ヴォイストレーニング・夜ジム(1/24)

■ウォーミングアップ
 身体をゆるめるためのストレッチング

■個別練習
・Aさん
 下唇を前に出しながら「ウー」。
 (唇を使った発声にならないように気をつけましょう)
 息を前に出すことを意識しながらテキストを読む。

・Bさん
 歯をかみ合わせた状態で発声。
 (口腔内を広く使えるように心がけましょう)
 録音し聞き自己チェックしながらテキストを読む。

・Cさん
 鼻を閉じ、下顎を首に近づけた状態で発声。
 (鼻から息が抜けないようにしましょう。)
 鼻から息が抜けないよう気をつけテキストを読む。

ことば「活舌」改善講座(1/19)


講座テーマ「ことば発声 活舌概要と復習」

1.イントロダクション
活舌→聞きやすい=話しやすいが原点。
「サ・ラ・ダ」行がマズイ人が多くなっている。
語頭に「ラ」がつく言葉は大和言葉にはなかった。
Ex‐来世「ラ」が「ダ」になってしまう。Raisei
◎個人の傾向がある。
サ行・・・地域性がある、サ行は強い。
やわらかい喋り方の地域の人は難しい。

Ex‐さんざめく/Sanzaneku
◎活舌のまずい原因が様々にある。
・舌の機能の問題、舌小帯の付き方、顎関節の開き方、アゴの付き方や、筋肉などをみて、
訓練する。
Ex‐ソウゾウシイ 全員言ってみる。
Aさん・・・「イ」段を勉強する。
Bさん・・・「シ」「ス」不安定
Cさん・・・方言が多々ある。出している音を聞こうとすること。
Aさん・・・自分の声が嫌い。(磯貝・・・他人は好きになる声で声質は良い。喋り方の問題。)

◎喋りやすくて聞きやすいというのが、うまくリミックスされていると良い。
ここを目指す。
・どのように聞かれているか、きちんと分かる必要がある。
・イエアオウをしっかりと喋る。
・自分が自分でやっていることが分かる。
・次に他人が分かるか。
・次に言うべきことが分かるか。
・次にそれが他人に伝わっているか。それの繰り返し。

◎言葉の勉強で大切なこと。「クールな喋り方」を身につける。
日本人の政界、財界のトップクラスの喋り方はクールでない。
自分勝手な音調で自分の思いしか話さないのは不良。
→育っていないということ。

◎まず、音を聞くこと。(話の声)
日本語を喋っている人の通訳となる、くらいのことを考えていろいろとすると良くなる。
あなたというより日本語が良くなる。

◎話グセを直していく→知らず知らずにやっていることが恐ろしい。
喋りグセ、声のクセ、どちらも、自覚がなく他人には分かっていること。
まずは、自分のことは分かりにくいので他人のものを知る。

以下、今期の内容説明。

2.ストレッチ(事前に身体を解放する)
・首を回す。
・手首をふる。
・声、言葉→血液、ホルモンが大事。
流れが悪くなると気分が悪くなる。ウラを良くこする。還流を良くしていく。
身体のなかがわとうまくいくことをする。
・筋肉を凝縮して広げるというのが声のためには重要。

◎おなかはやわらかく→固い人は腹揉みををすること。
・腹が命令することで、頭から身体へ命令がいく。
・声やことばのことは頭ではできない。頭で考えることはできるが、
すべて考えることができるわけではない。頭で考えたことはすべてできたか。
否、できない。
・身体に蓄積されたものをうまく動かしていくのがおなか。

Ex‐①足踏み かかとを上下させる。ゆっくり身体を動かす。
◎自分のボーダーラインを守れる人は、悪くなったときに戻れる。
(身体の良い状態を自分で知っていれば持ちなおすこともできる。)
Ex‐②骨盤まわりの柔軟
・仙骨を動かすよう脚を使う。
・腰から前へ倒れる→力を抜いて全身を動かす。(膝も抜いてゆるやかに動かす。)
Ex‐③唇と鼻より胸部を前に出すように、呼吸。
・胸郭を開く、目線はストレート。それで相手に話せば伝わる。
・集中できるか。(でも緊張はしない。)
このクセをつける。
Ex‐④重心=丹田 上げたものをおろすときに良い表現となる。
出し入れをやってみる。上げたままでは表現としてはマズイ。重心を下げる。
Ex‐⑤
1.四股の状態(重心をおろしてみる。)
2.手をついてお腹から下へおろす。(丹田に気を充満させる。)

