声の呼吸法講座(1/25)


講座テーマ「5種練息法②」

[1]ウォーミングアップ
 三点倒立、首がすわる、目が覚める

[2]講義「息の5息法について」
 呼吸-空気の出し入れ
 息-体の中を巡るエネルギー
 表現のための息に、正息・安息・実息 絶対に鼻から入れる。
 体内に入れて温度を変える。
 磯貝メソッド5息法、コントロールする息、表現のための息
 (1)長息 腹息(Hi)
 (2)短息 腹息(Hi)
 (3)強息 胸息(Ha)
 (4)弱息 胸息(Ha)
 siだと有声音に転化しにくい、hで喉頭を意識する。1音1音つくりなおす。
 (5)細息(糸をつむぐような息)、口唇息、背息(u)
 (参考)深息、浅息、急息、暖息、ツブ息

[3]演習:5息練習
 (1)長息:安定して細く長い息を5回くらいできるように
 (2)短息:口の奥のhをまっすぐ前に出す。(1)+(2)をやる「hi,hi――」

・息がもれると、エネルギーを捨てている。体内の気の空気の部分
◎息はあなたの精神状態である。気を息に参加させる。
 気を抜かず、上げすぎない。息をまともにすることで調整する。
・本意気と日常の差をいつも意識しておく。
◎気と息は連動している。音でなく息を出す、流す、吐かない。
・呼吸でなく息を意識する。息のポジションを意識する。
・(1)(2)臍から鳩尾の間でやる。かためないこと。
◎丹田を入れて横隔膜を出す。「hi,hi――」「hi――,hi」
 短息を繰返して喉から口先までの息の流れを意識する、もらさない。
 鳩尾の下、臍の下に手を当てて確認する。
 丹田を入れることで横隔膜を押し出す。
 横隔膜が抜けて、胸にあがらないように。
 短息は息の粒をつくる。

 (3)強息:横隔膜の側部で「ha」を出す
 軟口蓋、上あごに息をあてる(広くしない)
 それを強める 息でコントロールする 喉に負担なし
 丹田で横隔膜を張り、瞬間強い息を出す。
 丹田を出すのと入れるのと両方できる。
 息は鳩尾から下に溜める。
 脇と丹田をつなぐエネルギーをみつける。

◎「声が悪いと言葉が悪い 言葉が悪いと精神が悪い」のではないか。
・魂がくずれると声がくずれる。声が乱れると精神が乱れる。
◎息が整うと心も身体も整う。何かが通る、通じる。
・通そうとしなくても通るのを信じる。代償行為に逃げない。
・いつかはできるようになると信じて、ただただ続ける。
・できたら、もう一回やる。それを繰返して定着させる、掴む。
・できないことだらけだけど、自分にできる少しのことを確実に知る。
・声は変わる。生きようによっていくらでも良くなるし、いくらでも悪くなる。
◎身体の精神で声を出す。肚にある息を使って呼吸をする。
・他人ができるなら自分にもできる。


◆本日の磯貝語録
 呼吸法もレベル(グレード)があり、方法も用途により少しずつ異なる。
 磯貝メソッド5息法は、応用実践的、特に表現には有力な方法である。
 息の実感をしっかり持つ事から始めたい。

◆本日の感想
 身体法は「倒立」でした。やはり軸がずれていてうまく立てない。
 ここだとつかめると楽になった。今日は5息をやった。とても息が高い事が分る。
 気ばかりで実は息がすごく高すぎる。下げるしかない。

歌発声土曜講座(1/22)

講座テーマ「ポピュラーソング�� 同調ということ」
[1]準備(塾長)
☆丹田を使うと、横も使える。丸々全部使える(胴は丸い)。
Ex-1. 横になって、お腹全体をこすってみる。(前だけでなく、側腹部、背側)
 丹田とつなげて。前、横、背側を指を使ってこする。
Ex-2. 会インを動かす。股関節、膝関節、腫関節を動かす、ゆする。
 座骨・尾骨が動くので、血液がまわってくる。
Ex-3. 腹揉み。座位で両手指先を使い。
 (イスにずっと座っていると、下肢が「虚」になってしまう。)
『心と腸』
・胃でドロドロにした食物を、小腸で栄養を吸収する。同時に血液も作る。(腸の
消化吸収作業)
◯腹に力が入ると、緊張する。(小腸の腸壁が反応する)
 練習するときは「腹を柔らかくして」無駄な緊張をさける。
◎『お腹は感情の巣』
 ・感覚器官、身体に蓄積された記憶
  思いや刺激が背を通って「腸」に伝わる。腸から脳へ戻って認識する。
[2]課題曲歌唱練習
♪花
◯2番メロディー違うところ有り
◯伸ばす音で止まってしまう。次のことが起こっていなくては。
 腹のエネルギーを横隔膜まで上げる(横隔膜とへその間)
 これ以上は上げない。ここで止める。

