日本語音声 改善 Lesson(10/31)

講座テーマ 「美しい日本語/和歌の流れとひびき」

【1】準備体操 各自ストレッチ、身体ほぐし

【2】「和歌の流れとひびき」(日本語歌謡の響きと声の流れ)
  
  (1)声の響きと流れをつかむエクササイズ
  Ex1両手掌を使うー手をこする、手を打つ(手の平にある気、感覚をつかむ)
    片手をかざし、前にあるものを感じ取る。手を強く感じる
    手掌間の気を感じとる(あつくなる)
     ⇒外側を感じ取りたい場合(目を開ける)
     ⇒内側を感じ取りたい場合(目を閉じる)
    (眠くなると気を吸いたくなる)

  Ex2手をうごかし外気を感じうごかすー手で空気をゆっくりあおぐ。手のまわり
     先で空気の動くのを感じる空気が対流しているのが見えてくる。
     手に平は、脱力両手をうごかすと空気の対流の流れがいくつもできる。

  Ex3紙風船を触れることなく、空気の動きを手で作って動かす。
    やり方は完璧に手に入れる(まねる)
    その音をつくるための方法を身につけているだけ。
    ◎手に平から気が出て行くと、涼しくなる。
     気を受ける(もらう)とあつくなる
  
  Ex4両手の平の気を左右手の内側に集め、しばらくチャージする。
    両手の気を集め、球を作りその中に「わ」の音を響かせる。
    「わ」の音は、口音でなく喉より深い音をつくる
    喉は閉めず、置くから息をフラリと上にあげ響かせる

  (2)言葉のひびきと息と気の流れ
    ・語は原則語彙はあまり多くないが、文は文脈により表の意味の他に
     含みや比喩など複数持ち、各々文意により音が変わる。

  Ex5「あめ」を音声化してみる。
    「そら」ー空に向かって、空を表す音をつくってひびかせる。
    ◎自然に音を出せないときは、空(カラ)の音をだそうとする。
     気が実でなく出した音はウソ声になる。
    ・言葉が痩せる(かっこよくても伝わってこない)
    ◎「そら」「あお」は、同じ次元に広い気の世界を流れ動く音だ。
    ・響きをつくるには、子音を長めに音を出すこと。
    ◎自分で言っている音(声)から、その語の意味や実態が実感できる。
  
  Ex6手の平で空気を動かすように「そら」「あお」と言ってみる。
    ートンネルの中でこえをだすような広がりー
    気を止めると、響きはなく気も止まる
    ◎日本語の美しさは、響きである。
    自分がイマジネートしても、言葉になる音にはなりにくい。
 
   (3)日本語の拍の性格について
   ・日本語は、2拍、3拍が基になり、合成して語や句をつくる
    拍がつながって言葉ができていく。
  
  Ex7 Text①「あおぞら」(5拍)
       「あ」のひびきのまま中に「お」を発声
     Text②「いつもむこうに」
       い~つ~もむ~こ~うに
       拍をひとつずつ。響きにかえていく。
     Text③「まっている」
       ま~てい~る~ 喉を開けたまま
       拍がひびきでつながってゆくと歌になる

【3】日本の名歌「和歌、俳句20曲」をうたう。
   和歌集テキストプリント2枚配布
   ゆったり音の響きをつなげていく

  ・日本語は何層にも重なってつくられてきたので
   裏に込められたものが、多重になる。

  ・歌は、ハレー彗星のように尾を引いて詠む
   歌は、女詠みー草書で書いても平仮名で書いても詠める、流れる
      男詠みー漢字まじり、かっちり詠む
   漢字ー公文書
   歌舞伎の女形ー言葉を流れるようにしゃべる

   音にして詠むときの詠み方で内容がわかる
   音を耳にすると、どんな情景か、どんな心情か

  ・美しい日本語は、かすれ音をつかわない。息読みをしない。
  ◎有声音でひびきを出す、ひびきをつなげていく

  ・歌を楽しむこと 
   しゃべりながら、その意味がわいてくることが日本語の良さ

  ・日本語音声は説明音声ではない。情動音であるから、それを
   伝える音で表さなければならない。
  ・日本人は、しゃべることがヘタである。

 ◆本日の磯貝語録
  拍をつなげて響きにかえていくと、美しい日本語の言葉になる。
  日本語の美しさは、響きである。

 ◆本日の感想
  自分と空間との関係、気の流れ、空気感のようなものを音に乗せて
  表現する事を学びました。空気の響き、余韻を自分の体や耳目で
  実現できるようになると、自分の言葉のひびきも変わってくる
  実感があり、すごいと思いました。

