ことば発声レベルアップ講座(4/22)

講座テーマ「ことばの発声と発語」

○言葉は一所懸命しゃべれば伝わるものではない。
 効果的な力点がある。(体の使い方。体の感覚)


[Ⅰ]ボイストレーニングとは
言葉の前(素)の声をつくること。その声で良質な言葉をつくること。

言葉=書く(文字)、音(声)、思考(心)意味(内容)の側面をもつ。
声(音)=発信人、受け手が同時に瞬時に共有できるエネルギー
「声」は人間を表現するベース。全身が参加してつくる媒体。

 文字の日本語-声の日本語(未だ確立していない)

[Ⅱ]声の日本語について
・声は形がなく消えてしまう。しかし聴く人の中に残すことが出来る。
・人の営みの中には声(言葉も)だからこそ分かるものがある。
・日本人として日本語で生活していく時、もう少しグレードの高い「日本語」
 (音声日本語)がある。 それは“何で”どうすればいいのか。

「今」を伝えあうツールとして声の言葉は重要/即時性
 ・感情-声が一致している
 ex)海外の芝居を観て言葉の意味が分からなくてもわかる。→音を聴いている

[Ⅲ]呼吸を知る(演習)
 人と対した時、持っているもの(言葉)を共有できる呼吸の獲得

(1)話者の状態(日常的な緊張をほぐす体操)
 1)手首をぶらぶら(腕を前、後ろへ)手首、手の掌、手の指の脱力
  (手のひらから気が出ている。鼻から吸呼する。背筋を立てる)
 2)首と肩のリラックス(各個人) ※首と肩は緊張がきやすい
 3)手のひらをこすり合わせる
 4)ロールダウン→ロールアップ(後頭部をちょっとひく→胸があがる)
 5)かかとで足踏み

(2)呼吸運動:横隔膜位置の柔軟
 6)両手を組んで上に伸ばす(肋骨)
 7)横隔膜を動かす (データメモ図あり)
  図①~④間で順に動かす。 ※呼吸で動かすのではない。

(3)丹田をつかまえる
 1)丹田を指で押す→腹筋ではね返す。鼻から息を深く吸う。
  再び丹田を押し込みながら息を口で吐く。をくり返す。

[キーワード]声を律する/身体の佇まい/中心感覚

(4)声を響かせる
 ・声は口の前部ではなく“笛”(下顎突起の奥)の上に音を溜める(響かせる)
 ・口から音をはかない(言葉調音点から口腔の奥に響き返す)
 ・口を浅く平たくあけ、平舌(舌面を平たくする)で発声しない(響かない)
 ・人は自分の声帯の出した音を、少しでも多く身体に響かせると
  ”声”の実感が持てる。
◎聴いている人が活き活きとする音声は発しても生き生きしている。
 ・音声が対等というのは相手に伝わる音声である。

(5)声を言葉にする“舌”の仕事
 1)舌小帯をつかって喋る<資料-舌の解剖図>
   舌小帯を潰さない。離して舌小帯を鳴らして言葉を作る
   舌は浮いている→喉は下りる
 2)舌の動き。位置で言葉は決まる。
  ・母音:位置が決まっている→歯の内側で作られる響き音
  ・子音:舌位と動きで母音の邪魔をする音。
→母音が良くなる状態で子音をつくる。舌の使い方をマスターする。
 子音は舌先。舌辺でつくる。

[Ⅳ]テキスト朗読による演習
 テキスト「ニセモノ」谷川俊太郎作 朗読
・語の発語と文の発声
・発声法ーその声になること(連続性があるもの)
・流れとリズムで文をつくる。
◎日本人は日本語を見るとその意味が分かる。語音を発すれば当然意味が
 わいてくる。
=その音を聴いても意味が分かる。
 ※意味が取れないのは音を発しているだけ。

・グレードの高い音声は口読みをしてはいけない。
・音を出しながら(その出した音をきいて)意味がわかるはず。

【本日の磯貝語録】
聴いている人が活き活きとする音声は発しても生き生きしている。
日本語を見ると意味がわかり、声に出せば当然意味が湧いて出て、
聞けば意味が分かる、 これは日本人の条件である。

【本日の感想】
言葉を仕事にしている者として、大変刺激を受けました。
確かに話す言葉のグレードは社会全般下っているとおもいます。
それにつけても声の重要さを痛感しました。 

声の呼吸法講座(4/20)

講座テーマ「呼吸の種類を知る①丹田と腹運動」

[1]柔軟+ストレッチング(五十嵐助手)
(1)立位で脱力、両腕を上に伸ばす、左右に上肢をたおす
<注>足裏を中心に、重力降ろし、首・肩を脱力する、眼をとじない
(2)手掌をこすり合わせる+全身をさわる(触覚覚醒)
(3)座位-足裏の感覚とツボ、足首の関節、足の指の運動
(4)座位-大腿関節の伸展、開脚
(5)上向に寝て-股関節脱力+伸展
(6)左・右、肩入れ+立位で後頸筋の伸展
(7)股割り+肩ひねり

