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歌発声特別(11/28)                       《音楽系》

11月128日(土)歌発声特別

講座テーマ「アンサンブル法③ ロッシーニ作品より」

[Ⅰ]ストレッチ
 ・体を伸ばす、緩める
 ・(グランドで)坐骨を緩める、伸ばす。背中を伸ばす
  股関節を伸ばす
 ・(うつ伏せになって)上胸を反らす。片足を曲げて同じように上体を反らす
 ・(仰向けになって)両脚をかかえる。手首、肩を緩める

[Ⅱ]呼吸法
 ①背面呼吸
 ・高声は背中を使い、中声・低声は腹を使う。この両方を使い分ける。
 ・肩甲骨を主体に開く(僧帽筋)
  丹田を使って肩甲骨を開くように呼吸する。開いた状態をkeepすること。
  この発声は入れたらすぐ出せることが特徴である
 ②丹田呼吸
 ・下腹を張って吸気し、入れた分だけはき、その後更に絞り出す。
  この時に腰・背中の筋肉を使う。この時の筋肉を育てると呼吸が安定する。
  重心は下肢に溜める。
 ・アンサンブルをする時、声の親和性を要求される。その時、呼吸をかえるこ
  とによって要求された声にかえることができる。

[Ⅲ]テキスト歌唱 「三つの聖歌合唱曲集/ロッシーニ」
 ①"La Fede"
 ・高音時、みぞおちの位置の背中側を使う。同時に体の前のポイントを上下
  に引っ張る。
 ・p.7まで パートごとにチェック(および個人チェック)
  丹田で横隔膜を支える。
 ・自分が体をどう使うか、呼吸をどうするか決めて歌う。

 ②"La Speranza"
 (個人チェック)
 ・下唇の両側を使い、下顎をあける。喉をあけて細い息にする
  丹田を入れ、背中は肩甲骨の下ぐらいの位置までにする。
 ・喉をあけ、すぐ上だけをならす
 ・咽頭と鎖骨の間のU字になる部分に喉頭を降ろす

③"La Carità"
 ・個人チェックとパートごとにチェック
  下顎を使って喉をあける。

◇本日の稽古をフィードバック
 ・尻を使う(ささえ及び重心)
 ・喉全体を下にさげる
 ・声をだして緊張をほぐす
 ・鼻を研究する
 ・鎖骨間に音を集める
 ・下顎で喉をあける

◆本日の磯貝語録
 喉をあける、という実感をつかむこと。
 丹田を使った最大呼吸を行い、ささえ筋を育てる

◆本日の感想
 今あごと舌根の状態が良くない。けれど今日は下あごを使って喉をあける発
 声法であった。あごがうまく下に降りない。むりすると痛む。どうも首が固いと
 顎も固いようだ。妙にくふうするとうまくゆかない。

発声&話し方(11/28)                     《社会人系》

11月28日(土)発声&話し方

講座テーマ「プレゼンテーション③ 演習」

[1]体ほぐし、体感調整(佐藤助手)
(1)立位、上肢伸展、関節柔軟。
(2)首頚部、顎、喉頭部、柔軟・伸展・旋回。
(3)上肢中心取りのまま、左右膝旋回、腰部旋回、全身旋回。
(4)股割り、屈伸、左右ひねり、丹田呼吸
(5)立位、上肢ロールダウン、左右ひねり、ロールアップ
(6)座位、膝折り足裏合わせ、上肢前屈、左右ひねり伸展。
(7)上向寝、膝折り足裏合わせで、丹田の円旋回(骨盤)。

[2]呼吸の復習
・強い声を出す為には、呼吸が大事です。(呼吸の力で、ノドに空気を流す)
・声帯が疲れると、頭脳がまわりにくくなる。
・体の側腹部を伸ばしながら、アゴの下を使って、首を回す⇒すると鼻があい
 てきます。

EX‐1 イスに座って、丹田出し入れ運動と呼吸運動
⇒丹田を出して、さらに空気を吸って、下腹を張る。頂点まで出したら、吐き
 ながら丹田をお腹へ引き込む。
(腹呼吸を使い、最大呼吸を行う。)
・呼吸をしすぎると特定の部位に血液が集まり、酸素欠乏をおこすことがある
 ので、注意。
・「上がる」状態になったら、丹田をおろして呼吸をすること→深い呼吸
・日常の口呼吸では、“楽”だが、エネルギーがひくい、そのため深い呼吸を
 覚えること。
・プレゼンは、発表時よりも、質疑応答が大切である。その時、日常の自分声
 や自分語で話してはだめ。そのための自分の素材性が高まっている必要が
 ある。(体の準備が必要)
 ↳「呼吸」をしっかりやる。(頭脳と精神を明晰にし安定させる。)
・座って最大呼吸が出てきたら、立ってやる。

EX‐2 立ち呼吸⇒片足を少し前に出して、両足を広げて、丹田の出し入れを
   行う。

[3]声の復習+母音調音練習
EX‐3
・「イ」「エ」「ア」「オ」「ウ」
 ①口の中の空気の当てる場所を正確に。
 ②下アゴオトガイと下口唇の構えをしっかりと決める。下口唇は少し前へ出
  す
 ③調音点の音を更に口の中にしっかりと響かせる。
 ④広い音にしない、するどく。
 ⑤「ア」は全員、暗い。もっと明るい音が必要。
 ⑥「ウ」は、口唇を細かく丸めすぎない事。必ず、口の中の響きをつくること。

◎Aさん
 ・「ア」 舌が下アゴにつき、明確ではない。
 ・「ウ」が上に当たっていない。
◎Bさん
 ・「ウ」⇒口唇で作られている。
 ・子音がついたらNGな母音である。
 ・頭で考えるくせがある。
 ・口の奥で狭く出す事(母音)。
 ・下アゴにおとしたり、流したりするくせあり。顔相も悪くなるし、音も暗くなる。
  鏡も使い、口の形、眼、そして口からでる音を良く見て、修正すること。
◎Cさん
 ・一呼吸で、3~4回繰り返す。
 ・点にすること。「イ」「エ」「ア」「オ」「ウ」
 ・上下にうなずくくせがある。

[4]プレゼンテーション(3) その声とことば
 ・「声」と「言葉」が出来ていることが前提となる。全ての文も良く通る声、しっ
  かりした言葉が必要。

EX‐4 今日やったことで、一番印象的な事を発表。(声と言葉をチェック)
Cさん 首とギャップ
Bさん 舌の使い方、上アゴに響かせる。→自分に向かって喋っている。
Aさん 混乱していた事が、解決しました。→全方位に出すと伝わらない。
                           焦点を決めて喋る。

◎何としても、良く通る声、はっきり分かる言葉が第一条件です。

◆本日の磯貝語録
 プレゼンテーションは、正確に準備した内容を、しっかりした良く通る声、
 はっきり分かる言葉で伝える仕事です。やはり声の力が第一でしょう。
◆本日の感想
 自分自身では見えない内容を感知していない“クセ”が、いかに多いかを思
 い知りました。

歌発声中級(11/26)                       《音楽系》

11月26日(木)歌発声中級

講座テーマ「日本の名曲を歌う④」

[Ⅰ]腹式(丹田又は鼡径部)呼吸強化法(深腹式呼吸法)
(1)仰向けに寝て、鼻から吸って丹田呼吸を行なう。初めは慣らしとして普通
 に何度か呼吸します。感覚がつかめたら普通に吸った位置から更にもう一
 段、下腹を膨らませるようにして横隔膜を下げます。この状態にしてから息を
 出し始めます。平常位まで吐いたら、更に丹田(又は鼡径部)を腰に引き込
 み、腹部がペシャンコになるまで吐き出します。

(2)この場合、横隔膜中央の白線(左右をつなぐ厚い靭帯で、鳩尾の奥に位
 置し、その上に心臓が乗っている)が、平常腹式呼吸より大きく上下し、呼
 吸量も増すが、安定度が増す。又、下降が大きく、深い呼吸の実感が持て
 る。この時の横隔膜は中央が上下する実感を持つ。

