歌テーマ別(10/30)                       《音楽系》

10月30日(木)歌テーマ別

講座テーマ「ゴスペルソングを歌う-1」

[Ⅰ]ストレッチ(磯貝塾長)
 ・ジャンプ、ロールダウンとロールアップ
 ・全身を伸ばす
 ・肩入れ

[Ⅱ]ゴスペルについて(発表:吉野喜子さん)
 ・ゴスペルの始まりと変遷
 ・黒人霊歌との違い
 ・祈りについて
 ・Gospelに良く出てくる言葉

 ◎ゴスペルを歌う時に、自分の中に何が聞こえてくるか?ということである。
  もっと原始的なことである。

[Ⅲ]テキストを読む
 ①選択した曲の歌詩を読む。(各自)
 ②日本語に訳したものを読む
  ・各自、選択した曲の歌詩を訳す。
  ・自分で訳したものを自分なりに理解する。

[Ⅳ]テキストを歌う
 ①By An' By
 ・"訴える"・・・訴え方によってのどの位置がかわる。これをつかむ。
 ・2コーラスと半分の中でコーラスごとに内容をかえる。
  覚えた歌詩を何度も読む、しゃべる。その読みがコーラスごとに変わってい
  るか?

 ②Joshua Fit The Battle O'Jerico

 ③Peter,Go Ring-a Dem Bells
  自ら祈ること。体が歌う、体が祈ることである。

 ④Swing Low Sweet Chariot

 ◎歌詩を体で読む、歌詩を祈る、全身で祈る

[Ⅴ]テキストを祈る
 ・一人ずつ、選択した曲の歌詩を祈る。全身で言葉を感応しながら、身体の
  中の声も言葉で振り絞るように語りかけ、祈る(語る)
 ・自信を持つこと、良いなと感じることを積み上げていく。
  歌の味を知る。それぞれの人間のSaulのこと。

◆本日の磯貝語録
 どの世界のどの宗教でも祈りは歌です。ゴスペルも黒人霊歌も祈りの歌です。
 歌って祈るということは、今の日本人にはとても難しいことです。もし祈ったと
 しても喋り声です。ですから歌うこと、喋ること、祈ることがひとつになるのは
 難しいのです。 

◆本日の感想
 「知れば知る程難しい」内からにじみ出る歌にするには、身も心も預けないと
 いけませんね。頭はどこかにおいておきましょう。祈☆

俳優ことば(10/29)                        《ことば系》

10月29日(水)俳優ことば

講座テーマ「 セリフ学:言語と心の生理」

〔1〕身体言葉のエクササイズ No.5
 演習(1) サイドにある籠から「リンゴ」を取り、テーブルの上に置いてください。
      ※声を出さないで、動きだけで見せる。
 演習(2) その「リンゴ」を元の所に戻して下さい。
      ※前の動きを覚えているか、身体に残せるか。

 ・動きを意識したら、ぎこちなくなる。でも無意識だと、演技ではない。
  ではどうずれば良いのか?! 内面を表に出す。生きたものにする。
 ・錯覚を起こして、思いこめるかどうか、確信をもってウソをつくことで
  (決めることで)心が動いていると感じとる。
 ・何かをする時に、そのための心を作ること(普通はその心が台本に書かれ
  ていたりする)何も無い時は自分の心でキャッチして動かすこと。
 ・演技として出す時には、エネルギーが必要(声、身体、心)
 ・演者が迷っていたら、客には見えない。聴こえない。
 ・動きにドラマが作れるかどうか、心にドラマがおこるかどうか。

 演習(3) 「リンゴ」から「野菜」に変えて、テーブルにのせてみる。
      ※他人のものを見て、どう見えるかとらえる。
 演習(4) 「野菜」から「魚介類」に変えて、やってみる。
      ※動きのあるものになった時の心の動きを捉える。
 演習(5) 「魚介類」から「花」に変えて、活けてみる(花瓶もつけて)。
      ※花はより繊細になる。匂いがあり、色があり、どんな瓶かも決める。
      ※観察ではいけない!! 細密な写実と心のリアリティ。
 ・自分の表現が見ている人に見えるかどうか、そのことを起こせるかどうか。
 ・舞台の上では、無関心を装っていても、関心がなくなることは一度もない。
  あってはならない。だから芝居は疲れる。
 ◎他人から受けたドラマから、自分が次のドラマをつくり出せるかどうか。
 ・他の人がやったこと、自分がやったことは、すべて覚えておくこと。
 ・生き物との関係(心)は、ぜったいにつくっていく!! と考えないといけない。
 ・身振りや言葉など、心の動きから出てくるものをとらえる。
 ・俳優は、完全犯罪をする。そして役の心を暴露する。

 *(オモ)思い:(Aさんが調べる)  (カン)感:(Bさんが調べる)

〔2〕テキスト「心の付くことば」を見ながら、‘心’‘生きている’ということを
   捉えるために、心の整理をしていきたい。

 →◎演じる貴方の体、心、頭脳があり、そこに、文字で書かれた台詞が貴
   方を通過し、その言葉が生きて外に表出される = 表現
 ・文字を音にのせて、ただ出すだけでは、表現ではない。そこに自分の心を
  通過させることで、違ったものが出る。
 ・役(キャラクター)の条件を生かすために、貴方の体を全力で使う。
 ◎書かれている言葉が、自分の実際の身体を通した状態でつくれるかどう
  か。それには、心の想像力が必要。
 ・言葉の意味でとらえていたら、ウソくさい芝居になる。
 ・身体を通り、頭と心を役に貸す。そのために自分の心をとらえること!

◆本日の磯貝語録
 ・芝居にとって重要なのは、“何もないところに真実を打ち立てる”という事
  である。
 ・専門家は、自分のやったことを覚えていること。

◆本日の感想
 “何もない所にある物やある心を作って見せる”ということをした。完全犯罪
 者のように確信を持って演じるべしと教えられました。心の想像力を耕す事
 も気付かされました。ウーム

俳優発声(10/28)                      《ことば系》

10月28日(火)俳優発声

講座テーマ「発声共鳴法ー上顎(硬口蓋、軟口蓋)共鳴」

[1]体づくり(西本助手)
 1)円陣を組んで伸脚 20回
 2)四股踏み
 3)磯貝塾長による個別指導 各自与えられた課題をする

[2]上顎共鳴法(磯貝塾長)
(1)硬口蓋と軟口蓋について(図を使い)
(2)上顎に息をあてながらうがい練習
 (鏡を見て、各自自分の口の中を確認
  鏡を見ながらうがい 各自)
(3)演習
 1)上顎にあてている息を舌でおっかけられるとよい
 2)下顎の左右を閉める→オトガイ筋、オトガイ舌筋、緩めると舌が広がる
 3)オトガイ筋のささえ(磯貝塾長の状態をさわって実感する)
  上顎の共鳴は絶対に持っていなくてはだめ。音声表現には必須。
 4)上顎に音をあてて子音をつくる。「ナ」「ラ」「ダ」「タ」「カ」「ガ」「ヤ」
  軟口蓋後部の位置でうがい
  水道の水まきをしていることと同じ
  声は息なのであてる場所をしっかりと捉える 細くすること

 5)上顎(硬口蓋、軟口蓋)共鳴部位別、発声演習
  ①「コノハナナンノハナカナ?」
  ②「ナンノキソノキ」
  ③「ノロノロラクダダー」
  ④「ゲゲゲノキタローヤ」
  ①~④を硬口蓋前部、後部、軟口蓋前部、後部のポジションで行う

  ⑤「ガリレオガリレイノハカデショ?」
  硬口蓋前部、後部、軟口蓋前部、後部のポジションを①~⑤の中で1つ
  決め一人ずつ行う
  再度自分のやりたいものを決め各自練習
  一人ずつ発表
   読む直前に舌先でポジションをなめる

◆本日の磯貝語録
 上顎の響きを持つと、人生が変わる。

◆本日の感想
 頭でわかるのでなく、体で理解できること。それはこれだ、とつかみたい。
 実感してみたい。

伝わる声とことば(10/25)                     《共通系》

10月25日(土)伝わる声とことば

講座テーマ「スピーチシーン③」

[1]柔軟と呼吸練習
 1)全身柔軟運動
 2)背面呼吸と神経弛緩(椅子逆座位)
  ①仙骨で吸気し、へそから呼気し、けっして力を入れない。
   呼気時になるべく全身の神経を弛緩し、全身細胞感覚をもつ。
  ②横隔膜背面部で吸気、へそから呼気
   呼気時になるべく全身の神経を弛緩し、全身細胞感覚をもつ。

