発声・呼吸基礎(9/29)                     《ことば系》

9月29日(火)発声・呼吸基礎

講座テーマ「鑑賞作品報告合評会」

[1]ストレッチ
 Aさん:身体かたい
 Bさん:普段の歩き方で内股を使っていないので
    そ径部呼吸で足の意識がしにくい
    →足の内側、後ろ側使うトレーニング

[2]講話(磯貝塾長)
・やめないこと。続けているかぎりは何かがある、見えてくる。
・休むと疲れる。高い位置で低いエネルギーで維持するコツをつかまえる。
・先を走る→先にきこえる声。先に伝わることばを聞く力。
 伝える距離感、伝わる距離感、間合いの感性を鍛えること。
◎距離感の意識:立体になる。時間の距離感
(自分をやらないために何をするか、自分で理解し、やる)
・自分の力以上のものをやると自分が出てしまう。
◎どれくらい先の未来を照準におくかで芸風がきまる。消耗は芸にあらず。
 師匠の身体にはりついているものをうけとる
・芸の世界はみんなそれぞれ。平等でも民主主義でもない。(お金はどうにか
 なる)
◎「すごい」ことをわかる=距離感がわかる頭と身体のセンス
 わかったことだけわかる。全部入れると消化不良で下痢する。
・わかることとできることはちがう。自分の距離感をつかむこと
◎50%の自分と50%の外でやる。この間合いがむずかしい。
・思いは外に出ない。ことばは外に出る
 一に足腰、二に足腰
◎何やってるのかわからないものは表現とはいえない
・何にでも変えられる身体をつくる、柔軟性
・精神の柔軟性が身体の柔軟性をつくっていることがある
・真面目のブロックを作らない、いいかげんぐらいがいい
・あわてない、やめない、うまくなると決める

◆本日の磯貝語録
 自分の距離感をつかむ(空間と時間)

◆本日の感想
 第Ⅱ期初めての講座。前半は第Ⅰ期の復習。後半は先生講話。
 「キョリ感」についての話で、時間とキョリは相関する事を教えられた。
 次回からは本格的に稽古が始まるので楽しみです!

歌発声特別(9/26)                       《音楽系》

9月26日(土)歌発声特別

講座テーマ「アンサンブル法① ロッシーニ作品より」

[Ⅰ]ストレッチ
1)肩のストレッチ 背中のストレッチ⇒ロールダウン
2)首のストレッチ
3)股割り、肩入れ⇒ロールダウン
4)鼠径部のストレッチ、前屈して仙骨を伸ばす。
5)腰方形筋をほぐす(呼吸筋と支持筋)、腹を使う

[Ⅱ]発声練習
1)ハミング 鼻から積極的に息を出す
 ・ハミングが出来ればpp~fの音が出る
 ・鼻の最先端の骨がピアノの音と同じになること。
 ・自分の中の音と外の音は違う。外の音を客は聞く。外の音のために自分が
  何をするのかを探す。
2)1人ずつチェック
 ・蝶形骨から顔の前先へまっすぐ出すようにハミングする。
 ・目標の音を一発で出す。(音を探って出さない)
 ・ポジショニングのための訓練をする(声楽的訓練)

[Ⅲ]テキスト歌唱 ロッシーニ「三つの聖歌曲集」より
パート
voce1:Aさん、Bさん、Cさん
voce2:Dさん、Eさん
voce3:Fさん
①"La Fede"~信仰~
1)歌ってみる
 ・決まったリズムの中に上下の動きのある音楽である。◎音に重さをつけない
 ・小節のはじめの子音をしっかり出す
 ・";"のあとの休符は休まない。
2)ソプラノⅠ Voce1 1人ずつ
 高音発声について
3)鼻をあけるということについて
 ◎声楽家は鼻から喉をあける(口から鼻に息は行かない)
 ・[k][g]は鼻が閉じている。口蓋垂が咽頭壁の上(鼻腔咽頭壁)とついている
 ・奥歯より前の音、奥歯より後の音では異なった世界である。
 ・[n]で練習。副鼻腔を使う。口蓋垂の裏と鼻腔咽頭壁をあけて、息の通る道
  を作る。
4)ソプラノ Voce1
 9頁高音部 [ma]で歌唱
 ◎こめかみの響きの位置を持ったまま、ことばをつくる(口で作ったことばを鼻
  におくるのは非常に難しい)
5)ソプラノⅡ Voce2
 [ma]で歌唱
6)メゾ・アルト Voce3
 [ma]で歌唱
7)[ma]で歌唱(全員で)
8)[m]は下唇のすぐ下からオトガイの部部を使って作る。音の響きの位置はこめ
 かみのままで[m]をつくる。