[Ⅱ]テキスト2曲合わせと通し稽古
 一人ずつ伴奏合わせと2曲通し。(10分間音合わせ)

◎詩のことばを大切に。今回はことばを喋る、もしくは話す様に歌う事。
 詩を字読みや片仮名読みをする様に歌わない。特に音符の長さ通りに語音
 を割り、音符片仮名歌を歌わない。詩を言葉として聞かせる事。

・音合わせが終わった人には先生からワンポイントアドバイス有り。

・横隔膜周りをどうやってキープしたまま歌えるかの方法を自分で考え出す。
 抜けてしまうと歌が崩れてしまうし、かと言って固め切ってしまうと歌も固まっ
 て死んでしまう。丁度いい加減を見つけ出す事。

(1)「すずらんの祭」を全員で歌唱
・「しつこいゆううつ症から―――」の場面の語のスピード感が足りない。
 その場で見たかのような新鮮さ、今はじめてこの場で興ってそれを喋り伝え
 ている様に。
・音が伸びる部分でそれに引きずられて言葉がベタつく。しっかりと息をまわし
 音を動かす(響きを)こと。

(2)「秋風の歌」
・口の運びを早く。アゴの動きを軽く早く。
・頭(思考)の動きを音楽のペースに合わせたのでは遅い。
・引き込むと情が乗り、演歌節になる。引き込むのは良いが、その分出してや
 らないと、途端にペースが落ちて重たくなる。
・口で情景を感じてはいけない。歌い手であれば、額か喉か胸骨でつくる事。

◆本日の磯貝語録
 音符通りに言葉を歌うのではなく、言葉通りに音符を追いかけて歌うのだ。

◆本日の感想
 今期は今迄に増しアッという間に試演会だ。年と共に時間は早く過ぎる、忙し
 くなる、身体もうごきが悪い。しかし、あと2週間、気を抜かず練習だ練習だ。
 日本語の難しさが身にしみたシリーズでした。

人前できちんと喋れるテクニック(11/25)          《社会人系》

11月25日(水) 人前できちんと喋れるテクニック

講座テーマ「あがらないための練習法」

[1]身体づくり、感覚づくり
 (1)直線往復歩行
  ・かかとからしっかりと前にあるく。必ず中心をとって、中心にのる。
  ・丹田から前に引っぱってもらう様にして、体の力を抜く。
  ・腕は関節から前後に振る。
 (2)ターンの仕方について
  ・止まらずに連続性を持つ、流れる様に
  ・カッコ良くターンする。2~3歩前から準備する。

[2]「上らない」ための練習法(磯貝塾長)
 (1)あなたの上った経験は?どんな具合、情態、様子ですか?
  1)胸がつまり、息苦しくなった。首や肩がしまった。
  2)手や指がふるえ、手掌に汗をかいた。口が乾いた。
  3)足がガタガタふるえた。心臓がドキドキ、バクバクいった。
  4)顔が赤くなる。青くなる。白くなる。
  5)頭の中が真白になり、何を言ったか、何をしたか忘れてしまった。等々。
 (2)「上り」の生理的特徴は
  血中のノルアドレナリン値が上昇し、緊張や不安の情態になる。又、交換
  神経が刺激され、心拍数や体温が急上昇し、顔面が紅潮し、心臓は高鳴
  りバクバクとなり、汗をかき、筋肉が硬く緊張する。
  これ等の反応は正常反応ではあるが、レベルは様々である。
 (3)心理学的特徴は
  1)「失敗したらどうしよう」「間違えたらどうししよう」などの、未来での失敗に
  対する、恐怖心。これは、生命的闘争心と関係のある、自尊心、名誉心が
  原因であるとされる。

 (4)具体的対応策は(特に声とことばにしぼって考える)
  ①鼻と口から同時にゆっくりと息を吐く
  ②下腹又は鼠径部をゆっくり前又は下に張る。
  ③首がしまり肩が上ってしまっているので、ゆっくり両腕を下に引き下げる。
  ④両手を各々にぎり、少し強くしながら、丹田より下まで下げる。
  ⑤アゴの力をゆるめる。下口唇をわずかあけ下口唇より息を抜く。
  ⑥直立、正座でかたまらず、スタンスを左右変える。踏み替える。
  ⑦腕、肘、手首、手掌、手指をつかい、内容を説明する。

◆本日の磯貝語録
 もし上ったら、相手に対し、いま自分は上っている事を素直に伝える。まずい
 事はかくすと、もっとマズクなるのが、世の常

◆本日の感想
 「上り方」は人によって様々ある事を知りました。上った時の対策も学びまし
 た。失敗したくない、気持が強すぎたなあと思いました。実際に試して効果
 を知りたいです。

発声・呼吸基礎(11/24)                     《ことば系》

11月24日(火)発声・呼吸基礎

講座テーマ「母音調音法ウ/日本語五母音の由来」

[1]ストレッチ・トレーニング

[2]講義「『言語』話しことばと書きことば、その由来を知る」
1)日本語音は古代には地域別に各々近似の音を使って、音声が拡張された。
 イ・エ・ア・オ・ウの音に対し文字が入ってきて整理された(漢字、経)
2)大和ことば 日本語の中でもさまざまな音がある。民族、地域
 さまざまな数字 少しずつちがうさまざまな言語(民族言語学、比較音声学)
 オロチョン族、エゾ族、アイヌ族、エミシ族、クマソ族、南方族等で各言語を持つ
3)790年頃?弘法大師・空海が仏教を伝える+中国文学(仏典)を伝える。
 古代より、武力・経済・宗教が国を成り立たせる。日本の中に小国が乱立して
 いた。
4)1600年頃、ことばを全国統一しようとした。役所・宮廷には専門語があった。
◎5)漢字をくずして平仮名、部分を引用して片仮名を創出した。
6)由来=日本語音のもと。古代インドの悉曇学(しったんがく)→梵語・梵字→50音
(ことばがないと戦争がおこる、絵から字が生まれる)
7)インド→中国→日本へと中国式仏教が伝わる。漢字によって元から変わる
 いろはにほへと と梵語の50音がとても似ていたことがわかって、かなが整理
 された。至る所で同じ文字が使われるようになり、ことばが急激に発達し、強く
 なった。
8)「イ・エ・ア・オ・ウ」本当は何なのか?(疑う学者)梵字と対応する
 音が内容を伝える。根拠があると無駄がない。効果がある。

 ア:安/あ、安らか 家の中に女が静かにすわっている、危なげない、よく通る
 イ:以/い、ゆえに たがやす、より~、次へひきつぐ
 ウ:宇/う、のき、いえ 息が妨げられないで、もつれるような、地上を覆う天、
   ここ、うらうら、重たい音、宇宙
 エ:衣/い、ころも 衣服が発達して「エ」が「イ」に変わった
   それなりの着物を着て襟を正す、きちんとしている
 オ:於/お、おいて ~に、~を、~において、~によって、ため息、軽い音

◎日本語の語彙:ア:30%、イ:26%、ウ:20%、エ:4%、オ:20%

9)万葉仮名は全部漢字、漢字の音をむりやり大和ことばにあてはめた。
 音を字に合わせた。それでもつぶれない基本母音 イ、ア、ウ
(音声学 母音三角形、同じように使える)
口先で出す「ウ」は脱落母語、本来の意味からは程遠い音
由緒ある音をつくる。いくらでも崩れるので。「悪貨は良貨を駆逐する」
 「いいこと」よりも「やりたいこと」のほうに多くがなびくのが現代世相。
 ことばは必ず楽なほうに流れる。外国語も日本語化(意味化)してしまう。
 楽でもいいが、不鮮明でなく、失礼でないものにする必要がある。
「あいうえお」と「アイウエオ」は音がちがう

10)①ことばを正す。共通項をもてる音にする=構音
 ②精度の高い、流れるような音にする。響き(共鳴度)の高い声をつくる。
 =調音
  文字が流れている(草書)のだから、音も流れる、つながるひびき
  意思、感情を伝えるひびきのある音
  死後500年先のことを考える
  この音がこのひびきを作るのだと自覚してやる

