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表現の声とことば(12/13)                     《ことば系》

12月13日(日)表現の声とことば

講座テーマ「日本の古典 歌舞伎『八百屋お七』④」

[1]準備運動、身体ほぐし、音づくり
 ①歩く:両手を上げた状態(指先まで伸ばす):中心を取る
 ②手をこする(手のひら、手の甲etc):感覚をさます
 ③股割:重心を降ろす
 ④正座(バウンスなど)/肚をおろす:発声、発語
 →「ィ」「エ」「ア」「オ」「ウ」 ※「ウ」抜けた響きを見つける
⇒⑥(立位・円陣になって)人が出した音を真似る:音づくり
「ィ」「エ」「ア」「オ」「ウ」 

[2]音真似ゲーム
1)3チーム(各3名)
  ①1人が出した音を、もう1人が真似る。「イ、エ、ア、オ、ウ」
  ②2人の出した音について、もう1人が指摘する。
 ・発する人、真似る人は対面で座る
 ・発音の良し悪しではなく、真似ることが大事

<感想>
・円陣より対面の方が音が聴きやすい。
・受ける状態を作っておく必要がある/状態で聴く
・発し手・受け手の相互作用で音が変わることがある。
・受け手に真似してもらいやすいように出す意識
→発し手・受け手の音が似てくる
・相手から返ってくる音で、自分の出した音が確認できて面白い
・相手の状態を真似して出そうとするが出ない。なぜか?その状態が
自分にはない状態だから。(状態は理解できるが、ならない)
→外国語の学習に似ている
・身体の状態も一緒になる必要がある(喉だけの問題ではない)
・頭・耳で真似しようとしてもできない。

●一方的に出す音は聴いてもらえない
●受けてもらえる出し方をする。

2)受けてもらえる出し方とは?
 ・言語の身体性-「喉」
  言語が作られるのは口。音声は喉。息は腹。情動は手足顔で表わされる。

<まとめ>・一方的に出しても伝わらない
      ・(受け手)即座に真似できる状態で受ける
      ・受けやすいよう出す
→コミュニケーションが成立する。

[3]『八百屋お七』
1)カタカナ語  演習
p140~長兵「ムム、風で裾がこのように~」
   動作を表す台詞。その動作をしながら繰り返し言ってみるとわかってくる

 ・カタカナ部分:「アレ~」「ムム」など、その状態を表す言葉
          音がかわると意味も変わってしまう。
○カタカナ語演習(椅子・立位・片ひざ立ち・正座)
  ・イヤー(ア)
  ・ヨォー(オ)
  ・ハァー、ハ(ア)
  ・イァットーヤ

※口の形は変えない。(注意)口・喉を太くしない・喉枯れになる。

・技芸物:その当時の人びとの話し言葉が象徴化されたもの。
     現代の言葉の状態とは違う。

1)演習p144~
 ①セリフのリズム付け
   現代語はメロディはあるがリズムがメチャクチャ。協調しにくい。 
  ・裏打ち(受けの間)→セリフ
  ・物言いを引く(自分の場合もセリフを受ける時も)は効果が薄くなる。
   引いて受ける場合。肚の低いところでうけて腰にためる。
  ・外に出して受ける。
  ・そのフレーズを言いながら次のことが起こっている。

Q.(表現として)そのセリフが演者にとってありのままの状態を見せると言うの
  欲しい?
  思いつきでない連続性のあるものが見たい?
A.全員、わざわざ他人のありのままを観たいとは思わない。

言葉の伝承性と拡散性
  ・相互的有効性がある
  ・時代性を超える      →ことば・音声

嘘をつきとおした所に表現がある。だから命がけでやる

◆本日の磯貝語録
 物言いは聴くも語るも内にひいてはダメ。素人物になる。
 言葉の伝承性(説得と納得)と拡散性(発散と消滅)
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