FC2ブログ

ことば初級:音声レッスン(5/25)

「言葉と身体の虚と実」

[1]ストレッチ 内股のトレーニング、肩入れ

[2]講話 Aさんのこと「自分を作り直す、自分をやるということ」
・自分で何かをしようとしているが、自分が何かわかっていない。
 自分が何かわかっていると、すぐ動ける。反射神経がつく。
・頭で考えないで、体がやる。(その訓練の前に本番をやると大変)
・自分を作り直す、取り戻すことを大らかにやろう。
 浪費はしないほうがいいが、全身を消費する。
・腰をたてる。たたないと老人になる。
 欧米人と東洋人は骨盤と大腿骨のつき方がちがう。
 日本人は基本広い。
・尾てい骨とぼんのくぼを通る柱をたてて歩く。
 ステージでは基本大股で歩く、体を大きくつくる。
 背筋をピンと張って足のつけ根から大きく歩ける体をつくる。
 素になってまっすぐ歩く。壁についたらターンしてすぐ歩く。
◎次回から毎回ウォーキングをする。
・普段歩くときも、スーッと歩くことを心がけること。

[3]講義 「実と虚・言葉と身体における」
・自分ことば:自分の考えや思いを言う。自分にとって自然。
 →内言語:知覚言語 考えることば これは何だ、これはなぜだ
  中間言語
  外言語:感覚反射言語 感情・情動言語
・他人ことば:他人が自分の考え、思いを言う。他人にとって自然。
       自分にとって不自然。

・自分がわかっていれば、他人を演るときも、まずくならない。
◎内言語は考えることば:なぜだ、何だと疑問をもつ能のことば。
 外言語は外部を(見たもの聞いたものに)反射して出すことば。
 どっちつかずの中間言語がいちばん多い(わかっているのかわからないことば)。
 なんとなく外側をまねてやると、内側とのずれが生まれる。
◎言葉は概念であり、内容そのものではない。
 「私」にはたくさんのものが含まれている。
・記憶から自分のことばを誘発し、体まで反応することもある。
 このセリフは何言語なのか考えて、きめる、言い方が変わる。
◎文章の性格づけが「文章を読み取ること」である。
 表に出ているのは「氷山の一角」である。
・知覚・感覚・感情がいったりきたりする。
 知覚は脳の前頭葉で行う、判断もする。

(1)内言語、外言語実感演習
Ex-1「私です。」ということばを内言語で自分が実感するように言う。
  外に出さずに、脳に向かって中に封じこめる。
  自分の納得が高まる。
・「イメージ」は実感からしか生まれない。ないと空想や情報になる。
◎実感のないイメージは不自然で「虚」であり、自分に嘘をついているようなもの。
 嘘はどこまでやっても虚なので、まず実感をもつことからはじめよう。
◎なんとか実感・実体・実態をみつけよう、つかまえよう。
 社会的な嘘よりも、自分につく嘘のほうが悪である。
 自分への嘘がたまると不満になり、不安になる。
◎芯をつくって実をみつければ、表現以前に実生活が満足する。
 生きていく基盤をつかめば、安定するのでそこから変化するのは簡単である。
・内言語として自分が納得するように、一語一句「私です。」と言う。

Ex-2「私はAです。」納得できるまで、何度でも言う。
  実感のないものは、他人は信用しない。
・人は観念すると落ち着いて、ゆっくり話し、そのもの「実」になる。
 浮つくと「虚」になる。
 体のすべてが「私はAです。」と言っているときに反応するか。
 体のすべてで「私はAです。」と言っているか、感じるか。
 エネルギーが上がると脳が活性化するので、それを下半身までおろす。
 脳の認識から体全体に指令を送り、「そうだ」という実感を行き渡らせる。
◎実感のある言葉を「身体言語」という。
 体の状態が実か虚であるかにもよる。
 頭でわかっても体がついていかない、というのがある(神経速度は1/100秒)。
・知覚現象や反射よりもまず「私」「自分」を身体で実感する。
 全身が「自分」であることを実感することがたびたびあるとよい。
 私が「私」であることの認識が育つ。
◎身体実感が私の考えや思いをつくる。
 自分の実感を基にして「実体のない他人」を演ずるのが俳優。

Ex-3「私はAです。」を立って、手もまじえて全身で発声する。(次回大きめの鏡を用意する)
Ex-4「これは私の手です。」をくりかえす。実感と違和感を大事にする。
・だんだん落ち着いてくる→自分自身になる→実になる→存在感がある。
 ことばや声、息までが自分になってくる。出すことで実感を深める。
 今までは、等身大の虚をやってきた。実感・実体・実行にする。
 自分の頭の中でつくりあげた小さな自分をときほぐす。
 自分が楽だと、周りの人も楽になる。
◎一日何秒自分を実感できるか、自分の戻る地点をみつける。
 身体の実と精神の実をつかまえる。

Ex-5 頭から足の裏にむかって「私はAです。」と言う。 遠脳的言語
   足の裏から頭にむかって「私はAです。」と言う。 求脳的言語
 双方をいったりきたりする。双方の違いを感じる。

Aさん 自分を知ることから。(知らないと芝居をやっても面白くない。)

自分の実をうまくみつけること。すぐに実に戻れること。
急にいろいろなことをやると壊れてしまうので、ゆっくりじっくりやる。
一秒でも実をやり、それを積み重ねる。
自分がやるべきなのは、まず自分である。

◎実・虚は観念的で抽象の世界という印象が強い。
 人間は原則実であり、そのものである。身体性の強いものは
 実感出来るが、体内の出来事は実感しにくく、虚と感じ易い。


◆本日の磯貝語録
 自分がやるべきなのは、まず自分である。

◆本日の感想
 自分を知る事が先ずはじめだと実感しました。
 自分が分って、しかも実感がありその上ではじめてイメージする事なんだ
 と分りました。
 虚の自分が虚のイメージをしても何も出来ないのは当然ですヨネ。
関連記事