歌発声初級(12/16)                             《音楽系》

12月16日(土)歌発声初級

[1]ストレッチ(磯貝塾長)
  
[2]試演会ピアノ合わせ(磯貝塾長)

[3]試演会
  Aさん:"Some Enchanted Evening"
  Bさん:"Some Enchanted Evening"
  Cさん:"Some Enchanted Evening"
  Dさん:"I Got Rhythm"
  Eさん:"Some Enchanted Evening"
  Fさん:"Singin' In the Rain"
  Gさん:"Some Enchanted Evening"
  Hさん:"Some Enchanted Evening"

[4]講評(磯貝塾長)
  Aさん:語尾の子音をたたくように
  Bさん:喉で歌詞を覚える
  Cさん:発語の状態は口の中にある
  Dさん:リアリズムにならないこと、自分に入ってはいけない
  Eさん:歌いたいという気持ちを伝える
  Fさん:全身でリズムを取っているのを声にする
  Gさん:喉がゆるんで音程のぶれが少なくなった
  Hさん:言葉をつくる意志が足りない

[5]全員で歌う

[6]今期を終えて(磯貝塾長)
  英語の歌は子音が多いのでリズムが取りやすい

◆本日の磯貝語録
  全身でないと歌は死んでしまう。声のために全身でする。

俳優発声上級(12/15)                           《ことば系》

12月15日(金)俳優発声上級

講座(磯貝塾長)
 ・俳優がやるべきことは、動いて声をだすこと 文に書かれた「語」を具体的
  にしていくためにセリフを覚える
 ・俳優は、日本語をものすごく知っていると同時に、日本語ではない語で考
  えられる別頭脳を育てるとよい
  →違う語は、客観的な考えをもてないと修得できない
 ・最近の芝居は、情ばかりでやっているから疲れる 今、出しているものが考
  えなのか 思いなのか、心なのか、それぞれ違っているのに、すべて一色に
  してしまうのは乱暴
 ・情の身体的な部分ばかりを使うのではなく、意の語も使って考えることがで
  きるとよい 自分の中の客体をつかむ そのためには、自分を知り、他人と
  の区別を持つこと
 ・意の表現は、客観的他であり、情の表現は主観的自である 語は、意で書か
  れているのだから、語で書かれた作品(演劇)はまず意で表現できなくては
  いけない 芝居のおもしろさは、語で書かれたものをいかにして情で出すか
 ・情だけでは、永遠は表現できない 客観的に表現することで、他人の入る余
  地が出てくる 自分にひきつけないで、外に出すことがまず必要である
 ・文楽の使い手のように、私とキャラクターを外に離したり 近づけたり、客
  観的にしたり、主観的にしたりして表現すること 私の中の他人、私の中の
  自分をつかむことが役者の第1歩である
 ・情を押し殺すのではなく、意の情をつかむこと
 ・語を語るには、まず喉がないと始まらない そのために発声、発語をきちん
  とできるようになること

◆本日の磯貝語録
  魂は生きながら出たり入ったりする

歌発声入門(12/15)                             《音楽系》

12月15日(金)歌発声入門

[1]発声練習(加藤講師)
 ハミング
  ・ハミングの延長で声をだしてみる
  ・体のどこにもストレスを感じさせないように
  ・ド、ミ、ソ、ド、ソ、ミ、ドをスタッカートで「ア」の音で。
  ・高音部を出すとき、腰まわりの支えをしっかり より広げるイメージ

[2]試唱会リハーサル(加藤講師)

[3]試唱会
 Aさん:①かえろかえろと ②からたちの花
 Bさん:①花のまち     ②浜辺の歌

 講評(加藤講師)
 Aさん:
 ・前2回の授業に参加できていなかったため、久しぶりになってしまったのが
  残念
 ・せっかくできるようになってきたことを少し忘れている感じ。
 ・身体がほぐれる方向を目指せるようになっている
 ・山田耕筰の難しい2曲にチャレンジしたことは良い経験になる
 ・「その声だよ」と教えてもらって自分でその音を感じる経験をもっとたく
   さんしてほしい
 Bさん:
 ・習ったことを守ろうとしているのがよく見えて良かった
 ・だいぶ歌らしい歌になってきた
 ・高音域の体の準備がちょっと足りない
 ・同じ質の音をだすために、音域ごとの体をつくらないといけない
  早めにその準備をすることが必要

