FC2ブログ

ことば「活舌」改善講座(3/15)

講座テーマ「日本語発音発語機能と活舌の実際」

1 ストレッチ 各自

2 講座(磯貝塾長)
・声を鍛えること、舌の機能を増すこと。
・「さりながら」だけを練習しようとしてもうまくならない。
・母音を子音がどう邪魔をしていくかで、母音ができなければ、子音もうまくできない。
・巻くくらいの舌の動きができれば、巻かなくてもラ行はでやすい。
◎舌の機能は、単独で練習する。
・単独でできても続いている言葉によってうまくいかない。
・「どういう音」を出したらいいかという音(声)の目標がないとうまくならない。
・ただ声を出して、ダメなところをやったとしてもうまくいかない。
・最近は、声を出させない方法で指導が行われてきている。
・どういう音で出そうという目標があるとうまくいく。
・どの音がダメかを正確に聴き、原因をさぐり直していくという方法に移行していっている。
・「u」「(軟口蓋接近音・表示不能)」→口を細くして「ウ」にしてはいけない。
◎母音=有声音=笛の鳴り+口腔の響き
・唇より外に出すと響きはなくなる。上下歯の内側でのみ「ウ」という響きを生成できる。

◎舌子音列
N、R、D、T、K、G、N(ン) …Nは懸壅垂を鳴らすように。
              H  …Hは吹き上げる。
S、Z …Zは吸っているような音。

Ex:「すずしい」「ずうずうしい」→ノドに響きを戻す。ノドが鳴って口で音をつくる。
喉を抜きにしてしまうとあまりずうずうしくなくなる。
◎母音、子音全て舌を使い調音する。

〈舌音調音の声帯と舌と口腔と身体〉
・ムダなエネルギーを使っていない時は、さばきがしやすい。
余分なことをすると音はよくない。
Ex:口先で「ウ」といってみる。舌を使い上顎で「ウ」を作り比較してみる。
自分がマズイと分からないのが一番マズイ。
マズイ音を真似できると、自分の音も矯正できる。
・声帯…軽い音は響きが薄い→強く出す。
しかし、締めてはソン。脱力をして息だけを強くする。声帯はダランとする。
→声帯が鳴る、同時に響く。
・上丹田か、臍下丹田で支える。
・おヘソと鳩尾の中間が張っている状態。声帯はダランとさせて「ウ」と言ってみる。
・頭で言わない。
・喉を鳴らす、その時、口形、舌は音をセットしておく。
Ex:「ナ」と思い「ナ」を出すとシャープな音にならない。口をセットすると「ナ」にな
る。
Ex:「ク」をやってみる。
・量をすると喉が強くなるという考えは不適切。
いい状態を決めていく。たくさんやればよいのではない、効率をあげる。
Ex:「ナ・ニ・ヌ・ネ・ノ」をやってみる。
・「ナ」の状態を準備する。そして音を出す。
・「NU」 「ニュ」にしない。やはりお腹の支えが重要。上丹田の支え、鼻に響かせる。
・鼻腔共鳴をつくってから音を出す(ナ行)。
・N、M、P、Bは、口だけでなく鼻も使う子音。
「一杯のコーヒー」と言うときのP音は鼻を意識していないと足りない。
◎「ナ行」:エネルギーの高い子音。力がないと苦情っぽく不鮮明になる。
頭にナ行があるときは、特に意識して舌と喉を使って出す。
舌尖で強く上歯茎を押して調音する。
・「ヌ」:自分の骨盤を鳴らそうとするくらい出す。
・舌で上アゴの歯ぐきのところを鳴らす。
Ex:「ル」「ル・ル」「ル×3」「ル×4」→喉をひらいて回復運動
・口の前の方でつくる子音→はっきりしている、強い。
・口のなかの子音の位置で前の方の子音は強い。
・タのほうがダよりも上の位置だが、必ずしもタのほうがダよりも奥というわけではない。
(個人の身体差)
・口角を締めて上下に長い音をつくる。
Ex:「タ」「ダ」をやってみる。
Ex:「ツ」音調音法
「two」:カタカナ表記すると発音はうまくいかない。口先でやらない。喉でやる。
「キツツキ、ツツク」:気持ちでやっても音になっていなければ伝わらない。ツツクという
音を舌先で作る。
Ex:「ダ行」
「ヂ」は現在、ことばとして残っていない。文部省が整理していった。
「ダ・デ・ド」:自分で思っても音が出ていなければ、人に通じない。
・舌が正確だと、自分の出した音を自分で聞ける。
・早口だけど、自分が思っているように喋っていない。(黒柳さん)
・相手を見ながら反応を見て喋る。反応を見て、伝わっているな、喋りがまずいなと思って変える。
・電話、マイク、テレビカメラだと難しい。カメラだけに喋っているとバカらしくなる。
・この音で通じているか、それを見る。
・分からなくても「分かった」というのが日本人。コワイね。
・相手を特定しないで、反応を見ないで喋っていたら聞いてくれない。
・思いが強いと喋るだけになって相手の反応を見なくなる。
・アンタに話している…そういうふうに喋る。
・私はアナタにこういうことを提案するということをしないと聞いてくれない。
・俳優の一言一句を捉えて聞くということを日本人はしない。言葉のコミュニケーションが下手。
・口に出したら分かってくれるということはない!
・オバマ…話す相手言語にあわせて、崩すこともする相手の聞きやすいようにブロークンにする。
・こちらが思っているように喋っても聞いてくれるが、言うことは聞いてくれない。
・朗読…やりたい人がやる。この作品はこう聞きたいだろうなというやり方はしない。だから商売にならない。
・リラックスは仲良くはなるかもしれないが。取り引きにはならない。
◎私言語と、パブリック言語。「僕」「俺」は私言語、「私」は公共用語。
・相手をみて、変えることもある。
・選挙のとき…原稿をどう読むか、又どう原稿を書くか、伝わる言葉を探す。
気持ちを入れるではなくて、相手に伝わるように喋る。
◎〈伝わる声にしなさい。〉
・しっかり鼻からおへそ近辺まで息をすい込み、その下の腹のささえに向かって喋ること。
・いい音を出す発信機になる。(Aさん)
Ex:「ダ」土の音、言葉の持っている音の性格がある。
「タ」:息をするどく吐き出す。舌から出す。
・舌がちゃんといわないとダメ。つまずくくらいのエネルギーをためる「ダ」
・「タ」:一回息を横隔膜でつめる。
Ex:「正しい」…正しい音というのは聞いて分かる。
tadashii 4音節に分解しない。
タダス…これが1つの音、タダが出ていれば後もすぐできる。
・音は通読して出てきたほうが言いやすいし、聞きやすい。
・横隔膜を瞬時はる。
Ex:「カ」これも息を詰める。アの母音の形を口でつくって「K」を出すと「カ」になる。
Kが立っているほうが「ココ」ということは分かりやすい。
Ex:「カ」「ガ」行の個人調音直し。
Bさん…口の中にためておく時間を長くする。舌でとめておくことを、もっとしつこく。
舌に力を入れる。(それだけちゃんと舌を使うかで、滑らかにしない。)
Aさん…背中をまるめず、伸ばす。逆の身体の使い方をする。腰まわりをどれだけ使え
るか。
Cさん…歌う響きを音が高くなっても、高くしなくてもあなたの笛なら出る。笛の実感
が重要。まだ口で言いたくなっている。口は舌だけ、それと笛。息がウッとなるから出る。
圧迫が少し足りない。
上アゴをなめる。息が瞬間つまってから「ト」となる。舌の耐久力が足りない。その分、
ノドを使っている。
Dさん…頭で「コ」と言おうとしてはダメ。音にする。舌の真ん中あたりで上アゴを
なめる。続けて舌のもう少し奥でやってみる。
◎舌をどのように使うか=それが活舌。

