講座テーマ 「美しい日本語/和歌の流れとひびき」
【1】準備体操 各自ストレッチ、身体ほぐし
【2】「和歌の流れとひびき」(日本語歌謡の響きと声の流れ)
(1)声の響きと流れをつかむエクササイズ
Ex1両手掌を使うー手をこする、手を打つ(手の平にある気、感覚をつかむ)
片手をかざし、前にあるものを感じ取る。手を強く感じる
手掌間の気を感じとる(あつくなる)
⇒外側を感じ取りたい場合(目を開ける)
⇒内側を感じ取りたい場合(目を閉じる)
(眠くなると気を吸いたくなる)
Ex2手をうごかし外気を感じうごかすー手で空気をゆっくりあおぐ。手のまわり
先で空気の動くのを感じる空気が対流しているのが見えてくる。
手に平は、脱力両手をうごかすと空気の対流の流れがいくつもできる。
Ex3紙風船を触れることなく、空気の動きを手で作って動かす。
やり方は完璧に手に入れる(まねる)
その音をつくるための方法を身につけているだけ。
◎手に平から気が出て行くと、涼しくなる。
気を受ける(もらう)とあつくなる
Ex4両手の平の気を左右手の内側に集め、しばらくチャージする。
両手の気を集め、球を作りその中に「わ」の音を響かせる。
「わ」の音は、口音でなく喉より深い音をつくる
喉は閉めず、置くから息をフラリと上にあげ響かせる
(2)言葉のひびきと息と気の流れ
・語は原則語彙はあまり多くないが、文は文脈により表の意味の他に
含みや比喩など複数持ち、各々文意により音が変わる。
Ex5「あめ」を音声化してみる。
「そら」ー空に向かって、空を表す音をつくってひびかせる。
◎自然に音を出せないときは、空(カラ)の音をだそうとする。
気が実でなく出した音はウソ声になる。
・言葉が痩せる(かっこよくても伝わってこない)
◎「そら」「あお」は、同じ次元に広い気の世界を流れ動く音だ。
・響きをつくるには、子音を長めに音を出すこと。
◎自分で言っている音(声)から、その語の意味や実態が実感できる。
Ex6手の平で空気を動かすように「そら」「あお」と言ってみる。
ートンネルの中でこえをだすような広がりー
気を止めると、響きはなく気も止まる
◎日本語の美しさは、響きである。
自分がイマジネートしても、言葉になる音にはなりにくい。
(3)日本語の拍の性格について
・日本語は、2拍、3拍が基になり、合成して語や句をつくる
拍がつながって言葉ができていく。
Ex7 Text①「あおぞら」(5拍)
「あ」のひびきのまま中に「お」を発声
Text②「いつもむこうに」
い~つ~もむ~こ~うに
拍をひとつずつ。響きにかえていく。
Text③「まっている」
ま~てい~る~ 喉を開けたまま
拍がひびきでつながってゆくと歌になる
【3】日本の名歌「和歌、俳句20曲」をうたう。
和歌集テキストプリント2枚配布
ゆったり音の響きをつなげていく
・日本語は何層にも重なってつくられてきたので
裏に込められたものが、多重になる。
・歌は、ハレー彗星のように尾を引いて詠む
歌は、女詠みー草書で書いても平仮名で書いても詠める、流れる
男詠みー漢字まじり、かっちり詠む
漢字ー公文書
歌舞伎の女形ー言葉を流れるようにしゃべる
音にして詠むときの詠み方で内容がわかる
音を耳にすると、どんな情景か、どんな心情か
・美しい日本語は、かすれ音をつかわない。息読みをしない。
◎有声音でひびきを出す、ひびきをつなげていく
・歌を楽しむこと
しゃべりながら、その意味がわいてくることが日本語の良さ
・日本語音声は説明音声ではない。情動音であるから、それを
伝える音で表さなければならない。
・日本人は、しゃべることがヘタである。
◆本日の磯貝語録
拍をつなげて響きにかえていくと、美しい日本語の言葉になる。
日本語の美しさは、響きである。
◆本日の感想
自分と空間との関係、気の流れ、空気感のようなものを音に乗せて
表現する事を学びました。空気の響き、余韻を自分の体や耳目で
実現できるようになると、自分の言葉のひびきも変わってくる
実感があり、すごいと思いました。
2012/10/25 (Thu) 19:30
ヴォイストレーニング・夜ジム(10/25)
■ストレッチング(全体)
・全体をさする
・オトガイ締め運動(オトガイを知ること)
・首の旋回
・体を横に倒して体側を伸ばす
・腕を振って体を左右に動かす
・ソケイ部や体の裏側をさする
・腰の旋回
・股割り→肩入れ→回復運動
■レッスンメニュー(各自)
Aさん
・自作テキスト(噛まないように早読み)
言葉が外で聞いてわかるように読めているかチェック
※どの体の形が一番読みやすいか試す
・逆さ足上げ:腹筋のため、腰が落ちないように。
Dさん
・イーイ、エーエ、・・・
高音から低音に
※低音をしっかりと響かせること
・「クモの糸」を読む(Under Codeでひそめた声、強くならない)
・口呼吸のとき、舌も一緒に吸い込む練習
・イーイ:高い音から低い音に同じ間隔で下げられるように
Fさん
・テキスト「私が一番きれいだった時」
手で耳にふたをする感じで覆った状態で読む。自分の響きを聞くこと。
・逆さ足上げ:腹筋のため、腰が落ちないように。
Gさん
・前回の拗音をもう一度
(きちんと発声する。なるべく単音を短めに切って、続けない)
※体は固めないように。首をすぼめない。→少しあごを上向きに
Hさん
・前回メニューの反復
・「イー、エー、アー、オー、ウー」五母音の長音
・「イ、イー」「エ、エー」・・・
(横口にならないこと。舌を平舌で落とさないこと)
※詩吟の役に立ちます
Iさん
・身体運動メニュー
壁で支えてももあげ、スキップステップ、
四足歩行(手足ばらばら、同時)
スワイショー
※重心を下ろすこと
■本日の感想
・一人ずつ発表
・全体をさする
・オトガイ締め運動(オトガイを知ること)
・首の旋回
・体を横に倒して体側を伸ばす
・腕を振って体を左右に動かす
・ソケイ部や体の裏側をさする
・腰の旋回
・股割り→肩入れ→回復運動
■レッスンメニュー(各自)
Aさん
・自作テキスト(噛まないように早読み)
言葉が外で聞いてわかるように読めているかチェック
※どの体の形が一番読みやすいか試す
・逆さ足上げ:腹筋のため、腰が落ちないように。
Dさん
・イーイ、エーエ、・・・
高音から低音に
※低音をしっかりと響かせること
・「クモの糸」を読む(Under Codeでひそめた声、強くならない)
・口呼吸のとき、舌も一緒に吸い込む練習
・イーイ:高い音から低い音に同じ間隔で下げられるように
Fさん
・テキスト「私が一番きれいだった時」
手で耳にふたをする感じで覆った状態で読む。自分の響きを聞くこと。
・逆さ足上げ:腹筋のため、腰が落ちないように。
Gさん
・前回の拗音をもう一度
(きちんと発声する。なるべく単音を短めに切って、続けない)
※体は固めないように。首をすぼめない。→少しあごを上向きに
Hさん
・前回メニューの反復
・「イー、エー、アー、オー、ウー」五母音の長音
・「イ、イー」「エ、エー」・・・
(横口にならないこと。舌を平舌で落とさないこと)
※詩吟の役に立ちます
Iさん
・身体運動メニュー
壁で支えてももあげ、スキップステップ、
四足歩行(手足ばらばら、同時)
スワイショー
※重心を下ろすこと
■本日の感想
・一人ずつ発表
2012/10/23 (Tue) 19:00
発声・呼吸法改善 10月23日(火)
講座テーマ「発声法改善③」
1.ストレッチ(各自)
2.講座(磯貝塾長)
・活舌がよくない(全員)
・舌位が良くないと口の中がうまく響かない。
・活舌を良くするのに、足りないもの。→舌を下げること。
・下げるために…口の中を広くする。
演習…横口にする、ゆっくりと戻す。下の裏側に力が入る。舌小帯。
(舌小帯の手術をした人は、舌ガンになりやすいという報告。
