歌発声土曜(6/30)

講座テーマ「ポピュラーソング③」

[1]課題曲歌唱
<♪歌の翼>
◯にー(イ) おー(オ) う etc.  伸ばしているところ、捨てない。
 口の中を響かす ← 口の形そのままだと息足りなくなる。
◯メロディー音下がってくるとき、上に上げたまま(だらしなくならない)。
 ミゾオチ使って、腹を引っ込める。
◯ノド鳴った音を耳の下の首の付根位置で聴く。
《Aさん:選択曲》伴奏合わせ
<♪さとうきび畑>
《全員で》
※さとうきび出来る頃の沖縄はカッと暑い。
 一種の反戦歌。ノスタルジーに入らない。
 「ざわわ」垂れてはいけない。
 「でも、ちゃんと生きていく!」という歌。
◯「ぬけ『るぅ』だけ」「ぅ」をノドできちんと言う。
◯「なつのひざ『し』」←高い音、ウルトラマン、斜め上へ。
《Bさん》地べたを這っていてはだめ。上をスーッと飛ぶためにスピード感。
《Cさん》鼻開ける。高音、腹抜かない。聴きながら歌っている。先行する意欲が足りない。
<♪すべての山に登れ>
《全員で》
◯「?しなさい」:アルプスのもっと上から見ているような歌。
 一緒に山登りしてしまわない。鳥瞰図。
◯前半(低いところ)は響きで。
 「愛のすべて?」のところから、きちんと歌って。
◯頭、日本語にする。音符どおりだと変。
 日本語しゃべる。『口でしゃべらない。ノドでやる。』
◯「ナ」行が汚い。
◯言葉の語尾は押さない方が良い。
《Dさん》言葉が遅い。ノドの実感しっかりしたい。
<♪さとうきび畑>
《Bさん》自分がどういう意識で歌うかないと、虚無的になる。「ざわわ」、次に続く歌詞によって歌い分ける。
最後、思いきり伸ばしても良い。
《Cさん》

◆本日の『磯貝』語録
歌は歌詩に音を付けた。音譜の言葉どうりに歌っても、言葉はうまく聞こえてこない。思い切って喋っているように(音譜をはずして)歌ってゆく。この場合、口は思っているより早くうごかし、子音は前倒しで歌ってゆくと良い。

◆本日の感想
ノド実感のある声で歌う、でも口でしゃべっている時のノドでは地声になってダメ。これがむずかしかった。ノドをつめるのではくようするに歌うノドをつかむことであった。

ヴォイストレーニング・夜ジム(6/26)

■ストレッチング(全体)
・ランダムに歩く
 自分の状態を感じながら
 硬い部分、凝っている部分があればほぐしながら
 呼吸深めに(鼻呼気)
 バンザイ状態で、手を前に突き出して押すように
・手を振る(悪いものを出すように)
 肩を回す(両手そろえて→片方ずつ交互に)
・片足ずつ伸ばしてヒザ裏を伸ばす
・座って足を前に出し、腰を前に倒す→ヒザを曲げて同様に
 足を組んで抱える、左右に腰を振る
・肩入れ
・正座で首の前後左右伸ばし、首回し
・股割り

■レッスンメニュー(各自)
・Aさん
股割りを重点的に、出っ尻で腰を入れて、スワイショウも
細いハミング、頭と首の付け根をほぐすように、ハミングがマッサージになるように
裏声を出す。固まらないように緩めながら、たたいたりしながら。
あくびをしたときに出るやわらかい声
裏声で 「イーエーアーオーウー」
裏声で 「おかあさまはどこにおられますか?」子音が入っても裏声で出せるように
母音だけ「オアアアアアオオイオアエアウア?」

・Bさん
前回復習(腕振りスクワット、「スウー」有声音で)

【テキスト】「風姿花伝」を読む
①早読みでパートナーと合わせて読む
②長読み(一音一音を長く読む)
①②を交互にやる

・Cさん
疲れがたまっているのでほぐす、仰向けで骨盤をゆする

【テキスト】「風姿花伝」を読む
鏡を見ながら、固まらないように動きながら
自分で見て格好良く、ほぐすことで息が流れるように
①自分の体の状態を見る②自分の音を聞く③周りの音を聞く
※様々なことを同時にやらなければならない。
高低色々な音を出してみる。

・Dさん
前回同様身体メニュー
 四足のときは掌、手指をしっかり使う、肘は張らない。

【テキスト】「風姿花伝」を読む
テキスト「風姿花伝」
①早読み
②長読み(一音一音を長く読む)
①②を交互にやる

・Eさん
前回同様身体メニュー
チェストアップに変わって、胸式の早呼吸を
→鳩尾からまっすぐ横に手を当て、肋骨を一気に横に
 支えたまま、歯の中心からゆっくりと息を吐く

【テキスト】「風姿花伝」を読む
①早読みでパートナーと合わせて読む
②長読み(一音一音を長く読む)
①②を交互にやる

※長読みの注意点 文、語句のまとまりで一息に読む、ぶつぶつ切らない。

■最後に一回普通の速さで「風姿花伝」を合わせて読む
 注意点 呼気は鼻から



発声法改善(6/21)

講座テーマ「舌と発声‐声をさぐる問答」

1.ストレッチ(各自)