[2]スピーチ演習「日本人の美意識について」
 (1)前回出題(宿題)の上記テーマを各自発表(5分間)
 Aさん:美意識など分からない。美を感じる方が面白い
 Bさん:着物の柄、身近な植物等、日本人の色彩感覚
 Cさん:一般論では分からない。昔と今はちがうのであろう
 (2)(1)についてフリートーク
 point①何が言いたいのか(内容をどうとらえたか)
 Dさん、Aさん:話を聞いて欲しいというより、言い分けばかりしているようだ。
 point②どう伝わったか(方法/文の立て方、話し方など)
 Aさんについて:ユーモアも交えて面白かった。構成もうまい。
 Bさんについて:冷静に分析している、レクチャーよりスピーチへ

 ◎スピーチはあらかじめポイントだけをメモし話をする。しっかりと原稿を
  つくり、話す(→結局しっかり読んでしまう)の2タイプあった。

 ※次回、ディスカッション

話し方診断(10/24)                      《共通系》

10月24日(金)話し方診断

講座テーマ『楽しい対話法4、敬語』

資料「対話法-敬語を考える①」について解説(磯貝塾長)
 敬するとは? うやまう:和語 けいす:漢語
  「敬」→神をあがめるということ
 語法について
  丁寧語で話せば相手の態度も変わる

 全部みんな上にしてしまえばいい

 「です」「ます」「ました」で話すことによって客観がもてる
 自分の出したもの、人の言ったものを客観的なテーブルにのせてしまう
 ※自分に引き込まない
 One fo the ○○←ここが大きければ大きいほど客観的になれる

 知らないことは知らない。知らなければ聞けばよい。
 プライド(という)→便利な悪魔:本人にしか通じないこと。
 話術、語尾をぼやかすことで相手に害を出さない。追い込まない。

 ・喋っているときに自己感情が伝わってしまうとよくない→議論
 ・本で知るよりも体験で知った人の方が頭がやわらかいのではないかな

 Aさん:プライドが高くて(小学校くらいから)それがジャマをしていると思う
  →すぐ主観にしてしまう

 ・プライドは中途半端が一番自分を苦しめる。
  →自分の置き方
 ◎説明するとは味方にすること
  腹が立ちそうだったら体中の空気を全部抜いてしまう(呼吸法)

  客観的にする、相手を認める、味方にする

◆本日の磯貝語録
 ・プライドという便利な悪魔が人をしばる。
 ・プライドは中途半端が一番自分を苦しめる。
 ・説明するとは味方にすること。

俳優表現実践(10/23)                      《ことば系》

10月23日(木)俳優表現実践

講座テーマ「虚を実にするセリフ」

[1]各自ストレッチ

[2]前回課題(10分劇)の発表
 演劇学校ではまず3分劇をつくり時間感覚をつかむ

 ①Aさん・Bさん組 イニシアティブはA  Bは反対派
 ②Cさん・Dさん組 スラスラ出てきた   Bは賛成派
 ③Eさん・Fさん組 関係がわからない   Bは賛成派

・日常のあるシーンを切り取って演劇になるのか。するにはどう加工するか?
 それを面白くするのが演劇人。役者はそれを面白がるとよい。
・日常的な感情・思いが芝居になるかどうか。劇的要素とは何か?
・今回つくったものが舞台に上げられるか(取り替えてできるか)
 役を入れ替えたときにどうか(自分に相対してでてきたものをやる)
・相手役は自分の役にとってどういう関係なのか理解しているか?
・既存の芝居に縛られる必要はない。空間劇をつくる
・人にやってもらうとき、中身を説明できるか。表の現象でなく
 内に流れるものや目的が不鮮明。心のストーリーが見つかっていないので
 はないか?
・表面に表れていない相手の感情をつかみながらやっているか
 表面に出てくるのは最高のときか最低のとき(表裏の読み取り)
・作っているときにその声でやっていたか、その表情でやっているか
・性根が決まっていれば、表面上は違っていても構わないと外は観てとる。
・普通の心の動きをキャッチする。「心理」でなく「心」であることが重要。
 社会的ではない、内側の心の関係を見付け出す。
・心の土台をみつけてつかみ、つくり、言葉をのっける
 その言葉の発生源にある、心のつながり=文脈をつかむ
・解決しなくていい。ただ共有するだけでいい。おしゃべりは対話より難しい
・相手のセリフを自分に置きかえると相手の心を発見できる。
・上っ面の現象を四角四面に受け取らない。自分にひきつけない
 心は表面にはない。態度をとらえる。全身にある。
・その役が普通に生きているようにつくる。その役の心に行き付くこと。
 操作や効果ではない。その基の心とのつながりを出す。
・今できることで、役が生きるようにする。人間の事を見つける。
 役と同じになる。自分に都合よくしない。自分化しない。
◎「心は心で見る、聞く、感じる」落とし所が心のありかか
 正しいか、わかるか、頭で考えるのでなく、心で感じる、腑に落ちる、こと。
・どんな人の心も素晴しく、立派ではなく、自信なく貧乏くさく、みじめなもの
 である。人を生かすことは自分が生きること
・何であれ人間は「生きている」(いま生きている実感はあるか)。
 意味がなくても生きている、声を出す、熱を感じる。
◎磯貝メソッドは「声とことばのみそぎをしている」。

次回、今回の作品に「心のデリケート」さを加味する、さがす。
   自分の書いたものに愛着をもってやる

◆本日の磯貝語録
 声とことばのみそぎをする

◆本日の感想
 とてもエキサイティングな講座です。作った作品に自信はないのですが、
 そういう考えや、やり方なら何かあるかも知れない、やってみたい。
 違った世界が見えるかも知れない、とワクワクして来ました。やるぞ!

磯貝語録:音楽編(10/23)

【磯貝語録とは、各講座で磯貝塾長が語った語録です。
 それをわかり易い様に、塾長自身が補足をします。】


◆プロをめざす人は、程好い距離感(ドラマと自分、言葉と自分、
 音楽と自分)等が必要である。 

◎よろずプロと名の付く人(職業)は、自分が夢中になってやったからとい
って出来るものではない。特に歌の演奏家という職業は自分の状態(発声、
精神、身体、準備、集中力など)に対しては全面的に責任を負わされている。
その上で演奏作品の品質を上げこそすれ、下げる事は出来ない。自分なりで
良いなどといったレベルは問題にならない。実際、あの五線譜の記号と自分
との間で具体的にわき上がってくる、“あの事”が仕事である。自分の声を
使い、知力と身体を駆使して、譜面との間に生きた魔物(“あの事”でもあ
り湧き上がる音楽でもあり、生き生きとした音楽の実感)を造り出す仕事だ。
入りすぎると魔物に飲み込まれる。距離があり過ぎると魔物は書き割り絵の
ごとく止まったままだ。とり合えず音は出すが、死んだ音だ。音楽との距離
感は中でも面妖だ。魔物が立ち上がると、音楽も自発的にうごめき始める。
魔物を中にはさみ、自分と音楽との取り引きが面白くもすさまじい戦いとな
る。ここまで来ると、プロ級の演奏と言えるかも知れない。計算して出来る
ものではない。練習しなくては出来ないが、練習して出来る訳でもない。し
ばらくの間、魔物に魂を売り渡す作業なのかも知れない。


                歌演奏講座
                テーマ:「オペラ・アリア試唱会、全体評から」

俳優ことば(10/22)                        《ことば系》

10月22日(水)俳優ことば

講座テーマ「心とセリフ-4 」

〔1〕身体言葉のエクササイズ No.4
(1)前に作ったイ、エ、ア、オ、ウとは別のイ、エ、ア、オ、ウを作る。
 ・音も形も「その音」「その形」という決まったものを出す。
 ・鏡を見ながら、自分の動きを正確に捉える。
 ・ラジオ体操のようにポンポンと決めてつないでゆく。
(2)音を出さないで見振りだけ演じる。
(3)音も合わせながら、動かしていく。
(4)皆に披露する。見ている人は、出している人の音、身体を覚えていく。
 ・振りをつけながら、一番身体の良い所、良い音をみつける。
 ・振りからの響き、音からの振り→全身を使って出す。
 ・振りを決めることと音が決まる所は、一致していないといけない。
 
〔2〕心と台詞 No.1
 ◎言葉が心を通過した時、初めて生きた本物となる = 台詞術
 ・今年いっぱいかけて、精神(生きるってこと)の地図をつくっていってもらい
  たい。

(1)自分の心を「気付いて」みる No.2
 ・俳優はキャラクターに自分を貸してやらなければならない。
 ・心ってなんだ? 自分の身体や声だけ通しても、台詞にならない。
 ・人間の心は、心を感受するためのものがある。→気付きあう。
 ・私自身が自分の心を知らないと気付けない。
 ・日本人の心のエッジは柔らかだ。(日本人は、人の考えまで考えてしまう
  (お節介))
・自分の心を暴露できるかどうか?心を切り売りするのが日本人は得意。
 ◎自分の価値観で忖度(他人の心をおしはかること)するのは良くない。