3.講座
・日本人の身体と風土環境に合ったのが日本語。
その身体の使い方がうまければ、日本語もうまい。
◎「気」が分からないで、日本語がうまくない。
・丹田に力を入れると、気は動く。
Ex‐⑥丹田をつかむ:咳をする。丹田が分かる。丹田の支えがないとセキにならない。
(経絡=エネルギーの道がある。)
・近代的なもの
・日本・東洋的なもの
これを混ぜてやっていかないと良くなっていかない。
Ex‐⑦ 1.丹田・丹田運動・丹田呼吸・丹田のささえの演習
・丹田に両手をおく。おへそから指3本下。(臍下丹田)
(エネルギーの巣)
そこに意識・神経を集める。落ち着く。この時に目を開けておく。
・丹田から話すほうが伝わる。
2.座り方・・・イスにはあさく腰をかける。
前に乗り出せるし、丹田を中心にすぐ立てるところ。そこに座る(基本)。
・上体の立ち姿がうまくいかない人は、活舌が良くない。
3.基本の座り方で呼吸をする。
・まず。丹田を引く、次に前に張る。(丹田の出し入れ運動)
・虚にしない、実にする。真っ直ぐにする。(後ろへ反らない)、腰はラクに。
・お腹のやわらかさがないと腹式呼吸が出来ない。
・エネルギーを動かした時に、上に上がってしまっては声とことばのことは出来ない。おろす。
・脚を使ってする。脚を使うとたくさん入る。
◎腹式呼吸は、下半身と繋がっていて出来る。
4.呼吸をつけてやってみる。(丹田呼吸)
出す、引く 違いはあるか?
・歌は音域が高い。お腹を引いて息を入れると高く入る。
出して息を入れると低く入り、低い音域が出せる。
Ex‐⑧二人組みで丹田をさわり、息を入れた時に丹田を前に出せるか確認しあう。
引くほうも確認する。
((丹田が働く人と働かない人とでは人生が違う。本質的ではない。自己防衛ができない。
ディベートは、発語法で相手をつぶしている。理論的(日本的)なディベートは時間がかかる。
相手の丹田に向かって言葉を投げる。(ディスカッションに必要)。
話ながら、聞きながら有効なことが出てきて間違っていなく出せる人が頭のいい人。
迷路になってしまう人(喋っていてなんだか分からなくなってしまう。))
Ex‐⑨中心をとる。中心感覚(前・後)を持つ。
・真ん中をとる。崩さない。崩してしまうと自分になってしまう。
・丹田意識を持っていれば、迷路にならないし、声も明確に出る。
<身体の中心ライン(前面)>
◎恥骨→丹田→臍→鳩尾→胸骨→鎖骨→笛(喉頭)→声帯→人中→眉間・頭頂
◎自分の真ん中をつくる。
+前歯・・・チントップ
+背骨
Ex‐⑩二人組みで背骨から尾てい骨までさわる。
前だけ、後ろだけ、前後両方、いろいろと感じることができる。
目付きも変わる。
人間=動物(相手をみてどうしようかというのが動物)
防衛の前にアピールしようとして負ける。だから受ける。
◎自分の真ん中をとる。人を受けるために必要。

「宿題」
◎「唇の真ん中」
・顔の真ん中をみて、口を開けたときに唇の真ん中をみていられるか。
(なかに意識をもっていかない)そして、口を閉じる。
(真ん中で開けて、真ん中で閉める。)
◎「舌の真ん中」
・舌を出す。真ん中のすじをみて戻した時に真ん中があるか。

この二つの真ん中をさぐる。

◎昔はもっと凛としていた。劣は劣をして劣となる。
笑顔が違う、親しみだけではだめ、親しみだけでは崩れる。
→舌をあげておくことができるようになる。
◎やりっぱなしにしないリピートすること。

(面白かったこと)
Dさん・・・丹田と中心
Eさん・・・気を入れる、下半身にも力が入る。自覚は初めて。
Fさん・・・中心が前と後ろにある。
Aさん・・・体の中心を意識、丹田に力を入れる。
(丹田にぽとんと水をおとす・・・磯貝)
Bさん・・・丹田=気の重要性(丹田に1円を貼り付けておく。丹田を忘れない・・・磯貝)
Cさん・・・丹田を意識していなかった。

◆本日の感想
声のためには、筋肉をほぐすだけではなく、ホルモンの流れも大切であることを忘れてい
た。確認できてよかった。丹田呼吸の復習では、身体感覚を改めて自覚を出来、内側の動
きがじっくり 復出来有難かった。

声の表現講座(1/12)

講座テーマ「言葉を読む、聞かせる 語の意味と文の意味」

[1]各自ストレッチ


[2]講座開始
・新学期に当たって簡単な自己紹介。
・9月~12月の科白読み、4月~7月の「星の王子さま」の流れから、今回は文を扱う。川端康成著「掌の小説」
・駄文をどのように読んでいくか。 ⇒上手い人が読めば、やっぱり上手く読む。
・散文をどのように扱うか。

☆3月8日の最終回は試演会

☆朗読とは何か?
・“作品”と“メッセージ(ニュース原稿等)”では違う。「掌の小説」は作品として読む。
・つまらない文章でも、最低これくらいの声は出さないといけないというレベル。
・文字と自分の体との戦争。

☆自分の名前は出しても、自分自身では読まない。(自分を他人化する)
 特に地の部分を自分で読む事が多い。(自分化)
 芸の域では、自分をキャラクターにしてしまって読む。

