講座テーマ「通る声・届く声の発声法」
[1]準備体操-IM身体法
[2]Walking…歩行訓練(直線歩行)
早く歩く-歩幅を大きくするか、歩数を多くする
他の人が見て、「いいね」と思う歩き方が良い。
歩行は移動である…ただ歩くのではない。
きれいに無駄なくできること。
何度でも同じように繰り返せること。
歩行は足がする…足の出し方で違ってくる。
歩数を増やすにはどうする。
小股にスースーと美しく歩くのは、難しい。
足を前に出す。安定するためには、踵を出し膝のバネを上手く使う。
腕は、はずみ車である。腕を後方に振ることで、前に出る感覚。
Ex―立位で上体を少し前傾し、肘から下を前後に動かしてみる。
○足の運行…踵を上げて前に踏み出す。前足を滑走させ
体重を移動させる。その時に、後ろ足を引き寄せる。
腕…肘、肩を抜く。腕を左右に大きく振って歩行
腕に引っ張られ足がスムーズに前に出せない。
腕が上手に振れると、きれいに歩ける。
足を持ち上げて前に出す時…土踏ずを上に待ちあげるように足を上げ、
踵から歩く
○両腕を上に、万歳歩行…腕は耳より後ろ、指先が上に引っ張られて
いるようにカッコよく歩く。
○両腕を前に、手の平を前向けて歩行…歩行時、首は後方に返して歩く
(足首と同じような動き)
最近は動きは、型にはめない傾向だが、同じことを繰り返して
行えることが重要である。
[3]中心感覚
人間は曲線、曲面である。直線直面をつくろうとする。憧れである。
芸術家は、真直ぐな線を線をひけなければならない。
人間は、真直ぐの感覚を持っていると良い。―中心感覚
自分の感覚として、真直ぐを捉えられる感覚を持っている事が大切。
声…声帯の真ん中を使える。舌、口腔、鼻中隔等
≪中心感覚が分かることが重要≫
声の高低、息の高低も、中心(真中)の意識が持てないと、しっかりと
コントロールした声が出せない。
中心が取れないと不安になる
コミュニケーションは、お互いの真中を取ることである。
[4]今回が最終回ー今期の振り返り
磯貝メソッドでは、心、身体、声 三位一体
○呼吸は横隔膜の動きがポイント-上部、下部の動き、働きがある。
下部…腹腔 丹田意識(くしゃみ、驚いた時、あくび、笑う)
運動時も、丹田でちょっとささえると、身体を上手に動かせる。
○精神面と丹田との関係
笑いは解放ではなく、恐怖の裏返しである。
丹田と肛門筋,口輪筋と関係がある(口輪筋は丹田を距離がある)
いい表情の時は、丹田と口輪筋がうまくつながっている。
丹田運動…丹田を意識するために、出し入れする。
○腹式呼吸ー①鼻呼吸→…丹田と連絡がとれているかが重要。
丹田は呼吸のささえ、コントローラー。
胴の上部ー腹式呼吸…肋骨の動きが外側から見える。
横隔膜を動かす―6、7番の肋骨
腹式は息のコントロールがしやすい。喉が下がって声も一定に出しやすい。
○背面呼吸…肩甲骨を外側に開くようにする。軽い声、目つきが鋭くなる。
呼吸によって、喉の使い方が変わり、声も変化してくる。
○側腹呼吸…腰方形筋(心配性、緊張する人は固くなりやすい)を
温めて、ほぐすようにする。
呼吸のささえ
○強い声…息が早い(お腹の筋肉でコントロール)
○届く声…深く、長い息
(息の勢いだけで声にすると、喉を痛め、セリフも汚くなる)
身体で様々な呼吸を覚えていると、どのような声が必要かに応じて
脳が判断して身体に反応して、相応しい呼吸をすることができる。
声とことばは、聞き手、届ける相手にとって、どんな声か、理解できる
ことばかが重要である。
自分以外の人を取り込んでいく力があれば、声やことばが育っていく。
★本日の磯貝語録
声やことばに関しては、身体の中心感覚がとれていることが重要
中心が取れないと不安になる。コミュニケーションは、お互いの
真中を取り合うことである。
2014/04/15 (Tue) 19:30
2014年4月15日「声ことば初級」講座
2014/04/01 (Tue) 19:30
2014年4月1日「声ことば初級」講座
講座テーマ「通る声・届く声の発声法ー通る声の発声」