(2)演習 テーマ 「自分の気に入っている点」を気付いてみる。
  ※3項目ぐらい出してみる。
 ・自分で自分の事を知っていると、良いも悪いも沢山出てくる。
 ◎自分を認めていくということ。(気付く事=認める)
 ◎自分の内なる心を捉えてゆくこと(外側との関係ではない)
 ・自分で自分の心を見ているか? 心は見えるのか?
 ・人の心の動きを捉えると、自分にも変化が見える。
 ◎心は身体で感ずるもの、自分でどう感じているかが大切。
  気付きは心の反応。
 ・あなた自身が日常で自分の心を感ずることがあるか?
 ・心のことを考える時は、内側に入り込まないで、ふわふわ浮いているとよい。
 ◎心を考えてはダメ、心は感じるもの。
 ◎俳優は自分を貸すからこそ、自分を心を知らなくてはいけない。

◆本日の磯貝語録
 自分の心で、他人の心を忖度するのはよくない。
 台詞術:文字テキストを頭を通し、身体を通し、心を通し、生きたものにする
 術。

◆本日の感想
 自分の「心」の位置は、鳩尾から下にあるのではと再認識しました。重心の
 位置によっても変わってくるように思いました。

俳優発声(10/21)                      《ことば系》

10月21日(火)俳優発声

講座テーマ「ひびき法⑤、⑥、⑦」

[1]体づくり(西本助手)
 ・円陣をくみ伸脚
 ・四股の体勢で歩行→同じことをイスを持ちながら
  Aさん 腰を落とした際に背中が曲がらないようにする訓練(磯貝塾長指導)
 ・三点倒立

[2]座学と演習(磯貝塾長)
 人間の声は口の形によって響きが変わる。→各自でたしかめてみる
 音がちがうということは響きがちがうということ

(1)「イ」×3回 一人ずつ行う
 ・音で重要なことは他人(外)の認識と評価
(2)「ア」×2回 (A)何も考えずに (B)「ア」×2回意識して 一人ずつ行う
 ・響きが変われば受ける人の状態が変わる

 ・自分が出しているものが、それとかなり近い状態で受け手に伝わること
  それがスタートライン
 ・訓練するときには何のためにやっているのかを忘れないこと
(3)「ウ」×3回 (A)自分なりの「ウ」 (B)いい響きをつくる意識で「ウ」
 TEXT:「クルシク ウツクシク」 各自(自分なりといい響きの意識)
 ◎ことばには意味がある。そのことばに合った響きがある
  明確な響きをつけるとともに内容にそくした音にする
   ※内容は自分の思いではない
 TEXT:「アッ カワイソウ」各自で練習し一人ずつ発声
 ・やろうとしていることとやっているものはちがう 音は外の鳴りが重要
 響きは自分の問題ではないが響きをつけようという意識はなくてはいけない
 ◎自分が操作して響きをつけることができる
    「イ」で実験→口の中を変えることでできた
 ◎エネルギーの高いもの響きがよいもの それをにごすのは技術
 ここでやっていること「あなたの魅力を出すにはどうするのか」ということ
(4)発声共鳴法:響かせる場所によって自分の実感が変わる
 2)うしろ首をおさえて「イ・エ・ア・オ・ウ」各自→後頚部共鳴
 1)胸骨をおさえて「イ・エ・ア・オ・ウ」各自→前胸部共鳴
 ・うしろ首を響かせる時には前に出した音がはねかえってきて響かせる
  出した音が直にうしろ首を鳴らすのではない
    うしろ首をおさえて「イ・エ・ア・オ・ウ」一人ずつ 磯貝塾長チェック
    (後頚部共鳴)
 TEXT:「コンヤモ ツキヨデス」うしろ首をおさえて1語ずつ発声
      →手を離して発声(各自)

 ・音をつくっているときに自分の思いは関与させない
  (声の魅力:鳴り方と響き方)
 ・後頚部の実感をもっとつける
 ・訓練していないと自分の感情・思いでは声の変化は微少

 TEXT:うしろ首をおさえて「アカイ ハナ ガ サキマシタ」
     目の前に花があるとして行う
 ・人間は感情優先になって生きてはいない

◆本日の磯貝語録
 エネルギーの高いもの、響きがよいもの、それをつかむのが基礎。実生活は、
 ゆがめたり、濁ったりしているもの。そのように表現変形するのが技術。

◆本日の感想
 体や口の声の響き場所、その強弱を意識し変化させると、面白いように
 音量が変わることがわかった。人は思いを言葉にするけれど、それは響き
 なんだとわかりました。

磯貝語録:番外編(10/20) -創造塾はお休みです-

【今日は磯貝塾長の独り言】

◆オババになりたい(理想のオババ学)。その3

◎ババ-婆とは一般的には老年の女、老女の事で、祖母のことをも言う。
「オ」を付けているのは敬する意味と親しみ又特別な分類的接頭語でもある。
どんな分類かと言えば、生物的女性ではなく、特殊女性の老年の人のこと
である。姉もオネエというのと同類である。だからオババとは一般女性の老女の
ことではない。近頃若い人(男性)の中にオネエ志望の方が結構多いと聞く。
その内なる心は各々自分にないものへの内なる憧れと思う。決して外への
憧れではない。現実の目の前に見える女性ではなく、各々自分の中に内在する
秘めたる“アレ”である。
親父という人種は思ったより単純で、中にまでしっかりオヤジで、それがなえてくると
自然にジジイになる。もっと年をとると、ジイさん、ジサマ、になるが、表も中も
シナビた男のままだ。ところがオババはちょっとちがう。表面的には各々あろうが、
年とともにしなやかなアレとなる。見た目にはちょっと気取っている様だが、
思ったより可愛い。“アレ”が内側からほのかの色気としてにじみ出ていたり
すれば、理想中の理想だ。
オババには哲学があり美学があるのだ。

声・ことば表現テーマ別(10/19)                  《ことば系》

10月19日声・ことば表現テーマ別

講座テーマ「『虚と実』・演習『オイディプース王』」

[1]広島公演を終えて。出演者の方から発表とそれを受けて塾長の話。
 塾長より
 ・声ができれば、演出家の様々な要求に対応できる。
 ・技術と、価値観を共有するネットワークを持って、高いものをつくる。
   ↳これを持って全国でできる。
  →VASCは、これをつくりあげる。長いスパンで。
 ・外から思い切り吸収すること。
 ・内側では、よいライバル意識を持った関係をつくる。
 ・演出家と、役者は、ライバル。
 ◎なにがなんでも、技術はしっかりしていなければダメ!

[2]コクトー 「オイディプース王」概論
 絶対表現 神様はひとつ
 相対表現 どんどんと分離していく
  どっちかができたらすごいけれど、天才はどちらもできる(ex ピカソ)
    ↓
  劇場には、いろいろな価値観を持った人がくる。
  その人々を満足させるためには、緊張感を保つ!
  ⇒緊張を保つには、練習しすぎてはダメ。慣れてはダメ。

 ・コクトーの作品は材料。
 「オイディプース王」→うまいからそのままをしてしまいたくなる。
               しかし、それではおもしろくない。

 ◎テーマ「虚と実」

 <実>
 まず、本を表読み。出てきたところだけをやってみる。
 →しかし、それだけやってもわからない。表側だけだから。
                          ↓
                      人生をつくりあげる。→芝居を読み解く。

 <実のウラ>
 「これはなぜだろう。」と探していく。しかしwhyだけでは、芝居はできない。
 「なぜ」「どうして」→「答」←それは何

 なぜ起こっているこのことが、何であるか。何なのか。
 →これを見つけなければ、演じることは出来ない。
 →コクトーは、特にココをやらなければ、芝居にならない。
 ・考えなければ、物事を知らなければ、この芝居はできない。
 ・一言、一言、考えなければダメ。

 ・誠か、嘘か
 虚:嘘でないものが正しいか
 実:正しいものがすべて誠か
 ⇒そんなことはない。
 ・「正しいこと」と、「誤り」→この間には、無限に近い中性がある。その間にまた
 虚実がある。入れ子のような関係。
 ◎虚と実を隔てる薄い皮膜がある。その間を行き来し、双方をあばいていこうと
 する。コクトーの文学の特徴である。

[3] 演習
 プロローグ;初めて読むときも、外へ向けて。セリフにして、語る!実の朗読は
 不用。特に、外国のものをやるときには、動く、手をつけるなど。→それをおさ
 えるのが演技。

 ・各自、読んでみる。(語る、動くをふまえて。)
 ・2回目は、別人格でやってみる。
 ◎観客とサシで話をする。観客に賛同を求める。説明ではなく訴えかける。
  ⇒台本読みをする時の必要条件。

 <塾生発表>
 ①Aさん
 オーディエンスの感想;オープニングらしい世界観が入ってこない。
 塾長;・演っている人の魅力が足りない。もしくは役の魅力をつくる。
 ・演じはじめ→観客を見ること、眼で訴えること。まず、眼をあける。
 ・ところどころ関心を削ぐ。間の取り方が悪い。客を引き込まなくてはダメ。

 ②Bさん
 オーディエンスの感想;その音で語るなら、もっと動いてほしい。勢いがほしい。
 本人;このキャラクターでは、持たないと思った。
 塾長;・一瞬、文を読むときにBさん自身になっている。
 ・即座に把握して、ぱっ!とやる即応力がほしい。
 ・本人の理解のみになっている。客をねじ伏せようとしていない。

 ③Cさん
 塾長;一人の喜劇役者が生まれた!後半が秀逸!Good!