ヴォイストレーニング・夜ジム(10/25)

■ストレッチング(全体)
・全体をさする
・オトガイ締め運動(オトガイを知ること)
・首の旋回
・体を横に倒して体側を伸ばす
・腕を振って体を左右に動かす
・ソケイ部や体の裏側をさする
・腰の旋回
・股割り→肩入れ→回復運動

■レッスンメニュー(各自)
Aさん
・自作テキスト(噛まないように早読み)
 言葉が外で聞いてわかるように読めているかチェック
 ※どの体の形が一番読みやすいか試す
・逆さ足上げ:腹筋のため、腰が落ちないように。

Dさん
・イーイ、エーエ、・・・
 高音から低音に
※低音をしっかりと響かせること
・「クモの糸」を読む(Under Codeでひそめた声、強くならない)
・口呼吸のとき、舌も一緒に吸い込む練習
・イーイ:高い音から低い音に同じ間隔で下げられるように

Fさん
・テキスト「私が一番きれいだった時」
 手で耳にふたをする感じで覆った状態で読む。自分の響きを聞くこと。
・逆さ足上げ:腹筋のため、腰が落ちないように。

Gさん
・前回の拗音をもう一度
 (きちんと発声する。なるべく単音を短めに切って、続けない)
※体は固めないように。首をすぼめない。→少しあごを上向きに

Hさん
・前回メニューの反復
・「イー、エー、アー、オー、ウー」五母音の長音
・「イ、イー」「エ、エー」・・・
(横口にならないこと。舌を平舌で落とさないこと)
※詩吟の役に立ちます

Iさん
・身体運動メニュー
 壁で支えてももあげ、スキップステップ、
 四足歩行(手足ばらばら、同時)
 スワイショー
※重心を下ろすこと

■本日の感想
・一人ずつ発表

発声・呼吸法改善 10月23日(火)

講座テーマ「発声法改善③」

1.ストレッチ(各自)

2.講座(磯貝塾長)

・活舌がよくない(全員)
・舌位が良くないと口の中がうまく響かない。
・活舌を良くするのに、足りないもの。→舌を下げること。
・下げるために…口の中を広くする。

演習…横口にする、ゆっくりと戻す。下の裏側に力が入る。舌小帯。
(舌小帯の手術をした人は、舌ガンになりやすいという報告。
特に大人になってから手術をした人に多い。子どもではいない。)

◎耳を良くすること。(日本人が苦しんでいるのは「シ」)
例‐「かしこまる」「たしかめる」「きしめん」
  「さししめす」「しんししくじょ」
・自分の言葉を気分で発し、気分で声を聞かない。

◎自分の聞き取り能力を上げる。
・音の弁別…出すことと、聞くことは表裏一体。
EX‐眉間に圧迫を入れる(怒る)口を横に開く。
  鼻があく、耳があく。
・耳があく→音が聞けるようになる。
・舌の奥、奥歯の奥を横へ引く。
・下げる人、斜めに持っていく人などいろいろいる。

◎舌が奥に入るか。舌根を斜め下に引く。
EX‐口を横に開き、舌小帯を使って舌を奥に入れる。
・各自やってみて、舌が奥に入るところを探す。
・やめるときは、穏やかにやめること。(ピキッとなるので。)
・後ろ首のところをほぐす、ゆるめる。
・腕を伸ばす(後ろ首を伸ばすため)
EX‐口をあける…前アゴ、後ろアゴ(顎関節)
・ポイント
 後ろアゴではなく前アゴをあける。
 鏡を見て唇から上下の前歯が少し見えるくらいあける。
 その時、舌が見えないようにする。口はたて口。
・唇‐歯が立っていると良い。隠さないほうがいい。
 いいポジションに入るとラク。
・自分で一番イイ音になるキャパシティを探す(口腔の開き方)
・耳の少し後ろ(奥)を開けるようにしたい。

◎言葉を使う時に多用するところは、舌と上顎部である。
EX‐
・上アゴは上にあけながら、下アゴを下げる。
・その時、あいた口から舌はあまり見えないほうがいい。
・あいたら、そのまま柔らかく息をする。鼻から出す。軟口蓋の確認。

・ほほ骨のところに音があたると音が明るくなる。
・ここを境にする。ここから眉間まで上げる、ここから下げる。
・口から息を吸って、鼻から出す。

EX‐
・舌で舌アゴ、歯茎をなめること。舌が前へ出てくるようなら下げる。
・舌をタテにすると奥に入りやすくなる。
・舌をのむように。

Aさん…やりすぎている。声のためには、そんなに力はいらない。
    わずかづつ使ったものを持続させるのが言葉のために重要である。
・声、ことばになるようにやる、それはセンスである。