[1]準備体操
○IM身体法
・長座フレックス…腹筋、背筋トレーニング しっかり使うと少し踵が上がる。
臀筋も使っている。
踵が浮かない人-お尻の後方に両手をつき、上体を伸ばし、フレックス
・膝を割って腰回りをほぐす。
高齢になり腰回りの筋肉が固くなるとともに、腰が曲がる
→仙骨(物事を意識する時に実感する場所)周辺をほぐし、
出尻りをやめて、腰を立てる。
腰が曲がる人
→長座時も腰を立てる(脚を使っている)
Vocal Arts Theater NO・3で行う書道パフォーマンスでも
筆を動かすのは腰である。
[2]声の出力
理論が分かっても、声を出して相手に伝わらなければ意味がない。
実際に自分の声、ことばに相手が理解してアンサーを返してくれることが
「伝わる」ことである。(出した声と同じポテンシャルで返す)
考えをまとめるのは、脳である→そのサインを実際に動きにするのは
腹部、腰部。
腹部を動かす→腰部、坐骨、仙骨
手足を動かす→仙骨から動いていく
Ex―右手を仙骨で動かしてみる
仙骨の大切さ…尾てい骨から上体、頭部までつながっている
・椅子座位ー足を肩幅くらいに開き、座面上で坐骨をこするように動かす。
仙骨の中心を動かすことなく左右面として動かす。
(仙骨が腰の後方中央にあることを実感する)
仙骨-ことばの一番下の意がある。
1,2,3,4とカウントし、その言葉を脳にわからせる。
○声の出力…遠くに届くこと(自分の生活のテリトリー)
声ことばを司っているのは、首から下。どうするかを実際に動かしてみて
形として示すのは、腹部の裏…仙骨である。
具合が悪い時、声が出にくい時→仙骨を温めると良い。
人と交わる…気管支より上で交わる。特に肩でブロック
肩と頭の距離が近くなる。
人に納得してもらえない、伝わらない。
○磯貝メソッドは、呼吸法より先に腰回しを体得させる。
腰の存在、声ことばの要である事を実感してもらう。
仙骨…直腸の裏
歩いたり、演技している時も、仙骨の意識があり実感できる
見えない物も実感できるようになる…自分のことだから、わかるはずだ。
やってはいけないことは、気にしない-「悪魔の声」には、耳を貸さない。
○声が届く、内容が届く。反応が返ってくる→伝わる
声が違ったら、相手に届かない。反応が返ってこない。
仙骨が実感できることで、声が違ってくる。
「わからない、どうかなと」迷いながら動かない。「ここだ !」と
自分で決める。脳の回路がつながっていくように、シンプルに考えよ。
できないことも、なぜと考えず、力がない身体と認めること。
人間関係でも自意識で何とかしようとすると、うまくいく。
「通る声」「届くことば」のためには、受ける力が重要。
社会的に買った人は先がないから、話も面白みがない。
受ける力がある人、これからのことを受ける、聴く。レシーブすること。
頭で受けていては、わからない。腰、下腹部、鼠径部まで下げて受ける。
ささえる仙骨がなければ、伝わる声にはならない。
Ex…仙骨に手を当てて、仙骨と頭でしゃべってみる。
○意識の高い所…前頭葉
仙骨への意識を集める時、眼鏡や身につけているものを取り去ること。
「受ける力」仙骨の中にある
音楽…譜面を受ける。みんながついてくる。
芝居…受けて出す→初めて演じることができる。
1/100で出したものを 2/100で聞く
人の声を受けて、声を出すと同時に自分の声を聴く。
さらに、1/1000秒くらいのわずかな瞬間で、つかむ。
○立位…鼠径部、仙骨、坐骨、腸骨、それおれの動きを実感しながら、
肋骨の高い位置に両手を置き、肋骨を広げる。
肩甲骨、肋骨周りを動かす。
★本日の磯貝語録
「声ことば」をささえる、受けるのは仙骨。仙骨を意識することで、
相手の声を受け、声を返すことができる。
★本日の感想
実感を得ても保っていることがむずかしく、すぐ消えてしまいます。
追いかけても、探しても、もどりません。それでもめげずに繰り返した
時に、又、わかる。といわれ、飽きっぽい私には、むずかしいことだと