◎言葉には人間を拡げてゆく言葉(特に音=声)と深めてゆく言葉がある。

◆本日の磯貝語録
 ・日本語の字には音があり意味がある。基本50音字にも各々音に意味があり、
  それをつらねて言葉として育てて来た。
 ・由緒ある音、謂れある音には風格がある。意味を深める響きがある。

◆本日の感想
 ”あ”という音の基は”安”。ウ(ウカンムリ)は家で、家の中に女、という意味を持
 つ。というのが特に印象に残った。どうも日常の言葉遣いに違和感があったの
 で、本来の日本語を知り、どういう表現が出来るかを考えてみたい。

歌楽しくなる発声初級(11/21)                 《音楽系》

11月21日(土)歌楽しくなる発声初級

講座テーマ「響きづくりの発声④ 13世紀フランスのミサ曲から」

[1]準備体操(塾長)
 ・手(水かき開げる、指の関節を伸ばす)
 ・首  ・下半身  ・上半身(2人組で)

[2]グレゴリオ聖歌、演習
<♪アレルヤ>
 ・鼻と後頸、後首部に軽く当てるファルセット発声
 (下口唇細く突き出し、声帯下の空気を柔らかく吐き上げる)
 ・自分が響きの中にいる状態をとらえる。
 (パイプオルガンと同様、下から吹き上げる)
〔参考〕
 仏教…お天道様を中心に、八方へ広がる。
 キリスト教…それぞれから中心(真ん中)に集める。
  →どちらも中心がある。
<♪全員の中心に音集める。半円の芯>
 ・「U(ウ)」…口細く。中心まで届かせる。息を前に吹き出す。
  「U」→「A」…深い音。少しアゴ突き出すようにすると鼻開きやすい。
<♪キリエ><♪アレルヤ>手振りつけながら。
 ★裏声(ファルセット)…神の領域

[3]フランスのミサ曲(賛美歌No.94)
 ・3、6小節目…1語を伸ばしているところは、グレゴリオの手振り使う。
 ・伸ばす音、リズムをあまり厳密に数えない。(十分伸ばす。うねる。)
 ・「ひ」さしく→「Hi」(横口にしない。喉の奥の方から響かせる)
 ・「主よ、主よ」の部分は祈りのクライマックスで、独立した表現をする。
★『うねり』を作る…音楽がいきてくる。
 ・響きのトーン作る(言葉のトーンでなく)
 ・自分が発信源になるのではなく、響き「そのもの」になる。
 ・最後「や」、カタカナ音の「ヤ」にしない。縦口。奥歯より後ろ。
<♪指揮者(1名ずつ)に合わせて歌う>
<♪それぞれ指揮を振りながら歌う>(キリエ、フランスミサ曲)
<♪アレルヤ>ほめたたえる意志が常に流れていること。
 先唱者をたてて歌う。
<♪フランスミサ曲(ひさしく)>
 ・1、2番を1人ずつ指揮でくり返す。
 ・歌詞の意味はあまり考えない方が良い。
 「主よ、主よ」のみ
<図>
 響き…眉間から頭頂通って、後ろ首まで
 息…鼻から
 支え点…高い声(鳩尾)、低い声(丹田)
◎試演会
〔課題1〕①「キリエ」②「フランスミサ曲」のどちらか、指揮を振る。(歌は全員 で)
〔課題2〕「アレルヤ」全員で歌う。

◆本日の『磯貝』語録
 ①仏教は、お天道様を『中心』に八方へ広がり(八百萬神)、キリスト教は、そ
  れぞれから『中心』に集まる(ドーム型の天井)。
 ②お経・ラブレターは分からないように読む・書くから有難い

◆本日の感想
 皆の響きが、1つに重なり合った瞬間が何度もあり、その時の心地良さは、病
 み付きになりそうです。

セリフの技法(11/19)                 《ことば系》

11月19日(木)セリフの技法

講座テーマ「セリフと心④「ウインザーの陽気な女房たち」声と心」
〔1〕鼻腔共鳴による発声練習(ピアノによる音階共鳴)
  ・鼻翼と心中に息(声)をあつめて、鼻腔を鳴らす
  ・鼻から吸気し、鼻の先端まで響かせる(吐く)
(Ex-1)(1)中低音域。必ず響きをとらえ前に。
     -響きをつくって、長く出す。
     -鼻で出すことを憶えると、耳で自分の音を聴くことができる。
(Ex-2)(2)ファルセット発声
     ・首を前に折り、後首、後頭を響かせる。
     ・喉は楽に。(閉まった、結った感覚をさける)
     ・ハミング重要!! これができないと音が出にくくなって、音域も狭くなる。
     ・聴く位置を憶える(振動している位置を耳でとらえる)
     ・「Na―」で音取り練習 音階が変わる時、連音では長音でつなげる。

〔2〕セリフ実践「ウインザーの陽気な女房たち」
(Ex-3) 何度か読み合わせ
 ・字を読まない。必ず台詞にする。喋る。前に出す。
 ・追い込まれると、人間、基本はハイになる(そのリミットを越えるとローになる)
 ・芝居は複層構造、平面ゼリフは立体芝居にならない。
 ・書いてある文字をそのまま表わすだけでなく、その本当の意図を表す。
 ・虚と実、表・裏のつくり方、捉え方が軟弱
 ・台詞の文字の色が変われば、声も変わる。そういう感覚
 ・言っていることを信じるかどうか。その台詞が本当かどうか。
 ・そのセリフを通し、最低2つの事が、頭や心の中で動いていないと、芝居は
  面白くない。
 ・フォールスタッフの受け芝居のつくり方→ただ聴いていては芝居ではない。

(Ex-4) 二人一組になって、フォールスタッフ、クイックリーのやり取りを読み合
 わせ(立ち読み)
 ・互いの魂胆のぶつかり合いをどう出すか。
 ・魂胆というのは、頭の問題だけではない。(口調、特に声、間に出る)
  
 ◎1つのセリフの中でどれだけ芝居を沢山つくるか。
  (まずは字を読む段階でつくる⇒次に現場で起こっている事に反応してつく
  る)

◆本日の磯貝語録
 ・芝居は複層構造。どれだけ多くの芝居をつくれるか。
 ・セリフは話す頭で読み、喋り実感で前に。

◆本日の感想
どんな役を割り振られても、台詞からその人の特徴をつかまえ、そこから日常を
 考え出し、早く声に出来るようになりたいものだ!! 拡げたり、深めたり出来ない
 のがくやしい!!

ことば音声基礎(11/18)                     《ことば系》

11月18日(水)ことば音声基礎

講座テーマ「言葉の品度を上げる④ 読み言葉と話し言葉」

[1]ストレッチング(磯貝塾長)
 ・体をゆする。腰の旋回。ソケイ部を前に出す・後ろにひっぱる。ソケイ部まわ
  りの旋回
 ・体側を伸ばす。※下半身は下へさげ、肩口から上は上へひっぱる。
 ・体の前を伸ばす。※ソケイ部から下は下へさげ、首のつけ根から上は上へ。
 (左右行う)
[2]呼吸の復習(磯貝塾長) ◎イスに腰かけて行う。
 ・ソケイ部の出し入れ:内モモを使って行うこと、骨盤膜まで意識すること。
 ・横隔膜の位置(左右)に手をおき丹田の出し入れ:手をおいている場所が
  動かないように行う
  練習は「~のために」ではなく「これはこれ」というように確立させてできるよ
  うにしたい
 ・カラうがい:上顎の前に向かって行う。→鼻をあけてそこから息をすう、はく。
 ・口唇(外唇と内唇)を伸ばす。  やわらかくする。
 ・カラうがい→顔を正面に向け体の前側の息をはく。
[3]座学(磯貝塾長)
 「読む時の声と話している時の声は違いますか?」 一人ずつ回答
 ・喋るには台本の有無がある。 話す:スピーチ、ディスカス、談話、お喋り。
 ・日本ではみんな好き勝手に喋っている。喋りのルールはあいまいで、普遍
  的でない。
 ◎日本人は思いでとらえてしまう。(だいたいの感覚)
  ことばがそだっているといえない
  ことばが衰退している
◎現代の若者は選考がへたになっている→決められないはなすことがへた
 (話すということがうまくいっている時は問題ないが、うまくいかないことを想
 定していない)
 ・日本は平和であるため、危機感がない。他人との境があいまい。
  実際日本でも言語について問題をかかえている人々は多いが表には出し
  にくい。
  ことばはちゃんとしなければならない。→ちゃんとした言葉とは何か?
◎その為には、”ことばの力”を持つこと。
 ことばの力を持つには、しっかりした字で書くか しっかりした声で出すしか
 ない
話しことばとは”聞く力”だ
 聞く力とは、相手の言ったことを自分なりに解釈することではない