♪元気に笑え
◯腹から息を出し過ぎない。
 下で支えて、その上から横隔膜で。

♪星に願いを
◯<練習番号C>ひとはー(四分休符)だれも …音楽止めない
 休符で落とさないで保っていくと、次へつながっていく。 
◯低い音で始まるとき、下に落としてはじめない。
 普通の音程でハミングしてみる。この位置から始める。
◯高い音(ひびを の「ミ」)
 鼻先を断続的につまみながらハミング。この位置で。

♪世界に一つだけの花
◯音がつまっているので、かえって息は流れている。
◯言葉をリズムにのせていく。

★選択曲「花」or「元気に笑え」

《歌唱と脇腹の支え法��》(塾長)
歌う時は精神的にも体も、なるべくそのための緊張はしない方が良い。しかし、譜
を追いかけ、言葉を言いながら、オクターブアップを歌緊張無しで歌うのはむずか
しい。ならばどうやって無駄で余計な緊張なしで歌えるであろうか?人はわずかな
緊張でも腹に反応し固くなる。腹がいつも柔らかい状態で呼吸出来たならそれは
楽だろう。確かに腹式呼吸をゆるやかにしている時は絶対に楽だ。でもそのままで
1オクターブのアップダウンの繰り返しは無理だ。どこかを緊張させて、脇を固めな
い発法を次にお話ししよう。

◆本日の磯貝語録
消化機能(腸)は精神活動である。
「歌うとき」…お腹の力を抜きながっら、頭を使う方法を考えよう!

◆本日の感想
脳(心)と腸の話はとても興味深かったです。人間の腸が感情の元であり、呼吸の
総元締めである事が理解出来ました。息を流すということもなんとなく想像出来ま
した。

声の呼吸法講座(1/11)


講座テーマ「5種練息法①-ことばの身体性と息」

[1]ウォーミングアップ

[2]講義と演習
 新年を迎えて、今までやってきたことを整理する。
 各自の方向性に合わせてまとめる。素材を生かすように。
 推進力をもって「絶対にやめない」と決めてやる。プロになる。

(1)高い表現性をめざして
 利き手の第二指を立てて、物を指さす形をつくる。美しい形をさがす。
 高さ、向き、人が見てわかりやすい。手だけでわかる仕種をみつける。
 自分が思っていることが伝わることば、仕種をつくる。

Ex-1 ことばと仕種をあわせる。「これ」「それ」「あれ」(同じ指し手で)
 ことばだけやってみる:「れ」は共通だが「こ」「そ」「あ」につながる「れ」はちがう?
(プロ=専門家=人の評価に耐える訓練をしていること)
・厳しい目に通じるように本気でやる。人前で迷わない、お手本になること。
・声で距離感を出す。(準備してからやる。言ったことに責任をもつ)
・言葉をクリアーにする。(緊張をみせない、やる気をみせない)
・やるべきこと「だけ」をやる(気負わずやる方法をみつける)
・自分のやろうとしていることと、他人に伝わっていることの誤差をとらえる。
(初めてで完成する。2回目はもっといい完成する。3回目はもっともっと)

Ex-2 抽象言語と身体性 Text「それぞれのみなさんが」
   抽象的なものは無理にでも具体的にする。表現する。

Ex-3 文にする「これです」「それです」「あれです」
・「です」 「e」の核音をつくる 「e」のひびきをつくる
・「えす」に「d」がついても音がくずれない。母音の作りをしっかり
◎音を出しながらきく。音をとらえる。音を聞き分ける。
・正中線をくずさずに聞く態勢で出す。
・重心をおろす。身体全体で声を出す(大あごを動かす)