 長澤講師から
  譜面を覚えることで、ピアノを聴くことができるようになる

[4]クリスマス聖歌
 「平和の我等に」

実践朗読(12/14)                              《ことば系》

12月14日(木)実践朗読

<試演会>
 俳句、(和歌)短歌、現代詩(一遍)から2偏ずつ朗読

19:40~20:10
 俳句(2首)<謡う>
 Aさん、Bさん、Cさん、Dさん、Eさん、Fさん

 詩を詠むには、自分で詩を書くことが必要
 今日の朗読は、生き生きしていない→迷わずやり始めること。

 芸能とは、自己発散ではない。「他人が見て聞いている」を意識

 詩の朗読
  文でなく"語"をやる
         ↓
       身体力:語は意味を持っており、音でできている。

 Eさん:自由にやりたいのに苦しがっている
 Dさん:自分で作ると読みもできてくる。自分のものはおもしろいので
     朗ずることができる。
 Fさん:人の朗読楽しい。予想外で。良い詩/詠める詩。
 Aさん:できないことに自信を持つ→そこから始める。
     身の大の人生"笑うセールスマン"→口の中の実感をことばに出す
                                   ↓
                            自由詩を書くこと!
 Bさん:自分でおもしろがれるものをやりたい。詩をやりたい。
                 ↓
     七五の詩。声に出せるものを書く。こどもの詩(五、七)を書く。
     お手本は不用→"技"が必要
     芸をする人 "マメ"であること

     日本の芸能
        ↓
     身につけること。
     深みがあり、落ち着きがあった。
     できる人が教えること!
 Cさん:つくりすぎて失敗
        ↓
     "ことば"をやるとは、語感 無防備でそのことばにふるえる。  

  技術から"芸"へ

◆本日の磯貝語録
  詩は、その国の言語を豊かにする装置

歌・演奏(12/14)                               《音楽系》

12月14日(木)歌・演奏

試演会No.2(磯貝塾長、和田講師)
 試演会No.1の評価を踏まえ同じ曲に再挑戦する
  Aさん:①D'une Prison(Hahn) ②Automne(Fauré)
  Bさん:①D'une Prison(Hahn) ②En Sourdine(Fauré)
  Cさん:①Prison(Fauré)    ②En Sourdine(Fauré)
  Dさん:①Automne(Fauré)    ②En Sourdine(Debussy)
  Eさん:①D'une Prison(Hahn) ②En Sourdine(Fauré)
  Fさん:①Automne(Fauré)    ②En Sourdine(Fauré)
  Gさん:①D'une Prison(Hahn) ②En Sourdine(Fauré)

 <試演会に臨む前に和田講師より一言>
  前回の試演会を聞いて「試演会」という評価される場になると今までの講座
  でやっていた時のような、音楽をする、楽しくなるというものとは全く違う
  ものになってしまったと感じた。
  演奏者が、いかに楽しみ、情熱を持っているかというのが聴く人を動かす。
  本来、裁断される場と音楽する場は違うものではない。
  自分をどういう状態に置くか、どうすれば楽しめるか、音楽ができるかという
  ことを見つけてほしい。

 <全体講評>(磯貝塾長)
 ・前回の試演会を経て、各自がどうすれば自分に有利だということを選んで
  演奏し始めた。
 ・「演奏する」ということは、頭の中にバーチャル世界をつくって、それをな
  ぞるということではない。
  伴奏、自分の声のおかげで自分を確認するように歌うことではない。内側で
  やっている限り「つもり」にしか聞こえない。演奏にはならない。自分の外側
  に音楽をつくり、外に出すということ。
  頭の外側の問題であり、発声の観点でいえば、面、笛の前側、胸の前側、
  腹の前側の問題である。
 ・外側に音楽をつくるには、まず自分の中の息の流れをつくること。つながり
  をつくること。
 ・息の流れ、声の流れ、語の流れから、別の何か(精神)がわき起こるはずで
  ある。今日の演奏には、精神がみられなかった。
 ・音楽の表現、理解とは、頭での理解とは異なる。文字ではつかめない部分を
  音楽で表すのである。
 ・語の流れをつくるには、皆言葉をつくる口の構えが遅い。外側に音楽をつくる、
  置くというのは、口の中の響きを外に置くということでもある。自分の前に
  音で造形するということ(→第3期の課題)
 ・「演奏」というものを早くつかまえること。方法は1人1人異なる  
     
