FC2ブログ

発声法改善講座 (5/24)

講座テーマ「呼吸法改善 横隔膜」

1.ストレッチ
 ・股割り
 ・3T

2.講座
(1)声とことば:意味と音声と実感

EX:「かいきにっしょく」と声に出して言ってみる。
・初めに思ってから声に出さない→自分の意味になる。
・声に出したら、それが思い浮かぶのが良い。
◎音で意味を感じる。言った瞬間、意味を感じる。
・意味を声に出しているのが良い

EX:声から「暑いですね」という実感をするように言う。
外側が暑いように感じる→内側が感じるように。

EX:「寒いですよ」→内側により入ることば。
・どちら側の方向性を持つ言葉なのか、それによってことばは全然違ったものになる。

・〈何でもいいから、意見を喋りながら考える〉

Aさん:「かいきにっしょく」は、一回目より、二回目のほうがイメージがボンと出た。
一回では難しい。日常に戻してみると、一回で通じない時は二回目は一生懸命やっている。
磯貝:自分の内側に向かって出していると効果が薄い。喋っていくから声が出る。
声を出すのは、原則、考えながら出してはダメ。

Bさん:「暑い」「寒い」という方向性は、日常でも感じる。意味が通じていても、
自分は離してしまっているように感じる。実感がなく、喋っている場合が多い。

Cさん:同じセリフでも方向性を変えるとキャラクターが変わる。

磯貝:話した時に覚えているか、それが重要。
◎喋り方で意味が違ってくる=音声で意味が違う。
◎発声を良くしたい=内側・外側、両方出来ないと良くならない。

・ことばは口で発する。その時、自分が意味を分かって発していますか。
 聞いている人が分からないように発していると、自分でも分からない。
 又は、自分なりにしか分からない。

◎耳と頭の問題
 頭→意味をキャッチする(気持ちではない)。

 ・Cさんがもうワンステップアップするには。
  ◎自分の出している声を聞く練習!!
 (4歳の子どもが不鮮明に出していることばはあるか?
  その時にたくさんやらせる。最初からダメといわない。正しいことは1つではない。)
  ・自分の内側を聞くように喋ると、外には出にくい。

  「なつ」:音によって実感が異なる。
  ◎自分のノドが鳴っていること。ノドの実感が必要。
  ・外にも分かるし、自分も「そうだ」と分かるような言い方をする。
  ・文章になったときには、音の意味とサブテキストと2つの操作が必要。
  ・Cさん:読み込んで覚えるというやり方はうまくいかない。
       セリフの覚えは、遅いほうだ。複雑な掛け合いのほうが覚えるのが遅い。
・練習としては、間違えるようにやる。頭で覚えない。ノドで覚える。
・自分が聞こえるように話す。自分の声を全部聞く。
・自分の言っている実感が少ない=生きている実感が少ない。
それはやめたほうがいい。(そういう芝居をしたいなら別だが。)
・声に中身のない芝居になっている。
・説明・・・プレゼンなどは気持ちを出さない。芝居は主観を出したほうがいいが、
単に自分の思いになっている。
・人の思いは分からないもの。
・思いは主観のまわりにある雑物。場合によっては、思いは邪魔なもの。
そのものではなく、実体がない。

(2)ことばの声と呼吸法
・自分で頭で描く→声でそのものを把握していく。やりたいでしょう?
そもそも人間とはそういうふうに作られている。
・そのためにどうするか、呼吸法である。

テキスト
(P10 ~)
・出したい量だけ入れる(呼気)、調節するのが重要。
(p8~)
・自分なりの声、自分なりの呼吸で芝居をやるのが今は多いが、
役にあわせた呼吸、声が必要。

◎意識呼吸
・不自然なものを嫌って、自然にやるためにマイクをつける・・・このほうが不自然では?
・自分と違うものを感じて、客にもそれを感じてもらいたい、というものではないか?