特に大人になってから手術をした人に多い。子どもではいない。)
◎耳を良くすること。(日本人が苦しんでいるのは「シ」)
例‐「かしこまる」「たしかめる」「きしめん」
「さししめす」「しんししくじょ」
・自分の言葉を気分で発し、気分で声を聞かない。
◎自分の聞き取り能力を上げる。
・音の弁別…出すことと、聞くことは表裏一体。
EX‐眉間に圧迫を入れる(怒る)口を横に開く。
鼻があく、耳があく。
・耳があく→音が聞けるようになる。
・舌の奥、奥歯の奥を横へ引く。
・下げる人、斜めに持っていく人などいろいろいる。
◎舌が奥に入るか。舌根を斜め下に引く。
EX‐口を横に開き、舌小帯を使って舌を奥に入れる。
・各自やってみて、舌が奥に入るところを探す。
・やめるときは、穏やかにやめること。(ピキッとなるので。)
・後ろ首のところをほぐす、ゆるめる。
・腕を伸ばす(後ろ首を伸ばすため)
EX‐口をあける…前アゴ、後ろアゴ(顎関節)
・ポイント
後ろアゴではなく前アゴをあける。
鏡を見て唇から上下の前歯が少し見えるくらいあける。
その時、舌が見えないようにする。口はたて口。
・唇‐歯が立っていると良い。隠さないほうがいい。
いいポジションに入るとラク。
・自分で一番イイ音になるキャパシティを探す(口腔の開き方)
・耳の少し後ろ(奥)を開けるようにしたい。
◎言葉を使う時に多用するところは、舌と上顎部である。
EX‐
・上アゴは上にあけながら、下アゴを下げる。
・その時、あいた口から舌はあまり見えないほうがいい。
・あいたら、そのまま柔らかく息をする。鼻から出す。軟口蓋の確認。
・ほほ骨のところに音があたると音が明るくなる。
・ここを境にする。ここから眉間まで上げる、ここから下げる。
・口から息を吸って、鼻から出す。
EX‐
・舌で舌アゴ、歯茎をなめること。舌が前へ出てくるようなら下げる。
・舌をタテにすると奥に入りやすくなる。
・舌をのむように。
Aさん…やりすぎている。声のためには、そんなに力はいらない。
わずかづつ使ったものを持続させるのが言葉のために重要である。
・声、ことばになるようにやる、それはセンスである。
◎歯のなか側で音を作っている。ことばをつくっている。
EX‐
・横に口を広げて、舌を下げた状態で言葉をつくってみる。
・前に出すと、ことばは出る。
・喋れないではなく、喋らない。
・声を出すということは、ちゃんと喋っていないと悪くなってしまう。
・声は口先だけではない。(ということを足踏みオルガンで学んだ・磯貝)
◎自分が喋っている声を聞き、聞こえるように喋る。
Q.口と鼻の境界線に違和感がある。(Aさん)
A.違和感があるほうがいい。(磯貝)
◎明瞭度の高い音声というものがある。
イイ音、分かりやすい音…それで喋ったら分かりやすいです。
◎喋ることが発声練習だと思って喋る。うるさくなければダメ。
・分かる声で考えていないと、伝わらない。書いたものはなんでも。
・文章は書けるが、喋るのは大変、声がなかったら喋れない。
声がない人に読まれたら、名文でも噛んでしまう(例・丸谷才一)
・宇多田ひかるは声があったから売れた。
◎声に力があるか。声に力があれば、ことばにした時も伝わることばになる。
<発声術>
①口のキャパシティを増やす。
②ムダに口から吐かない。
EX‐母音「イ・エ・ア・オ・ウ」
→「オ」に注意して発音。
◎言いやすいことばではなく、言いやすい声をつくる。
◎実際に使う時には、自分のキャパシティより遠慮して出すのが芸。
キャパシティは上げるが、それをそのままやらない。
◆個人の課題について聴く(テキスト別)
Bさん(星の王子さま)…磯貝:鼻を前クビ(舌骨部)を広げてあける。これをやること。
Cさん(万葉集)…本人:テキストが分からない、予備知識が足りない。
万葉集を知らないと思う。
磯貝:相聞歌を読めばいい。
人前で声を出して読めばいい。
意味が分からないと物事が出来ないのはソンだ。
声を出して読む。そこから。
もらったものをガンガンと声を出して読んで楽しいと感じる。
そういうもの。
Dさん(平家物語)…磯貝:読み慣れないと古文は読みにくい。
落ち着いて読みさえすれば、読める。
「これは私が書いた、思い出しながら読んでいる」と
思って読む。そうしないと読めない。
読書をするな。
Eさん(フレディー)…磯貝:伝われば好きなように読んでいい。
その声が枝になる。
その枝の声を出す。それを見つけてください。
Bさん…磯貝:人前に出ると力がなくなる。声を出すこと。
Fさん…本人:声を出し続けていられない。語尾が弱くなる。
磯貝:なんでそれでやめてしまったの?
壊れるまでやってみたことはあるのか?
やってみる、実感する。単純素朴、でもそれが難しい。
◆実際に読んでみる
・ラクビーボール…どんどんといろいろなことがやってくる。
来たものはすぐパスしてしまう、物事は持たないこと。
・要は早く覚えること。
・「星の王子さま」朗読 Bさん、Fさん
Bさん…磯貝:・読んでいる時、声から内容がわいてきたか?
・声がひそやかになるほど、なくなってしまったようだ。
・先ほどのような声で読める実力があれば、何だって平気。
・字から分かるというのは、さほど面白くない。
・その声で、実感がおこってくるというのが面白いのだ。
・まずは自分で聞いて喜ぶ。
→すると伝わる、皆、分かる。
Fさん…磯貝:・口を横に引いて読む。途中から普通にして読む。
・文末になるとやせる。
・地方のイントネーションに入るとひ弱になる
本人:・おかしいなと思ってしまう。(迷ってしまう)
磯貝:そのことをやる。そうすれば、皆が承認してくれる。
出してしまったほうが良い。そこからスタート。
声で没頭してやる。
EX‐踏み足(全員)
・「思う」エネルギーは低い。役に立たない。
・気で分かる、見つける。
①肩幅に足を広げる
②利き足と反対側に体重を乗せ、踏む。
③反対も同様に。
◆本日の磯貝語録
何事も身に付くまでは、意識して注意深くやり覚えていくもの。
それが不自然であるのは当然。身に付き、今、自然に感じるものは、最早、
古びてしまったもの。新しいものは皆不自然なもの。
◆本日の感想
“どうしたら良いか考えるひまがあったら、とも角、声を出せ”と言われた。
どうもやる前に止まって考えてしまうクセがある。たしかに考えていたら声は
出ないことを痛感した。
1.ストレッチ(各自)
2.講座(磯貝塾長)
・活舌がよくない(全員)
・舌位が良くないと口の中がうまく響かない。
・活舌を良くするのに、足りないもの。→舌を下げること。
・下げるために…口の中を広くする。
演習…横口にする、ゆっくりと戻す。下の裏側に力が入る。舌小帯。
(舌小帯の手術をした人は、舌ガンになりやすいという報告。
特に大人になってから手術をした人に多い。子どもではいない。)
◎耳を良くすること。(日本人が苦しんでいるのは「シ」)
例‐「かしこまる」「たしかめる」「きしめん」
「さししめす」「しんししくじょ」
・自分の言葉を気分で発し、気分で声を聞かない。
◎自分の聞き取り能力を上げる。
・音の弁別…出すことと、聞くことは表裏一体。
EX‐眉間に圧迫を入れる(怒る)口を横に開く。
鼻があく、耳があく。
・耳があく→音が聞けるようになる。
・舌の奥、奥歯の奥を横へ引く。
・下げる人、斜めに持っていく人などいろいろいる。
◎舌が奥に入るか。舌根を斜め下に引く。
EX‐口を横に開き、舌小帯を使って舌を奥に入れる。
・各自やってみて、舌が奥に入るところを探す。
・やめるときは、穏やかにやめること。(ピキッとなるので。)
・後ろ首のところをほぐす、ゆるめる。
・腕を伸ばす(後ろ首を伸ばすため)
EX‐口をあける…前アゴ、後ろアゴ(顎関節)
・ポイント
後ろアゴではなく前アゴをあける。