2.講座
「声をじっくり考える‐日本人が改めて発声改善をやるということ」
〈対話形式による、声を探る問答〉

Q.
「誰でも喋ることができる、読める、その上で声の改善をしたいと思うのは何故?」
Aさん:受け手側の気持ちを知りたい、相手の発信をしっかりとキャッチしたい。
磯貝:レシーバーとしてのこと。
Bさん:うまい表現者は声だけで感動をおこせる。喉、声を使って膨らませている。
磯貝:発し手としてのグレードを上げたいということ。
Cさん:受け手に伝わらないことがある。
磯貝:コミュニケーションとして相手に伝えたい。
Dさん:声はアイデンティティと関わっていて、
うまく発声が出来ないとわだかまりがある。
芸としては、自分で聞いていて雑音がある。それは公共性がない。
磯貝:根は一緒ではないか。
磯貝:声とアイデンティティとの関わり、現象は?
Dさん:ストレス、コンプレックス。容姿よりも自分を認識するときに声で認識する。
自分=声なので思うような声が出ていないとわだかまりがある。
磯貝:虚の部分も自分であるのは事実である。この声も自分なのではないか。
Dさん:声のことで苦労してきた。
磯貝:良くても、悪くても自分。でも、自分の納得するものでないと自分でないと
思っているのではないか。
Dさん:無理をして発声をしてきた。
磯貝:「正しい発声法はなんですか。」から始めなくてはいけない。
意識でコントロールしようとしている。できると思っている。それは偶然である。
偶然は信じても、できないのでは。
今の声で分かることをやれば出来るようになるのに、それを否定してしまったら、
本質に迫ることができないのでは?

Q.「何故、声を出すのか?」
Aさん:自分以外の相手に自分を承認させたい。
Bさん・Cさん:コミュニケーションをとりたい。
Dさん:感情を表す…?概念に走っていました。

磯貝:社会ツールとしての声、アイデンティティとしての声、いろいろあるが、
何故声なのか→根を知らなければ続かない。

Q.「何故、この講座を受けましたか?目的は?」
Dさん:基礎をやりたい。呼吸をやりたい。ムラがある。支えがほしい。
Cさん:コミュニケーション力をあげたい。
Bさん:いい芝居に憧れていた。いい役者になるためには全部が必要で、
弱い声の部分を補いたかった。
磯貝:何故、芝居にあこがれたのか。
Bさん:今の時代がつまらない。面白いのが映画だった。
心震えるところに身をおきたかった。
磯貝:悪い素材ではない。自分で決め付けているだけでは?
Bさん:喉をつぶしたりすることをよくしていた。
磯貝:自分の身体を守れないのは稚拙、それは違うこと。
・才能の問題、運の問題、運は自分の努力で得られるものではない、
向かっていくのは努力。
・努力はしていくもの、でも努力したら獲得できるというものでもない。
しかし、努力の先に運がある。
・繋がらないものを繋げようとすることは意地ではできない。
・思い込み、我、意地で声は改善されない。
声の訓練は括約筋の世界ではない。
沢山のものがわずかづつ同時参加してつくる、変化するバランスの世界である。
・運がいいのは才能、努力しない人に運はない。
・仕事をして、勉強して、とやっているとだんだんとあがってくる。
・声のことも分かってできるかは別、分からなかったら下がるだけ。
年をとって下がってきているのに何もしないのは努力しない人。

◎「声をなんとかしたい時!!」本当に良くなるかは根本と繋がっているかである。
・想像的快癒…治療ではつまらない、良くなってしまう。
そういうものがあると決める。
・マイナスをプラスに、は根性では出来ない。とりあえず、それでしのぐ。
それでは、想像的快癒には至らない。
・まずくてもやりあげたのなら、爽快感がある。それは逆転ホームランではないか。
・いつでもいいものを用意しておくというのは声のことでは無理。
“良い声”をというのが美意識、その実体が美感である。

◆Cさんに必要なこと。
磯貝:声は出したら消える、というのが分かっていない。保証がないのが声。
誰が聞いても分からない声・ことばを出して喋ってみる。
→障害者はそれで生きている、それでも生きていけるのだ。
弱い声、小さい声で喋れないかと考えてみたことはあるか?
Cさん:遊びではやっていた。
磯貝:真剣にやる。意味というのはいろいろある。
暑いのもいろいろ違う。いつも同じ声ではロボットである。
Cさん:固まらない方法は?…固まらないで喋る!
固まらないで喋るとギコチなくなってしまう。
磯貝:人間で曲面で出来ている。直線で生きるのは不本意。
・声は真っ直ぐ行かないから、行かそうとするのだ。
真っ直ぐでないから人間は直線に憧れるもの。
・全部、球面である。声は揺れる波。声は真っ直ぐだと思っているが実際は違う。
それが分かると力を抜き出す。
硬直しないでゆれて真っ直ぐ出そうとするのは良い。
・大きな関節を止めておいても良いが、
止めておいても年中身体は微細動している。
・首のことをやってほしい。腰も。スプリングになって欲しい。
=柔軟性を持つ、流動的になる。直線ボイスは不自然。曲線で出す。
3Tをたくさんする。

◆Aさん:コミュニケーションについて。
磯貝:外を受けたければ、受ける分だけ出せなくては無理。
・自然は相互関係で成り立っている。
・自分がどう出したらいいかに固執しないこと。
・受けたものを反射する。それがいい。
・受けたものを自分に入れて解釈をするのはダメ。
・反射が出来なければ、どうしたらいいか?
◎全部のる(分からなくても)。→仮想同調する。
・自分の意見を出すと、相手も自分の意見しか出さない。
・いいコミュニケーションはどちらかが愛を出している。
・それがなければ、固形情報の授受は人間的でない。
・ひたすら「はい」と受け入れること。だんだんと深く受け容れられるようになる。
・アナタの心の反応がほしい。頭の反応が欲しい。
これがコミュニケーションの始まり。
分からなければ従う。同調をする。
・シンクロナイズしていれば一緒に動ける。頭が同調していくことができるか。