[2]講座 磯貝テキストP.8 「呼吸システム」
・やるべきことをやるために意識的に呼吸を行う→意識呼吸
・自然=個人のもっている日常的な状態、無意識→無意識呼吸

◎意識的に丹田をつかみ、腹式呼吸をする
・意識をあげ、持続させる。意識的な自然をつくる。
 日常と意識的状態があまりはなれていると、不自然にみえる。
・自分の日常をあげて、意識的状態に近づける。
 普段の表現度をあげて、それを日常にする。

◎呼吸法は、あなたの基礎レベルをあげる→肺活量
(しっかり入れて、しっかり出す)
・特別なことをしないで、あなたのもっているいいものを十全に使う。

◎あるものを全部使う→基礎力があがった上に表現がある。

◎呼吸をするとはどういうことなのか、よく知る。
 自分をつかまえて、わからなかったことを知り、新しいものを身につける。
 声を出す基盤となる呼吸をする方法を身につける。
 腹式呼吸と胸式呼吸のちがいを正確に理解し身につける

<ポスターを用いて、骨格・筋肉など生理学的な解説>
・腹腔には骨がない。その動きを利用して横隔膜を動かし、肺の容量を広げる。
・胸骨の底、鳩尾を天井に横隔膜がある。(呼吸器と消化器の境)
・肺の下(腹腔をつかい)、肺直接にも意識的に入れることができる。

◎肋骨を動かすのが胸式呼吸、横隔膜を動かすのが腹式呼吸。

◎臍下丹田 おへその下、重力のささえ点
 自然環境と宗教、哲学と関係がある
 人間が混じりあって考え方も混じりあう
演習:臍に人差し指をあてる、小指の位置だと少し高い
   ・臍と恥骨のちょうどまん中、咳払いした時に出るところ
   ・足踏みしながら、とにかく丹田を意識して声を出す。
    いつでも、なんでも、とにかく丹田
    声、ことば、意識、動きの支え

◎丹田意識と丹田感覚をつける
(さわる、さわられるの関係のようなもの)
 視覚、触覚、皮膚感覚、全て使ってつかむ
 丹田は固定していない、動態の中で実感する
 ビルの屋上から落ちないようにするところ
 水中で溺れないようにするところ
 丹田を意識しやすいように腹腔、股関節をやわらかくする

◎知識を意識に、意識を感覚に
・息を止めて一分間動ける支え点を見付ける。

◎正確に呼気し保持する支え法とリンクした呼吸法を身につける
・大腿の内側の筋の上奥の腹腔、そ径部と丹田で支える
 丹田を奥までおしこむ、腹腔の半分くらいまで入るとよい
 そ径部も奥までえぐるようにおしこむ、ぐにゃぐにゃ柔らかいのがよい
 腹腔がかたいと内臓の状態があまりよくない
・腹式呼吸は全身呼吸、下半身をフルに使う。
・太陽球を使って腹もみをする。両手を組んでもむ。
 恥骨の底、骨盤の底まで腹腔を使う。

◎胸式呼吸:肋骨をつかんでそれを押しひろげるように
 鼻から入れて、口から出す。肺の上部に全部入れる。

・胸式の呼吸とささえ、腹式の呼吸とささえ、胸式と腹式の切り換えが
 身体に定着する、考えないで出来るようになるには1~2年かかる。
 身体に呼吸法をしみこませないと、次にはいけない。

◆本日の磯貝語録
 呼吸は本能。様々な仕方や動きがある。
 目的により呼吸の仕方をマスターする。
 呼吸法の要点は深さと支え。

◆本日の感想
 メソッド3年目です。腹式呼吸は今迄やって来ましたが、2回3回
 やって行くことで、より深く理解し、実際に出来るようになりました。

歌発声土曜講座(4/17)

講座テーマ「ノドとひびき」

[1]開講式(事務局:廣木)

[2]準備体操(青木講師)

・自分の身体の実感をつかむ。

[3]呼吸運動
(1)丹田の位置(ポイント)とささえをつかむ。
おへその下、にぎりこぶし2つ分位下。
(2)丹田呼吸
腹圧を使う。
◎シューと息を吐く。
・丹田のところを出しながら→リリース(ゆるめる)
・丹田のところを引っ込めながら→リリース(ゆるめる)

[4]発声訓練
<試演スタイル>
(1)鼻に三角に手を当てて、両鼻から息を吐く。
・音をつけてみる(単音)
・口は閉じて、舌は上歯に軽くついている感じ。(噛み締めない)
(2)手で鼻から息を引っぱり出す感じで。
※ノドに違和感があったら、ノドが閉まっている。
 軽く軽く、薄く使う。
(3)ソファミレド(鼻三角で)
  ・ソ ファ♯ ソ ファ♯ ソ ファ<ナチュラル> 
  ミ レ ド(少し早めに)※小さく軽く
☆舌を前に突き出す → 声帯をグッと開く感じで → 舌を突き出す
 → 舌でノドちんこ(軟口蓋)をなめて、アクビへ。
(4)「Ba バ」
・ドソミド(スタカート)
・首の後ろをまっすぐ立てて、目先はまっすぐ。
・ドドシラソファミレド(連続で)
☆音を立てないブレス(&歌いはじめも)
軟口蓋の準備ができていると、あとは自然に息がやってくれる。