②"La Speranza"~希望~
1)歌ってみる

③"La Carità"~愛~
 Sopr.Solo Bさん

・3曲通すと非常に歯ごたえのある曲である。
・ロッシーニのアンサンブルから学ぶことが多いと思う。

④アンサンブルについて
◎譜面の音楽処理の前に、声楽的に合わせるための基礎「喉合わせ」をする。
・発声のポジションとことばのポジションがある。
・3人でやってひとつに聴こえるかが要求される。単なるハーモニーではない。
・アンサンブルには定石がある。

マスク…前頭骨(前額部)とその前の空間をいう
笛感覚→咽頭の骨とその響き。この実感をつかむ(口ではない)
 笛の実感を持つことで、喉合わせにつながる。鼻のあけ方、喉の開け方がで
 きること。

<鼻開け>と<喉開け>をマスターすること
・鼻開け:下顎骨、顎関節、前頸部を使う。上歯より上。
・喉開け:鼻翼、鼻腔、上顎骨、舌筋、舌骨を使う。下歯より下

◆本日の磯貝語録
 ◎音に重さをつけない
 ・鼻から喉をあける(口から鼻に息は流しにくい)
 ・笛感覚とは喉頭の骨の感覚

◆本日の感想
 自分の発声器の各部分(鼻、喉)をなんとなくしかわかっていなかった。アンサ
 ンブルがどう出来上がっていくか楽しみになった。

歌楽しくなる発声初級(9/26)                 《音楽系》

9月26日(土)歌楽しくなる発声初級

講座テーマ「鑑賞作品報告合評会」

[1]柔軟
[2]グレゴリオ聖歌
・声の種類に大きく影響しているのが言葉。
・宗教によっても(天へ or 地へ 祈るか)変わる。
・音楽は元々宗教から。
・キリスト教のお祭りのときに歌われた。
 初期の音楽は、聖職者が歌った。
 男性のみ、人間臭くない声。(ボーイソプラノ)
<発声>
・口閉じて鼻に抜いた声(ハミング)
 『響きは上(鼻、額)、ことばは下(口、下アゴ、喉)』
 《鼻三味線》ノド(笛)の実感が無いので効果的。
 鼻~目の周りの響きを使うために笛を使う。
・声の種類を増やす → 感性、感受性ことにつながる。
 声種少ない人は、それ以上の感情(声)を聴きのがす。
 自分の発している音しか聴きとれない。(拡がらない)

[3]鑑賞報告
◎文楽(第一部(鬼一法眼三略巻):1名/第三部(テンペスト):5名)
 初体験組-おもしろい、思ったより明るい
 二回目以上組-ギャグ有現代的、一人で語りと数役
☆日本の芸能は音楽無しに語れない。
「義太夫」について
 ・三味線(太棹 ふとざお)
 ・一人何役…宗教から。色々の神様がその人に宿る。
       「霊能者=芸能者」
 ・人形(1体を3名で操る)
◎能楽(せみまる/タツタ:5名)
初体験組-
・非常にゆっくり進む。声は低いが響く。
 大鼓(おおづつみ)、小鼓が効果的。
・下半身の安定感(舞)がすごい。
・舞踊だと思った。ゆっくりの動き・歌はより体力必要<すごい>
☆外国人は…歌舞伎はおもしろい。能楽は『すごい!』
 「楽」→ガクする。音楽に入る。
・舞(マイ)/神様に奉納するためのもの
・謡(ウタイ)/気の揺れ(いつ揺れたかわからない)<悠久 ゆうきゅう>
・『面』をつけることで「自分でなくなれる」
☆同じことを何度も繰り返せるように『型』がある。
◎狂言(ガンツブテ)
・おもしろいお芝居
・段々「雁」に見えてきた(だまされる)
・言葉の響きも面白い(1600年代の貴族のしゃべり方)
 ※日常会話=生きていること自体
演じ手-(習っている人、やっている人の感想)
・しゃべり方・型、決まっているが、人によって違うところが面白い。
・音声:普通では出さない音。歌っている。
☆「あること」に関して、違和感を持たない(意味の「わかり方」)
 わからなくても『感じる間口』を拡げよう!