 ④Dさん
 オーディエンスの感想;
 ・一本これをやりとおすのは、なかなか、つらい。
 ・動きに変化はあったのでカバーされていたが
 ・空間の使い方が面白い。後半引き込まれた。
 ・後ろを向いたとき、空間がなくなる。
 塾長;・後半、四苦八苦で、ごまかしていた。
 ・持ち味をだしてやる。
 ◎セリフは、読まない。初見でも、喋れ!

 ⑤Eさん
 塾長;どんなキャラクター?→神様の子供、悲劇を楽しんでいる
 →抽象的すぎる。リアリティーを!
 ◎ リアリティを持った、キャラを作る。
 (例)魔女 
 指示を出されたときに分からなければ、相手に質問して、取りひきをして出し
 てもらうこと。しかし、自分に有利なように持って行く。

 ・具体的(外側)からつくっていく。内側からつくるのは、研究者達、演じ手では
  ない。
 ・あなたが分かることをしないと分からなくなる。
 ・価値観を1つでやってしまった。魔女は裏だ。裏が表をやるということを考え
  てみる。
 ・もっと意地悪に。出ていることを、出ているようにやっていてはダメ。
 裏をやる。ウソとマコト両方をやる。

 ⑥Fさん 塾長から→ウラとオモテをつけて演じてほしい。
 オーディエンス;
 ・今までより明るい。オモテウラは、感じられない。
 ・声のパターンを上下するか、声で聴かせる。
 ・声のいろいろな手法がほしい。
 塾長;・ユーモアがなかった。一本道へ入ってしまった。
 本人;・なんとかしようとしたが、できなかった。客観的でなかった。
 <客観的?>
 ・テキストに集中して他へ逃げられなかった。

 ⑦Gさん
 オーディエンス;
 ・そうではないものをやってほしい。
 ・自己完結をしている。放送劇っぽい。芝居をしてほしい。
 ・読んでいる。語尾が同じで、芝居が消える。
 ◎伝えてほしい。
 ◎芝居をするには・・・何をどうしたらいいのか、自分で考え出す。
 その役になる覚悟を全身でやる。自分をやめる。

 ⑧Hさん
 オーディエンス;自分がいやらしく思えてくる。
 塾長;台本を読むというところから、早く抜けよう。
 →芸に対する甘え。自分に引きつけたら芸ではなくなる。
 ・時計がひとつしかない。(早く、遅く、動く時計を持て。)

 ⑨Iさん
 オーディエンス;
 ・やろうとしていることは、わかる。
 ・身体のなかがついていってない。見えてこない。
 塾長;書いてあることを自分に説明している。見えていなければ、手を使って
 説明する。本人は、見えていても、客には見えていない。バカみたいに、ジェ
 ステャーをつけてみる。1ツ1ツ、すべて。

 ⑩Jさん
 オーディエンス;稽古を覗いているような。書いてあることは、わかる。
 塾長;物言いにクセ。子音がまずい。
 ・観客がいない。
 <なぜか?>
 オーディエンス;台本とのやり取りになっている。

 ⑪Kさん
 オーディエンス;
 ・前よりもずっと伝わってきた。
 ・声のゆれがもったいない。
 ・客を見て届けてほしい。見られているという意識を持って。
 ・なぜを掘り下げていく。
 塾長;・顔の表情がない。
 ・しっかりとキャラをつくる。役を決める。やり通す。

 <まとめ>
 人のをきいて観ているときに、演じ手として観る!ただし自分の好み、価値観
 でみない。
 受けていることを客観的にみる。主観的な意見は必要ない。評論や、批評家
 になるのではないから。
 実のある見かたを覚える。
 ◎演じ手は・・・・・決める。自分のやることを決める。→そこを育てる。

◆本日の磯貝語録
 虚と実の間には無限に近い中性質があり、その中にまた虚実が存在し入れ子
 のようになっている。

◆本日の感想
 演者のセリフを聴き、「そのままを受け止め、客観的に批評する。」その的確さ
 がすごい。こういう耳と価値観を持ちたいと思う。自分の好みや思いの様な主
 観的感想は、いくらやり合ってもそれだけでむなしい。

磯貝語録:俳優編(10/19)

【磯貝語録とは、各講座で磯貝塾長が語った語録です。
 それをわかり易い様に、塾長自身が補足をします。】


◆自前の良さ(個性)と、多くの他人に通じる良さは一致しない。
 という原則で訓練をする。

◎言葉は個性が強すぎると、他人に通じにくい。
(これは思考法や、感覚にも言える)
一方、声はその人の個性であるといわれる。その個性である声で言葉を喋る。
独り言なら良いが、誰かに伝えるとなると、個性的な声と個性的な言葉では
なかなか通じにくい。今、日本人同士が喋ることは大体通じ合っている。なぜ
通じるのか。とりあえず識字率も高く、意味は伝わっている。もう1つ。聴く人が
話す人の気持ちや思いを何とか分かろうと、すごい努力をしているから通じるのだ。
声を訓練することと言葉を訓練することは具体的には違うことだ。でも根のところで
はしっかりつながっている。言葉を荒げると声は悪くなり、喉は傷む。多くの他人に
通じる言葉とは、通じ易い声が必要であることが分かる。と同時に他人が聴き
易い言葉を用意することも必要である。でも自分の思うように生きたい日本人に
とって、知りもしない他人のために自分を改善すること(自己訓練もしくは自己
鍛錬)は少々ハードルが高いかもしれない。

                           声・ことば指導法講座
                           テーマ:「子音調音法:両唇音」

歌発声(10/18)                        《音楽系》

10月18日(土)歌発声

講座テーマ「重唱の楽しみ3 -重ねるピッチの取り方-」

[1]発声
 ・リップトリル(軽やかに)
 ・舌のストレッチ
 ・上下の歯をしっかり合わせて、「口角横に引く」⇔「タコのように口唇突出す」
 ・手の平温めて、「顔マッサージ」「耳をほぐす」「首」
 <発声テキスト>
 ♪1a:①ハミング ②Na(ナ)(①の響きを使って)
 ※手を組んで上に伸びをする。
  音が上がる時、この感覚を使う。(身体が上下に伸びる)
  但し、カカトは床につけておく、上に伸びきらず、少し余裕がある状態。
 ♪1b:La(ラ)
 ♪1c:Go(ゴ) (声帯をしっかり鳴らす。鼻は開けておく。)
[2]歌唱
 <♪蕾>音取り(Adur)
 ※練習番号C 6小節目 4拍目 リズム変更
  「はなびら」の「な」をひとつ先の音符まで伸ばす。
 ◯メロディー
 ◯ハモリパート
 《歌い方》同性2人 ①②
 A ① → A’② → B パート
 〔練習〕同性2パートで
 ・A ① → A’② → B 2人メロディー
 ・A ① → A’② → B 2人ハモリパート
 ※基本は3度の重なり
 ・B~ 全員で ①メロディー ②ハモリパート
 【注意】
 B 8小節目 リズム8分音符で「わ・か・っ・て・た」
 C 6小節目 メロディーからハモリへの音
 <♪メリーさんの羊>
 ・男女混合2声で。(1、2番→パートチェンジ 3、4番→隣同志ハモル 5、6番)
 ※3度の感覚
 ※下パートがしっかりしていると、メロディーのりやすい。(音が良い)
 <♪クラリネットをこわしちゃった>
 ・下パートの音取(歌詞で)
 ・2声に分かれて歌唱

◆本日の磯貝語録
 重唱は声を重ねること、合唱は声を合わせること。
 やはりそれらはちがうこと。

◆本日の感想
 今日は歌詩をつけてハーモニクスの実戦でした。はじめの方はつられて歌っ
 てましたが、後半は音がとれ、皆きれいにハモっていました。蕾は好きな歌な
 ので完璧にアンサンブルにしたいと思います。

