「日本語の形と特徴-語、句、節、文」
[1]ストレッチと体づくり(磯貝講師、以下全)
[2]言葉(Voice)を考える
・書き言葉(文学言語/letter):形式、サイン、残る、平面、知覚的、他
・話し言葉(音声言語/voice):身体的、感覚情動的、消える、音響、他
[3]「話し言葉と書き言葉」の実際(演習と討論)-別紙プリントによる
(1)あいさつ(三種)
(2)ほめ言葉(三種)
(3)さいそく詞(二種)
(4)お願い(二種)
(5)説明(一種)
話し言葉として各人、各題について発表。それについて批評。
〈批評〉例
・話しことばそのものがのっかっている大きなエネルギー態がある。
・Voiceからくる心のゆらぎが話者、聴者共にある。
・話しことばは文字化出来ない多くのものでささえられている。
・多くの語や文を知っているかどうかで話が豊かになる。
「声は心を表わす道具」
話し言葉は否応なしに話者の心が表われる。
その言葉の意味にまで話す人の心(意味合い)が現われる。
例えば“イヤダ”という一言も、その強さ、個さ、高さ、スピード、
アクセント等 ごくわずかな要因のちがいで聴く人は話す人の
心のちがい(意識や感情と言う場合がある)を聴き取り、
自身の心も変化をおこしている。
同じ事を文字で表わすと、その文字の前後関係から、
これこれこういう意味合いであろうと想像理解している。
それを通し読者の精神的想像力で心を想起している。
一方声ことばは、そのものでダイレクトでウソはない。
声というものの能力で、その言葉の意味と共に心が付与されている。
当然聞く人に意味と心を同時に聴きとっている。
声無し言葉(文学言語)は人の生の心は表わさず、
概念や観念を細分表現していると言えよう。
声は心を現わす道具である。
それどころか、声は心である。
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