◆本日の『磯貝』語録
<1>・カラスの声(打楽器)…一種類の声
   ・オオカミの遠吠え…響き
<2>芸能は理屈を越えたところに。◯◯が宿る!!
<3>芸能=蓄積する作業

◆本日の感想
 神が宿るように、自分でないものに変われるように、自分を拡げてゆけたら良い
 と思いました。

セリフの技法(9/24)                 《ことば系》

9月24日(木)セリフの技法

講座テーマ「鑑賞作品報告合評会」

(1)ストレッチ
 横隔膜の上下 同じこと(型)を繰り返せる身体作り
 呼吸の型

 「かえる」→回復運動

(2)鑑賞作品報告合評会
 (1)9/13 国立能楽堂  報告者:Aさん、Bさん
  ・狂言(大蔵流)、能楽(観世流)、約束事があるおもしろさ
   点と点→空間を感じる→音を立体的に捉える試みをした。
   能はあまり楽しめなかった。
  ・裏方の部分が楽しめた。
 ・能と狂言がセットであることについて(寄席の落語と色物と比較)。
  剛と柔、音楽(オペラ)のありなし、「聞くもの」と「見るもの」
 ・能、説明なし、別次元のドラマトゥルギー、作品数の多さ
  能楽であり、音楽の一種である(演劇要素の強い)。

 (2)文楽 テンペスト「天変斯止嵐后晴」
  報告者:Cさん、Dさん、Eさん、Fさん、Gさん、Hさん
 ・「文楽でシェイクスピア」をすることについての各自感想
  「サテ」の声:文章とは違う何かをあらわしている。
 ・接頭、接尾辞をきくと意味だけでなく状態がわかる。
 ・蜷川シェイクスピアとの類似点 「十二夜」翻案か名前だけ変えるか
 ・あくまで文楽の世界でのシェイクスピアであったと思う。
 ・表現としては軽い。古典には重さがある。それに欠ける、楽しくはあった。
 ・日本の古典芸能は日本人にしかわからないもので、成り立っている。
  わかるには数年かかる。
 ・伝統芸能は「音」が動脈となって形成されている。
  生き残ろう、残そうとして強くなった。
 ・日本式の「情」(思い、空気感、身体感)と「感情」(内なるもの)(西欧、特に
  キリスト教文化の心や感情)は一致するか。
 ・能は情を昇華させるベクトルを持ち、情を持って情を越えると言われる。
 ・人形は足がないが、情は濃い、なぜか(身体不然)
 ・能、狂言は足ばっかり。おまけに膝にためない。
 ・ストーリーを追わず、別次元で舞台をみる観方がある。
 ・自分の理屈を抜いて見る。まず入り込む。染まる。その方が分かる。

◆本日の磯貝語録
 日本の伝統芸能は共時性(今の楽しさ、広がり)と通時性(長い年月の重さと洗
 練とすごさ)とで成立している。

◆本日の感想
 大半の人が文楽の「テンペスト」の鑑賞発表であった。同じものについて、各々
 の見地で意見を述べ合う事の楽しさを感じた。と同時に非常に勉強になった。
 とても良い機会を与えられた。

発声&話し方(9/19)                     《社会人系》

9月19日(土)発声&話し方

講座テーマ「『説明』とは[1]」

[1]ストレッチ(佐藤助手)
①立って、腕を伸ばして、手を組み前方へ伸ばす。左右に捻る。
 立って、手を後ろで組んで伸ばし、胸を開く。
②首を伸ばす。反対側の耳のあたりを押さえて、左右へ倒す。
 頭の後ろで手を組んで、軽く押さえ前へ倒す。
③股割り→肩入れ
④足を前後に開き、前に出した足を90度に曲げる。手は上へ伸ばす。
⑤腰を手で押さえて、回す。
⑥立って腰から上体を折り、手をつけられるようなら床につける。
 そこからロール・アップ。足をクロスさせて同様に。
⑦足裏をあわせて、股関節を開く。仙骨を入れて、上体を前へ倒す。
⑧足を片方だけ前へ出す。その足と、反対側の手を床に着いて床を押す。
 もう一方の手で上へ伸ばす。
⑨開脚して内側を中心にして叩く。右手を右脚へおいて、
 手のひらは鳩尾のあたりへおく。反対の手は上へ伸ばす。
⑩開脚して上体を足のほうへ倒す。続いて中央へ倒す。
⑪長座をして、足先をつかむ。お腹を脚につけられるように前へ倒す。
 腰を入れて、頭を引っ張られるように。
⑫四つん這いから足を伸ばし、上体を上へそらす。
⑬正座から手を床につけて、指先を自分の方へ向けて、手首を伸ばす。