◎歯のなか側で音を作っている。ことばをつくっている。
EX‐
・横に口を広げて、舌を下げた状態で言葉をつくってみる。
・前に出すと、ことばは出る。
・喋れないではなく、喋らない。
・声を出すということは、ちゃんと喋っていないと悪くなってしまう。
・声は口先だけではない。(ということを足踏みオルガンで学んだ・磯貝)

◎自分が喋っている声を聞き、聞こえるように喋る。

Q.口と鼻の境界線に違和感がある。(Aさん)
A.違和感があるほうがいい。(磯貝)

◎明瞭度の高い音声というものがある。
 イイ音、分かりやすい音…それで喋ったら分かりやすいです。

◎喋ることが発声練習だと思って喋る。うるさくなければダメ。
・分かる声で考えていないと、伝わらない。書いたものはなんでも。
・文章は書けるが、喋るのは大変、声がなかったら喋れない。
 声がない人に読まれたら、名文でも噛んでしまう(例・丸谷才一)
・宇多田ひかるは声があったから売れた。

◎声に力があるか。声に力があれば、ことばにした時も伝わることばになる。

<発声術>
①口のキャパシティを増やす。
②ムダに口から吐かない。

EX‐母音「イ・エ・ア・オ・ウ」
→「オ」に注意して発音。

◎言いやすいことばではなく、言いやすい声をつくる。

◎実際に使う時には、自分のキャパシティより遠慮して出すのが芸。
 キャパシティは上げるが、それをそのままやらない。

◆個人の課題について聴く(テキスト別)
Bさん(星の王子さま)…磯貝:鼻を前クビ(舌骨部)を広げてあける。これをやること。
Cさん(万葉集)…本人:テキストが分からない、予備知識が足りない。
         万葉集を知らないと思う。
         磯貝:相聞歌を読めばいい。
            人前で声を出して読めばいい。
            意味が分からないと物事が出来ないのはソンだ。
            声を出して読む。そこから。
            もらったものをガンガンと声を出して読んで楽しいと感じる。
            そういうもの。
Dさん(平家物語)…磯貝:読み慣れないと古文は読みにくい。
             落ち着いて読みさえすれば、読める。
             「これは私が書いた、思い出しながら読んでいる」と
             思って読む。そうしないと読めない。
             読書をするな。
Eさん(フレディー)…磯貝:伝われば好きなように読んでいい。
              その声が枝になる。
              その枝の声を出す。それを見つけてください。
Bさん…磯貝:人前に出ると力がなくなる。声を出すこと。
Fさん…本人:声を出し続けていられない。語尾が弱くなる。
    磯貝:なんでそれでやめてしまったの?
       壊れるまでやってみたことはあるのか?
       やってみる、実感する。単純素朴、でもそれが難しい。

◆実際に読んでみる
・ラクビーボール…どんどんといろいろなことがやってくる。
         来たものはすぐパスしてしまう、物事は持たないこと。
・要は早く覚えること。
・「星の王子さま」朗読 Bさん、Fさん
Bさん…磯貝:・読んでいる時、声から内容がわいてきたか?
       ・声がひそやかになるほど、なくなってしまったようだ。
       ・先ほどのような声で読める実力があれば、何だって平気。
       ・字から分かるというのは、さほど面白くない。
       ・その声で、実感がおこってくるというのが面白いのだ。
       ・まずは自分で聞いて喜ぶ。
        →すると伝わる、皆、分かる。
Fさん…磯貝:・口を横に引いて読む。途中から普通にして読む。
       ・文末になるとやせる。
・地方のイントネーションに入るとひ弱になる
    本人:・おかしいなと思ってしまう。(迷ってしまう)
    磯貝:そのことをやる。そうすれば、皆が承認してくれる。
       出してしまったほうが良い。そこからスタート。
       声で没頭してやる。
EX‐踏み足(全員)
・「思う」エネルギーは低い。役に立たない。
・気で分かる、見つける。
①肩幅に足を広げる
②利き足と反対側に体重を乗せ、踏む。
③反対も同様に。
   
◆本日の磯貝語録
 何事も身に付くまでは、意識して注意深くやり覚えていくもの。
 それが不自然であるのは当然。身に付き、今、自然に感じるものは、最早、
 古びてしまったもの。新しいものは皆不自然なもの。

◆本日の感想
 “どうしたら良いか考えるひまがあったら、とも角、声を出せ”と言われた。
 どうもやる前に止まって考えてしまうクセがある。たしかに考えていたら声は
 出ないことを痛感した。  

