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日本語音声 改善 Lesson(12/12)

講座テーマ「美しい日本語音」

1準備体操ー各自ストレッチ

2話し言葉…最近重要になってきた。
 しゃべる…一字一句問題になってきている。
      発音の善し悪しをとらえ「はっきり」どのように音にしていくか。
      母音は、必ずクリアにいい音にする。
      書かれた文章が公共に伝わる→社会に通じる様に話す。
      誰かが提唱し、声に出したことがあると変化していく。
 ○言葉の社会的な有効性とは、何か?
  横の連絡、広がりは、たくさんの方向へ進んできたが、どれが一番有効か、
  みんなにとって良い物か、わからない。
  知識、技術に続きがない(文章においても)
  日本語の血の流れ、どんなエネルギーが日本語のエッセンスになっているか。
  exー論語ブーム

  流行る必要性のないもの、流行らないものもある。
  日本語の構造で考えると、何故続くのか、流行るのか?
  
  「あかさたな・・・」
  拗音、濁音 ⇒このような音の例は、1000年以上継続して使われている。
  母音…8音だった「あいうえお ゐゑを」
  
  大阪の言葉、東京の言葉が標準語になったのは明治以降
  地方の国それぞれに、言葉、読み方があった。
  ヨーロッパー神教(キリスト教に基づく)ーヘブライ語の音に基づく
  仏教ーサンスクリット語の音に基づく
  日本の地方では、サンスクリットの音はなかった。
  「トゥ」は、日本語になかった。

  文字ではかけるが、音で表現できないので、意味解釈中心
  神道ー道教へ移っていく。
  渡来人(中国人)が、万単位の人数で日本に移って来て、
文化を広めようとした。
  土地の神様
  ドイツ…バルト、森が神。キリスト教と共存。
  日本…仏教、道教、土地の神様。

  1012年くらい前 大化の改新後、今の日本の姿になってきた。
  神道を崇めるー皇室、神社がある。
  中国、韓国、日本…2つの文化系統がある。
  仏教は、横に広がっていく傾向
  仏教が伝来する前の道教の名残があり、神道へとつながってきた。

  日本語の良さ…中国語、漢字をどのように推進していくか
         仏教、サンスクリット語の音
         「南無法蓮華経」

 ○和語…音声の推計ができるようになった。
   響いている、自分を響かせる(身体を響かせる)
   精神に響き合うことで、音を理解し、書かれている言葉がわかるようになる。
   
  サンスクリット母音…20数個→13音へ(1000年ほどで)
            響きやすいように
  声、言葉は、環境の中で伝わっていく。
  気候によって、食性、生物の生態系も変化していく。
 
  東北弁…宮城、岩手それぞれ違う。中央の山岳地帯でも違う。
  共通項…伊達家の登場
      以前は。クマソ、北方は、アイヌー歌が東北の言葉の原形、響きがある。

  日本人が、本人が道具として響きのある言葉をしゃべれるようになってきた。
  (建物に響かせたりしないー西洋言語)
  
  来期ー枕草子、方丈語(つながりのある音)
  現代ー口語…響きが少なくなり語が多くなってきた。
     黒柳徹子さんの喋り方は、響きがないので、スピードで
     まくしたてる話し方。(彼女の声帯では、あまり響かせないので、
     早口で補っている)活舌は良い。

 ○元の音が、濁っていると響きにくい
  母音のつくり方が悪い人は、言葉がはっきりしない。
  子音のノリが、良くないから、音が汚くなる。
  いい母音は、ゆっくりしゃべれば、誰でも聞き取れる。
  音質…鼻の上まで上がっていれば、明るくなる。
  日本人…明るい、暗い沈むとかの感覚にうるさくなった。
      強ー弱、大きいー小さい(日本人独特)容積の大きさ
      自分も大きく。外へも大きく。
      エネルギーが伴わないから、遠くへ飛ばさない。

 ○六尺コミュニケーション(最大離れても約2メートル)
  サムライは、剣道で声を鍛錬した。
  「あ」の音の響きを、まっすぐ前に飛ばす。

  普通の人たちの距離感ー3尺(90センチ)
  神社は広い(祝詞)…響きのある強い声
  
  日本文化では、響きが重視されてきた。
  茶室ー小さな音でも響きを大切にした空間であった。
  家を訪問した時、手をたたくと奥まで響いて、声よりも人の耳に聞こえた。
 
  「あ」の音、自分に身体化した音にする。
日本語の響きがなければ伝わらない。

 ◎今期のまとめ 
 
 1母音…響きのよい音をつくる
 
 2詩の世界(和歌は、音のつながりが、大切)
  (日本の劇団の中で、台本を筆文字で書いてあると、音を繋げやすい)
  言葉を意味読みすると、響きがなく伝わってこない。
  歌うように音を繋げていく。
  情報意味読み…個の世界―共通言語にならない。

 ◎テキスト(プリントー磯貝和歌選集)前回使用
  ○「はしけやし(いとおしい、なつかしい)~~~立ち雲」
  ―我が家の方から雲が沸き上がってくるように、余韻があるような音にする。
   日本の時間感覚…自然の捉え方。

  「はしけやし~」口を先に開けて音を出していく。
   「h」の音は、他言語でも口、上顎を開けて声にしてから、読み始める。
   「ya」はjaである。「小さなイを付けてからヤ」-ィヤ
    ―余韻がないと味気ない、無機質の音になる―
   将来ーya、yu、yoは、なくなる可能性がある。
  和歌は連歌であるから、一首始まると、次々に歌が詠まれる。

  ○「八雲立つ」
    yaは、下唇、下顎から上に向かって音にする。
    ひとつの意味のあるフレーズは、音をつなげて詠みあげていく。
    言葉の節目の音は、下げずに上げていくことで、広がりが出て響く。
    空間に広がっていく。

   歌詠みは、求愛(声力がある者からカップリングしていく)
    相手に届くように、声を張り上げて競う。
    顔を前に向けて、声を出す(声帯出音を鳴らし、口から息を出す)
    一首詠み終わると→音を喉に戻す。
    磯貝メソッドの発声法は、ひとりでもでき、多数で声を出しても
    調和して、声が響き合う。

 ○「五月雨を集めて、はやし最上川」
    息を止めず、喉を開けたまま声を出していく…俳句和歌詠み。

 ○「広き野 流れゆけども、最上川」
   海の「う」は、下唇で受けた音にすると奥に響く

 ○「卯の花は、こぼるるフキの、広葉かな」
   「フ」は、息を吹く。
   ウの音を、一拍、前をつくってから、「ウ」の音をだす。
   (アンザッツ)

○「春すぎて、夏来るらし~」
  声は情報、情報をつくれる。
  情報読みをしてはいけない。

 ○「蜘蛛の糸」
   ある日のことでございます。
    冒頭の「あ」は、口の構えをつくってから、音を出していく。
    音の響きが、意味を伝える。
    
 日本語の美しさは、響きにあるが、現代の私たちのしゃべりは、
 説明調になり、響きで読むことは、簡単ではない。


 ◎各受講生の今期のまとめ感想
   自分で響きのある声を出すことができると、他者の響きのある声は、
   意味取りができる。
   外国語も音に意味がある。咳でもくしゃみでも響かせる。

 ◎本日の磯貝語録
  日本語の美しさは、響きである。現代人はしゃべりが、意味読みしがち
  なので簡単ではないが、響きをつけると伝達力が高まる。

 ◎本日の感想
  長い日本語の歴史の流れの末端にいる私たちが、先祖がえりすることで
  良い響きの日本語を話すことになることが、よくわかりました。
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