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歌発声特別(7/18)                       《音楽系》

7月18日(土)歌発声特別

講座テーマ「ロマン派 オペラアリア2」

[Ⅰ]発声練習
(1)ハミング(1人ずつチェック)
 ・横隔膜の中心で支えて、鼻と一緒に響かせる。
 ・自分の体の中で鳴っている音と外に聴こえている音の違いがわかる耳を持つ。
 ・今、自分が出している音を知ることは、演奏家にとって重要なことである。
 ・鳴りはじめで音が不安定になる→息を先行する
(2)発声
 ・[mai] 横隔膜で支える。顎でやらずに舌でやる。

[Ⅱ]テキスト歌唱
1)"Senza mamma,o bimbo tu sei morte"
2)"Che gelida manina"
 ・出ない音を出そうとする練習をしない。出る声で練習する。
 ・左足で立ち右足は踵を上げて歌う。音が上がったら足を使って音で持ち上
  げる(足裏にのれば、喉が開く)
 ・発声法はいろいろある。ここでは無駄をなくして息を流して体全体を使って
  歌う方法である。
3)ソプラノ
 <プッチーニの法則>前に進む。滞空時間を持つ。
 この2つの相反する法則をどうやっていくかが重要。ドロドロしたドラマの中に
 華やかさ、輝きの音楽が同時にあるのがプッチーニの特徴。
 )4人ずつに分かれて歌う(塾長が個人チェック)
  各個人のフレージング、ピッチの合わせ方をチェックと指導
  ①顎をあける ②口蓋帆をあげる ③前額(コメカミ、鼻骨、額部)の響き
 )一人ずつ(個人的なチェック)
  ・肩で支えない。脇骨で支え、肩を開放する(現時点で有効な方法)
  ・[lla]で練習をする。オトガイの支えを入れる。
  ・喉の音を胸(喉から10cmぐらい下)に鳴らす。そのpointをキープする。
   もしくは真下に降ろすように使う。
  ・子音をしっかり歌う(母音を歌うとことばが遅くなる)
  ・マスクで歌う。(左右顎骨、鼻骨、左右上眼孔骨、額骨、側頭骨)
  ・舌と歯を離し明確にことば中心に進めていく練習をする。
4)テノール
 ひざ、もも、足首の使い方を覚える。どうしても肩、首にたよりがち。
 音を上げる時、後頸後頭を緊張させて、かまえるのはさける。

 ◎音楽表現の声で重要な事は、力を多用し出すことではなく、息の流れと
  響き位置(声の道)を決め、保持するための力を見付け使うことです。

◆本日の感想
 イタリア語の歌唱には(外国語に共通)母音より子音を強調して歌うことが必要。
 自分の内側の響きと外部の響きを聴き分けることが出来て演奏家となる。
 ―今後の課題にします。

発声&話し方(7/18)                     《社会人系》

7月18日(土)発声&話し方

講座テーマ「声とことばを鍛える」
[1]ストレッチ(佐藤助手)
①首を右・左・下・上へと伸ばす。
②肩を左右それぞれ回す。
③手を組んで、前へ伸ばす。手を組んで、後ろへ伸ばす。
④腰を回す。
⑤ロールダウン→軽く上体をゆする。
⑥壁に両手をつく。腰を曲げて90度にする。
⑦壁に右手をついて、左手で左足首を掴む。
 (鼠径部のストレッチ)
⑧長座から、座骨で、前後左右へ進む。
 足の指先をつかんで、前へ倒れる。
 つま先を伸ばして、前へ倒れる。
⑨腰を上げて、足を頭の上の床につける
⑩ライオン 上体を反る、アゴをのばす
⑪ネコのポーズ

[2]伝えるための声とことば
・見えるもの、聞こえるもの、触れるもの、そのなかに見えないもの、聞こえないも
 の、触れられないものがあり、同時進行している。その事の中には、物事の本
 質、派生事項が含まれている。
・人は、言葉は①文字化(文字言語)②音声化(話し言葉)を混合して生活使
 用している。

(1)伝える言葉と伝わらない言葉
(EX-1)“今日は7月18日です。”を発してみる。(全員)
①平面的(二次元)喋りのため、相手の精神が動かず“そうですか。”で終了。
②聞く人の精神に語りかける。話者の“モダリティー:主観や感情”の乗った語り
 かけをする。
 相手が心を動かし“あっ、そうですネ!”などの返答をする。
・この場合、ことば自体が関係付けの道具となる。

・関係をつける、そのための入口は①「イ・エ・ア・オ・ウ」を的確に調音できる。
①文章が音として、表出できる。
・相手が字義どおり聞き取れるものを出せるか。
②裏にあることを読み取る。EX「ダメ」といった場合、そのことばの裏にあるもの
 を読み取れるか。
(2)関係性と伝える言葉
・消えてなくなるものは、関係と言わない。
◎関係性をつける。そのための言語である。

1)「聞く」・・・現代の多様をどのように語っているか、よく聴き取る。しかし、
深く、じっくり考えて、関係をつけていくという余裕も、ヒマも現代人にはない。
とりあえず、関係性をつける。これが強要される。
2)「受ける」・・・聞いているとき/自分の中に蓄積しないで、引っかかるものだ
 けを頭に残しておく。
 これは、受けていない。<受け手の問題>
      ↓
・書いたものを読むとき/これは何を意味しているか考えて、発展させる。
      ↓
・音声で読む/文字を見た時にノドは反応している。息は読んでいるときの息。
息と声から受ける。

