講座テーマ「身に付く呼吸法・腹式呼吸」
【1】ストレッチと身体づくり(○館林、林講師)
○足の指、足の裏(かかと、側面、外側ライン、土踏まず、全体移動して
床をつかむ) 足の裏で立つことを意識する。
○少しずつ上へ、膝の力を抜いて、お皿を動かしてゆるめる。
○「骨盤説明」両腸骨を意識してゆっくり動かす。(骨盤をフラダンスのように
まわす)仙骨
○「下腹部」(腹式呼吸で重要)意識。「みぞおち」前―背中ー前 背面に
引っ張られる ように動かす。
○胸郭部(手を左右に伸ばして、全体円を描くように滑らかに動かす。横隔膜
を意識。
○肩、首(ゆったりと呼吸しながらストレッチ)首と頭蓋骨のジョイントをまわす
ようにして 首の部分をゆるめる。身体の各部分どこを動かしているか、
意識しながらストレッチすること。自分の身体を知ること。
【2】「身に付く呼吸法」レッスン(磯貝講師)
(1)受講生紹介
(2)声帯で声を出す。しゃべる、話すの実際。
○「テキストを読むこと、話すこと」は、脳の使い方、呼吸法、ひびきに違いが
ある。 使い分けられるとすばらしい。実際には、あまり意識されていない。
○普段、人間は無意識に呼吸している。意識と無意識の違いも意識して
みること。 例 ハミガキ(鏡を見ている、歯を磨いているなど)無意識な
こと、オートマティックになると生活が楽になる。
○呼吸法、昔からいろいろ意識されてきた。腹式呼吸、胸式呼吸。
無意識に呼吸しているものを意識した呼吸にしてみる。
…目的のある精神集中、健康のため声を出すことは安定した
ものとする。←呼吸法の目的
(中国で確立されたものは、4000年程前のもとと言われる。ギリシャ、アフリカ
では、1万年前から神様と話をするためだった。
○無意識に呼吸できていれば楽である。心臓の動きも同様である。
「声もことばも人間の心」を表している。そこに意識をするのは、何故だろう。
呼吸→鼻から吸う→呼(はく)は口から。
口で食べる、口で呼吸することが多くなり、鼻の存在が薄れてきている。
鼻から上は、脳の機能である。
鼻から息を吸う、息を止めるーおでこを見て息をはくー生きている実感あり。
呼吸はいろいろあるー自分の脳を冷やす呼吸、早い、長い、ゆっくりの呼吸。
鼻から吸って、アンダーバスト部分に入れて、口から息を吐く。
肺(小さなが風船たくさん集まっている)に息を入れている。肺は動かない。
○「自然呼吸、無意識呼吸」・・・気にならない。
意識していることは、どこまで無意識の状態に近づけられるかがポイント。
呼吸する―短息、長息。横隔膜から上が呼吸器。
酸素を吸い込み―肺に入れるー身体の中で燃焼し体温を上げている。
酸素が必要、窒素ができる。炭酸ガスは外へ出す。酸素は体内へ。
息苦しい、脳に酸素は行きにくい場合。
脳に空気を送ることは、本能だ。それができない
(鼻呼吸ではなく、口呼吸になってしまう。)
肺胞に空気を入れるー脳を冷やす
(鼻腔から奥の方まで空気を入れる。ー前頭洞)
顔全体が活性化する。目は開けたまま行うこと。吸っている息を
直ぐに落とさないこと。長息ー息を長くはく。
息の穴から。首の付け根(ぼんの窪)に向かって息を吸う。(脳幹を冷やす)
頭の後ろ側、首筋の後方へ働きかける。
○背中の意識ー左右の肩甲骨をうごかして背中、眉間にも意識をつなげる。
長息ができるーリズムがつくれる(呼吸の律―息律、仏教用語)
肋骨下部を意識した呼吸ー肋骨が左右に開く
肋骨の動きは、その奥にある横隔膜が動いている。
腹部(臓器・消化する、洗浄する)を動かすことで、どのように横隔膜に
影響しているか。下腹部の臓器が動くことで、天井を押し上げて、
息を送りだす。
○体側筋(呼吸に重要な働きをする)―両脇から背中についている。
側腹に向かって鼻から息を吸い込むことで、横隔膜が下がる⇒腹式呼吸
○丹田の意識(目的を定める)―精神も行動も集約する場所
臍下丹田を意識した腹式呼吸を行う。
○呼吸法は、リズムをつけることが重要である。
◆本日の磯貝語録
「声もことばも心を表している」
呼吸はリズム(呼吸の律)を付けることが重要である。
◆本日の感想
自分の身体について意識を持つ。呼吸と身体感の密接していることを実感。
良く考えれば当たり前のこと。その当たり前をいい加減にしていたと痛感した。
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