・読むとは字を聞くみたいなもの。
 日本語がわるいわけではなく日本語の使い方がわるい

 話す・喋る・読む・伝えることに私たちはどこまで責任をおわなければいけな
 いのか。

◎日本人の心が弱くなっている。
 心を強める訓練ができていない。強めるためには人間同士の関係しかない。
話すと聞くは同義語

 言語においてはHowToは準備ができている人にとっては有効になる。
日本人の精神のくせ:自分にひきつけて考えてしまう

  外と内をなるべく両立して考えていくこと

◆本日の磯貝語録
・ことばの力を持つこと
 ことばの力を持つには、しっかりした字で書くかしっかりした声で出すかしか
 ない
・話しことばは”聞く力”だ。読むとは字を聞くみたいなもの。

◆本日の感想
 人が心を強めるには、様々な人と話す事。「話す」「聞く」は同義語。自分の
 日常の話し方、聞き方を強く反省。どちらにつけ、自分に引きつけて考える
 癖が強い事が分り、正しく聞き話せていない事を理解しました。

発声・呼吸基礎(11/17)                     《ことば系》

11月17日(火)発声・呼吸基礎

講座テーマ「母音調音法ア・オ:語音の響きをつくる」

[1]ストレッチ・トレーニング・チューブトレーニング
 わからないことは頭で考えないで身体にきく。注意深くやる

[2]講義「語音の響きをつける、ということ」
 ・口の容量を変更する-あごと舌を使い、口腔の形、容量を変化させる。
ひびき声-歌を歌う-息を流す-子守歌
 ・音は長く続いているとみんな聞く→受け入れる→共鳴し合う
快い声と不快な声 不快な声は出すのも、受けるのも続かない。
 ・和反応をおこす声を出す(←→異和反応)事を大切にする
  歌声:鳴りが弱く、ひびきが強い。ひびきをより大きくする
(Ex-1)舌を上顎に近づけて口の中を狭くすると「イ」になる
    天井を意識して舌をおろしていくと「イ」→「エ」になる
(Ex-2)「イ」のひびきが「エ」のひびきになる
(Ex-3)下顎をおろして口の中を大きくする「エ」→「ア」になる
 ・どうやってひびきをつなげるか(空気の振動)→息の流し方
  大きな空気の部屋で振動をおこす、のばす
(Ex-4)口腔の容量をめいっぱい使ってひびかせてみる
 空けすぎるとひびかなくなる
◎「ことばを作る位置」と「声をひびかせる位置」はちがう
 唇・前歯・上顎:調音器官(A)(口のどちらかというと前側)
 軟口蓋・懸よう垂・うしろの壁・うしろ首:調音器官(B)
 舌:調音器官(C)
 ・鳴りを作る位置とひびきの位置を長くする:口を前後に引き伸ばす
 ・前後に長く口をあける。口唇は縦口形になる(舌は細く、奥におさまる)
 (舌を前に出すと息がなくなってしまう。横にひろげても同じ)
 ・舌をおろして口の中をひろげる、その状態をキープする
声が変わると人格がかわる 鳴らし方、ひびかせ方
ひびきの訓練+鳴りにひびきをいれる訓練が重要
 ひびきのあるしゃべり声=いい鳴り+ひびきの質をよくする
ことばにひびきがつくとききやすいし、おだやかになる
 ひびきをつける口のつくり方の修業(呼吸法のときから必要)
 ・まず長く出す呼吸法からしゃべるための呼吸へ発展してゆく
  ことばづくり=鳴りとひびきをいっぺんにやる。呼吸法でささえる

≪声のひびき、言葉のひびき≫
 厳密に言うと、声帯でつくられた声は、周囲に振動を伝え、響きをつくり出して
 います。その音の塊りをある特定な形をした容器(咽頭、口腔)に誘導してや
 ると、特定な音に変化します。私達の言葉は母音と子音で出来ていますが、
 母音がこの特定な形に変化させた響き音です。ところで、言葉は他人に伝え
 るために使われます。更に聞く人が分る事が条件となります。これを満たすた
 めには、自分の口を変形して母音という響き音をつくっただけでは、うまく他人
 が分る音にはなりません。そこで更に他人に伝わり分る様にエネルギーを高
 める(共鳴率を上げる、ひびきを付ける等)必要があります。一度作った”ア”
 ならアが、高いひびきを持ったアになると良いわけです。この方法を磯貝メソッ
 ドでは”構音共鳴法”又は”ことば響き法”といっています。深い息の呼吸法、
 喉を絞めずに使う発声法、舌を平たく広げない発語、発話法などです。

◆本日の磯貝語録
 わからないことは頭で考えないで身体にきく

◆本日の感想
 ”響きのある声”はどういう声で、なぜ人間に必要なのか、の道理を教えられ、
 なるほどと理解しました。普段意識しない場所を使うので、今後意識を高めて
 ゆきたいです。

表現の声とことば(11/15)                     《ことば系》

11月15日(日)表現の声とことば

講座テーマ「日本の古典 歌舞伎『八百屋お七』③」

 ・ストレッチ/腹回り~全身-蹲踞
 ・足の裏(の感覚付け)ーすり足/ペタペタと音を立てて歩く
    ↓
  草履で生活していた。
 ・手打ち~足踏み
 (着物の)女性は拳1つ分の足幅でふむ。
  "間"を感じながら踏む。
 ※”間”は自分の身体にある時間。

〔1〕台本演習p140~
 ・誰に言っているか。どこから聞こえてくるかの見当はつける。
 ・字は虚。虚を読みながら実にする。
 ◎スピード(虚→実になるスピード。間の変化がある)

 「おまえ」という呼びかけ:現実的な親しさとは違う「あなた」「御前(おんまえ)」

 ・台本上:カタカナ記述:心情芝居ではなく「音」にしてだす
 ・お七のキャラクター:根っから明るい子。だが同情を誘う病弱なところがある。
              芯が強い。
             →台詞の中でどうキャラクターを出すか?

・本の読み方①広げ読み:関係性など分かる
        ②深め読み:語句そのものの真実を探る。

  ・歌舞伎ゼリフ:原則喉があいたまま喋る。喉声を直接きかせない。

◎長兵と後家の掛け合いp143~(2人一組)
  ・人の台詞を聴いて反応できなきゃいけない。
  ・浮いたらダメ。
  ・縦書き。上から下に流れる(意味・感情なども)
  ・帯を締めることで腰が入る。その感覚を持ってよむ。

◆本日の磯貝語録
 台詞(字)は虚。声と体で実にする。生々しい実、伝わる実をつくるのが役者。

◆本日の感想
 歌舞伎の台詞まわしの面白さを感じ体験できた。そこで身体の使い方を改め
 て見直し、難しさを痛感しました。見るとヤルとでは大ちがいですネ。

伝わる声とことば(11/15)                   《社会人系》

11月 15日(日) 伝わる声とことば講座

講座テーマ「基本発語法② アクセント・イントネーション・プロミネンス」

[Ⅰ] ストレッチ―安藤さん

・体の部位毎に軽く揺らしてほぐす。
・首のストレッチ―前に倒す、回すように左右、後ろに倒す。
・前屈から腕を床についたまま、ゆっくりと左右に振る。
・座った状態での前屈、座骨を立てて座り、片足ずつ前に伸ばす。横に伸ばす。
・寝転んだ状態で膝を立てて片足ずつ反対側の膝を倒すように、
 右手と右足、左手と左足を背中でつないで伸ばす。