[5]歌唱(テキスト)
<♪サモア島の歌>
・音取り「ラララ」で。
・何拍子? 二分の2拍子(二分音符が2個分)
・練習番号「C」 ブレスの位置(基本2小節分ずつ)
 ※とりがとぶとぶ~ゆく(できれば1ブレス)
・音確認(男性、女性に分かれて)
<♪故郷の人(スワニー河)>
※フォスター=黒人霊歌に影響を受けている。
・「Yaヤ」(丸い口、縦長で前に出す)
付点のリズムがあるところと、ないところを区別する。
・日本語で(古い言葉なので、わからない言葉は調べておく)
<♪酢模の咲く頃>
・「Laラ」で音取り
・日本語で
 ◯けさもかよって → poco riten.
 ◯またもどる → a tempo
 ◯なつがきたきたドレミファソ → poco a poco rit.

◆本日の『磯貝』語録
お休み

◆本日の感想
簡単な顔合わせの後、ストレッチと発声を行いました。昨年度も受講しましたが、
少し休みが続いたので振り出しに戻ったような感じがします。芸事(習いごと)は
少し間があくと体が忘れてしまうといわれていた事をなるほどこれかと実感しました。

調音・活舌法講座(4/15)

講座テーマ「声の言葉と舌機能」

[1]ストレッチ

[2]講座 磯貝メソッドにおける“調音”とその先

・ことばをつくるのに重要なポイントは?
 ①母音(日本語においては最重要ポイント)

 ~磯貝メソッドにおける声・ことばは原則が、他人が聞いて
  不快感をおぼえない、一発で良く分かるものである。

・ことばは自己主張する道具ではない、とまず知る事。
 他者の理解を求めてこそのものである。

(1)この講座を受講した訳は?(各自ショートスピーチ)
Aさん:舞台を始めて、基礎が足りないと感じた。
Bさん:自分で色々と芝居の訓練をしてみたが、役者としてのレベルに足りない
    と感じた。

   評:自己実現と、役者としてテキストを実現させるのは全く別!!
     外の人間が分かればいいのであって、自分でどうすれば良いか悩む事は
     特に要らない。それより正確に考える主体を育てること。

Cさん:周囲の人から話が分かりにくいと言われた。

   評:今より良くしたいというベクトルは良いことだが、それを本当に獲得する
     にはその先の目標が必要となる。“スゴイことば”を発せるようになると
     いう決意が必要。

Dさん:自分で“サ行”が弱いという自覚がある。
Eさん:自分の経験から得た方法論はあるが、教える側に立った時に基礎のキも
    知らない人にはそれでは通用しないと感じた。また“学ぶ”という刺激を
    求めて。

・磯貝メソッドはらせん方式。
・ことばの事をやるなら“耳”が良い事は必須。
・ティーチャーとしてやるなら、外国語の耳も欲しい。

Fさん:ことばの専門職になるわけではないが、人に伝えるという事は何の仕事でも
    大事だと思うので是非とも身につけたい。また、実際サ行とタ行とウが
    弱い。


[3]調音、活舌矯正をするに当って理解しておくべきこと

(1)良い声と良いことば(質の高い)の条件とは(磯貝メソッドテキストより)
・ことばの地域性、個人性(個体差)をどうとらえ、乗り越えてゆくか!
・職業人として喋るのであればまずは『明瞭度』
 相手にとって聞き取り易い事。“自分なりの”は通用しないというスタンスから
 始めてほしい。

・時代が変わる事で、声に限らず音の事は必ず変化していくものである。
 当然言葉も変化する。声の必要度や価値も変わる。

(2)母音(5母音)をつくってみる
Ex-(1)5母音を各々発音してみる。

◎声は文字と違い、生きていて消えてしまう事に意義がある。そのため本気で伝え
 ようとしないといけない。野球のルールにストライクがあるように、聞いた人を
 ワクワクさせるような音のストライクゾーンがある。しかし、そのストライクゾーンは
 自分が決めるのではない。多くの他人、さまざまな社会、そして目の前の
 “理解”という形でジャッジしてこちらに伝え返してくれる。

・良い母音をつくる為には良い音のサンプルが必要。まずその音にならい、しっかり
 と身につけてゆく。が、それが終着点ではない。これは始発点。その先、
 人間性、社会性、芸術性などの具体的な“音”があり、それと共生する事で、
 生きた意味ある母音を獲得して行く事が重要である。