歌発声土曜(10/20)

講座テーマ「コーラスシリーズ④
 ふるさと/野バラ(ウェルナー)」


[1]準備:青木講師
◯股関節 ◯手首足首ブラブラ(声を出しながら)
◯ネコの伸び(深く呼吸) ◯座位で上半身前へ(ヒザ曲げたまま)
◯足裏・足指 ◯こする(足裏〜足〜股関節〜腰〜首〜頭)


[2]発声
◯椅子に座って、腰の背骨周りを軽く叩きながら「アー」
◯肋骨脇に手当て、眉間まで吸って「Shーーー」と吐く。
 ※後ろ側使いたい。
◯鳩尾とおへそに手当て、内側へ「Sh、Sh、Shー」
♪リップトリル(ソファミレド)
 鼻の奥、軟口蓋から準備して、アクビのような状態のまま。
♪Pa 小さい息で(ソファミレド/スタカート)
 ※おしりゆったり、後ろ閉めないで。
◯下アゴに手の甲を沿えて、アゴをダラーン のまま
 ♪Ba(ソソファファミミレレドド)
 ※顎関節触ってみる。ゆるんでいるはず。
◯ハミング:鼻から軽く息出す(引っかかりがないように、小さい息でOK)
 この息を声に混ぜながら
 ♪No(ソソファファミミレレドド)


[3]課題曲歌唱
♪野バラ ※腰しまらないように。
◯歌詞でメロディー(今やった上の息)
★E durに下げて
◯「Ya」
※鼻の奥と(アクビの)軟口蓋の準備をしてから入る。背中が閉まらないよう。
 →息の準備出来ると、何の力もいらない。
※「V:ブレスマーク」と「休符」は、次のための準備する。
◯最後の音高いところ…頭入り過ぎないように、アゴに手の甲を当てる。
 そして、もう少しアゴ動かしてみる。
◯頭頂の少し前に両手組み当てて(肩上がらないように)、目線まっすぐ。
 ※鼻開けるとき、頭頂少し前も感じると良い。
◯パート2
◯三声で。
♪ふるさと
◯三声で。(パート交替あり)

◆本日の『磯貝』語録
お休み

◆本日の感想
久し振りに参加。声を出して歌える事の幸せ感を味わう。
コーラスで上も下も歌い、ハーモニーがうまく行った時は
とても気持ちが良かったです。1人で歌っている時より充実感がありました。
Theme: クラシック | Genre: 音楽

ヴォイストレーニング・夜ジム(10/18)

■ストレッチング(全体)

■レッスンメニュー(各自)
Aさん
・自作テキスト読み(鼻腔を鳴らせるように)
・腕立て(伏せではない)で"イ、エ、ア、オ、ウ"
 →五母音の丹田支持

Bさん
・鼻音発声、ウムーの後、マ行を入れる
 鼻まで息を上げるため、鼻を響かせる練習
・途中新聞メガホンに戻す
※自分自身でチェックし、自分が納得できるように仕上げる

Cさん
・胸声発声(胸に手を当てて"ウー、アー、オー")
・民謡テキスト読み→磯貝チェック

Eさん
・3Tを入念に
・座位で呼吸運動(鼻吸気→口呼気をゆっくり長く)
 支えの位置は自由に
・丹田運動のためには、ふともも、鼡径部が重要

Gさん
・ギャ、ギュ、ギョ/ジャ、ジュ、ジョ/ビャ、ビュ、ビョ
 (縦口を意識、単音で、その後長音で、子音を立てる)
※まずは声を出さず、鏡を見ながら口の形と鼻を開ける

Iさん
・持参したテキスト(夏の夜の夢)読み、磯貝チェック
・鏡を見ながら、縦口で細奥舌を作って、アー、イー、ウー

日本語音声 改善 Lesson(10/17)

 講座テーマ「美しい日本語音」

1 準備体操 各自 ストレッチ

 『大和言葉と漢語』
  
(1)日本人はどんな人?(今の日本人は、いつ頃どこから来たのでしょう?)
  ヤマトの国(中国がつけた名称):大和、倭の国、日の本の国
  近世になり領土のことを言い始めて、国を考えるようになる。
  日本の原住民-北方からやってきた民族 -韓民族。漢民族、アラスカ族
         南方からやってきた民族  ロシア(オロチョン)族、東南アジア系

