講座テーマ「アンサンブル法③ ロッシーニ作品より」
[Ⅰ]ストレッチ
・体を伸ばす、緩める
・(グランドで)坐骨を緩める、伸ばす。背中を伸ばす
股関節を伸ばす
・(うつ伏せになって)上胸を反らす。片足を曲げて同じように上体を反らす
・(仰向けになって)両脚をかかえる。手首、肩を緩める
[Ⅱ]呼吸法
①背面呼吸
・高声は背中を使い、中声・低声は腹を使う。この両方を使い分ける。
・肩甲骨を主体に開く(僧帽筋)
丹田を使って肩甲骨を開くように呼吸する。開いた状態をkeepすること。
この発声は入れたらすぐ出せることが特徴である
②丹田呼吸
・下腹を張って吸気し、入れた分だけはき、その後更に絞り出す。
この時に腰・背中の筋肉を使う。この時の筋肉を育てると呼吸が安定する。
重心は下肢に溜める。
・アンサンブルをする時、声の親和性を要求される。その時、呼吸をかえるこ
とによって要求された声にかえることができる。
[Ⅲ]テキスト歌唱 「三つの聖歌合唱曲集/ロッシーニ」
①"La Fede"
・高音時、みぞおちの位置の背中側を使う。同時に体の前のポイントを上下
に引っ張る。
・p.7まで パートごとにチェック(および個人チェック)
丹田で横隔膜を支える。
・自分が体をどう使うか、呼吸をどうするか決めて歌う。
②"La Speranza"
・下唇の両側を使い、下顎をあける。喉をあけて細い息にする
丹田を入れ、背中は肩甲骨の下ぐらいの位置までにする。
・喉をあけ、すぐ上だけをならす
・咽頭と鎖骨の間のU字になる部分に喉頭を降ろす
③"La Carità"
・個人チェックとパートごとにチェック
下顎を使って喉をあける。
◇本日の稽古をフィードバック
・尻を使う(ささえ及び重心)
・喉全体を下にさげる
・声をだして緊張をほぐす
・鼻を研究する
・鎖骨間に音を集める
・下顎で喉をあける
◆本日の磯貝語録
喉をあける、という実感をつかむこと。
丹田を使った最大呼吸を行い、ささえ筋を育てる
◆本日の感想
今あごと舌根の状態が良くない。けれど今日は下あごを使って喉をあける発
声法であった。あごがうまく下に降りない。むりすると痛む。どうも首が固いと
顎も固いようだ。妙にくふうするとうまくゆかない。