・音(声)には広い、狭いという音質がある。日本語の母音は広くなると不鮮明に
 なる。

Ex-(2)朝→アサを調音する。

・どんなに音がキレイでも“a, sa”と聞こえる時は未完成。
 発した音で“朝”を連想させるものであって、初めて調音ができた事となる。

・文読みから語読みに一度戻して意味を浮き上がらせる音を精選する。
 伝えるという事を感情任せにする前に語をしっかりと操れるようにする。
 そもそも語に意味があり、その音がある。

◎『明朗』が『明瞭』を生む


◆本日の磯貝語録
・“伝わる言葉”そして“質の良い言葉”はまず“明瞭度”の高さ。
 そのためには良質な“母音”を獲得する事。それは正しい
 “舌の使い方”を知る事(活舌法)。その上で重要なのは
 “人間が人間に伝える言葉”の本意と実感を身につける事。

◆本日の感想
・今日は今年度の初日です。この講座では何を学んで何を身に付けるのかの
 具体的なお話でした。周りにプロの方が多く、立場は大分違いますが、
 皆で力を合わせて伝わることばを目指して行きたいと思いました。

表現の声とことば講座(4/11)

講座テーマ「キャラクターの声とことば」

[1] 各自ストレッチ
 
「3T“とじない・とめない・ためない”」
・ 足の裏は止まっていないとダメ。
・ 皮膚が呼吸している。原則、唇はとじない。自分の動きの法則ができる。

[2]キャラクターについて考える:キャラクターって何??
・  本人の声ではない実態(本人の声で読むのはナレーター)
・ 性格、個性、役柄。
(磯貝メソッドは、根源主義のため本来のところを考えると?)

(1) キャラクターといって、何を考え、想起しますか?(全員討論)
・ 誇張して、作りあげられたもの。(例:アニメのキャラ)
・ モードを伴った典型的な特徴。(例:ポルターガイースト)
・ 特徴のある役柄。→ドン・キホーテのサンチョなど。(滑稽も一つの要素)
・ ディズニーなど、視覚にうったえる仮想の役どころ。
   ↓
(磯貝講師)現実的にどうか?知的分析でなく、リアル表現の実際として考えると?つまりは、この場、この身での、自分の問題として考えていく。

・ 現実ではないけれど、実際のものをキャラクターといっている。cf.ラネスカヤなど。
・ 言葉で考えていないで、実際にやってみると分かる。空間性、身体性のあるものにする。
・ アトム・・・このキャラクターをここにおくにはどうしたらよいか、考える。

◎ つくられた空想をここに実在化させるための色々の要因と、その全体。
・ ウルトラマンで声を変える。仕事でウルトラマン兄弟を読み分けた。(実演あり)

◎ 着ぐるみ思考が有効。
・ 個性の強い生きものの着ぐるみに入る。(動きだけで、かわいいキティを表現。)
着ぐるみのお陰でそのものに変化した。(キティーちゃん)。
少なくとも自分ではなかった。
・ 容姿、格好なども、キャラクターとして重要なのではないか?
・ ウルトラマン・・・セリフがない。仮装するとうごきだけで実態の気になる。

◎ 外形から動き、声、性格など想像出来、決まってくる。
・ 入る着ぐるみによって、本人の内面が変わる。(受講生)
・ キャラクターとは、役作り、その人の格とは何かを考える。(受講生)
例:桃太郎 強い、桃、人間ではない、親孝行・・・。

◎ やってみる・・・やったら勝ち。表現者である限りやる。

(2)キャラクターを表現するための声とことば
・ なるべく人が興味を持つ、多くの人が反応するものをつくる。
・ 何ならウケるのか考え出すのが必要。
・ 人に伝えることが原則。

◎受けるほうが分かるというのは、どういうものかということを考える。

① テキストのマネ ②まったくないものをつくりだす。
・ 音声だけで勝負するのは難しい。
・ 芸能におけるキャラクターを掴めば、自分のことも、相手のことも分かる。
・ 外側は自分、内面だけを変えても信じてもらえない。
(内面でつくったものを伝えたとしても、伝わらないところからスタート。)
・ こちら側で考えたものを高めていって、普遍性をつかまえて伝えても伝わらない。

◎ その役のところの普遍性とは何かを考える。(人間は、とことん変わってしまう。相手に近づこうとすると平行移動してしまう。実態は、捉えられない。)
・ 類型化してやっていく。(歌舞伎など。)それがキャラクター。

◎ キャラクターとは。
① 類型化、ステレオタイプの仮想現実
内面に入ると解釈によって変わってしまう。
そのほうが生きやすい?分岐していくと大変なのではないか?
(→現在社会は分岐して分からなくして喜んでいる?自信がない。)
キャラクターのなかに自分はない。

◎ キャラクターは仮説、だから深まるし、広がる。想像の世界。

[3]「白雪姫」によるキャラクター演習
(1)外形をつくるということ
・ 類型化したキャラクターをおいて読まないと、楽しくない。
・ 自分で映像化してゆく。どんどん変化させる。
・ 仮説を信じて、これをどうおもしろくするか考える。
・ 文字で書いてあることで、登場人物の類型化はされている。
それを声でどう表現するか。
・ 分かるものとしてどうするか。
・ 文字で書かれたものを、どう変えていくか。自分のなかで起こして、変えていく。
しかし、声だけでやるのではない。
・ キャラクターをやるというのは、自分ではない。