[Ⅱ]基本発語法② 話し言葉のエネルギーの移動様式―磯貝講師

◆アクセント、イントネーション、プロミネンス、モダリティー他

・被テキスト言語とテキストなしの言語での違いは。
・職業として言語を使うか、普段の言語として使うかの違い。
(ここではテキスト有りで、さらに表現として言語を扱う)
 →こうなると大変に難しい、昔から比べるとさらに難しくなっている。
我々はテキスト(虚)を実にし、さらに伝達することを基本とする。
◎実として出すにはどうすべきなのか?職業として言語を使う場合の最重要事項。

・芸能というくくりが出来、どれにどの程度の金額を支払うかのくくりが出来た。
・より他との違いを明確に、またお金になるものを発明する、このことを常にやり続けている人を、プロと呼ぶ。
・虚を実にする―基本的には経験に基づいて行っている。
 しかし、全く自分に関係のないものをやる場合、今のやり方だと、いわゆる人間関係に基づいたやり方をしている。
 →これだけではしっくりこないし、他との差は生まれない(金は発生しない)。
◎ともかく、文字には書いていない生々しさ(心臓の鼓動や体温など)を出せなくてはならない。

・関係性だけをやっていると停滞する―結局、人によって考え方は様々だから。
・一人一人の言葉に関して問題にするのではなく、言葉そのものをあぶりだす中で、生のものを出せる何か共通項があるのではないか?
・言葉表現で生のものを出す智恵を身につけよう。

(1)アクセント(accent):語の↑↓強弱
・中高型(ex.コガラシ、ウトマシク)
・頭高型(ex.イソイソ)
・尾高型(オカネ)
・平板型(ユウヤケ)
・日本のアクセントは難しい。子音→母音の繰り返しなので変化がつけづらい。
 子音の強さによる違いはあまりない。よって日本語のアクセントは高低を重要視する。

(2)イントネーション(intonation):文の抑揚、うねり/上昇、下降、句末強調、自然上昇・下降、半疑問
・上昇なのか下降なのかで意味が変わる。
 すべて上昇で、すべて下降でしゃべってみると、その人の違いが出る。
 →つまり、音が感情を作っている。気分とかの問題ではない。
・自然上昇・下降、はっきりと上昇下降させるよりもその人の意志が弱く聞こえる。
・半疑問だと現代の若者に近い演技が出来る。

(3)プロミネンス(prominence):文中の強勢/語強調、句強調、(2)と同調して文の強勢
・「今、アメリカから着いたばかりのビリーです」
 これを様々な場所を強調して試してみる。

(4)モダリティー(modarity):話者の主感・情動/

◆本日の磯貝語録
・智恵があると生きていける。
・テキストを読み取るとは、思いつくことだ。

◆本日の感想
話し言葉のエネルギーの位置や動かし方で、同じ文章が全く違った効果を作り出す(聞こえてくる)ことが、とても面白かったです。

発声&話し方(11/14)                     《社会人系》

11月14日(土)発声&話し方

講座テーマ「プレゼンテーション演習①」

[1]ストレッチ(佐藤助手)
①両足を軽く開き、指を組んで手首を回す。手を伸ばして、手首を折って伸ば
 す。
②腕を真横へ持ってきて、片方の腕で押さえて伸ばす(左右)。
③手を上へ上げて、片方の手首をつかみ、横へ倒す(左右)。
④肘を折って、反対の手で引く(左右)。
⑤両手を上へあげて、上方へ伸びる。
⑥股割り→肩入れ→両手を床について上体をたおす。
⑦壁に手をついて、腰から折る。背中を下方へ入れる。
⑧壁に後ろ向きになって、後ろへ腕を伸ばし、壁に手のひらをつける(左右)。
⑨左手を壁につけて、右手で右足首を掴んで、持ち上げる(腸よう筋)反対も
⑩アゴをあけて、マッサージ。ノドをあける。軟口蓋を引き上げて、舌を前に出
 したり、引いたりする。
⑪口を閉じて、歯を軽く閉じて、唇を動かす。舌も動かす。
⑫後頭部に両手をのせて、首を前に倒す。左右に少し傾ける。
⑬首を軽くまわす。盆の窪をマッサージする。頭骨をまわす。
⑭下アゴを動かす。左右、前後。

[2]呼吸・発声・調音(磯貝塾長)
(1)上半身の中心感覚をとる
・丹田、鳩尾、笛と中心をつなげてゆく。
・背骨から首までラインをつくる。背面の中心感覚をつかむ。
・顔は笛から、アゴ、口、人中、鼻中隔から頭までをつなげる。
顔面中心感覚をつかむ。
・手を顔面中心位に立て、左右片目づつ開けて、目がどこまでカバーしてい
 るか探る。両眼視の中心位置をつかみ視野中心線をつかむこと。
・鼻の穴と耳の穴をつなげる。人中から鼻中隔から耳の穴へつなげる。

(2)呼吸(丹田)運動の手仕草復習
・丹田と手を連動させて、出し入れをする。<手と丹田を連動させ呼吸する>
・全身の呼吸は脚を使ってする。

(3)母音調音の手仕草
・ノドを降ろして、喉頭原音を確認する。(声帯振動)
・「イ」・・・上アゴから後ろへ。後ろから手仕草で中心に向かって出す。外へ向
 かって。 
・「エ」・・・下アゴから後ろへ向かって、手仕草を使って出す。真ん中を使って
 出す。
・「イ」「エ」を連続して交互に。
・懸壅垂を鳴らす。もとはシャープにして、余計なものを鳴らさない。
・「ア」・・・ノドから奥を通って前へ出す。
 明るい「ア」と、暗い「ア」
 下から上へつくる。上から下へつくる。響きが違う。
◎真ん中のシャープなポジションが分かっていると、崩してキャラクターをやる
 のは簡単。
◎ポジションを覚える。

(4)子音調音手仕ぐさ法復習
・「P」・・・破裂音。
     真ん中の唇の反応。Pという音が母音のaを壊そうとする。
     それを先端でやる
・「B」・・・破裂音。
     奥から前へエネルギーを持っていく。
・「M」・・・唇を3等分する。
     真ん中の点から少し広げる。
     「鼻音」…鼻の幅でつくる。

◎形で覚える。なんとなくやらない。
◎子音はシャープでないと伝わらない。

・「W」・・・唇音。
     下唇の構えをつくる。
     狭くしてやる。口角は閉じる。
     奥から外へ出す。
 唇が鳴っているという実感を持つ。

◎あなた独特のやり方では他人には伝わらない。

[3]プレゼンテーション概論と方法
・プレゼンテーション・・・基本は説明。アメリカの広告会社からはじまる。
              広告主を説得して「いいよ」といわせる儀式。
(1)プレゼンテーション(Presentation)とは
→提出、呈示、説明(Exposition)
 〈社〉事業計画、作業計画の提案、説明。
◎物事を行う主旨(意義)、方法、手順、諸条件(経済・人 他)
        ↓             ↓       ↓  ↓
 ここの「なぜ」が不明確だと  日程など    予算  どういう人か、何人か
 成立しない。明確にする。         手当ての仕方        など。

経済と人までが提示されて責任。責任まで提示されてプレゼンテーション。
(手法や方法が先走っても空回りして、実質的効果を得にくい。)
(2)なぜ、この企画or事業が良いのか明確に伝える。
 例・・・今日的意義・他との比較、他。
 ・つまりは「良さ」を訴えることができるか。重要なのは明確さ。
 ・他人に分かるようにするのが明確であって、自分なりに分かったことを表明
  するのは、明確ではない。
客観的な明確をつくる→理解を得る。
・推定でものを言わない。
・総意を得る、説得する、その方法を考える。

余談・・・聞き手の問題として話を提示すること。レジュメや、レポートなど、文
 字の資料を欲しがって、話を聞いて理解しようとしない。

伝える能力・・・聞きやすくする。
           ①情報を多くしない。
           ②簡略化
           ③良い声、明瞭な言葉、大人の態度

