歌発声土曜講座(11/20)

講座テーマ「歌唱��」

[1]準備(青木先生)
【基本姿勢】
イスに座って、座骨にのる。
足裏3点を床につけておく。
・女性は外側に重心が移動していきやすい。
・骨盤は立っているが、腰が沿っていない状態→呼吸が楽

[2]発声
・鼻三角でサイレンのように
・舌先を伸ばす
・軟口蓋と鼻を開けるようにアクビ
◯ソファミレド(スタカートで)
・「Ka」 母音よりも「K(子音)」を意識。舌の奥側、上~下へ。アゴも
1回ずつ動きたい。
・「Ga」(有声子音に)
・舌を前に出して、軽く
 舌のテンション、アゴのテンションで音を安定させようとしないこと。
 舌は言葉を作るためのもの
・「Wo」 くちびる突き出したまま(くちばし)
 舌先は下歯にちょっとついているが、音はあくまでノドで作る。 
・「Ba」 顎関節(アゴを横に動かすとよくわかる)
 下アゴはここからぶら下がっている。上アゴは動かす必要なし。
☆ノド回りの筋肉が柔らかいこと。不要なテンションをとっていく。
◎立ったとき、「足裏3点・土踏まずのアーチ」
 ヒザ裏と股関節のところ柔らかく。締めない。 

<♪箱根の山>
・「天下にたびする剛毅のもののふ」
 ��リズム(付点区別) ��アクセントつける
・最初の音、聴こえない。しっかりと。
※羊腸の「小径は(全て四分音符で)」←リズム変更します。

[3]伴奏合わせ(課題曲:「ふじの山」/選択曲:「からたちの花」又は
「椰子の実」)
◯Aさん(椰子)…足はつけずに壁によりかかる。仙骨はつける。
首をたてる楽に、頭の位置もっと高く感じて良い。肋骨脇に手当て。拡がる。
◯Bさん(からたち)…片足をイスにのせて、重心安定する(三点重心使う)
「はなが」の「な」縦に開く。前かがみにならない、背をスッと伸ばす。
◯Cさん(からたち)…まろいまろ「い」指1本分のスペース開けましょう
(い・うの場合)
高音「あ」開け過ぎない。「お」くちばし使う。伸び伸びと。
頭、背骨の延長として支えている。頭のバランス。
◯Dさん(椰子)…片足イスにのせて、軸足少しヒザ曲げて。このときの感じで。
普通に立つと、お腹突き出したようになっている、腰に負担が。ブレスしっかりと
る。
◯Eさん(椰子)…鼻からイキ出す。最初の音、よく聴いて準備。首のバランス、
頭の響きへ。
声出てきました。
◯Fさん(からたち)…頭を動かさない。身体の中、アゴでやること。
「からたち」最後、くちばし。「まろいまろ《い》」「いつも《い》つも」指1本開
ける。
◯Gさん(からたち)…頭の位置高く。ブレスちゃんと吸って良いと思うこと大事。
シューと息吐き、静かに『鼻から吸う=鼻が開く』
少し口開けると軟口蓋が準備できる。

◆本日の磯貝語録
お休み

◆本日の感想
力まず楽に歌が歌いたい…が、どうしても頑張ったり力んだりしている。「からた
ちの花」は大好きな歌なので人前で歌えるのが嬉しい。音楽出来るのは幸せです。

声の呼吸法講座(11/16)

講座テーマ「全呼吸法」

[1]ウォーミングアップ

[2]下半身強化・腹筋運動
・地面にすわって、腰をたてて膝をまげてフレックスで片足ずつ伸ばす縮める。
(仰向けに寝て身体をゆるめる、膝をうごかす、膝を胸にひきつける=回復)

[3]7種呼吸運動のための予備体操(上向寝、大の字型)
・大腿のつけねの筋肉をうまく使うための、呼吸運動のための腹筋運動
 身体全体を伸ばす、足のつけねを細くする。
・腰の裏に手を入れて、それを押すように腹を動かす。腰部筋運動
・鳩尾に手をあてて、それを押し上げるように腹を動かす。下腹はへこむ。
・おへその上に手をあてて、それをもちあげるように腹を動かす。ゆっくり戻す。
・丹田の上に手をあてて、それをもちあげるように腹を動かす。一度とめる、
 ゆっくり戻す。
(丹田をさわって、腹が張っている状態を確かめる)
・鳩尾の真横の肋骨を左右からおさえて、それを広げるように胸をうごかす。
 真横より少し背中の方を親指でおさえて、それを広げる。
・腕を天井に向けて上げて片腕ずつ、両手いっしょに肩からあげる、肩甲骨まで。
 首を後ろ手に組んで、後ろ首をのばす。左右にひねる。僧帽筋運動

