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俳優表現実践(11/6)                      《ことば系》

11月6日(木)俳優表現実践

講座テーマ「人間の微細とセリフ」

[1]語音語意のささえをつくる(磯貝塾長)
(1)オトガイの支え(頭の上から足の裏まで通じる)
・自分の内・外に心をつかむ 身体を動かして
・オトガイ-頭蓋骨の割れ目-下あごの裏-舌小帯を直線でつなぐ。
・筋肉よりも骨をよりどころに(下あごの形、厚さ)
・オトガイ結節を境に下あごにひっついた筋肉をはがすように動かす
 → 首の前からうしろの筋肉にもつながる
・オトガイで舌を動かす
・オトガイで後ろ首と後頭部から全部支える
 下あごを両腕で固定して、喉頭音、胸声を出す
  ∥
 text "Danpa Danpa Gorila de Danpa"
・ことばにエネルギーをつめる。真ん中にエネルギーを積み重ねる
・考える瞬間に感覚を甦らせる、か単純に委ねる

[2]「芋粥」(芥川龍之介)を読み語る
(1)オトガイの支えを入れ読む。
・特に格助詞はオトガイでうける、支える。
・オトガイに集めるか、オトガイから出す
・格助詞を表現する(前文と後文をつなげる)
◎そのセリフを身体のどこにつなげるとよいかみつける
・架空の実感をみつける
・役の身体を自分の身体でつくる(動く基をつかむ)
・三角形にエネルギーをためていく
(2)芋粥のセリフ部分を読む
 「唯、その中に~と、こう云った」
・オトガイ三角形のささえは、強めたり弱めたりする。
・喉のエネルギーで誇張して受け、誇張して出す、感じる。
◎頭が先行すると説明になる。必ずわずかな生理現象をつくる
素材をグレードアップすると素材が表現になる
・自分自身を表現にする メディアにする前に
・人間自体が表現である 素材を鍛えて 素材を練る
・芸に引っ張られる、引っ掛ける
(3)表現のためのもう1つの主体をつくる
・頭と身体の作業を一致させる。わずかの変化でよい、瞬間の出来事。
 「○○さん、まだ来ないねえ」をつくるのは頭、反芻するのは身体。
A「自己内自己」(自分の身の内に小形のもう一人の自分をつくる)
◎①問いかける②相談する③教えを乞う④祈る
・頭は考えないで念じる
B「自己外自己」(自分の左右又は前後、場合によっては前後左右につくる)
◎話しかける、(密着あるいは重なる)セリフの直前に相談する
・鏡を見て見えてくるまでやる。外に観えると中心の自分が消える。
 ひとりでやらない=文楽、シテの考え方

・頭にチャンネルをつくり、身体は柔軟にする
・これで創造、造形する
・観察や説明ではない客観力をつくる → 「主体的客観」
・自分が主導する、準備して、まわりといっしょにやる 一部をまかせる

次回、デリケートを明確にすること
   非デリケートを明確にすること
   上品であることを考える
   今日やった方法で念じる

◆本日の磯貝語録
 主体的客観をつくる
 何かを表現するのではなく、素材自体をグレードアップすると、素材自体が
 表現になる。
 自分の中に、自分の周囲に、自分をもうひとつ(たくさん)つくる

◆本日の感想
 「包丁を研ぐ」ことを命じられた。とも角やるっきゃない。
 答えは自分でさがす事の様だ。心がデリケートされるなら良い、と思い込む
 事にした。
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