◆本日の磯貝語録
  「演奏する」ということは、自分の外側に音楽を造形すること

俳優発声中級(12/13)                           《ことば系》

12月13日(水)俳優発声中級

[0]サロン「VASCについて(MAP作り)」

[1]試演会 夏目漱石作「坊ちゃん」より
 ※男女ペアになって、台詞の掛け合いの部分を演じる

 塾長より一言「とにかくやり上げること。プロデューサーの目を意識すること。」

<講評>
 (前置き)OWSとしての演技術ということはまだ何もやっていない。
       にもかかわらず、今回の課題は完全に芝居、演技の領域だった。

 ・一番に感じたのは「相手役を見ていないし、聴いていない」こと。
  →これは、台本を入れることである程度解決できる。
  →それでもまだ、相手役の口や喉や腹に向かって台詞を発していない。

 ◎相手役の言うことを聞く→鼻から吸う→相手に同調する

 ・文レベルで反応している→それでは大雑把になる→語レベルで反応
  できるはず。

 ・吐く(喋る)ことと、受ける(聴く)ことをふたつに分けると楽だが、つまらない。
  →このふたつは、常に同時に行われていなければならない。
   鼻と喉がいつでも同等に開いていなければならない。
              ↓
  受ける状態で吐き、吐く状態で受ける

 ◎何としても、相手役の言っていることを一語一句信じること。
  →聞き流しているうちはダメ。相手役もやりにくくなる。

 ・台詞を聴くというよりも受ける

 ・達者な芝居はまだできない。
  まずは筋のある芝居を(筋のある芝居=受ける芝居)。
     
◆本日の磯貝語録
  芝居はだんだん覚えるものではない。

俳優発声初級(12/12)                           《ことば系》

12月12日(火)俳優発声初級

[1]ストレッチ(各自)

[2]練習 声だし(各自)
  発声共鳴法チェックシート配布

[3]発声共鳴法チェック(磯貝塾長)
 ・発声共鳴法についての説明

 Aさん:口の中の意識が、まだ漠然としている。4と5の区別が逆。
      自分のやっていることが合っているか、まだわかっていない(本人の見解)
 Bさん:喉が動いてしまう。割合下と前で行っているので、全体で動かしてしまう。
      呼吸をもっと意識するとよい。
 Cさん:声の変化が足りない。響きで位置が変わることをもっと楽しんで欲しい。
     必死になって守ろうとしていた。聞き方がへたなのでは、発しようと
      していただけだった。
 Dさん:ひとつひとつ確実に使い分けていた。声が変わっていた。
      頭で必死に考えてしまう。

 Eさん:まだとらえられていない。頭での認識をすることをしっかり。
     響きを口の中の好きな位置に持っていってしまう。音が変化しない。
     声をしっかりしないといけないということを自分で決めないといけない。
 Fさん:語頭は良いが、語尾が不鮮明になったり落ちたりしてしまう。
     やりあげるということ。大変良くなってきた。位置のことはよくなってきた
     ので、もっとしぼったセンスが欲しい。

 現代、現在は、表現にならない。それは、そのものであるため。
 うもれているものを外へ表出することが表現。
 現在は新鮮でなければ現在ではない。

 自分はやらないということ
 ものの考え方=声の出し方

 書かれたことばをする時、書いたのは私ではない。
 その中で、今の現実社会から抜け出そうとするならば、声を使い分けるしかない。

 人間の精神が充実するときとは、精神がおびやかされているとき。
 甘えた精神は持たない方が良い。

 自分のことばはローカルなもの。方言である。
 相手には伝わらないと思った方が良い。

◆本日の磯貝語録
  結果を自分が認識していること。
  理屈で考えると理屈に負ける。
  シビアになるとシンプルになる。

実践セリフ(12/10)                             《ことば系》

12月10日(日)実践セリフ

[1]講座(磯貝塾長)
 <源氏物語 p31~>
  懐妊中の葵の上 物の怪に悩まされる
  ・古典は一文が長い
  ・理解できないところを、どう表現するか
 ①座って平読み
 ②立って、体を使って読む(足までおろす)
   外側の感覚を内側に取り込む そして外に再表現する

