FC2ブログ

発音・活舌改善(6/6)

講座テーマ「母音・子音・調音改善」

担当 磯貝靖洋

○準備体操
【1】坐骨歩き(前進、後進)
・・・回復運動、左右捻じり。背中そらし、座位で上体前屈
   足を前し上体左右ねじり、足を引き寄せ腰を立て丸まる
   表現者は、自分の身体を知る。難点を自覚し改善向上するトレーニング法、
   身体の筋肉の使い方を体得していくこと。
   身体のトラブル、障害があっても改善の道を探る。
   自分でできることを見つけること。何が難点なのか、目的の場で
   (声で表現する、芝居する、日常生活)表現するには、目的とする場に
   身を置いて自分に合うやり方を見つけ実践する。
   ⇒目的の場に自分を置きかえる。

   今、自分がいる場に留まっていては、努力しても表現法、
   声の力は向上しない。
   目指す場、なりたい自分を高い技術、表現を求められる環境に身を置く
   ⇒自分の頭を切り替えて、実働する。

 坐骨歩き・・・歩く感覚、腕のうごきも使っている(腕、肩が揺れ過ぎずに)
        
  アキレス腱の固い人、トラブルのある人は、腰にもマイナスあり
 ◎「言葉直し=声直し」から始めること。

 ○「サ行」活舌・・・相手は音の違いを聞き、不完さを聴きとっている。
           音をマネして、似ている音で違いを示すと理解できる。
           自分が出している音が、音だけでなく、舌、喉、身体への響きなど
           身体がどのように音に変わっているかを知る。

【2】音を聴く時、響きをとらえる。声を発する、響きをつくる(ピアノを使い)
 
 ○ハミング(ピアノ聴音)による、響き発声。
  ハミングは力を入れずに鼻から出す。口のなりを消す
  ピアノの音を聴き、出している自分の音を聴く→響きをとらえる。
 ○ハミングで響いている場所は、→上顎洞、鼻腔、前頭
  出している「あ」は、音のかたまりに聞こえるか?

 ○自分の口から出した音は聞き取りにくい→響きがない。口からすぐ出てしまう。
  ハミングした音は、ずっと聞いていられる→響きは連続出来る。
 
 ○人は「鳴り」を気にして。「響き」を意識していない。
  音は、音源の物質を響かせ、その周囲の空気を振動させ、広がっていく。
  響きある音だけが振動する。

◎「響きをつける―発声」 発声力とは響きを付ける方法と力。
  自分の声を聴く―響きを聴く、相手は響きを聴いている。
  複数で音を出す―共振・共和する→エネルギ―が高くなる。
 
  音感を身に付ける・・・楽器の音をまねる(小さくハミングで)
  自分の音の位置を確認、修正し、共和度を増す。

◎「良い声は響きのある声」・・・人の耳にしっかり音が届く声
 ○自分だけの音で納得してはいけない。
  他人の音も聴いて、納得できる音をとらえる。
 ○トレーニング法のポイント―鼻をかむように
               内側から響いている音を聴く
 ○衝撃的な音は、聞きにくい。持続的な自然な音が、よく聞こえる。
 ○音を聞きとる方法を理解しようとしても、聴く行為は身につかない。

◎音を聴いて覚える(響きを聴く)→音は自分でつくることができる。
 言葉は音→意味がある→発する人の感情が表現できる。

○音の響きを覚え、自分で再生再現してみる。
  不安定になる→呼吸法が安定していない。ささえが良くない。
  呼吸法習得→音ができる→響きができる→舌の動き、使い方が正確にできる。
 
○ヴォイスメーキング―響きを付けていく。
○他人の言葉は、意味からでなく音声から捉えること。

◎「声は人格である」 響きのある声は、心地よい。

○いい音をつくれる・・・その人の音の感性、身体の感覚
みんなが出した音を共有し、響かせる→一体化する
音だけで意味を解釈できる。(外国の言葉の場合)
日本語の話し言葉は伝わりにくい。しかし歌舞伎のセリフは外国人に伝わる。

〈課題〉朝― 寝たまま、目、口を閉じて小さくハミングして音を出す。
       (うがいしない)乾いた口の中も湿ってくる。
    朝のコンディションを息と声でキャッチする。
    自分の振動で、自分の状態を把握する。
    
  日本語は、音が主体でない。
  音を聴いて、動きをみる→意味が伝わってくる。

 ◎「言葉は、声」
  声を聴いて音の感性が身につけば、いい音がつくれる
  自分が、いい音を求めなければ、いい音をつくれない。
  
○耳の上3~4センチのところに意識を集中する→ハミングを聴く

○「サ行」に難がある場合―前舌症(舌が歯の外側に出てしまう)
 いつでも、舌を下歯の裏にさわる。舌を歯の内側を納めておくことで、
 舌が前に脱落することをふせぐ。
 前歯に息が直接当たり「S」の空間を確保すること。

◆本日の磯貝語録
 「音は響きを聴く、音を発する時も響きをとらえる。響きのある音は、
  人に伝わる」

◆本日の感想
 いい声=響きのある声ということが分かりました。そして「ああそうか」と
 実感できて、とてもうれしいです。座骨感覚がとても弱いことも分かりました。
 今までは、頭でこれだと思っていただけで、実際は違っていてショックです。
関連記事