Ex:「グ」舌の奥を使う。前を使うと不明瞭音になる。Gの時間が足りない。
横隔膜をたくさん使う。→磯貝先生、実演。触って確認。
〈息をためる(口腔)〉
私は楽器…音を発する。発信機になる。音が聞こえるようになる。
その音が相手に伝わるか見て発する。音声でそのものズバリを出す。
Ex:「j」奥から刺すように。Ji→イ、Ja→ヤ、Ju→ユ、Jo→ヨ
天井から奥へ戻す(上顎から咽頭へ)
舌で上アゴをなめて、行ったり来たりさせる。下アゴでやらない。舌をちゃんと使う。
「いや」に近い。口全体で言わない。
ノド…鳴らす、舌…独立して動ける。→正確に音をつくる。
Ex:「ユ・ウ・ガ・タ」
どのくらいガ行鼻濁音をつくるか。それが話のうまさ。今後どうするか問われる。
ノドをならしたおかげで鼻をあけると有効音になる。
「h」横隔膜をはる。
◎いつもより舌をたくさん使っている。息をちゃんと使えば日本語はとてもはっきりしている。
・舌が上アゴとどれだけ活発に接するか。
・横隔膜をはる。
・上丹田か、下丹田の支えをつくる。
・姿勢は虚の姿勢にせず、実のある姿勢で音をつくっていくとつくりやすい。
・個人の音のなおしにいく時に、相手に伝わる音という方向性が分からないと進まない。

◆本日の磯貝語録
日本語の音づくりも、そろそろ次の時代に行くべき時が来た様に思う。もっと大人の音、
大人の声のグレードの高い言語に進化すべきと思う。

◆本日の感想
舌子音調音の作り方の総ざらいをした。いかに普段舌を意識しないでいい加減に発語して
いるか、はづかしい思いだ。とも角舌を使った音は全く別な音になる事をイヤという程実
感した。休んでは止まる。
関連記事