磯貝語録:社会人編(10/17)

【磯貝語録とは、各講座で磯貝塾長が語った語録です。
 それをわかり易い様に、塾長自身が補足をします。】


◆相手の言っている事を先ず承認すること。
 これは相手に対する礼儀であり、本人のクセである。

◎当たり前の様で、中々出来ないし、やっていない。この文を読んだ時に
「ウーン、そうだねー」「ハー、成る程」etc…と素直に言えるかどうか。頭の
中で思っても、声を出し相手に言えると良い。そのクセを付けることだ。
でも、気もないのに「ウン、ソー、ソー、ソー、ソー」などの空相槌は却って
良くない。この関係は相手を尊重していないし、同意語の“ソー”の数だけ
相手を蔑視していることになる。この承認同意言葉に日本人はあまり慣れ
ていない。そのためか、発する時“腹でささえ喉の良くなった声”の反対の、
何となく自信なく、ひびきの悪い、口先での軽い言葉で言っている。口先
言語は早口になるし、聴き難い言葉だ。承認同意言葉はゆっくりと丁寧に
言うと良い。場合によっては、自分に向かって深々と言ってみるとよい。
単なる相槌の域を越し、自分も充分に納得している、という言葉になる。

               話し方診断講座  
               テーマ:「楽しい対話法―対話をうまく行なうには」

歌テーマ別(10/16)                       《音楽系》

10月16日(木)歌テーマ別

講座テーマ「黒人霊歌を歌う-2」

[Ⅰ]ストレッチ(磯貝塾長)
 1)床に座ってゆっくり伸ばす
 2)うつ伏せになって、上体を少し起こして呼吸をする
 3)上体を伸ばし、続けて猫のポーズ
 4)正座になり、肩から腕を伸ばす
 5)金魚運動
 6)仰向けになって、足のストレッチと呼吸

[Ⅱ]息を流す
 1)開脚正座になって手をつき、ハミングをする。後頭部をしめると鼻の
  三角形の位置が響かなくなる《鼻三角形ハミング》
 2)[u]の口で息を流す
 ◎音楽観が変わってきている。「声」に対しての考え方をかえる。
   声幅(レンジ)が持てるということに興味を持つ。《u音息流し発声》

[Ⅲ]テキストを歌う
 選択した曲ごとにグループで歌う
 1)Swing Low Sweet Chariot(Aさん、Bさん)
 ・歌詞を覚える
 ・ビートをきかせる、祈る、学校音楽、アカペラの中から歌い方を選ぶ。
 ①Aさん:ビートをきかせて歌う→弱いリズムではなく衝動に近いリズム
 ②Bさん:崩して歌う形→歌い過ぎている、しゃべるように。言葉中心に。
 ③歌詞をしゃべるように読む(全員)
 ◎音符を崩すことではなく歌詞を語り歌うこと。伴奏の頭と詩頭は合わせる
  か、強く意識する。その結果ずれる事は大いにある。言葉の持っている
  パッションが自分を突き動かし、話し始める。それを神に訴える。メロディー
  的ではない。言葉の持つエネルギーを自分の中に持つこと。その場所を
  知ること。
 ・泣くことも死ぬこともできない彼らが発している。それが体のどこにあるかを
  探す。
 ④一人ずつpianoをバックに詩を話す
  )伴奏に合わせてしゃべる。
  )伴奏をはずして自由にしゃべる。
 ◎"祈り"とは、一人で神と交信することではなく、回りにいる人々も同じ状態
  になれることである。
 ◎喉で歌い、しゃべる。のどに他人とつながるものがある。食べるところ=口
  の中では他人とつながらない。(伝わらない)

 2)Peter,Go Ring-a Dem Bells(Cさん、Dさん)
 ・リズム感のある曲である。言語のリズム感をつかむ、平板に歌わない。
 ①Cさん:鼻の両脇の下を伸ばして歌う(前顎の位置で歌う)
 ②Dさん:下顎を手でおさえて上顎で歌う。肩をあげない。

 3)By An' By(Eさん、Fさん、Gさん、Hさん、Iさん、Jさん)
 ・しゃべるように歌う
 ・伴奏に向ってしゃべる。意志などを腹まで降ろし、降ろしたままで歌うこと。
 ・何回も歌っていると譜面通りに歌えなくなってくる。
 ・歌の感性に戻ること

 4)Amazing Grace(全員)
 ①アカペラで歌う(全員)
 ②アカペラで歌う(Bさん、Cさん、Gさん)
  [u]の口で喉で歌う練習をする

◆本日の磯貝語録
 "祈る"とは一人で神と交信することだけでなく、回りにいる人々も同じ状態
 に引き入れる力を持つ。

◆本日の感想
 黒人霊歌の根底に流れる深い祈りを表現しようと思ったら、自分の全身全霊
 を傾けても足りないと思った。「祈る」とはすごくエネルギーが高い。そのため
 か、とても声が出やすかった。

俳優ことば(10/15)                        《ことば系》

10月15日(水)俳優ことば

講座テーマ「心とセリフ」

〔1〕身体言葉のエクササイズ No.3
(1)前回の「ア」「オ」を皆でやる。
 ◎身体のマネだけではなく、その出してる音もマネること。

(2)「ウ」をつくる。
 ◎時間をかけずにすぐ作ること。

(3)それぞれ自分の作った「イ」「エ」「ア」「オ」「ウ」を表現する。
 ◎同じ形と同じ音を必ず繰り返すこと。そうしないと他人は覚えられない。
 ◎良いリズムにのって形が決まると良い音になる。
 ◎遊びから始まっても、洗練されて行き、商品になる。
 →◎決めて形にする。繰り返せる。他人に渡す。これが芸の基本。
 ◎自分のオリジナルでよいが、他人に渡せるもの、受けやすいものを出すこと。
 ◎どこでやるか、誰とやるか、芝居の基礎練習が、この身体言葉エクササイ
  ズには、入っている。自分がからっぽになることで、自分の芯が見えてくる。

〔2〕前回の「セリフ表現の元の心をつかまえる」の発表
(1)あなたが今誰かに一番聴いてもらいたい事 or 話したい事
 ①Aさん:聴いてもらいたい事(人の声って忘れちゃうものなんだなぁ?)
 ②Bさん:話したい事(就活と略しているが変。職が抜けている。)
 ③Cさん:話したい事(トルストイの作品をすることになりまして)
 ④Dさん:聴いてもらいたい事(10月に舞台公演があります。チケットを)
 ⑤Eさん:話したい事(定職についていない私との社会)
 ⑥Fさん:聴いてもらいたい事(心の風邪にかかって、不安、右足からムズム
       ズ)
 ⑦Gさん:話したい事(ラフカットという芝居を見てきたが)

(2)あなたが最近、一番心が憂鬱だった時
 ①Dさん(アルバイトに落ちた時)
 ②Eさん(大腸内視鏡をすることになって)
 ③Aさん(父が家に帰って来た15日間)
 ④Bさん(キャンセルの電話をした時)
 ⑤Fさん(白紙の原稿をプリントした時)
 ⑥Cさん(礼拝に来られる家族のことで)
 ⑦Gさん(現職場での自分について)

(1)'
 ◎悪性の暴露話にならなかったのは、良いことだ。
 ◎多くの台詞は、書いてある表より裏側のことの方が大切である。が、台本
  には書いてないのだから、俳優はそれを読みとらなくてはいけない。
 ◎心の体験があるから発表できたが、その人自身にしか本当の所はわから
  ない。どんな人間にも言えないことがある。なんでもいえる人は、本当の自
  分を知らないと思われる。
 ◎書いてあることだけしかやらないのは、俳優ではない。そこにいきつくまで
  のすべてに原因があり、意味がある。
 ◎誰が何をいっているか、覚えること。
 ◎なぜ~なんだろう!! と考えないといけない(なぜ気にくわないのか、なぜ、
  そう思ったのか)。感情に入ってしまったら、ダメ。芝居にするためには、そ
  の人の精神状態の根っこに近づく。
 ◎芝居に出てくる役は、原則、心の多面性を持つ。時には平気でウソをつく。
 ◎俳優は役の自己暴露をしなければならない。自己暴露はしたくないもの、
  もしくはわざとするもの。
 ◎精神状態に近づく、人の心に近づくとは、身体言葉エクササイズでやって
  いる時のとらえ方と同じである。
 ◎俳優という職業だから、書かれている役の心に近づくことをする。それはと
  もすると嫌な人になりかねない。