◎ “お妃のキャラクター”のうぬぼれ心を自己化して内部想像するのではなく、
妃を外に出しすべてを外部想像化する。
・ 客観的観察者としての創造をする。
・ 入り込むだけではなく、入り込んだこれはこうだというものを出す。
自分の納得で止まってはいけない。外に出す。

◎ 無いものの「それがそうなっている」と事実を先ず作り出す。→キャラクター化
・ 文字がある。それを入魂して生きたものにするには、どうしたらいいか。
→それがキャラクターをするということ。

◎ 導入して、少し大げさにやるとよい。自分から切り離すためには、自分でないものを大げさにやる。その場合、自分の中に力が溜まって行くと、自己化して失敗する。(身体が硬くなる)
・ 地を使いながら、お妃を生で分からせる。客観メッセージとは違う。
・ 着ぐるみになろうとした?着ぐるみがあるとそれらしくやりやすい。
自分で白雪姫をやろうとすると大変。(p22 白雪姫のセリフ)
自ら白雪姫をやろうとして無理が出た。(受講生)

◎ 外側があることで、内がなくてもふっと外側の手だすけで内が動く
→キャラクターの極意。
・ 全部自分でやろうとすると、頑張りすぎる、力が入ってしまう。

(2)抽象的な事をキャラクター表現するには
・ 中間思考(たとえ文章がそうであっても)をさける。
・ 表裏・・・いいこと悪いこと、正しいこと誤ったことを明確にする。
(だれでもわかる文章でこそ、それが分かる。)
・ 心のねじけた女は・・・ここをふまえて「鏡よ、鏡・・・」と言わなければいけない。
心のねじけたお化けをどうだすか。
・ 重大なキャラクターポイントが書かれている。それを外さない。

◎ ストーリー読みをしない。
・ p24 とがった石の上をかけ・・・いばらの中を・・・グリムらしいところ。
リアルにそういうことだけを読んでいったほうがキャラクターになる。
(現実でないというところを知っているから楽しめる?)

(3)小人という未知のキャラクターについて
・七人の小人・・・七人が集団生活をして、なぜ森の中にいるのか?
→身体的特徴がある人たちが集まって生活していた。(歴史的事実)
(小人は頭が身体に比べて大きい。私たちより身体的に扱いやすい。)
(人間の身体は大きくなりすぎた。130センチくらいが争いがなくてよい。)
・ キリスト教の重要な数、7
・ 小人がかわいく描かれたのはディズニー。キャラクター付けをした。
・ 童話・・・子どもに話して聞かすとき、親しみ易く子どもっぽくやる方法があるが、良くない。

◎ 子どもだけのための物語というのは少ない。子どもに準じることでその物語の質を落とすことはない。
・ 子どもに別の何かを起こさせる。『みんないっぱいいるね。』が分かるから仲良くできる。
「みんないっしょだね。」では仲良くならない。
・ 小人は大人・・・かわいいだけではない。かわいいためにつくられていない。

◎ 自分の前方にステージがある。必要条件
・ 書かれているものから、読み取っていく。それを声で表現するときにどうするか?
・ 地読み・・・説明、あるいは登場人物のセリフ、内面の表現などが書かれているが、それをできるだけセリフにしてみる・・・キャラクターをつくるためにやる。
・ 日常生活の考え・ことばの羅列の中から、自分がなにかを感じとっていくのは難しいだろう。
・ 不自由さのバイアスがかからなければ、そこから抜けだそうとしない。慣れは、無人格化現象である。
・ 伝わった、帰ってきたというコミュニケーションをやるのが基本。それをこの書かれたものでやる。

(4)テキスト演習
・ むかし、むかし・・・すべての部分を絵におこす。
・ まず読んで理解する。自分化する→外に出す。キャラクターの城をつくる。
・ キャラクターの着ぐるみをつくり、それに入ってやる。
・ 聞いている人、読んでいる人は違うものだが、喉で聞いていれば、すぐ変わる。
そこにつくるように読む。
・ 黒檀の窓わくは、富の象徴、ひけらかし。
・ 縫いもの・・・なんでしているか意味をつける。
・ 何回もやっているとこういうことなのかと分かってくる。
→それがキャラクター、読み手の味、キャラクターは何回もやらないと出てこない。

◎ 地からセリフを作る。音声化する。
・ 雪の降るオノマトペ。しんしんと、など。
・ 降っている、積もっている→状態によってちがう。音が、色が、違う。
・ 雪というステレオタイプの音をつくってみる。
・ サクラが散るさま 音に出せたら音楽家、言葉にしたら文学家、見て綺麗だねは鑑賞者。
・ 針で指を刺したとき、お妃は何ていうか?
・ 「いたっ」「いて」「あっ」「はっ(息のみ)」「いっ」「つっ」「あら」
その音を前へ出す。(キャラクターを表現する。)そのセリフを入れて地の文を読んでみる。
p19 雪をながめたとき「・・・(セリフ)」お妃は・・・。
・ 刺したお妃と、おちた赤い血、この2つを表現したい。

