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発声・呼吸法改善 11月20日(火)

講座テーマ「発声・共鳴法改善①」

1.各自ストレッチ

2.講座(磯貝塾長)
・気分の声…欲しい声があったら、その気分になる。
 (日本語の特徴)情意語。
 実在感は主に母音からとっている、オノマトペなどで少し子音でも感じる。
 実際の質が音だと思っている。
・明るい、暗い、軽い、重い声など。
 暗い=暗い気持ちと捉えてしまう。ポジションで捉えない。
・明るいことばは、明るくなる、暗い声=暗い気持ち、このような発想は、
 日本人の声感性の特質。
・外国語が入ってきて変わってきた(語音の世界)
 強さ、弱さで内容を仕分けている。
・ことばの内容をイメージという形で「気持ち」に変換している。
・今までは良かったが「音声コミュニケーション」が始まった。
・自分の思い=他人の思いという考えの人が多い。
→自分が思いを込めて話せば、相手も同じ気持ちであろう、
 伝わるだろうという考え方。

◎音が意味

・意味が通じない人と話すようになった。
・自分で話している意味・音に対して不安になってきた。
 (平成に入って強まってきた。20~30年続いている言語ストレス)
・思いを込めても話しても通じていないことが分かってきてしまった。
・通じないと自分で思う、
 指摘されると自信がなくなりコミュニケーションがとれなくなる。
・人の言うことを聞きとれなくなっている。
・音声のエネルギーが低いと何度も聞きなおされる。

◎自分は人の話をうまく聞けないのではないかと思いはじめる。

・45才は到達点。
・ことばが通じなくなっている(無防備に感じる)
・なんとかなってやってきた。今までの日本は。
・今は変換期(これから50年くらい続く)。
・均質にみせているが、人間の層が出来てくる。
・高齢者…自分の言葉が通じないことに不安を感じている。
 閉じてしまう。
・通じない言葉で話すようになってしまった。
・言葉の素材である音声に力はあるのか。
・しかし、音声=気持ち としてしか捉えてこなかった。

EX- 明るい言葉を言ってみる。
…「あ~、晴れ晴れした。」
・明るい声で。
・暗い声で。→日本では変だと言われる。
 でもフランケンシュタインが言ったら…。

◎日本では気持ちを均質化してやってきた。
 第二次世界大戦まではそれでやってきた。
・自分の心性=声=ことば になっていた。
・日常生活の心性が落ちると、全体が落ちる。
 そんなものは関係ないと言ったら、昔だったら村八分。
・例-リストラされた人:
 やめたいと言っていても、リストラされると落ちる。
 明るく開き直るということがない。

・日本人が明るい声を出すということがなくなってきた。
・自立すること心がけるようになった(少し増えてきた)。
・生活を基盤に考える=生活がなければ生きていけない国にした。
→だんだん声が暗くなって、何を喋っているか分からなくなってくる。

・どのくらい携帯で話しているか?
→電話をしなくなってきた。情動が固形化する。

◎声を使わなければ、人間がダメになる。
・自分の生活を守る=義務・権利
・生活の質は人に左右されるようになってきた。
 周りにあわせる、伺うことをして自分の意志をコミュニケイト
 することが少なくなってきた=これが現状。
・声を獲得していくのは、義務・権利。

◎心性が高まってきた時に、声がないので発散だけで解放にならない。
・日本は歌詠み国家だった。なので、情動語でも成り立ってきた。
・響きがないと歌ではない。息が流れなければ響きは出来ない。
→日本語はそもそもそういうものだった。

・音声の憧れがなくなってきた。
・「梁塵秘抄」は声比べなのだ。
・仏教…賛歌、読教は、はじまりが低い。
 地獄から救われたいという気持ちから出たので低くなっている。
・宗教歌謡…高い音ではない。
 高い声の宗派もあるが、衣装も、何も派手である。
・低い音調につられて日本の仏教は落ち着いた(暗い)ものになる。
・伊勢神宮は、日本のなかでは派手。
・いい気持ちだねぇ~を、落とした音調で言うようになる。
 明るい音声を出さなくなる。
・京都も暗い。昔のほうが明るかった。
 そこで!明るいか、暗いかは自分の気持ちが先行するが、
 実は心性よりも前に、お天道様の仕事である
 (天気がいいと気持ちが明るくなる)。
・有声音をつくるとノドが嗄れる人が出てきた。
・合唱が流行っている。
 →高い声は出るが、低い声は出ない。(一定以上の年齢の女性)
 裏声(カラ声)だけ。
 楽しいという効果はあるが実声でものを言うことが出来ない。
 だったら、カラオケのほうが良い。
 →男性は低い声しか出ない。
・皆、飽きっぽい。
 芸の世界は、上があるからやっていける。
 朗読は、上がない。横の広がりだけでは先が見えないで飽きる。
 合唱、カラオケはコンテストがあるので、少しはマシ。

