歌発声土曜講座(10/23)

講座テーマ「声直しと歌唱練習」

[1]準備(青木先生)

[2]課題歌唱指導(磯貝先生)
<♪椰子の実><♪ふじの山><♪からたちの花>
・3曲通して

<♪からたちの花>
・言葉遅れないために、子音の準備する。
「K」からたちの 「H」はなが 「S」さいたよ ~(口全体を使い)
(前の音伸ばしている、又は休符のときに、次の子音準備)
・伸ばす音、母音をもう一度言う、息をつなげる。
 はな_「A」が、さいたよ_「O」
・みんなみんな…巻き込むように
・やさしかったよ…付点のリズム立てる。ダラッとしない。→「しかっ」「たよ」
・最後「さい《たよ》」…「molto riten.」だが、リズムなくならない。
◎2人ずつ歌う(磯貝先生)
・Aさん・Bさん…1音ずつ区切れない。「からたちの」「とげは」
「はりの」リズムとる
・Cさん・Dさん…「はーありの」ピアノがリズム打っている。
(C)「とげだよ」…頭頂に両手。押さえつけると声が続く。
(D)奥を縦に開く。
・Eさん・Fさん…
(E)無理に出さない。出る声で歌う。
(F)気持ち良く歌うことを始めましょう。良くなりました。
・Gさん・Hさん…考えないで歌い続ける。
◎全員で
・メロディーとリズムを崩さない。
・「やさしかったよー からたちの」手拍子とピアノ聴きリズムとらえる。

<♪箱根の山>
・リズムにのって調子良く。
・短い音符が次に引っかかる。→は「こね」「のや」まは
◎2人ずつ

<♪ふじの山>
・ふじの山:地下深くまで真直ぐつながっている感じをもって。
・「からたち」と同様。あAたまを Kuもの ~
・縦に(自分の奥にスクリーン有)。そこで歌う。
・「ふ」じはにっぽん ←奥~後頭に向けて

<♪椰子の実>
・自分の外側に広げない(中心線)
・子音を早く用意。

◆本日の磯貝語録
・<情報>「ふじの山」は外国の方に喜ばれる(日本の遺産)歌。
・音楽との交信…音楽の世界に引っぱられるような感覚(音楽体験)

◆本日の感想
今日は主に“からたちの花”“箱根の山”のレッスンでした。子音を先にしっかり
準備して歌うだけで、とても歌い易くなり、気分も乗る事が出来ました。
音楽の楽しさをまたひとつ知ったように思います。

声の呼吸法講座(10/19)

講座テーマ「横隔膜呼吸②」

[1]ストレッチング+予備体操
 立位:正立、スワイショウ
    膝裏のばし(左右)、鼠径部のばし、股割
    肩柔軟(関節まわし、上下)、体側のばし
    首・頸部柔軟
    顔マッサージ、頸部マッサージ、背部マッサージ
   ・肩甲骨部柔軟
 座位:座骨で上半身を支え、立たせる(丹田)→重心移動

[2]講義+演習「横隔膜呼吸」
・横隔膜は直接は動かせないが、間接的には動かすことが可能である。
・横隔膜を意識すると声がクリアーになる。
(横隔膜の上に肺がのっている、腱中心の上に心臓がのっている)
・腱中心が5cmくらい そのまわりに筋肉の巻くがお椀のようについている。
・腱中心はかたいが、まわりの膜はかなり自由に動く。
 肋骨の開閉、肋骨のウイングの開閉、開こうとすると肋骨がひらく。
・普段の生活では半分腹式、半分胸式呼吸、得で楽
・腹の出し入れで腹式呼吸(大きく長い、長ゼリフによい)

演習:<肋骨を掌でおさえつけて動かないようにして腹式呼吸>
(できたつもりを繰り返す。いわれたとおりにしても、大体ちがうことになってしまう)
・より足に重心をかけて、前傾でやってみて、腹はどう動くか。
・5回続けて確実にできるようにする。わからなくなったら頭が頼りになる。
 いずれ何回でも何分でも続けてできるような回路を育てる
◎臆病でなく、乱暴でなく
・腹の出し入れ場所が悪いと横隔膜がかたくなる(丹田・鼠径部運動)
・究極は会陰の呼吸、そのときは鼠径部も丹田もある。
・横隔膜呼吸のときに腹のどこが動くか認識する。
・鼠径部のときは足を使う、足裏まで使う。
・腹部の運動で横隔膜が上下するのを認識する。
・何となくでもできてしまうが、横隔膜が動くのを実感しながらやる。
・腹部で横隔膜を引き下げて吸い、(腹で引き下げて吐く)
◎腹主導で横隔膜を動かす。鳩尾が斜め下に引き下がる感覚。えぐれる。

