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日本語音声 改善 Lesson(10/31)

講座テーマ 「美しい日本語/和歌の流れとひびき」

【1】準備体操 各自ストレッチ、身体ほぐし

【2】「和歌の流れとひびき」(日本語歌謡の響きと声の流れ)
  
  (1)声の響きと流れをつかむエクササイズ
  Ex1両手掌を使うー手をこする、手を打つ(手の平にある気、感覚をつかむ)
    片手をかざし、前にあるものを感じ取る。手を強く感じる
    手掌間の気を感じとる(あつくなる)
     ⇒外側を感じ取りたい場合(目を開ける)
     ⇒内側を感じ取りたい場合(目を閉じる)
    (眠くなると気を吸いたくなる)

  Ex2手をうごかし外気を感じうごかすー手で空気をゆっくりあおぐ。手のまわり
     先で空気の動くのを感じる空気が対流しているのが見えてくる。
     手に平は、脱力両手をうごかすと空気の対流の流れがいくつもできる。

  Ex3紙風船を触れることなく、空気の動きを手で作って動かす。
    やり方は完璧に手に入れる(まねる)
    その音をつくるための方法を身につけているだけ。
    ◎手に平から気が出て行くと、涼しくなる。
     気を受ける(もらう)とあつくなる
  
  Ex4両手の平の気を左右手の内側に集め、しばらくチャージする。
    両手の気を集め、球を作りその中に「わ」の音を響かせる。
    「わ」の音は、口音でなく喉より深い音をつくる
    喉は閉めず、置くから息をフラリと上にあげ響かせる

  (2)言葉のひびきと息と気の流れ
    ・語は原則語彙はあまり多くないが、文は文脈により表の意味の他に
     含みや比喩など複数持ち、各々文意により音が変わる。

  Ex5「あめ」を音声化してみる。
    「そら」ー空に向かって、空を表す音をつくってひびかせる。
    ◎自然に音を出せないときは、空(カラ)の音をだそうとする。
     気が実でなく出した音はウソ声になる。
    ・言葉が痩せる(かっこよくても伝わってこない)
    ◎「そら」「あお」は、同じ次元に広い気の世界を流れ動く音だ。
    ・響きをつくるには、子音を長めに音を出すこと。
    ◎自分で言っている音(声)から、その語の意味や実態が実感できる。
  
  Ex6手の平で空気を動かすように「そら」「あお」と言ってみる。
    ートンネルの中でこえをだすような広がりー
    気を止めると、響きはなく気も止まる
    ◎日本語の美しさは、響きである。
    自分がイマジネートしても、言葉になる音にはなりにくい。
 
   (3)日本語の拍の性格について
   ・日本語は、2拍、3拍が基になり、合成して語や句をつくる
    拍がつながって言葉ができていく。
  
  Ex7 Text①「あおぞら」(5拍)
       「あ」のひびきのまま中に「お」を発声
     Text②「いつもむこうに」
       い~つ~もむ~こ~うに
       拍をひとつずつ。響きにかえていく。
     Text③「まっている」
       ま~てい~る~ 喉を開けたまま
       拍がひびきでつながってゆくと歌になる

【3】日本の名歌「和歌、俳句20曲」をうたう。
   和歌集テキストプリント2枚配布
   ゆったり音の響きをつなげていく

  ・日本語は何層にも重なってつくられてきたので
   裏に込められたものが、多重になる。

  ・歌は、ハレー彗星のように尾を引いて詠む
   歌は、女詠みー草書で書いても平仮名で書いても詠める、流れる
      男詠みー漢字まじり、かっちり詠む
   漢字ー公文書
   歌舞伎の女形ー言葉を流れるようにしゃべる

   音にして詠むときの詠み方で内容がわかる
   音を耳にすると、どんな情景か、どんな心情か

  ・美しい日本語は、かすれ音をつかわない。息読みをしない。
  ◎有声音でひびきを出す、ひびきをつなげていく

  ・歌を楽しむこと 
   しゃべりながら、その意味がわいてくることが日本語の良さ

  ・日本語音声は説明音声ではない。情動音であるから、それを
   伝える音で表さなければならない。
  ・日本人は、しゃべることがヘタである。

 ◆本日の磯貝語録
  拍をつなげて響きにかえていくと、美しい日本語の言葉になる。
  日本語の美しさは、響きである。

 ◆本日の感想
  自分と空間との関係、気の流れ、空気感のようなものを音に乗せて
  表現する事を学びました。空気の響き、余韻を自分の体や耳目で
  実現できるようになると、自分の言葉のひびきも変わってくる
  実感があり、すごいと思いました。
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