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ことば初級:音声レッスン(5/11)

「縦口と舌-ア音/言葉と呼吸、発声、心の実際」

(1)ウォーミングアップ
・腰を立てて半長座、だんだん足をのばす。股関節をうごかす。ゆるめる。
・座骨でいすの前のほうにすわる。腰をしめないで骨盤をたてる。
◎骨盤がねて、重心が背中のほうにいくと、人間は「虚」の状態になる。
 座骨をゴリゴリする。いちどぬいてから立てると、足にも重さがかかる。
 座骨を軸に膝を前後させる。上体は抜いて、座骨と反対の膝をつなげる。
・股関節をひねってゆるめる。やわらかくなろう。やわらかくしようとする。
 一生懸命しない。緊張をつくらない。何をしているのかわからないがわかる
 ような状態。
◎0か1でしない。自分で決めない。他人が決める。好みでやらない。
・自分を通して他の何かをやる。自我に結びつけないとはどういうことか掴む。
◎まず自分の実体感を身体感覚で掴む。全体を一遍にとらえることができる。
 芝居を続けるには「ごひいき」をつくること。しばらくは褒めるだけにしてもらう。
・見てくれる人のために何ができるか考える。何をやってもいてもその意識でいる。
 その「役」が今その場で生きているのを見せるために、何をすればいいのか。
◎「目の前にいつも客がいる」と感じられる想像力、創造力をつける。
 目の前にいる人をいつも感動させる勘をつける、育てる、磨く。理屈でないもの。
・観客の存在を直観で感じる力を身につける。
・自分の感動と他人の感動を結びつける。
・何かをする以前に存在感がある。
・体・実感の充満している場合、自分の中のことば、内言語を明らかにして、
 それを外とどうつなげるかをする。
 言われたことたけをやるのではなく、やるべきことの中でできる最高のことをやる。

 足を組んで腰をひねる。かけた方に倒す。
 足首をもって頭を足の間に入れるように倒す。
 手を組んで上げて上体をのばしたまま、座骨をうごかす。下腹を少しへこませる。
 大腿の内側のつけ根、そ径部を動かしていた。
 呼吸で常にここを意識があるとよい。
 腹腔を底まで意識するのにそ径部を使うとよい。
 下腹は消化器「腸」年中動いている。消化、血液製造など。

<演習>呼吸、発声と心の実際-生々しく、活き活きする。
Ex-1 セリフ「こんな夜なのによく降りますね」を本物にする。生きてつくれるか
 → 誰に言ったか、その人は聞いていたか、やりすぎていないか、生々しいか。

Ex-2 セリフ「今日は5月15日でしたっけ?」
   命題(テキスト)で頭をいっぱいにしない。

Ex-3 セリフ「まだこんなことやるんですか?」
   生とはなにか、汗、血、動く、さわれる、体温がある、いい加減 と腹 

Ex-4 セリフ「そう、そうなんですよ、まだやるんですよ」
   演技への照れ、セリフという構え。そのセリフで自分をやる。
   うまくやろうとしない。
   よく思われたい、まじめにやるより、いい加減なほうが好感がもてる。
   自分の地は普段の姿勢、役になったときに普段でない姿勢でも
   生を失わない。
   自分がこうしたら、相手はこう取る、ということを繰返し体感する。
  ◎①おっかしい②面白い③愉快 を失わない行動する、それが楽しい。

Ex-5 セリフ「え、これでいいの?よかった、あっはっはっは・・・」
   ゲラゲラ笑う人生をしている人はあまりいない。笑いの生は難しい。

Ex-6 セリフ「もうこりごりだよ、やってらんないよ」を3通りやってみる。
   息が多いと意志が不明確になる。
    <丹田を掌でさわって、そこに向かって笑う>
   うまくつながらないと息が多くなる。
  ◎鼻から入息、喉から出息する。出息は「声」である。
  <丹田を指でおさえて、喉とつなげてはねかえすように喉を鳴らす>
   息が声帯を震わせて、全部声になる丁度よい息の量を掴む。
   口の奥を大きく開いて、喉の背中側を鳴らす。喉の奥の音実感。
   よく鳴ると疲れない。使い慣れていないと慣れるまでは疲れるので
   ほどほどに。
   普通に出して息と喉がつながる状態をつくれるとよい。
   喉と体がそうなって声やセリフがその役になる。頭は最初と最後の判断だけ。

Ex-7 セリフ「よくわかりません、どうしたらいいですか?」
   つぶやきでなく、セリフにする、でもつくらない、無理しない。
   口先セリフにしない。
   言おうとした誰かが曖昧だった。社会学をしないで「そのまま」を出す。

Ex-8 セリフ「今年の夏は、本当に電気はだめなんでしょうかね」
   セリフにとらわれている?イメージ・実感がなくてもいえる?
   セリフ学の前に、生物学、動物学でセリフをやる。
  ◎掌中で丹田をさわって、丹田にきいてみる。大きな声で喉をならす。
   喉の音を丹田にもどす。考えなくても言えるセリフは考えない。

Ex-9 そ径部を4本指で押さえて、それを押し出すように腹を出す。
   押し出して「ひとーつ」抜いて、張って「ふたーつ」「みっつ」「よっつ」
   そ径部とつなげて声を出すと、全身はつかれるが、喉はつかれない。
   口から喉にむかって声を戻す。体の中を鳴らす。
   大きい声を出そうとするのでなく、体を使えば大きな声が出る。

  声を出すささえを実感した。息は吐き出すと声にならない。
  声にするために障壁をつくる。口の中にひびきをまわす。息がまわる。
 ◎口の中に空気がまわるように口の中の形をつくる=共鳴法
  よく鳴らす、よくひびかせていると、喉、丹田、そ径部、足先までつながる。
  頭でなく喉で考えて、腹で納得して、頭で承認する。
  ことばをつくるためのエネルギーである声を出す段階で納得をつくる。
  そうすると頭は冷静でいられる。

  自分が嬉しくならないといけない。やることでストレスをためない。

Aさん 丹田に呼びかけると急に楽になった。

・発声法で本来持っている声を呼び戻す。
 自分のことは体が知っている。頭でやると不自然になる。
・体を十全に使って自由になる。頭でやると不自由になる。
 体を使うと頭だけより効率的になる。
 自分の本来持っている素質、エネルギーを使う。
・自分でないこと、自分でない心をやるときに、自分の実を使えるかどうか。
≪演技とセリフの練習≫は、その場面で心と体をどうすればいいのかをやりつづけること。
 自分の体に都合のいい状態をつかみとる。それを何種類かもてるとよい。
 声ができていれば、仕種は自然にできる。そうでなければ独立してちゃんとやる。
 芝居をする前に、演技とセリフをひとりで独自に育てる。
◎声の実感が育つと、いろいろなことをやっても混乱しない。
 自分自身を主体としてよくわかること。頭でなく、体がわかること。
・何をやっていても、戻ってこれる場所をつくること。

Aさん 腹に戻すと、嘘っぽくない声・セリフが出た。
Bさん 自分を好きになることが必要。今日出た声は好きになれそう。


◆本日の磯貝語録
 人は元来良い笛を持っている。生活形態によりそれをゆがめてしまう。
 磯貝メソッド発声法は「本来持っている声を呼びさます」事から始める。
 自分そのものをさがす事をする。

◆本日の感想
 科白のウソっぽさが取れなかったのが、
 今日のレッスンで少し変化するきっかけが見えたように思います。
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