鏡を見て唇から上下の前歯が少し見えるくらいあける。
その時、舌が見えないようにする。口はたて口。
・唇‐歯が立っていると良い。隠さないほうがいい。
いいポジションに入るとラク。
・自分で一番イイ音になるキャパシティを探す(口腔の開き方)
・耳の少し後ろ(奥)を開けるようにしたい。
◎言葉を使う時に多用するところは、舌と上顎部である。
EX‐
・上アゴは上にあけながら、下アゴを下げる。
・その時、あいた口から舌はあまり見えないほうがいい。
・あいたら、そのまま柔らかく息をする。鼻から出す。軟口蓋の確認。
・ほほ骨のところに音があたると音が明るくなる。
・ここを境にする。ここから眉間まで上げる、ここから下げる。
・口から息を吸って、鼻から出す。
EX‐
・舌で舌アゴ、歯茎をなめること。舌が前へ出てくるようなら下げる。
・舌をタテにすると奥に入りやすくなる。
・舌をのむように。
Aさん…やりすぎている。声のためには、そんなに力はいらない。
わずかづつ使ったものを持続させるのが言葉のために重要である。
・声、ことばになるようにやる、それはセンスである。
◎歯のなか側で音を作っている。ことばをつくっている。
EX‐
・横に口を広げて、舌を下げた状態で言葉をつくってみる。
・前に出すと、ことばは出る。
・喋れないではなく、喋らない。
・声を出すということは、ちゃんと喋っていないと悪くなってしまう。
・声は口先だけではない。(ということを足踏みオルガンで学んだ・磯貝)
◎自分が喋っている声を聞き、聞こえるように喋る。
Q.口と鼻の境界線に違和感がある。(Aさん)
A.違和感があるほうがいい。(磯貝)
◎明瞭度の高い音声というものがある。
イイ音、分かりやすい音…それで喋ったら分かりやすいです。
◎喋ることが発声練習だと思って喋る。うるさくなければダメ。
・分かる声で考えていないと、伝わらない。書いたものはなんでも。
・文章は書けるが、喋るのは大変、声がなかったら喋れない。
声がない人に読まれたら、名文でも噛んでしまう(例・丸谷才一)
・宇多田ひかるは声があったから売れた。
◎声に力があるか。声に力があれば、ことばにした時も伝わることばになる。
<発声術>
①口のキャパシティを増やす。
②ムダに口から吐かない。
EX‐母音「イ・エ・ア・オ・ウ」
→「オ」に注意して発音。
◎言いやすいことばではなく、言いやすい声をつくる。
◎実際に使う時には、自分のキャパシティより遠慮して出すのが芸。
キャパシティは上げるが、それをそのままやらない。
◆個人の課題について聴く(テキスト別)
Bさん(星の王子さま)…磯貝:鼻を前クビ(舌骨部)を広げてあける。これをやること。
Cさん(万葉集)…本人:テキストが分からない、予備知識が足りない。
万葉集を知らないと思う。
磯貝:相聞歌を読めばいい。
人前で声を出して読めばいい。
意味が分からないと物事が出来ないのはソンだ。
声を出して読む。そこから。
もらったものをガンガンと声を出して読んで楽しいと感じる。
そういうもの。
Dさん(平家物語)…磯貝:読み慣れないと古文は読みにくい。
落ち着いて読みさえすれば、読める。
「これは私が書いた、思い出しながら読んでいる」と
思って読む。そうしないと読めない。
読書をするな。
Eさん(フレディー)…磯貝:伝われば好きなように読んでいい。
その声が枝になる。
その枝の声を出す。それを見つけてください。
Bさん…磯貝:人前に出ると力がなくなる。声を出すこと。
Fさん…本人:声を出し続けていられない。語尾が弱くなる。
磯貝:なんでそれでやめてしまったの?
壊れるまでやってみたことはあるのか?
やってみる、実感する。単純素朴、でもそれが難しい。
◆実際に読んでみる
・ラクビーボール…どんどんといろいろなことがやってくる。
来たものはすぐパスしてしまう、物事は持たないこと。
・要は早く覚えること。
・「星の王子さま」朗読 Bさん、Fさん
Bさん…磯貝:・読んでいる時、声から内容がわいてきたか?
・声がひそやかになるほど、なくなってしまったようだ。
・先ほどのような声で読める実力があれば、何だって平気。
・字から分かるというのは、さほど面白くない。
・その声で、実感がおこってくるというのが面白いのだ。
・まずは自分で聞いて喜ぶ。
→すると伝わる、皆、分かる。
Fさん…磯貝:・口を横に引いて読む。途中から普通にして読む。
・文末になるとやせる。
・地方のイントネーションに入るとひ弱になる
本人:・おかしいなと思ってしまう。(迷ってしまう)
磯貝:そのことをやる。そうすれば、皆が承認してくれる。
出してしまったほうが良い。そこからスタート。
声で没頭してやる。
EX‐踏み足(全員)
・「思う」エネルギーは低い。役に立たない。
・気で分かる、見つける。
①肩幅に足を広げる
②利き足と反対側に体重を乗せ、踏む。
③反対も同様に。
◆本日の磯貝語録
何事も身に付くまでは、意識して注意深くやり覚えていくもの。
それが不自然であるのは当然。身に付き、今、自然に感じるものは、最早、
古びてしまったもの。新しいものは皆不自然なもの。
◆本日の感想
“どうしたら良いか考えるひまがあったら、とも角、声を出せ”と言われた。
どうもやる前に止まって考えてしまうクセがある。たしかに考えていたら声は
出ないことを痛感した。
2012/10/20 (Sat) 10:00
歌発声土曜(10/20)
講座テーマ「コーラスシリーズ④
ふるさと/野バラ(ウェルナー)」
[1]準備:青木講師
◯股関節 ◯手首足首ブラブラ(声を出しながら)
◯ネコの伸び(深く呼吸) ◯座位で上半身前へ(ヒザ曲げたまま)
◯足裏・足指 ◯こする(足裏〜足〜股関節〜腰〜首〜頭)
[2]発声
◯椅子に座って、腰の背骨周りを軽く叩きながら「アー」
◯肋骨脇に手当て、眉間まで吸って「Shーーー」と吐く。
※後ろ側使いたい。
◯鳩尾とおへそに手当て、内側へ「Sh、Sh、Shー」
♪リップトリル(ソファミレド)
鼻の奥、軟口蓋から準備して、アクビのような状態のまま。
♪Pa 小さい息で(ソファミレド/スタカート)
※おしりゆったり、後ろ閉めないで。
◯下アゴに手の甲を沿えて、アゴをダラーン のまま
♪Ba(ソソファファミミレレドド)
※顎関節触ってみる。ゆるんでいるはず。
◯ハミング:鼻から軽く息出す(引っかかりがないように、小さい息でOK)
この息を声に混ぜながら
♪No(ソソファファミミレレドド)
[3]課題曲歌唱
♪野バラ ※腰しまらないように。
◯歌詞でメロディー(今やった上の息)
★E durに下げて
◯「Ya」
※鼻の奥と(アクビの)軟口蓋の準備をしてから入る。背中が閉まらないよう。
→息の準備出来ると、何の力もいらない。
※「V:ブレスマーク」と「休符」は、次のための準備する。
◯最後の音高いところ…頭入り過ぎないように、アゴに手の甲を当てる。
そして、もう少しアゴ動かしてみる。
◯頭頂の少し前に両手組み当てて(肩上がらないように)、目線まっすぐ。
※鼻開けるとき、頭頂少し前も感じると良い。
◯パート2
◯三声で。
♪ふるさと
◯三声で。(パート交替あり)
◆本日の『磯貝』語録
お休み
◆本日の感想
久し振りに参加。声を出して歌える事の幸せ感を味わう。
コーラスで上も下も歌い、ハーモニーがうまく行った時は
とても気持ちが良かったです。1人で歌っている時より充実感がありました。
ふるさと/野バラ(ウェルナー)」
[1]準備:青木講師
◯股関節 ◯手首足首ブラブラ(声を出しながら)
◯ネコの伸び(深く呼吸) ◯座位で上半身前へ(ヒザ曲げたまま)
◯足裏・足指 ◯こする(足裏〜足〜股関節〜腰〜首〜頭)
[2]発声
◯椅子に座って、腰の背骨周りを軽く叩きながら「アー」
