11月15日(日)表現の声とことば
講座テーマ「日本の古典 歌舞伎『八百屋お七』③」
・ストレッチ/腹回り~全身-蹲踞
・足の裏(の感覚付け)ーすり足/ペタペタと音を立てて歩く
↓
草履で生活していた。
・手打ち~足踏み
(着物の)女性は拳1つ分の足幅でふむ。
"間"を感じながら踏む。
※”間”は自分の身体にある時間。
〔1〕台本演習p140~
・誰に言っているか。どこから聞こえてくるかの見当はつける。
・字は虚。虚を読みながら実にする。
◎スピード(虚→実になるスピード。間の変化がある)
「おまえ」という呼びかけ:現実的な親しさとは違う「あなた」「御前(おんまえ)」
・台本上:カタカナ記述:心情芝居ではなく「音」にしてだす
・お七のキャラクター:根っから明るい子。だが同情を誘う病弱なところがある。
芯が強い。
→台詞の中でどうキャラクターを出すか?
・本の読み方①広げ読み:関係性など分かる
②深め読み:語句そのものの真実を探る。
・歌舞伎ゼリフ:原則喉があいたまま喋る。喉声を直接きかせない。
◎長兵と後家の掛け合いp143~(2人一組)
・人の台詞を聴いて反応できなきゃいけない。
・浮いたらダメ。
・縦書き。上から下に流れる(意味・感情なども)
・帯を締めることで腰が入る。その感覚を持ってよむ。
◆本日の磯貝語録
台詞(字)は虚。声と体で実にする。生々しい実、伝わる実をつくるのが役者。
◆本日の感想
歌舞伎の台詞まわしの面白さを感じ体験できた。そこで身体の使い方を改め
て見直し、難しさを痛感しました。見るとヤルとでは大ちがいですネ。
2009/11/15 (Sun) 20:00