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発音・活舌改善(5/9)

講座テーマ「母音・子音調音改善」

○自己紹介・本講座内容説明
 話すことの基本は声である。
「音」には、その音の意味を伝える音がある。正確にその音を発する。
 閉鎖性―自分たちの言葉に他の地域の人を入れようとしない。
 言葉の言い方、音の作り方に地域の独自性を出そうとする。
 ―音の地域性=方言
 人が交流し、言葉も混交してくる。
 音性の生体性(生きたきた環境、社会環境)
 自分の2世代前、3世代前の音声が影響する―遺伝する
 情緒が関係してくる。

○言語は頭を攪拌し、耳も攪拌する。
 意味をとらえてそれを納得する。―重要なのは音声である。

○あなたは、日本語のどのような音声を出したいか、どんな音声になりたいか?
 受講生全員に聞く
 Aさん―日本人同士、外国人にも通じる音声を出したい。
 Bさん―他人に不快でない音、意味が腑に落ちる音
    (最大公約数の人にとって)情緒を伴った言葉であれば、
    人にも通じるであろう。
 Cさん―雑音のない音声
    (しゃべり音声と本人が持っている音声を別に考えること)
 磯貝コメント―声の悪い人は、素材が良くないので、まずは声を改善する
       こと言葉が悪いということは、必ず何らかの原因がある。
       まずは、それを見つけ良くしていくことが必要。
 Dさん―明瞭な言葉、それをだせる人格者を目指す(パワーをつけるべき)
 Eさん―舞台で通用する通る声、人に伝わる音声を発したい。
 磯貝コメント―Q:自分の欠点を自覚しているか。
 Eさんの答え:た行苦手 (タダナラヌ・タドコロ) 
 早口で話すことはない。誤魔化したり、いい加減なことで済ませていると、
 自信がなくなる。
 Fさん―なりたい音声、誰にでも表現できない言の葉を発したい。
    自分らしい音声。
    自分が出している音と自分が出している音が一致していない。

 磯貝コメント―受講者が、それぞれの目標、課題に悩んで解決するようにする。
「言葉は音声」―発した瞬間から消えていく。自分で納得できるので音声を
記憶できる。
◎「言葉に関する問題」「声に関する問題」を客観的に考え、
 リストアップしてみる。

《自分の改善点を述べる》
Dさん―響きが足りない、雑音が混じる、呼吸が浅くなる。
さ行・サ行 感情を入れると、もつれる。
 ☆鼻に問題あり、呼吸を深く、しっかりすること。

Cさん―呼吸が浅い、声が小さい。
 ☆自分の声を聴くこと、人の音声も良く聴くこと。
サ行 噛みグセ、舌がスムーズに 
  動かないのが原因。下顎と上顎の噛み合わせ、関係も影響している。

Bさん―声を張り上げると不安定になる。
     ラ行、ザ行、母音「う」 速度のコントロールが上手くいかない。
 ☆慌てることはない。

Aさん―呼吸が浅い、舌が邪魔になる―舌が動く空間が狭い。
     感情が先になった時、言葉が不明瞭になる。
 ☆情は音になる、音になるものは金になる(脳医学者説)
  「明日(あす)」― 情緒を感じて音にする。
出した音声が情緒になる。←情緒で音を出すのではない。
わずかな情緒、日常会話の距離感で、声が不安定になる。
音声―自分が出した音が自分に返ってくる。

Cさん―サ行、ラ行、カ行 舌が上手くまわらない。感情が高ぶると
   一層まわらない。
     呼吸(息)が長く続かない、慌てると不安定になる。

Fさん―響かない(どのように響かせればいいのかわからない) 
セリフを声にするとのどに負担があり、かすれる。
地声―気分で声が変わってしまう(相手によっても)
自分が思っていることをすると、思うようにいかない。
カ行、サ行、ハ行(Fになってしまう)苦手

Eさん―声を張ると声がわれる。声が飛ばない。響かない、のどの開け方が
わからない。
サ行、タ行、イントネーション、巻き舌も苦手。
☆苦手が多すぎて、自分の良さ、得意なものがわからないと改善につながらない。
 演劇をできる声であるかを自分に問いかけよ。
☆甲高くキンキンする―発声の問題である。
 声―声帯で音になるが、声帯よりも下方の音が重要。下の音をちゃんと
 ならせるようにする。
 
○身体運動
 〈骨盤まわし〉―鼠頚部を意識する―膝を少し曲げ、足は肩幅に広げる。
  骨盤両サイドの手でつかめる部分、坐骨に触れて腰をまわす    
⇒骨盤そのものを動かしていることを実感する。 
骨盤底で内臓を支えている。
「虚」の状態(身体がゆるんだ状態)―上体が支えられていない。
―腰が後ろに退行(逃げていると)身体がゆるんでいる。
背中は骨、前面は筋肉が支えている。
骨盤まわりで身体を支えると声が変化してくる。

意識なく「あ」を発声・・・出した声を聴いて追いかけると声が変わる。

開脚(坐骨を床に付ける、鼠頚部をつぶしていく)
   前傾して脚の間に身体を倒していく。腰がゆっくり伸びる。
そのまま左右にねじる。
骨盤の中での動きである―ゆるめて回復運動。
 
〈有声音と喉頭音〉
 まともな声を出さなければ、きちんとした言葉につながらない。
 ◎笛をさわり場所を確認。声帯実感する(骨盤とつなげる)
  柔軟性において「笛」は非常に重要。硬くなると伸びやかで響く声は、
  出なくなる。
  発声に関する特に重要な器官
   ―下方から骨盤底→横隔膜→声帯粘膜→軟口蓋
  自分の良さそうなところをさがす・・・呼吸法改善に大切なこと。
  自活性が少ないと自分を良くしていけない。
  呼吸―生きること―呼吸法―生き方  
  自分ができるかどうかは、自分の中の自分探し。
  意識をテクニックにしてはいけない。

 声帯原音をつかむ・・・下側に響かせる
  喉頭(有声)―口との距離が離れている方が良い
  いつでも声帯で音をだしていると実感すること。
 声帯の前方あるいは後方に向かって出す(水平に)
 口を少し開け奥歯をはなす。
 
上側 upper cord 高めの声
  実声  声帯(vocal cord)
下側 under cord 低めの声

○自分のしゃべろうとした音を出してみる
  「イ・エ・ア・オ・ウ」・・・下から息を吹くことで声にする
  声帯で音にする
 
 ○資料 磯貝メソッド 母音調音位置・母音舌形図 参照
  口唇で音をつくるのではなく、口の中の調音点で伝わる音をつくる。
  声帯で音を出していることを実感すること。
  しゃべっている自分の音声を聴く→良い音はつくれない

 ○「聲の力」開催のご案内とお願い
   内容案内、参加呼びかけ

今週の磯貝語録
「まともな声を出さなければ、きちんとした言葉にもつながらない」

本日の感想
「各自、音声と言葉についての問題点を発表する。自分が思っていることと
 他人が思っていることが違うのは面白い。その差が少しずつ小さくなっていくのが
 楽しみである。」


   
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