   韓国からの民族が、日本に鉄器を持込む。(好戦的な民族)
   日本正史の中-縄文時代は、4000年続いたと記されている。

(2)日本民族に外来語と文字が伝わる(漢民族、漢字)
   日本にやってきた漢民族がしゃべっていた言葉ー漢語
   元来日本にあった言葉と混合して使い始める。
   大陸から移り住んだ人が馬(ムマ)を連れてきた。

(3)大和言葉について
   自分たちの言葉で、(意味がわからなくても)しゃべって交流する。
   大和言葉(倭語)は、つくられた言葉…単語のみだった。
    一音節一字…手、火、 一音
          雨、空  二音節

   漢民族や伝えた言葉―漢語
   日本にある音を使った言葉
    文字は、文字が入ってきた時から始まるが、音はしゃべり始めた
    時から言葉として使われる。

(4)日本語の母音
   『あいうえお』 5つの基本母音ー生命線である。
    近代化に入って、どんどん母音が整理され減少した。
   日本語の5母音…精神の共通項が少ない。
   世界で一番難しい母音は、「う」である。
   一番音が変わる原因は、子音である。

  「yama」
   外国語は、子音との間を大事にする。
   息が流れることで満足(情動が動く)
   歌は、息が流れるから伝わる。
   母音言葉の日本語は、息が流れてつながって聞こえる。

(5)古代文を詠み謡う
   ○テキスト配布(倭語例題ー磯貝メソッド創造塾テキスト)
   意味を追いかけて読まないこと。
   
   日本語の源泉ー意味でなく音である。
          流れるように音にしていく
  舒明天皇ー天地、天武天皇の父
  ・大和言葉は歌言葉であった…だから美しい。
  ・歌を作ることで何かを表現したいという目的
  ・求婚するために、異性に歌を贈る。歌を交わす(歌垣)
   歌合戦を行なっていた 五七調

  EXー「大和には 群山あれど(叙詩)…」
    情感を伝えるため、流れるように詠む。そのため
    よい声で呼んで、相手を魅了しなければならない。
    ー意味読みにしては伝わらないー

 ◎大和言葉…韻(ひびき) 律(法則)

  群山(ニ音、ニ音) 
  大和(ヤマト)三音をつなげてひとつの音にする
  流れるように響きのある音で読む
 
 ◎ポエムリーディング―ドラマリーディング(詩が詠める→教養人)

 EX「大和は、国の、眞秀ろば(すばらしいところ)
    ―言葉のまとまりごとにつなげて詠む―
   
   疊なづく、青垣

   山 、籠れる、大和、し、うるわし」

   どこが伸ばせて謡えるか見つける

 ◎節をつけて歌う―唱歌 今は皇室での歌会でも、あまりされない。
  →言葉には、語としての意味があるとともに、音としての意味がある
   ことを実感し、表現しなければならない。

  「源氏物語」も音をつけていた。

  大人は子供がえりし、子どもに学ぶ
  
 ○「詩」は、文字面の面白さより音面の面白さを味わう。

 ◎ 『日本語の美しさは、歌化できること。
    語音に響きをつけている』
  
  ・よく響く音のアクセントの位置を見つける
  
  ・響いてつながっていく音の順番に必然性がある
   様々なケースがある。範囲が広い。

  ・表歌(戯れ歌…性を取り上げた歌)
   「さ」「せ」「し」は、音として女性を表していた。

  ・日本語の音の世界は範囲が広く、表現も多彩にできる。


 ○本日の磯貝語録
  詩は、意味読みしては、いけない。
  流れるように響きのある音で読むことは、
  大和言葉の美しさを表現できる。

 ○本日の感想
  現代に生きる私たちにとって、歌言葉だから美しいとされる
  大和言葉の世界に、意識感覚、感受性をフォーカスしていくのは、
  とても難しいと思いました。



ヴォイストレーニング・夜ジム(10/11)

■ストレッチング(全体)
・身体マッサージ
・上肢、柔軟
・腕振り、中心取り
・重心おろし、膝柔軟
・骨盤柔軟、大腿部伸展、マッサージ、骨盤旋回
・3T
・踏み足(片足)、四股踏み

■全体座学(担当:磯貝講師)
・ことばとはその音に意味がある
・ことばの音感
 音感は世界共通のもの

・現代の会話では、音から意味が通じなくなってきている
 ことば(音、意味、感情) まず音としてとらえる

・音感:聴く力をもっていること、聴いた音を覚えておく

【音感レッスン】ピアノ使用
・ピアノで出した音を発声する(全体)
 「ア」で発声
 出そう出そうとしない。音をもらって一緒になってしまおうとする。
 自分の持っている音を共通化しようとする。
 音を探すとき、音感はものすごく速い。※頭で探さない。