◎テキストを読むとは、
 1.語を読む
 2.文を読む・・・節or句
 3.文章を読む・・・章としての復意を読み取る
 4.文を読み取る・・・文全体

(EX-2)本日のテキスト
・何人かに読んでもらう・・・読む人のによっ個人差て、聞き方が変わる。同じ文
 章でも、発し手によって変わる。
・ただし、音声化しているだけ(明確に出しているだけ)では、聞いている人の
 エモーション(情動)を喚起し、理解、納得するまでにはならない。
・ほどほどの情動、ほどほどの情報
        ↓
 これができれば、成功。相手を認めるから、自分がそうする。
・文章を理解する→そのことばの方向、意味が分かっていないと、「ふ~ん」と
 ならない。
語の意味だけでつないでしまっただけでは不足。
◎あたりまえ=身体化していること
・読む時に、一方的に押し付けず、相手のキャパシティを有効にする。
◎自分で、自分に問いかけることをしない=自分とコミュニケイトしない。
◎他人とコミュニケイトするためには、必ず表に出す。
納得(自分で自分に対して説明をして、身体で理解すること)
①平面
②立体      ↓表現
③時間の移動
・読む時に頭が動くとおもしろい。(理解の発展、展開)
・無人格にしない。
・情動をたくさん出すことができないと、表出のエネルギーが足りない。
 それをコントロールするかで、読む人の情意が伝わる。
・あなたの思っていること、考えていることを出しているか。

◆本日の磯貝語録
 ◎ことばは、人が人と関係をつけるための力、方法、そして道具である。

◆本日の感想
 「伝える」前に語を読み、文を読み取り、その上ではじめて伝わってゆく。
 この順序を意識しなければうまく行かないと再確認しました。

歌クラシック発声(7/16)                       《音楽系》

7月16日(木)歌クラシック発声

講座テーマ「試唱会」

[1]各自ストレッチ、声出し(約15分間)

[2]リハーサル(全員で全曲通し歌唱)

[3]本番(課題曲:ソプラノとピアノのための"超える影に"「水」「光」「海」「山」)
 ①Aさん
 ②Bさん
 ③Cさん
 ④Dさん
 ⑤Eさん
 ⑥Fさん

[4]講評
 ①「水」音程のポジションは良くなった。各フレーズをぶつ切りにしない。「光」
  良い世界を持っている。もっと"光"が聴こえると良い。時々音がザラザラして
  いる。「海」正確に歌っているが、何を歌おうとしているのか伝わらない。「山」
  もっと全体自然体になりたい。

 ②「水」もっとディナーミックを強調したい。言葉の自分の情緒感で歌わなくなる
  とよい。「光」音程がもう少しpianoとマッチするとよい。「海」音と言葉のイメー
  ジをもっと強烈に持ちたい。高音部子音とんでる。「山」母音をもっとうまくつな
  げ、各々の言葉を浮き上がらせたい。

 ③「水」言葉が物事の説明に終わらないようにしたい。自分の中に興ってくるこ
  とを伝える。「光」出だしの音が全体暗い。語をなぞって歌わない。もっと有機
  的な世界。「海」フレーズの終わりが全体尻すぼみ。「山」もっと雄大だといい。
  それと人間の関係が聴きたい。

 ④「水」母音の"ア"を研究すること。無意味なアの響きが多い。たてに一本スジ
  が通るとよい。「光」詩を頭の中に戻してはダメ。もっと白日のもとに引き出して
  主張すること。「海」やはり"ア"が問題。もっと頭骨に響いた音にしたい。「山」
  息のポジションがもっと高いと良い。

 ⑤「水」よく語っている。必要な音はおさえている。ただ全体的に響き位置が
  低い。「光」前に訴えること。心も音も外に放してやる。「海」何を歌いたいの
  か、音楽が聴こえてこない。もっと身体的に訴えたい。「山」4曲中一番良い。

 ⑥「水」もっと身体で歌うこと。自分の内側に入れすぎる傾向が多い。「光」中
  間音をもっと安定させたい。長音はもっと息でキープすること。「海」テンポが
  3曲とも同じ。「山」各前奏でイメージをはっきりと変えること。外を鳴らしてい
  るときは良い。内向すると音が悪くなる。

[5]感想(受講生)
 ・音とり大変だった。・この曲素敵かも…というところで終わってしまった。・なる
  べく余計なことをしないようにと取り組んだが消化しきれなかった。etc.

[6]総括(磯貝塾長)
 ・普段の慣れた情感、言葉、音とはまったく違うもの。皆の世界を広げたかった。
  ⇒今を維持するために何が必要かを考えた=音楽とことばの感性を広げ、豊
  かにすること。
 ・息の問題-背中の支え、ポジション保持、ピンと張っていないと歌えない曲。
 ・抽象的言葉の中に何かを見つけ出す能力が大切。抽象的な詩をたくさん読
  むこと。
 ・それぞれの曲の違いが出せていなかった。世界の違いを明確に出すこと。
  ←発声で変える。
 ・歌っていながらピアノに触発されることがない。。もっとピアノと誘発し合うこと。
 ・日本語にひきづられて自分の中に起こったことを自分の内側に入れ込まな
  い。外に出す。
 ・口の形がいいかげんになっている。日常の喋りと同じ口ではダメ。子音のポジ
  ションもっと丁寧に。

◆本日の磯貝語録
 抽象的な言葉(詩の場合も)の中から具体的なものを見付け出す、読み取る
 力が必要。

◆本日の感想
 試演会では三善晃4曲を全員歌いました。今回は暗譜ではなく全員譜面を前
 に演奏しました。時々刻々変化する音楽を譜面上同時に解釈し直して演奏を
 変えて行くことが大変に難しかったです。

発声・呼吸基礎(7/14)                     《ことば系》

7月14日(火)発声・呼吸基礎

講座テーマ「試演会(呼吸法チェック)」

[1]ストレッチ(西本講師)・トレーニング
 股割り、ひざにひじついてバウンド、手を前についてバウンド
 手を前についてそ径部呼吸、股関節のリラックス
 とめない、ためない、とじない運動

[2]各自呼吸法復習(サブテキストを読んで)

[3]呼吸法チェック(試演会)
 チェックシートに従い5種8項を5点法でCHECK

①Aさん
・のどの状態がよくなってきた。→呼吸法改善の結果
 (呼吸法がよくなると声がよくなるいい例)
・「サ行」悩ましい、要改善
・背面呼吸わかる(できる)のに5年くらいかかる。要マスター
・呼吸の種類で声がかわるのがわかった
・近似値ではだめ。明確にわかると声もはっきりかわる
 良く声がかわる。身に付けたい。
・体を正して行く事をしたい、ゆがんでいる。
体の癖は呼吸のくせとして必ず影響する