◆Dさんのこと。
磯貝:音をちゃんと聞いていない。声色を聞いていない。
概念を聞いている。生きたスキンがない。
・捩れている、捻くれている(ひねれている)。
・自分で知っているので真っ直ぐになりたいと思っている。捻くれているほうがラク。
・自分で理想をつくって追いかけている状態をずっとやっている。
 それは理想ではなく偶像である。
Dさん:何もない感じで空しい。点はたくさんあるが、それだけで何も実感がない。
磯貝:響き、響きのきっかけである鳴り。響きのことをやろうとすればいい。
Dさん:良くなりたい。
磯貝:悪くないことだけをやっている結果、いい声であって、悪くない声が
積み重なっていい声となる。人間も一緒。

磯貝:(自分は)声は嗄れているが、エネルギーの低い声より届く声。
人間という声を出す道具であると決めている。変化していいと決めている。
悪くないところをしっかりとおさえておく。すると壊さない。それを健康という。

〈舌と声を考える〉
舌…舌が声を出すためにどれだけ重要か。
舌は棒状(例:牛タン)、平たくなるのはものを飲むため、吐くため。
食べると喋るが一緒になっていると、その人は喋るのは下手。
→飲むか吐いてしまう。
・舌の棒の実感をいつもどのくらい持っているか。
・座布団にせず、棒にして、そのままにしておく→鼻呼吸になる。
・棒状にして、口の中で宙に浮かせておいて人の話を聞く。
・批評と、批判の区別が日本人はつかない。
 言われたことの批判しかできない。舌の位置の問題。
・歯と舌との間をあけておく。舌はどこにもついていない。
→聞く時、話す時にそれでする。
受ける時にそれが出来ていれば、話すときもやりやすい。
・寝るときに、上を向いて鼻呼吸をすれば自然と腹式呼吸になる。
・スリーピングタンでは喋りにくい。喋れない。
EX‐「ラクサツ」「ラクショ」
…舌が広いと難しいが、舌が棒状になっているとことばのさばきがうまくいく。
・舌の状態がいいということは、喉の状態がいい。
舌と喉が密接なら、声とことばも密接。
EX‐「ジンケンジュウリン」
…自分の意識が変わらないだろうか?初めに意識があるのではない。
声が意識をつくる、声が意味をつくる。→実感のあることばになる。
これが発声法。

〈印象に残ったこと〉
Dさん:頭が悪いなぁ、捻くれているなぁ。
Cさん:他の人はどんなふうに聞いているのだろうか?
Bさん:技ではなくモトを。どっしりとかまえろということかと思いました。
(磯貝:根を捉える。やってくるもの。腑に落ちる、音に対しても一緒。)
Aさん:子育てと一緒だと思った。
社会的にいいと言われていることが良いわけではない。
(磯貝:社会的優位と、自分の優位が一緒になることは1つか、2つ。
何といっても自分が資本。)
磯貝:現象だけをやってもよくはならない。もとに戻る。

◆本日の磯貝語録
なし

◆本日の感想
枝葉は水をやっていれば、いくらでも自れる。
台風が来たらきれいな花も落ちてしまう。もう一度キレイな花が付けられるような
どっしりとした幹とそれを支える根をつくる事が大事。

発音・活舌改善講座(6/20)

講座テーマ「母音・子音・調音改善」

担当講師 磯貝靖洋

 ○準備体操
  立位開脚―左右ひねり、ロールアップ、両腕上伸ばし(少し後ろに反りながら)
  前後開脚―前足曲げ、後ろ足伸ばし(上体を下ろし、真直ぐに)
  座位・両足裏合わせ開脚―固くて開きにくいのは、大腿部の筋肉が固い
のであって、股間節の動きが悪いのではない。
  坐骨歩きは、内臓の動きを活発にする。

 ◎「活舌」 運動脳に関係する。
    自分が出す音を聴いて、覚えきっていない。
    「サ行」・・・聞いたことのある外部の音は、聞き分けることができる。
          自分が声を出す前に、音の設定ができていないと、音の改善が
          できない。

  日常のスピーチ―言葉にブロックが入り、上がる、緊張して頭が真っ白になる等、
          声と意味が分離している。
  ○字を見ても音が出てこない→発音がうまくできない。
                自分の出している音を聞き分けられない。

 言語病理学の考え方―脳に関係すること(いい音を出す)
  自分の発音を気にしすぎると、耳にタコができるような状態になり、マイナスに
  なるので、あまり気にしない。
  
  日本語・・・母音がグチャグチャ、どんな音か正確な音かわかっていない。

 ◎重要・・・自分が出した音から、意味がわかること、音声に意味がある。
       「赤い花」と音にした瞬間に、脳にいくつもの意味出てくる。

 ○世界中には、共通に伝わる音がある。
   「北」「north」・・・言葉が違っても、音から意味が伝わる。
   「ダラダラザカ」 出してみて、いいやすい音―伝わる音

  ○言葉には音があり、その音声には固有の意味がある。
   「愛している」・・・文字を音声化するのではなく、意味がある音声で伝わる。
  ○人間は、概念では生きていけない。固有意味で生きている。
  ○文字言葉は概念で、多意味で、無音声だ。生きていない。
   聞き手は、本心で聴いているので、真意が伝わってこない。

  直接話法の「サ」が聞こえてれば、意味が伝わる。
  真面目で一生懸命な人は、細かいことばかり気にして、改善へ向かわない。

 ○活舌に難がある人―母音が広い(舌が広い)→狭くするには、舌を引いて奥へ納
める。
   
  言葉を覚える―母音のよい音を覚えること。母音をベースに子音を付けていく。
         母音が崩れると音が不明瞭で、わからない、伝わらない。
  外から聞こえる音と自分が出している音に距離がある場合、音をつくることに
  苦労する。―意味認識が異なり。近づける必要あり。
  Ex・ 「サラサラ」―外の音と自分の音の意味の違いが把握できるか。
 