[2]コミュニケーションにおける音声(磯貝塾長)
(1)伝わらない原因
 ・初歩的なものとして・・・
  ①言葉;何を行っているのか不明瞭。
  ②声;音量が足りない。
  ③内容;何を喋っているのか構成し、文章にする
   作文能力が発達していない。
 ・コミュニケーションとして・・・
  ①相手のことが聞き取れていないため(入り口)
   聞き取る内容と、内容の理解が、分けられていない。
      ↓
   ディスコミュニケーションの原因
  ②中級編の問題として;人の話、又は自分の話を聞きながら、何かを作り
   上げるかの編集能力の有無。
  cf.教える立場の人として「生徒が聞かない」ことへどう対応するか、
  という問題については、声・ことばとは別の社会的な対応が必要。

(2)音声のこと
 ・音声言語が発達していなかった原因としては、指導的立場、決定権を持
  つ立場の人たちの音声言語が酷かった。→子どもへの影響大。
 ・自己言語(確認、発散等)音声で指導し、共有言語音の獲得をしてこな
  かった。

<演習>
①「イ・エ・ア・オ・ウ」を実際に声に出して自分の口のどの辺りに感じるか。
 (共鳴エリア)
 ・犬歯(上・下顎)よりも前で話す(調音)ことが多い。しかし響きは悪い。
②(1)犬歯の歯茎の上辺り、上顎の曲がり始めたところ。
 (2)オトガイ                      
 ・(1)と(2)を指で押さえ、イエアオウの音声を繰り返す。
 ・口の中を響かせる。想いや、情熱を口から吐かない。
 ・(1)と(2)を手で囲み、イエアオウと音声をつくる。
  少なくとも前3分の1より外側に出さない。
◎発した音を聴くこと。
 「声」・・・自己の道具(発散)とコミュニケーションのツールの両方の能力を
      持っている。
◎言語にふさわしい音声があれば、ほどほどの感情で伝わる。
◎聴いている人が分かりやすい音声をつくる。(道具を整える)

[3]「説明」(Accountability)ということ。
(1)「説明」の大原則①相手がいる ②相手の反応を求める
(2)「説明」が行われる時の条件
 ①誰に対して
 ②目的
 ③場所
 ④どんな方法で
 ⑤好意的か、敵対的か
 ⑥責任は

(3)「説明の種類:性質分け」
①目の前にある事実、物を明確に説き明かす。(最も多い)
 <客観的な具象を記述、又は論述する。>
②そこに存在しない事象を述べ、伝える。
③目に見えない心象、抽象、思考、音など、明確に説き明かす。
 Ex.平和、自由、友情etc・・・。
④実際にある抽象的な事実(Ex.法律、数式、ロマン派・・・)
 知的な論拠付けで解明して記述、又は論述する。

<日本人の特徴として>
②の場合、過去のことを伝える時、説明者は“思い出す”という精神作業をす
 るが、 客観的に思い出すのが日本人は下手。
③においては、自分の捉え方で話を展開してしまうという傾向が強い。

(3)情報を伝える(説明)の留意点
①正確であること。
②時間・空間を整理しておく。
③話者の思い、感情を排除する。
④曖昧な言葉をなるべく使わない。

(4)説明の組み立て
①説明をデザインする(テーマ、目的、幹、枝、葉、出口、プロセス、他)
②音声言語で、どのように伝えていくか。
③図票、絵、模型、他の使い方。
◎リターンを必ず求める。
(宿題)最寄り駅から、オリンピックセンター39教室までの道順を説明する。

