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セリフの発声レッスン(5/31)

講座テーマ「対話と身体」

[1]各自ストレッチ
・他力義務

[2]講座開始

●朗読       |
●語り        | ●科白
●読み聞かせ    |
●お話し      |
――――――――――――――
●読む
●話す


・“話す”ことが下手
・話すのは好きだけど、下手。お喋りのレベル。
・頭の中で話すことを選んだり理解することがない。

◎“話す”と“喋る”は違う

・自分が喋り易い文体で書かれたものは音読し易いが、
 それ以外の文体のものはうまく読めない →演じる事も
・“語り”はそれ専用のテキストがあり、方法、スタイルが完成されている。
・ドイツのナレーティングドラマ(今のリーディング)は完成度の高いパフォーマンス。
・まずテキストを憶える。憶える能力の先に表現がある。
・書かれているものを読んだ時、「ことばの頭脳表現」をする。
・“憶える”という事が何かチェックをクリアーするだけの作業と思われてる。

☆ストーリーの内に入り読む(自分の中に入れる)事と、外から読む行為は違う。

・ひとつの科白にひとつの心に響く言葉が発見できれば良い。
・読みながら、自分がふっと動く言葉を見付け大切にする。

☆“この文章が面白い”となるのは物語を読んではいるけど声に出して表現は
 できない。“この言葉が面白い”と、言葉で見つけ出す。

・語が中心であって、文に惹かれるのではない。

◎語の読み方が良いと、考えるまでもなく、自分の中に興る。

・語りは一語一語の認識率が高い。
・語というものが連なって文になる。だから語をつぶせないと
 文(科白)を読むことはできない道理。

演習「星の王子さま」
Ex-1 3章から回し読み
・“こうしたいな”と“こうするべきである”は違うもの。
・表現者を作るということは、自然なロボットをつくるみたいなもので、
 土台無理な事だと思う。が、難しい分うごくものがある。

Ex-2 4,5,6,7章
・夜寝る時、夢を見るか?見た夢を憶えているか? →全員披露
・表現者としては「見た夢は絶対憶えておく」を習慣づけてゆきたい。
 夢は自分の財産。リアルなだけの人間は表現には不向き。

◎目前の現実と非現実、心の中の現実と非現実、超現実が欲しい。

・夢に色が無いというのは不自然。
・各人の見た夢の話を分析。
・ヨーロッパで“思う”は=悩むと同義で、日本人の願望的プラス思考には
 別の語、例えば希望する(hope)や考えるを使う。
 心を細分化し言語化している。
・読んでる内容を自分に引きつけていくのが“思う”のエッセンスではないか。
・自分の納得で憶えようとしているから、覚えが悪いのではないか。

☆心のインタースティング(intersting)

・物質的なものと、情緒的なものの見方・とらえ方。
・夢が足りない。言葉が言葉の間尺を出ていない。
・8の字みたいな読み方がいいな。しかも立体(球)。
 →Q.それはテクニックの問題ですか?
  A.思考回路の問題じゃないかな。

・書いてあることを忠実にやろうとしているけど、忠実=教訓ではないよ。
・「えいえい、たーっ!」ってやつ。
・不安定だといいのに、安定してきちゃった。
・自分が今わかってる“これだな”で読んでる限り、何も起きない。
・ピカソの話とダリの話。

☆芸術的インスピレーションは日常にある非日常インスピレーションしかない。
 芸術的なものを見て得られるインスピレーションはオリジナルを超えない。

・何だか知らないけど、うまく言えない(発語できない)言葉。

☆なるべく希望をもたないように生きてかないと。
 欲しがるものは手に入らないのが真理だぞ。

・王子さまと飛行士とどっちが好き?
・もっとコレ(本)に近づくといいのにな。
・聞いてる方の立場で言えば“同時感”が欲しいんだ。
・皆、立派に話したい。けど、立派に話すというのはその人と同じ立場に
 なって話すということだ。
・作品を理解し表現するためには、自分の考え、感情等のフィルターをとり、
 人間に対して、こっちも無防備にならないといけない。
・“言葉は心”と思えるかどうか。そのことが納得できる考えが可能かどうか?
・“自分の心を裸にできるかどうか”が重要のようだ。
・芸はものすごくスピリチュアルなこと。五感とその頭脳(脳)を超えたもの。
・技術的なことに関してはちょっと置いとこう。技術から入るとこの作品は
 絶対普通の表現になってしまう。

◎この作品を通して何を学ぶのか、何を考えるのか、何を行動するのかが
 少し見えて来た。今の現実の実感からしか物事を理解し思考出来ないと
 したら、人間は実につまらない存在でしかない。当然、芸術も演劇も必要ない。
 主人公が「王子さま」で「王様」でない所がキーだ。出来るならこんな王様なら
 もっと有難いが、そんな王様では汚れた我々には理解不能だろう。
 せいぜい 王子様に我々の狭い心の宇宙を広げてもらうしかない。

◎夢の事を少し話した。希望と夢とは違う。昔、空を飛ぶのは人の夢だった。
 今は空を飛ぶのは希望で、その上それほど大きな希望でもなくなった。
 夢は人間の理解できるものではない。ただチャンスによっては、ほんのわずかな
 ひとしずくに接する事がある。そのためにはいつも夢に向けてドアを開いて
 おかないとならない。夜寝る時、誰にでもそのチャンスはやって来る。
 もし見たとしてもよく憶えていない。多分現実の種々、色々、様々に能力、
 例えば思いや気持ちや悩みや不安、不満等に心を使いすぎ、夢のドアを
 開けておく能力が無くなってしまうからだろう。
 言葉も心も現実次元しか持てなかったら人は窒息してたえてしまうだろう。


◆本日の磯貝語録
・そろそろこの作品を通して、何を考え、どう行動して、何を考えるのかが
 皆少し分かって来たようだ。考えた先に心が用意されているのは幸せのことだ。

◆本日の感想
・ストーリーの世界にスーッと入り込むこと。人の心に伝わる読みをすること。
 高いハードルですが、目指す意義は大きいと痛感しました。

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