 ○実感した音を声にすること。概念、頭で考えた音では、伝えたい意味を
  伝えられない。

 ○人の声を文字化している人は、実態心を聞いていない。概念聴きをしないこと。
 ○人の話し話を聞きながら、その人のいっているのは、「どのような意味か」
  想像する能力が必要。頭が偏らず頭脳が柔軟になると、相手の出す音を聞き分け
  られるようになる。

 ◎音の違いを聞き分ける能力は、相手の心の意味を聞き分けられる人
  声に嘘があっては伝わらない。概念の表面にあるものは嘘。概念の内側にある
  真意を伝える。

 演習テキスト「音声練習用簡易版(母音・子音)」発音
  書いてある文字を音声化した時、―何をファーストインスピレーションで感じた
か?
  音からイメージ映像化。(ビジュアルメイキング)。瞬時に感じたことが重要。
 ◎思う(概念化)―起こる(脳の中に具体的になる)
          体験しなくても映像として脳にすりこめる―想像

  Ex・「ゼンセン」 前線(天気、闘い)、善戦。
  「スズムシ」何が起こるか、または、興るか→想起する。
   スズムシの音から、それぞれが何を浮かべたか、受講生が答える。
 
 ◎日本人は、既成概念が強い。→それが本人に移行する人が多い。
  「シンセキ」字が浮かぶ。具体的な人が出る。家系図、葬儀シーン
        ぼんやりした集まり。
  「ソソッカシイ」 身近な人を思い起こす。―人間的に興味のあること。
   マイナスの印象の場合は、暗い音。プラスなら明るい音で伝える。
   いくつかある思いから、固定していくことで意味のあるものが出てくる。

 ◎意味付け それが「これだ」とわかるのは、自分の声である。
  「サカサマ」一音一音意識しすぎると「サカサマ」の意味が伝わらない。
  「サシシメス」サシシメス行為、場所。サシシメス時に使う道具、記号等。
     自分が体験した場合―想像した場合は音が違ってくる。
 ○意味を引っ張り出し、伝えたい対象が決まる→音が決まる。
  その時の態度、声になる。
 ○思ったことが声になるのではない。伝えることが決まると音になる。
  「サシシメス」という意味が音で表せなければ、無味乾燥。
  「サシシメス」という行為が明確なら意味が決まる。

 ○概念の場合は、音もあいまいで弱い音だが、自分の実体験、本心から出た声は、
  はっきり強い音になる。
  概念を意味の代わりにすると、間違えるし音も弱くなる。
  「サ行」 実感を持って話すこと。
  「サンマ」:概念の時のSは弱く伝わりにくい。
  (知能は24歳までは、発達、それ以降は組み合わせで増える)
  「しゃべる」「話す」―実感を持つこと、実感をつくろうとすること。
            ゆっくりしゃべる。早口で言語能力の高い人はいない。
            相手の話に乗ろうとしない、よく聴くこと。
            早とちりの人は、自分語でしゃべってしまうので、伝わら
ない。

 ◎「自分の頭で聞くな、自分の感情で聞くな」
  ちゃんと聞くこと。全部聞き取ることはないが、「そうか」と自分の中に入れ
て、
  自分流理解しない。その音から固有意味を聞き取ること。
  自分の記憶から引っ張り出して相手に押しつけては、コミュニケーションできな
い。
  
 言葉の意味はたくさんある―字引みたいな話し方では、伝わらない。
              数ある意味の中から自分の意味を定め、声にしてい
く。
 
 ○言葉は機能的で頭がよくて良い。思いこんでいると自分で音声を修正する。
 ○音は、身体性によっても違う。私の意味は、私の身体の中にしかない。
  言葉を話す原点であろう。
  音声をうまくつくれないのは、自分のなかに音がない。
  自分の中にある音をよく聴くことが、重要である。

 自分の中にある意味、音、心を復活させること。
 「言葉直しは、方法論ではない!」

 ◆本日の磯貝語録
  「自分が出す意味は、私の身体の中にしかない。これが言葉を話す原点であ
る。」

 ◆本日の感想
  「概念、言葉(意味)、音声、その関連性が発声を探っていくということが、新しい発見でした。」

ヴォイストレーニング・夜ジム(6/19)

■ストレッチング(全体)
・手を使って体中をさする
 喉、顎周りを中心によく揉み解す
・両手を上に組んで伸び、前で組んで肩甲骨を伸ばす
 肩周りをほぐす、後手に組んで肋骨を開く
・体を揺らして体感を得る→腕を左右に振って体感を得る
・骨盤周りを揉み解す、ソ径部、内腿、後ろ腰
・骨盤を持って回す
・3T
・踏み足

■レッスンメニュー(各自)
・Dさん
 身体メニュー(壁ラン→エレベーション→四足歩き→歩き)
 そろそろ身体メニューにも慣れてきたはずなので、やりながら色々試して自分の体を知る、声に繋げられるように考えてやる
 丹田呼吸法①番の復習
 テキスト「風姿花伝」
 早読み
 スピードが徐々にゆっくりにならないように
 読みにくいからといってスピードが落ちていくと活舌の訓練にはならない

・Eさん
 身体メニュー(開脚膝たて→左右倒し→ソ径部ほぐし→表情筋→チェストアップ→座骨歩き)
 そろそろ身体メニューにも慣れてきたはずなので、やりながら色々試して自分の体を知る、声に繋げられるように考えてやる
 丹田呼吸法①番の復習
 テキスト「風姿花伝」
 早読み→股割り状態で
 口跡が悪くならないように
 息が弱まっていかないように

