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表現の声とことば(9/13)                     《ことば系》

9月13日(日)表現の声とことば

講座テーマ:日本の古典 歌舞伎「八百屋お七」①

〔1〕イントロダクション(歌舞伎の舞台)
 ・歌舞伎は役者が作っていく
 ・大きな人間の流れを出そうとしている。  
 ・お七概要説明

〔2〕八百屋お七-序幕・吉祥寺の場(p133~p137)(p137~p138)
 (1)初見で一度読み合わせ(役付け)
  ◎歌舞伎の場合は、序幕の序から本筋に入り話を進める作りの作品はない。
   序幕はあくまでも序章である。が、それなりのドラマは展開されている。

 ・軽く読んでみての感想
  ・読みにくい ・読み易い ・現代劇のようになってしまう ・余計なことを考えた etc.
    
 ・歌舞伎はまず、台詞のリズムに先に乗ってしまう必要がある。 
  台詞をやっているうちに、その音、調子から役が分かってくる。
   ↓
  台詞を読んではダメ。しゃべらないとうまく回らない、進まない。
  字を読みながら芝居を作る事。字は情報ではなく芝居そのもの。

  ◎歌舞伎の芝居は台詞の物言いは自動的に身振り、手振りが付いてくる性格のもの
   (方向・方角がつけられるかが特徴であり、ポイント)

(2)p134「かしこまりました」の間
  ・カタカナで書かれている、かけ声の使い方で感情、味がでる
  ・基本、音を引込むような、内台詞はほとんどない。役柄や場面によっても、
   内側に入れ込むことはせずに、外に出すのが普通。

  ・狂言は役が類型化されているが、歌舞伎は役ごとで自由度がある
    ↓
   台詞に遊びをどんどんつくる

  ・女役台詞→ことばをもっと柔らかく。現代語と同じ調子で読むと語尾が強過ぎる。ボカしてはダメ。
        ◎声の張り合いが聞きもの
  ・合わせ台詞はおのおの好きなトーンやテンポでやらず、合わせること、流れを作る事。

(3)p138~p140
 ・歌舞伎は脚本からして遊びが取れるよう作られている   
 ・紅長はどういう人間か?→どういう身振りか?

 ◎今読んでいる箇所の文字を眼で追っていると、語りになりにくい。前読みすること。
  音をちゃんとつくる事→つもりでなく、最後まで音をつくり上げること。
   
 ・一人ひとりで後家と紅長の台詞を返す
  ↓
 ・字から眼にもらったものを口から相手役に返さないといけない
 ・1人でやるだけでは芝居にならない(1人芝居はもっと難しい芝居)
  
※重いものを持ち上げる時の腹の入れ方で読む

◆本日の磯貝語録
 結局芸には道がある。
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