講座テーマ「発声法と声種をつくる」
担当 林講師
(1)準備体操
ストレッチ(受講者 一人ずつリード役)
腕を上に背伸び 片腕伸ばし(肋骨、側腹) 首回し アキレス腱伸ばし
肘を回す(肩甲骨、体側ほぐし)
バレエのポジション(片脚180°片脚90°)で両腕を上に息を吐きながら
腕を下ろす。同じように足を替えて行う。足の解放。
掌を開いて両腕を使って胸を開く。前屈(片足) あぐら股関節ストレッチ
足指まわし、足裏もみ、踵、アキレス腱まわりほぐし、足甲、ふくらはぎ
マッサージ。片足折り曲げ(腿前面伸ばし)猫のポーズ(背中、腰ストレッチ)
(2)身体感覚をつかむ(発声のための)
割りばしを紙刀で切る―スパッと割り箸をふたつに切る
―丹田感覚、身体の中心、横隔膜にグっと力を入れる。
手や腕ではなく身体で紙刃を振り抜く―
(3)発声の基本
「声帯実感」を持ち、共鳴させる。
喉頭けん垂、笛を左右に動かす。声帯の位置、声帯から直接前に
音を出す。
①ハミングして声帯だけを振動させる。
②鼻をつまみながら声帯から鼻へ響きの位置を変化させる。
(鼻へ上げる時に、喉から鼻の使い方にどのような変化、感覚があるかチェック)
③声帯から口唇へ響きの移動。
④声帯から前頭部への響きの移動(頭頂部、後頭部にも響かせる)
⑤胸に響かせる
二人ペアになり、その人の触れた部分を響かせる→テンポアップして響きの
位置を自由に変えていく(できればひと息で)
⑥各部分への響きを実際に音にしていく。
音の高低というよりも響かせる息の位置で高低の違いがつくれる感覚
○各ポジションで「あ」音をつくる
○それぞれの響き位置で「い」音「え」音「お」音でも声にする。
母音によって響かせやすい場所があるかなど違いを見つける
○母音によってどのように響きが変化するか、自分の身体の感覚をつかむ。
○音を出す時に、目をパチパチしたり後ろ首などに力が入らないように注意。
(4)磯貝講師からの一言
来期の講座内容「話す」ことのためのルールを知る。
「文脈ではなく話脈」が重要
◆本日の語録
発声の基本「声帯実感」を持つこと。
声帯で声を出し身体に共鳴させて音を発していく。
◆本日の感想
いろいろな響きを順序立てて教えていただけたのが、嬉しかった。
講師事に角度の違った教え方が面白かった。