・Fさん
 [メニュー作成]
 頭を後ろに倒し、顔を上にあげ
 ①後頸筋、頭部付け根部分を動かすように頭骨を左右に動かす
 ②顎(オトガイ)を上にあげ、左右にのばす
  前首(前頸筋)を上下にのばす
 ③そのまま口をあけ、口、鼻から腹へ深呼吸
  上顎に向け息を呼出する、ゆっくり繰り返す
  ※横口は厳禁
 ――首、全身リラックス(立位)――
 ④椅子座位、背筋を立て顔を下に向ける
  口を閉じハミング(鼻穴から声を出す)
  はじめは少し高めで、長くを繰り返す
  目頭および額に声を当てるように
  声の高さを上下変えて繰り返してみる
  目的は<軽い声、明るい声、薄い声の響きと息>
 ⑤顔を正面に、首、肩の力を抜き④を繰り返してみる(ハミング)

歌発声土曜(6/16)

講座テーマ「ポピュラーソング②」

[1]課題曲歌唱
<♪すべての山に登れ>(青木先生)
◯「Ya」音復習
・Bメロ「かけるゆめ『を』」のところ、下アゴ動き続ける感じで。
 ※固い板ガムを噛んでいる感じ。
・高音に向かうところ「その手伸ばして」
 ※両手指組んで、頭後ろへ。この手に頭預ける。
  頭の長さ、背骨の長さ感じて。高音のとき、ヒジ横に伸ばす。
 ※下は厚みがあって長いもの。押しつけてしまうとすごくテンションかかってします。いつも「フンワリ」と。
  日本語は母音で伸ばす。母音で伸ばしているときは、舌先は下歯茎に軽く付けている。
◯歌詞で
・「え(E)」で伸ばすこと多い。
 ①舌先前 ②口は『縦』に突き出す ③ほほ骨、マスクのところ(目・鼻)
・最後の高音…「両手組み手で頭支える」→ ヒジ後ろへ。
 身体を使うようになる。
<♪さとうきび畑>
◯「ざわわ」が弱い。ローマ字で感じる「Zawawa Zawawa」
◯言葉、フレーズのはじめが聞こえない。
 ※歯茎(口唇と歯の間)をなめてみる。
 ※上下歯合わせ  横へ口唇開く ←→ 口唇前へ突き出す
 ※口唇突き出したまま、グルッとまわす(歯離れて良い)
 ↑この位、口唇使ってしゃべる
 歌詞読み
◯全体的に音が下がる(暗い)
◯「夏のひざ『し』 ←高音の「i」で伸ばすところ、上下歯1本指入る位開ける。
◯「さとう『き』び」、「とおりぬ『け』る」…音が上にとぶところ軽く出す。
◯<8番>「お父さんどこにいるの?おぼれてしまいそう」
 楽譜3回メロディー繰り返し。(楽譜に表記無い為)
◯こめかみに掌当てて、そこからまっすぐ前へ響く。
 頭蓋骨の響きを感じて。
<♪歌の翼>
※イスに浅めにかけて、股関節閉まらないよう、ほんの少し座骨を後ろへ。アンダーバスト両脇に手当てて。
※少し首を揺らしてみても良い。
◯「Ya」3番(立位で/背骨長く)
※こめかみに掌当て、少し上に引っぱる感じで。頭蓋骨の響き感じて。
・最後のリズム注意:1(強) 2 3 2(強) 2 3 を感じている。
◯歌詞で(3番)
 最後、「はてぬ(V)くにへ」ブレスして良い。
◯1番から歌詞で。
◯2番のリズム「い『そ』ぎて」ここだけ付点リズムにする。
《個人レッスン》
・Aさん:鼻にイキを通す。リップトリル(ノドが変になったときは有効です。)
 足裏からリズム(1(強) 2 3 2(強) 2 3)にのって揺れて歌う。
 腰がロックしている。雲の上に乗っているつもり位、足裏は柔らかくしておく。
・Bさん:リップトリルで。コメカミ感じて。
 一定の呼気圧で、その中で音程をとっていく練習をすると良いでしょう。

☆試演会について(「フニクリフニクラ」以外の3曲より1曲選択)
※試演会候補曲を歌う。
<♪さとうきび畑> Aさん・Bさん・Cさん・Dさん
・音が低くなってくる。コメカミ(頭蓋骨の響き)意識して。
<♪すべての山に登れ> Eさん
・「O」が横に広がってしまう。「かけるゆめ『を』」
 両ほほに手当て、縦口に。胴長いまま、ヒザは楽に。
<♪歌の翼> Fさん
※テンポ軽くします。
・一生懸命歌い過ぎる。テンポが遅くなる。間奏の間に鎖骨まわりゆるめる。

◆本日の『磯貝』語録 → 本日の『青木』相談室
Q:高音のとき、首後ろがロックされてします。
A:首を少し横に、倒したり・向いたり、少し変えてやる。個々に癖がある。使っていない筋肉がある。
 「鎖骨の長さ」
◆本日の感想
講師の指導で、毎回リラックスし、喉を開け歌える状態をつくってもらう。この作業を各自で少しでも、作り出せるようになるとそれは素晴らしい事だと思う。

ヴォイストレーニング・夜ジム(6/12)

■ストレッチング(全体)
・鏡を見てまっすぐ立つ
・全身をさする。
 特に、股関節や仙骨
・頭上で手を組み上に伸びる
・胸部を中心に伸ばす
 呼吸を意識しながら行う
・股割り
・骨盤を手で押さえながら旋回
 股関節まわり、膝をうまく使いながら行う
 中心軸と呼吸を意識する
・3T(とめない、ためない、とじない)
・呼吸を整えながらスワイショウ