◆本日の磯貝語録
 リターンを求めない説明は、無責任説明である。

◆本日の感想
 話しにさいして、相手方に何等かのリターンを想定して話をする。特に説明
 の現場では、重要である。

歌クラシック発声(9/17)                    《音楽系》

9月17日(木)歌クラシック発声

講座テーマ「A.Ber 初期の7つの歌 ②」

[1]磯貝塾長によるストレッチ
・座位で足を軽く前に伸ばし、頭をゆっくり上下させて首周辺の前後をストレッチ
 ※首を下に下げると鼻が閉じる 首を上にあげると自然に鼻が開いていく。
 ⇒骨盤をまっすぐ立てて背中から頭のてっぺんまでをまっすぐ1本に。首を上
  下にゆっくり動かして鼻が自然に開くポジションを見つける。
  ドイツ語では軟口蓋の使い方が重要。鼻が開いてないと発音できない。
・両脚を組んで体をひねる。
・足の付け根(内もも)を動かす。坐骨が動くように。横隔膜まで一緒に動かす。
・腰方形筋を膨らませるように呼吸運動。

[2]歌唱練習
①「IM ZIMMER」
 マスクの響きを作る。響きが自分の耳より後ろに行ってはダメ。
 「loi」で歌唱練習。「loi loi loi…」という練習⇒1人ずつチェック。
②「LIEBESODE」
 自分の音を聴いている位置が低い。まだ音楽が身についていない。
 マスクに響きを集めるためには頭骨上部の響きをつける。底辺は目尻のライン
 それより上が鳴っている状態。このポジションで言葉を覚える。
③「SOMMERTAGE」
 ペットで歌えるポジションは自分で見つけるしかない(胸声の響きの実感)
 ドイツ語をさばくために下顎の使い方が重要(オトガイ筋と舌根のささえ)
 笛の音が後の首の付け根にあたって前に出ていく。
④「LIEBESODE」 ハミングで歌い音を正確に取る。
 →「lai」で歌う。軟口蓋を上げて歌うように。
  ※最初の4小節を個人チェック
 鼻から音を出す。鼻を鳴らすのでなく、その音を外に流しだす(息は前)
⑤「NACHT」
 ドイツ語のディクション。下あごではなく、舌でやる。
⑥「SCHILFLIED」
 腰方形筋の支えが抜けてしまわないように。
 鼻が歌わせているという感覚をつかむ。
⑦「DIE NACHTIGALL」
 マスクのポジションからいかに伝えていくかを考えたらもっと音楽的になる。

・声帯の真ん中で合わさって、笛の真ん中、軟口蓋の真ん中を通って鼻中隔
 への中心ラインをおさえること。
・ポジショニングだけを気にしていたら音楽にならない。しかし、ポジショニングが
 崩れたら、何も表現できない。

◆本日の磯貝語録
 共通音楽にするためのピッチング(響き位置)とポジショニング
 目頭でやると説得力がある。

◆本日の感想
 ①音がマスクに来るためには左右目尻からKopf(頭骨)へ
 ②響き、ポジションをのがさないために速歌いが有効なのが分かった。息の
  スピードを落とさないためのヒセットをくずさないこと。

表現の声とことば(9/13)                     《ことば系》

9月13日(日)表現の声とことば

講座テーマ:日本の古典 歌舞伎「八百屋お七」①

〔1〕イントロダクション(歌舞伎の舞台)
 ・歌舞伎は役者が作っていく
 ・大きな人間の流れを出そうとしている。  
 ・お七概要説明

〔2〕八百屋お七-序幕・吉祥寺の場(p133~p137)(p137~p138)
 (1)初見で一度読み合わせ(役付け)
  ◎歌舞伎の場合は、序幕の序から本筋に入り話を進める作りの作品はない。
   序幕はあくまでも序章である。が、それなりのドラマは展開されている。

 ・軽く読んでみての感想
  ・読みにくい ・読み易い ・現代劇のようになってしまう ・余計なことを考えた etc.
    
 ・歌舞伎はまず、台詞のリズムに先に乗ってしまう必要がある。 
  台詞をやっているうちに、その音、調子から役が分かってくる。
   ↓
  台詞を読んではダメ。しゃべらないとうまく回らない、進まない。
  字を読みながら芝居を作る事。字は情報ではなく芝居そのもの。

  ◎歌舞伎の芝居は台詞の物言いは自動的に身振り、手振りが付いてくる性格のもの
   (方向・方角がつけられるかが特徴であり、ポイント)

(2)p134「かしこまりました」の間
  ・カタカナで書かれている、かけ声の使い方で感情、味がでる
  ・基本、音を引込むような、内台詞はほとんどない。役柄や場面によっても、
   内側に入れ込むことはせずに、外に出すのが普通。

  ・狂言は役が類型化されているが、歌舞伎は役ごとで自由度がある
    ↓
   台詞に遊びをどんどんつくる

  ・女役台詞→ことばをもっと柔らかく。現代語と同じ調子で読むと語尾が強過ぎる。ボカしてはダメ。
        ◎声の張り合いが聞きもの
  ・合わせ台詞はおのおの好きなトーンやテンポでやらず、合わせること、流れを作る事。

(3)p138~p140
 ・歌舞伎は脚本からして遊びが取れるよう作られている   
 ・紅長はどういう人間か?→どういう身振りか?