 「オ」で発声
 聴いて覚えたものをやる。自分なりにやるのではない。
 自分で発声したものを聴く。聴きながら発声する。

 「ア」で発声。
 夢中になってしまうと音感がなくなる。

 「ウ」で発声。
 何だかわからないものを出しているうちは違う。
 音は意識するのではなく、聴く(受ける)
 意識より感覚の方がはるかに速い。

 「エ」「イ」で発声。
 感覚を豊かにすると満足度が違う。

■各自メニューについて
・メニュー配布。
 メニューについての質疑応答。

発声・呼吸法改善 10月9日(火)

〈磯貝先生から課題〉
Aさん、Bさん…平家物語、壇ノ浦の戦いの場面を読む。
        2人で相談して作ること。
Cさん、Dさん…「星の王子さま」倉橋版。
Eさん…「葉っぱのフレディ」
    中盤から読む。役作りをして読むこと。
    11月ごろにチェックします。
Fさん…「万葉集」相聞歌から選ぶこと。
    うたうように読む。陰気にならない。

1、ストレッチ(磯貝先生)
(1)長座位‐前屈
(2)開脚(90°)左右前屈、上がってくる時に足の力で上がってくる。
   骨盤のところからたおしていく。
   真ん中にたおれる。手の勢いで上がってくる。

(3)足首を組む、膝を抜いた状態で前屈する。
 →下腹の状態を知る。どんなふうに変わるか。
・〈支え〉はどこにあるのか…丹田と一般に言われている。
 呼吸の支え、声の支えは、上からつくろうとすると失敗する。
 腰まわりから。
・緊張しない(リラックスはしない)…どこかで何かをしておく。
                  それが支えである。
(3)の状態で、足を少し浮かせる。
   内側を締める…下の支えが入る、上が楽になる。
・まず、座骨が分かること。(長座位、座骨歩き、ただし腰を立てた状態)
※長座位は、膝を抜いて、少し脚を開いた状態。

(4)股関節、膝、足首を動かしてほぐす。
   足裏はぴったり床についている…状態の安定。
   そして土踏まずで立つ…表現

(5)踏む

2、講座(磯貝塾長)
〈発声法〉
表現とは何?=自己表現ではなく、自分を媒体にして役をやる。
       ただし、自己感覚が良くないと育たない。
・ことばの音を聞くことはしているが、ノドの音は聞いていない。
・意味として聞いている。
・自己感覚…発声の原理。
      音がある、ないも自己感覚。
◎自分の発した音を覚えていない。(特に日本人)
・自分の音声感覚が他人に通じるか、そのゲートを通過したものは、
 自己感覚と言える。
・それがないものは、自己感覚と言えない。
・どんな音で喋っているか分からないで、喋っている専門家は、
 子どもであると言う。
・あなたの声帯が音を発している=発声
 あなたの声帯が声を発している(×)

・「あめ」…「あ」は語音。
      意味のほうが強い。
      ノドが発している音として捉えていく。
・口の音声の実感=音声感覚ではなく言語感覚。
・音がクリアか?濁っているか?
 音であるとすると、クリアか、濁っているか、そこに基盤がある。
・日本人…音に対して、クリアが、雑音が入っているかかを
     聞き分ける力が弱い。
・自分の喋る「あ」は、感情(情感)に直結する。
・クリアな音だと違和感を持たれてしまう。
・原則母音ことば…開口音である。息を絶対に吐く。
 →クリアな音で「お父さん」「お母さん」などと呼びかけるとビックリされる。
 息を吐くと安心する。
・息を吐くためにためるのが日本人。
 しかしうまくなってくると、たくさん吐かない。少し吸って、少し吐く。
 あとは、響き。
・出す前に音を感じる。出してから修正では間に合わない。
 出す前に音を修正する。
・声帯を触る、そして、そこから息が出ていると実感する。
EX‐口を開けて、声帯に息を吹きかける。
→声帯が震える。(声帯実感)

・ノドの構造(テキストp18)
◎読むことについて諸注意
・意味読みすると、音はまずくなる。
・自分で勝手に意味取りをしない。
・テキストとは親和感を持って。自分が書いたと思って読む。
・早読みも、違う読み方も出来るようにするのが技術者。
・まず、読んでいる人間が「分かって」確認して読む。
 読みながら、確実に納得する。
・音を全部出すこと。文章の時は特に助詞。
・地方性を隠さずに読む。正々堂々と読んでください。