②Bさん
・声がよく出るようになった。
→立位のほうが安定するかもしれない。次回以降
 得意なほうで伸ばす
◎喉にかかるのはやりすぎ、力の入れすぎでわれる
 音を作るために身体を使う意識をもつ
音の世界、声・空気と身体を相性よくするか考える
 横隔膜から上はうまい、下はまだまだ
 ささえをコントロールして出し方を調節
出すよりも聞くこと。生卵を扱うような繊細なこと

③Cさん
・緊張性=呼吸が悪い、生きていくための呼吸とちがうこと
・「入れる」方があがる、意識・頭は下に向いているが。
ポイントをつかむタイミングがずれている
 ぬけたところ(0)→ささえ(3)→出すタイミングをつかまえる
・パッと出さないこと、ささえをすぐに解除しない、持続したい。
・よくなったが、ささえが10か0しかない。
・長くもたせるささえのやり方、入れすぎず、ぬかない。

④Dさん
・緊張が高い、表現呼吸法の前に自分の状態を知る呼吸法をやる必要あり
 意識呼吸が緊張を高める呼吸になっている
・内臓に緊張がかたまる。抜けた状態をまずつくる
・場所の意識がはっきりしてきた。やることがわかってきた。
・丹田はよくわかっている。頭の意識を身体につなげる。

⑤Eさん
・しゃべるという行為であがる→呼吸法で改善する
・何かを徹底するのがうまくない。自分のことをよく知らない?
・胸式とそ径部では明らかにちがった、やればできる
いいところをのばそう
鼻呼吸をきちんとする。口呼吸は損をする。
・思った以上に下が使えてる。
 出す方がいい
・入ったときの声はのびやかでいい

≪全体評≫
 理解したことを提示して、人に評価してもらう者がよくなる。
 悪いところをつつくより、よいところを伸ばす。
 宝さがしをした。
◎見てもらえる場で自分を出してみるチャンスを大事にすること
 面白さをみつける、面白い人間をつくろうとする
・立体的に声・身体をつかむ、つなげる
 チェックというので自分を良くみせようとするのではない

 呼吸法チェックでしゃべったが音をきいて呼吸をチェックした
 呼吸・発声・発語・表現がひっついて、ねじれてひとつになる
 呼吸で発声がかわる 発声がクリアになると発語につながる
 よくだすにはよくきくこと、耳のいい人になる
 秋からは発声法
分解して、つなげてくりかえす

 9月は芸術鑑賞月間(別紙参照)
 歌舞伎・能・狂言 合評会 レポート
 耳を肥やす

◆本日の磯貝語録
 人は自らに任せると、自ずと「崩す」「歪ませる」事をする。
 これを称し、自然、楽といっている。これを放っておくと人生は大分歪み崩れる。

◆本日の感想
 他の人のチェックを聞いていると、呼吸の種類で声がはっきり変わるのが良く分
 りました。やはり降りている時は安定して、特に顔の表情が良くなり素適でした。

表現の声とことば(7/12)                     《ことば系》

7月12日(日)表現の声とことば

講座テーマ:オノマトペーの世界④と和歌の節付け謡ひ

[Ⅰ]和歌に節を付けて謡う
 (1)日本音楽の歴史的流れと宗教の影響
  ・1549年イエズス会がキリスト教を各地に広める(ポルトガル語・キリスト教音楽を伝える)
  ・それ以前は道教,仏教各宗,民間信仰などの宗教文化があった

心の置きどころとして宗教を持つ。宗教には必ず教えと祈りとしての゛教゛(言語,音楽)があった。
  口伝のためのリズムや旋律があり、人々の身体となっていった
 <日本の宗教の源流 "神道"=道教+仏教各派>
  ・漢語が入り、蝦夷がはりる。琉球民が入り文化が混交していった。B.C約300年
   奈良平城京→渡来人の文化
⇒これらが混じってくる
 
  ・日本元来の宗教 道教→神道へ発展、神道には雅楽がある。
   日本元来のものに、外から入ってきたものが積み重なってできているのが日本文化

 地域、人種によって宗教は違う。日本国内でも様々な形を持つ。
 (ex.)神=太陽―太陽神信仰(アフリカ・エジプト)
      =太陽・火・雪(エスキモー)

 ・日本に仏教が入ってきた時、すでに中国で分派したままの宗派(仏典)で分岐して入ってきた。
  ・分岐したもの同士のつながりがない。むしろ対立している。
 →祀り方の違い。読んでる経典の違い。寺建築の違い。
    ↳祀る時の見せ方(美術) 聴かせ方(音楽)がある

 ※分岐した理由(宗派及び地域):元来宗教は宗祖の言葉や業の記述。
  及びその弟子達により長年かけて確立したもの。そのため様々な形態や思考が存在し、
  現在も尚変形進化している。

 ・神仏合体:(日本人は)信心を合体することができる(神学的にではなく宗教的知恵)

 (2)宗教と音楽
  ・宗教から音楽(芸術)を取り除くと宗教性は半減する。

  和歌・・・朝廷の言語。祀りの記録。中心事・神道的行為
     ・律歌(法律の歌)・・・口伝なので節があると間違えない。
                  物事を口伝していくための律をつくる。それが5・7・5・7・7
  ・皇族は和歌を詠むのが仕事(未だに)
   行事の前に必ず歌を詠む―神のためにやる
   それが重要な仕事(神事)

[Ⅱ]資料「百人一首朗詠」 実践(日本音階資料参照)
 メリマス調― 一音節を分けて面白く豊かにする下線文
       (ex.)グレゴリオ聖歌→ここから民謡などに取り入れる。

 基本旋律の中でなら自由に動いてよい(C,E,F,A)
 音の跳躍が多いと難しい(と感ずる) 歌唱しにくい
 詩-語のメロディとリズムに合わないものは歌のための詩でない。

 (EX-1)基本旋律による作曲
  ・基本旋律をつかって、柿本人麻呂の詩に旋律を付ける。
  (※歌をやるにしても古典をやるにしても音楽的素養が必要)

 1)一首選び自分で旋律を付ける
 2)発表
  ・詠むことで歌が立体的になるー日本の和歌がもともと持っている特徴
  ・律があることではっきり聴こえる(音、語の律)
  ・(演者が)目で見て理解し発する→聴き手が聴いてわかるために負荷が必要
 表現は負荷がかかっている

