講座テーマ「日本の古典を読む」
1 準備体操 各自ストレッチ
2 有声音で話す実感を持つ(声帯を振動させる)
無声音は空気の振動のみ
喉で実感がある人
口元、下顎、上顎の部分を意識すると半有声音、響きがない。
○自分の基本の声…自分の声帯をならした有声音であること。
空気を感じないで、声そのものを意識した声を出したい。
仏教―お経
神道―祝詞 これらは、喉でしゃべらないと神仏は聞いてくれない。
有声音で声に出さなければ、伝わらない。
何かに通じる声が、人間の声である。
咳払いした時の声
自分が感じたところから、声を喉に戻していく(喉を溜める)
声帯で「神様、仏様」と声にすると響きがつくれ、何かに唱和する。
使用テキスト『枕草子』小学館編
「春はあけぼの」
喉読みすること。
有声音(喉頭、声帯音)…首に結んだネクタイが、結び目も前の
タイの部分もビリビリ振動させるように。
「文字」の意味を音が表さなければ意味がない」
「読む」…ひとがきいて分かるように読むこと。
姿勢…首を立て、喉の位置がきまり、腰も伸びていること、首は楽に。
○まずは、口覚え(声を出して) 次に有声音にして喉読みする
字を頼りにすると文になってしまい、セリフにならない。
セリフを回転させなさい。
句読点…時間空間をまわす。前回し。
○声を出す時に、腹筋が意味と同じように動く。(呼吸法)
意味が伝わる音が出せる。→歌舞伎も同様
インターネーション…フレージング
○古典を読む時は、鼻濁音を抜く
根拠のある理由以外は簡単に受け入れない。
情報として柔らかい方がよければ、鼻濁音→文化の違い
「雨などの…」「の」の後は音を下げない 音練習せず、有声音で出す。
降るさへ…」 「へ」は、高い位置に息をあてる、あるいは息を後方へ。
○「あ」…喉に向かって息を吸い込む―かわきそうになるところで「あ」を出す。
喉の有声音のポジションを覚えて、どんな音が有声音か記憶する。
自分がゆう精音の基準を実感できなければ、他の人もわからない。
楽音現象…音楽同様、響きのあるいい音をつかまえる。
実音づくり
○「お」…同じように有声音を出してみる。
出している音が、どの辺にあるのか見つける。
☆顎を前に出して少し上げ、喉から出すと有声音にしやすい。
音を高くする時に、息を高くしない。
顎関節を開けると喉が開く。
”鳴り”の位置を低くして、響きを高くする。
欧米では、言葉の発声の元は、音楽を作ってトレーニングする。
様々なキャラクターの声を表現できる。
最近は、神前葬儀が増えている(祝詞をあげる)
顔…口と顎は上に向ける。
○ Tさん…「エ」good 唇の上下を意識した音になっている。
下唇を使う。
「お」―喉でつくった音を胸に響くかすようにすること。
○Nさん…喉を鳴らしているので疲れない。
○ 口の構えをつくってから音を出す。
「あ」の音を奥壁にぶつける…浅草橋・雨上がり
響きがあっていい音になる。
「鳴り」と「響き」の位置は違う。
音はつくることが、大切である。
◆本日の磯貝語録
声を出す時に呼吸法を使って 腹筋が意味と同じように動く。
意味が伝わる音がせる、これがイントネーション、フレージングである。
◆本日の感想
声がのどで、実感できた時、とても気持ちがよかったです。別な所で
地声でと言われても、それがどういうことか分からなかったのが、今日の
レッスンで、やっとそういうことかと分かった。
2013/01/16 (Wed) 00:00