  喉を動かして音の高低をつけない。同じところで出す。息と響きだけで出す。
  もっと前面。首はゆるめて、前胸部・腹部で支える。

 ※“Ⅰ”で歌う
 ・音を高くするためにはみぞおちを下げる。
  蝶形骨で歌う。

 ※2人ずつ歌う
  Aさん:喉歌いの癖を取りたい。下あごからあごのジョイントを柔らかくすること。
  Bさん:鼻から息を吐く練習をする(鼻から吸って吐く) 
  Cさん:足から首を立てる。下あごに頼らない。下顎を前に開かない。
  Dさん:息を吐く吸うが活発だと良い
  Eさん:けんよう垂の裏側を鳴らす。喉を降ろすこと。
 
 ※立って歌う
  喉の声を聴かせない。鼻の声で。
  息を早く。
 高い声をPで出せる→前頭発声
  喉頭を2mm動かしたら音が変わってしまう。
 
  練習:鏡に映してこめかみを意識して歌う

★本日の磯貝語録・・・喉を降ろす。軟口蓋と喉を同時に開き、喉頭の位置で上に上げず、
          前に吹くように声を出す。

歌・演奏(10/5)                                 《音楽系》

10/5(木) 歌・演奏

<磯貝講師>
 アーン/D'une Prison  全員で返し
 フォーレ/Prison    パートごとに返し
   -Dis, qu'as-tu fait~  pやpp、dimでも推進力はなくならないこと。
                抑制された中での激情である。
   -De ta jeunesse     ta ⇒ ただ伸ばしているのではない。
                →jeunesseに向けて圧縮が行われている。

■ アーン/D'une Prison
 ・歌頭の8分休符はもっとエネルギーを強く。しかし、入りからフレーズ全体は
  滑らかに流れる。体の内側で前休符は、はっきり打つ。 
 ・Le ciel の Le と ciel で喉が動かないこと。
  ciel の喉を作っておいて、Le を発する。音、響きを変えない。
 ・calme の me では鼻を開ける。
 ・音楽と息は前へ。自分(のど)はそのまま。上への意識は少なく。
 ・伸ばしている音はその伸びている音の中で表情は動いている。
 ・レチタ的箇所は、音が上がるところは逆に下がる感じで、
  下がるところは上がる感じにすると滑らかになる。  
 ・抑制するということは、体の中でエネルギー、息をまわすこと。口の外に出さない。
 ・テヌートしたら、それ以外の部分で調節して、テンポを保つ。
 ・のどを動かさない。たとえ音が跳躍しても上下ではなく前後で捉える。
  しかし、口の動きは遅くならない。
 ・のど(≠声帯。笛(喉頭)全体のこと)を弛緩させない。
  笛全体を立てて、響かせる。声帯はあける。
 ・アルペジオ部分はちゃんと2拍とる。特に裏を作る。

■ フォーレ/Prison
 ・息が足りなくなるときは、下腹を出すようにし、支える。喉を下ろす。
  腰はしめない。
 ・Sopでの胸声区の歌である。アンダーコード又はオンコード(Gの音も)

 ◎音が上がっても下がっても喉の位置は変えない。むしろ前後で考える。
  始めの音でなく次の上がった音、下がった音の位置で作っておく。

 ・下顎はゆるめずに止めておく。そのために鼻、腹を使う。
 ・あごで喉をあけようとしない。
 ・上顎は後ろではなく前で響きを作る(中低声)
 
 ・音楽を動かすこと。そのために体、体の内側を動かす。
  鼻や喉は動かない。


★本日の磯貝語録・・・のど、鼻は動かさず、音楽を動かせ。あごで操作しない。

俳優発声中級(10/4)                            《ことば系》

10/4(火)俳優発声中級

磯貝講師
[1]各自身体訓練
[2]音取り ◎ハミング(口が鳴らないように、鼻腔と頭の後ろを鳴らす)
        ※どこで音を聴くのか(前回の復習)
         音感を育てる→語感が良くなる→伝わる
         ☆語感⇒自分がどれだけいろいろな音を持っているか

[3]テキスト「停車場にて」

◆本日の磯貝語録:演劇と芝居は同じか、俳優と役者は同じか?
         違いを見付けるところから専門ははじまる。

俳優発声初級(10/3)                            《ことば系》

10/3(火)俳優発声初級

[1]ストレッチ(村上助手)
  ①両手を上に挙げ上に伸びる→右手を上に挙げたまま左に身体を倒す(逆も行う)
  ②重心を落とす→相撲の仕切りの体勢→肘で膝を押し開く
  ③四股踏み
  ④伸脚:座って足を合わせてかかとを股関節に近づけ上体を倒す
  ⑤歩行:一歩ずつ足を大きく踏み出し重心を落として進む(前後開脚歩き)

[2]講座(磯貝塾長)
  ①全員鏡に向かって椅子に座り、口の中を確認する
  ②口をタテに開き、舌をどこにもつけずに出す→そのまま引っ込める
   オトガイを閉める練習、下顎と舌を離す練習
   (巻き舌ができるとサ行が言いやすい)

  ・口がその形になっているときに自動的にその音が出る
   →問題はフエの意識  どの声を出すか、というのが発声法
    →フエは鳴るという前提のもと表現発声をする(生理発声ではない)
  ・日本人はオトガイが緩んでいる→母音を作りやすくしている
  ・母音とは共鳴音 舌がゆったりとしている→舌と下顎が密着している

  ③息を吐かないで声を出す
  ※舌をどこにもつけずに出し入れする←磯貝塾長が実演し、全員で確認

 ◎≪下顎と舌の分離≫
   話声区→鎖骨からみぞおちにかけて(胸声)
  Ex.鎖骨と胸部を片手でV字に押さえ、舌を細くし、そこに向かって
「ア」の音を出す

  『声をつくる』
   ・出した声が使えるか 必要な声をどうやってつくるか 響きの位置
   ・私自身を楽器にする
   ・必ずしも私が出している音声(私が思っている音声)の感情を聞き手が
    そのままキャッチするわけではない
   ・自分の発語しようとした感情が体のどこに感じているかが重要

   ◎人の心を動かす音声がある 人の耳をとらえる音声がある
    それを修行することが声をつくることである

    →まずは、口を縦長にして喋る練習をする(これは舌の問題)
    →また、裏声をマスターすること
   
   ・(他の)役をするということは違った人生をするということ 
   ・声をつくっていく→まず“胸声” 低い声をつくる→【相手が安心する声】     
   ・音声というのは親和性をつくり、高めるもの

◆本日の磯貝語録:私自身を楽器にする。そしてその楽器の優秀な奏者になれ。
         音声とは親和性をつくる大きな力を持つ。