ヴォイストレーニング・夜ジム(8/8)

■レッスンメニュー(各自)
Aさん
・☆試演会「夢十夜 第十夜」
磯貝所見
語尾を消さない、女の台詞はもっと女の声で
思い切りリアリズムで、大分良くなった

Bさん
☆試演会「修善寺物語」
・磯貝所見
桂:もっと声を張ること
カエデ:裏声でも張ること
言葉を若々しくすること、文の語尾が弱い

Dさん
☆試演会「もしも住む家がなかったら」
・磯貝所見
大変面白かった、もっとやってよいですよ
もっと楽しむ事、理屈っぽくならない方が良い

Fさん
・自分の描いた絵を見ながらテキスト「朝の食事」読み
☆試演会「朝の食事」
・磯貝所見
頭を使う回路をもっとたくさん持ちたいですね
細かさが自分の内側に入らぬこと
外の世界外の頭脳を持ちたいですね

Jさん
☆試演会「廃屋」
何しろ暗くしない、暗くならない
少し読み癖しゃべり癖がありますね
内容に負けないこと
きれいな声を見付けたいですね

Kさん
・テキスト「サ行活舌用子音矯正テキスト」
 テキスト「なんにもない」谷川俊太郎
 テキストは来期以降も使用
 →磯貝チェック
  ※サ行テキストを読む際、全ての文字を音にするということを意識する
☆試演会「なんにもない」
初めてなのに悪びれずによくやってくれました
9月から伸びやかにやってください

舌使いと言葉づくり、最終回

8月6日(火) 活舌・発語法Lesson レッスンデータメモ

講座テーマ「舌使いと言葉づくり、最終回」

[1]体の調整法
①真ん中を取る。踵を床へ押し付ける。
真っ直ぐ立ち、左右に軸をずらして、真ん中をとっていく。
次に体を捻る。(真ん中を見つけるためのこと。)
・真ん中で立っているとラク。呼吸がつまってくるようなら真ん中ではない。
・芯を外に出す。
・真ん中が決まったら、重心をおろす。上にひっぱってもらいながら下へおろす。
・見えないものを感じる力、見つける力。
・身に付くまでやる。頭で考えてやるのとは違うこと。
・芸の世界は見えないものを見つけて出すこと。
・猛烈に、真ん中があると思い込む。

②踏み足
③歩く(踏み足の状態で、上半身はやわらかく。)
④体に力を入れず、足音をたてないように歩く。
(抜けて、おちている、余計な音をさせない、究極の演技)

[2]講座(プリント使用 今までの復習)
・プリントに従って、今までやってみたことを振り返る。
◎<エクササイズ(声のための)>
・首を回す→肩を上げておろす→肩を後ろへ→次に前へ
・アゴを上へあげる→右へ、左へ、戻す。
・頭を手で持ち、前へ、斜め右左へ倒す。
・耳の下のところへ親指を置き、まわす。
・顔を動かす、口まわり。
・下を奥へ、舌を出して伸ばす、舌を口のなかで動かす。
※あくびをどんどんする。
・歯を合わせて息をするどく吐く。「スー」っと音がするくらい。
・唇を動かす。上顎を舌で弾く。リップトリル

・「ア」明るい、「ア」暗い、をくり返す。
・上顎の歯茎を舐めて、そこに「イ」という辺りがあり、そこから返すように、「イ」。
・下の歯茎を舐めて、「エ」「テレテケテン」
・あくびをする 「オ」「オオゴト」「ゴートウ」「オーゴートウ」
・軟口蓋、硬口蓋の境目から軟口蓋に向かって舐める。
「ウ」、上からノドへ向かって出す。

Aさん:そのポジションから出した音をいいい音にする。
他の人に音を聞いてもらう。
イイ所がどこか探さないといけない。

・ノドと調音点・・・母音はノドに戻る。
ノドの実感、これはあったほうがいい。

EX-「修理依頼中」

Aさん:まず、ベースをつくる。そこから軽くしたり、いろいろやっていく。
・生きていく限り、その人だと分かることをやりなさい。
そればかりやっていると、僻まれる、技で変える。
・身の程でできる、それを調整していく。
(不自然でやれば、外で聞いてもおかしい。)
・絶対にいいところでやること。変な役であったとしても、
自分のいい声でやる所があっていい。