◯肋骨脇に手当て、眉間まで吸って「Shーーー」と吐く。
※後ろ側使いたい。
◯鳩尾とおへそに手当て、内側へ「Sh、Sh、Shー」
♪リップトリル(ソファミレド)
鼻の奥、軟口蓋から準備して、アクビのような状態のまま。
♪Pa 小さい息で(ソファミレド/スタカート)
※おしりゆったり、後ろ閉めないで。
◯下アゴに手の甲を沿えて、アゴをダラーン のまま
♪Ba(ソソファファミミレレドド)
※顎関節触ってみる。ゆるんでいるはず。
◯ハミング:鼻から軽く息出す(引っかかりがないように、小さい息でOK)
この息を声に混ぜながら
♪No(ソソファファミミレレドド)
[3]課題曲歌唱
♪野バラ ※腰しまらないように。
◯歌詞でメロディー(今やった上の息)
★E durに下げて
◯「Ya」
※鼻の奥と(アクビの)軟口蓋の準備をしてから入る。背中が閉まらないよう。
→息の準備出来ると、何の力もいらない。
※「V:ブレスマーク」と「休符」は、次のための準備する。
◯最後の音高いところ…頭入り過ぎないように、アゴに手の甲を当てる。
そして、もう少しアゴ動かしてみる。
◯頭頂の少し前に両手組み当てて(肩上がらないように)、目線まっすぐ。
※鼻開けるとき、頭頂少し前も感じると良い。
◯パート2
◯三声で。
♪ふるさと
◯三声で。(パート交替あり)
◆本日の『磯貝』語録
お休み
◆本日の感想
久し振りに参加。声を出して歌える事の幸せ感を味わう。
コーラスで上も下も歌い、ハーモニーがうまく行った時は
とても気持ちが良かったです。1人で歌っている時より充実感がありました。
2012/10/18 (Thu) 19:30
ヴォイストレーニング・夜ジム(10/18)
■ストレッチング(全体)
■レッスンメニュー(各自)
Aさん
・自作テキスト読み(鼻腔を鳴らせるように)
・腕立て(伏せではない)で"イ、エ、ア、オ、ウ"
→五母音の丹田支持
Bさん
・鼻音発声、ウムーの後、マ行を入れる
鼻まで息を上げるため、鼻を響かせる練習
・途中新聞メガホンに戻す
※自分自身でチェックし、自分が納得できるように仕上げる
Cさん
・胸声発声(胸に手を当てて"ウー、アー、オー")
・民謡テキスト読み→磯貝チェック
Eさん
・3Tを入念に
・座位で呼吸運動(鼻吸気→口呼気をゆっくり長く)
支えの位置は自由に
・丹田運動のためには、ふともも、鼡径部が重要
Gさん
・ギャ、ギュ、ギョ/ジャ、ジュ、ジョ/ビャ、ビュ、ビョ
(縦口を意識、単音で、その後長音で、子音を立てる)
※まずは声を出さず、鏡を見ながら口の形と鼻を開ける
Iさん
・持参したテキスト(夏の夜の夢)読み、磯貝チェック
・鏡を見ながら、縦口で細奥舌を作って、アー、イー、ウー
■レッスンメニュー(各自)
Aさん
・自作テキスト読み(鼻腔を鳴らせるように)
・腕立て(伏せではない)で"イ、エ、ア、オ、ウ"
→五母音の丹田支持
Bさん
・鼻音発声、ウムーの後、マ行を入れる
鼻まで息を上げるため、鼻を響かせる練習
・途中新聞メガホンに戻す
※自分自身でチェックし、自分が納得できるように仕上げる
Cさん
・胸声発声(胸に手を当てて"ウー、アー、オー")
・民謡テキスト読み→磯貝チェック
Eさん
・3Tを入念に
・座位で呼吸運動(鼻吸気→口呼気をゆっくり長く)
支えの位置は自由に
・丹田運動のためには、ふともも、鼡径部が重要
Gさん
・ギャ、ギュ、ギョ/ジャ、ジュ、ジョ/ビャ、ビュ、ビョ
(縦口を意識、単音で、その後長音で、子音を立てる)
※まずは声を出さず、鏡を見ながら口の形と鼻を開ける
Iさん
・持参したテキスト(夏の夜の夢)読み、磯貝チェック
・鏡を見ながら、縦口で細奥舌を作って、アー、イー、ウー
2012/10/17 (Wed) 19:00
日本語音声 改善 Lesson(10/17)
講座テーマ「美しい日本語音」
1 準備体操 各自 ストレッチ
『大和言葉と漢語』
(1)日本人はどんな人?(今の日本人は、いつ頃どこから来たのでしょう?)
ヤマトの国(中国がつけた名称):大和、倭の国、日の本の国
近世になり領土のことを言い始めて、国を考えるようになる。
日本の原住民-北方からやってきた民族 -韓民族。漢民族、アラスカ族
南方からやってきた民族 ロシア(オロチョン)族、東南アジア系
韓国からの民族が、日本に鉄器を持込む。(好戦的な民族)
日本正史の中-縄文時代は、4000年続いたと記されている。
(2)日本民族に外来語と文字が伝わる(漢民族、漢字)
日本にやってきた漢民族がしゃべっていた言葉ー漢語
元来日本にあった言葉と混合して使い始める。
大陸から移り住んだ人が馬(ムマ)を連れてきた。
(3)大和言葉について
自分たちの言葉で、(意味がわからなくても)しゃべって交流する。
大和言葉(倭語)は、つくられた言葉…単語のみだった。
一音節一字…手、火、 一音
雨、空 二音節
漢民族や伝えた言葉―漢語
日本にある音を使った言葉
文字は、文字が入ってきた時から始まるが、音はしゃべり始めた
時から言葉として使われる。
(4)日本語の母音
『あいうえお』 5つの基本母音ー生命線である。
近代化に入って、どんどん母音が整理され減少した。
日本語の5母音…精神の共通項が少ない。
世界で一番難しい母音は、「う」である。
一番音が変わる原因は、子音である。
「yama」
外国語は、子音との間を大事にする。
息が流れることで満足(情動が動く)
歌は、息が流れるから伝わる。
母音言葉の日本語は、息が流れてつながって聞こえる。
(5)古代文を詠み謡う
○テキスト配布(倭語例題ー磯貝メソッド創造塾テキスト)
意味を追いかけて読まないこと。
日本語の源泉ー意味でなく音である。
流れるように音にしていく
舒明天皇ー天地、天武天皇の父
・大和言葉は歌言葉であった…だから美しい。
・歌を作ることで何かを表現したいという目的
・求婚するために、異性に歌を贈る。歌を交わす(歌垣)
歌合戦を行なっていた 五七調
EXー「大和には 群山あれど(叙詩)…」
情感を伝えるため、流れるように詠む。そのため
よい声で呼んで、相手を魅了しなければならない。
ー意味読みにしては伝わらないー
◎大和言葉…韻(ひびき) 律(法則)
群山(ニ音、ニ音)
大和(ヤマト)三音をつなげてひとつの音にする
流れるように響きのある音で読む
◎ポエムリーディング―ドラマリーディング(詩が詠める→教養人)
EX「大和は、国の、眞秀ろば(すばらしいところ)
―言葉のまとまりごとにつなげて詠む―
疊なづく、青垣
山 、籠れる、大和、し、うるわし」
どこが伸ばせて謡えるか見つける
◎節をつけて歌う―唱歌 今は皇室での歌会でも、あまりされない。
→言葉には、語としての意味があるとともに、音としての意味がある
ことを実感し、表現しなければならない。
「源氏物語」も音をつけていた。
大人は子供がえりし、子どもに学ぶ
○「詩」は、文字面の面白さより音面の面白さを味わう。
◎ 『日本語の美しさは、歌化できること。
語音に響きをつけている』
・よく響く音のアクセントの位置を見つける
・響いてつながっていく音の順番に必然性がある
様々なケースがある。範囲が広い。
・表歌(戯れ歌…性を取り上げた歌)
「さ」「せ」「し」は、音として女性を表していた。
・日本語の音の世界は範囲が広く、表現も多彩にできる。
○本日の磯貝語録
詩は、意味読みしては、いけない。
流れるように響きのある音で読むことは、
大和言葉の美しさを表現できる。
○本日の感想
現代に生きる私たちにとって、歌言葉だから美しいとされる
大和言葉の世界に、意識感覚、感受性をフォーカスしていくのは、
とても難しいと思いました。
1 準備体操 各自 ストレッチ
『大和言葉と漢語』
(1)日本人はどんな人?(今の日本人は、いつ頃どこから来たのでしょう?)