[2]読み(磯貝塾長)
 語を言い始める前の口と舌の構えをつくる
 Aさん:奥歯で語を噛む 語を押しつぶす
 Bさん:語尾まで言い切る
     最後までエネルギーを高める 終わりに向かって重心を降ろす
 Cさん:音は良くなったが、口しゃべりになる
     もっと口を縦口にする 口が音になっていない
 Dさん:座って読む 足、おしりの下まで使う。
     流れで読み、音で感情をつくる。言ったあとの語の用意が遅い
 Eさん:声帯を広げすぎない。語の音を出す。情念を想像力を表現する
 Fさん:セリフの時に、音が割れたり、癖が出たりする
 Gさん:口の準備を早くする 文にする もっと息にする
 Hさん:状態を作れずにいる。声を使って人間にしていく
 Iさん:語の感情を作れていない 外側に作っていく
 Jさん:語を言った次の瞬間には、次の語の感情をつくる
     口を使わずにあくびをする瞬間に静かな感情が作りやすい

◆本日の磯貝語録
  古い言葉、古い文から今、未来を見付け出すこと

発声・呼吸月1(12/10)                           《共通系》

12月10日(日)発声・呼吸月1

ストレッチ(Aさん)
 ①ランニング
 ②腕(手)のストレッチ
  ・片方の腕を逆方向に伸ばし、もう片方の手で補助(逆手も)
  ・片方の腕を背中を触るように頭の後ろへもっていき、
    片方の手で補助して伸ばす(逆手も)
  ・手を組んで回す(ほぐす)
 ③足のストレッチ
  ・足首を回す(ほぐす)
  ・足をクロスさせて前屈(逆足も)
  ・仰向けに寝て、片足ずつ胸の近くで抱え込んだ後
    逆方向へ足をもっていき、腰を伸ばす
 ④股関節のストレッチ
  ・あぐら(足の裏を合わせる)の姿勢で軽く前屈
  ・片方の足を外側に曲げ、太ももを伸ばす(逆足も)
 ⑤アキレス腱のストレッチ
  ・正座から、片膝をたててアキレス腱を伸ばす(逆足も)

<呼吸まとめ>(磯貝塾長)
 ・表現呼吸は、横隔膜をコントロールする呼吸法である
 ・横隔膜を下へさげることによって息を吸い、横隔膜が戻る反動で息をだす

[1]胸郭部呼吸
 ①胸骨呼吸(胸式呼吸)
 ②背面呼吸
  首から肩、僧帽筋を使う 鼻が開く 歌う時に有利
  僧帽筋は肩胛骨の内側にある

 EX1)<胸郭呼吸>
  ①横隔膜(まずはみぞおちあたり)を指で触る(イメージ)
  ②前胸部を高く広くする(呼吸につながる)
  ③指を真横にもっていき、水平位を(肋骨)広げるようにする
  ④ふたり一組になり、ひとりが椅子に座り、もうひとりが相手の背面に
   手を置き、相手が背面を意識できるように(肩胛骨を広げられるように)
   手で軌道をなぞる
   手を置く位置、意識して動かす位置は、まず僧帽筋の上部分
   次に僧帽筋の下部分

[2]腹腔(横隔膜の下から会陰まで)部呼吸

 EX2)<腹腔呼吸>~呼吸予備運動~
 下腹部(へそから恥骨)がわからないと会陰に意識がいかない
  →本当の感情がわからない
           
 (1)鼡径部呼吸法
  ①手を使って鼡径部を内側へ押し込む
  ②手を外して鼡径部の出し入れ
   姿勢は、足を広げすぎず狭めすぎず、少し前へだす
    ※足に沿って鼡径部を動かすイメージ
      息をしようと意識せず、鼻は開けておく 胸部はしめる
 (2)丹田呼吸法
 EX3)<丹田呼吸>
  ①丹田を引っ込める
  ②息を出しながら丹田を突き出す
  ③息を出しながら丹田を引っ込める
  ④②と③をくり返す
 EX4)
  ①「アー」といいながら丹田を出す
  ②丹田が出せなくなったら丹田を止め、苦しくなってきたら丹田を
   引っ込めていく そのときでも「アー」という声を変えないようにする
  ④①から②までをくり返す