人間の魅力
 ・プレゼンターの人的能力が一番重要(野口悠紀雄)
 ・チャームポイントを見つけ出す(日本人は苦手、逆は好き)
 ・確信を持てることを言う。あいまいにしない。

<宿題> 発声&話し方講座を宣伝する。
・客観的に講座のことをあらいだす→目的、方法、特徴etc...
・目的は、認知、勧誘。
・条件は、講座説明会に集まった人。
・プレゼンテーションのヒント
 ・何をやったか、何を獲得したか、何の疑問があるのか。
 ・発声&話し方講座の発声とはどういうことか。
  (発声話し方と、話し方発声との違い。)
 ・自分にとっての良し悪し、動機、辞めない理由。
 ・どんな人(どんなコーチ、あるいは受講生はどんな人か?)
◎講座を客観的にみて、宣伝してみる。

◆本日の磯貝語録
 あなた独特のやり方では、他人に伝わらない。

◆本日の感想
 言葉(音声)は、体外に向かっていなければ、相手に伝わらない。
 響き率を上げ、明瞭度の高い母音、子音の手仕草構音法を行いました。つ
 もりでなく、確かに自分のものにするために、大変具体的で、有意義な時間
 でした。

歌発声中級(11/12)                       《音楽系》

11月12日(木)歌発声中級

講座テーマ「日本の名曲を歌う③」

各自ストレッチ

詞読み「すずらんの祭」
・「すずらんの祭」を各自で詞読み ⇒一人一人の読みを確認

語り、聞かせるように読むこと早く覚えて字に頼らないこと

・誰に対して語っているのか対象を決めること。漠然と無対象に歌いかけても誰
 も聞かない。
・自分の内側に入っている限り、聞いている人は絶対に満足しない。
 何10cmでもいいから、自分の外に出さないと表現にならない。ただし、歌の場
 合は響きの問題がある為、適切な距離がいる。
・自分なりの解釈の前に、誰もがわかるものをまず提示する。
・詩は詩として独立したものを把握すること。

声出し(身振り、手振りをつけて)
    ↓
また詞読み(今度は立って)に戻る。メロディーなしの言葉の世界の頭脳を喚起
すること。
・歌の上手い人は、今その詞を思いついたように歌う。つまり、臨場感。
・みんな、詞をメロディーに乗っかった言葉だと思っている。歌を上手く歌いた
 かったなら、詞は詞で憶えること。
 詞に音楽が乗っているのである。譜面のメロディーどおりに歌って上手いなん
 てことはあり得ない。

◎一人ずつ伴奏をつけて歌唱と講評 ⇒歌唱練習の前に少し時間をもらって
 詞の暗記と前に向かって表現。

歌唱の際は譜面を見ないこと、頼らないこと

口が詞を憶えるくらいにはやらないとダメ。

・歌う所で言葉を憶えない。喋る所で言葉は憶える
・全体、もっとしつこくてオーバーでないと表現できない。そのしつこさを音楽で
 緩和させているのが歌。淡白なものを音楽で飾り立てるものではない。

「秋風の歌」
・歌っている人が感情移入しすぎてもダメ。聞いている人の感情を起こすこと。
 できるよう、どんどん前に出すこと。自身の前に実感する。
・演歌を例に考えてみると、あれは詞の意味をありとあらゆる角度から考え、それ
 に合った情感を盛り込む。秋風の歌もそのように一度歌ってみると良い。
・音が伸びている部分に情が乗る。

◆本日の磯貝語録
 ・歌のうまさは詞のリアリティーがあるかないか。

◆本日の感想
 今日は詞読みが中心でした。言葉の語感は、歌になると薄くなるので、基本
 大げさでないと伝わらない事を知りました。 歌の上手さの1つに詩のリアリ
 ティーがあることを知り、なるほどと実感しました。

人前できちんと喋れるテクニック(11/11)          《社会人系》

11月11日(水)人前できちんと喋れるテクニック

講座テーマ「敬語は間違わない方が良い」

[1]前回(10/28)復習
(1)共通言語音をつくり出すための舌の訓練をした。
 舌先で上顎を舐める(左・右に)。上顎をハジク、吐く。
  <注>顎関節の使い方、口輪筋、オトガイ筋のささえを正確に入れる。

[2]敬語法(資料参照)
(1)日本語の待遇表現について
 ア)尊敬語:相手(本人)を高める辞。
  動詞に「お(ご)~になる」、助動詞「(ら)れる」
  「~なさる」「~です」「~ます」
 イ)謙譲語(丁重語も含む)
   :本人を低める事で、相手を高める。
  動詞に「お~する」 例、お取りする。
・お入りいただく。お聴かせ下さい。
 ウ)丁寧語:文末をていねいにする。
   ・名詞、形容動詞に「です」をつける。
     私です。あざやかです
   ・動詞に「ます」をつける。
     行きます。出来ます。分りました。
◎「です」「ます」「ました」「でした」
 特定の謙譲語
  ・申し上げる、いたたく、さし上げる、伺う、存じ上げる、
   致す、申し上げる、参ります

◎敬語は、形式上の言語であるが、口先だけで言ってもうまく行かない。という
 のが、儀礼的言葉は、敬意を表わす作法も供い、基本に慎しむ、うやまう、尊
 敬する、等の心のうごきがあって成立する言葉である。恐れ入ります、申し分け
 御座位ません、等を形式だけされても、うれしくも何ともない。そんな時、もっと
 も重要なのが"声"だ。深く落付いた、良くひびく声を腹の底から言われたなら、
 はじめて真意が伝ろうというもの。言葉や関係ばかり気にしても、声がそれで
 ない敬語は言う人の人格を下げることにもなる。

◆本日の磯貝語録
あやまり法の敬語使いは、とてもむずかしい。人の心は声に表われる。声を聴
 けばウソかマコトかすぐ分る。今はウソの多い時代だ。

◆本日の感想
敬語はとてもむずかしく、その一番の原因は目の前に本物のサンプルが少な
 いので分らない。

発声・呼吸基礎(11/10)                     《ことば系》

11月10日(火)発声・呼吸基礎

講座テーマ「母音調音法イ・エ」

[1]ストレッチ・トレーニング(各自課題個人指導)
 やわらかくする、強化する、繋げる、降ろす、喉をあける

[2]講義「声、ことばの修練ということ」
・こわれない声・よく通る声をセットする(にごらない、とどく、嗄れない喉)
・ひとつずつ解決してもよくなるものでもない。呼吸法+発声法+ことば+表現
 を各段階で複合的に理解してゆく。
・「ことば」は感情・意志・意識・意味を相手にとどける仕事を行う
(パーフェクトは狙わない、50%ずつ+折り合い+ゆらぎ)
 芸をするとはどういうことか?身体・声・戯曲・芝居とはどういうことか?芸の
 感覚
作品①世界概略を知る②そのものを知る③仕込む(覚える)④練る⑤仕上げる
「通る声」とは:何を言っているかわかる声嗄れない声、をつくりたい←基礎
・いろいろな声をもって芸の幅を広げたい。かためない
・ことばが生きるための声=感情がのる、ことばがわかる、とどく、生き生き
Q:「パフォーマンスのいい声とは?」ききとりやすい、不快にならない、深い、
  つやのある、よくとおる
A:いい声をつかまえる→自然な、やわらかい、客にとどく、気持ちいい

・日夜考える、知ろうとすることが大切
 役者として、演出家に要求する前に、客の好むもの、買う立場で、商品になる
・自分にとって「いい声」はどういうことか決める→3ポイントくらいにしぼる