■レッスンメニュー(各自)
・Bさん
腕振りスクワット(腕前のときに屈伸)15回セット:丹田意識
(お尻を突き出さないように腰をおろしましょう)
歯を合わせて「スウー」有声音、たっぷり息を入れて背筋を丸めない
息を前に遠くへ飛ばしていくことを意識する
声がとても出てきました
母音でも声を飛ばせるよう発声

【テキスト】「風姿花伝」を読む
テキストに向かってではなく遠くへ向かって読みましょう

・Cさん
腕で「∞」を描きながら開脚スクワット
口を開けて息を吐く

【テキスト】「風姿花伝」を読む
声がとてもよくなってきました。

・Dさん
低い声で、重心をおろして、声をつぶさないこと
足首を持って尻をさげて歩く→慣れたら、カウントしながら行う
ハンコを押すように足をおろすこと。

【テキスト】「風姿花伝」を読む
一緒に読む相手の音もよく聞いて読みましょう

・Eさん
坐骨歩き
肘つき足伸ばし腹筋(声を出してカウントする)30回
脚の表側に力が入ってしまうので、内側を使う動き方を研究しましょう
身体の上体はとてもよいので、もっと使いこなせるように
自分の動きをコントロールできることを覚えましょう

【テキスト】「風姿花伝」を読む
読もう読もうと顔、体が前に出ていってしまうので気をつけましょう

発声法改善講座 (6/7)

講座テーマ「発声法改善① 喉おろしと喉声」

1、ストレッチ
・身体を「大」の字にして寝る
(片足を反対側の手のほうへ近づける、胴を捻る、足先を指先の方へ持っていく。30回)
→終わったら回復運動。

〈各自個人プログラム〉
・Aさん…プッシュアップ、初めからキチンとやろうとしない。
いい加減にやって慣れる。丹田でやる。
・Bさん…長座位から両手を後ろについて、両足を上げる。3カウントする。
疲れてきたら、脚をほぐす。
・Cさん…匍匐前進。(腰、下腹周りが硬いので腹筋の使い方がうまくいっていない。)
(平泳ぎはオススメ)+「あ・い・う・え・お…」を言いながら匍匐前進。
・Aさん…長座位から手を後ろについて肘は曲げる。脚は高く上げる。10分間、カウントをする。
 ◎考えない、ただやること、美しくやる。
・Cさん…ブレヒト「乞食一名、死んだ犬」を、磯貝先生と掛け合い。
    ・初見のものでも喋れるように、クセをつける。
    ・途中で読み方を変える。相手も変える。ぐちゃぐちゃになるが強いほうが勝つ、
     それが面白い芝居。
    ・乞食は胡散臭くやるか、まったくそれをみせないか、それを読みながらやっていく。
    ・考えているよりも、声に出してしまう。
     自分のなかから出すということがまだ良く分かっていない。
     何が何でも出す!

2.講座「喉おろし」
・アゴを開けないで、喉を下ろしたい。
・舌を使って喉をおろす。
・なかが見えるくらい口は開ける。
・鏡を使って、確認しながらやる(Cさん、見本)
EX‐①舌根を使って喉をおろす。
・前だけ意識すると硬くなるので、後ろ側を使う。(Dさん)
・前の三分の一が笛、残り三分の一で支える。
・下ろした後、ワンポイントおいて息を吐く。(Cさん)
EX-②後ろの肩の付け根、そこが響くと良い。(座り姿勢注意)
・Cさん…首が硬い。上体を叩いて響きをつける。
・Bさん…背骨がしっかりしていない。アゴが硬い。
・Dさん…重量下げをやる。ともかく下げる。
・しばらくやったら、ほぐす。
・喉を下ろして声を出すと、お風呂に入ったような良い気分になる。
笛が震えていれば大丈夫、息を吐いてしまうと嗄れる。
・自分の特徴が分かってきたら逃げ道を探す。
◎みつけるのは自分、ジャマするのも自分の時が多いが…。
・座骨をほぐし、仙骨をほぐし、ずっと上(環椎)までほぐす。(支えているのが座骨)
・肋骨のわきが重要。喉おろしをしながら叩く。
・身体を横に倒す。肋骨には伸ばす筋肉と、縮まる筋肉がある。
・喉を下ろして胴を鳴らす。出す音、聞く音は胴の音。
・原則下げる。上へ全部あげてしまわないこと。
・身体が振動している実感があるか←声にとって重要なこと。
・喉がおりる=笛が鳴る=響きがつく
・胴の響き、まずは前胸部、次に下げてわき腹(手羽、横隔膜の少し下あたり)
・横隔膜のまわりの部分をやわらかくしておく。
 両手で胴の横隔膜の下あたりをはさんで旋回させる。
・ロールダウン。

◆本日の磯貝語録
口喋りは喉が高く、響きが固定されて感情の起伏が少ない。
口の中が開いていないため、響きが少ないので一生懸命になる程、
豊かさがなくなり、聞く人に圧迫を与える。
◆本日の感想
“のど降ろし”をやる。首や肩にいつも力が入っているので、声が後ろに行かない。
のどや、前首がリラックスしないので下がらない。
声出しをしながら胸を叩くとマッサージをしているようで、良く響きとても楽になった。

発音・活舌改善(6/6)

講座テーマ「母音・子音・調音改善」

担当 磯貝靖洋

○準備体操
【1】坐骨歩き(前進、後進)
・・・回復運動、左右捻じり。背中そらし、座位で上体前屈
   足を前し上体左右ねじり、足を引き寄せ腰を立て丸まる
   表現者は、自分の身体を知る。難点を自覚し改善向上するトレーニング法、
   身体の筋肉の使い方を体得していくこと。
   身体のトラブル、障害があっても改善の道を探る。
   自分でできることを見つけること。何が難点なのか、目的の場で
   (声で表現する、芝居する、日常生活)表現するには、目的とする場に
   身を置いて自分に合うやり方を見つけ実践する。
   ⇒目的の場に自分を置きかえる。