◆本日の磯貝語録
  日本の芸能が進化したのは、制度化し鑑札を持たせた事による 

発声呼吸入門(12/9)                            《共通系》

12月9日(土)発声・呼吸入門

[1]ストレッチ(沖田講師)
 ・身体をまっすぐにする→身体の歪み、癖を知る
   (ふたり一組になり、相手をよく見て矯正する)
 ・壁を使っての倒立
 ・三点倒立→声の為に、頭頂ではなく、おでこで立つこと
   ※倒立を通して、身体の中(鼻や喉など)が通る、広がるということを
     つかむ

[2]講座(磯貝塾長)
 ・喉頭から上がってきたエネルギー(息)がどこかにぶつかって
   音声になる→そのぶつかる位置をきちんと決めるのが声の訓練
 ・笛の動き(上下)によっても、音の高低が変わる
 ・口ではなく、喉でやること
 ・"うがい"で口の中の共鳴点を実感するとよい 歯、前歯
 ・犬歯のあたりに響かせる(上顎の高いところ)
 ・息を吐かない限り、声は鳴らない
 ・上顎で笑う→笑えないのは、普段使っていない ずれている
 ・上顎まで上げて前に出す
 ・胸部共鳴の場合には、胸の中側でなく、前そして外に響かせる→声も前にでる
 ・顎の関節を動かしながら唇を動かす→呼吸を整える
 ・胸部、後頭部下、下顎、上顎で名前を2回ずつ言う→それぞれ発表する
   Aさん:もっと明確に当てる場所を変える
   Bさん:だいぶはっきり分けて出せるようになった
   Cさん:はずかしさがあるが、大きく出せるようになってきた
   Dさん:響きを上げた時に割れるので、もっと下を使う(降ろしながら)
   Eさん:上だけでなく、下、後ろを使うとよい
  ※響く位置が違うと感じ方が違う
  ※全身で見つけながらやる

◆本日の磯貝語録
  上顎に響いた言葉は思考を聡明にする

表現・発声クリニック(12/8)                        《共通系》

12月8日(金)表現・発声クリニック

[1]子音矯正(磯貝塾長)
 サ、ザ、ナ、ラ、タ、ダ、カ、ガ
  ・子音の調音を出すには、舌の裁きがポイント
  ・舌の裁きができているかどうかのチェック方法
   歯を噛んだ状態で、各子音をきちんと言えれば調音が捉えやすい口(舌)
    だといえる
    サ行が苦手な人は、舌や口の内側が全体ゆるんでいる
    ナ行が苦手な人は、舌の先で歯茎を押せない 舌先が弱い
    タ行が苦手な人は、舌の横と先がはじけられない
  ・子音の調音を行う場合、必ず母音を響かせようとする事を忘れないこと
  ・どこで発しているのかを、眼で見るように音を出すこと
  ・中心を捉えること
  ・「口の中に音がある」ことを忘れない
  ・脳が覚えるまで、丁寧にくり返す
  ・音声が不明瞭なのは子供 音声が明確なのは大人
  ・言葉の制度が増すと、思考精度が増す

[2]上顎子音(ナ、ラ、タ、ダ、カ、ガ)を出す(磯貝塾長)
  ・まず、音を知りたいと思うことが大事 外(他人)にわかる音にしようと
    すること
  ・上顎や頭に響かせて出すようにすると良い音がでる
  ・言葉を育てるとは、舌を育てることである

◆本日の磯貝語録
  言葉の生熟度は、その人の生熟度

歌発声中級(12/7)                             《音楽系》

12月7日(木)歌発声中級

[1]リハーサル(ひとり4分間)(磯貝塾長)

[2]声出し(10分間)

[3]試演会
 Aさん:"Non ti scordar di me"
 Bさん:"Musica proibita"
 Cさん:"Non ti scordar di me"
 Dさん:"Musica proibita"
 Eさん:"Musica proibita"
 Fさん:"Musica proibita"
 Gさん:"Musica proibita"
 Iさん:"Non ti scordar di me
 Jさん:"Non ti scordar di me
 Kさん:"Mattinata"
 Lさん:"Mattinata"
 Mさん:"Non ti scordar di me