Bさん:「ウ」をつくる。カタカナの「ウ」が聞こえてくるように。
音にするときにはカタカナでつくる。

・締まった音になる。
EX-「ガラス」「カラス」漢字で、仮名で・・・やわらかい。
「カーカーカラス」音に近づけたかったら片仮名にする。

NO.2 「ナ・ラ・ダ・タ・カ・ガ・ヤ」について
・母音は上の「ア」を使う。
・磯貝先生について、上顎子音を発音する。
・子音のことであるが、母音が崩れてしまうと、日本語として嬉しくない。

Bさん:ノドで出す。おとして出す。
そのほうが音が良い。

・母音の下の「ア」を使って上顎子音を出す。
EX-「高くなだらかな山」今のポジションで作ってみる。

Aさん:奥歯から前へ流れてしまうとAさんらしくなくなる。

NO.3「喉おろし」
・「オ」をつくる、喉をとらえる。
EX-「東京都 東京駅」
・駅があがってしまう。駅は調音が低い。そこを捉える。
EX-「ウ」
‐「うちのおじいさん、うちのおばあさん」
‐「うちのおとうさん、うちのおかあさん」
おかあさん・・・平仮名になる、片仮名で言ってみる。
「さん」でやわらかくして、不鮮明にする傾向がある。
親しみを出すために。しかし敬称であるため引っ込めない。
・サンクス・・・日本人が読むと「さんくす」となる。
EX-「タ」「ド」 「タドタドシイ」「ソゾロあるき」

NO.4
下アゴと舌は離しておろす。すると舌は自由になって、そして喋る。
「サ」‐舌が尖っていないとサ行にならない。
出した音は声帯に戻す。

・ことばのクオリティーについて
舌面ではなく舌裏でやると、ことばは変わる。
EX‐「サ・シ・ス・セ・ソ」(舌を持ち上げて)
「ザ・ジ・ズ・ゼ・ゾ」
「からたちの花」を歌うときも同じ。とても歌いやすいし、言葉も分かる。

EX-「スミマセン」「知りませんでした」
・謝り言葉が日本人は苦手。
・「スミマセンでした」ということばは頭にひびく音なのだ。
・「セ」「ン」「デ」「シ」「タ」/「セン」
・前頭葉を振動する音。
・脳の反応した音は自分でも分かるし、人にも伝わる。
・「ミ」‐喉、鼻の先端、おでこ、これが一緒になる。
Bさん:「マ」は、響きを感じる。全然違う。
Aさん:生きている実感を感じる。心で感じられる。
磯貝:そういうことばで日本人が喋ればいいのだが・・・。
口だけで謝罪するな。

NO.5
「コエガオチツクト、コトバモオチツク」
落ち着く・・・消さない。
「コノカンカクワ、オトナノセカイデワ ナイカトオモイマス」
「コノ感覚は 大人の世界では ないかと思います」
・片仮名で読む。
・漢字を入れてみる→各自練習

Aさん:ラフカディオ・ハーンの怪談を読もう。乱歩、横溝など。
Bさん:「この感覚は・・・」からが苦手。
「思う」鼻で喋る。
・スパッと出せれば、自分の納得がしっかりする。
いいものはパッと聞ける。
・25~35歳までの人は甘やかされている。
・20~10代 社会がシビア。白々と社会を眺めている。とてもシャープ。
東京も、地方も同じ。ダメなこはダメだがスパッとしている。
そういう人を相手にするときは、いい音を出せばピンとくる。
・落ち着く・・・気が落ち着く

〈今日の講座でどんなものが残っていますか〉
Bさん:ことばを伝えることは本来的な、動物的なメソッドではないか。
活舌というのは、動物的な、本能的なものを呼び起こした。
伝える、届けるというのが、今の社会の生活のなか(家畜化された生活のなか)では、
腐っていくと感じるが、伝えるのが本能的であると感じる。
磯貝:どのくらい獲得したか?
Bさん:40%

Aさん:人間が本来持っているもの、それを目覚めさせてくれた。
舌裏を意識して出しやすくなった。

◆本日の磯貝語録
言葉使い、舌使いはその人の生活習慣である。しかも、その人の人品となり、人格である。
◆本日の感想
三ヶ月間、自分の変化を感じました。活舌は、正に伝える力だ!!
気を使ったり、萎縮したりしないで、もっと本能と話しながら生きようと教えられた講座でした。
とっても楽しかったです。