思いました。
[1]準備体操
○IM身体法
・長座フレックス…腹筋、背筋トレーニング しっかり使うと少し踵が上がる。
臀筋も使っている。
踵が浮かない人-お尻の後方に両手をつき、上体を伸ばし、フレックス
・膝を割って腰回りをほぐす。
高齢になり腰回りの筋肉が固くなるとともに、腰が曲がる
→仙骨(物事を意識する時に実感する場所)周辺をほぐし、
出尻りをやめて、腰を立てる。
腰が曲がる人
→長座時も腰を立てる(脚を使っている)
Vocal Arts Theater NO・3で行う書道パフォーマンスでも
筆を動かすのは腰である。
[2]声の出力
理論が分かっても、声を出して相手に伝わらなければ意味がない。
実際に自分の声、ことばに相手が理解してアンサーを返してくれることが
「伝わる」ことである。(出した声と同じポテンシャルで返す)
考えをまとめるのは、脳である→そのサインを実際に動きにするのは
腹部、腰部。
腹部を動かす→腰部、坐骨、仙骨
手足を動かす→仙骨から動いていく
Ex―右手を仙骨で動かしてみる
仙骨の大切さ…尾てい骨から上体、頭部までつながっている
・椅子座位ー足を肩幅くらいに開き、座面上で坐骨をこするように動かす。
仙骨の中心を動かすことなく左右面として動かす。
(仙骨が腰の後方中央にあることを実感する)
仙骨-ことばの一番下の意がある。
1,2,3,4とカウントし、その言葉を脳にわからせる。
○声の出力…遠くに届くこと(自分の生活のテリトリー)
声ことばを司っているのは、首から下。どうするかを実際に動かしてみて
形として示すのは、腹部の裏…仙骨である。
具合が悪い時、声が出にくい時→仙骨を温めると良い。
人と交わる…気管支より上で交わる。特に肩でブロック
肩と頭の距離が近くなる。
人に納得してもらえない、伝わらない。
○磯貝メソッドは、呼吸法より先に腰回しを体得させる。
腰の存在、声ことばの要である事を実感してもらう。
仙骨…直腸の裏
歩いたり、演技している時も、仙骨の意識があり実感できる
見えない物も実感できるようになる…自分のことだから、わかるはずだ。
やってはいけないことは、気にしない-「悪魔の声」には、耳を貸さない。
○声が届く、内容が届く。反応が返ってくる→伝わる
声が違ったら、相手に届かない。反応が返ってこない。
仙骨が実感できることで、声が違ってくる。
「わからない、どうかなと」迷いながら動かない。「ここだ !」と
自分で決める。脳の回路がつながっていくように、シンプルに考えよ。
できないことも、なぜと考えず、力がない身体と認めること。
人間関係でも自意識で何とかしようとすると、うまくいく。
「通る声」「届くことば」のためには、受ける力が重要。
社会的に買った人は先がないから、話も面白みがない。
受ける力がある人、これからのことを受ける、聴く。レシーブすること。
頭で受けていては、わからない。腰、下腹部、鼠径部まで下げて受ける。
ささえる仙骨がなければ、伝わる声にはならない。
Ex…仙骨に手を当てて、仙骨と頭でしゃべってみる。
○意識の高い所…前頭葉
仙骨への意識を集める時、眼鏡や身につけているものを取り去ること。
「受ける力」仙骨の中にある
音楽…譜面を受ける。みんながついてくる。
芝居…受けて出す→初めて演じることができる。
1/100で出したものを 2/100で聞く
人の声を受けて、声を出すと同時に自分の声を聴く。
さらに、1/1000秒くらいのわずかな瞬間で、つかむ。
○立位…鼠径部、仙骨、坐骨、腸骨、それおれの動きを実感しながら、
肋骨の高い位置に両手を置き、肋骨を広げる。
肩甲骨、肋骨周りを動かす。
★本日の磯貝語録
「声ことば」をささえる、受けるのは仙骨。仙骨を意識することで、
相手の声を受け、声を返すことができる。
★本日の感想
実感を得ても保っていることがむずかしく、すぐ消えてしまいます。
追いかけても、探しても、もどりません。それでもめげずに繰り返した
時に、又、わかる。といわれ、飽きっぽい私には、むずかしいことだと
思いました。