[4]講義:呼吸法7種の説明
◎呼吸を息にかえるということ
 おわんが2つのような横隔膜の形で、どんな姿勢でも呼吸できる。
 ①~⑦呼吸法おさらい(読み上げテキストに番号対応)

[5]読み上げテキストと7種の呼吸演習
・横隔膜呼吸、下腹のコントロールが難しい人に向く。
◎呼吸をコントロールする:意識呼吸:目的に近づく、表現性の高い呼吸
≪呼吸部位と声の特徴≫深い呼吸は落ち着いて 高い呼吸は軽く。
・深い呼吸は腰方形筋を使う。「呼吸筋」呼吸の安全弁。
・ここのささえがないと音声障害になりやすい。
 悪い声は喉にうつる。緊張も伝わる。
(肩甲骨の上の角の間の背骨、「風門」ここが通るとカゼが抜ける)
 背中をひらく。高い位置の声はひびきがうすいので、口跡により注意が必要。
◎「呼吸法がかわると声が変わる」
・誰かがひとりできたら、自分もできると決める。
 それをやるかやらないか、時間はかかる。
・壊さないように、気持ちだけにならないように、呼吸をかえて、声をかえる。
 すると精神状態もフレキシブルになり、周りを受けやすくなる。

演習○テキスト(1)~(4)を7呼吸替えで朗読、塾長個人指導
・意識的に様々な呼吸を「ことばに」つなげるのはけっこう大変である。
◎出している音・声をきくと、音のひびきに誘導される、引っ張っていってくれる。
 変わるのを信じていると、いつか変わる。
 覚えた方が身体の感覚はつかみやすい。

◆本日の磯貝語録
・変わる、出来ると信じやっていれば、いつか必ず成る。
・呼吸法は1つではない。知らぬ間にやっている自分の事を1つずつ自分に教えて
 もらい自分は成人として死を迎えるまで育って行く。

◆本日の感想
 かねがね塾長は、言われる事を必ずやって見せてくれる人で別者 スゴ者と
思っていた。
 今日塾長が”誰か1人でも出来るなら自分でも必ず出来ると信じ、
やり続ける覚悟が出来れば必ず出来る”と言われ電気が走った感じがしました。

表現の声とことば(11/14)

講座テーマ「叙唱とラップ。リズムと言葉の関係をさぐる」

[1] リズム
◎ リズム⇔節付け 
・ ずっと続いていくのがリズム。繰り返し作業。
・ リズムはトランスができる原因でもある。
・ 拍があって、ずっと続いていくところを探す。
EX:足踏みをして皆で合わせてみる→「行くぞ」から「来てくれ」となってくるとリズム。
・ 裏拍で行為を参加させる。(声でも、手を打っても何でも良い。)
(しかけないで、裏を知っている人からもらおうとすると良い。)
(しかけている人に、つられていってしまう×。吸われる、くずれる。)
・ 行為を言葉に変えて、足でリズムをとり続ける(同機する)。
(カンパニーだけで合うというのは未来的ではない。)
◎ 思わず同機する。ノル。引き出される。発散→他者に伝わる。同調する。
→すると更にエネルギーがきてやっているほうが気持ちよい→
更にエネルギーのおかげでみている方も楽しくなってくる。<交換する>
・ それができあがると、リズムが生きる。ないのは機械的。
・ 共通項がない。(生命感)
・ 教えこまれたもの(枠)にはまりこんでやるのはおもしろくない。
三拍子を守っていては生きていけない。外れてしまうと三拍子ではない。ギリギリを探す。自然。