[Ⅲ]掛詞と囃子詞 各自研究発表
  かけ詞/はやし詞・・・一体化を生む/有る一致が起こる/調子をとる/景気
               をつける/鼓舞する/揶揄する/元気付ける
→儀式 (ex.)一本締め、民謡の中での調子をとる詞

  ・調べたものを書き出す かけ詞/はやし詞
  ・結句・・・物語の締めの言葉。カラッとした言葉で物語の世界から現実の世界の切替。
        意味よりもリズムと節で残っている
  はやし詞の合いの手はかけ詞のよう。
→かけ詞、はやし詞の要素。どういうものなのか?
  ・言語の持っていたリズム性が作用して、元気を取り戻す。一体感を生ん
   でいたのではないか。
  ・かけ声、はやし言葉→社会言語、音語(おとご)(意味語ではない)
  ・言葉の音の伝承→音は伝承される中で再生産される
              (文字伝承は再生産されると別のものになってしまう)

伝わる声とことば(7/12)                     《ことば系》

7月12日(日)伝わる声とことば

講座テーマ「基本発声・呼吸」

[Ⅰ] ストレッチ―館林講師
・前回同様ゴムひもを使った二人ペアでの運動。
 向かい合って座ってゴムを持ち合って、片方がゴムを支え、もう片方が背中を
 意識しながら引っ張る。

[Ⅱ]基本発声・呼吸まとめ―磯貝塾長
・なぜ発声法や呼吸を繰り返しやるのか!
 ①自ずから自分の喉を壊さない。嗄声を改善するため
 ②安定した良質の声とことばをつくるため
・ほとんどの人が「口まわり」で音声を発し、言葉を実感している。
◎奥歯から少し奥の低い響きの人も多い。これはエネルギーが弱く、最近の若
 者に多い。⇒音声学言語でいうところの『劣化音声』といわれる。
・音声とは?=日本人は多くの場合「気持ち」としてとらえる(音としてはとらえ
 にくい)。
 気持ちとは? 文字通り「気」の問題。心と意味である。
・音を発すると、どこかにぶつかって返ってくる。その響きに実態を感じている
発散と共鳴・共感の複合作業である
・共鳴・共感を外に向かって行う前に、自分の中とらへたり、つくろうとしているか?
・最近の心理学等では感情の横軸の広がり、分岐に視点が移っている。
 (感情の高低だけでなく、同じ感情にも様々あるのではないかという考え)
・日本人は原因と結果だけを音声に求めがちである。
 中間的な、どんな音でどんな声でというものを重要視してこなかった。
 ↳よって出来る人にしか出来ないあいまいな音声言語人が多くなった。
・できるためには音を聞けるかどうか。(周波の微細な違いを聞き分けられるか)
・音を聞き分けるには自らの体をどのようにセットしたらよいか、するべきか?
 ↳まず、様々な声の発声を実体験をしてみる。(そのために磯貝メソッドでは歌を
 すすめている。歌唱は声の高低、強弱、息の流れを教えてくれる)
音を様々変えてみると自分の中で全く別のものが起きるのがわかる
・つまり、自分の出しやすい音調だけで出している人は、その音調にマッチした
 ものしか聞くことが出来なくなる。(好バンド帯のみの人生となる)
◎どれだけの音を持っているかは、正にどれだけの音を聴く力があるかである。
・日本は軍国主義の時代、ガリガリのダミ声でとにかく大声を良しとした。
 (特に男性)
 戦後それを嫌い、穏やかにしようとした。(NHKなど)

[Ⅲ]鼻腔共鳴法による音声の拡大――鼻腔・共鳴解剖図参照
(1)資料をもとに鼻の断面図を見て状態を学ぶ。
 図4-13、8下鼻甲介の位置をとらえられるようになるとナ行が出しやすくなる。
鼻がうまく機能する人は、軟口蓋の使い方がうまい。その人は喉頭の使い方
 がうまい。(喉の通気(発声)と共鳴率が高い)
・下鼻道は歯ぐきよりせまい。ナ行はその狭い場所を響かせる。
(2)鼻腔共鳴発声演習
・語音感よりも情報の量を現代社会は重視する。
(EX-1)副鼻腔を意識して音を作ってみる(ナ行:ナカノニワ、ナツハキヌ)
 口が横に広がっては副鼻腔は開きにくい。
・鼻腔共鳴として前回はファルセットを発声した。鼻腔に鼻が上がれば多く響か
 せられるようになり、より様々な音が出せるようになる。
音で聞く!とにかく手本となる音を出せるようになること。

◆本日の磯貝語録
 鼻がうまく機能する人は、軟口蓋の使い方がうまく、また喉頭の使うのがうまい。
 ◎俳優はスタンダードができる。それのおかげで別にとぶ。

◆本日の感想
 「良い響きの声を発する」ための様々なアプローチを学びました。
 良い声を自分で発し、それを良く聴き覚えることが重要だとわかりました。

歌楽しくなる発声初級(7/11)                 《音楽系》

7月11日(土)歌楽しくなる発声初級

講座テーマ「試演会」

[1]発声(全員で歌唱/ハミング、顎・喉あけ、Uで下顎)
<♪春の小川>
<♪野ばら> 「のなかの ばら」の「ば」汚くならないように。
<♪花>
 ・「ながめを なににー」がまんする!
 ・横隔膜の高い位置(脇側)で
 ・音が低くなるのは、前に抜けているから。後側へ。

[2]試演会
◎Aグループ:<♪春の小川><♪野ばら>
 Aさん、Bさん、Cさん、Dさん、Eさん、Fさん
◎Bグループ:<♪花><♪野ばら>
 Hさん、Iさん、Jさん、Kさん、Lさん、Mさん、Nさん