・芝居は袖に入ると素に戻る人が多いが、中にはずーっとそのままの役者もいる。
・“語り”これにはやり方(型)がある。語りは芸である。

☆ともかく上に粉飾する時代・風潮があったが、「元」は何だったのか?
 芸の「元」は何か?本来の朗読とは何であったのか。

・知らない人達が「今初めてだ」と言っているだけで、以前からそういったものの元はある。

☆芸には全部「元」がある。だから潰しが利く。

・「本質的野心」 今ウケをする事では無さそうだ。(世間的野心)
・“語り”というのは、云わばバックする事だ。
・文章で書かれている時の助詞の扱いが、時代によって違うぞ。
・学校文法。現代語の文法をちゃんと学んだか。研究者によって解釈が違うから、音が違う。
・NHKと日本放送の基準アクセントが違う。
・出たものが分かる人はいるが、出す人がいない。

☆掌の小説より、「海」「落日」

・大した事ないものを、大したように伝えるのは読み手の芸。
・書いてあることをただ読めば、「作品」として成立する訳ではない。人によって解釈は違う。
・芸において、真似るは重要。


[3]声を出す為にストレッチング
・やりながら、ほぐす。

▽首の付け根を動かす。
▽肩のトップを使って脇の下から肩口を伸ばす。

「地声」とは~ 胸骨が響く、その喉の位置と鳴らし方

▽胸骨をポクポク叩く。叩きながら、顎や首の付け根を緩めていく。
 胸骨に手を当て、響かせる様に「ア」発声。
・喉頭共鳴が無い音をつくっても「それは違う」と言われてしまう。
※管楽器が「ボー」と鳴る感じではなく、打楽器で「コン」と鳴らす様に。
 低く下ろしても残響が少なくなる様に。

(Aさん)暗い。外に音を出す。
(Bさん)口の中をもう少し開ける。口の奥が響くと良い。胸骨に意識を置きながら、相手を聞く。
(Cさん)もっと胸を前に出す。サッカーのトラップと同じ。下半身がすぐ硬くなる。
(Dさん)喉の声を口に向かって言わなくていい。今出しているエネルギーの1/3くらいでいい。
呼吸がまだできていない。下腹が動いていない。こよった手拭いを立てて歩く状態。

☆「8/100」の緊張はいつも残しておく。それを捨てると自失する。

・一本足
▽ほぐして整理運動。
▽片肘を上に押し上げた状態で、鼻から大きく吸い、口から吐く。

☆肘を曲げて、手を動かす範囲(開いて、閉じて)で朗読をする。

☆手の平、手首は非常に重要。(手の活性化)

▽ロールダウン ⇒グラウンドでのストレッチ数種
・声を出すのに重要なのが鼠蹊部。

(1)喋っている語の意味(訓読み・音読み)を捉える。
(2)最初から外に話すように読んでみる。
(3)半行くらい先を読む。憶えてしまう。

☆掌の小説より「縛られた夫」

・その事をそこでやっている時ってのは間違えるもの。
・「ファーストインスピレーション」は大事。稽古はし過ぎてはいけない。
 稽古を大量にやらなくて済む為の稽古を積み重ねる。
・話す場合でも、行くべき所が引っ張ってくれる。
・言葉を伝えるのが好きだという文化。
・話芸もテキストから離れないと、信用されない。
・分かりすぎたら、下手。
 アウトラインが分かればよい。自分が作るものであっても細部を作り過ぎてはいけない。
・生きている実体を表す時に、ビッチリつくったら死んでしまう。

☆失敗してはダメだけど、完成してはいけない。

・自分の思うように歌いたい、ではない。歌の様に思える練習。
・原則、話は他人の為にするもの。
・そこでやり上げない。いつでも隙間を残していく。(本質)
・いつ、本当にできる人が来るかもしれない。

 次回は文章のことについて取り上げる。


◆本日の磯貝語録
・芸には必ず「元」がある。
・分かり過ぎたら、下手。

◆本日の感想
・芸の事と私業(ナレーション)の事は別の事と思っていましたが、本質的には、
 又レベルが上がると同じ事だと分かって来ました。自分の選択がまちがっていなかったと勇気が出て来ました。

ヴォイストレーニング・夜ジム(1/10)

■磯貝講師との面談(メニュー作成)および個別練習
・Aさん
 発声時に喉に引っかかるような感じや喉嗄れあり。
 緊張症である。
 胸声共鳴、柔軟脱力体操でのメニュー作成。

・Bさん
 声が出なくなった。
 呼吸改善と体を動かす(ほぐす)こと。
 腹式呼吸の訓練:鼻から吸って口から吐く。
           奥歯をかんだままでの呼吸。
 顎(下唇)を前に出して「ウ(有声音)」の発声。

・Cさん
 うがいをするように口腔内で空気をまわす。
 喉開けの練習。
 「声を悪くさせない発声」メニュー:軽く明るい声でハミング
 (顎を少し上げて鼻に響かせるように。胸の横に手をあてて持ち上げる)

・Dさん
 舌の奥を出すように舌を出して発声。
 (声と舌を一緒に引っ込めてしまっています)
 鏡を見ながら歩行練習。
 (首、肩、腰の力を抜いていきましょう)

・Eさん
 歯を閉じたままでの発声。
 (響きの位置が低いです。下顎に共鳴させず眉間やおでこを意識しましょう)
 腹式呼吸と胸部の支え練習。