ヤマトの国(中国がつけた名称):大和、倭の国、日の本の国
近世になり領土のことを言い始めて、国を考えるようになる。
日本の原住民-北方からやってきた民族 -韓民族。漢民族、アラスカ族
南方からやってきた民族 ロシア(オロチョン)族、東南アジア系
韓国からの民族が、日本に鉄器を持込む。(好戦的な民族)
日本正史の中-縄文時代は、4000年続いたと記されている。
(2)日本民族に外来語と文字が伝わる(漢民族、漢字)
日本にやってきた漢民族がしゃべっていた言葉ー漢語
元来日本にあった言葉と混合して使い始める。
大陸から移り住んだ人が馬(ムマ)を連れてきた。
(3)大和言葉について
自分たちの言葉で、(意味がわからなくても)しゃべって交流する。
大和言葉(倭語)は、つくられた言葉…単語のみだった。
一音節一字…手、火、 一音
雨、空 二音節
漢民族や伝えた言葉―漢語
日本にある音を使った言葉
文字は、文字が入ってきた時から始まるが、音はしゃべり始めた
時から言葉として使われる。
(4)日本語の母音
『あいうえお』 5つの基本母音ー生命線である。
近代化に入って、どんどん母音が整理され減少した。
日本語の5母音…精神の共通項が少ない。
世界で一番難しい母音は、「う」である。
一番音が変わる原因は、子音である。
「yama」
外国語は、子音との間を大事にする。
息が流れることで満足(情動が動く)
歌は、息が流れるから伝わる。
母音言葉の日本語は、息が流れてつながって聞こえる。
(5)古代文を詠み謡う
○テキスト配布(倭語例題ー磯貝メソッド創造塾テキスト)
意味を追いかけて読まないこと。
日本語の源泉ー意味でなく音である。
流れるように音にしていく
舒明天皇ー天地、天武天皇の父
・大和言葉は歌言葉であった…だから美しい。
・歌を作ることで何かを表現したいという目的
・求婚するために、異性に歌を贈る。歌を交わす(歌垣)
歌合戦を行なっていた 五七調
EXー「大和には 群山あれど(叙詩)…」
情感を伝えるため、流れるように詠む。そのため
よい声で呼んで、相手を魅了しなければならない。
ー意味読みにしては伝わらないー
◎大和言葉…韻(ひびき) 律(法則)
群山(ニ音、ニ音)
大和(ヤマト)三音をつなげてひとつの音にする
流れるように響きのある音で読む
◎ポエムリーディング―ドラマリーディング(詩が詠める→教養人)
EX「大和は、国の、眞秀ろば(すばらしいところ)
―言葉のまとまりごとにつなげて詠む―
疊なづく、青垣
山 、籠れる、大和、し、うるわし」
どこが伸ばせて謡えるか見つける
◎節をつけて歌う―唱歌 今は皇室での歌会でも、あまりされない。
→言葉には、語としての意味があるとともに、音としての意味がある
ことを実感し、表現しなければならない。
「源氏物語」も音をつけていた。
大人は子供がえりし、子どもに学ぶ
○「詩」は、文字面の面白さより音面の面白さを味わう。
◎ 『日本語の美しさは、歌化できること。
語音に響きをつけている』
・よく響く音のアクセントの位置を見つける
・響いてつながっていく音の順番に必然性がある
様々なケースがある。範囲が広い。
・表歌(戯れ歌…性を取り上げた歌)
「さ」「せ」「し」は、音として女性を表していた。
・日本語の音の世界は範囲が広く、表現も多彩にできる。
○本日の磯貝語録
詩は、意味読みしては、いけない。
流れるように響きのある音で読むことは、
大和言葉の美しさを表現できる。
○本日の感想
現代に生きる私たちにとって、歌言葉だから美しいとされる
大和言葉の世界に、意識感覚、感受性をフォーカスしていくのは、
とても難しいと思いました。
2012/10/11 (Thu) 19:30
ヴォイストレーニング・夜ジム(10/11)
■ストレッチング(全体)
・身体マッサージ
・上肢、柔軟
・腕振り、中心取り
・重心おろし、膝柔軟
・骨盤柔軟、大腿部伸展、マッサージ、骨盤旋回
・3T
・踏み足(片足)、四股踏み
■全体座学(担当:磯貝講師)
・ことばとはその音に意味がある
・ことばの音感
音感は世界共通のもの
・現代の会話では、音から意味が通じなくなってきている
ことば(音、意味、感情) まず音としてとらえる
・音感:聴く力をもっていること、聴いた音を覚えておく
【音感レッスン】ピアノ使用
・ピアノで出した音を発声する(全体)
「ア」で発声
出そう出そうとしない。音をもらって一緒になってしまおうとする。
自分の持っている音を共通化しようとする。
音を探すとき、音感はものすごく速い。※頭で探さない。
「オ」で発声
聴いて覚えたものをやる。自分なりにやるのではない。
自分で発声したものを聴く。聴きながら発声する。
「ア」で発声。
夢中になってしまうと音感がなくなる。
「ウ」で発声。
何だかわからないものを出しているうちは違う。
音は意識するのではなく、聴く(受ける)
意識より感覚の方がはるかに速い。
「エ」「イ」で発声。
感覚を豊かにすると満足度が違う。
■各自メニューについて
・メニュー配布。
メニューについての質疑応答。
・身体マッサージ
・上肢、柔軟
・腕振り、中心取り
・重心おろし、膝柔軟
・骨盤柔軟、大腿部伸展、マッサージ、骨盤旋回
・3T
・踏み足(片足)、四股踏み
■全体座学(担当:磯貝講師)
・ことばとはその音に意味がある
・ことばの音感
音感は世界共通のもの
・現代の会話では、音から意味が通じなくなってきている
ことば(音、意味、感情) まず音としてとらえる
・音感:聴く力をもっていること、聴いた音を覚えておく
【音感レッスン】ピアノ使用
・ピアノで出した音を発声する(全体)
「ア」で発声
出そう出そうとしない。音をもらって一緒になってしまおうとする。
自分の持っている音を共通化しようとする。
音を探すとき、音感はものすごく速い。※頭で探さない。
「オ」で発声
聴いて覚えたものをやる。自分なりにやるのではない。
自分で発声したものを聴く。聴きながら発声する。
「ア」で発声。
夢中になってしまうと音感がなくなる。
「ウ」で発声。
何だかわからないものを出しているうちは違う。
音は意識するのではなく、聴く(受ける)
意識より感覚の方がはるかに速い。
「エ」「イ」で発声。
感覚を豊かにすると満足度が違う。
■各自メニューについて
・メニュー配布。
メニューについての質疑応答。
2012/10/09 (Tue) 14:53
発声・呼吸法改善 10月9日(火)
〈磯貝先生から課題〉
Aさん、Bさん…平家物語、壇ノ浦の戦いの場面を読む。
2人で相談して作ること。
Cさん、Dさん…「星の王子さま」倉橋版。
Eさん…「葉っぱのフレディ」
中盤から読む。役作りをして読むこと。
11月ごろにチェックします。
Fさん…「万葉集」相聞歌から選ぶこと。
うたうように読む。陰気にならない。
1、ストレッチ(磯貝先生)
(1)長座位‐前屈
(2)開脚(90°)左右前屈、上がってくる時に足の力で上がってくる。
骨盤のところからたおしていく。
真ん中にたおれる。手の勢いで上がってくる。
(3)足首を組む、膝を抜いた状態で前屈する。
→下腹の状態を知る。どんなふうに変わるか。
・〈支え〉はどこにあるのか…丹田と一般に言われている。
呼吸の支え、声の支えは、上からつくろうとすると失敗する。
腰まわりから。
・緊張しない(リラックスはしない)…どこかで何かをしておく。
それが支えである。
(3)の状態で、足を少し浮かせる。
内側を締める…下の支えが入る、上が楽になる。
・まず、座骨が分かること。(長座位、座骨歩き、ただし腰を立てた状態)
※長座位は、膝を抜いて、少し脚を開いた状態。
(4)股関節、膝、足首を動かしてほぐす。
足裏はぴったり床についている…状態の安定。
そして土踏まずで立つ…表現
(5)踏む
2、講座(磯貝塾長)
〈発声法〉
表現とは何?=自己表現ではなく、自分を媒体にして役をやる。
ただし、自己感覚が良くないと育たない。
・ことばの音を聞くことはしているが、ノドの音は聞いていない。
・意味として聞いている。
・自己感覚…発声の原理。
音がある、ないも自己感覚。
◎自分の発した音を覚えていない。(特に日本人)
・自分の音声感覚が他人に通じるか、そのゲートを通過したものは、
自己感覚と言える。
・それがないものは、自己感覚と言えない。
・どんな音で喋っているか分からないで、喋っている専門家は、
子どもであると言う。
・あなたの声帯が音を発している=発声
あなたの声帯が声を発している(×)
・「あめ」…「あ」は語音。
意味のほうが強い。
ノドが発している音として捉えていく。
・口の音声の実感=音声感覚ではなく言語感覚。
・音がクリアか?濁っているか?