◎無意識の部分が拡大できる。無意識の部分が少し分かる=〈意識呼吸〉
・作業にあった呼吸を身につけないとうまくいかない。(例 水泳など)
・レヴェルに挑戦をする時に無意識に入り込んでいくことで、人がgoodになっていく。
体験と頭で分かること。

◎〈横隔膜〉資料で説明
・横隔膜を実感しよう。
・膜を下ろすと、肺も、心臓も少しおりる。心臓は重いので支えが悪いと息が抜ける。
・心臓の上がり下がりと一緒にノドも下がるという道理。
・心臓の位置を確認する。
・敬礼の手は、心臓の位置、鳩尾の上。

◎〈胸式呼吸を覚える〉
・腹式と一緒に胸式は行われている。動力の位置の違いだけ。

演習:肋骨6番、7番あたりを手で押さえ、広げて戻す。
・感情は首から下の問題、頭の問題ではない。
・胸郭が安定していると、自分の声が聞ける。
・肋骨8番、9番でやってみる→腹を使ったほうがラク。
 横隔膜も使っているので普通の腹式より複雑。
・高いところ(横隔膜より上で)分かっているほうが、実感がある。
 心臓の実感は脳に伝わる。
・声のことは、ノドが王様。頭ではない。
・出来ないことは考えられない。出来ることを考えるのが人間。
・ノドから上顎:ノドから横隔膜=1:1

・横隔膜と笛の間の二分の一のところから笛までの間、そこで出すと実感が持てる。

EX:「あ」と言ってみる。
Cさん:口を開けて。口ではなく声帯の実感。「あ」のポジションの音をノドに戻してやる。
Bさん:1つずつ「あ」を出す。声帯だけを使うと負担がかかるので、アゴを開けて息を誘導する。
    口からノドに向かって言う。アゴを固めたまま、同じ音を出していると嗄れる。
    アゴは固めない。笛の音を聞く。
Aさん:息とアゴの関節でやる。すぐに口を閉めない。ノドの実感を持ってやる。
   「あ」の変化があった。本人は、雑音が少なく、これも「あ」だと思ったということ。
    どちらがラクかというところは、まだ分からない。
開きが先、構えが決まったら出す。

◎鳴っている声を聞く。息を出してしまってはソン。
息を吐くことは感情の表出ではない。もれである。

◎〈呼吸の支え〉=いい声のためのこと、息をもれないように支える。

EX:鳩尾をおさえて「ア」といってみる。響きがくるはず。
・横隔膜を意識しないと息だけが出てしまう。
・声帯実感=この音をどこに響かせるか。この実感のないことばはウソくさい。

・いいポジションで喋り、聞ければ、頭が良くなるのでは?
 ムダがなくなっていく。安定感が出る。その状態で考えるから迷わない。
・声が変わると人格が変わる。

今日の講座で興味があったところは?
Aさん:「あ」の新たな発見がありそう。これからやっていきたい。
磯貝:その音で考えない。外に向かってやっていくこと。
   「あ」の音ははっきりしたこと、はっきりとやっていくこと。
Bさん:横隔膜の位置が高いこと、心臓、ノドの実感がすぐ頭へ行くということ。
Cさん:自分の声を聞くという認識が間違っていた。
磯貝:間違ってはいない、新しく壁を越えるためにこのような方法もある。
   自分に響いてくる声が人に伝わる。
   まず、聞くということ。どこの声は聞くに堪えるか、
   自分が納得した音が相手に伝わる。

・解剖図をみたら、自分に置き換えて実感する。
・自分の実感に戻して下さい。
◎勘がそうだなということを最後に認めるのが頭。


◆本日の磯貝語録
身体感覚(実感)の少ない声は、意味を実感しにくい。
そのため、観念的に弱い知覚で代行させている。意味も体実感しにくい音声は、
音声的に不明である。

◆本日の感想
心臓の位置は、左胸にあると、ずーっと思っていました。
横隔膜の上に乗っていて、呼吸の度に少しずつ上下している事を知り驚きました。
関連記事