[3]有効な声をつくるには
(1)◎とぶ声=まっすぐ(四方八方に散る声はダメ)前に直進する声をつくる
 ・土台の支えは腰から下、杭でなく、絶妙なクッション、骨につかない
身体の中にういている丹田、いつも丹田につながっていて、丹田におりてい
 る声 横隔膜が動きやすいように丹田をもつ
◎骨盤底-丹田-横隔膜-喉-口腔-口蓋への上向直線の実感を付ける。
  奥歯と懸よう垂の間を広げて丹田からまっすぐ上がった息を前に出す。
 ・奥歯の奥から息をまっすぐに出して、口前30cmまで直進させる(口先に圧
  力をかけない)
≪息の入り口は鼻・出口は口≫鼻をあけっぱなしにして丹田を出入れすれば
 息は入る
 ・口をあけたまま鼻から入れ、鼻をとじて口から出す。口は丸くあける
  奥歯の奥をあける。長く細く出す。のどが自然にあく、軟口蓋あげる

 ・人中から奥歯、口の奥、首のうしろに弓を引く様に吸う
  とぶ声のセットをつくる、自分が入りやすいセットをつくる
◎まず届く声をつくる(のどをあけても喋れる支えと息)
  のどがあく、深くおりる、あごがあく、
  息が深い、支えも深い 「いい」といわれたことを信じ、つかむこと
(2)◎「手仕ぐさ」による、呼吸運動演習
①鼻の下に片手をおき、その台の上の空気をおでこに入れる
 まゆげの間をひらく、前頭洞に入れる
②口からまっすぐ出す(口唇を細くとじないで)
 (前にストレートにとどく声を出すためのかたちをつくる)
 ・日常の私が自然ではない。
  他人がきいて自然をつくる
 ※毎日うがいする

◆本日の磯貝語録
 とぶ声のセットをつくる

歌楽しくなる発声初級(11/7)                 《音楽系》

11月7日(土)歌楽しくなる発声初級

講座テーマ「響きづくりの発声③ 13世紀フランスのミサ曲から」

[1]準備(青木先生)
①柔軟
②呼吸
 ・横になってヒザ立てて。下唇噛むようにして、息を口から出す(ヴー)
 ・立って、同様に(ヴー)
 ・鳩尾に手当て、腹圧で自然に押し出される感じ
 ・丹田に手当て、  〃 (※逆にへっこんでしまっている。)

[2]発声
<♪ソファミレド>
鼻から息を出す。(鼻三味線で、場所つかむ。のどではなく。)
・やりにくかったら、少しヒザ曲げてみる(少し前傾)
〔息を吸うとき〕
 鼻からが基本だが、口も開けてよい。
 音が出てしまうのは、気道が閉まっているから。
 吸うとき、音を出さないことが重要。
・グレゴリオ聖歌などは、特に軟口蓋が重要。
 早く軟口蓋まで上げられること。
<♪無声音/有声音>「k,g/s,z」「z,f」
 声帯の感覚の違い。
・鼻と口周りの筋肉を手でほぐす。
<♪リップトリル>(やりにくいときは、口角に指当てて)
・息は出すが、ノドの中は閉めない。
・短めに練習しても良い。
<♪La>舌先を上歯付根あたりにつけてから、しっかり使う。
<Li,Le,La,Lo,Lu>ソソソ、ファファファ、ミミミ、レレレ、ドドド
 下アゴはあまり動かないよう。(下顎に人指し指当てて)
<Mu><Mi,Me,Ma,Mo,Mu>ソソソ、ファファファ、ミミミ、レレレ、ドドド
<M(ハミング)>ソ ファ# ソ ファ# ソ ファ ミ レ ド
頭まで響き(振動)きているか。(頭に手当てながら)
<ハミング~Ma,Mi>ソ ファ# ソ ファ# ソ ファ ミ レ~ド レ ド レ ド
音下がってきたときも軟口蓋の位置で。

[3]グレゴリオ聖歌(復習)
<♪アレルヤ>頭頂の響き(手当てて)
・ハミングで(舌先を上歯茎に軽く添えておくと良い)
・「Ma」
・母音「a」…レガートで。響きの位置は「Ma」と同じ、軟口蓋意識する。
  ※ノドに頼り始めてします。ノドは空気がサーッと流れる。
・リップトリルのハミング
☆息を吸ってから、歌い始める。
◎手の動きつけて。言葉つけて。
<♪キリエ>(軟口蓋、アクビのときの感じ)
・「i」,「e」(手振りつけて)
・「言葉で」…手振りつけることで、ブレス感じられる。
・「i」or「e」or「a」で。
目的☆どう息を流すか、どう響きをつけるか、周りの人と音を合わせる。
<2グループに分かれて、先唱者/全員>
・1・3段目…先唱者グループ、2・4段目…全員
☆お互いの音を聴く+お互いのブレスの気配を感じる
息を吸う行為はとても重要!!
<先唱者2名/全員>
・呼吸を落ち着いてすることが大切。
・口の中の天井(軟口蓋)を上げて、『自家響き』をつくる。

[4]フランスのミサ曲(賛美歌より No.94 待降)
・音取り
・ハミング…軽く、響きをできるだけ高く
・「e」「a」
・横になって、ヒザ立てて。(首下にタオルなど置いて、首が反って圧迫されな
 いよう調整する)
 「a」…息をしっかり流す。ブレスで息をしっかり吸う。
・横のまま、手を肋骨下に当てて。呼吸(特に吸ったとき)を感じて
 もっと息を使って。その代わり、首固めないよう(ローリング…頭軽く左右に振る)
・イスに座って(歌詞で)
☆横になっているときは、良い呼吸状態。
 イスに座っただけで、呼吸が浅くなっていく。
 最終的には立って歌うとき、下からいかにつなげてくるか(課題)。
・全員近付いて、丸くなって歌う。
 鼻、耳が開いてくると、隣だけでなく、全体が聴こえてくる。
 感覚をオープンにする。

◆本日の感想
 本日、印象に残ったのは、寝た姿勢でのブレスの“楽さ”でした。立った姿勢で、
 この“楽さ”をいかに維持していくかが今後の課題です。

セリフの技法(11/5)                 《ことば系》

11月5日(木)セリフの技法

講座テーマ「セリフと心③多層化する心とことば「ウインザーの陽気な女房たち」」

〔Ⅰ〕各自ストレッチ
〔Ⅱ〕呼吸、発声、発語の指導法
・呼吸にしても発声にしても、思い込みでやっている事が多い。そのため、基本
 型を今のその人の実感と近づけるように指導する必要性がある。
①呼吸は具体的に手の指を使い、丹田を押すことで、丹田意識をつける。
 次はハンド≪手仕ぐさ≫の方法
②手掌の0から5までを1つ1つ意識する。1~5は指先が良い。
1)0を中心に1~5を動かしてみる。(気を揉む) 2)指から0から動かす(気を掴
 む)
③0と丹田を身体感で繋ぐ。0を丹田に当て、深い呼吸運動をする。
④片手を②-1)気揉みの手にし、外気を抄うように鼻に向かい、その気を吹い込
 む。
 手は鼻から額まで持ち上げ、外気も頭に向けて吹い上げる。
⑤呼気。空いた片方の手をひろげ、口の前にセットし、口から手で来た気を、手
 の平で口の前に送り出してやる。水平になるべく腕一杯伸ばして流す。
⑥吸気・呼気と丹田を同調して、呼吸法を覚えてもらう(声とことばの呼吸法)
・発声は、空気の流れと響き点を意識し、なるべく前へ前へと出す。
 自分がよく響いているなと思うところで出してみる。口腔の奥のひびきをつかま
 え、(気を奥に通しひびかせる)そのひびきを息で前に送り出す。
・発声・呼吸にしても自分が上手くつながり響くような手仕ぐさを見つけさせる。
 同様に言葉もよく響く手仕ぐさを見つけてゆく。
・上手い手仕ぐさの型を、見つけられたら、実際にその手仕ぐさ通りに空気が流
 れ、体がつながり、響きが出来るようになる。