音であるとすると、クリアか、濁っているか、そこに基盤がある。
・日本人…音に対して、クリアが、雑音が入っているかかを
聞き分ける力が弱い。
・自分の喋る「あ」は、感情(情感)に直結する。
・クリアな音だと違和感を持たれてしまう。
・原則母音ことば…開口音である。息を絶対に吐く。
→クリアな音で「お父さん」「お母さん」などと呼びかけるとビックリされる。
息を吐くと安心する。
・息を吐くためにためるのが日本人。
しかしうまくなってくると、たくさん吐かない。少し吸って、少し吐く。
あとは、響き。
・出す前に音を感じる。出してから修正では間に合わない。
出す前に音を修正する。
・声帯を触る、そして、そこから息が出ていると実感する。
EX‐口を開けて、声帯に息を吹きかける。
→声帯が震える。(声帯実感)
・ノドの構造(テキストp18)
◎読むことについて諸注意
・意味読みすると、音はまずくなる。
・自分で勝手に意味取りをしない。
・テキストとは親和感を持って。自分が書いたと思って読む。
・早読みも、違う読み方も出来るようにするのが技術者。
・まず、読んでいる人間が「分かって」確認して読む。
読みながら、確実に納得する。
・音を全部出すこと。文章の時は特に助詞。
・地方性を隠さずに読む。正々堂々と読んでください。
・自分の声帯の長さは、把握しておく。
・図26、27の説明。
息が声帯を通る時の動きなど。
・声をつくるというのは声門下のこと。
声帯より下の実感をつかまえる。
・イイ音を出すために、意識するのはOn Code。
ただし、Under Codeの準備がちゃんとしてれば、
On Codeが良い。
・強弱は、On Code + Upper Code Upper Code
Upper Code (1~1.5センチ上と決める、そこを強く出す。)
・笛のなかは空気だと思って喋る。とても楽である。
・声帯を直にぶつけようとするのはダメ。
・On Code から指一本上がUpper Code、下がUnder Code
〈宿題〉
それそれの音を出し分ける。
On Codeで連続音は禁止(嗄れる)
Under code か、Upper Codeで。
◆本日の磯貝語録
呼吸法は音(声)をつくるための仕事。呼吸を気持ちで意味にのせると
音はくずれ意味も不正確となり、正しく伝わらなくなる。音が気持ちを動かすのであり、
気持ちでは音をくずすだけ。
◆本日の感想
各自用の読みテキストが出た。皆うれしそうだった。私も久しぶりなので、
いささか緊張している。楽しみだ。
Aさん、Bさん…平家物語、壇ノ浦の戦いの場面を読む。
2人で相談して作ること。
Cさん、Dさん…「星の王子さま」倉橋版。
Eさん…「葉っぱのフレディ」
中盤から読む。役作りをして読むこと。
11月ごろにチェックします。
Fさん…「万葉集」相聞歌から選ぶこと。
うたうように読む。陰気にならない。
1、ストレッチ(磯貝先生)
(1)長座位‐前屈
(2)開脚(90°)左右前屈、上がってくる時に足の力で上がってくる。
骨盤のところからたおしていく。
真ん中にたおれる。手の勢いで上がってくる。
(3)足首を組む、膝を抜いた状態で前屈する。
→下腹の状態を知る。どんなふうに変わるか。
・〈支え〉はどこにあるのか…丹田と一般に言われている。
呼吸の支え、声の支えは、上からつくろうとすると失敗する。
腰まわりから。
・緊張しない(リラックスはしない)…どこかで何かをしておく。
それが支えである。
(3)の状態で、足を少し浮かせる。
内側を締める…下の支えが入る、上が楽になる。
・まず、座骨が分かること。(長座位、座骨歩き、ただし腰を立てた状態)
※長座位は、膝を抜いて、少し脚を開いた状態。
(4)股関節、膝、足首を動かしてほぐす。
足裏はぴったり床についている…状態の安定。
そして土踏まずで立つ…表現
(5)踏む
2、講座(磯貝塾長)
〈発声法〉
表現とは何?=自己表現ではなく、自分を媒体にして役をやる。
ただし、自己感覚が良くないと育たない。
・ことばの音を聞くことはしているが、ノドの音は聞いていない。
・意味として聞いている。
・自己感覚…発声の原理。
音がある、ないも自己感覚。
◎自分の発した音を覚えていない。(特に日本人)
・自分の音声感覚が他人に通じるか、そのゲートを通過したものは、
自己感覚と言える。
・それがないものは、自己感覚と言えない。
・どんな音で喋っているか分からないで、喋っている専門家は、
子どもであると言う。
・あなたの声帯が音を発している=発声
あなたの声帯が声を発している(×)
・「あめ」…「あ」は語音。
意味のほうが強い。
ノドが発している音として捉えていく。
・口の音声の実感=音声感覚ではなく言語感覚。
・音がクリアか?濁っているか?