[4]総評
 <磯貝塾長>
 ・音楽の実感が必要であって、自分の実感では歌にならない
 全員に感じたこと:
  ・音楽がやりたいと思って始めたときの音楽的欲求が少なくなって、
   技術で何とか歌おうとする方に走っている
  ・表面をつくろっている病的な音楽になってしまっている
  ・常に、何のためにやっているのかという“音楽元素”をもっているはず
   ではないか
  ・人間本来の基本的な喜びが芸能なのだ
 <森下講師>
 ・楽譜に正面からはいって、それを歌っている人の方が音楽的であり、
  観客にもまっすぐ入ってくる
 ・まず譜面どおり正確に追ってみる(レコ勉はダメ)
 ・音符で練習すること そうするといやでも内側から興こってくる
 ・そこまで楽譜に正面から入ってほしい
 ・今回は次に行けるチャンス

[5]ことばについて(磯貝塾長)
 ・イタリア語の歌詞をバーチャルにつくってしまう そうするとエネルギー
  が低い 日本人が持っているカタカナ語でもいいから、歌うとき口の実感
  を持つこと ただし、歯の中に言葉を置いておく

◆本日の磯貝語録
 音楽をすることと声を練ることは背中合わせ
 人は全身で心を使う時(逆も)喜びを感じる

歌・演奏(12/7)                               《音楽系》

12月7日(木)歌・演奏

[1]試演会(磯貝塾長、和田講師)
 来週の試演会に向け具体的アドバイスを受けるため
 ひとり2曲選択、譜面を提出して歌う(譜面に注意を書き込んでもらう)
  Aさん:①D'une Prison(Hahn) ②En Sourdine(Fauré)
  Bさん:①D'une Prison(Hahn) ②Prison(Fauré)
  Cさん:①En Sourdine(Fauré) ②Automne(Fauré)
  Dさん:①D'une Prison(Hahn) ②En Sourdine(Fauré)
  Eさん:①Automne(Fauré)  ②En Sourdine(Debussy)
  Fさん:①Prison(Fauré) ②En Sourdine(Fauré)
  Gさん:①D'une Prison(Hahn) ②En Sourdine(Fauré)
  Hさん:①D'une Prison(Hahn) ②Automne(Fauré)

[2]全体評
 ・もっとはっきりと子音をつくること。最初の段階では、カタカナ発音でも
  よい。前歯でつくる。奥歯で子音をつくったり、下手にフランス語らしく
  しようとするとモゴモゴとした音になってしまい、外に伝わらない。
 ・だいぶフランス歌曲らしくなってきたが、まだイタリア歌曲の色が残って
  いる→イタリア歌曲は、その時その時の「感情」を出す(表現する)が、
  フランス歌曲は感情そのものではなく、そこに至った過程、原因を表現し
  ている。
   →ということは、譜面にfと書いてあるところでfを出そうとしてはいけ
   ない。fの一拍~一拍半前でfをつくろうとする。特に短い音符が表現の
   キーになる。
 ・ブレスをもっと丁寧にすること。フランス歌曲の場合は必ずしも鼻ブレス
  でなくともよい。口ブレスを使っても良い。ただし、喉ではやらないこと。
 ・音楽のうねりを作っていくうえで、うねりの中にも横に直線をつくってお
  くこと。そこを基準に上下する。ただ上下しているだけではだめ。
  真ん中をつくること→音楽、詩の統一感をつくるため。
 ・曲の「精神」をどこに置くか、聴かせるかを考え、表現すること。
  詩に記されている現象、感情は何を表現しているのか?
  メインテーマは何かをつかむこと。いくつかのサブテーマも存在するが、
  サブテーマは音楽が示しているので演奏家はメインテーマをつかんで
  離さないことが重要。

◆本日の磯貝語録
  ブレスの精度が増すと、次のフレーズの品度が上がる

俳優発声中級(12/6)                           《ことば系》

12月6日(水)俳優発声中級

◎呼吸運動(表現呼吸)
 ①下腹の出し入れ:鼡径部を使って足を連動させる(捨息で)。開脚正座で行う。
 ②丹田出し入れ:みぞおちの出し入れ

◎今後の演劇について(磯貝塾長の意見)
 せっぱつまった人間の状態(人間の機微)を表す演劇が出てくる。
 
◎"ことば"について
 ・明瞭度、音が続けられること
 ・日本語の五母音は上顎発声をする
 ・表現構音:発声された音を上顎の正中に響かせる。出来る限り細くする。
 ・母音の構音練習:単音、連続音、※口の中に音を置いて響かせる

