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日本語音声 改善 Lesson(10/3)

講座テーマ「美しい日本語音」 担当 磯貝靖洋講師

○準備体操ー受講生各自の状態に合わせたストレッチアドバイス
 
Aさん 開脚ストレッチ(片足伸ばし)・膝裏伸ばし
Bさん 仰向け四足保持呼吸・四足歩行
Cさん 立位片足振り・両足を上にあげ自転車こぎ(発声しながら)
Dさん 膝曲げ開脚・上体を腕支持ポジションで深い呼吸
    正立直線歩行(いい女で)

全員 回復運動

1 受け継がれてきた日本語音
 
○日本語の和歌は、世界中から音が美しいと言われる。
 以前、日本語の和歌は句を詠み声に出して伝えた。
 出した声で上手く歌えるような詩でなければいけない。

○上句、下句それぞれ人格が違う。つながりがあるように歌う
 言葉、謡を楽しんでいた。
 身の回りにあるものから、自分たちが楽しみを見出し、遊んでいた。
 
○京都 冷泉家ーいろいろな和歌の資料が残されている(国宝)
        代々の華族は、茶道、華道をたしなみ、雅楽の楽器を
        奏でることができた。

歌を詠むーその言葉には、意味のある音がある。
     四季 季節ごとの「挨拶」を声にすると、それぞれ違う音がある

谷川俊太郎氏「何の木」でも、言葉によって表す音がある⇒日本語の美しさ

○「日本語は美しいと思うか?」
 日本語の文書は美しい。しかし、現在の話し言葉は、美しいとは言えない。
 言葉(意味と感情)を伝えるには、「声」である。
 現代の人は、話す相手を考えずに話している。その人の言葉は、
 自分が思った音、声で話してしまっている。

本来の日本語の音ー相手に解らせたくて発していた。
         雑音があるかどうかで、相手が解る音を出していた。
         敬語は、汚い、潰れた音ではいけない。
  
自分が思った音で伝えた音は美しくない。
言葉の内容だけを聞き取れれば、いいというものではない。
以前は、言葉は相手に対する礼儀=作法として身に付けられていた。

例ー「憎い」…どんな憎さかは、声でしか表せない。

聞き取りやすい声ー感情や心を出す事である。
礼儀ー自分お言葉、所作が相手に嫌な思いをさせないこと。

言葉をしゃべるようになるー1200年~300年前文字を使う
            (漢字、ひらがな、カタカナ)
音ー文字(意味が明確になった)

○「いろは歌」

 色は匂へど散りぬるを 我が世誰ぞ常ならむ

 有意の奥山今日越えて 浅き夢見し 醉ひもせず
 (今様七五調4句 47文字)

○日本語=母音言葉 開口音・有声音(喉の音、口唇音)
  
「いろは四十七音」は、美しい音を出さなければいけなかった。
  
 言葉を覚え始める幼稚園児(保育園児)に、日本語のいい音を
 教える。いい音がある環境を整えるべきである。
 保育士、幼稚園教師が大人の音で、感情表現を身につけて欲しい。

音から意味がわかる。
どんな音がいい音か?―自分の笛(声帯)からいい音を出す。
           声帯を鳴らして、口の中を響かせる。

○受講生ひとりずつ「いえあおう」を発音
 いい音を出そうとするとこと。
 笛を鳴らす―どこを響かせるか(柔らかく、心地よく聞こえる)
       日本人は響きを良い声の要素とする。

○音を声帯でまとめ、わかるようにする。
 笛で言葉ひとつずつ、その状態を音として出す。
 文字を読むと、口先の音になってしまう。

○詩の読み方…流れがある(次へのつながりができる)
 いい状態の時は、喉に下りてくる。
 詩を読む…自分の一番良い声で読む

○美し日本語…実況中継でなく、自然に流れに任せる
       喉で感じるように音にする。口で感じてはいけない。
       言葉音の流れで節をつくる。
       読む人の感情が音に乗ること。
 
今の日本人は、思ったことを口から音として出すだけで、
響かせないので美しくない。


 
◎本日の磯貝語録
・美しい日本語は、流れがある。喉で感じるように音にする。
 笛を鳴らしていい音を出し響かせることで、心地よい美しい音になる。


◎本日の感想
・美しい日本語とは、相手にしっかりと響きの届く音で、喉の感情が
 上手く響いているもの。今迄の頭の理解を口で作っていたのでは、
 感情過多になり、美しさとは程遠いいものでした。
 口で言うのでなく喉で響かせると、確かに美しいのです…。
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