音であるとすると、クリアか、濁っているか、そこに基盤がある。
・日本人…音に対して、クリアが、雑音が入っているかかを
聞き分ける力が弱い。
・自分の喋る「あ」は、感情(情感)に直結する。
・クリアな音だと違和感を持たれてしまう。
・原則母音ことば…開口音である。息を絶対に吐く。
→クリアな音で「お父さん」「お母さん」などと呼びかけるとビックリされる。
息を吐くと安心する。
・息を吐くためにためるのが日本人。
しかしうまくなってくると、たくさん吐かない。少し吸って、少し吐く。
あとは、響き。
・出す前に音を感じる。出してから修正では間に合わない。
出す前に音を修正する。
・声帯を触る、そして、そこから息が出ていると実感する。
EX‐口を開けて、声帯に息を吹きかける。
→声帯が震える。(声帯実感)
・ノドの構造(テキストp18)
◎読むことについて諸注意
・意味読みすると、音はまずくなる。
・自分で勝手に意味取りをしない。
・テキストとは親和感を持って。自分が書いたと思って読む。
・早読みも、違う読み方も出来るようにするのが技術者。
・まず、読んでいる人間が「分かって」確認して読む。
読みながら、確実に納得する。
・音を全部出すこと。文章の時は特に助詞。
・地方性を隠さずに読む。正々堂々と読んでください。
・自分の声帯の長さは、把握しておく。
・図26、27の説明。
息が声帯を通る時の動きなど。
・声をつくるというのは声門下のこと。
声帯より下の実感をつかまえる。
・イイ音を出すために、意識するのはOn Code。
ただし、Under Codeの準備がちゃんとしてれば、
On Codeが良い。
・強弱は、On Code + Upper Code Upper Code
Upper Code (1~1.5センチ上と決める、そこを強く出す。)
・笛のなかは空気だと思って喋る。とても楽である。
・声帯を直にぶつけようとするのはダメ。
・On Code から指一本上がUpper Code、下がUnder Code
〈宿題〉
それそれの音を出し分ける。
On Codeで連続音は禁止(嗄れる)
Under code か、Upper Codeで。
◆本日の磯貝語録
呼吸法は音(声)をつくるための仕事。呼吸を気持ちで意味にのせると
音はくずれ意味も不正確となり、正しく伝わらなくなる。音が気持ちを動かすのであり、
気持ちでは音をくずすだけ。
◆本日の感想
各自用の読みテキストが出た。皆うれしそうだった。私も久しぶりなので、
いささか緊張している。楽しみだ。
2012/10/06 (Sat) 10:00
歌発声土曜(10/6)
講座テーマ「コーラスシリーズ③
ふるさと/野バラ(ウェルナー)」
[1]準備(口の中の響き):磯貝塾長
◯舌の裏を使う。(舌の上<舌面>でなく)
・ハミング ・A(ア) ・U(ウ) ・E(エ)
[2]課題曲歌唱
♪ふるさと(1・2パート)
◯「A」舌裏の響きで。
◯「歌詞」舌裏と下口唇の裏側も使って。
♪野バラ(1・2パート)
◯「A」 ◯「歌詞」
★アンサンブルの音の出し方
本人の発声の特色をちょっと置いておいて、
本人の声の良さ(今回やった響き)でやる。
口でなくて『笛が鳴る』
『どれだけあなたの声が、息を通して響きますか?』
◆本日の『磯貝』語録
「舌の裏面に息を当てて響かせる」
「舌の表面の響きだけで言葉を喋らない、歌わない」
「舌は細めにし、舌根のまわりを響かせて歌う発声を身に付けるとよい」
◆本日の感想
身体と心はつながっていて、身体を正しく使えば心も生きる。
そこから生まれる歌はやはり正しいひびき(良い気持ち)と
なる事を思い出しました。
ふるさと/野バラ(ウェルナー)」
[1]準備(口の中の響き):磯貝塾長
◯舌の裏を使う。(舌の上<舌面>でなく)
・ハミング ・A(ア) ・U(ウ) ・E(エ)
[2]課題曲歌唱
♪ふるさと(1・2パート)
◯「A」舌裏の響きで。
◯「歌詞」舌裏と下口唇の裏側も使って。
♪野バラ(1・2パート)
◯「A」 ◯「歌詞」
★アンサンブルの音の出し方
本人の発声の特色をちょっと置いておいて、
本人の声の良さ(今回やった響き)でやる。
口でなくて『笛が鳴る』
『どれだけあなたの声が、息を通して響きますか?』
◆本日の『磯貝』語録
「舌の裏面に息を当てて響かせる」
「舌の表面の響きだけで言葉を喋らない、歌わない」
「舌は細めにし、舌根のまわりを響かせて歌う発声を身に付けるとよい」
◆本日の感想
身体と心はつながっていて、身体を正しく使えば心も生きる。
そこから生まれる歌はやはり正しいひびき(良い気持ち)と
なる事を思い出しました。
2012/10/04 (Thu) 19:30
ヴォイストレーニング・夜ジム(10/4)
■ストレッチング(全体)
・掌こすり合わせ→腕→首、肩周り→顔
→股関節まわり、鼡径部→(グラウンドで)足、足裏 の順にほぐす
・(立位)首のストレッチ
・体(全身)の伸身、上下に→体側の伸身、肋間
→腕を前に組んで、肩甲骨を左右に開く
→手を後ろに組んで前胸部を開く
・骨盤の旋回→鼡径部を中心にして、骨盤の旋回
・股割り→軽くバウンス→膝に肘を乗せて、バウンス→肩入れ
■レッスンメニュー(各自)
Aさん
・テキストチェック
・"イ"が横に広い、縦口で"イ"を出せる練習
→歯が閉まってしまうので、縦口で響きが出せるように
・子音(言葉のはじめ)を構えを作ってから出せるように
少ししつこいくらい子音を作ってから出す練習
Bさん
・メガホンでの言葉練習
→自分の声で出ている方向をしっかりつかみ
発声に方向をしっかりとつけられるように
Cさん
・母音の響きを作る、調音点をテキストで確認
・正中線を意識
・"オ"と"ウ"を唇音でつくらない
Dさん
・三点倒立
・テキスト読み「蜘蛛の糸」
→ゆっくり、深い息、声の響きを意識して
Eさん
・四足歩き(猿)
お腹(丹田)で重心を取りながら歩けるように
・寝て丹田呼吸の練習
上腹が実感できたら、下腹(丹田)を意識して
・腿上げ、壁に手をつき
1分連続で出来るように、1分3セット
Fさん
・息を四足歩行の時に止めない
・考えながらやっている時、意識が頭に行き過ぎ
全ては呼吸のためにやること
・テキスト「私が一番きれいだった時」
はじめはいい音で読めばOK
Gさん
【メニュー作成】
1.柔軟(立位)3Tなどゆるめる
2.歯を閉じて「イ、エ、ア、オ、ウ」有声音で
3.「イ、イ、イー」3点打ち
4.サ行テキスト読み
Iさん
・ロングトーン"アー"で歩く
ロングトーン"ウー"で歩く
お腹の意識(丹田)で支えてブレずに出せるように
・歩くとロングトーンをつなげること
・歩くをしっかり行う
・掌こすり合わせ→腕→首、肩周り→顔
→股関節まわり、鼡径部→(グラウンドで)足、足裏 の順にほぐす
・(立位)首のストレッチ
・体(全身)の伸身、上下に→体側の伸身、肋間
→腕を前に組んで、肩甲骨を左右に開く
→手を後ろに組んで前胸部を開く
・骨盤の旋回→鼡径部を中心にして、骨盤の旋回
・股割り→軽くバウンス→膝に肘を乗せて、バウンス→肩入れ
■レッスンメニュー(各自)
Aさん
・テキストチェック
・"イ"が横に広い、縦口で"イ"を出せる練習
→歯が閉まってしまうので、縦口で響きが出せるように
・子音(言葉のはじめ)を構えを作ってから出せるように
少ししつこいくらい子音を作ってから出す練習
Bさん
・メガホンでの言葉練習
→自分の声で出ている方向をしっかりつかみ
発声に方向をしっかりとつけられるように
Cさん
・母音の響きを作る、調音点をテキストで確認
・正中線を意識
・"オ"と"ウ"を唇音でつくらない
Dさん
・三点倒立
・テキスト読み「蜘蛛の糸」
→ゆっくり、深い息、声の響きを意識して
Eさん
・四足歩き(猿)
お腹(丹田)で重心を取りながら歩けるように
・寝て丹田呼吸の練習
上腹が実感できたら、下腹(丹田)を意識して
・腿上げ、壁に手をつき
1分連続で出来るように、1分3セット
Fさん
・息を四足歩行の時に止めない
・考えながらやっている時、意識が頭に行き過ぎ
全ては呼吸のためにやること
・テキスト「私が一番きれいだった時」
はじめはいい音で読めばOK
Gさん
【メニュー作成】
1.柔軟(立位)3Tなどゆるめる
2.歯を閉じて「イ、エ、ア、オ、ウ」有声音で