◎テキストを読む「坊ちゃん」p.93~
 ・次回の試演会のチームに分かれて読む。
 ・身体の実感で読む。頭のことを身体に降ろして行う。
 ・言語実感を脚→脛→足首→足体へと降ろす。
  (発語しながら、腰から脚→脛→足と両手を使いハタく)
 ・息を腰、会陰をつかい、下肢に降ろす→ノドを降ろし開ける。
     
◆本日の磯貝語録
  芸は自分をみがくこと。無駄なものをそぎ落として行くのが、
  芸の訓練の道である。

俳優発声初級(12/5)                           《ことば系》

12月5日(火)俳優発声初級

[0]磯貝塾長による個人レッスン(対象者以外が各自ストレッチ)

[1]講座(磯貝塾長)
 ・発声法は、発語法とつながっていなければ意味がない(言語者の場合)
 ・発語する意識が強くなると、声帯が上がってくる傾向がある。
  →声帯(喉頭)は降ろすのが基本
 ・俳優にとっては、発声=発語である。

 ◎発声法の目的は、
  ①声帯を正確に鳴らす事
  ②その声に様々な響きをつけること。
   それがどこにぶつかるかによって音声として認識される。
   →共鳴とは、出した場所と当たった場所の相関関係
              ↓
    "口腔共鳴発声"が俳優の基本

  主に響かせる位置は?
   ・上顎・・・通りが良く、明瞭で舞台向き
   ・下顎・・・現代の日常喋りはこれが多い。エネルギーが吸われ、響きは悪い。
   ・口腔奥壁
   ・胸部
   ・喉頭(難度高い)
   ・頸部
     などがある。

 Ex.①胸部共鳴でテキストを読む→喉頭と胸部を共鳴させる
    ・前に出すことを意識する(響き)
    ・口の中を鳴らし、胸部を響かせる
    ・自分にトサカがついていると仮定し、そこを響かせる(外部)

  ※頭(脳)や口ではなく、喉頭でその音を、実体を作れるかどうか。
   人間が発する音で実体がないものは無い。
   →人間が発する音には、実体がなければいけない。実の音と虚の音。

  ※語感は音感だ。語音の音感は、身体感だ。そして意識だ。
   →音感がない人=音の実体が作れない人
   →音を出している状態全体が実体なのではなく、音そのものが実体である。

 Ex.②オノマトペの重点練習
     サラサラ、ガタガタ、パラパラ、ダラダラ、カサカサ、ザラザラ

◆本日の磯貝語録
  正誤はほんのわずかな違いである。
  そのわずかな違いを集中的に行うのを芸術という。

歌発声初級(12/2)                             《音楽系》

12月2日(土)歌発声初級

[1]試演会リハーサル(磯貝塾長)
 Aさん:"Some Enchanted Evening"
    ・顎を意識する
    ・高い声は上胸の準備をする
    ・音を伸ばしているところで降ろす
    ・膝が硬い
 Bさん:"Some Enchanted Evening"
    ・軽く前へ前へと歌う
    ・高い音へ向かって歌う時は、背筋を使う
    ・最後を格好良く歌うと上手に思われる(ポピュラーの特徴)
 Cさん:"Some Enchanted Evening"
    ・口の中の音をきちんと聞く
    ・高音の時に胸を降ろす
    ・後ろから前にもっていく 後頭部から前へ
 Dさん:"Singin' In the Rain"
    ・上顎の前で歌う 下顎にあてると地声になる
    ・顎の付け根まで息をあげておくのが歌である
 Eさん:"I Got Rhythm"
    ・音が取れない時は喉で覚える 舌で歌う
 Fさん:"Some Enchanted Evening"
    ・ブレスで次の言葉の口をつくる ブレスは必ず鼻で
 Gさん:"Some Enchanted Evening"
    ・高い音で脇を上下に伸ばす 力きまない 下肢をゆるめる
    ・顎および喉を開けすぎない

[2]曲ごとに歌う(磯貝塾長)

◆本日の磯貝語録
  息は上へ、顎骨の中心までいく
  声は前(声帯の位置)にいく

歌発声入門(12/1)                             《音楽系》

12月1日(金)歌発声入門

[1] 各自ストレッチ

[2] リハーサル(音合わせ)