(2)'
 ◎心を探すには、その深い元を探す。すると演じることが出きるようになる。
 ◎憂鬱だった時の状況を言葉にできるか、生理状態を思い出せるか。その
  状態がとても大切で、俳優はそれをとらえて、また表現する。
 ◎発している人の心をとらえないで、表側だけをとらえていては役に立たな
  い。出す時も受ける時も、うわっつらなことはしない!!
 ◎俳優が、台詞を「聴いてもらいたい」と思って言うのと「話したい」と言うの
  では、全く表現が異なる。 
 ◎表っつらのことばかりでは、本音の所までいかない。人間は正と不と両方
  必要である。
 ◎俳優は、自分が大切にしているもの、帰っていく自分の心があるから、演
  ずることができる。良い家じゃなくてもいいから、ちゃんと自分の家をつくっ
  て持つこと。
 ◎俳優がやるべきは“心の探検”“心の訓練”。その後に、役の心をとらえる
  ことができる。

 次回は、イ、エ、ア、オ、ウを新しく考え作っていく。
 役の精神分析をしていく。

◆本日の磯貝語録
 芸人に必要な資質、形と音とうごきを決めること。繰り返せること。他人に渡
 せること。(人間は不安定だからこを、決めなければならない。)

◆本日の感想
 身体語は、他の人の形と音を覚えて、直ぐ演じる、というものだが、いつも自
 分なりのものにしか頭を使っていない私には、とても良いトレーニングになり
 ます。音をつなげてやった時、言葉は身体でつなげるのだと気がつきました。

俳優発声(10/14)                      《ことば系》

10月14日(火)俳優発声

講座テーマ「ひびき法②③④」

[1]体づくり(西本助手)
 ・円陣を組み伸脚
 ・四股の体勢による歩行
 ・自然体で歩行
 ・自分の足首を持って歩行(手で足を運んであげること)
 ・ラクダ歩き、サル歩き
 ・あぐらをかいて上体をゆする、肩のストレッチ
 ・坐骨歩行(前後)
 ・呼吸法
   丹田呼吸
   胸郭呼吸

[2]共鳴法演習(磯貝塾長)
 (1)肋骨についての説明(テキスト使用)
 (2)胸骨をひびかせる
   胸部の響きをつくる(前を響かせる)
   ひびきをつかむしかない→感覚だから
   ☆音、響きは感覚で捉える
 (3)丹田と胸骨を指で押さえて「ア」 一人ずつ「ア」×5回 
  ・音は直進する 前を向いて
  ・出している音を聞く
  ・丹田でやる
  ・口の中が鳴るようにする
  ・後ろ首の上を響かせる
  ◎やらなければならないことは外側にある。響きだから。
  ☆言っている内容を聞くな。音を聞け。
  ◎科学することではない。感覚をつかむこと
  ◎何をするか決めてやること。←決めなければ何をしているのかわからない

  胸骨を指でたたきながら「アー」、肩口をこぶしでたたきながら「アー」

 (4)母音練習用テキストで各自「ア」 胸部共鳴の練習
  ・「オ」重心が降りなければ奥行きは出ない。オは奥行きの深い位置。
 (5)母音練習用テキストで各自「オ」を発声する

  ・今の社会では、男性の声は高く、女性の声は低くなってきている。
  ・響きとポジションをつかむためには、瞬発力が必要である。
  ・大きい声を出しmすぎない。ポイントの響きで捉える。
  ・母音練習用テキストで各自「オ」(塾長の個人指導)

 ◎響きを中心にして発声する時の原則は「唇」のささえ(音の)と形である。
 ◎唇の中側をよい状態にして、唇の外側に同じ状態をつくる
  自分の中が鳴っていなければ外は鳴らせない
  発声共鳴法とは外を響かせること


 5つの「イ」
 考える時のヒント:語から考える、口のポジションから考える

◆本日の磯貝語録
 ・音、響きは感覚でとらえる
 ・言っている内容をきくな 音をきけ
 ・唇の中側を良い状態にして唇の外側に同じ状態をつくりなさい

◆本日の感想
 声の訓練は奥が深いので、言われている事がこの事だと確信がつかめるまで
 練習をくり返しくり返す必要を思いました。今日は胸声発声のなにかをつかん
 だ感じがしました。 

磯貝語録:番外編(10/13) -創造塾はお休みです-

【今日は磯貝塾長の独り言】

◆オババになりたい(理想のオババ学)。その2

◎私は身の周りの整理が好きで、どちらかといえばキレイ行動派だ。
台所に食器がたまっていたりすると、喜んでセコセコと洗い物をする。
若い頃より洗濯が好きで、20年程前は洗濯機などなく、手洗いをする。
それも、市販の中性洗剤など絶対に使わない。妻が買い求めた有機洗剤を
湯でゆっくり溶かし、一晩バケツに浸け、次の日早起きし、朝日を浴びながら
両手でゴシゴシするのがとてもとても好きであった。それから、乾き上がった
洗濯物を丁寧にたたむのが又好きである。なにしろ今は時々刻々忙しいので、
このような喜びが激減して並のオヤジに成り下がっている。オババ事を
していて良いよ、と云われれば、絶対会議など出ないし、出張など行かずに、
オババのための修行をモリモリとやりたい。洗い物、片付け事などさせておけば、
品質が変わりとても良い人になっているのは確かだ。そうオババとは良い人に
なろうとすることが条件なのかも知れない。世の人々はいかがお考えか、
乞御指導の程を!、、、。

伝わる声とことば(10/11)                     《共通系》

10月11日(土)伝わる声とことば

講座テーマ「スピーチシーンの研究」

(1)ストレッチ(西本助手)
 鼻から吸って口から吐く(意識)
 ①丹田呼吸(椅子座位)
 ②喉頭声、声帯原音の音だし、股割り

(2)スピーチシーンを分解してみる(磯貝塾長)
 speach(演説、講演、講義、説明、告知、他)
 ①目的:話の筋道、組み立て方
 ②条件:誰に、どこで、いつ、何分、補助物は
 ③内容:事実照会、思想信条、感想
     抽象:心象を語る、具象:事実を語る
 ④語尾:~です、~ます、~した(タメ口にしない)
 ⑤語音:原則明るく。早口はダメ。明瞭 必ず届ける。
 ⑥教授:喚起する
 ⑦対象:相手が弁護士や学生
 ⑧環境:壇上

 ・不特定多数に伝える
 ・レジュメを配る→話す項目をつくる。あらかじめ内容を決める。

 ・スピーチ(準備が必ずあるものであり、即興は極力避ける)
 ・教育者:相手の頭になって、分からない状態を伝えて理解させる。

 ・スピーチ環境
   壇上だと親密さが違う
   スピーチする人間~私は尊敬されているんだと信じる
             ↓
       オーディエンスと垣根を作る
 ・抽象的なことを伝えた場合、誰かの言葉を借りる。
  話すときにいきなり自分の思いを伝えない。
   ↳こうすることで客観化する
 ・陰論、比論→ユーモアにつながる
 ・思いを直接伝えない。フィルタをかけて客観的な話をする。
 ・(話を始める時)自分がみて、感じた話を伝える(実際の話)
 ・相手の頭が停止しているときは、話の内容から離れたことを話題とし、
  リセットする。

 ◎原稿を読んではいけない。話すこと。語ること。話者の身体や
  感情もしくは心を通過させること。

 ・"思い"や"気持ち"は自分言葉では伝わりにくい。
  届けようとした際に、"感情"が入るとわかりにくい。

◆本日の磯貝語録
 スピーチにもレベルがあり、層がある。はじめから高みをねらわず、丁寧さ、
 率直さ、お聞きいただくという謙虚さから入るのがよい。

◆本日の感想
 スピーチとは、自然態の表現に近いことがわかった。これは、俳優の仕事と
 同じだと思った。

話し方診断(10/10)                      《共通系》

10月10日(金)話し方診断

講座テーマ『楽しい対話法3、相手のとらえ方②』

[1]体づくり(戸村助手)
 首、胸、腰部のストレッチング
 止めない、溜めない、閉じない、四股踏み

[2]対話をうまく行なうには(磯貝塾長)
 会話→1対1→対話、単なるお喋り≒生産性はなくてよい。
 楽しくなるか、つまらなくなるか→話しが発展するかということ
 話しに筋道がつけられるかどうか
  話しがうまい
 衝突がおき発展する
○なぜ話しがおもしろくないか
 ↓
 「おもしろ味」がないから