[3]講評
<磯貝塾長>
何年かやっている方は、身についてきている。初めての方は、歌うことはどういう
ことかわかっていって欲しい。
「歌が楽しい」とは、人に聴いてもらい、聴く人が満足した、という事を歌う人が
理解出来た時の心の満足のことを言います。
☆芸人になりたいなら…芸をやりたいなら
 「芸とは覚える力」
 ◎覚える=身に付ける事 ← それまで繰り返すこと
 「芸の満足」は、観客よりやる人の方が高い。
☆音を覚える → 聴く。音は耳で覚える
 ・「聴き覚える」 → 完璧に!
 ・歌って覚え直す。歌って覚える。・・・ もうイヤだ!というほどやる!
<青木講師>
音楽を聴いていないな、と感じていた。
受けないと出せな」
色んな音楽をたくさん聴いて欲しい。
『千本ノック』と一緒!
<磯貝塾長>
「野ばら」のポルタメント気になった。
やらない! 気分で流れてしまわないように。

《第Ⅱ期》録音機持ってきて、聴いて下さい。

◆本日の磯貝語録
 芸とは覚える力! 身に付くまで何回でも繰り返す。

◆本日の感想
 先ず、「聴いて覚える」、何回も何回も聴いて覚える。覚えるまで聴いて覚える。
 CDでも、自分のLessonでも、何度でも聴き返し覚えると教わりました。

セリフの技法(7/9)                      《ことば系》

7月9日(木)セリフの技法

講座テーマ「セリフの身体⑦ 意識態と無意識態」

〔Ⅰ〕意識態と無意識態との体験
 (1)ヨーガのシャバーサナ(死体)のポーズ
   覚醒のシャバーサナ→じん中―丹田―足裏の三点を意識
   (仰向け寝になり、人中、丹田、足裏の湧泉を意識)

 (2)覚醒のシャバーサナ睡眠のシャバーサナ(無意識)
  →人中・足裏から吸って丹田に集める。床に沈んでいく(無意識化)
  覚醒→ゆっくり両手を合わせる→覚醒→唇をなめる(唾液が出てくる)→口を
  開ける。
  [睡眠ではない。覚醒しながら離脱]

  意識が裸で見えたらダメ。
  「何」を、伝えようとする意識が見えると→「何」が見えにくくなる。
  現代社会では、外の意識にとらわれ、自分の意識だけでどうにかしようとする

〔Ⅱ〕「ウインザーの陽気な女房たち」研究③ 
(1)「チェダー朝における身分・階級」レポート(日月貴子)
   (レジメ、資料にもとづき解説)
  ・60%が庶民階級
  ・識字率はかなり低かった。

(2)俳優の準備する知識
  ・現場ではオーディションに受かって役をもらったならば、本講座で分担して
   調べたようなことを一人でやってふくらませていくべき。

  ・本来、演出家は自分の知識を提示しない。役者が調べるものだ。
   (最近の役者はやらないが)

(3)通時性と共時性
  ・「共時性」 今の自分と今でない役と重ね合わせる。
  ・何よりいい声
    いい声の役者がきたない声で芝居をする。

*来期から→女中心の劇として作っていく。
      この作品の時期の音楽も聴いてみる。
      役を決め直す。

◆本日の磯貝語録
 表現という仕事は、自分の意識だけ(でやっている)なら耐えられない。

◆本日の感想
 今期のシリーズを通し、「客に伝わる演劇的リアル感<実と虚のバランス>」のとり
 方が見えてきました。芝居に描かれる世界の風俗、文化、生活、思想などは、
 知ってるつもりでなく、客観的事実を明確に自分の力で知るということは、俳優
 の基本なのですね!

歌クラシック発声(7/9)                    《音楽系》

7月9日(木)歌クラシック発声

講座テーマ「G.P.」

※リハ、本番の順番決め

〔1〕試演会の注意事項
 ・今回に限り譜面を見て可。そのかわり、きちっとやること。
 ①ポジション ②ことば ③息の流し方を意識して丁寧に歌い上げること。
 ・"演奏"にしようと心がけること。特にことばの子音を立てる。
 時間をかけずにやりあげられるのか専門家。皆は時間かかりすぎ。
 又、どうしても自分の勝手が出てしまう。
 今回は演奏としてやりあげることを意識し、自分を追い込むこと。

〔2〕各自 自分の修正ポイントのおさらい(約15分間)

〔3〕ゲネプロ
①Aさん
 ・ピアノとのアンサンブルが消極的。もっとピアノと音、リズムのやりとりをする。
 ・それぞれのフレーズの伸ばす音「i」や「e」が歯にあたりすぎ音色が悪い。
 ・もっと積極的にアンサンブルを。三善音楽の立体感を出すこと。
 ◎口の支えをしっかりする(オトガイ筋の支え
②Bさん
 ・「水」p109「あたらしい~」リテヌート、ちょっと大げさ。クレッシェンドのかけ
  方足りない。
 ・ピアノをあまり無意味に待たせない方がいい。
 ・「光」伸ばす音はきれいになってきた。アゴを開けてから音を出す。
 ・仕掛けて戻すということがもっときちんとできて、それがピアニストに伝わる
  となお良い。
 ・「海」p117~「ひびのざわめきのなかに~」子音で音を運ぶ。母音で音をと
  ると崩れる
③Cさん
 ・自分の中で一曲一曲が変わってない。4つの世界を変えきれていない。
 ◎発声が内に向かっている。背中に抜けてしまっている。外へのアピール
  が足りない。
 ・子音が聞こえない。自分が思っているよりずっと強く出さないと子音出て
  こない。
④Dさん
 ・全体の音調が少し低い。響きがマスクに上がっていない。内にこもっている。
 ・かんじんなところに音程が瞬間あたって落ちてしまう。足、腰の支えをしっ
  かり。
⑤Eさん
 ・子音がひっこんでいる。子音がはっきりあってそれを乗り越えるような母音
  を作る。
 ・全体的なエネルギーがちょっと足りない。
 ・「海」の「なつはもうそこ」情緒的にならない。マスクでやる。骨に響かせて。
 ◎子音をたてる。濁音は早めに強く構える
⑥Fさん
 ・譜面を見ているのに口の準備ができていないときがある。
 ・母音の「u」がこもっている。音が歯の外側に出ていないとダメ。
 ・かけなくていいところにリテヌートがかかったり、音楽が情緒的になりがち。
 ・前アゴから鼻をあけようとすること。
 ・響きはマスクの中側ではなくマスクから前へ!

◆本日の磯貝語録
 マスクから前へ マスクから前へ!