演習:<丹田呼吸でハミング>
 鼻から入れて鼻から出す。鼻のひびき、けちけち出す。
演習:<ロングトーン>
 安定して同じ息の流れを身体の支えでできるように。
・感情のコントロールがしやすくなる。息の入れ方と出し方。
・ひびき位置を高くする。ロングトーン毎回チェック
・横隔膜コントロール、支えの呼吸と声、声帯の負担が少ない。
・今日したこと、できたこと、できなかったことをあとで必ず確認すること。

 ロングトーンは毎回チェックする。


◆本日の磯貝語録
 生きた横隔膜など普通触れない。ただただここにあってああいう風に動いている
らしいと想像するだけだ。でも10年もやっていると、横隔膜そのものが意志になり
意識になりはじめ自由度がグーンとひろがるものだ。

◆本日の感想
 今迄、横隔膜を意識したり、その呼吸などしたことなかったので、
初めてのものの連続でした。頭で理解したことを体でチャンとなる。
 そのためのコントロールをする。何ともむずかしい事だなあと感じました。

表現の声とことば(10/10)

[1] ことばとリズム
9月はことばのリズムづけをした。ことばの解体を行う。
・ 音:強さ、高さ、リズム(構造)、ことば:意味づけ、思い
一字一拍のリズム 意味で考えると一語一拍
音は知覚で印象づけないと消えてしまう。
・ 感情のとらえ方で音声が変わる。(発し手の感情の押し付けになりがち。)
◎ 聞き手と話し手の中央ステージをつくり、
そこに言葉を供出し、同条件にする:コミュニケーション
音の記憶からことばは出やすいが、反対は出にくい。
・ ことばの音声化の明確な区切りづけがリズム化。
リズム化がつくとことばが渦状にすすみ、情報量が増える→伝わりやすい。
連続性があるので戻れる。デジタルに区切るのではなく、スクリュー化する。

[2] 歌リズムとことば
EX‐1:「十人のインディアンボーイズ」
四拍子、四拍子の循環 循環をつくるためのリズムエネルギー。
四拍子でも1つの循環をつくれる→歌唱
EX‐2:「虫の声」 はなしことばにすると意味を説明することになる。
リアルな描写や、リアルな内容以外を想起させる言葉表現方法(言い方)もある。
そのことばを音からつくってみる。
・ 意味をともなわなければ、リズムも音も自由に並べられる(変える)。
抑揚、イントネーションを大きくしたのが音楽・歌(リズムで循環する)。
それぞれの意味だけだすと、十人十色で統一性が難しい。
◎ 音楽は共有性がある→音には共有性がある。
・ 意味を出そうとすると、その人の個人独特の意味性になりやすい。
意味性が強いと個的すぎて共有性が低い。
音楽は共有性が高い、共有性を楽しむ。

・どうして個を主張するか?
(Aさん)自分のやった実感がほしい。やりたい人がやっているとそうなる。
やりたい人がやるから。どぎつくて、狂気まがい、きちがい、客がいても自分ばっかり。
気持ちばっかりで洗練しない。
[3] 音楽的特徴とことば
◎ ポピュラーになるには、どれだけ共有できるか。共有できる力があるか。
・ 心性でなく音性でことばを考えると、違ったものになる。
・ 音楽をやると言葉の意味の意味性が抑えられる。リズムや音階がそのルールになる。
・ 意味性の低い歌詞でも音楽にすることでおもしろくなり、共有できる。
・ 意味合いとはちがう別次元のものがでてくる。
・ ことばには、多面性、多元性がある。一つに収斂したり、解体したりもできる。
・ 定型詞、短歌+俳句などの制限におしこめることで、新しい何かが出る可能性がある。
<ニュートラルな思考、柔軟な思考、単純でない思考、思いでない思考>

[4] ことばのリズム
(あれ) (まつ むし が) (ないて) (いる)
メロディ、歌と関係なくリズム読みをしてみる。大きくとったり、小さくとったり。
一拍は同じ長さで連続性を保つのが基本。変えると変化が生まれる。
音のエネルギーにより新しい気分が生まれる。
◎ リズムにのること 歌舞伎七五調 
・ 朗読にはリズムをつけて、意味説明や自分の感情でないリズムづけをするとよい。
音を客観的に、録った音を聞き返せる耳をもつこと。
・ 人がつくったリズムをみなでやって楽しめるか。「十人のインディアン」
・ リズムは確信がないと、不安になる。
◎ 再現性のあるものをやる、再現する気になる、その気になってきくようになる、
再現性のあるのが音楽。
(11月SL「三文オペラ」セリフと歌が入る。即席でリズムを入れて歌にする。
歌舞伎はやっていた。歌があると劇が華やかになる。日本の現代劇俳優はリズム感がない。)
◎ ことばには、文学性、心理性、音楽性があって、はじめて表現が完成する。)