◎ 表現のウマさの秘訣とは、繊細さ。 繊細・微細
→ 生々しい
それが、本物に近いこと。
・ アテレコ・・・文字から発見したものを映像にぶつけていかないと負ける。
・ 書いてあることは変えないが、新しいセリフはキャラクターにあわせて
面白くつくる。

◆ 本日の磯貝語録
今、現実にないものを内面から作り出すのを心理主義、外形から作り出すのを
キャラクター主義という。思いの好きな日本人は心理主義傾向が強い。

◆ 本日の感想
キャラクターを立ち上げるために、全て文字から立体化し、オノマノペ化(音声化)してつくる過程がとても新鮮で刺激的でした。

ことば発声日曜講座(4/11)

講座テーマ「喉を壊す声とは どんな時どんな風に」

[Ⅰ] ストレッチ―林講師

・歩く(体の部分部分を徐々に固めながら歩いてみる)
 →体が固くなればなるほど呼吸が浅くなっていくのがわかるはず。
・ほぐす…ジャンプしながら→前傾になってゆらす→後ろを揺らしてほぐす
 →首を前に倒してほぐす→鎖骨に手を置いて首を上にそらす
 →首を左右に伸ばす(頭に手を置いて)→首を回す
・みぞおちの部分を指で押す…横隔膜のある部分なのでやわらかくしておいた
 ほうがよい。
・鎖骨の中心の部分も指でほぐす。
・丹田を仙骨の部分に手を当てて、前後に腰を動かす。
 腰骨に手を当てて左右に腰を動かす。
 腰を回す。
・座って足の裏を合わせて体を前に倒す→片足だけ横に伸ばす
 →片手を上に出して肋間筋をのばす
 →腹もみをする
・二人でペアを作り、一人がおなかに手を当てもう一人が呼吸する。
・足をよくもみほぐす→最後に立ち上がって股割をする。

[Ⅱ]喉を壊す声とはどんな時どんな風に?―磯貝講師

・日本の子ども達の声を是正する方法を日本人は知らない。
・子ども達がことばを覚える早さというのは、教えられて覚えるというスピードを
 はるかに超えている。
・言葉はインプットされることによって出せるようになるが、元来持っている言葉を
 発するという能力は生まれながらのものである。
・変声期前に聞いた言葉というのが、後の人生にとって影響力が高い。
・現在は規範というものがないがために、何でもよくなっている。
 よって言語の共通性というものは薄くなっている。
・日本人は日本語がしゃべりやすい骨格を持っている。
 が、反面日本語をしゃべりにくい骨格に現在なりつつある(くずれている)。

[Ⅲ]声が“良い”“悪い”とはどういうことか?―磯貝講師
 テキスト「声の変調と音声障害」使用

(1)一般的な声の変調について(テキスト使用)
・誰しもがここに当てはまる声の変調を経験しているだろう。
・風邪は万国共通に存在するが、各地域や民族によって症状は全然違う。
 →日本人はみんな同じものを想像するが、本来は個人によって違う。
・声に影響力が強い環境は“湿度”である。
 声が枯れてどうしようもない人は、湿度の高い地域に移り住めばよい。
◎声は“自分にとってどうか”と“聞き手にとってどうか”というふたつが必要である。
 が、日本人にとっては“聞き手”のことが圧倒的に欠落している。
◎日本人は、声は個有なもので変わらないものだと思っている人が多い。
・伝わることが大前提で、伝わらないことをいくらやっても無駄だということを
 日本人は知っていない。
 なんとなく通じると思っている、いわゆる日本教とも言えるものが主流である。

(2)医学的音声障害の種類
①嗄声…喉が渇いて水分が不足している状態
④加齢による発声障害…年齢によって響き率が悪くなること
☆相手にとって聞きやすいかどうかという判断基準を持つことで声の改善と
 いうことが起こってくる。
・携帯電話を子どものころから使い続けていると、音声は悪くなる。
 それは相手に出す上での良し悪しというものが全くないからである。
・学校教育というものを変えたい。
 →今の学校は美しくない。
 きちっとした声でしゃべれる子どもをつくらなければならない。
 自分の声が相手にとって不愉快じゃないかということを意識させる。

(3)声と言葉の分類
・日本的には声と言葉を同じように考えてしまうが、声は本来“音”と考えなければ
 ならない。
テキスト「声の快・不快分類」
・好感情、快感情:良い声(音として)
演習(それぞれ書いてある通りの印象を与えるように声を発する)
演習(不快の方で↑のことを行う)
☆快と不快、それぞれに共通することは何なのか?
演習:快に分類される声と不快に分類される声をピックアップして三つをその通り出してみる、そして違いを考える。
・性差異常…男性女性で同じことを言っていても音がオクターブ違うのだから
 感情も全く違うものだ。
・近づきたければ相手が好む声、遠ざけたければ相手が嫌う声を出す。
 これがコミュニケーションである。
・良い声、悪い声、それぞれを自らの中ではっきりさせるようにしてみよう。
・劣化しないためにはどうすればよいか。
 よくなるためには悪くなるという対極が存在する。
・良→悪がある限り、悪→良が存在する。人の声は必ず変わる。