・自分の声帯の長さは、把握しておく。
・図26、27の説明。
 息が声帯を通る時の動きなど。
・声をつくるというのは声門下のこと。
 声帯より下の実感をつかまえる。
・イイ音を出すために、意識するのはOn Code。
 ただし、Under Codeの準備がちゃんとしてれば、
 On Codeが良い。
・強弱は、On Code + Upper Code Upper Code 
 Upper Code (1~1.5センチ上と決める、そこを強く出す。)
・笛のなかは空気だと思って喋る。とても楽である。
・声帯を直にぶつけようとするのはダメ。
・On Code から指一本上がUpper Code、下がUnder Code
〈宿題〉
それそれの音を出し分ける。
On Codeで連続音は禁止(嗄れる)
Under code か、Upper Codeで。

◆本日の磯貝語録
呼吸法は音(声)をつくるための仕事。呼吸を気持ちで意味にのせると
音はくずれ意味も不正確となり、正しく伝わらなくなる。音が気持ちを動かすのであり、
気持ちでは音をくずすだけ。
◆本日の感想
各自用の読みテキストが出た。皆うれしそうだった。私も久しぶりなので、
いささか緊張している。楽しみだ。

歌発声土曜(10/6)

講座テーマ「コーラスシリーズ③
 ふるさと/野バラ(ウェルナー)」


[1]準備(口の中の響き):磯貝塾長
◯舌の裏を使う。(舌の上<舌面>でなく)
 ・ハミング ・A(ア) ・U(ウ) ・E(エ)


[2]課題曲歌唱
♪ふるさと(1・2パート)
◯「A」舌裏の響きで。
◯「歌詞」舌裏と下口唇の裏側も使って。
♪野バラ(1・2パート)
◯「A」 ◯「歌詞」
★アンサンブルの音の出し方
 本人の発声の特色をちょっと置いておいて、
 本人の声の良さ(今回やった響き)でやる。

 口でなくて『笛が鳴る』
『どれだけあなたの声が、息を通して響きますか?』

◆本日の『磯貝』語録
「舌の裏面に息を当てて響かせる」
「舌の表面の響きだけで言葉を喋らない、歌わない」
「舌は細めにし、舌根のまわりを響かせて歌う発声を身に付けるとよい」

◆本日の感想
身体と心はつながっていて、身体を正しく使えば心も生きる。
そこから生まれる歌はやはり正しいひびき(良い気持ち)と
なる事を思い出しました。
Theme: クラシック | Genre: 音楽

ヴォイストレーニング・夜ジム(10/4)

■ストレッチング(全体)
・掌こすり合わせ→腕→首、肩周り→顔
 →股関節まわり、鼡径部→(グラウンドで)足、足裏 の順にほぐす
・(立位)首のストレッチ
・体(全身)の伸身、上下に→体側の伸身、肋間
 →腕を前に組んで、肩甲骨を左右に開く
 →手を後ろに組んで前胸部を開く
・骨盤の旋回→鼡径部を中心にして、骨盤の旋回
・股割り→軽くバウンス→膝に肘を乗せて、バウンス→肩入れ

■レッスンメニュー(各自)
Aさん
・テキストチェック
・"イ"が横に広い、縦口で"イ"を出せる練習
 →歯が閉まってしまうので、縦口で響きが出せるように
・子音(言葉のはじめ)を構えを作ってから出せるように
 少ししつこいくらい子音を作ってから出す練習

Bさん
・メガホンでの言葉練習
 →自分の声で出ている方向をしっかりつかみ
 発声に方向をしっかりとつけられるように

Cさん
・母音の響きを作る、調音点をテキストで確認
・正中線を意識
・"オ"と"ウ"を唇音でつくらない

Dさん
・三点倒立
・テキスト読み「蜘蛛の糸」
 →ゆっくり、深い息、声の響きを意識して

Eさん
・四足歩き(猿)
 お腹(丹田)で重心を取りながら歩けるように
・寝て丹田呼吸の練習
 上腹が実感できたら、下腹(丹田)を意識して
・腿上げ、壁に手をつき
 1分連続で出来るように、1分3セット

Fさん
・息を四足歩行の時に止めない
・考えながらやっている時、意識が頭に行き過ぎ
 全ては呼吸のためにやること
・テキスト「私が一番きれいだった時」
 はじめはいい音で読めばOK

Gさん
【メニュー作成】
1.柔軟(立位)3Tなどゆるめる
2.歯を閉じて「イ、エ、ア、オ、ウ」有声音で
3.「イ、イ、イー」3点打ち
4.サ行テキスト読み

Iさん
・ロングトーン"アー"で歩く
 ロングトーン"ウー"で歩く
 お腹の意識(丹田)で支えてブレずに出せるように
・歩くとロングトーンをつなげること
・歩くをしっかり行う