EX:拍手と言葉(素拍子と奥拍子)
・ ルール:足踏みをして裏で言葉を発する。4回言葉を発したらとなりはマネル。
・ 出すほうは渡す。
・ まねをするほうは、もらう・受ける。
・ 耳だけでマネしようとするのはダメ。全身で発し、全身で受ける。
・ 発し手は、受け手が受け易いように発する。
・ 一周して、今度は反対周り。スタートはAさん。
説明しなくとも、しばらくやっていると皆あってくる。それをぱっとやる。
・ スタートを原さんから(反対回り)
・ 足のふみ方、言葉「よ」の捉え方、サンプルをしてもらってマネる。
・ 違う方へ行ってしまう人がいたら、次の人が調整する。
・ 今は、調整しないので失敗。
・ 「よ」というより「ぃよ」。そこを捉える。
[2]楽器+楽譜(テキスト)によるリズムとことばの演習。
<a>「村祭」
① 表と裏を打つ人を分ける(楽器により)
フレーズの最後は(例:神様はトントントンと3ツ打ち)
② 表・裏を交代して演奏する(感じが変わる)。
③ リズム歌唱:表リズムは強く、歌は弱く歌唱。表弱拍裏強拍で歌ってみる。
◎ リズム取りを変えると、詩(言葉)の意味:ニュアンスが明らかに異なる。
聴く人はちがった歌の様に感じられた。
④ メロディーでは、常識的な事は伝わるが面白くない。
⑤ 詩読みで表情を強調して読む(全員)。わざとらしく不自然。
◎ 拍なし、漠然としている。表情が単純。
・ 音楽でやると恥ずかしくない、豊かになる、表情が変わる。
・ リズムが変われば、表情が変わって、身体感覚が変わる。
⑥ 裏歌い・表打ち、楽器付き→表歌い・裏打ち
早い楽器ではなく遅い楽器に合わせる(遅いのは早くできない)。
<b>「十人のインディアン」
① 表・裏を打つ人を分ける。
フレーズ:インディアンボーイズ トトトト・・・・・トン!
② 立ってやってみる。表・裏を打つ人を変える。
◎ リズムのお陰で言葉が立つ。つられてステップが入ってきた。
<c>「虫の声」 休符は打たない。
① 表・裏を分けて打ってみる。休符が入ると表情が変わる。
◎ 詩・セリフの読み方のリズムを変えて読むと、文の意味が変わる。
日本では、そういうものを許さない。おかしい、変だとなる。
・ リズムをひっくり返せば裏が出てくるのに、日本人はそれを知らない。
◎ おもいを変えるのではなく“言い方”を変えると表・裏が逆転する。
身体も同じ。
◎ リズムはキカイ的。でも人間リズムは身体的。身体は不安定。そのため同調する。
・ 躍動的を持ってくれば面白い。それが表が裏かで表現が変わる。
おもいでやる必要はない。表現は幅があって、自由。
◎「間」とは、決まっている前をどういうふうに取るか、つくるかである。
・ 自家製にすると共有できない。内容から共有していこうとすると、共有より強要になる。

[3]身体リズムの基礎練習
EX:リズムをとって足踏み。
・ あわせる、正確に打つ(踏む)。
◎ 裏を感じないと早くなる。
・・・・リズムにあわせて語る・・・語りにあわせてリズムを変える・・・。
◎ ノリ方、感じ方が変わる。実体が変化できる。
(あることしかないのは想像力がない。ないものをなんとかしてやるというのが想像力。無いものを感じる力。)
EX:「十人のインディアン」足踏み+楽器+歌 連続してやる。
◎ お芝居のなかで、これらを縦横無尽にやりたい!
◎ リズム・・・規則的、くり返し的、連続
・ 不規則な世界にいるので、リズムに慣れるのに時間がかかる。
・ 和歌、短歌・・・リズムにのると簡単に分かりやすくできる。
・ 「あきのたの」 音曲をつけるとリズムを変えてもおかしくない。よく聞こえる。
・ 情感でやってしまうと、情感の説明になる。そのリズムに引きずられる。
・ リズムでやれば、違和感なくやれてしまう(共有できる)。
・ 文字の世界では、観念は押し付けであって、裏をすると
裏読みしすぎて嫌なやつということになる。
・ しかし、表だけやられても困る。裏だけでは分からない。
・ リズム、音楽では、違ったものが共有できる。

[4]まだ時間があるので試しに一作つくってみる。
◎お題「私の生まれを申しましょう」(フィクション、ノンフィクション可)
・ コツは四行詩にする。これが一ブロック。
≪複合知≫ 頭脳+身体 →身体の知
① リズム、楽器、その楽器を打つ人を決める(自分で打っても可)
② 楽器と打ってもらう人を発表。
③ 作ったものを素で読み、リズムを発表し、あわせる。
◎ 試演 勇気を持ってやってみよう!
・ 楽器で準備をつくってはじめる。