◆本日の感想
 三善先生の音楽は歌とピアノのアンサンブルが大切!情緒的になってしま
 うと詩が死んでしまい、音楽もくずれ聴く人に伝わらない。来週の本番までに
 もう一度これらの点について見直したい。

歌クラシック発声(7/9)                       《音楽系》

7月9日(木)歌クラシック発声

講座テーマ「G.P」

※リハ、本番の順番決め

[1]試演会の注意事項
 ・今回に限り譜面を見て可。そのかわり、きちっとやること。
 ①ポジショニング ②ことば ③息の流し方を意識して丁寧に歌い上げること
 ・"演奏"にしようと心がけること。特にことばの子音を立てる。
 時間をかけずにやりあげられるのが専門家。皆は時間がかかりすぎ。
 また、どうしても自分の勝手が出てしまう。
 今回は演奏としてやりあげることを意識し、自分を追い込むこと。

[2]各自 自分の修正ポイントのおさらい(約15分間)

[3]ゲネプロ
 ①Aさん
  ・ピアノとアンサンプルが消極的。もっとピアノと音・リズムのやりとりをする。
  ・それぞれのフレーズの伸ばす音「i」や「e」が歯にあたりすぎ音色が悪い。
  ・もっと積極的にアンサンブルを。三善音楽の立体感を出すこと。
  ◎口の支えをしっかりする(オトガイ筋の支え)
 ②Bさん
  ・「水」p.109「あたらしい~」リテヌート。ちょっと大げさ。クレッシェンドのかけ
   方足りない。
  ・ピアノをあまり無意味に待たせない方がいい。
  ・「光」伸ばす音はきれいになってきた。顎を開けてから音を出す。
  ・仕掛けて戻すということがもっときちんとできてそれがピアニストに伝わると
   なお良い。
  ・「海」p.117~「ひびのさわめきのなかに」子音で音を運ぶ。母音で音をとる
   と崩れる。
 ③Cさん
  ・自分の中で一曲一曲が変わってない。4つの世界を変えきれていない。
  ◎発声が内に向かっている。背中に抜けてしまっている。外へのアピールが
   足りない。
  ・子音がきこえない。自分が思っているよりずっと強く出さないと子音出てこ
   ない。
 ④Dさん
  ・全体の音調が少し低い。響きがマスクに上がってない。内にこもっている。
  ・肝心なところの音程が瞬間あたって落ちてしまう。足、腰の支えをしっかり
 ⑤Eさん
  ・子音がひっこんでいる。子音がはっきりあって、それを乗り越えるような母音
   を作る。
  ・全体的なエネルギーがちょっと足りない。
  ・「海」の「なつはもうそこ」情緒的にならない。マスクでやる。骨に響かせて
  ◎子音をたてる。濁音は早めに強く構える
 ⑥Fさん
  ・譜面を見ているのに口の準備ができていないときがある。
  ・母音の「u」がこもっている。音が歯の外側に出ていないとダメ。
  ・かけなくていいところにリテヌートがかかったり、音楽が情緒的になりがち。
  ・前顎から鼻をあけようとすること。
  ・響きはマスクの中側ではなく、マスクから前へ!

◆本日の磯貝語録
 マスクから前へ マスクから前へ!

◆本日の感想
 三善先生の音楽は歌とピアノのアンサンブルが大切!情緒的になってしまうと
 詩が死んでしまい、音楽もくずれ聴く人に伝わらない。来週の本番までにもう
 一度これらの点について見直したい。

発声・呼吸基礎(7/7)                     《ことば系》

7月7日(火)発声・呼吸基礎

講座テーマ「全呼吸法③演習」

[1]各自ストレッチ・トレーニング(西本講師)

[2]背面呼吸を中心に復習+裏声(磯貝塾長)
(1)地声と裏声(ファルセット)
 地声:胸にひびく声、有声のくしゃみ、実声
 裏声:鼻に抜ける、無声のくしゃみ。うそ声、あくび声(鼻があいて喉があく)
(2)陰と陽、裏と表について
 四つ足動物は背中が陽、腹が陰(東洋の考え方)
 人間の2足歩行は前が胸、後ろが背(西洋の考え方)

[3]地声と裏声の演習
(Ex-1)鼻を閉じて声を出す。(口を上下にあけて)
鼻が抜ける声は人生や声帯は楽だが、大きな声が出にくい。
 軽い荷物を持っている、軟口蓋をビンと張る習性が少ない。
 裏声はつくりやすい、実声はつくりにくい、のどがおりにくい。
かたいものをたくさんたべる、奥歯でよく噛むと軟口蓋が強くなる。
 実声を出しすぎると喉をこわしやすい。
いい声とは自分の真中が良く鳴っている声(高共鳴)
発声訓練 声を拡大する。声の種類をふやす。
      持ち声がふえると、喉の使い方がうまくなる。
      状況、状態で声を変えられると、人生はより面白い。
・情操教育:自分の情動を操れるようにする
・日常からはみだした情況をつくりだすと日常から逸脱する楽しさを持てる。
(安定と逸脱のバランス、固定するとフラストレーションがたまり、閉じる)
・感性が広がると、自分にないものを受け入れられるようになる。満足する又広
 がると同調できる。
 その語の音をたくさんきく。語学学習のはじまり。
 新しい楽器の音、音から意味がわかると200語くらいの意味を想像できる。
感性の拡張を先にしておくと、可能性が広がる
 「泣く」状態、生理を理解して、相手の心理を理解する。

(Ex-2)
テキスト「今日は7月7日、七夕です」を実声、変な声で出す
・裏声 おでこを片手で支えて頭を前に倒し、頭を前に出してハミング
    おでこに触れた手がビリビリする

・実声 実声は下あごにひびきやすい(鼻に抜ける人はやりにくい)
     下あごに両手をあてて「七夕さらさら」まんべんなくひびかせる
    ・指を頬骨に当てて、そこをひびくように
     声を表現する語をたくさんもつ=感性の拡張
     個人個人の実感は様々。

(Ex-3)上あご 高く、ばかっぽい
   下あご 低く、落ちついている

◎上あご、下あごにひびかせるための呼吸法のコントロール
◎ひびかせるポジションを変えたときの息の変化を実感する
◎呼吸法を変えて、ひびくポジションの変化を実感する。