Ex-4 鼠径部に向かって声を出す「そ」「こ」「あ」
・余計なことをしない。「こうしよう」よりも今やったことをとらえる。
 やり上げられること、今できることをやる。今の自分の地点をとらえる。
 やることそのものをやる、自分で勝手に考えない。
◎ひとつのことをやり上げる力を養う。集注して、洗練する。
 全身自信満々でやる。ニュートラルを出す。
・質のいいことが自然体になるように訓練する。
・目でも耳でも聞く。出し方の前に聞き方を身につける→息の所在
 聞く力があれば出せる。たくさんしないで、一発でできる方法をみつける。
 話を聞くことで、頭の整理をする。音感、語感をつける。
 音をつくって、内容を入れる(内容が先行すると形がくずれる)

◎これ-1m以内、それ-1間以内、あれ-それより遠く
 言葉の距離感の体感
・距離、時間、色彩、重量、温度をつけると立体感がつく。
 具体的に正確に頭の中に描くことを「イメージ」という。
◎「イメージ」は身体感覚と結びついている。漠然と思うことではない。
・身体的想像力を身につける。生まれたときに近い形からはじめる。
 親指が出た握り拳をおだやかにひらいて第二指だけをのばす。
 腕の緊張はなく、指は震えない。
 指さし訓練は、空間意識のトレーニング。
 身体感覚がかわると、エネルギーが変わる。


◆本日の磯貝語録
 全身で感じ、全身で行って人は生きている。「これ」と特定すると意識が
 身体も精神も限定してしまい、集中はするが動かない(生がない)ものと
 なりがち。でも意識を育てないと人が育ったとは言わない。難しい。

◆本日の感想
 他人がする各々の表現のわずかな差が分るようになりました。
 でも自分がやっていると、他人の時ほど細かくは分っていないなとも分りました。
 表現にはそれに必要な態度がある。自分は未だ定まっていない→実感

歌発声土曜講座(1/8)

講座テーマ「ポピュラーソング�� 乗りということ」
[1]柔軟(青木先生)
[2]発声
◯出っ尻でハミング
◯その姿勢で、バウンドしながら「ホッ、ホッ、・・・(ソファミレド)」上品に
◯ヒザはスッと戻す(が、ロックはしない)
 鼻三角で「Mame(マメ)、Mame、Mame、Mame、Ma」(ソ ファ♯ ソ ファ♯ ソファ
ミレド)
 「Ba バ(スタカート)」ド ソ ミ ド(高い) ソ ミ ド
[3]課題曲歌唱
♪花(滝廉太郎)
◯「Ya ヤ」(1~3番で、メロディーが少しずつ違うので、きちんととる)
※口はモグモグする(楽譜見ながらだと、口が止まってしまう。見てもモグモグ)
◯歌詞で

♪元気に笑え
◯「Na ナ」(縦口で、横に広がらないように)
◯「Ya ヤ」
 <練習番号B>アハハの1回目、2回目の音の違い(ドソド、ドラド)
 ��4度と3度の違い ��コード(和音)の違い で聴く。
 ※アハハ→最後の「ハ」軽く(長く伸ばしやすい)
◯歌詞で
 ※「アハハ」は、頭にアクセント(最後が強くなりやすいが)。最後は軽く。
  (合唱では、下パートが支えている。)

♪星に願いを(「ピノキオ」より)
◯「La ラ」
※音サンプルを聴いて、覚える。 
◯<練習番号D>4小節…ひび「を」←音が他より高いので注意
◯最後は、かっこ内の音で。
◯ブレス位置:いのればいつか V かなうでしょう

♪世界に一つだけの花
◯歌詞で
※聴いて覚える。
◯リズム
 <練習番号C>ひとそれぞれ このみは
 <練習番号E>それなのに ぼくら にんげんは(ラ→シ どこで上がるのか)
☆最後、手話をつける方向で。

♪星に願いを
◯歌詞で歌唱
♪世界に一つだけの花
◯「階名」又は「La ラ」で歌唱
※はじめに覚えるときは、楽譜に沿って。
(磯貝塾長)
崩したまま覚えてしまうと、元に戻れない。
はじめに基本(楽譜)で覚えておけば、徐々に崩していっても、戻したいときには
、元に戻ることが出来る。

◆本日の磯貝語録
ポピュラーソングは、とにかく聴いて覚えよう。
知性でやろうとすると面白くなくなる。

◆本日の感想
今年はじめての講座で、皆さんお元気で良かったです。
今期は、ポピュラーミュージックが中心で、いつもと違った曲覚えになりそうです

短い回数で楽しい試演会をつくりたいと思います。