   今、自分がいる場に留まっていては、努力しても表現法、
   声の力は向上しない。
   目指す場、なりたい自分を高い技術、表現を求められる環境に身を置く
   ⇒自分の頭を切り替えて、実働する。

 坐骨歩き・・・歩く感覚、腕のうごきも使っている(腕、肩が揺れ過ぎずに)
        
  アキレス腱の固い人、トラブルのある人は、腰にもマイナスあり
 ◎「言葉直し=声直し」から始めること。

 ○「サ行」活舌・・・相手は音の違いを聞き、不完さを聴きとっている。
           音をマネして、似ている音で違いを示すと理解できる。
           自分が出している音が、音だけでなく、舌、喉、身体への響きなど
           身体がどのように音に変わっているかを知る。

【2】音を聴く時、響きをとらえる。声を発する、響きをつくる(ピアノを使い)
 
 ○ハミング(ピアノ聴音)による、響き発声。
  ハミングは力を入れずに鼻から出す。口のなりを消す
  ピアノの音を聴き、出している自分の音を聴く→響きをとらえる。
 ○ハミングで響いている場所は、→上顎洞、鼻腔、前頭
  出している「あ」は、音のかたまりに聞こえるか?

 ○自分の口から出した音は聞き取りにくい→響きがない。口からすぐ出てしまう。
  ハミングした音は、ずっと聞いていられる→響きは連続出来る。
 
 ○人は「鳴り」を気にして。「響き」を意識していない。
  音は、音源の物質を響かせ、その周囲の空気を振動させ、広がっていく。
  響きある音だけが振動する。

◎「響きをつける―発声」 発声力とは響きを付ける方法と力。
  自分の声を聴く―響きを聴く、相手は響きを聴いている。
  複数で音を出す―共振・共和する→エネルギ―が高くなる。
 
  音感を身に付ける・・・楽器の音をまねる(小さくハミングで)
  自分の音の位置を確認、修正し、共和度を増す。

◎「良い声は響きのある声」・・・人の耳にしっかり音が届く声
 ○自分だけの音で納得してはいけない。
  他人の音も聴いて、納得できる音をとらえる。
 ○トレーニング法のポイント―鼻をかむように
               内側から響いている音を聴く
 ○衝撃的な音は、聞きにくい。持続的な自然な音が、よく聞こえる。
 ○音を聞きとる方法を理解しようとしても、聴く行為は身につかない。

◎音を聴いて覚える(響きを聴く)→音は自分でつくることができる。
 言葉は音→意味がある→発する人の感情が表現できる。

○音の響きを覚え、自分で再生再現してみる。
  不安定になる→呼吸法が安定していない。ささえが良くない。
  呼吸法習得→音ができる→響きができる→舌の動き、使い方が正確にできる。
 
○ヴォイスメーキング―響きを付けていく。
○他人の言葉は、意味からでなく音声から捉えること。

◎「声は人格である」 響きのある声は、心地よい。

○いい音をつくれる・・・その人の音の感性、身体の感覚
みんなが出した音を共有し、響かせる→一体化する
音だけで意味を解釈できる。(外国の言葉の場合)
日本語の話し言葉は伝わりにくい。しかし歌舞伎のセリフは外国人に伝わる。

〈課題〉朝― 寝たまま、目、口を閉じて小さくハミングして音を出す。
       (うがいしない)乾いた口の中も湿ってくる。
    朝のコンディションを息と声でキャッチする。
    自分の振動で、自分の状態を把握する。
    
  日本語は、音が主体でない。
  音を聴いて、動きをみる→意味が伝わってくる。

 ◎「言葉は、声」
  声を聴いて音の感性が身につけば、いい音がつくれる
  自分が、いい音を求めなければ、いい音をつくれない。
  
○耳の上3~4センチのところに意識を集中する→ハミングを聴く

○「サ行」に難がある場合―前舌症(舌が歯の外側に出てしまう)
 いつでも、舌を下歯の裏にさわる。舌を歯の内側を納めておくことで、
 舌が前に脱落することをふせぐ。
 前歯に息が直接当たり「S」の空間を確保すること。

◆本日の磯貝語録
 「音は響きを聴く、音を発する時も響きをとらえる。響きのある音は、
  人に伝わる」

◆本日の感想
 いい声=響きのある声ということが分かりました。そして「ああそうか」と
 実感できて、とてもうれしいです。座骨感覚がとても弱いことも分かりました。
 今までは、頭でこれだと思っていただけで、実際は違っていてショックです。

ヴォイストレーニング・夜ジム(6/5)

■ストレッチング(全体)
・円になって歩く、中心を取って歩く、自分の状態を感じながら
 徐々にスピードを上げる、息が上がっても丹田意識をなくさない
 徐々にゆっくりに戻り、止まる
・首の前屈、手を添えて、左右にひねる、前後に倒す
・肩に手を置いて肩回し、肩甲骨をしっかり動かす
 胸の前で手を交差して肩の内外をのばす
 手を前で組んで肩甲骨を広げる、手を後ろで組んで胸を広げる
・床座位、膝を曲げて反対に足を引っ掛けて立てた膝を交点に交互にひねる
 足裏を合わせて膝を上下、肘で押し広げる
 片足ずつ開脚で膝裏伸ばし
・寝位、片膝を抱えて体側、反対側に倒す、肩を浮かせない
 爪先を頭の上に行くように体を曲げる、爪先を左右に振る
・起き上がって、股割り