・やって面白い、たくさんやっていくと、もっと面白くなって上手になる。
・楽器を増やしてもOK。リズムを途中で変えてもOK。 

◆ 本日の磯貝語録
日本語で生きたリズムを作るのはむずかしい。多分思考がリズム的でないからだ。しかも日本人の共通リズムは重くておそい。
今の若者は、スッと立てない。表と裏をはっきりしたくないのかも知れない。

◆ 本日の感想
リズムがあると、無いのでは、こんなに人生が違うことが分かった。
やく動感は面白いし、生きている感じがする。どうも日常が機械的で平面すぎ、
それに慣れすぎた。何とかしないとつまらない人生となる。イヤダ・・・・・!!

声の呼吸法講座(11/2)


講座テーマ「背面呼吸」

[1]ウォーミングアップ
A,Bさん スキップ、呼吸でリズムをつける、巻き舌で
A,Bさん ねころがって身体をゆるめる
Bさん 壁に手をついて、外足を足振り、前と横、横向きに立つ、足の甲を丸める
Cさん 股割り姿勢で足首を握って歩く。力を入れないで歩く。背骨をやわらかく
Bさん ①踵上げる ②①のまま膝を曲げる ③膝・足首を伸ばす ④踵下ろす
Aさん 腕振り、膝と足首やわらかく、左右の足の前後を入れ替えて。走る動作
Cさん ハチマキを巻く位置で動きを支える
   ・いわゆるリラクゼーションでなく、身体を大きく動かすことで身体をほぐす。
Cさん うつ伏せで足首つかんで背筋運動
Dさん 「亀になる」頭と身体の想像力、人に見られる、かっこいい、美しい動きを
    つくる。
   ・全身を使ってその動作をしていることを実感する。
Dさん 股関節をやわらかく動かすことによって、全身を動かす。
   ・今まで使っていなかったところを開発する。
Cさん 仰向け大の字になって足を反対の手につける。膝曲げない。
Dさん 「サボテンになる」鏡を見て、全方向からの見栄えを検討する。
    やったことを覚えているのが演技の基本

[2]講義
◎呼吸法=胸式、腹式、横隔膜、丹田、腰方形筋(P.16 図-16)
<腰方形筋=呼吸筋>(骨盤と肋骨、背骨をつなぐ)
・横隔膜がかたまると心臓も動かない(不安・恐怖の状態)
・呼吸は精神・感情状態と大きく関連がある。心と直接リンク。

演習「僧帽筋(P.16 図-20)を使った呼吸=背面呼吸」
1)肩甲骨の内側の筋肉を開閉する(大胸筋を使うと肩まで動くのでダメ)
・肩甲骨の位置を2人組で確認する。
 手を後ろにして浮かして間に指を入れてみる。

2)首のつけ根・肩甲骨の上、または肩甲骨の間に息を入れる。
・下の方が息が多く入るが、腹式ほどは入らない。
(軽い高い声を出すのに有利、腹式は低い声を出すのに有利、
 歌舞伎の女形の声)

3)手でおさえあって①肩甲骨の間、②肩甲骨の上・首の根元に息を入れる。
・鼻から入れて、鼻から出す。眉間、鼻のつけ根からハミングをする(高い軽い声)
・首筋をよくほぐしておく。首のうしろ、頭のうしろにエアタンクがあるように。
 そういう生理状態の声、そのときの感情の声になる。
 横隔膜は中心が少し下がっている。その支えで小さい声でもよく通る。
 人のノーマルでない状態の声も使うのが演劇、幅をひろげておくに
 こしたことはない。
◎穏やかな、やわらかい声をつくれる。と落ち着いた精神状態になる。

次回 呼吸を声に、声をことばにしてみる。実際にやってみる。
 身体を使った表現、全身をダイナミックに呼吸とつなげた表現もとり入れる。
 宿題「この2週間でいちばん不愉快だったこと」150字以内


◆本日の磯貝語録
 人はバランスの取れた行動(思考も)が美しい。当然自分も納得する。
 そのためには様々なパターンを経験し、自分に蓄積していると良い。
 思いは発展するが、身体はバランスを要求するものだ。

◆本日の感想
 久々に全身を使ったと実感させられました。部分的に身体を使うことばかりに
 気が行きすぎ、スモールになっていました。(それも大事ではあるのですが)
 バランス取れる授業がありがたいと思いました。