◎重要なこと→ほめること:一度相手の言ったことを承認する。
 プラス、ユーモアがあること。
◎相手の話しを承認することは、礼儀であると同時にクセである。

[3]実際に対話をしながら講義と演習
・いくら事実でも、その通り言うだけでは発展しない。ユーモアを持たなけ
 れば。
・相手がわかるように言っているか。自分が納得するように話してはいけ
 ない。
☆相手にわかってもらうために言う。
◎今にのれるか、そして今をくずさないか。
・だまってうなずくだけではなく、話しをしながらまとめていくこと。
ルール①話しをはじめた人がリーダーになる。これをくずしてはいけない。
・相手の話しにのって自分の思っている意外のことを感じる。
 →それが体験。
☆自分の認識をつくりたくて話すのではない。
◎人がわかるように簡単に出すこと。
・自分で答えを出すのではなく、相手の助けをもらいながら話しをしていく。
◎人(相手)ものせなけらばダメ。それがサービス。
・「そうかもしれないけど、そうでないかもしれない」等、2択で迷ってしまっ
 ている時には、思いつきでもう1つ出してしまう。※話しを発展させる。
◎言ったことは承認する。その際、必ずことばを出す。
・仲が良いから自己解決して流してしまうことは、本当は失礼になるので
 はないか。相手の受けとめ方、感じ方を考慮するという行為。
・自分の内にこもらないためには、切り返しをつくっていくこと。
・話しを止めない(内に入れない)ためには、息をはいていること。
・話しながら他のことを考えることができる。
◎自分の意志、感情は息にのって出てくる。

・発言するときに、失敗を恐れてしまう。
 ・その時には「私は父ちゃんと母ちゃんの失敗作だ」と思うこと。

◆本日の磯貝語録
 ・相手の話しを承認することは、礼儀であると同時にクセである。
 ・今という時にのれるか、今をくずさずにいられるか。

◆本日の感想
 話を聞いている時も、話している時も、息を止めると、自動的に内側に
 入る事に気がついた。けっきょく良くきいていない。

俳優表現実践(10/9)                      《ことば系》

10月9日(木)俳優表現実践

講座テーマ「日常をセリフする」

[1]各自ストレッチ
[2]芥川龍之介「芋粥」輪読
[3]「会話ゼリフを作る」演習
 A:Aさん - Bさん B 賛成
 A:Cさん - Dさん B 反対
 A:Eさん - Fさん B 賛成

◆本日の感想
 新鮮だ。やってみると意外と自分も相手も言った事を覚えているのに驚いた。
 台本として書くと絶対書けないような考えの転換や台詞が出てくるのが面白い。

俳優ことば(10/8)                        《ことば系》

10月8日(水)俳優ことば

講座テーマ「セリフ表現の基の心をつかまえる」

※磯貝先生は出張のため、メニューに従って進行しました。

〔1〕身体言葉のエクササイズ No.2 母音の“ア”“オ”を作る。
 (1)各自、それぞれ作る(形まで記録する)
 (2)全員ア、オを発表
 (3)各自のアを全員が真似してやってみる。続いてオも同じく。
 (4)各自、イ、エ、ア、オを復習し、連音表現する。

〔2〕セリフ表現の基の心をつかまえる。
 (1)各自、次の項目を読み、自分の心の中に見つけ、文章化してください。
  ①あなたがいま誰かに一番聴いてもらいたい事、話したい事(どちらでも可)
  ②あなたが最近、一番心が憂鬱だった時

俳優発声(10/7)                      《ことば系》

10月7日(火)俳優発声

講座テーマ「発声法(1)ひびき法」

[1]体づくり(西本助手)
 ・円陣をくみ伸脚 20回
 ・四股の体勢で歩行
 ・二人組、手押し車
 ・座居、呼吸の復習、丹田の出し入れ、丹田呼吸①、
  丹田の位置について説明

[2]発声共鳴訓練(磯貝塾長)
 (1)鳴っている=響いている
 ・どこに響いているか
 ・どのくらい正確なボリュームをもっているか
 ・声幅があるか
 ※最低この3つはもつこと
  声(音)を聞き分ける力をもつこと

 ◎声とは人に聞いてもらって一緒に振動を楽しむもの

 「相手が分かるようにするには?」という感覚をもつこと

 (2)喉を開けるということ
 わずかに隙間をつくる←このことをあける
 声帯を下から見上げるイメージをしっかりとつくること

 <練習>
  喉を開ける、隙間をつくる
  ・上を向いて喉を前に見せた状態で下から息を流して「アー」
  ・「もーいーよー」「まーだだよー」

  喉の上げ下げについて
   まず舌が動くかどうか(前後)"舌をのむ"

 (3)胸部共鳴法
  胸(鎖骨近辺)を手のひらで押さえ、そこを響かせる「アー」
  説得力をもたせるためには胸声をつかう
  声は伝染する

◆本日の磯貝語録
 ・声とは、人に聞いてもらって一緒に振動を楽しむもの
 ・舌をのむ

◆本日の感想
 今まで、ただ口で出していた声を、喉を下げ声帯の左右の隙間を小さくし、
 そのすきまから声を出す発声法を教えていただきました。発声の視野が広がり
 ました。

歌発声(10/4)                        《音楽系》

10月4日(土)歌発声

講座テーマ「重唱の楽しみ2 -テキスト譜読み-」

[1]準備
 ◯体
 ・腕の伸長を使って上半身をゆるめる。
 ・座骨を意識して下半身、上半身を伸ばす。
 ・ヒザをかかえて座骨・モモの付根を伸ばす。
 ・顔の筋力をゆるめる。
 ◯発声
[2]ハーモニクスについて(塾長)
(1)自分の出している音をキャッチする。 原則:前の響きで聴く
  ・空気がどこかに当たって、響きになる。
  ・曲に合った「当てるポイント」をつかむ。
 ◯自分に聴こえる音(体内:骨導)
 ◯外に聞こえる音を聴く(耳に手を当てて<前、後向き>)
  ・出している位置が同じでも響いている位置がちがう。音の高さによっても変
   わる。
(2)響きの共鳴(重ねるときに必要なもの)
 全員で出した成果物で感じとる。位置を統一していく。
(3)しゃべり声は上アゴ前側に近い。
  歌のときは上アゴの柔らかいところと固い
  ところの間、前後1cm位。
  <1人ずつ響きの位置を探す>
 ◯出す声の「幅・太さ」は変えられる。(ポイント広すぎない、点で出す)
 ◯発する位置に執着せず、執着点を見る。(キャッチャーミット)
 ◯上アゴの骨を意識して、響かせる。(長く出し続ける)
 ◯音をちゃんと聴いて、出す。(聴いているようで、聴いていないことがある)
 ◯上アゴの天井を経由する。(前アゴに向かって、うがい)
 ◯容量の大きい人は、左右に広がらないように、前後いっぱい使う。
(4)ハーモニーをつくる
 <3人1組 3グループ:♪ド・ミ・ソ>
 ◯3人1組みで同音をとる。→3グループで「ド・ミ・ソ」のハーモニー
 ☆音を取るとき「人中」(鼻下1点、肉の内側)で取る。
 ◯ハーモニーを聴く。(1グループ1人ずつ抜けて、ハーモニーを聴く)
 ☆自分の「しっかり出せるポイント」を決めて、そこで責任をもって出す。(調声)
 ♪ド・ミ・ソ→♪シ・レ・ソ
 ◯全員小さくまとまって「ドミソ」(耳に手<前・後>、手をはずして)
  ハーモニクスを作るとは…
 ・自分の出す音のポイントをしっかりと。
 (隣の人に合わせるというのではなく。)
 ・音が変わっても同じポイントで。

◆本日の磯貝語録
 外に出た音を聴いてくれる耳(もしくは師)を持つこと。

◆本日の感想
 アンサンブルの為の音のとり方、響かせ方、ハーモニーの取り方など知らなか
 った事の練習をしました。特にその根本となる自分の声の響かせ方や聴き方、
 とらえ方を1人1人学べました。

磯貝語録:音楽編(10/4)

【磯貝語録とは、各講座で磯貝塾長が語った語録です。
それをわかり易い様に、塾長自身が補足をします。】


◆音と音が重なり合うと、別のものが生まれる。
 安定したもの、不安定なもの、それぞれのつらなり、
 それを作りだす面白さが重唱の楽しみである。

◎音の重なりを和音と言う。安定して聴き易い和音(協和音)と、不安定で
心安らがない和音(不協和音)とがある。そもそも1人で歌うのと、何声かで
和音を作ってゆく重唱や合唱とでは、その喜びや満足は全く違う。1人歌い
(独唱)は、譜面さえ守れば、自分の思うままに充分に歌えばよい。人によっ
ては人前で1人で歌うのは、格好良いこととさえ思うようだ。音楽的に多少
ずれていても持ち味として許されたりもする。一方重唱(アンサンブル)、これ
はいささか難しい。音程が合っていないと他音間が不安定になり、相手の
音との間の修正が必要となる。こうして出来た和音は、歌う人にとっては
部分でありながら“新しいひとつ”そのものである、と言う二つの次元の満足
を与えてくれる。重唱は歌うための技術だけでなく、音楽センス、音楽マナー、
音楽観など多くの事を育ててくれる。
大人数での合唱もよいが、少人数の重唱(アンサンブル)は、この味を覚える
と止めれらない。