 ◎今読んでいる箇所の文字を眼で追っていると、語りになりにくい。前読みすること。
  音をちゃんとつくる事→つもりでなく、最後まで音をつくり上げること。
   
 ・一人ひとりで後家と紅長の台詞を返す
  ↓
 ・字から眼にもらったものを口から相手役に返さないといけない
 ・1人でやるだけでは芝居にならない(1人芝居はもっと難しい芝居)
  
※重いものを持ち上げる時の腹の入れ方で読む

◆本日の磯貝語録
 結局芸には道がある。

歌クラシック発声(9/10)                    《音楽系》

9月10日(木)歌クラシック発声

講座テーマ「A.Ber 初期の7つの歌 ①」

[1]磯貝塾長によるストレッチ
・手首、肩をまわして緩める。腰、ひざをゆるめる運動。
・顎を少し前に突き出すようにして伸びながら肋骨を広げて首~胸をのばす。
・横隔膜の位置に手を添えて横隔膜の中心を下に降ろす。脇で支える。
 意識する位置に注意。上腹筋が肋骨とくっついているあたりを降ろす。
・足を開いてしゃがむ。お尻が下につくくらいのイメージで。ひざ、ひじは外に
 開く。手を床について左右前後に持っていく。(重心運動)
・座位で足を組んで体をひねる。肩、骨盤をひねって大腿骨付近の筋肉を伸ば
 す。
・四股の姿勢。肩入れ。膝に向かって肩を降ろすように。

[2]呼吸について
・ハイポジションでも低い声、ローポジションでも高い声。違ってくるのは情動。
・のどで作った音が首の後の骨、頭蓋骨のどこに響くかが問題。
・higt→マスクの響き low→鎖骨~肋骨(胸)中間→喉へ頬骨の下
 3つの響きの位置を自在に行き来できるようになりたい。そのための呼吸法。
・背中側、骨盤と肋骨をつなげている筋肉(腰方形筋)を使う。
腰方形筋を膨らませるように鼻から息を吸って口から吐く。
     →横隔膜を降ろすのをお腹の筋肉ではなく腰方形筋で行う。
     腰方形筋を使うと…鼻呼吸になる。呼吸をコントロールしやすくなる。
                 鼻が自然に開いてくる。
腰方形筋を使った呼吸法で発声練習。"A"の響き~
     高い"A"
     鼻中隔の横の穴から音(響き)を前に前に出していく。
     この発声法をする時は喉のことを一切忘れるようにすること。

 ―口まわりを開放しておかないと、ドイツ語の歌はできない。
  ハイポジションのままの発声する。喉をチェンジしない。

[3]ベルク 歌唱練習
①NACHT
 ハイポジションはローポジションの上に成立するもの。ハイポジションだけでは
 エネルギーが低い。音が上がれば上がるほど、腰方形筋は下がるように使う。
②SCHILFLIED
 「Gesang」n、g鼻に抜ける音。rit.のところ、支えを忘れない。
③DIE NACHTIGALL 音楽がゆれる時は坐骨から。上半身だけにしない。
 ※太ももが適度に揺れていること。インナーマッスルで支えること。
④TRAUMGEKRÖNT  「NACHT」の発音
⑤IM ZIMMER
⑥LIEBESODE  ※後半部 作り直す必要あり
⑦SOMMERTAGE

後から練習始める。⑤~⑦でどれだけゆとりが出せるか。
今期の目標:完成度を高める 単語として歌えるようになりたい。
                   詩として歌えるようになること。

◆本日の磯貝語録
 横隔膜が上がったらおしまい。

◆本日の感想
 A.Bergを歌うときに呼吸法についての講義と演習をした。ヴォイス・チェンジを
 行わず歌うことは難しいとは思うが、可能なことはやってみたい。自分の身体で
 つかみたいと思う。