3.「イ、イ、イー」3点打ち
4.サ行テキスト読み
Iさん
・ロングトーン"アー"で歩く
ロングトーン"ウー"で歩く
お腹の意識(丹田)で支えてブレずに出せるように
・歩くとロングトーンをつなげること
・歩くをしっかり行う
2012/10/03 (Wed) 19:00
日本語音声 改善 Lesson(10/3)
講座テーマ「美しい日本語音」 担当 磯貝靖洋講師
○準備体操ー受講生各自の状態に合わせたストレッチアドバイス
Aさん 開脚ストレッチ(片足伸ばし)・膝裏伸ばし
Bさん 仰向け四足保持呼吸・四足歩行
Cさん 立位片足振り・両足を上にあげ自転車こぎ(発声しながら)
Dさん 膝曲げ開脚・上体を腕支持ポジションで深い呼吸
正立直線歩行(いい女で)
全員 回復運動
1 受け継がれてきた日本語音
○日本語の和歌は、世界中から音が美しいと言われる。
以前、日本語の和歌は句を詠み声に出して伝えた。
出した声で上手く歌えるような詩でなければいけない。
○上句、下句それぞれ人格が違う。つながりがあるように歌う
言葉、謡を楽しんでいた。
身の回りにあるものから、自分たちが楽しみを見出し、遊んでいた。
○京都 冷泉家ーいろいろな和歌の資料が残されている(国宝)
代々の華族は、茶道、華道をたしなみ、雅楽の楽器を
奏でることができた。
歌を詠むーその言葉には、意味のある音がある。
四季 季節ごとの「挨拶」を声にすると、それぞれ違う音がある
谷川俊太郎氏「何の木」でも、言葉によって表す音がある⇒日本語の美しさ
○「日本語は美しいと思うか?」
日本語の文書は美しい。しかし、現在の話し言葉は、美しいとは言えない。
言葉(意味と感情)を伝えるには、「声」である。
現代の人は、話す相手を考えずに話している。その人の言葉は、
自分が思った音、声で話してしまっている。
本来の日本語の音ー相手に解らせたくて発していた。
雑音があるかどうかで、相手が解る音を出していた。
敬語は、汚い、潰れた音ではいけない。
自分が思った音で伝えた音は美しくない。
言葉の内容だけを聞き取れれば、いいというものではない。
以前は、言葉は相手に対する礼儀=作法として身に付けられていた。
例ー「憎い」…どんな憎さかは、声でしか表せない。
聞き取りやすい声ー感情や心を出す事である。
礼儀ー自分お言葉、所作が相手に嫌な思いをさせないこと。
言葉をしゃべるようになるー1200年~300年前文字を使う
(漢字、ひらがな、カタカナ)
音ー文字(意味が明確になった)
○「いろは歌」
色は匂へど散りぬるを 我が世誰ぞ常ならむ
有意の奥山今日越えて 浅き夢見し 醉ひもせず
(今様七五調4句 47文字)
○日本語=母音言葉 開口音・有声音(喉の音、口唇音)
「いろは四十七音」は、美しい音を出さなければいけなかった。
言葉を覚え始める幼稚園児(保育園児)に、日本語のいい音を
教える。いい音がある環境を整えるべきである。
保育士、幼稚園教師が大人の音で、感情表現を身につけて欲しい。
音から意味がわかる。
どんな音がいい音か?―自分の笛(声帯)からいい音を出す。
声帯を鳴らして、口の中を響かせる。
○受講生ひとりずつ「いえあおう」を発音
いい音を出そうとするとこと。
笛を鳴らす―どこを響かせるか(柔らかく、心地よく聞こえる)
日本人は響きを良い声の要素とする。
○音を声帯でまとめ、わかるようにする。
笛で言葉ひとつずつ、その状態を音として出す。
文字を読むと、口先の音になってしまう。
○詩の読み方…流れがある(次へのつながりができる)
いい状態の時は、喉に下りてくる。
詩を読む…自分の一番良い声で読む
○美し日本語…実況中継でなく、自然に流れに任せる
喉で感じるように音にする。口で感じてはいけない。
言葉音の流れで節をつくる。
読む人の感情が音に乗ること。
今の日本人は、思ったことを口から音として出すだけで、
響かせないので美しくない。
◎本日の磯貝語録
・美しい日本語は、流れがある。喉で感じるように音にする。
笛を鳴らしていい音を出し響かせることで、心地よい美しい音になる。
◎本日の感想
・美しい日本語とは、相手にしっかりと響きの届く音で、喉の感情が
上手く響いているもの。今迄の頭の理解を口で作っていたのでは、
感情過多になり、美しさとは程遠いいものでした。
口で言うのでなく喉で響かせると、確かに美しいのです…。
○準備体操ー受講生各自の状態に合わせたストレッチアドバイス
Aさん 開脚ストレッチ(片足伸ばし)・膝裏伸ばし
Bさん 仰向け四足保持呼吸・四足歩行
Cさん 立位片足振り・両足を上にあげ自転車こぎ(発声しながら)
Dさん 膝曲げ開脚・上体を腕支持ポジションで深い呼吸
正立直線歩行(いい女で)
全員 回復運動
1 受け継がれてきた日本語音
○日本語の和歌は、世界中から音が美しいと言われる。
以前、日本語の和歌は句を詠み声に出して伝えた。
出した声で上手く歌えるような詩でなければいけない。
○上句、下句それぞれ人格が違う。つながりがあるように歌う
言葉、謡を楽しんでいた。
身の回りにあるものから、自分たちが楽しみを見出し、遊んでいた。
○京都 冷泉家ーいろいろな和歌の資料が残されている(国宝)
代々の華族は、茶道、華道をたしなみ、雅楽の楽器を
奏でることができた。
歌を詠むーその言葉には、意味のある音がある。
四季 季節ごとの「挨拶」を声にすると、それぞれ違う音がある
谷川俊太郎氏「何の木」でも、言葉によって表す音がある⇒日本語の美しさ
○「日本語は美しいと思うか?」
日本語の文書は美しい。しかし、現在の話し言葉は、美しいとは言えない。
言葉(意味と感情)を伝えるには、「声」である。
現代の人は、話す相手を考えずに話している。その人の言葉は、
自分が思った音、声で話してしまっている。
本来の日本語の音ー相手に解らせたくて発していた。
雑音があるかどうかで、相手が解る音を出していた。
敬語は、汚い、潰れた音ではいけない。
自分が思った音で伝えた音は美しくない。
言葉の内容だけを聞き取れれば、いいというものではない。
以前は、言葉は相手に対する礼儀=作法として身に付けられていた。
例ー「憎い」…どんな憎さかは、声でしか表せない。
聞き取りやすい声ー感情や心を出す事である。
礼儀ー自分お言葉、所作が相手に嫌な思いをさせないこと。
言葉をしゃべるようになるー1200年~300年前文字を使う
(漢字、ひらがな、カタカナ)
音ー文字(意味が明確になった)
○「いろは歌」
色は匂へど散りぬるを 我が世誰ぞ常ならむ
有意の奥山今日越えて 浅き夢見し 醉ひもせず
(今様七五調4句 47文字)
○日本語=母音言葉 開口音・有声音(喉の音、口唇音)
「いろは四十七音」は、美しい音を出さなければいけなかった。
言葉を覚え始める幼稚園児(保育園児)に、日本語のいい音を
教える。いい音がある環境を整えるべきである。
保育士、幼稚園教師が大人の音で、感情表現を身につけて欲しい。
音から意味がわかる。
どんな音がいい音か?―自分の笛(声帯)からいい音を出す。
声帯を鳴らして、口の中を響かせる。
○受講生ひとりずつ「いえあおう」を発音
いい音を出そうとするとこと。
笛を鳴らす―どこを響かせるか(柔らかく、心地よく聞こえる)
日本人は響きを良い声の要素とする。
○音を声帯でまとめ、わかるようにする。
笛で言葉ひとつずつ、その状態を音として出す。
文字を読むと、口先の音になってしまう。
○詩の読み方…流れがある(次へのつながりができる)
いい状態の時は、喉に下りてくる。
詩を読む…自分の一番良い声で読む
○美し日本語…実況中継でなく、自然に流れに任せる
喉で感じるように音にする。口で感じてはいけない。
言葉音の流れで節をつくる。
読む人の感情が音に乗ること。
今の日本人は、思ったことを口から音として出すだけで、
響かせないので美しくない。
◎本日の磯貝語録
・美しい日本語は、流れがある。喉で感じるように音にする。
笛を鳴らしていい音を出し響かせることで、心地よい美しい音になる。
◎本日の感想
・美しい日本語とは、相手にしっかりと響きの届く音で、喉の感情が
上手く響いているもの。今迄の頭の理解を口で作っていたのでは、
感情過多になり、美しさとは程遠いいものでした。
口で言うのでなく喉で響かせると、確かに美しいのです…。