                  歌発声講座
                  テーマ:「重唱の楽しみ―音の取り方、聴き方」

歌テーマ別(10/2)                       《音楽系》

10月2日(木)歌テーマ別

講座テーマ「黒人霊歌を歌う-1」

[Ⅰ]ストレッチ
 黒人霊歌を聴きながら、各自ストレッチ

[Ⅱ]発声練習
 1)リズムを取りながら発声[nineni]
 2)軽いステップを踏みながら発声[mimemi]
 3)ひじでdown、upのリズムを取る

[Ⅲ]テキストを歌う①
 1)Swing Low Sweet Chariot
 ・歌詞は聞いた音を詞にしているので表記が異なることがある。
 ・口をたくさん動かし、語尾の子音をしっかり出す。

 2)Peter,Go Ring-a Dem Bells
 ・2分音符の切り方はリズムにのった切り方で切る。
 ・この曲に適した声を探す。
 ・体から発して、発して感じること。

 3)By An' By
 ・an'=and, goin'=going, dis=this, de=the, ob=of
 ・[l]は舌尖をつかう。

 4)3曲続けて歌う

 5)主の祈り(毎回歌う)…発音記号をみてくる。
 ・祈りは上から降ってくるものである。自分の意志を届けるものではない。

 6)Joshua Fit The Battle O'jerico
 発音記号を調べる
 den=then, yo=you, dat=that

 7)Amazing Grace
 アカペラで歌えるようにする(高声、低声に分かれる)

 ◎このシリーズで"祈り"をやってほしい
  日本人が"祈り"ができなくなった。
  "祈り"はやってくるのを待つ力。

 ・メロディー、ことば、リズムを覚える。
 ・Swing Low Sweet Chariot、Peter,Go Ring-a Dem Bells、By An' Byの
  3曲の中から1曲を選ぶ。
  Swing Low Sweet Chariot Aさん、Bさん
  Peter,Go Ring-a Dem Bells Cさん、Dさん
  By An' By Eさん、Fさん、Gさん、Hさん、Iさん、Jさん

[Ⅳ]テキストを歌う②(選んだ曲を歌う)
 1)Swing Low Sweet Chariot
  言葉だけで覚える、気に入ったDiscを聴く、アカペラで歌う
 2)Peter,Go Ring-a Dem Bells
  hevenの発音を覚える
 3)By An' By
  曲について調べてみる。
 ・言葉とリズムを正しく覚える。覚えてから崩す。

◆本日の磯貝語録
 祈りとは、やって来ることを待つ力である。そのために開くことでもある。

◆本日の感想
 黒人霊歌のCDを聴く。同じ曲を何種類も聞き比べをした。各々特徴があって
 面白かった。

磯貝語録:音楽編(10/2)

【磯貝語録とは、各講座で磯貝塾長が語った語録です。それをわかり易い様に、塾長自身が補足をします。】

◆祈りとは、全てを開き一点と向き合い、
 向こうからやってくる事を、いつまでも待つことである。

◎黒人霊歌は祈りの歌である。“どうにもならない”人たちの魂の歌である。
いまは、物質に恵まれ、“どうにでもなる”中で生きている。米国人も日本人
も、私もあなたも。黒人の彼等は祈って歌った。神に魂の救いを願い祈って
歌った。それしか救われる方法がなかったから。だから黒人霊歌はすごか
った。‘By and By’も‘Peter,Go Ring-a Dem Bells’も‘Swing Low,Sweet
Chariot’も、その他、沢山の彼等の歌達…。
1800年頃から比べると今は表向きは自由で豊かだ。現在(いま)の黒人霊歌
には祈りが少ない。もしあったとしても、その祈りは心の祈りであって、魂の
祈りではない。人は豊かになると、魂を生きることは出来難くなるのだろうか。
それにしても私達は日常的に祈る事をしなくなったと思う。
                              
                             歌テーマ別講座
                             テーマ:「黒人霊歌をうたう」

俳優ことば(10/1)                        《ことば系》

10月1日(水)俳優ことば

講座テーマ「セリフ - 底に流れる劇性をさぐろう」

〔1〕語音と身体のエキササイズ (塾長)
 ・宿題で出ていた身体の言葉「イ」「エ」を表現する。
  一人の人が表現した後、見ていた者は、マネをして覚えているものを表現
  する。瞬時に音と身体をとらえること。よく見て、よく聞くこと。

◎身体言葉のエクササイズ  ◎人真似のエクササイズ
 ・きちんと同じことが確実にできるように決めて、自分で作っていく。
  自分が他人に分かるルールを提示していく。これは台詞に応用がきく。
 ・いずれ、オノマトペの物語、オノマトペのダンスを作っていきたい。
  音と身体を見つけだすゲームだと思って、気軽にどんどん取り組んでいく
  こと。

〔2〕セリフを演じる切り口を探る (塾長)
(1)Question:日常語といったら何を考えますか?
  Answer:生活上の会話。生活とは? 生きていくこと。衣食住、寝る、場所、
      家庭、思ったまま出てくる言葉。・家での滞在時間は平均7~8時間

(2)皆で話し合う「芸とか、演じるとか、その元はとか」
 ・生活の基点として“家庭”と言っていたが、今は家での定義(食と寝るがあっ
  ての日常)が崩れてしまった。そのため“日常の生活”の実態も実感も違っ
  てきてしまっている。話をする環境も家庭と社会で違っているところもあれ
  ば、まったく変わらないところもある。
 ・自分以外の人と関わる場を社会という。人と人が一緒に居るためには、そ
  れなりの生活が発生する。無目的では居られない。
 ・日常生活のままは芝居には、ならない。しかし、芝居では役の衣食住のあ
  たり前をする。ただし、自分の日常ではいけない。

 ・日常生活は、それなりに、折り合いがとれているが、劇の中での人々の日
  常は、実際ではなく、 存在があやぶまれている。他人との関係から具体的
  に目的が生まれ、瞬間の日常が生じ、劇となるが、外からの要因で日常は
  崩れる。

◎人をマネしながら、人の心を考えて、人の心を盗んでゆく(同化する)。その
 盗んだ心が俳優の芝居の素となる。心のない芝居はない。

◎自分の内側(自己)の言葉と外側(社会、自分の外)の言葉がある。生きてい
 く基盤(安定しているもの)が崩れる所に芝居、ドラマができる。

◎社会(会社など)は安定している!不安定にはドラマ(劇→演じる)がある。

◎ドラマとは、人間の生き死にの摩擦であり、すぐこわれる生の振動である。
 家庭の中にある劇的なるものを捜すために、日常の不安定を見つけよう!

 ・劇の方向性として、産まれるより死ぬことの方が多い。+プラス(親和、安定)
  より-マイナス(不安定)に人は引かれ、原則悲劇が好きである。

 ・自分なりのものは沢山持っていても、蓄積されないなら、それは芸とはなら
  ない。蓄積によって繰り返しが可能となる。しかし、あえて安定しないで不
  安定な状態で同じ事を繰り返そうとすること、それが芸である。

◆本日の磯貝語録
 ・マネをしたいと思うのが芸の始まり。
 ・ドラマとは、生き死にの摩擦である。すぐこわれる生の振動でもある。
 
◆本日の感想
 身体の言葉「イ」「エ」を表現づくりする。体の形の変化で声の響きが変化し、
 微妙な感覚が面白い。“人真似のエクササイズ”は、その人と言葉の関係、
 捉え方が身体で見えるのが面白かった。発見だった。

磯貝語録:俳優編(10/1)

【磯貝語録とは、各講座で磯貝塾長が語った語録です。それをわかり易い様に、塾長自身が補足をします。】

◆ドラマ(劇)とは生き死にの摩擦である。
 すぐ壊れる“生”の振動でもある。 

◎あまりにこのまま、その通りなので、ゴタゴタ説明すると違う所に行った
り、いやらしくなる気がする。が、少しおせっかいをすると、とか、終わり
とか、マイナス等の予感や実感がないと、とか、とか、プラス等が本
当は良くわからない。このことは文字にすると“アーそうですか”というも
ので終わってしまうけれど、身体で演じ、声(私には声は身体だけれど)に
してみると
、プラス側にいる人は、足元や背中に何か別なもの、違ったもの
(人によっては少しヒヤーッとしたもの)を感じる。マイナス側の人は(これは
全てのマイナスに共通)、何かガボーッと、もしくはホワーッと何かマイナス
じゃない別のものが見えたり感じたりする。そういう所に劇(芝居)の種や元が
あるなぁ、と感じる次元です。

                俳優ことば講座
                テーマ:「セリフ―底に流れる劇性をさぐろう!」