[5] 地声と裏声 ◆オクターブちがう 使う弦は半分 エネルギーも半分
地声 鼻をとじたままで出せる声 音域
鼻をあけるとオクターブ上がでる。人は訓練すれば2~3.5oct 出る。
対象を遠くにして外から音をもらう(鼻からもらう)
細くてやわらかいまっすぐな息を出す。
鼻からもらって声帯にあたって口からもれるくらいの音。口を閉じればハミング。
・ のどをやわらかく浮かしておく。上あご下あごもやわらかく。
ことばの「あ」ではなく、「あ」という音のひびきを出す。
連続音「あ」のポジションに息をあてる。
ことばの「あ」は断続音。

◎ 日本語の発話実感は下あごにある。そのままでは裏声は出ない。
・ 日常生活では音域を圧縮しているのではないか。声帯のまわりの筋肉が圧縮。
高い音、低い音がきけて、次に出せるように音感をつける。
・ 個の感情が入るといつもの音になる。無知に変えるとわざとらしくなる。
・ 高い音も、低い音も同じひびきで出す。鳴ったあとの共鳴を活かす。
オクターブちがうと出した感覚が全くちがう。もちろん聞くほうも。
音をかえることで、受ける側の感性が広がる。
◎ リズム音調で違った世界をつくり出すことができる。

今日
(午前のポイント)
透明感と透過性のある声を出す。
とおくから声をもらう。中心感覚と意識から感覚へ。上から下につくる。
(午後のポイント)
ことばに音楽性をつける。リズム 自分の思いでない。裏声のポジションで地声も出す。
思いだとなりが強くなる。音楽で感性をひろげる。音楽は共有できる。

日本語の「あ」は、4つの発声を実際には使っている。
リズムの感覚、音調の感覚。

◆ 本日の磯貝語録
お休み

◆ 本日の感想
同じセリフでもいろいろなリズムづけをすることで、いろいろなバリエーションが
うまれることが面白かったです。
言葉のリズムづけ、音調かえをしてセリフを発していきたいです。

歌発声土曜講座(10/9)

講座テーマ「息の流れ」

☆個別ワンポイントアドバイス
・頬が厚い人の場合(磯貝先生)
・姿勢 ・腹筋(青木先生)

[1]準備
・『鼻先の意識』が出来てくると、ノドが開いてくる。
 鼻先をピンピンとはじく。→軽くフン、フンとハミング。
・鼻先をグッと持ち上げる。その時、眉間に(しわが寄る位)意識を集中させる。
・舌を口の中で動かす(外側に出さない。舌先よりは奥側が動く)。
・下あごを下にグッと開ける→『首が立つ』
 口唇の真中から下に開ける(横に広がり過ぎない)。
 →軟口蓋がアーッと開くようになる→脳ミソが響く
・口は大きすぎてはだめ、小さすぎてもだめ。
 鼻から口を開ける。
・『ハミング』…外側に出た音を聴く。頭の中に音は無い。
・音楽脳でパッとやる。但し、個々が楽に声を出すための
 フォームを見つけること。

[2]課題曲
<♪椰子の実>
・ちゃんと歌うこと。
☆『上手くなりたい!!』と思うこと。
☆エネルギーの高いサンプルを聴くこと《受ける》
◎自分が上手いサンプルになる。
・音は濁ると判別しにくい。(すぐに消えてしまうから)
 透明感の高い音、印象に残りやすい。
 →誰かが『聴き易い』→人に伝染していく。
★自分が『楽器』であり、『ドライバー』である。
 ※「楽器」のメンテ(発声練習)必要。
 『音楽にまかせる』力 ←波に乗る。無駄な力を入れない。
・1人でも出来る⇔みんなでも出来る ←音楽が強くなる。
《上手くなる条件》?早く覚える←レッスンの録音とって、いつも聴く。
「きき耳」←意識を上げて聴くと「耳」ができてくる。

<♪からたちの花>
・裏拍のリズム
・ヒザと足首は柔らかく。(固まらないように)

◆本日の磯貝語録
音楽は、音楽を感じたり、やろうとしたりする脳(部分)がやらせてくれる。
<音楽脳>人間は、音楽に「感応したい」脳を本能的に持っている。

◆本日の感想
音楽だって生きている。好きな音楽、嫌いな音楽がある。でも、こっちの気持しだ
いで、良くも悪くもなる。なるべく好きになってる気持ちを持ちたいものだ。