◆本日の磯貝語録
声を出すには“自分にとっての良し悪し”“相手にとっての良し悪し”
このふたつが絶対的に必要である。

◆本日の感想
良い声、悪い声の分類をもとに、テキストを全員で音声化しました。
とにかく一人一人違うし大変面白かったです。これからの講座が楽しみです。

ことば発声レベルアップ講座(4/8)

講座テーマ「日本語の正しい発音」

[Ⅰ]体の調整(各自)
・下半身の強化

[Ⅱ]本講座の目的
・話し言葉のグレードを上げる(品質を上げる):声による日本語
・話し方以前の「言葉」を問題にする(言葉の健康度)
・声がどのような上質の言葉を形成するか→言葉作り

(1)言葉とグレード
◎「言葉のグレードを上げることは“あなた自身のグレードを上げる”こと」
◎「言葉のグレードは声の質を上げる事で始まる」

聞く人の分かる言葉・言声を発することが、話し言葉の全ての始まり。

(2)主観と客観
・知識、経験etc. 個的レベルの「自分」や「私」の想念は『主観』である。
 「社会」「お金」「他人」といった『客観』のレベルがある。
・同一事象に対して“主観言語”と“客観言語”がある。

     「客観」  ⇔  「主観」
 公(Public)⇔  私(Private)
・公共、共通、集まりを形成する一員である時、主になるのは“集合”であり、
“私”は主にならない。“共”という実態が主体となる。

・Public language かPrivate language(私語)かは音を聞いていればわかる。
→ Public voice⇔Private voice

[Ⅲ]日本語音声の基幹音,五十音+50音(資料ー五十音図)
 発した音をどう連ねるか。語音を作る。音で違いをつくる。
(1)通じる音声・通じる言語
  通ずる:取り引きができる。通商。お金になる。社会的である。
       責任があるために社会的効果がでてくる。
       Publicの喋り方ができないと、社会的効果は薄い。
       責任があると効果がある。
    →責任がある言葉・音声・喋りがある。
    ⇒なにがなんでも分かる言葉
    ⇒音として有意な音声である。

(2)基本演習(Public音をつくる)
  共通語(Public言語):喉の振動。ひびき実感のある言語→身体言語
  私言語(Private言語):喉の実感が少なく、共鳴率が低い。
                自己認識、自己感覚の強いことば。
  Public:全部一緒に、心身ともに語りかけ、納得してもらうもの。

・口喋り、平舌→私言語になってしまう(エネルギーが低い)
・喉を下げる→喉に音が響く(口頭共鳴率が高い)
・音声は人に分かるように出すのと、自分の実感で出すのでは別物。

◎どのようにしゃべるかではなく、どんな音で喋るかが重要。

 どこで音をつくるか?
・口でつくっていた音を喉に置き換えていく訓練(磯貝メソッド)
・声が息で作られているなら、喉を意識しないのはおかしい。
 喋っている時、喉の実感があると情緒的にならない。

☆喉をとっても意識する(今後の目標)
 ○笛下(アンダーコード)を触りながら名前を言ってみる
 
◎喉が鳴り、響いている - グレードの条件

言葉の音は口でなく、発信源の喉にある。
喉に向かって喋るし、喉に自分がいて喉が考えている。

【本日の磯貝語録】
どのように喋るのかではなく、どんな音(声)で喋るかである。
前口喋りの音を、喉に置き換えてゆく訓練が磯貝メソッドはなし方訓練法です。

【本日の感想】
日本人が自分と他人の線引きがへたなのは、宗教倫理観が低いことに関係して
いるという話がすごく興味深かったです。これから1年かけて喉を降ろすこと、
そこで発する良い声を獲得していこうと思いました。

声の呼吸法講座(4/6)

講座テーマ「呼吸の種類を知る①胸式呼吸」

[1]ウォームアップ(磯貝講師)
・かかとのバウンド、首の運動→身体をまわす
・だらんと前傾してロールダウン→そのまま身体をゆらす
・片膝を突張り、反対の片膝をゆるめる。坐骨をうしろに。
・膝をゆるめたままロールアップ、首を立てて。
・腋の下を動かす、肋骨を動かす。
・足幅を広げて、腕を組んで上に伸びる、後ろにそらす。一旦身体をゆるめる。
・腕を前に出して、肩甲骨、背中をのばす。呼吸をしてさらにのばす。
・しゃがんで手を前につき脱力し、膝を割ってすわる。前傾して坐骨のつけ根を
 のばす。
・お尻を少し引いて、さらにのばす。片膝を折って身体をひねる。