〔Ⅲ〕ピアノを使って音を受けて、その音を出す練習(音感練習)
   口からにならずによく真っ直ぐ響く音を出せる手仕ぐさを作る。

〔Ⅳ〕心の多重性と言葉と声 (全員でディスカス)
・心の実、心の虚とは何か?
・まず、体は実であるか? 虚であるか?
◎感覚的な実虚、意識的な実虚というものがあろう。
・その役の実・虚を創らなければならない俳優なのだから、まず自分自身の心の
 実と虚をつかまえてみよう。
  ◎心の実…①身体 ②経験、体験 ③欲すること ④本音 ⑤心臓実感の
  有無  ⑥言葉にできるかどうか ⑦声
・俳優にとってテキストは実ではないのではないか? そもそもが虚か?
 俳優が実にするもので、その結果観客の実に向かえるのではないか?
・テキストに書かれたものを、俳優が実際に身体や音声を使って現出する。
 この作業は虚→実態化を基軸としていないか!
・戯曲とは、人間の表面に表れないものを堀り出そうとしている作業のテキスト
 化、こう思えるかどうか? とすると、書かれた文字はキッカケにすぎないと言
 える。
戯曲とは、私たちが理解できていないものを理解する糸口たらんとする
役者はテキストを字義通りに理解した事をそのまま表現する事ではない
◎心のことは結局どこまでいっても結論はでない。
 だが、その心を何かにしたいと思う人が芝居の出来る人になる。
「言葉は概念であり、仮定法である」
・心が身体とくっついているか、そしてその心が人物とは違う別の心になるかど
 うか、それが俳優の仕事だ。 

◆本日の磯貝語録
 ◎戯曲とは虚か実か? 俳優が演ずることは虚か実か?
 ◎心を何かにしたい! と思う人が芝居をやっているんだ。

◆本日の感想
 “心の虚と実”を漠然と思うのでなく、仮定法ではっきりと決め、セリフの音で表
 現する仕方を知ったのは大きかったです。

ことば音声基礎(11/4)                     《ことば系》

11月4日(水)ことば音声基礎

講座テーマ「言葉の品度を上げる③ イントネーション・アクセント」

[1]ストレッチング(磯貝塾長)
・ひざの力をぬき立位でソケイ部・座骨を一緒にうごかす。
 →ゆする→ゆるめる。
・足を前後に開き腰をおとしながら前ももを伸ばす→左右の脚交互に連続
 で行う
 ※ひざを折ったりして力をにがさないこと。骨盤と座骨を左右正確にうごかす。
・股割り→バウンス→手を前についてバウンス→ひじをひざにのせた体勢で
 バウンス
 ◎骨盤周りと足裏の柔軟度を増し、重心を下肢に降げる事に務める。
[2]座学「言葉の品度を上げる③」
(1)言葉の音:語音感。・誰が聞いてもわかる音:核音を持つ(普遍的)
               ・ことばとして通じる音:通辞音(共時的、相対的)
 
 ”音の作り方”を覚えても”音”を覚えないとダメ 字を覚えるのと同様、音を
  覚える
  呼吸ができない人は声が出ない
Ex-①上顎・舌打ち→舌打ちをしながら自分の前(外)と内を感じる。
Ex-②上顎を舌ではじく、舌の力をつける。歯茎近くではじく→上顎の上をは
    じく。
(2)「アクセント」 音の高さの文化、日本語は高低アクセント。
   「私は、ハシが好きです」 箸、橋、端を言い分ける。
◎話中のアクセントの機能
 箸と橋では「シ」の高低が反対。 そのため意味が変わる
 橋と端ではうしろに続く「が」(助詞)の音が変わる。 文の構造が変わる
 →二つの機能を持つ。

<共通アクセント>・中高型 コガラシ、トウキョウト
         ・頭高型 イソイソ
         ・尾高型 オカネ
         ・平板型 ユウヤケ
東京アクセントの原則。
 ・一拍目と二拍目の高さが異なる。
 ・一度下がったら上がらない。
◎若者言葉によってこわされはじめている 例)カレシ
Ex-3「語のアクセント付け」(本日配布テキスト)
 ・アクセントを使いわけて表現ができるようになること
◎”そのアクセントで、その語の意味を正確に表しているか”を学ぶことが、ア
 クセント学習の目的です。
・”声で自分の体の外側に演じてみよう”とすること。※頭に向かって行っては
 ダメ
 出している口や音のなかにイメージがあるから印象がある
 アクセントが意味を決める  意味がもっと明確になってくる
 ことばをはっきりしたかったら、はじめの上げ下げをしっかりする
 ことばに興味をもつこと
 アクセントが正しいかどうかではなく明確か強すぎないかなど
 よく自覚するためにアクセントを使う。
 アクセントができていないとイントネーションが正確にできない

 役者もアクセントを知らないと成り立たない職業

◆本日の磯貝語録
・音の作り方を覚えても、音そのものを覚えなくてはダメ。
・呼吸法(自然呼吸でない)を持たない人は、自前声しか持てない。
・アクセントが意味を決める。

◆本日の感想
 同じアクセント型でも、助詞によりアクセントまで変わり、意味も変わることを
 初めて知りました。又、発音する時に言葉の持つ意味や風景をイメージしな
 がら言うことの大切さを知りました。

発声・呼吸基礎(11/3)                     《ことば系》

11月3日(火)発声・呼吸基礎

講座テーマ「口腔共鳴法」

[1]各自ストレッチ・トレーニング

[2]講義「語音感と舌:共通音にむけて」と舌の演習
・鳴った声がどこまで届くか(呼吸・ささえ・息の力による)
◎息を出したい音の位置までもっていく
 息をどうやって届けるか - 舌の位置による
 胎内にいるときから母親の声をきいて育つ
 DNAにも組み込まれている、言語化できる、音を覚え、発する
 舌の位置・音の関係を生まれる前から知っている
 生まれた環境できいて調整する
 生まれた場所以外の音を出すときにどうするか
共通性の高い音、感覚をもつ音感語音感(意味以外のもの)
 ・音は共通のものをもちやすい、意味以前の共通をつくる、音の共通感
 (「赤」という共通の感覚があるから、いろいろな「赤」が存在できる)
 ・音を近感覚でとらえている、意味がわかれば、漢字がわかればいい日本
◎音の共通感のニーズが少ない日本。共通音感の精度が低く雑
 ・楽器の音には共通音感があるが、日本人の語音感は共通項が少ない。
 ・方言、地域語、会社語でなく、誰でも通じる日本語を育てたい。
語音はあなたの心の感性である(意味だけでない、声を出す意味)
 声は感情をその場で一瞬で共有できる。現在その共有率が低い
 共有できる音、心から、それぞれの心を育む
 そのための声、音は共通である必要がある。
 舌が音を作っていることを再認識する。舌をどうするとどういう音が出るか
 ・喉は生命の弁、そこで発生した音が鼻腔、口腔などで変化する
 感覚器官は傷つけたら復原しない(疲労は回復する。傷つける前に止める)
◎音は倍音成分が豊かなほうが心地よい。聞き易い、遠くへ届く、良質
◎雑音のない、ひびきのある、いい音をききわけるボーダーラインを持つ:音感
  がある
 ・音の統一感をつくる(お経やミサ曲など音楽)
 ・日本語・五母音(安定音、共鳴音、母音率が高い)ひびきのことば
 ・語音感が増せば、心の問題にいきやすい、心に通じる
 ・音は自分でコントロールできることを知る、音の場所はきまっている
 ・舌の位置をその場所にもっていけば、その音が出る「S,D,N,L,T」
◎舌が下顎とはなれる。舌先を上顎の前歯にあてる、はじく
 (下唇を舌の歯からはなす。口はたて口で、下顎は動かない)
 ・舌をはじいた音が口の中でひびく、はじく位置を変えると音階が変わる
 (声以外で口の中をならすようにしつこく子音を出す)
 ・気持ちから音を出すと不鮮明な感情がそのまま出る。
 上顎の中心線を舌先でなぞる(舌をいろいろ動かすのはことばにはあまり有効
 でない)

◎言葉づくり、言葉さばきに必要な舌のうごきは、いくつかのパターンに分かれ
 る。舌は多重・多様な変動態のため、”この音はこの動きでこの形”と決めると
 語音の精度、安定度が増す。その判定は自分の持つ音感である。

◆本日の磯貝語録
 ・人の言葉の音は舌でつくる
 ・語音は心の感性である