■全体発声練習
・ピアノの音程に合わせた発声
 喉を鳴らす、低い音はヘソか丹田を鳴らすように
 ある種類の声をまとめて出す、ある感性
 出している声の高さが上がっているか下がっているか感じる
 声の高さが変わるとキャラクター、人格が変わる
 自分でないものを読む時どの声で読むか、音感
 音の強弱、高低、長短がわかる
 胸声区→胸に手を当てて、手がビリビリ響くように
 口先でなく、首の後ろに抜けるように
 低い声、高い声、普段しゃべるときに使わない喉の使い方
 楽器の音、外の音にあわせた声を出す、耳の練習

■レッスンメニュー(各自)
・Bさん
 テキスト「風姿花伝」
 パートナーと二人で交互になるように向かい合って読む
 とにかく二人でどうやったら合うか試行錯誤してみる
 個人トレーニングに戻る
 歩きながら読む
 腕振り、大きく50回、左右足を前後に入れ替えて
 最後にまたパートナーと合わせて読む

・Dさん
 テキスト「風姿花伝」
 低い声を保つ、胸を前も後ろも張って下ろす
 早くしない、口から喉に下ろす、後ろ首に響かせる
 抜いて浮かさない
 両肩に荷を担いで樽歩き、尻と腿裏で支える

・Eさん
 テキスト「風姿花伝」
 パートナーと二人で交互になるように向かい合って読む
 とにかく二人でどうやったら合うか試行錯誤してみる
 個人トレーニングに戻る
 座骨歩き
 →手を前で組んで、なるべく手がぶれないように
 →次、腕を万歳で組んで
 椅子に座って座骨を立ててテキストを読む
 ソ径部に手を当てて負荷をかけて読む
 最後にまたパートナーと合わせて読む

歌発声土曜(6/2)

講座テーマ「ポピュラーソング①」

[1]準備
①Aさん
②磯貝塾長(イスに座って柔軟)
 ・肩甲骨開く(手組前へ。後ろで組んで。)
 ・首
 ・肩
しゃべりと歌の言葉の位置は少し違うことがわかってきた。
歌の声は『響く声』をつくらなければならない。
歌と言葉はつながっている。
☆歌の言葉の実感が必要
 ・舌で口の中(上側)をなめてみる。前から奥(軟口蓋)へ。
 ・上アゴを舌ではじく。
 ・「アー」で、上アゴに息を吹きかける。
☆歌では、決められた音を出さなければならない。
 ・音楽では、自分の出した音に責任を持つこと。自分の出した音をチェックできること。
◯音の出所(一つはミゾオチ) → 上アゴ(幅狭く)
◯上アゴの歯茎のところが一番良い音が出る。
☆外側に出ている音を聴く(「なんとなく」の感覚。薄皮一枚の違い)
◯手を前に出して、音(響き)を外へ誘導してやる。そこから、更に前へ。
[2]課題曲歌唱
<♪フニクリフニクラ>
◯「フニクリフニクラ」ひらがなの音にならない。これはカタカナ。
 ・横に広げ過ぎない。 ・「ラ」落ちない。
◯「ゆこう ゆこう」
 ・小さく細かく(舌の先だけで) ・音調落とさない。
◯「だれものる?」上アゴで。
☆音楽(前奏)聴こえたら、身体動くはず、歌いたい人は。
◯「みんな みんな」半分以上、鼻から。
◯「みえるよ」の「え」 しゃべり言葉ではだめ。舌脇真ん中くらい。
◯「かがやく かがやく ゆこう?」
 ・2回目の「かがやく」で上に上がっておく。
<♪さとうきび畑>(1、2、8、11番の歌詞で)
 ※8番はメロディー注意:楽譜に無い為、繰り返しあり。
◯哀愁あるメロディー(ざわわ ざわわ)、なんとなくだと落ちてしまう。
 いろんな風景を「ざわわ」で表現しなくてはならない。
 もっと明るく、元気な音。
 イントネーション:ざわわ → 「ざ」より「わわ」の方が高い。
◯鳴った音をおでこまでもってくる。
◯フレーズの最後、抜けない。音楽の要求する音を出す。
◯「ざわわ」…オノマトペ
 日本語にしない。もっとコンパクトで良い音。ここで音をガラッと変える。息は止めない、次へ次へつなげていく。
◯「このかなしみは」自分の中に落とさない。外へ前へ出すこと。
 響きが続くから、聴いている人は「消えない」んだなと思う。
◯音のアップダウン激しいところはノド動かさない。(胴回りでやる)
<♪すべての山に登れ(サウンドオブミュージックより)>(青木先生)
◯音取り(歌詞で)
☆ゆったりした曲だが、重くなるときついので、「歩き続ける」
◎上アゴから上でしゃべる。
◯1音に2音節入るところ、2音節目しっかり出す「すべ」「にじ」「その」の後ろの音。
◯「Climb ev'ry」落ちない、上アゴで。
◯その場足踏みで。(つま先つけていて良い。足首軟らかく。カカト)
◯「見つけ(V)なさい」ブレスとって良い。たっぷり吸って。
◯最後2カッコは、下の音(1カッコ)でも良い。
◯「Ya」で。
・「見つけ V なさい」
 ブレスの後(吸って)、出す瞬間にわずかに重心移動する。
◯上アゴにのせたところで、歌詞読み。上に向かって。
◯「愛のすべて」母音、歌のときは、息流して。
◯音の厚みがある曲。この中で歌う自分の声は『どんな音?』(イメージを)

◆本日の『磯貝』語録
その音が正確に出ていて、聴いている人が良くわかること。
(自分の実感はいらない、響きをとらへる事を常態化すること)
◆本日の感想
二週間空くということが、こんなにこたえるとは思わなかった。ノレない、鳴らない、ひびかない、その上聞けない。こんな時は何をしたら良いのか。いままでいったい何をしていたのか、才能がないとはつらい事だと又実感した。