・日常的な声が低下・老化してきている。
 良い影響を与えない。
・人の鼓膜を振動させるような声を聞かなければ変われない。
・良い声を出せるグループが必要。
・大きな声で喋る。そういう集団をつくる。

◎そういう文化が出てこないと救えない。もう教育では救えない。
  
・重たい、軽い、声とは、どんな声か。
 上から下がる、音調も下がる、それだけではなくて、

◎音色の問題(明・暗・重・軽)

◎日本人だと気持ち感覚で捉えるかもしれない。
 圧迫されている人だと音色に差がない=エネルギーが低い。
・低い声から、高い声まで出してみる。その逆もやってみる。

◎使っている音調が狭いと、楽しくない。
・精神的に圧迫される。
・猫の高い声に影響されて、心性に響くようになる。
 (生の声というところが重要)
  
(1)一人暮らしの場合
帰ってきたら設定を変える。
「ただいま」「いってきます」まともな自分の声を体験する。

(2)家族と暮らしている人
明日は「○○だ。」と家の人に言っておく。やりきる。
変な環境になるが、それがいい。心が動く。害を与えなければいい。

・自発的行為があるところで、役者は育つ。
・結界をつくる、、、など。
・想像力がついてこないとダメ。
・自分がいるところに、違うものが見える。
 (この場とは違うシチュエーション)
 →ドラマということ!
・変なことというのは面白い。
・日常的な声にバラエティーを!
・気持ちにすると、身体性の問題になるが、感覚にすると早い。
 分かると分からないと、2つにして思考すると早い。
 グレーのところをつくらない。
・気持ちの問題が声、とするところから抜け出す。
・ふんぎり。声というのはそういうもの・

◎声が変わると、ことばは変わる。
  
◎声を変える
・音声変化をつける
・歌を歌う
・自分でドラマをつくる
・ヘッドセットをつけるというやり方もある(歩きながら)。
 マイクに、すべて分かるように話さない。
 (人と話している状態を真剣につくれば良い
 自転車に乗りながら喋る。
 (ヘッドセットをつけるのは、電話をしているフリ)

◎何でもいいから、どんどんつくる。
・(声優について)絵の模倣ではなく、
 絵を凌駕する声をあてる声優がいない。
・生の人間のエネルギーが低いから電気処理されている。
・今までのシネマの状態が20年くらい続くのではないか…。
・思考が変われば、声も変わる、逆も然り。
・101匹ワンちゃん アメリカの声優は半分以上黒人だった。
 躍動感を出してくれる。
 絵を見て、それらしくやるというのではない。
・声が自分自身を決定し、外からの評価になっている。
 好奇心。まだ、いっぱいある。
 自分のヴォイスに対する戦略をまだ持っていない。これからなのだ!
・日記を書く- 2つの日記を書く(Aさん)
 例えば、尺取虫で書く(300字)。
 声を出して読む、それを取り替える。
 →尺取虫が読むというフィルターがかかるので、何かが生まれる。
 それが創作になる。

◎それでつくったドラマを施設でやる。(Bさん)

◎レチタティーヴ(Recitave)で話す。

◎自己変革を自分で行うのが大事
・作品をやる。
・自分が創り出す。
   
◆本日の磯貝語録
現代人は生活も仕事もルーチン化され、圧迫して声の巾も
音色も一定で変化に乏しい。そこから逃げ出すために歌がある。
歌声は日常ではない。
しかも間伸びして高低が大きく、人間をまともにもどす、すごいしかけだ。

◆本日の感想
今日は「現在日本人の声」についての先生の話。
あまりいつも気に止めていない日本語音声の良い所、悪い所、
その原因など、知らない事も多く面白かった。
人は声が変われば思考も変わると実感しました。
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