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表現の声とことば(6/14)                     《ことば系》

6月14日(日)表現の声とことば 

講座テーマ「ヴォーカルActプレイ オノマトペの世界③舞・ダンス・詩の空間化」

1.ストレッチ(1人1ストレッチ×10人)

[Ⅰ]和歌 資料-日本の上中古代歌謡と和歌
(1)和歌の型について -資料参照-
 ・天皇・・・政治、軍隊、国を治めると同時に「歌祖」でもある。
  政治もとりしければ、その時代の歌の師匠でもある。

 ・物語(の形)が出てくる以前は全て「歌」だった。
   物語りも「歌」をはずして考えることはできない。
 ・「歌」が物語になってきた。歌的言葉の解釈、センスがなければ、物語の
  筋を追うだけで人間性を追いかけられない。
 ・古代日本人の人間性は歌でしか分からない。
(2)和歌の性格
 和歌…(当時)芸能ではなく記録。(1500~2000年前)
     ※文字以前は音声での交換
(3)読むと詠む
 よむ…①詠む…音を際立てようとすること。と、その声。
     ②読む…語を際立てようとすること
      ・一語一語は分かるけど、全体としては何を言っているか分からな
       い(微分化)
       全体が分かるためには「詠む」が適している
      →長く伸ばしてよむ(長息で響きを目一杯つける)
        上句・下句で変化(音調、スピードなど)があってもいい
      ・日本の言葉は詠んでいくとわかる(読するものではない)

(2)演習 テキスト「柿本人麻呂歌集」から4首(節詠み)
 ◎イントネーション→語句を発している人の感情。メロディーとなる。息が流
  れ響きが変化し、音楽化してゆく
   
 ・音楽:自信があるのが特徴(間違ったとしても自信をもってやる)
     迷うと別の意味がついてしまう。正々堂々をする。
 ・聴いている人が取れない/分からないものは無効。
 →周りが決める。周りが納得するものを作らなければいけない。
 ・(句の)語尾は発する人の満足ではなく、周りの人と共有する、普遍化する。
 ・上句と下句は別の世界。(影響や連繋しているが)

 ・響きのところでしゃべる。響いているところでうたう。しゃべっている所を響
  かせるのではない。(ex.)喉歌い。
 ・ひとつの語で節が細かく動くと別の意味が生じてしまう。

 ◎「節付け」―言葉の意味を伝えようとしようとするものではない。意味
  からおこるものを拡大もしくは普遍化すること
  ※この時代のものは皆で共有できるように詠む。

 ・流れるためには響いていなければならない。
 ・喉で音の高低をコントロールせず喉は一定のまま高低ができると、歌もよ
  みも滑らかにだせるようになる。意味よみじゃなくなる。
 ・語り言葉でなく、歌言葉にする。語りの時も歌のところで語る。

〔Ⅱ〕オノマトペー演習/資料―オノマトペテキスト〔Ⅱ〕
  前回の続き「ナ行」~ 全員1語づつ、音声、身体表現をする

 ・擬態語―擬音語
 ・自分の外部の音か、内部の音かで表現のやりやすさがちがう

(1)オノマトペー分類 (ア行)
 自分―・身体語
     ・情念語/情動語(精神語)
     ・状態語

 外部―状態語、実体音

  自分のことでも①内部 ②部分または全体 ③外部とある

 〇外側にある状態
  ・自分自身の精神的なもの、情動、状態
   ある状況での精神状態を表すもの/その語だけで完結しているもの

 ※子音の練習にオノマトペーは有効

◆本日の磯貝語録
 言葉に節付けすることは意味を直接表現することでなく、
 意味の世界を拡大したり、普遍化するために行なう。

◆本日の感想
 歌の世界は良い。言葉は歌うと楽しくなる。世の全ての喋りことばにゆったり
 とした節がつけばどんなに皆幸せになるか せかせかしなくて生きて行ける
 のに。
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