日本語音声 改善 Lesson(10/3)

講座テーマ「美しい日本語音」 担当 磯貝靖洋講師

○準備体操ー受講生各自の状態に合わせたストレッチアドバイス
 
Aさん 開脚ストレッチ(片足伸ばし)・膝裏伸ばし
Bさん 仰向け四足保持呼吸・四足歩行
Cさん 立位片足振り・両足を上にあげ自転車こぎ(発声しながら)
Dさん 膝曲げ開脚・上体を腕支持ポジションで深い呼吸
    正立直線歩行(いい女で)

全員 回復運動

1 受け継がれてきた日本語音
 
○日本語の和歌は、世界中から音が美しいと言われる。
 以前、日本語の和歌は句を詠み声に出して伝えた。
 出した声で上手く歌えるような詩でなければいけない。

○上句、下句それぞれ人格が違う。つながりがあるように歌う
 言葉、謡を楽しんでいた。
 身の回りにあるものから、自分たちが楽しみを見出し、遊んでいた。
 
○京都 冷泉家ーいろいろな和歌の資料が残されている(国宝)
        代々の華族は、茶道、華道をたしなみ、雅楽の楽器を
        奏でることができた。

歌を詠むーその言葉には、意味のある音がある。
     四季 季節ごとの「挨拶」を声にすると、それぞれ違う音がある

谷川俊太郎氏「何の木」でも、言葉によって表す音がある⇒日本語の美しさ

○「日本語は美しいと思うか?」
 日本語の文書は美しい。しかし、現在の話し言葉は、美しいとは言えない。
 言葉(意味と感情)を伝えるには、「声」である。
 現代の人は、話す相手を考えずに話している。その人の言葉は、
 自分が思った音、声で話してしまっている。

本来の日本語の音ー相手に解らせたくて発していた。
         雑音があるかどうかで、相手が解る音を出していた。
         敬語は、汚い、潰れた音ではいけない。
  
自分が思った音で伝えた音は美しくない。
言葉の内容だけを聞き取れれば、いいというものではない。
以前は、言葉は相手に対する礼儀=作法として身に付けられていた。

例ー「憎い」…どんな憎さかは、声でしか表せない。

聞き取りやすい声ー感情や心を出す事である。
礼儀ー自分お言葉、所作が相手に嫌な思いをさせないこと。

言葉をしゃべるようになるー1200年~300年前文字を使う
            (漢字、ひらがな、カタカナ)
音ー文字(意味が明確になった)

○「いろは歌」

 色は匂へど散りぬるを 我が世誰ぞ常ならむ

 有意の奥山今日越えて 浅き夢見し 醉ひもせず
 (今様七五調4句 47文字)

○日本語=母音言葉 開口音・有声音(喉の音、口唇音)
  
「いろは四十七音」は、美しい音を出さなければいけなかった。
  
 言葉を覚え始める幼稚園児(保育園児)に、日本語のいい音を
 教える。いい音がある環境を整えるべきである。
 保育士、幼稚園教師が大人の音で、感情表現を身につけて欲しい。

音から意味がわかる。
どんな音がいい音か?―自分の笛(声帯)からいい音を出す。
           声帯を鳴らして、口の中を響かせる。

○受講生ひとりずつ「いえあおう」を発音
 いい音を出そうとするとこと。
 笛を鳴らす―どこを響かせるか(柔らかく、心地よく聞こえる)
       日本人は響きを良い声の要素とする。

○音を声帯でまとめ、わかるようにする。
 笛で言葉ひとつずつ、その状態を音として出す。
 文字を読むと、口先の音になってしまう。

○詩の読み方…流れがある(次へのつながりができる)
 いい状態の時は、喉に下りてくる。
 詩を読む…自分の一番良い声で読む

○美し日本語…実況中継でなく、自然に流れに任せる
       喉で感じるように音にする。口で感じてはいけない。
       言葉音の流れで節をつくる。
       読む人の感情が音に乗ること。
 
今の日本人は、思ったことを口から音として出すだけで、
響かせないので美しくない。


 
◎本日の磯貝語録
・美しい日本語は、流れがある。喉で感じるように音にする。
 笛を鳴らしていい音を出し響かせることで、心地よい美しい音になる。


◎本日の感想
・美しい日本語とは、相手にしっかりと響きの届く音で、喉の感情が
 上手く響いているもの。今迄の頭の理解を口で作っていたのでは、
 感情過多になり、美しさとは程遠いいものでした。
 口で言うのでなく喉で響かせると、確かに美しいのです…。