◎ストレッチ・トレーニングをしたら、反対の動き、回復運動をすること。

・片膝をたてて両腕で抱える。膝に腕をかけてひねる。反対に倒れて回復運動。
 股関節をゆるめる。
・上半身と下半身をつなぐ股関節が、発声・呼吸には重要。
・正座して、上半身をまっすぐ立てる。腰を立てる。
・前傾して膝のバウンドで楽な姿勢をつかむ。
・上半身がリラックスしていると、上がらない。
・体感をつかむ。全身の感覚でとらえる。
・仙骨・尾てい骨をほぐす。手を前について肘の内側をのばす、身体の横で
 手を返して回復運動。
・掌をこすりあわせる、手・指をもむ。

[2]講座関係者自己紹介
A ナレーション、朗読。母が生まれる前から読み聞かせ、うまく読めるように
  3年間通い、また別の養成学校にも通っている。
B 2年間養成学校は演技中心。いいボイストレーニングがなかった。
  磯貝メソッドのボイスチェックで腹式呼吸ができていないと初めて言われた。
C 声優、養成所。創造塾は3年目。
D 日本語をしっかり話せるように。
磯貝 日本で芝居をやっている人たちはなにを言っているのかわからなかった。
   仕事にもならないのに何でやっているのかわからなかった、そこから関わり
   はじめた。
   俳優は夢のある職業、道楽でないものをやる、通じる声とことばを持つ。
   気持ちでは声は出ない。自分は満足しなくても、他人に伝わればよい。
   職業としてやろうとしないと伸びない。
E 役者・映画プロデューサー。声に課題あり。
F 3年目、声優、人間としても成長したい。
見学者① チラシを見てきた。声優。基礎ができていない。兵庫出身。
見学者② ことば・声・呼吸に興味。竹内敏晴氏のところで1,2年。

[3]講座「呼吸の種類を知る①胸式呼吸」
    -呼吸を学び身につけるということ

◎ことばを発するときの呼吸(メッセージ、歌)を修得する講座
(磯貝テキストを毎回もってくる、トレーニングチューブ、手鏡、録音可)

・声を出すときの無意識でない呼吸でも作為のない残らない呼吸と声。
・喉から音を出すためのポンプ(肺)とふいご(腹腔など)の使い方を覚えること。
・前もって決められたテキスト、自分の考えていないことに縛られる作業で
 自由発言でない。伝えようとする人に伝わるものを届ける必要がある。
 聞いている人の満足をつくる。要求に応えるための技術、職業になる、
 職業にする技術。

◎よろこばせること、うまいと感じさせる、すごい=芸術であること、を進む。

・大人がやって大人がよろこべるもの、もちろん子供もよろこべるものをつくる。
・そのとき、その役はどんな呼吸をしているか。自分の何をどう変えたらそこに
 行けるか考える。知らないことは調べる。できることはすべてやる。
・どんな姿勢でも声が出る呼吸法が必要。

◎あなたの楽器・声を育てる、筋肉を育てる、耳を育てる、音としてとらえる。

・自分でないことをするために、自分をつくる。
・独自の考え、思いはいらない。それは沢山の経験が自然につくってくれる。
・呼吸で泣き、笑い、怒れる。思わずそうなれるくらいに高める。
・さまざまな人の呼吸と同調できる事が必要である。
・何かをするために、邪魔になるものを取り除く。
 自分の事情・思い込みでそうしていることが多い。

◎呼吸法であなたの感じ方、考え方が変わる(ちゃんとやるときだけできればよい)
 ここに来たときはちゃんとやる。自分の身体と頭でやる→手と耳は貸せる。

◎聴く能力がないといい声は出ない。音を研ぎ澄ます。この音はいい音なのか。
 「やりたい」ことと「できる」ことは無関係。

◎声は変わる、よくも悪くもかわる。使っていることばで声は悪くなる。

・あなたの声・ことばで、周りの人々が迷惑を受けている可能性がある。
 自分が選ばない、相手に選ばれるようなものをつくる。
・生物的真実をみつける。社会的、人間的な真実の前に。
・自分の思いは日常生活でだけ、芸は芸がさせる。

◎自分の身体にそってやっていくしかない。ひずみがないこと、ブレのない
 ことをする。

・出し惜しみをしないこと。時間をかけないとできないと理解する。
・無意識にやっていることを意識的にできるようになる。
・呼吸が変わればキャラクターも変わる。

◎息のおきどころ、息の噴射の仕方、息のあてどころ、息の流し方を修得
 すること。

・何をしててもできる腹式呼吸をみつける。自分たちでつくりあげる。

◎世界に通用するものをやる。

・自己完結して小さくまとまらないこと。開いていること。

◆本日の磯貝語録
◎声は変わる、よくも悪くも。呼吸が声を変える。
◎声は音である。人の心の音である。

◆本日の感想
 役者になるということは本当にむづかしい。だから皆があこがれる。
 呼吸発声だけでも沢山の方法がある。自分以外のキャラクターになることが
 どんな事か、少し分った気がしました。