自分の状態を客観的に判断してもらい、それをそのまま受け取る。
(その状態が良いか悪いかは次の段階で)

(Ex-4)
①丹田呼吸②胸郭呼吸③背面呼吸で
 背面呼吸:鼻から頭頂をとおって後ろ首をとおって肩甲骨の間に入れ溜める。
・のどが痛くならない、発声法・呼吸法をする。
・ダブルトーンは声の職業では是正する必要がある。
(途中で声をきりかえて、実際は声の種類がすくない)
◎歯と、顎の歪みは声の歪みと密接に関係する。

・発声と呼吸をひとまとめにした演習。
支えの位置でひびきの位置もかわる。
(呼吸法をⅡ期の発声法につなげる)
自分の発する、聞くバンド帯を広げ、感性を拡張する。

 「サブテキストを読む」次回試演会
 現在の状態をチェックする
 呼吸・ささえのポジションに集中して、テキストを読む→発声がかわる。

◆本日の磯貝語録
 自分の発する、声のバンド帯を広げ、感性を拡張する。
 その上で自分の発する声のバンド帯を広げてゆくこと。

◆本日の感想
 ”背中を使った呼吸”、”様々な響かせる場所を意識した話し方”をやりました。
 今日のレッスンは今迄で一番自分の癖が感じとれました。来週の試演会に向
 けてもっと練習をしたいと思いました。

発声&話し方(7/4)                     《社会人系》

7月4日(土)発声&話し方

講座テーマ「声と言葉を鍛える⑥ 伝えるための声と言葉」

[1]ストレッチ(佐藤助手)
①首をまわす。
②肩をまわす。(力を抜くことを意識。)
③骨盤をまわす。(中心をずらさない。)
④胸をまわす。(中心軸から、前に胸を出して、一周させる。)
⑤全身で、軸をずらしながら、動かしてみる。呼吸は止めない。
⑥股割り-バウンス-肩入れ-前へ手をつく。
⑦後ろへ上げた左足を左手でつかみ、上へ上げる。
 右手は、前へまっすぐ出す。手首は90度に立てる。
 反対も
⑧長座(仙骨を立てる)→骨盤歩き。
 前後左右、斜めに歩く。(骨盤を使って歩く。足を使って歩かない。)

[2]伝えるための声と言葉
(1)予備身体調整
・浅く椅子に腰をかけて、仙骨に手を当てる。(骨盤感覚)
座骨と脚で、膝小僧を前へ押し出す。(上半身でやらない。)
左右の脚で繰り返す。
(2)発語行動と、意志
・言葉は、その意識が発動しても、発語意志が発動しないと、言語行動は、具
 体化しない。(反射言語は別。)
 いくら意識をしても、声も、言葉も出ない。
・行動・・・意志の世界。分かっただけでは、分かっていない。本当に分かった
 ら、行動する。(感念の世界は別。)
・発語の意志と、身体が行動した場合は、音声が違う。
・どのように喋るかなどは、その場を上手くやっていくためのツール。
 意志化できるような、意識が必要。
  ↓
 ツールだけやっていても、変わらない。

(例)A → あ(日本語)
     → エー(英語)
     → アー(ドイツ語)

・同一文字の「A」でも、様々な音(発音)が存在する。言語も同じで、多重な
 意味を含み持つ。

[ex-1]
①「イ・エ・ア・オ・ウ」を言ってみる。(座る→立つ)
立つことによって、音声が変化する。全身で、"A"を発音してみる。
意志が行動である。

・原則として、言葉にとって
 ・意識が意志となって伝わっていく。情感や愛想だけでは難しい。

(3)言語行動の前に
①子音=口唇と、舌…舌が宙ぶらりんになった状態で、喋っている。
              舌を下あごにつけない。
②口を縦にあける…今は、エネルギーが低くなったため、縦にあけない。
            長く生きなければならないから、無駄な力は、使わないよう
            にする

◎ パブリックな言語・音をつくる。
(口の形をみれば、意志的か意識的が分かる。)

③舌を離しておこう、これで喋ろうという意志が必要。
 下アゴの使い方
 舌の使い方    舌が下顎に音を響かせる。その力があるか

◎あなたの意志しか伝わらない。

[ex-2] 母音位置の確認
・口腔の浅い母音と、深い母音がある。
ウ・オ・ア・・・奥母音
イ・エ・・・・・前母音

舌と下顎を離して、母音を発音できる訓練をする。
・一般的に意識と意志を混同した母音に子音をつけている。
・発声する時には、身体を立てて、姿勢を確保する
・身体の響くポジションでやる。そのなかで、呼吸をやることが分かる。
・社会は、変化・情報が多い。→ストレス
そういう社会の中で、意識・意志をはっきりさせるのは、ラクではない。
(論理化する事とその作業に慣れること。)
・ラクにやることと、一生懸命やること。
ラクにやる   リラクゼーションであり、分かればいいが、分からなければ仕方
         がないとなる。
一生懸命やる
[ex-3]
・「い・ろ・は・に・ほ・へ・と」を言ってみる。
どう言うか意志の問題。意志と、意識を混ぜてしまう。
・「い・ろ・は・に・ほ・へ・と」と、「イ・エ・ア・オ・ウ」と比べると、
◎子音を強くするには、喋る意志力を必要とする。
子音は意志・・・口の意志、舌の意志。(作業)
・自分の意志がしっかりしていないと伝わらない。
・口の機能性の問題

意味より意識の世界
   |
  意志

言語の意識と意志は、入れ子になっている

[3]伝えるということ
・私を知らない人に対して、ある命題を伝達、説明する。
「説明」 ①原稿をつくれる。(文字化できる)
      ②身体化(有効な音声を発する)

「説得力」 …主張はするが、説得はできない人間が多い。
        ノウハウは出せても、説得はできない。

・知っている人ではない人と話をする。ちゃんと伝えるにはどうしたらいいか。

◆本日の磯貝語録
 言語意識と、言語意志は、入れ子になっている。

◆本日の感想
 外部から情報やノウハウを入れたとしても、自分自身が意志を持って、
 それを行って、育てていかなければ、血にも肉にもならない。
 もっと、講座の一回々々を大切にしようと思いました。

