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ことば初級:音声レッスン(6/22)

「呼吸を正す/深さをつかむ」

[1]ウォーミングアップ
 歩く
 スクワット

[2]講義 「深さ」をつくる、「深さ」を知る
 深さ→おろす、さげる、引く
 1)重心の「深さ」
 2)息の「深さ」
 3)声の「深さ」
 4)ことばの「深さ」
 ことばがストレートに入るか、固まっているか。
 
Aさんについて
・くせがないのは、めずらしい。反面とっかかりがない。
 芝居のためのことを、時間をかけてもじっくり取り組みたい。
◎「できる」こととは、芯のあること。簡単に崩れないこと。
 一度舞台に立って、もうちょっとまともにできるようになりたい希望が強い。
→この先に企み、こうなりたい、こうありたいがあるか。
・自分の存在を舞台を通して実感したい。「自分は生きているんだ」
 自分に近い自分がわかってきた。自分でやることがわかってきた。
・自分で歩きはじめた。次は「深さ」。芯をつくる。芯をみつける。
 芯のあるセリフ、芯のないセリフ。漠然でなく、具体的な物体の私。
・実がわかってきた。実の実感と「私」であること。そこと動作がつながってきた。
◎自分の中に芯をもつ。周りに流されないための「深さ」をさぐる。

(1)「重心の深さ」
◎「重心の深さ」をつくるエクササイズ:
 肩・腰・膝などで止めず、足の裏から地面におろす。
 上げる前にまずおろす。丹田、鳩尾、膝、(股関節)をぬく。
 全部ぬくときは足の裏をぬく。土踏まずを地に近づける。
 その前に土踏まずを返す。竹踏み。足の裏を縮める。
 ばねを戻す。スワイショウ、スクワットしながら、土踏まずを変える。
 原則は「抜く」動き、膝を曲げるときは下を抜く
 膝を曲げないときは上肢の力を抜く・捨てる。

(2)「息の深さ」
 地面にすわって鼠径部をつぶすように前傾して息を入れる。
 伸ばしながら出す。上半身を立てて入れ、倒して出す。
・鼠径部がぺしゃんこになるまで出し切る。
・いちばん深い呼吸。セリフの場合はそこで支える。
<腹腔呼吸>横隔膜から下を使った呼吸。
・側腹、背、腰から腹の底まで全部使う。
・鼻から腹の底に直に入れて、直に口から出す。
 入り切った反動で出し、出し切った反動で入れる。
 確実にできるように、まずは5回に2回くらいできればOK
 イスに座ってもやる。
 やり切れると落ち着く。腰まわり、足の実感、意識が伴うようになる。
 この呼吸をベースにする。細くてもまっすぐな筋をつける。下に降りる。

(3)「声の深さ」
 喉の位置。喉が上がると声が上ずる。
 喉がおりている。おろすことを覚える。喉の深さ・高さ。
◎喉が下がると声が深くなる。喉をさわって確認する。
 口をあけると下がる。あけなくても下げられるかやってみる。
 舌のつけ根をおろすと、喉もおりる。嗚咽になることもある。
 掌で首全体もさわってみる。鏡を見ながらやってみる。
 顎を使わないで、歯を噛んだままで、首の筋肉を使ってやる。
・喉を上げ下げしながら声を出してみる。おろしながら、もどしながら。
・舌小帯、オトガイ舌筋を縮める。口は横に広げない。
 5mmおりただけでも声が変わる。口先から笛のひびきになる。
 喉が高いとかわきやすい。喉が低いとそのままで低い声になる。
◎鎖骨までおろすつもりで声を出す。深い声が本来の声。
 浅い声は人為的な声。高いひびきは危険な兆候。
 寝ている時緊張が高いと、呼吸が浅く、腸も休まらない。
・声が深いと、落ち着くし、緊張も低い。
 持ち声より高い声を日常使っている人は緊張が高い。
・接する人の圧迫にならない声のほうがいい。
 深い声は感情をダイレクトに出さずに収めることができる。
◎喉の鳴りが胸にひびくようにおろすと説得力がある。
 呼吸も深く、喉も深く、ひびきも深い。
◎口でひびかない、喉ダイレクトの音を胸におろしてひびかせる。
 胸の声で明るくひびかせる。大人の声になる。
 信頼できる声を出す。愛想、優しい声はなにか違う。
 自分の体本来の状態で芯をつくり、芯のある声を出す。
 芯を太らせて幹にして、だんだん枝葉をつける。
 声はまず胸声・胸部共鳴から
◎口実感でない声と言葉を身に付けること。

(4)「ことばの深さ」
 頬の奥のほう、奥だと早くしゃべれない。奥だと喉とつながりやすい。

 重心(体)・息・声・ことばの深さがつながってくるとよい。
 胸部共鳴:鎖骨の下の胸骨がひびく。
 ふだんの発声練習をこれでやる。掌を胸にあててやる。
 自分の出した声を録音してきいてみる。
 長く低い声を目指す。低い声の胸声のロングトーン
◎ロングトーンしながら、体と息と声をつなげる。


◆本日の磯貝語録
 体と息と声とことばを深い所でつなげる(一体化する)。

◆本日の感想
 「胸部共鳴」を行いました。自分が本来持っていた声を知りました。
 落ち着いた気持ちの良い声でした。
 今迄出していた自分の声がいかに不自然だったか本当に分りました。
 新しい自分に気付き発見出来た本日でした。ありがとうございました。

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