[3] 試唱会
 Aさん:①叱られて ②花のまち
 Bさん:①叱られて ②からたちの花
 Cさん:①花のまち ②浜辺の歌
 Dさん:①浜辺の歌 ②からたちの花

[4]講評
 <総評>
 磯貝塾長:上達しているのでびっくり
       無駄な声を出さなくなったことは大きな進歩
 加藤講師:表現したいことが伝わってくるようになってきたことが嬉しい
 長澤講師:リハーサルでとちったのが修正されていて集中力がある

 <塾生感想>
   Aさん:練習の方が伸びがあったが、緊張の割にブレスが乱れなかった
   Cさん:高音で、どうしても逃げてしまう 鼻を使うことが苦手
      鼻をあけるように注意した
   Dさん:高音が苦手で、体が緊張するのを感じた
      拍の取り方をもっと練習すればよかった
   Bさん:歌詩を意識して歌うようにした
      声がお腹とつながる感覚をつかんだと思う

[5]個別講評
 Aさんの講評
 <磯貝塾長>
  ・出だしの歌い方がとても良かった 喉がよく開いていた
  ・歌によって、発語の仕方を変えた方がいい
  ・ブレスのコツを自分で工夫してつかんだというのは良い経験
  ・もっと一語一語の子音をしつこく出す。それを息を流すことで滑らかにする
   もっと鼻ブレスを。 
 <加藤講師>
  ・今学期やってきたことがちゃんと出せていた
  ・息が続くようにになってきている
  ・性格のまったく違う2曲を歌ったため、後の歌が前の歌をひきずってしまっ
   ていた
  ・「あ」の母音のとらえ方は、まだ注意が必要

 Bさんの講評
 <加藤講師>
  ・いろいろな経験を積んでいることが歌にでている
  ・喉の位置が変わらなくなったのは大きな進歩
  ・朗読の時と同様、ちょっと怖い感じになっていた
 <磯貝塾長>
  ・芝居の時もそうだが、自分の中の世界を作ってしまっている
  ・もっと外側に世界を作ってほしい
  ・体全体でやってほしい 下半身が死んでいる
  ・「伝える」ということをそろそろ始めよう
  ・無駄な力は抜けていてよかった
  ・体で音楽の流れを止めないように
  ・口の動き、発するタイミング全部が遅れている
  ・譜面通りの拍で歌えるようになった
  ・次は、嬉しく、楽しくなって下さい

 Cさんの講評
 <磯貝塾長>
  ・喉をうまく息が流れるようになってきた
  ・後ろの響きが見つかったら、そこにぶつけて前にはね返すことが必要
  ・お腹や胸に息がたまっている 変にためてはいけない 出口を作ることが
   必要
  ・ブレスに問題あり。鼻ブレス。鼻ブレスは吸うというより、かぐイメージ
   鼻翼でブレス。
 <加藤講師>
  ・正しい歌声を出した時の気持ちよさを自分の中で知っている
  ・前回はお休みで1ヵ月以上あいたのが残念
  ・高音で逃げているところや、「浜辺の歌」の最後の方など、
   練習すれば歌える人

 Dさん講評
 <加藤講師>
  ・高音の部分がなかなか練習通りにできていないので、
   自分のものになるようこれからまた頑張っていきましょう
  ・最後だったので、ちょっとあがって体が硬くなってしまっていた
  ・歌いながら自分のペースに戻す図太さも持ちましょう
 <磯貝塾長>
  ・高音を出すとき、後ろに引きすぎ、上に上げすぎ
  ・喉が降りて、鼻が開いて、支えがしっかりした時の音は良い
  ・いい笛をもっている 中声域はよい
  ・下顎の奥歯にかなり音があたっているので、もっと前に上に意識できるよ
   うになったら、もっとクリアな音になる
  ・難しい歌をよくこなした しかし口歌をしないこと
  ・もっと胸(肋骨)を使うこと
  ・口が遅い。鼻に響きがない。

 <全員に共通して言えること>
  ・前奏をあいまいに覚えている もっと正確に覚え込むこと
   心の中で、伴奏と一緒に前奏を歌う。そうすると喉と息が準備されて
   イントロから曲に同調できる
  ・鼻ブレスを覚えること

◆本日の磯貝語録
  ①強い声を弱くする時、表現と技術が生まれる
   弱い声で強い声を出しても、力みや圧迫になり、表現性は乏しい
  ②人の力を借りて芸を磨く。自分で全部かかえてしようとすると力みが入り、
   役者自身のおも白味がなくなる