歌発声中級(7/2)                        《音楽系》

7月2日(木)歌発声中級

講座テーマ「オペラアリアを演技する⑥ 立ち稽古-3」

[1]発声(響きのポジショニング)
 Aさんに調音個人レッスン(磯貝塾長)
  ・ピアノを使ってハミングで調音・発声。

 全員でピアノを使ってハミングで調音・発声 →頭声とハイポジション
  ・肺の空気を押し出してやるように。息を先行させる。
  ・うねらずに出したい音がすぐ頭まで来ると良い。(Bさん)
  ・後ろに逃げないように。(Cさん)
  ・ゾウのように額・鼻から音を下に出す。(軟口蓋を操作する)
   高音域に行っても目線や頭が上に上がっていかない。(Dさん)
  ・音が変わってもポジションはなるべく変えない。上下動なし。
   ↓
   低音域をハミングでつくる。ノド下げとチェストポジション
  ・必ず鼻骨(顔面)を響かせる。鼻穴から息を流し出す。

[2]歌唱個人レッスン
〈La Bohème組〉
 Eさん:自分のつもりではなく、出ているもので判断する。
    a ricordo→額は少し上向きに上げるが、音は下に向けて出す。
    音を探さない。自信を持って歌うこと。眼で探さない、動かさない

 Cさん:肋骨を締めて支える。背中側をぐっと締め(縦に)支える。
    アゴの使い方を覚えること。鼻から息が出るのが絶対条件。

 Fさん:鳩尾を入れ込んで(えぐる様に引き上げ)背骨を少し丸めて外に張る。
    音を眉間に集める。鼻がまだ開いてない。ヨダレが出ると良い。

 Gさん:自分の外で響きを決める時、一番良く響くゾーンをつかまえる。
    (その日の体調でも変わるが、そのゾーンを決めること。自分とゾーンの距
    離がポイントだが、今のところは1m前後くらいだと思う)
    d'amor→rは舌だけで。1音ずつ、又は1語ずつ、顎を動かし発語しない
    senza rancor→口を開けて奥歯で。

 Hさん:「mai mai mai―――」で一度音階発声。
    顎を固めて歌わない。顎関節(奥)を開ける。
    口の後部(後ろ奥)を開ける。

〈Lascia ch'io pianga〉
 Aさん:後頭骨から前は鳩尾、後ろは肩甲骨の中心までの前2、後2のラインで
     支える。
     乳様突起の響き
     体に力が入り過ぎ。筋肉の重さがわかると良い。
     眉間にしわが寄っているが、悲しい歌を歌う時には、音が悲しくなればよ
     いのだ。

〈La sonnambula組〉
 Bさん:半分くらいはできているので、音楽的な表現を積極的にする。
     上下の奥歯を顎骨を降ろして開ける。腰と同時に、首のすわり。
     今は首が動き過ぎ。中心に沿って歌う

 Iさん:体調不良の為、他の3人が後ろで囲むように歌って背部よりの響きをつけ
     る。響きの中に置く。

 Jさん:奥を開ける。下顎を下ろす。大顎関節を開ける
     顎が開いた時に舌が出てはダメ。後首は柔らかに。

 Kさん:後頭部低で声を支える。上下の前歯を大きく開ける。
     鼻と喉を通路に声を流す。

◆本日の磯貝語録
 オペラは1に声、2に声………ようやく演技だ。声の先導で演じる世界だ。
 小さくまとまらず冒険に出ないと歌にならないぞ!!

◆本日の感想
 今期は立ち稽古より、その曲での発声を深く掘り下げた。1人1人レッスンを付
 けて頂きながら、全員がみるみる変わって行くのが素晴らしい。他の人のレッス
 ンを聞いていても、音楽的なのでとても楽しい講座だった。

歌クラシック発声(7/2)                       《音楽系》

7月2日(木)歌クラシック発声

講座テーマ「三善晃歌曲集を歌う⑪」

[1]各自ストレッチ(約7分間)

[2]発声練習
 ・話声区での口ふさぎハミング 鼻から息を出すように。低い音でもマスクの響き
  鼻が鳴ること。胸声。音の高低をのどで変えない。奥歯くっつける。
 ・同じ響き位置で音をスライディングさせ音程をかえること。
 ・どんな音の高さになっても小鼻は響いていること。
 ・変えるのは息の早さ。一緒に動くのは軟口蓋。
 ・眉間に響かせるとき、のどが閉まるのは呼吸が高いせい。横隔膜を下げる
下のB~半音進行でハミング(3度で上昇)
 背中の支えを意識する。脇腹は広げず少し締めるように支える。

 ・無駄な声は使わない。疲弊するほど歌いすぎない。有効な練習だけする。

[3]歌唱練習
 (1)「海」 "ぎんりんのあさ(V)あさ たいようが(V)うみをひらく" (V)ブレス位置
 ★全員歌唱後、個人歌唱と指導
 ・"たいようがうみをとじる"はピッチを変えないように。ピッチがかわると音が崩
  れる

 (2)「山」 ☆全員での練習後、個人指導
 ・上顎の前の方が鳴るように。
 ・p.124の2小節目終わりから3小節目の歌い出しは音が切れないように。
 ・"わすれさる"の"る"を伸ばすとき、上くちびるを使っていいので上のひびきを
  保つ。
 ・脇の肋骨の支えで脇を少し締めるようにして響きをコントロールする。
  マスクまで響きを持っていくように。
 ○背中の支えが落ちると響きも落ちる。

 ◎音を聞く位置と歌う位置が違ってしまった人は作り直す必要がある。
 ・耳が肥えて喉が肥える。
 ・現代音楽が好きな人は発するところと違うところで聴いていることが多い。
  どのような感覚で自分が生きていきくか。
  演奏家の立場でその音を聴くこと。
 ・外にそう聴こえるように自分の感覚を修正する。

◆本日の磯貝語録
 耳を肥やし喉を肥やす
 水車のように息をまわす。上下動ではない。マスク(前額)の鳴る息の高さを維
 持する。力まずにささえること。

◆本日の感想歌いたい。
 今さらながら発声の重要さ、大切さ、正しさを実感。早くしっかりと身に付けたい
 です。そして楽に歌いたい。