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日本語音声 改善講座(2/27)

講座テーマ「日本の古典をよむ(最終回)」
担当講師 磯貝靖洋

[1] 準備体操 
○踏み足、足裏もみ
 踏み足…重心をおとし、気を上げる。(声を上げる)
 床、大地に向かって真っすぐ足裏を下ろし踏む。
 どっしりと響かせる。ゆっくり足裏全体を使って踏む。
 「ヨォ―」と低音(腹から声を出す)のかけ声をかけ、2回ずつ踏む
 足を引っ張り上げるようにして、上げた時に足裏が床面に平行になりしっかり踏む準備をする。
 足を下ろす時は、足を振りぬいて、足裏に体重をかけ垂直に下ろすように踏む。
 複数の人が、一緒にタイミングが合い、しっかり外に向かって音が響くと非常に心地よい。

[2] 古典本をよむ「枕草子」…『春はあけぼの』
○朗詠すると、また味わいがある。
 EX〈復習〉「福は内」「鬼は外」声を張って。

○声を前に出すより、口の中に響かせ、弧を描くように言葉にしていく。
 音だけでなく、動作の中で声を出していく。

○秋は夕暮れ(ゆふぐれ)…ゆふの「ふ」は、はっきりした「ウ」でなく、少しやわらかく。

○鳥のねどころに行く(ゆく=身分語)…古くは「いく」とは言わなかった。

○まして雁などのつらねたるが…「ら」の音が出しにくいので、「ア」母音をはっきりだす。

○日入り果てて…果てての「は」“h”をしっかりつくる

○雪の降りたる/言うべきにもあらず…雪、言う 語頭音をしっかり張る。

○霜などの いと白く…霜の「し」は、歯の内側で。

○ぬるくゆるびて行(ゆ)けば

◎声を張って、息を上顎にあてていると、響いて良い音である。
   
○枕草子を読む…清少納言になったつもりで、想像してみて、細やかな感性を感じ取る。

  ・字を読みながら情景を描いて表現することが必要。
  ・セリフは、説明するよう読む前に意味を考えず音を続けて読む。
   ゆったり音が流れていくように、読んでみる。
   説明読み…内容を単に追いかけて、声にしていくだけ

  ・音を聞いているだけで、絵が分かる。
  ・自分が、意味を実感する音を出す。
  ・秋の夕暮れ~虫の音等…わずか4行に1時間ほどの時間の長さが表されている。
  
  ・読み違い…目と口で読む。本来は、目と喉で読む。  
    「ナ」…Nをいれる。音を潰さずに鼻に抜いて響かせる。

○「白き灰がちに なりぬるはわろし」 
  m・nは、鼻にしっかり抜いて音を作っていくこと。
  音の長さもできて、あわてることなく音のつながりもスムーズになる。


 ◆本日の磯貝語録
  字を読みながら、情景を描いて表現することが必要。
  セリフは、意味を考えず音を続けて、ゆったり音が流れていくように
  読む。
 
 ◆本日の感想
  ナ行が欠点であることがわかった、一言一言を丁寧に改善していきたい。
  息も低く長く保てることをつかみたい。日本の古典は全ての基礎を含んでいる。
  しっかり取り組めて、とてもよかった。
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